_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.152     _/ _/              平成26年 9月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.152をお届けします。  「未来を創る ひとづくり、ものづくり。」をテーマに、JR小松駅東側に オープンした「サイエンスヒルズこまつ」。今月は、学生達のアイデア、科学 ・ものづくりの表現力を結集させた「からくりコンテスト@サイエンスヒルズ こまつ2014」を開催します。物珍しいからくり装置が集うこと間違いなし !皆さん、ぜひお越しください。 ●からくりコンテスト@サイエンスヒルズこまつ2014 県内の大学、短大、高専の学生チームが、身近にあるものを使って工夫をこら したからくり装置を作り、その出来栄えを競います。皆さん、応援に来てくだ さい。 とき 9月14日(日)13時― ところ サイエンスヒルズこまつひととものづくり科学館わくわくホール 入場料 無料 問い合わせ 経営政策課 0761・24・8037 ●石川高専によるワークショップ参加者募集  電気と磁石の不思議を、体験を通して学びます。 とき 9月14日(日)15時―16時 ところ サイエンスヒルズこまつひととものづくり科学館わくわくホール 対象 小学4年生―中学3年生 定員 50人(先着順・要申し込み)  参加費 無料 申し込み サイエンスヒルズこまつホームページ (http://science-hills-komatsu.jp/information/1956.html)より 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「世界とつながる国際都市こまつ」です。 こまつちゃん 今夏、小松市文化交流使節団と共にヨーロッパの姉妹都市などを訪問していか がでしたか。 和田市長  小松市から初の訪問団派遣となるスウェーデン・ウメオ市では、文化交流展 でこまつの豊かな自然環境や伝統文化などを発信してきました。両市は、まち づくりはそこに住む人や地域と共に創るものという「共創」という理念におい て一致しています。小松製作所が立地し、教育機関と連携したものづくりの人 材育成に取り組んでいる点も共通しており、今後はビジネスや産業人材育成な ど幅広い分野での交流を進めていきます。  また、姉妹都市提携40周年を迎えるベルギー・ビルボールド市では、小松 市から寄贈した日本庭園の開園 式典に出席しました。約千平方メートルの庭園は、山や川、湖など変化に富ん だこまつの地形を表現しており、市木の松や市花の梅を植樹しました。 こまつちゃん 今回の国際交流で、どのようなことを感じましたか。 和田市長 社会は今、人・モノ・情報がグローバルに行き交う大交流時代を迎えています。 市が今後も継続的に発展していくためには、国際社会における相互理解と友好 の絆を深める交流が大変重要になってくると改めて感じました。  北陸新幹線開業により、空港とも連結したハブ機能が整います。この地理的 優位性・交通の利便性の強みを活用し、人やモノの流れはどう変化するのか未 来の交流地図を描きながら政策を進めています。また、国際的視野を持ちグロ ーバル社会をリードする人材育成にも力を注ぎます。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●会話の違い  ブラジル人の気質の一つに、人懐こく誰とでも親しみやすいということがあ ります。初対面の人でも5分も会話をすれば、まるで生涯のベストフレンドの ように打ち解けることも珍しくありません。ブラジル人はおしゃべりや討論が 大好きで、人付き合いがとてもオープンです。初対面の人とのぎこちない感覚 が苦手で、早く親しくなろうとします。そのため、家族や男女関係など個人的 な話題でも、初対面の人や友達同士、または職場の同僚 と気軽に話をします。  ブラジル人は、まず心を開いた会話で相手の人柄を知ろうとします。一般的 な話題はあくまで最初のあいさつに過ぎず、率直な話題で会話を弾ませること で相手の意見を引き出します。そして、更に本音が聞ける話へと どんどん進んでいきます。ブラジル人にとって、それができないと人間関係・ 信頼関係が作れないように思います。  これに対し、日本人は友達と一緒に出掛けても一般的な話はしますが、深い 話をすることはあまりないように思います。ブラジル人に比べると、日本人は 当たり障りのない会話をするイメージがあります。そこに、両国民の人間関係 の築き方の違いを感じます。  