_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.153     _/ _/              平成26年 10月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.153をお届けします。 ●ゆるキャラグランプリ2014にカブッキーがエントリー! 小松市イメージキャラクター「カブッキー」が「ゆるキャラグランプリ201 4」にエントリーしています。メールアドレス一つにつき、1日1回投票でき ます。投票は10月20日(月)まで。カブッキーへの応援をお願いします。 問い合わせ 観光交流課 0761・24・8076 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「スポーツで笑顔あふれるまちづくり」です。 こまつちゃん 今年もスポーツの秋到来ですね。 和田市長  皆さん思い思いのスポーツを楽しんでいらっしゃいますね。自分のライフス テージに応じたスポーツを楽しむことは、元気で笑顔あふれるまちづくりと、 小松市全体のスポーツレベルの向上につながります。  これまで、世界に羽ばたくアスリートの育成や、世代を超えてスポーツを楽 しめる環境づくりを進めてきまし た。魅力あるスポーツ施設の整備・充実としては、こまつドーム屋外運動場の 人工芝の改修工事や小松運動公園末広陸上競技場一帯の環境整備を行いました。  また今年度は、全国トップレベルの研究機関と連携した医・科学サポートを 対象者を拡充して実施しているほか、「スポーツ振興基金の活用事業の拡大」 や「障がい者スポーツ活動の普及・振興」にも取り組んでいます。 こまつちゃん 2020年には、東京オリンピック・パラリンピックの開催も決定しています ね。 和田市長 世界の強豪選手と競い合う小松市出身選手の活躍を期待する方も多いのではな いでしょうか。フェアプレイの精神で、持てる力の限りを尽くし競技に臨む選 手の姿は、私達に大きな感動を与えてくれることでしょう。今後も世界で活躍 できる人材の育成に力を注ぎます。  今月は、市内各所で「小松市スポーツフェスティバル」を開催します。どな たでも気軽に色々なスポーツを体 験できる機会です。ご家族やご友人と一緒にぜひご参加ください。澄み渡る秋 空のもと、みんなで爽やかな汗を流しましょう。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●飛行機と橋  私は、この世の中に偉大な発明品は二つあると思います。  一つ目は「飛行機」です。私は幼い頃から「飛行機に関わる仕事がしたい」 という夢を抱き続けていました。日本で働いていなければ、もしかしたら今頃 航空会社で働いていたかもしれません。飛行機はただの機械ではないと思いま す。地球上のあらゆる場所を巡る人・モノの交流のために欠かせない一つの手 段であり、世界をつなげる架け橋という重要な役割を担っています。それだけ でなく、ほかの先進技術の商品と比べると、相手のところまで連れていき、顔 を合わせ、人々の思いを届けるという利点もあります。  二つ目は「橋」です。橋には「人やモノが、谷、川、海、窪地や道路、線路 などの交通路上の交差物を乗り越えるための構造物である」という定義があり ます。現在橋が架けられているところは、元々何も無かった所に人間が向こう 側に渡るために見事に工夫したものだと感じます。古来から、橋が架かること で、人やモノが行き来し、やがてそれは「交易」となりました。  私達の暮らしを支え、人々をつなぐ「飛行機」と「橋」の大切さを近年強く 感じます。なぜか幼い頃から飛行機に乗ることと橋を渡ることが大好きな私。 もしかしたら、「私も人々を結びつけて、世界平和に貢献できる架け橋のよう な存在になりたい」という気持ちの表れなのかも知れませんね。