_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.156     _/ _/              平成27年 1月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.156をお届けします。 宮本三郎美術館では、企画展「現代美術と画家たち」を開催しています。宮本 三郎と小松市所蔵の作家たちの作品から、それぞれの画家にとっての“現代美 術”を紹介します。作品には、どのようなメッセージが込められているのでし ょうか。画家たちの歩んだ時代に思いを馳せながら、ご鑑賞いただければ幸い です。 ●企画展「現代美術と画家たち」 会期 3月8日(日)まで(年始は1月3日より開館) 開館時間 午前9時―午後5時(入館は午後4時30分まで) 入館料 一般400円、大学生200円、高校生以下無料 ※宮本三郎ふるさと館と共通  ※こまつミュージアム・パス対応 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「今年の抱負−未来へつなぐ取り組み−」です。 こまつちゃん 2015年がスタートしました。今年の抱負をお聞かせください。 和田市長 明けましておめでとうございます。今年は未年。群れを成して生活する羊は、 家族の安泰を象徴しており、いつまでも平和に暮らす事を意味しているそうで す。今年も、家族3世代が笑顔で安心して暮らせるまちづくりを目指し、心を 込めて市政運営にあたります。 こまつちゃん 施策の展開としてはどのようなことをお考えですか。 和田市長  平成27年度は「子ども・子育て支援新制度」「地域包括ケアシステム」「地 方教育行政制度改革」など、国の大きな制度改革がスタートします。小松市で は、これに先駆け、市民の皆様と共に10年ビジョンを策定し、出産・子育て 支援や高齢化対策、教育環境の整備などにスピード感を持って取り組んできま した。今年は、これまでのまちづくり・ひとづくりのレベルを更に高めていき ます。  3月の北陸新幹線金沢開業、5月の全国植樹祭と、小松市が全国から注目さ れます。観光誘客はもとより、定住・移住人口の拡大、産業育成など幅広い分 野で将来を見据え、皆様と共創し全力で取り組みます。また、次の 10年に向け、NEXT10年ビジョンの策定も進めます。  テーマは「ひとにやさしいまちづくり」。市民の皆様にとっても、また小松 を訪れる方々にとっても、全ての人が心地良く、便利に安心して過ごせるこま つの未来のため、全力で取り組んでまいります。  市民の皆様にとってより良き一年でありますよう心からお祈りいたします。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●スーパーマーケット  皆さん明けましておめでとうございます。  ブラジルのお正月は会社もお店も全てがお休みになり、年末のパーティーで 残ったごちそうを家族で食べながら、ゆっくりと過ごします。日本では元旦か ら開いているお店がたくさんあって、いつもびっくりします。でも日本のスー パーマーケットにはお正月に限らず、いつも私を驚かせることがあります。そ れはどこのスーパーマーケットでも、ルールがあるかのように質の高いサービ スを受けられることです。 1、客を待たせない  レジでたくさん客が待っている場合は、別の店員が閉まっていた隣のレジを 開けてくれます。私はレジで5分以上待たされたことがありません。 2、買い物籠の中に商品をキチンと並べる魔法  籠の中がどんなにごちゃごちゃしていても、レジを通した後は見違えるほど 美しく配置されています。商品を籠から袋へ移すのが残念なくらい! 3、Beエコ、無駄のない行動  店員は、不思議なことに、私の買った商品が何枚の袋に収まるかを正確に予 測することができます。もらった袋が余ってしまうことはありません。私の国 では、欲しいだけ袋をもらえるので、必要最低限に抑える日本はエコだと感じ ます。  本当にアイ・ラブ・ジャパン。