_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.151     _/ _/                 平成26年 8月号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/     編集:北國新聞社小松支社  メールの配信が遅れ、申し訳ありません。今後とも「ふるさと小松」のニュ ースや魅力をお届けしますので、ご購読をよろしくお願いします。  小松市では今夏、駅前などでたくさんのお祭りが開かれます。学生や市のイ メージキャラクター「カブッキー」が参加し、小松の元気を発信します。皆さ ん、ぜひ楽しんでください。(編集担当)                      ●納涼カブッキー夏まつり  親子で一緒に踊りやゲームを楽しもう。小松大谷高校アートクラフト部によ るワークショップも開催!カブッキーからのプレゼントもあります。 とき 8月9日(土) 16時-18時 ところ れんが花道通り(こまつ曳山交流館みよっさ前) 問い合わせ 小松市観光交流課 0761・24・8394 ●第2回納涼みよっさ夏まつり ◎ゆかたファッションショー  和のイメージを大切にしながらも洋を取り入れた学生ならではの浴衣ショー です。 とき 8月9日(土)14時30分から、16時30分から ところ こまつ曳山交流館みよっさ ◎輪踊り大会  小松市民謡連合会による生演奏で家族や友達と楽しく踊りませんか。飛び入 り参加大歓迎! とき 8月9日(土)19時-21時 ところ 花道広場よろっさ(こまつ曳山交流館みよっさ前、雨天時は八の市曳 山通り) 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 0761・23・3413 ●スモール・ワールド in KOMATSU とき 8月23日(土)16時-20時 ところ 花道広場よろっさ、れんが花道通り ★ワールドステージ…世界各国のダンスや歌を披露。世界のビートを肌で感じ よう! ★世界の食ブース…中国やタイ、ブラジル、そのほか多くの国の食が大集合! 世界中を食べ歩こう! ★和文化歌舞伎体験(こまつ曳山交流館みよっさ内)…和太鼓・三味線の体験 や歌舞伎ネイルなどができます。  中心商店街では懐かしのゲームや流し小松うどん、猫橋懐かしの夜店市など イベント盛りだくさんの「夏まつり歌舞伎市」も同時開催。 問い合わせ 小松市国際交流協会  0761・21・2226 国際都市推進課  0761・24・8039 カブッキータウンこまつ 0761・24・8200 ●サイエンスマジック 不思議な国の大冒険  最新のデジタル科学技術とトリックを駆使した参加型アトラクション。親子 そろって楽しめます。 とき 7月26日(土)-8月21日(木) 10時-18時 ところ サイエンスヒルズこまつ わくわくホール 入館料 大人800円、中高生600円、小学生400円 問い合わせ ひととものづくり科学館 0761・22・8610 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●テーマは「暑い季節を元気に楽しく」です。 こまつちゃん 8月に入り、日差しがいっそう強くなりました。 和田市長  この時期は、エアコンの消費電力量が増えますが、節電の一環として、近年、 涼しい場所をみんなで共有(シェア)する「クールシェア」という取り組みが 始まっていることをご存知でしょうか。  クールシェアは、家族が同じ部屋で過ごしたり、公共施設や商業施設で涼ん だりすることで、夏を快適に乗り切るだけでなく、コミュニケーションの場と して家族や地域の絆を深めることができます。 こまつちゃん 市長のお薦めのスポットはありますか。 和田市長 今回ご紹介したいのは宮本三郎美術館・本陣記念美術館・絵本館ホール十九 番館で開催する「武井武雄の世界展」です。武井武雄氏は、大正から昭和にか けて児童向け雑誌の挿絵や版画、本の装丁などの芸術分野で活躍した人です。 今回の展覧会は生誕120年を記念し開催するもので、過去最大規模にして故 郷の長野県岡谷市以外では初の巡回展となります。  