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●博物館特別展「大八日市地方遺跡展 小松式土器の時代」 とき 10月11日(土)―11月30日(日)9時―17時(入館は16時 30分まで) ところ 小松市立博物館 入館料 500円(高校生以下無料)※こまつミュージアム・パス利用可 休館日 月曜日(祝日は除く)、祝日の翌日(土・日・祝日は除く) 問い合わせ 小松市立博物館 0761・22・0714 ◎フォーラム「日本海を行き交う弥生の宝石in小松」 とき 10月18日(土)13時―17時 ところ サイエンスヒルズこまつ 定員 100人(当日先着順) 問い合わせ 小松市埋蔵文化財センター 0761・47・5713 ◎シンポジウム「科学分析でここまでわかった八日市地方遺跡 小松式土器の 時代−樹木からのアプローチ−」 とき 11月22日(土)13時30分―、23日(日・祝)10時― ところ サイエンスヒルズこまつ 定員 各日200人(先着順、要申し込み) 申し込み 小松市埋蔵文化財センター 0761・47・5713 ●宮本三郎美術館特別展 「宮本三郎と鴨居玲」 師弟関係にあった宮本三郎と鴨居玲。石川県洋画を語る上で欠かせない存在と なった2人の画業を、約50点の作品と遺品によって紹介します。 とき 10月11日(土)―11月24日(月)9時―17時(入館は16時 30分まで) ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円、大学生200円、高校生以下無料※こまつミュージア ム・パス利用可 問い合わせ 宮本三郎美術館 0761・20・3600 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:植樹祭へ「木場潟号」発車 小松市でお披露目 新路線、10月から 02:小松空港全館、無線LANに ターミナルビル、新幹線開業へ対策 03:外国人が「調査員」 小松市、在住者を募集 店舗表記に助言 04:外国人の防災力向上へ 災害発生時の伝達体験 小松市国際交流協会 05:小松空港滑走路付近に離着陸見学の広場整備 防衛省 駐車場設け芝生化 06:小6の学力テスト、県平均「上回る」なし 小松市議会福祉文教委 07:未来の選手へ幼児育成 小松市で「子ども体育大学」開校 08:「小松の味」発信 大麦でレトルト3品 市とコマツ、JA 09:ミズアオイが用水覆う 航空自衛隊小松基地脇 絶滅危惧種が突然繁殖 10:高齢者見守りへ訪問業者と連携 小松市 新聞や郵便、電力会社 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年09月28日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎植樹祭へ「木場潟号」発車 小松市でお披露目 新路線、10月から  小松市のコミュニティバスの新路線「木場潟回遊線」を走る車両「スマイル 木場潟号」が27日、木場潟公園でお披露目された。新路線は来春の全国植樹 祭を前に、公園周辺の交通アクセス向上を目指して設けられ、10月1日から 運行する。式には約40人が出席し、木場潟の豊かな自然をPRする「乗り物 のまち」の新たな顔に期待を寄せた。  和田慎司市長が「木場潟を自慢できるようなバス。家族、友人と仲良くなれ る公園に来るため、利用してほしい」とあいさつし、バスの愛称募集でアイデ アが採用された市内の児童3人に記念品を贈った。梅田利和市議会副議長、バ スを運行する小松バス(同市)の東義雄社長の祝辞の後、試乗体験などが行わ れた。  バスの外装は緑色を基調とし、トンボやチョウ、花、カヌー、水面に映る逆 さの白山など、木場潟の自然の魅力が描かれている。運行は1日6便(土日祝 日は5便)で、JR小松駅と木場潟周辺、JR粟津駅などを結ぶ右回りと左回 りの2ルートがある。 〈02〉2014年09月27日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港全館、無線LANに ターミナルビル、新幹線開業へ対策  小松空港にある北陸エアターミナルビルは10月1日から、空港のIT化推 進へ、ビル全域で公衆無線LAN(フリースポット)サービスを開始する。利 用客の減少が懸念される来年3月14日の北陸新幹線金沢開業を前に、空港の 利便性を高める。日本からの海外旅行者や訪日外国人が旅先でインターネット を利用しやすい新サービスも提供する。  公衆無線LANは、スマートフォンやパソコンなどを使ってインターネット に接続できる。エアターミナルビルでは、国際線到着ロビーなど3カ所に公衆 無線LANのアンテナが設置されているが、利用可能な範囲は半径十数メート ルに限られていた。  今回はアンテナを15カ所に増設し、2階の国内線搭乗待合室や国際線出国 待合室、3階の送迎デッキでも無料でネット利用ができるようになる。  このほかの新サービスでは、国際線などで小松空港に到着した外国人向けに、 日本国内で比較的安くデータ通信ができる専用ICカード「SIMカード」を 販売する。