平成27年も新年の幕開けを小松市で迎える ことができました! ◆◆文化ガイド◆◆ ●こまつ芸術劇場うらら開館10周年記念親子映画  「それいけ!アンパンマン りんごぼうやとみんなの願い」 とき 1月25日(日)10時開場、10時30分上映 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料(全席自由・税込み) 一般820円(当日1,020円)、中学生以 下410円(当日610円)、親子セット席(前売りのみ。一般1名と中学生 以下1名入場可)1,030円 ●こまつ市民読書の日 掌講座「全国植樹祭を楽しもう」  市職員が5月17日に木場潟で開催される全国植樹祭について説明します。 とき 1月25日(日)10時30分―12時 ところ 市立図書館視聴覚室 参加費 無料 問い合わせ 市立図書館 0761・24・5311 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:歌舞伎継承へ密着映像完成 上映会で住民観賞 金沢学院大生が制作 02:観光誘客で新指針 市、産業や伝統文化発信 交流人口500万人実現へ 03:2小惑星「安宅」と命名 小松市、勧進帳にちなみ 宇宙教育の推進図る 04:来年度早期に策定 「NEXT10年ビジョン」 市議会代表・一般質問 05:定住支援利用、2倍に 小松市、今年度申請136件 子育て施策充実 06:台湾で能、舞踊を披露 こまつ歌舞伎未来塾 初の海外公演 07:患者安眠へ運動サロン 市民病院 ゲームや踊り 夜間の幻覚、大声抑制 08:帯とポップ、2校が展示 本の魅力、高校生が伝え 市立図書館  09:社員食堂で受賞メニュー コマツ粟津工場 小松産野菜ふんだん 10:体験メニュー、100件用意 外国人へ「小松流」のおもてなし ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年12月22日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歌舞伎継承へ密着映像完成 上映会で住民観賞 金沢学院大生が制作  小松市の曳山(ひきやま)子供歌舞伎を題材にしたドキュメンタリー映像が 完成し、こまつ曳山交流館で21日、上映会が開かれた。映像は、金沢学院大 生10人が役者らに密着取材し、藩政期から伝わる町衆文化の醍醐味(だいご み)や、抱えている課題などが分かる作品に仕上げた。市は伝統行事を後世に 継承する貴重な資料とし、交流館で上映するなどして魅力発信に活用する。  作品は約50分で、市と同大が結ぶ包括連携協定事業の一環として、同大美 術文化学部メディアデザイン学科の1〜3年生が制作した。今年の曳山子供歌 舞伎の当番町である寺町の住民や役者に4月25日から密着し、曳山の組み立 てや役者の稽古の様子、上演風景、舞台裏などを、公演の千秋楽翌日である5 月13日まで撮影した。  複数のデジタルカメラで撮影した映像は計約100時間に上り、学生が9月 から編集作業を進めた。町衆の祭りに対する熱い思いや、多数の部品で組み立 てられた曳山の仕組み、観客の様子などの映像を盛り込み、分かりやすく解説 するナレーションを付けた。  上映会には、寺町の住民ら約40人が来場し、親子の情愛を描く世話物を上 演した曳山子供歌舞伎の映像に見入った。串谷進町内会長は「立派な作品で、 町衆の団結力が伝わってきた」と笑顔を見せた。  メディアデザイン学科は、曳山子供歌舞伎を題材にした映像制作を来年以降 も続ける。飯田栄治美術文化学部長は「人々の思い、伝統の意味をくみ取れる 力を学生につけてもらう。今後も小松の文化の継承を後押ししたい」と話した。 ●アニメ制作を指導  ひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」と金沢学院大メディア デザイン学科は同日、科学館で、こま撮りアニメーション制作の体験教室を開 いた。同学科の学生14人が児童23人に作り方を指導した。  児童は、動物の置物などを少しずつ動かして写真撮影を重ね、アニメの仕組 みを学んだ。