それぞれ、ブラジル人は意見交換をすることで、日本人は相手の話をよく聞 き共通点を探ることで親しくなろうとしている気がします。方法は異なります が、どちらも相手と親しくなるという目的は一緒ですね。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●史跡 能登国分寺跡 探訪!  博物館で開催中の企画展「加賀国府を歩く」に関連して、七尾市の能登国分 寺跡と野々市市の末松廃寺跡を見 学するバスツアーです とき 9月21日(日) 8時30分―17時 集合場所 博物館 定員 30人(先着順・要申し込み) 参加費 1,700円(昼食付き) 持ち物 飲み物 申し込み 9月2日(火)から博物館 0761・22・0714 ●古典芸能解説者 葛西聖司さんによる歌舞伎ガイド ◎葛西聖司の歌舞伎講座「 松竹大歌舞伎―ここがみどころ―」 秋の松竹大歌舞伎(11月13日公演)の見どころ、歌舞伎の面白さを解説し ます。 と き 9月29日(月)18時―19時30分 ところ こまつ芸術劇場うらら小ホール 定 員 200人(先着順)  参加費 無料 問い合わせ 文化創造課 0761・24・8130 ◎葛西聖司の歌舞伎よもやま話  歌舞伎の世界にまつわる雑学やあれこれを葛西さん独特の軽快なトークで紹 介します。 と き 10月3日(金)19時―20時 ところ こまつ曳山交流館みよっさ 定 員 60人(先着順、要申し込み) 参加費 無料 申し込み 9月8日(月)からこまつ曳山交流館みよっさ 0761・23・ 3413 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- ---------------------------------------------------------------------- 01:木場潟公園から森へ新コース 植樹祭機に舗装 小松市9月補正予算案 02:堆肥化促進へ「こまつAI」を こまつ生活学校 防臭、防虫効果の液体 03:介護用ロボット導入を後押し 小松市、購入費など補助 老人施設対象  04:新講座で「外国を身近に」 小松市、市民向け 講師が異文化伝え 05:小松市から全国、世界へ 市が幼児対象に「体育大学」 06:ジャパンテント「家族」の笑顔で写真展 小松市の大畑さん 07:高齢者の「孤食」や「欠食」防げ 小松市と食生活改善推進員が連携 08:来春着工へ、用地追加 小松市沖周辺地区にイオン出店計画 09:消防音楽隊に民間隊員、女性6人加入 小松市、北陸で初 10:増える無縁仏、散骨供養へ 合葬墓スペース足りず 小松市、寺と連携 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年08月27日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎木場潟公園から森へ新コース 植樹祭機に舗装 小松市9月補正予算案  小松市は、木場潟公園を発着点とし、周辺の自然を巡るトレッキングコース を新たに整備する。同公園が主会場となる来年5月の全国植樹祭を機に、来年 3月までに、公園と「憩いの森」を周遊するコースを設ける。北陸新幹線金沢 開業を見据え、周辺環境の魅力向上を図り、公園の利用促進を目指す。  市は、コースの舗装や案内看板の作成、設置などの事業費を9月補正予算案 に盛り込む。  コース設定に当たり、市は小松ウオーキング協会や小松ノルディックウオー ク協会と協力する。候補となるコースを実際に歩き、歩行に危険な箇所がない か確かめ、木場潟や白山の絶景ポイントを通るルートを検討する。  現在、市が計画しているのは、植樹祭の主会場である木場潟公園と、植樹が 行われる憩いの森を結ぶ約10キロのコース。憩いの森周辺には、マウンテン バイク場とつながった起伏のある1・6キロの遊歩道「絆の森」があり、市は この遊歩道をコースに組み込むことを想定している。  木場潟公園の利用者数は記録が残る1985(昭和60)年度の6万924 0人から増え、2010年度に最多の61万7464人となった。ジョギング やウオーキングを楽しむ市民が多く、市は利用促進へ「100万人構想」を打 ち出している。  市は「水郷『木場潟』を全国に誇る景勝地に」をキャッチフレーズに掲げて おり、トレッキングコースの設定を通じて木場潟の魅力をさらに発信する。 〈02〉2014年08月26日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎堆肥化促進へ「こまつAI」を こまつ生活学校 防臭、防虫効果の液体  小松市のボランティアグループ「こまつ生活学校」は来月から、生ごみを堆 肥化させるコンポストの利用拡大に向け、防臭、防虫効果がある液体「こまつ A(あ)I(い)」の普及に乗り出す。