スマートフォンなどに差し込めば旅先でネットに接続できる。出国 する日本人向けには、旅先の外国で安価にネットが使えるWiFi(ワイファ イ)機器を貸し出す。  県内では今月20日から、外国人が観光情報などを得やすいよう、兼六園と 金沢城公園で無線LANサービスが始まった。北陸エアターミナルビルでは 「空港のIT化で魅力を高め、新幹線利用客の取り込みにもつなげたい」とし ている。 〈03〉2014年09月25日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎外国人が「調査員」 小松市、在住者を募集 店舗表記に助言  小松市は、市内に住む外国人から「こまつリサーチャー」を募り、商店や飲 食店などでの外国語表記を点検してもらう。11月中旬にも、外国人観光客が 好んで訪れそうなJR小松駅周辺の店舗を調査し、分かりやすい表記の工夫や 改善点を店側に助言する。昨年度は留学生の提言を基に、外国語表記の案内板 を新設しており、市は外国人の目線でもてなし力を向上させる。  市は市国際交流協会と連携し、調査に参加する外国人を募る。調査するのは 小松駅周辺の町中ゾーンとし、リサーチャーは呉服店や雑貨店、和菓子店を中 心に外国語表記の現状を調べる。  金沢学院大経営情報学部の笠間弘美教授から指導を受けるゼミ生も調査に協 力し、店側の多言語化の取り組みを後押しする。  市は昨年度、金大と北陸先端科技大学院大の留学生各4人を「こまつリサー チャー」として委嘱した。留学生の提言を基に、市は小松駅のバスターミナル や駅周辺の交差点に外国語表記の案内板を設置した。  9月1日時点の市内在住の外国人は、ブラジルや中国、韓国などの出身者1 298人で、県内市町では金沢市に次いで多い。  市国際都市推進課の担当者は「幅広い国の外国人から意見をもらい、国際都 市に向けたまちづくりの参考にしたい」と話した。 〈04〉2014年09月23日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎外国人の防災力向上へ 災害発生時の伝達体験 小松市国際交流協会  小松市国際交流協会は28日、市内に住む外国人の防災意識を高めるため、 市総合防災訓練に初参加する。住民が災害発生を外国人に迅速に伝える情報伝 達訓練に取り組むことで、日本語に不慣れで災害に関する知識に乏しい外国人 が災害発生時の雰囲気を感じて住民と交流を深め、安心して生活できる環境を 目指す。  今年の市総合防災訓練は第一小で行われ、日本語教室に通う外国人約10人 が参加する予定。校下在住の他の外国人は、住民の一員として初期消火などの 訓練に取り組む。  市国際交流協会は、会場の一角にコーナーを設け、地域住民が水害や火災、 地震などの発生を迅速、正確に日本語で外国人に伝えられるかどうかを体験す る。  市内在住の外国人は今月1日現在で1298人で、県内市町では金沢に次い で多い。市によると、地震や台風のない国から来た外国人が多いという。  市の担当者は「まず災害への理解を深めることが先決」と指摘し、外国人が 訓練に参加する重要性を強調する。今年7月には、災害時の対応を学ぶ機会が 少ない外国人に防災に目を向けてもらおうと、着衣泳の講習会を開催した。  担当者は「外国人には若い人が多く、将来的には外国人がお年寄りの避難な どを手助けすることも期待したい」と話した。 〈05〉2014年09月18日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港滑走路付近に離着陸見学の広場整備 防衛省 駐車場設け芝生化  防衛省近畿中部防衛局は今年度、小松空港北側に位置する小松市浮柳町の国 有地を飛行機の離着陸を間近で見られる広場として、芝生化や駐車場の整備に 乗り出す。これまでも航空機ファンが詰め掛ける人気スポットとして知られる が、無断駐車などが課題となっていた。市のまとめた「こまつスカイパーク」 (仮称)構想の第一歩となり、今年度は実施設計を進める。  整備するのは、滑走路先端から約300メートル離れた国有地約2ヘクター ル。住民が航空機の騒音などを理由に集団移転し、国が買い上げた土地で、現 在は植林地として利用している。  近畿中部防衛局は、芝生や駐車場のほか、トイレも設置する。市の意向も聞 いて整備内容を検討し、今年度内に実施設計を終える予定。