教室は来年2月までに2回開かれ、学生と児童が「未来」をテー マに作品を仕上げ、3月中旬に公開する。 〈02〉2014年12月20日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎観光誘客で新指針 市、産業や伝統文化発信 交流人口500万人実現へ  小松市は、2020年までに年間の交流人口500万人を実現するため、ま ちづくりの方向性を示した新指針「観光アクションプラン」を策定した。来春 の北陸新幹線金沢開業や全国植樹祭をはじめ、2年後の曳(ひき)山(やま) 子供歌舞伎250年祭、3年後の那谷寺開創1300年祭などを飛躍の好機と とらえ、産業観光の推進や伝統文化の発信などによる誘客を戦略的に進める。  プランでは「地域資源の磨き上げ」「積極的なプロモーション」「国際都市 のおもてなし」「便利で快適な交通・アクセス」「広域連携で魅力アップ」を 柱に掲げ、鍵となるプロジェクト7項目と重点的な18の取り組みを盛り込ん だ。  地域資源の磨き上げでは、世界に誇る産業や歴史、自然景観、食文化など魅 力ある資源を生かし、訪れた人が感動を味わえる体験プログラムの提供を目指 す。  具体的には、建機大手コマツの工場などを見学する産業観光を通じて「もの づくりのまち」をアピールし、サイエンスヒルズこまつを拠点とした学会など の誘致を図る。子供歌舞伎の国内外での公演や、那谷寺、粟津温泉の1300 年祭と連携したキャンペーンを繰り広げ、全国植樹祭の会場である木場潟公園 や自然景観を生かしたエコツーリズム、スポーツツーリズムを推進する。  外国人や障害者、高齢者らの観光客に対応するため、公衆無線LANや観光 パンフレットを設置する店舗が一目で分かる「まちなかインフォメーション」 の拡充を進める。小松空港の国際化や交通アクセス向上にも取り組む。南加賀 5市1町の連携による観光ルート開発や共同宣伝を展開する。  2013年度に、観光やイベントなどで小松を訪問または宿泊した交流人口 は349万人だった。市は交流人口を20年度に521万人とする目標を掲げ る。観光アクションプランは市ホームページで公開されており、担当者は「市 民や事業者と協力しプラン実現を図りたい」と話した。 〈03〉2014年12月16日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎2小惑星「安宅」と命名 小松市、勧進帳にちなみ 宇宙教育の推進図る  火星と木星の間にある二つの小惑星が、歌舞伎十八番・勧進帳の舞台である 小松市安宅町にちなみ、「Atakanoseki(安宅の関)」、「Kom atsuataka(小松安宅)」と命名された。市は、ひととものづくり科 学館「サイエンスヒルズこまつ」の国内屈指の性能を誇る「3Dシアター」を 活用して小惑星を紹介し、「歌舞伎のまち小松」の発信と子供たちへの宇宙教 育の推進を図る。  Atakanosekiは1992(平成4)年に、Komatsuata kaは93年に800個以上の小惑星を見つけている日本天文学会員でアマチ ュア天文家の渡辺和郎さん(59)=札幌市=により発見された。  Atakanosekiは太陽の周りを4・51年かけて1周し、Koma tsuatakaは4・15年で1周する。直径は8〜10キロと想定される。  「歌舞伎のまち」をアピールしたい市の提案を受けた渡辺さんが1年半ほど 前、国際天文学連合(IAU)にAtakanosekiを申請した。続いて Komatsuatakaを申請し、いずれも今年10月に承認された。地名 を付けた小惑星が二つ同時に認定を受けるのは珍しいという。  市などによると、Atakanosekiは英語で説明しても外国人にとっ ては理解が難しく、認定までに時間を費やしたという。この間に小松市芦城小 の創立220周年を記念して申請された小惑星が一足早く「Rozyo(芦城) 」と命名された。Rozyoも渡辺さんが発見した小惑星だった。  日本宇宙少年団小松分団が今年7月に結成され、9月には小松市と国立天文 台が「天文学の普及に関する協定」を締結するなど、市内では子供たちが宇宙 に親しむ環境づくりが進められている。