コンポストは臭いや虫の発生が敬遠さ れ、市内では普及が十分に進んでいない。こまつAIを作るマニュアルを作成 し、地域や学校に出向いて作り方を指導することでコンポストの利用を促進し、 ごみ減量化を図る。  こまつ生活学校によると、コンポストは菌の力で有機物を分解して堆肥に変 える働きがあるが、臭いやコバエなど虫が発生しやすく、コンポストの利用を やめる市民が少なくない。  市は2003(平成15)年度からコンポストを購入する世帯に費用の一部 を助成している。利用件数は09年度の92件が最多で、10年度86件、1 1年度25件、12年度36件、13年度41件と推移し、今年度は8月22 日時点で4件にとどまっている。  こまつ生活学校が普及に取り組む「こまつAI」は、愛媛県が水質浄化のた め開発した「えひめAI(あい)」と同じ作り方で、納豆とヨーグルト、砂糖、 イースト菌に水を加え、一定の温度を維持し発酵させる。  「えひめAI」に着目したメンバーがコンポスト内に散布して臭いや虫の発 生を抑制する効果を確認し、「こまつAI」と名付けて利用拡大を図ることに した。  こまつ生活学校の取り組みは、市のテーマ「ごみ減量プロジェクト」に沿っ た行政提案型公募事業に採用された。11月に先進地の愛媛県を視察し、12 月にコンポストを使用している市内の学校などにマニュアルを配布して、こま つAIづくりを勧める。  中谷純子代表は「こまつAIを広めてコンポストを使う人を増やし、ごみを 少しでも減らしたい」と話した。 〈03〉2014年08月25日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎介護用ロボット導入を後押し 小松市、購入費など補助 老人施設対象   小松市は24日までに、介護用ロボットを導入する事業者に対し、購入費と レンタル費の一部を補助する方針を固めた。介護ロボットは介護施設職員の負 担を軽減したり、利用者の自立を助け、癒やす効果が期待される。市によると、 北陸3県の市町村で初の取り組み。補助制度によって介護ロボットの導入を促 し、より質の高い介護サービスの提供や、認知症予防につなげる。 ●予算案に計上へ  市は9月補正予算案に事業費を盛り込む。癒やし効果があることで知られる、 愛らしい表情のアザラシ型ロボット「パロ」などが補助の対象となる。補助金 の上限は50万円、購入する場合は費用の2分の1を、レンタルする場合は3 分の2を補助する。  「パロ」は産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の柴田崇徳さん=南砺市 出身=が開発し、同市のベンチャー企業「知能システム」が製造している。こ れまでに高齢者がパロと接することでくつろぎ、過去の記憶を思い出すことが 確認されており、小松市は認知症対策にも介護ロボットは有効としている。  市内には特別養護老人ホームや老人保健施設、グループホームなど介護施設 が97カ所ある。介護ロボットはレンタルでも高額で、市内の介護施設で介護 ロボットを取り入れている施設はほとんどないという。  市によると、国は来年度から介護ロボットの保険適用を予定している。市は 他の自治体に先んじて介護ロボットを普及し、市内の福祉レベル向上につなげ る。  市は補助の対象として、介護職員の力仕事の助けになるマッスルスーツや、 歩行や食事など介護される人の自立を助けるロボットスーツも加える予定。介 護現場では、職員が利用者を抱きかかえてベッドから降ろしたり、風呂に入れ たりするなど力仕事が多いため、マッスルスーツなどで職員の身体的な負担を 軽減し、職場環境の改善や介護サービス向上につなげる。 〈04〉2014年08月19日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新講座で「外国を身近に」 小松市、市民向け 講師が異文化伝え  小松市は、市民に外国をより身近に感じてもらい、外国人に対するおもてな し力を高めるため、国際理解講座の開催に乗り出した。来春の北陸新幹線金沢 開業を控え、市民の国際感覚とコミュニケーション能力を磨き、交流人口の拡 大につなげる。  講座は「こまつグローバルゼミナール」と銘打ち、7月から始めた。市国際 交流協会と連携し、町内会行事の敬老会や婦人会などに協会に加盟する外国人 らを講師として派遣。講師の母国の文化などを紹介する。