また、博物館の企画展「加賀国府を歩く」や「関戸信次 化石研究にかけた 生涯」、宮本三郎ふるさと館の企画展「宮本三郎のフローラルな世界」なども ぜひご覧ください。  サイエンスヒルズこまつも夏休み期間中は無休となっています。皆さんおそ ろいで、どうぞお出掛けください。こまつで楽しいひと時を過ごし、気分をリ フレッシュして暑い夏を元気に過ごしましょう! ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●日本とブラジルとの絆  今回は、日本とブラジルの深い絆についてお話しします!  ブラジルには日系人がたくさん住んでいて、まるでブラジルの中に日本があ るようです。日本食の味噌や豆腐は一般的に売られており、日系人は働き者で 周りから尊敬されています。  ブラジルは、26の州で構成されていますが、そのうちブラジル日本語セン ターは、何と20州、573カ所にあります。日本人と日系人が多く住んでい るサンパウロ州が365カ所で1番、次いでパラナ州の94カ所、その次に私 の出身地リオデジャネイロ州で25カ所になります。  また、日本文化はブラジルに根付いているように思います。ブラジルの農業、 教育、交通、森林などの発展の影には日本人の力があります。ブラジルのオレ ンジ、鶏肉、牛肉、大豆、鉄鉱石などは、もともとは日本人移民によって教え られ、その後日系人が受け継いだ技術のお陰で、現在日本に輸出するまでにな りました。  このように、海外で日本文化が広まっている国、日本語に関心を持ち勉強す る人が多い国は、ブラジル以外ではあまり無いように思います。日本とブラジ ルの関係は意外と深い歴史があります。地理的に離れていても、100年前か ら始まった両国の絆の強さは、時を越え現代でも感じられます。  日本人にとってブラジルは地球の裏側の遠い国かもしれません。しかし、ブ ラジル人にとっては日本は親しみのある国なのです。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●特別展「生誕120年 武井武雄の世界展」 とき 8月23日(土)−9月28日(日) 9時−17時 ところ 宮本三郎美術館・本陣記念美術館・絵本館ホール十九番館 入場料 2館共通 一般500円(高校生以下無料) ※十九番館は無料 ※こまつミュージアム・パス利用不可 ※20人以上の団 体は400円 休館日 会期中無休 問い合わせ 宮本三郎美術館 0761・20・3600 ●企画展「関戸信次 化石研究にかけた生涯」 とき 8月31日(日)まで 9時−17時 ところ 小松市立博物館3階 入館料 300円(高校生以下無料)※こまつミュージアム・パス利用可 休館日 月曜日 問い合わせ 博物館 0761・22・0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」問い合わせ 編集:北國新聞社小松支社 電 話 :0761・24・3111   FAX :0761・24・3110   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豪雨被害を教訓に、市は避難所運営協議会の設置を、梯川流域の校下を中心 に呼び掛けたところ、第一校下が今年2月、国府校下が今月25日に設立した。 市は年度内に3校下でも発足させ、来年度以降も年間5校下で設けたい考えだ。  第一小で9月28日に実施する市総合防災訓練は、初めて避難所の円滑な運 営を目的とした訓練となる。避難者の受け付けや食料の配給、救援物資の管理 といった実践的な訓練を行うことで、災害時に備える。  4月には、西軽海町2丁目町内会では、市防災士の会やボランティア協会の 協力を得て、町内会単位では初めて避難所運営をテーマに訓練した。市防災安 全センターの担当者は「市民の防災意識は徐々に高まっており、常日頃からの 備えが重要であることを訴え続けたい」と話した。   ★〔小松市の豪雨被害〕  2013年7月29日、加賀地方を中心に激しい雨に見舞われ、小松市では 24時間雨量が観測史上最多の199・5ミリを記録した。市内の梯川が氾濫 する恐れがあるとして、市は21町の4484世帯約1万3110人に避難指 示を出した。床上浸水43棟、床下浸水16棟などの被害が出た。 