市の担当者は「小惑星の命名をきっか けに、宇宙に興味を持つ子供たちを増やしたい」と話した。 ●20日に認定証贈呈式  認定証贈呈式が20日、サイエンスヒルズこまつで行われ、渡辺さんや和田 慎司市長、日本宇宙少年団小松分団員らが出席した。式終了後、渡辺さんの講 演やトークショーが行われた。 〈04〉2014年12月09日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎来年度早期に策定 「NEXT10年ビジョン」 市議会代表・一般質問  小松市議会12月定例会は8日、本会議を再開し、3氏が代表質問、5氏が 一般質問した。答弁で和田慎司市長は、来年度から10年間のまちづくりの方 向性を示す「NEXT(ネクスト)10年ビジョン」を、来年度の早期に策定 する考えを示した。東京五輪・パラリンピックの開催や北陸新幹線金沢−敦賀 の工期短縮など状況の変化に対応し、新しいまちづくりの指針とする。  円地仁志氏(自民党こまつ)、浅野清利氏(維新こまつ)の質問に答えた。  市は2011年6月、20年までを計画期間とする「10年ビジョン」をま とめた。その後、東京五輪の開催が決まり、北陸新幹線の敦賀開業を3年前倒 しする議論が浮上。来年度からは国の新たな子ども・子育て支援制度が始まり、 教育委員会制度改革が実施されることになった。  こうした状況の変化を受け、今年度が現行ビジョンの第1ステージの最終年 度にも当たることから、来年度から次の10年を見据えた新たなビジョンを策 定することにした。  和田市長は新ビジョンについて、東京五輪や北陸新幹線に加え、国際化や環 境エネルギーを挙げ、積極的に取り組む姿勢を強調した。市民や地域、企業、 大学などと一緒に作り上げる「共創」を大事なテーマとして掲げ、「やさしい 町づくりに向けて、市民、議会と意見交換したい」と述べた。 〈05〉2014年12月07日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎定住支援利用、2倍に 小松市、今年度申請136件 子育て施策充実  小松市外からの転居者を対象とした市の「ようこそ小松」定住促進奨励金制 度で、今年度の利用件数が6日現在で136件と、前年度の約2倍に伸びてい る。事前に認定を受けていれば、完成後でも申請できることから、市は、4月 の消費税増税前の駆け込み需要も影響したとみている。制度創設以降、6年間 の実績をみると、加賀や能美、白山など近隣からの移住が約6割を占めている。  奨励金制度は、人口増による市の活性化を図る狙いで2009年度から始ま った。住宅を新築・増築する場合に最大50万円、中古住宅などを購入する場 合に30万円を補助する。  市は今年度の利用件数が昨年度の69件から大幅に増加したことについて、 駆け込み需要のほか、制度が周知されたことや、子育て環境の良さが評価され たことが一因とみている。  過去6年間の利用件数は366件、転入者数は1132人に上る。前住所は 加賀市が83件(22・6%)で最も多く、能美市が77件(21・0%)で 続き、隣の市からの流入が目立った。白山市は51件(13・9%)、金沢市 は47件(12・8%)で、県外は54件(14・7%)だった。  年齢層は30代が56%、20代が28%で8割を超え、子育て世代が大半 を占めている。  実際、市が利用者に複数回答で住宅を取得した理由を尋ねたところ、「子育 て環境を考慮」が27%で最も多かった。「地元に帰りたい」(24%)、 「家庭の事情」(14%)が続いた。住宅取得の決め手については「出身地で ある」「親が暮らしている」がいずれも22%で、「住宅・住環境が良い」が 17%だった。  市の人口では、転入者数から転出者数を引いた社会動態でマイナス傾向が続 いているが、奨励金制度の実績について、和田慎司市長は「住環境の整備に加 え、子育て施策の充実など住み良い町づくりに取り組んでいる。奨励金の利用 はその成果の表れだ」と話した。 