整備完了の時期は 未定としている。  市によると、国有地は滑走路に近く、離着陸するジェット機などを間近に見 られることから、普段からも見学者が訪れている。航空自衛隊小松基地で毎年 開催される航空祭の時期には、全国から大勢の航空機ファンが詰め掛け、国有 地や周辺道路に無断駐車するケースが目立っていた。  市は2012年度、小松空港北側の国有地20・9ヘクタールに設ける公園 「こまつスカイパーク」の基本構想をまとめ、「空と大地の展望ゾーン」「類 いまれな自然との共生」「ふれあい農園・食」「のびのび遊べる・体験」「環 境を考える・学び」の5ゾーンの整備を計画。今回の整備は「空と大地の展望 ゾーン」に位置付けられる。  近畿中部防衛局の担当者は「国有財産の適正管理に位置付け、広場を整備し たい」と話し、市の担当者は「小松の新たな魅力として、活性化につなげたい」 と期待を寄せた。 〈06〉2014年09月17日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小6の学力テスト、県平均「上回る」なし 小松市議会福祉文教委  小松市議会の4常任委員会は16日開かれ、福祉文教委で市教委は、全国学 力テストの市全体の結果(速報)を報告した。平均正答率は中学3年の国語B (活用)、数学A(基礎)、同Bが県平均を「上回る」結果となった一方、小 学6年は県平均を「上回る」教科がなかった。  県平均との比較では、小6の国語A、算数Bが「やや下回る」となり、国語 B、算数Aは「平均並み」となった。中3の国語Aは「平均並み」だった。  全国平均との比較で「大きく上回る」となったのは、小6の国語B、中3の 数学A、同Bで、「上回る」は小6の算数A、同B、中3の国語A、同B。小 学校の国語Aは「平均並み」だった。  市教委は今月中に課題や改善策を市ホームページで公開する。  市教委は全国学力テストの平均正答率を全国、県と比較し、「大きく上回る」 「上回る」「平均並み」「やや下回る」の4段階で公表する方針を示していた。 各校は自校の結果を、同様に4段階で保護者に文書で知らせる。 〈07〉2014年09月14日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎未来の選手へ幼児育成 小松市で「子ども体育大学」開校  幼児の運動能力向上を図る小松市と北陸体力科学研究所の「こまつ子ども体 育大学」は13日、御幸地区体育館で始まった。金沢学院大が協力し、幼児期 に必要な基本能力を高めるトレーニングを11月29日まで全12回実施する。 初日は体力測定が行われ、市内の年長児31人が元気に走ったり、跳んだりし た。  子どもたちはウオーミングアップで体を温めた後、「25メートル走」や 「立ち幅跳び」「ボール投げ」「捕球」「両足連続跳び」、両手で体を支える 「体支持持続」の6項目で、時間や回数などを測った。金沢学院大スポーツ健 康学部の平下政美教授や学生7人が見本を見せ、計測した。  コース最終日にも、同様の項目で測定し、今後のトレーニングで子どもたち の運動能力がどれだけ向上したか分析する。  トレーニングは、ゲームや遊びの要素を取り入れ、子どもたちが楽しみなが ら「走る」「跳ぶ」「投げる」などを中心に運動の感性を磨き、リズムやバラ ンス、反応など運動神経を養う内容とする。  優れた身体能力を持ったスポーツ選手に育つには、神経の発達が著しい幼児 期の運動経験が欠かせないとされる。市は子どもの健全育成とともに、国際的 に活躍できる選手の誕生につながることを期待している。  長女が参加した会社員若杉篤さん(35)=土居原町=は「この時期に基礎 体力を付けるのが大事だと思って参加させた。どんな運動が必要なのかをこの 体育大学を参考にし、子どもと接したい」と話した。 〈08〉2014年09月11日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「小松の味」発信 大麦でレトルト3品 市とコマツ、JA  地元農産物の6次産業化推進で連携協定を締結した小松市、建機大手のコマ ツ、JA小松市は10日までに、小松産大麦を用いたレトルトカレーなど3商 品を開発した。三者が取り組む「こまつ・アグリウエイプロジェクト」の商品 開発第1弾で、11日から道の駅こまつ木場潟や空の駅こまつ、市内スーパー などで販売する。  新商品は「トマトと大麦の野菜カレー」「大麦を使ったチキンのクリームシ チュー」、「大麦を使ったにんじんのスープ」。