〈02〉2014年07月27日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼の技、スウェーデンに 小松市が初 普及へ作家3人派遣  小松市は28日から、欧州に九谷焼を普及させるため、市内の九谷焼作家を 北欧スウェーデンに初めて派遣する。現地の工芸デザイン協会と懇談し、九谷 焼の器を使って茶を振る舞う。今秋にはスウェーデンのデザイナーらを市内の 窯元に受け入れる予定で、関係者は九谷焼の海外発信とともに、日本で人気を 集める北欧のデザインを吸収し、新たな九谷焼の創造につなげる。  スウェーデンに派遣されるのは、吉田幸央さんと妻るみ子さん、田村星都さ んの3人。市が28日から9日間、ベルギー・ビルボールド市とスウェーデン ・ウメオ市に派遣する訪問団の一員に加わる。  3人を含む一行は、スウェーデンで最も権威のある美術協会「スベンスク・ フォーム」を訪ね、エヴァ・クムリン代表に、九谷焼など小松に息づく伝統工 芸の各種団体との交流を提案する。首都ストックホルムから北へ約600キロ 離れたウメオ市では、夕食会出席者に九谷焼の器に入れた茶を味わってもらい、 作家3人が器について説明する。  スウェーデンとの交流は、小松市日用町の「コケの里」を昨年視察したクム リン代表が仲介役となり、小松、ウメオ両市に提案したのがきっかけとなった。  スウェーデンをはじめとする北欧諸国のデザインは「北欧デザイン」と総称 され、日本では近年、幾何学模様や草木などが描かれた北欧柄の布製品や雑貨、 家具が若者を中心に人気を集めている。  スウェーデンのデザイナーらが今秋、訪問団の一員で九谷焼作家の田村さん の工房を訪れることになっている。田村さんは「自分の見識を深めるとともに、 九谷焼の評価や感想を聞き、今後の作品づくりの参考となるよう深いレベルで 交流したい」と話した。 〈03〉2014年07月27日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎光と音の不思議空間 サイエンスマジック開幕 最新科学とトリック融合  最新のデジタル技術とトリックを楽しめる「サイエンスマジック 不思議な 国の大冒険」(北國新聞社、小松市主催)は26日、ひととものづくり科学館 「サイエンスヒルズこまつ」で開幕した。夏休み中とあって、大勢の親子連れ が訪れ、光と音のあふれる幻想的な世界を満喫した。  センサーを踏むと、にぎやかな音と虹色の光が発生する「光と音の不思議ト ンネル」、光の三原色の原理を利用して手や足を高速で動かすと虹のように見 える「魔法の部屋」などのブースが並んだ。ドラキュラなどが飛び出して見え る「ホログラム」では、子供たちは恐る恐る近づき姿を変えるモンスターを楽 しんだ。  東京から小松にある祖父宅を訪れている小学2年の鈴木巽君は「電気が稲妻 のように流れているガラス球を触ったのが面白かった。不思議なことが大好き なので、良い思い出になった」と笑顔で話した。  サイエンスマジックは8月21日まで。入場料は大人800円、中高生60 0円、小学生400円で、団体(20人以上)は各200円引きとなっている。 〈04〉2014年07月26日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎健康効果をデータ化 小松市の高齢者サロン 市、金沢学院大と連携  小松市は、高齢者が集う「いきいきサロン」の効果を数値化する取り組みを、 金沢学院大スポーツ健康学部の平下政美教授と共同で始めた。サロンは市内に 約180カ所あり、人口比では他の自治体より充実している。市と平下教授は サロンに通う計1200人にアンケートを行い、サロンでの茶話会や体操が、 どれだけ心身の健康につながっているかを確認する。  サロンは高齢者が集まって、運動やおしゃべりを楽しむ場となる。全国で介 護予防や引きこもり防止を目的に開かれているが、効果についてはデータで明 確にされていない。  小松市によると、サロンの参加者は男性が少ないという。より多くの住民に 参加してもらうには、サロンの効果を検証し、どの程度介護予防につながって いるかを数値で示すことが必要と考え、市は平下教授に研究を依頼した。  