〈06〉2014年12月07日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎台湾で能、舞踊を披露 こまつ歌舞伎未来塾 初の海外公演  「こまつ歌舞伎未来塾」(小松市)の小中学生14人は6日、台湾・宜蘭 (ぎらん)県の国立伝統芸術センターで開かれた芸能イベントに出演した。未 来塾にとって初の海外公演で、満席の会場から大きな拍手を受け、関係者は日 本の伝統文化の発信と交流促進に期待を込めた。  子供役者は小松や加賀、能美市の児童、生徒で、7月下旬から練習に励んで きた。子供たちは能「羽衣」と日本舞踊の「藤娘」「菊づくし」「花見道成寺 」 を演じた。イベントには地元の明心(めいしん)箏楽団も出演した。  市や市議会は台湾・彰化市との交流を進めており、海外公演は台湾との交流 促進事業の一環として行われた。 〈07〉2014年12月06日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎患者安眠へ運動サロン 市民病院 ゲームや踊り 夜間の幻覚、大声抑制  小松市民病院は、夜間に大声で騒ぐなど入院患者の異常行動の抑制を図るた め、こうした患者に簡単な運動やゲームに取り組んでもらうサロンを、院内に 開設した。日中の患者の活動量を増やして昼夜逆転の生活を改善させることで、 異常行動を減らす試み。同病院は、患者の表情が明るくなり、リハビリに意欲 的になるなどの効果を確認したとし、サロンの活動充実を図っていく。  同病院は南館3階の一室にサロンを設置し、満足した気分を表す小松市の方 言を用いて「くっつりサロン」と名付けた。利用時間は月曜から金曜の午前9 時半から同11時半までで、今月1日から本格的な運用を始めた。  対象とするのは、夜間に意識混濁で幻覚を見るなどし、大声を出したり人を 呼んだりする「夜間せん妄」の状態を示す入院患者。主治医と看護師長が対象 者を選び、本人や家族にサロンの利用を勧める。  サロンでは、専従の看護師と看護補助者の2人がケアに当たる。利用者は音 楽に合わせて踊ったり歌ったりし、塗り絵やゲーム、習字、手遊びなどを通じ て体を動かす。利用者の活動状況を記録し、状態の変化を把握する。  小松市民病院によると、夜間に問題行動を起こす患者への対応は、常に課題 となってきた。サロンのように、専用の場所や人員を確保して対処する病院は、 県内では珍しい。11月に実施したサロンの試行では、患者が明るくなり、会 話が増え、集中力が高まるなどの好影響がみられたという。  北村和子看護部長は「入院患者が安心して過ごせる環境づくりに努めたい」 と話した。 〈08〉2014年12月06日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎帯とポップ、2校が展示 本の魅力、高校生が伝え 市立図書館   小松市立図書館は5日、書籍の面白さを紹介しようと小松商高と寺井高の生 徒が制作した本の帯とポップの展示を始めた。若者の活字離れが進む中、学習 スペースの利用で来館する中高生にも、気軽に本を手にとってもらう狙い。両 校生徒による合同展示は初めてで、高校生の視点からくみ取った本の魅力を伝 える約50点が並んでいる。  小松商高は今年、2年生の国語の授業で本の帯とポップ制作を取り入れた。 約150人が好きな本を持ち寄り、色画用紙で作った本の帯に、作中で印象に 残ったフレーズや「大人になっちゃった自分にあげる本」などの紹介文を書き 込んだ。このうち優秀な作品を選んで展示した。  寺井高からは、10月に同校で開かれた「図書館教養講座」の参加者や、読 書好きの1〜3年約30人が手掛けたポップが出品された。昨年、同校の美術 部員らがポップを寺井図書館(能美市)に並べたところ、該当書籍の貸出数が 倍増し好評だったため、今年は書店店員を講師に招いて制作した。生徒はアニ メの登場人物を描くなどデザインに工夫を凝らした。  小松市立図書館の入り口付近の展示コーナーには、「告白」や「フリーター 家を買う」など映画やドラマの原作となった本や親しみやすい本に、生徒の帯 やポップが飾られている。