いずれも大麦のピューレを用 い、まろやかでコクのある味わいに仕上げた。  同JA会館で開かれた発表会では、西沢耕一組合長が「多くの消費者に食べ てほしい」とあいさつした。 〈09〉2014年09月06日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ミズアオイが用水覆う 航空自衛隊小松基地脇 絶滅危惧種が突然繁殖  航空自衛隊小松基地の脇を流れる用水で今夏、石川県の絶滅危惧種となって いる水草「ミズアオイ」が延長約400メートルにわたって突然繁殖し、専門 家や隊員を驚かせている。基地側は「群生を保全したいが、このままでは排水 に支障が出る」と悩ましく、近く除去する代わりに株の一部を基地内に移植す る方針だ。  ミズアオイの群生が確認されたのは、基地の敷地を区切るコンクリート壁の 外を流れる用水で、基地が管理する。約2メートルの川幅を埋めるようにミズ アオイが成長し、青紫色の花を咲かせた。「こまつ環境パートナーシップ」の 本村公志会長(72)が8月中旬ごろに気付いた。  群生は、6月の基地による用水清掃後に現れた。NPO法人県自然史センタ ーでは「清掃で日光を遮る草がなくなり、もともと繁殖力が強いミズアオイが 成長した可能性がある」とみている。県自然史資料館によると「これだけの規 模は県内でも珍しい」という。  小松基地によると、用水には浄化装置でろ過した基地の生活排水が流れてい る。昨年8月の大雨時には、用水内に茂った雑草が排水の妨げとなり、水が道 路にあふれた。基地では地元住民からの要望を受け、6月に用水の雑草除去と 泥上げを行った。  基地は今月中旬、ミズアオイが用水を覆い尽くす現状では、大雨であふれる 恐れがあるとして、再び清掃活動を実施する。渉外室広報班では「ミズアオイ の一部を調整池に移植することで、自然環境保全に最大限配慮したい」として いる。 ●除去に規制なし  県によると、ミズアオイは捕獲や採取を禁じる「県指定希少野生動植物種」 ではなく、除去に関する規制がない。自然環境課の担当者は「自主的な保護が 望ましいが、用水本来の機能を無視することもできない」と話した。   ★〔ミズアオイ(みずあおい)〕  一年草の水草で、高さは約30センチ。水田や池、水路などに自生する。農 薬などの影響で数が減っている。県では、近い将来に野生で絶滅の危険性が高 い絶滅危惧T類に分類している。 〈10〉2014年09月02日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高齢者見守りへ訪問業者と連携 小松市 新聞や郵便、電力会社  小松市は、新聞や郵便の配達、電力会社など顧客の自宅を訪問する事業者に 協力を呼び掛け、高齢者を見守る体制づくりに乗り出す。早ければ来月にも、 各事業所の担当者でつくる連絡会を設立する。担当者同士が「顔の見える」関 係を構築することで、連携強化や情報交換につなげ、高齢者の異変を察知して 対応できるようにする。  市は、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けることを目的に、小松郵 便局やコープいしかわと「地域見守りネットワーク事業に関する協定」を締結 している。従業員が住民の異変に気づいた場合、速やかに市に連絡し、対応す ることになっている。  その他の民間事業者とも協力体制はあるが、これまでは電話やメールでのや り取りだけで、市と事業者はもちろん、事業者同士が顔を合わす機会はほとん どなかった。  連絡会は、事業者が一堂に集まることで連携を密にし、「地域で高齢者を見 守る」との共通理解を高めるのが狙い。JA小松市や牛乳などの宅配事業者に も連絡会への参加を呼び掛ける。  市は高齢者の「異変」について、新聞や郵便物が何日分もたまっていたり、 集金で自宅を訪れても反応がなかったりすることなど、普段とは異なる状況を 想定している。  4月1日現在、市内の65歳以上の一人暮らし世帯は5296世帯、高齢者 夫婦のみは5114世帯で、年々増加している。  市の担当者は「病気で倒れたり、認知症で徘徊(はいかい)したりする高齢 者を早期に発見し、命に関わる事態を未然に防ぎたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   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