アンケートでは、うつ症状や、加齢とともに運動機能が低下するロコモティ ブシンドローム(ロコモ)の危険度を確認する50の質問を用意。サロンごと の平均点を出し、活動内容と心身の健康度の関連を調べる。年内に結果をまと め、市に提供する。  2カ所の「いきいきサロン」で事前調査を行った結果、茶話会を活発に開く サロンほど、参加者のうつ傾向はなく、運動を取り入れている場所ほど、ロコ モの危険は低かった。  小松市と同程度の人口規模である白山市には「ふれあいサロン」が81カ所 あり、小松市より5倍近い人口の金沢市は「地域サロン」が252カ所。小松 市は約180カ所と人口比でサロンの設置割合が高い。  小松市長寿介護課では、毎年50人ほど養成している「健脚推進ボランティ ア」をはじめ、老人クラブ会員、民生委員がサロン運営に積極的なため、各地 域での関心が高いとみている。  平下教授は「サロンに通うことがいかに心身の健康につながるかをはっきり させ、参加する意欲を高めたい」、長寿介護課の担当者は「より良いサロンに し、介護の必要がない元気なお年寄りを増やしたい」と語った。 〈05〉2014年07月24日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「牛若松」枯死に危機 小松市莵橋神社の神木 「勧進帳」ゆかり  「おすわさん」の愛称で知られる小松市の莵橋(うはし)神社の神木で歌舞 伎「勧進帳」ゆかりのマツ「牛若松」が枯死の危機にひんしている。源義経と 弁慶が本殿の後方に植えたと伝わる「牛若松」「弁慶松」のうち、弁慶松は6 9年前に伐採されて姿を消した。樹齢500年以上と推定される牛若松も今月 上旬から枝の一部が枯れ始めたため、関係者が原因調査に乗り出した。  牛若松は樹高約25メートル、幹回り約2・7メートルのクロマツ。上田正 浩宮司(79)が今月上旬、マツの頂付近の葉が変色していることに気付いた。 変色は次第に拡大し、現在は枝の長さ約3メートルにわたって赤茶色になって いる。  莵橋神社誌によると、牛若松と弁慶松は義経、弁慶一行が安宅の関を無事に 通過する祈願のため、植えたとされる。牛若松はもともと根元で2本に分かれ たマツだったが、そのうちの1本が落雷で破損し、1927(昭和2)年に切 り出された。弁慶松は台風による破損が原因で枯死し、45年に伐採されてい る。  調査依頼を受けた樹木医の中堀宏昭さん(71)=白山市宮丸町=が23日、 莵橋神社を訪れ、牛若松の状態を確認した。目視の診断によると、松くい虫 「マツノザイセンチュウ」による被害の可能性が大きく、中堀さんは「最悪の 場合は助けることができない。被害がほかのマツに広がる恐れもある」と指摘 した。  莵橋神社は26日に枯れた枝を切り出し、サンプルを採って中堀さんに原因 を調べてもらう予定。松くい虫が確認できなかった場合も、害虫予防の薬を樹 幹注射するなど対策を講じる。上田宮司は「牛若松は神社のシンボルで、枯れ てきたのは痛恨の極み。救えるものなら救いたい」と話した。 〈06〉2014年07月23日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎基本泳法で東近畿大会へ 小松市消防の白野さん 女性隊員で県内初  小松市消防本部の白野友梨奈消防士(25)は、8月1日に京都市で開かれ る消防救助技術東近畿地区指導会の基本泳法の種目に、県内の女性隊員として 初出場する。同種目にエントリーしているのは7県の17人で、女性は白野さ んのみとなる。白野さんは「幼いころから培った泳力を水難救助に生かしたい。 力のある男性と勝負する」と、全国大会進出を目指して練習に打ち込んでいる。  白野さんは5歳から水泳を始めた。もともと体が弱く、水泳を習う前は入院 することが多かったという。これまで国体に8回出場し、小松大谷高2年時の 国体では、自由形400メートルリレーで4位に輝いた。  新潟医療福祉大に進学した白野さんは、東日本大震災で被災した東北出身の 友人、先輩から現地での消防隊員の活躍を聞き、「人助けの仕事に就きたい」 と消防の道を志した。現在は中消防署東出張所に配属され、消防、救急に当た っている。  