小松商高図書委員の中野比香梨さん、中野水貴さん、 地井優紀香さんは「たくさんの人に、心が温まる本を楽しんでもらいたい」と 話した。帯とポップは1月18日まで展示される。 〈09〉2014年12月04日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎社員食堂で受賞メニュー コマツ粟津工場 小松産野菜ふんだん  コマツ粟津工場(小松市)の食堂が考案し、小松産野菜をふんだんに使った 「小松いっぱい定食」が農林水産省の「地産地消給食等メニューコンテスト」 で北陸農政局長賞を受賞し、同工場社員は3日、受賞を記念して同定食に舌鼓 を打った。コマツは本社食堂などで小松産のコメや野菜を採用し、粟津工場で は野菜を全て小松産で調達することを目指しており、市内の生産者は地産地消 の広がりを歓迎している。  コンテストでは、地元の農水産物を活用したメニューを表彰する。粟津工場 の第1食堂を運営する栄食(小松市)がトマトなど小松産野菜の周知を兼ねて 応募し、北陸管内での最高賞を受けた。  小松産野菜の「小松いっぱい定食」は、大豆で作った「豆腐ステーキ」、ダ イコンのそぼろあんかけ、トマトとキュウリのあえ物で、栄養バランスにも配 慮した。ご飯には小松市の特別栽培米「蛍米」を使う。  1961(昭和36)年から粟津工場の食堂を運営する栄食は、肉と魚以外 はなるべく小松産のものを使い、地産地消に努めている。食堂では1日約1千 食が提供されている。  栄食は、来年も小松産食材のメニューでコンテストに応募する予定。長野守 史専務は「小松で生産される野菜を全種類で使うようにしていきたい。小松産 野菜をペースト状にしたピューレも取り入れたい」と話した。  JA小松市青壮年部は「地元の大企業が地元の野菜を積極的に使ってくれる のはありがたい。受賞を機に、地産地消の取り組みが広がってほしい」と期待 を込めた。 〈10〉2014年12月02日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎体験メニュー、100件用意 外国人へ「小松流」のおもてなし  小松市は、来春の北陸新幹線金沢開業や小松空港の国際化で交流人口の拡大 が見込まれる外国人をもてなすため、九谷焼の絵付けや特産トマトの収穫など 地域資源を活用した体験メニューを用意し、100件の登録を目指す。市内の ホスト家族の育成も図り、来年3月に「JAPAN TENT」(同開催委員 会主催、北國新聞社など特別協力)の活動を紹介するフェアを開催し、国際都 市の受け皿を整える。  体験メニューは「KOMATSUアクティビティ」と銘打ち、市内を訪れる 外国人が着物の着付けや三味線演奏、茶道、弓道、剣道、空手、稲刈りなどを 楽しめるようにする。市は今後、市内の各種団体や施設などに協力を求め、体 験可能な登録施設に共通のステッカーを掲示する。  ステッカーやリーフレットのほか、ウェブサイトも制作して情報を発信し、 多彩な体験メニューを目的に外国人が小松を訪れるような取り組みを推進する。  フェアでは、小松で行われたジャパンテントの活動をパネルで展示し、ジャ パンテントに協力する市国際交流協会員らが異文化に触れられるホスト家族の 魅力や面白さを市民に紹介する。  留学や海外ボランティア、ワーキングホリデーなどに興味のある中高生や市 民の相談を受け付け、海外への挑戦を後押しする。  市によると、市内の外国人宿泊者数は近年、増加傾向にあり、昨年は510 9人が市内で宿泊した。ホスト家族も増え、今年度の登録世帯は63世帯で、 市は2020年までに200世帯に増やす目標を掲げる。  市国際都市推進課の担当者は「国際都市にふさわしい環境を整えたい」と話 した。市は一般会計12月補正予算案にグローバルチャレンジ推進費180万 円を盛り込んだ。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   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