参加者5人以上で申 し込むことができる。  7月に能美町公民館で開かれた第1弾では、地元の婦人会員ら約20人が国 際交流員からブラジルのパン「ポンデケージョ」の作り方を習った。食材の分 量を気にしない大胆な調理法などが紹介され、参加者は気軽に異文化に触れた。  市は昨年度から、国際協力機構(JICA)北陸支部の青年海外協力隊のO BやOG、包括連携協定を結ぶ金大、北陸先端科技大学院大の留学生を講師と して招き、小中学校でゼミを開いてきた。子どもから好評だったことを受け、 今年は対象を広げることにした。  小松市内の外国人宿泊者数は年々増えている。市によると、昨年度は516 4人と、2010年度の約2倍に増加。日常的に外国人と接する機会が多くな っている。市は26日、飲食店の経営者や担当者を対象に「外国人へのおもて なし講座」を開く予定で、今後も受け入れ態勢の強化を図っていく。  市は「外国語が堪能でなくても、積極的な声掛けと温かな対応で、好印象を 与えられる。講座をきっかけに、国際交流にも興味を持ってもらえるとうれし い」(国際都市推進課)としている。 〈05〉2014年08月17日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市から全国、世界へ 市が幼児対象に「体育大学」  小松市は国際的に活躍できるスポーツ選手の育成を目指し、幼児期のスポー ツ教育に乗り出す。「こまつ子ども体育大学」と銘打ち、年長児が体を動かす 楽しさを知り、運動の感性を磨く機会を提供する。優れた身体能力を持った選 手に育つには、神経の発達が著しい幼児期の運動経験が欠かせないとされる。 これまで小松から8人がオリンピックに出場しており、関係者は子どもの健全 育成とともに、五輪選手誕生につながることを期待している。  子ども体育大学では、専門家が「走る」「跳ぶ」「投げる」をテーマに基本 の動きを指導し、リズムやバランス、反応など運動神経を養うトレーニングを 通じて能力向上を図る。  9月13日から11月29日まで毎週土曜の全12回コースで、参加する前 と後で子どもたちの運動能力を測定し、どのように変化したかを科学的に分析 する。北陸体力科学研究所(小松市)と連携し、金沢学院大スポーツ健康学部 が協力する。  全国制覇や国際大会入賞を狙える中学、高校のホープに対しては、最新のス ポーツ医科学を取り入れた手厚い支援を行う。カヌー、トランポリン、飛び込 み、テニス、柔道、陸上、スキー、競泳の8競技の32人を選抜選手に指定。 血液や筋肉量などの測定や理学療法士による体調管理、映像を使った動作分析、 メンタルセミナーなどを実施する。  将来が期待される小学生が所属するジュニアクラブや教室には、指導者を派 遣し、けがを予防したり、種目別に必要な運動神経を養ったりするトレーニン グを実施する。  小松出身の五輪選手は、ボートで村井富雄(1968年メキシコ)、坂田昌 弘(1988年ソウル、1992年バルセロナ)、村井啓介(2000年シド ニー)の3選手、カヌーで赤城千恵子(1996年アトランタ)、松下桃太郎 (2012年ロンドン)の2選手、サッカーで豊田陽平選手(2008年北京) 、水泳(飛び込み)で中川真依選手(北京、ロンドン)、トランポリンで岸彩 乃選手(ロンドン)がいる。  市スポーツ育成課の担当者は「トップレベルの選手を生み出すには幼児から 高校生まで継続した支援が必要。8人に続く五輪選手が育ってほしい」と話し た。 〈06〉2014年08月17日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ジャパンテント「家族」の笑顔で写真展 小松市の大畑さん  「JAPAN TENT」(北國新聞社特別協力)のホストファミリーを2 001(平成13)年から毎年務める公務員大畑清三さん(62)=小松市今 江町8丁目=の写真展(本社後援)は16日、小松市三日市町のラブ・シンヤ 内スタジオ・イン&文化サロン石蔵で始まった。これまでに10カ国16人の 留学生を迎えた大畑さんは、留学生の笑顔が輝く写真を前に「ホスト家族とし て得た感動を、多くの方に伝えたい」と語った。  北國写真連盟会員である大畑さんは写真撮影の腕前を生かし、留学生が九谷 焼絵付けや弓道、和太鼓体験などを通じて小松の文化や伝統に触れる様子を撮 影した。01年から昨年の写真の中から秀作約100点を飾り、今夏に受け入 れる留学生2人の写真も追加する。  大畑さんが知人の勧めでホストファミリーを初めて体験したのは01年の 「第14回JAPAN TENT」だった。最初は「どんな食事を出せばいい のか」などと不安もあったが、回を重ねるうち「普段着の交流が一番」と考え るようになった。  過去13回で受け入れた留学生と大畑さんはインターネット交流サイト「フ ェイスブック」などで近況を伝え合う。10年には都内のカンボジア留学生が 「帰国前に日本のお父さんお母さんに会いたい」と大畑さん方を訪ね、昨年1 月には中国人留学生を自宅に迎えた。  今夏の「第27回JAPAN TENT―世界留学生交流・いしかわ201 4」では、38カ国・地域の留学生58人が21日から小松市でホームステイ し、24日に金沢市へ向かう。写真展は26日まで開かれ、留学生も訪れる。 ホスト家族に贈るため、昨年夏の交流の写真約70点も用意した大畑さんは 「交流の感動を分かち合い、留学生にもジャパンテントの素晴らしさを知って もらいたい」と話した。 〈07〉2014年08月15日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高齢者の「孤食」や「欠食」防げ 小松市と食生活改善推進員が連携  小松市は、高齢者が一人で食事をする「孤食」や、食事を抜く「欠食」を防 ぐ取り組みを始めた。食生活改善推進員が市内のいきいきサロンに出向き、食 事をともにしながら、正しい食生活の指導や簡単な調理方法の紹介を行う。一 人暮らし高齢者が増える中、食事を楽しむ機会をつくり、心身の健康維持につ なげる。  市によると、市内の65歳以上の一人暮らし世帯は4月1日現在、5290 世帯で、全世帯の12・9%を占める。人口が減少する中、一人暮らし高齢者 の割合は年々上昇している。  一度に大量に調理して同じ食事を何日も取り続け、十分な栄養を摂取するこ とができていない人がいるという。会話の楽しみを失い、食欲が減退するケー スもある。  こうした状況を受け、市は6日に荒木田町のサロンで初めて食生活改善推進 員による指導を実施した。推進員4人が高齢者8人に、規則正しい食生活やカ ルシウムの重要性などを呼び掛ける○×クイズを出題。簡単にタンパク質を摂 取できる料理を紹介した。混ぜご飯や季節の野菜を使った汁物など栄養バラン スを考慮した3品を調理し、参加者と味わった。 ●今年度は15カ所で  市は市内のサロン177カ所のうち、今年度は15カ所をモデルに対策を実 施する。市は来年度以降、取り組みを拡大させていく方針で、市いきいき健康 課の担当者は「お年寄りには楽しく食事をしてもらい、正しい食生活の大切さ を知ってほしい」と話した。 〈08〉2014年08月13日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎来春着工へ、用地追加 小松市沖周辺地区にイオン出店計画  小松市沖町など「沖周辺地区」の大型商業施設出店計画で、土地区画整理組 合と地権者らが来年春の着工を目指し、イオングループと調整を進めている。 グループは7年前に出店を表明したが、駐車場用地の不足などから足踏み状態 となり、進展へ新たに2・5ヘクタールを建設用地に加える方向となった。組 合によると、イオン側は行政手続きが終わり次第着工する意向を地元に示して おり、順調に進めば2016年のオープンが見込まれるという。  沖周辺地区は小松市沖、不動島(ふどうじま)、清六(せいろく)、三田 (みた)各町の約30ヘクタールに上る。地権者で組織した沖周辺土地区画整 理組合が「商業ゾーン」の開発を進める。  組合によると、核となる大型商業施設は当初、約10ヘクタールに建設予定 だった。モール型店舗を展開するイオンモール(千葉市)が出店の意向を示し、 土地の賃貸借契約を結んでいる。  しかし、駐車場不足が課題となり、隣接する三田地区の2・5ヘクタールを 加える調整が進められてきた。  2・5ヘクタールは現在、水田になっているため、小松市は12日までに、 市街化区域編入に関する公聴会を開き、年内にも市都市計画審議会で諮る方針。 その後、年度内に予定されている県都市計画審議会などで区域編入が諮られる。 加賀三湖土地改良区理事会は7月、農地の転用に同意した。  イオンモールは今年度から3年間で国内に26店舗を出店する予定。同社は 沖周辺地区について「現状では計画について話せることはない」としている。  組合の千田穰(みのる)理事長は「早く着工してもらい、小松ににぎわいを 呼び込みたい」と話した。  小松市沖周辺地区の開発 商業、沿道サービス、住宅各地区に分け、まちづ くりが進む。ホームセンター、家電量販店など20店舗・施設が営業する。イ オングループは07年、「ジャスコ」を核とする棟と専門店が入る棟をショッ ピングモールでつなぐ「2核1モール」を想定した出店を表明した。 〈09〉2014年08月09日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎消防音楽隊に民間隊員、女性6人加入 小松市、北陸で初  小松市消防音楽隊に、民間の女性6人が加わった。市消防本部によると、消 防音楽隊の民間隊員は北陸三県では初めてで、看護師、保育士、会社員などの 6人に辞令が交付された。民間隊員の意見を積極的に取り入れた結果、浴衣や 法被を着た演奏が実現し「今までの音楽隊にはないパフォーマンスになった」 と市民から好評を得ている。  小松市消防音楽隊は1978(昭和53)年に発足した。市や保育施設など のイベントに出演してポップスを中心に披露し、防火の啓発に取り組んでいる。 現在は消防職員16人、民間の6人の計22人で構成する。  昨年度までは、イベントで隊員数が十分に確保できない場合、民間の吹奏楽 経験者に応援を求めていた。今年度は経験者を正式に隊員として迎えた。  6人は演奏の構成を決める際に、アイデアを提供している。音楽隊に所属す る消防職員のほとんどは吹奏楽の経験がなく、民間隊員から指導を受けること で演奏技術の向上にもつながっている。  7月下旬には金野校下の敬老会で出演し、民間隊員が浴衣を着て演奏を披露 した。新たに取り入れた合唱では、お年寄りが歌を一緒に口ずさみ、盛り上が ったという。今月上旬の犬丸校下の夏祭りでは、親しみやすさを演出しようと、 全隊員が法被姿で登場した。  市消防本部は昨年4月、職員や有識者でつくる「音楽隊活動検討委員会」を 設けた。全国の56消防機関の音楽隊を調べて、消防業務に支障のない人数や 音楽隊活動を充実させる方法などを考えてきた。  音楽隊は今年度、これまでの年間平均の1・5倍となる35回のイベント出 演を目標に掲げている。アンサンブルの編成や、山間部のにぎわい創出を目的 とした定期演奏会開催も考えている。  明石勇司隊長は「民間隊員の発想は新鮮。演奏回数を増やして地域の安心安 全につながる情報を多くの人に伝えたい」と話した。 〈10〉2014年08月02日(土)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎増える無縁仏、散骨供養へ 合葬墓スペース足りず 小松市、寺と連携  核家族化や少子高齢化などの影響で遺骨の引き取り手が現れず、無縁仏が年々 増える中、石川県内でも無縁仏を納骨する墓の確保が難しくなっている。無縁 仏を合葬墓で受け入れてきた小松市は、納骨スペースがほぼ埋まってきたこと から、同市本折町の真宗大谷派本光寺と連携し、散骨供養に乗り出した。無縁 仏の納骨スペース確保に苦慮する県内の各自治体なども散骨供養に関心を寄せ ている。  小松市は、向本折町の市営墓地にある幅約4メートル、高さ約3メートル、 奥行き約4メートルの合葬墓で無縁仏の遺骨を受け入れてきた。縁者のいない 生活保護受給者や、身元不明で引き取り手のない遺体「行旅(こうりょ)死亡 人」など年間3〜5人の無縁仏の遺骨を納めている。15年前に一度、合葬墓 の納骨スペースが骨つぼで埋まり、古い骨つぼの一部をやむを得ず、墓の周囲 の地中に移した。  このため、1999(平成11)年に同市八幡の墓苑(ぼえん)内に無縁仏 を散骨して納める「総墓(そうばか)」を建立し、宗旨を問わず無償で供養し ている本光寺が小松市に協力を申し出た。来年度以降、合葬墓で引き取り手が 現れずに3年以上経過した骨つぼを古い順に総墓へ散骨し、合葬墓の納骨スペ ースを確保する。合葬墓への納骨依頼者にも総墓での散骨供養を紹介していく。  本光寺によると、総墓には1999年から今年7月末までに59件の依頼が あり、このうち4割は市出身の県外在住者が占めた。散骨供養する理由は、依 頼者の墓の容量不足が27件と最も多く、墓守の後継者不在が18件と続き、 離婚や親族との不仲なども5件あったという。  小松市ふれあい福祉課の担当者は「無縁社会といわれる中、骨になってまで 行き場がないのは残念。親族の絆を普段から考えてほしい」と求めた。本光寺 の多田眞住職は「墓に対する意識が多様化した。事情を聴き、気の毒と思う人 に限って引き取っている」と話した。 ●金沢市でも急増  金沢市も、野田山墓地の合葬墓で無縁仏を受け入れている。2011年度ま で年間十数件で推移していた納骨数は、12年度の40件、13年度の33件 と急増した。市生活支援課の担当者は「納骨スペースがかなり埋まってきてお り、将来的には別の納骨場所、方法を考える必要がある」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------