大会種目の基本泳法は、自由形と平泳ぎでそれぞれ25メートル泳ぐ種目で、 前方注視を怠ったり、顔を水面下に沈めたりすると失格になる。上位3位が全 国大会に出場できる。  白野さんは先輩隊員から激励を受け、小松運動公園末広屋外・屋内プールで 練習に打ち込んでいる。大会出場の条件となる標準タイムは40秒で、白野さ んのベストタイムは34秒97となっている。白野さんは「今後は潜水士の資 格も取り、水難救助で一人でも多くの命を助けたい」と話した。 〈07〉2014年07月11日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ご当地グルメ、トマトカレーを台湾へ 小松市議会訪問団  【台北=中川弘孝】小松市特産のトマトを用いたレトルト食品「ヘルシート マトカレー」と「トマトカレーおかき」が9月にも、台湾・台北市内の百貨店 で販売される。台湾に滞在中の小松市議会台湾彰化市訪問団(団長・宮西健吉 議長)に対し、商品の輸入、販売を担当する現地会社の責任者が準備を進めて いることを明らかにした。  訪問団は台北市内のホテルで、同市に本社のある商社の高瑞蓮(こうずいれ ん)社長、新北市に本社がある食品製造販売会社の邱智淵(きゅうちえん)社 長と意見交換した。  高社長はトマトカレーなどの製造工程、販売方法を見学するため、7月下旬 に小松市内を訪れることを報告した。製造を手掛けるJA小松市と詳細を協議 し、順調なら台北市にある「太平洋SOGO」、「三越」で販売する。同JA 製造の「竹の子ごはんの素」「丸粒こまつむぎ茶」の輸入も検討しているとい う。  和田慎司市長らとの懇談で、高社長は同JAのイメージキャラクター「こま とちゃん」グッズの活用や、おかきを袋に小分けに入れたパッケージの導入を 提案した。  トマトカレーの台湾での販売については、昨年10月に小松市議会が台北市 を訪問した際、同行した同JA担当者が商談を始めていた。  これに先立ち、一行は日本の対台湾窓口機関に当たる交流協会台北事務所と 台湾観光協会を訪問した。同観光協会の担当者は11月に開催される台北国際 旅行フェアへの出展を要望し、和田市長は小松の魅力をまとめた映像の台湾版 を会場で放映する考えを示した。  訪問団は10日夜、台湾の対日交流機関である亜東関係協会との意見交換会、 夕食会に臨んだ。 〈08〉2014年07月10日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市と彰化市、友好確認 市議会が訪台、協定締結  【彰化=中川弘孝】小松市議会台湾訪問団の宮西健吉団長(議長)は9日、 彰化市役所を訪れ、同市議会との友好交流に関する協定書に調印した。和田慎 司小松市長は彰化市との友好交流都市の協定締結に向けた確認書に署名。彰化 市にある建国科技大と小松短大の学生交流に向けた協議が始まる見通しとなり、 両市関係者は小松―台北便を生かした青少年や経済、文化の交流促進に期待を 込めた。  調印式で彰化市の邱建(きゅうけん)富(ふ)市長は「アジアで最初の国際 友好協定となり、彰化市にとって本当に大事なことだと考えている」と語り、 楊惟欽(ようすいきん)議長は「小松市との友好交流は重大な意味があり、さ まざまな交流ができるよう努力したい」と述べた。  宮西議長は「両市議会の友好を温めてきた証しとして協定を結ぶことができ、 誠に感慨深く友好の絆を強く感じる」と強調した。和田市長は小松市が日本列 島、彰化市が台湾のそれぞれ中ほどに位置することに触れ、「真ん中同士の交 流が大きくなると確信している」と語った。  小松市の訪問団は宮西議長ら市議7人と和田市長、粟井憲之市ふるさと共創 部長らの計10人。一行が彰化市役所に到着すると、邱市長や大勢の職員が拍 手で出迎えた。  2012年から台湾との交流を探ってきた小松市議会は昨年1月、彰化市に 訪問団を派遣し、交流に乗り出した。彰化市議会は同5月に、小松市議会は同 9月に訪問団を相互に派遣し、交流促進に取り組むことを確認していた。小松 市議会事務局によると、県内の市町議会が台湾の議会と協定を結ぶのは初めて となる。  調印式終了後、一行は建国科技大を訪問し、呉聯(ごれん)星(せい)理事 長と陳繁興(ちんはんこう)校長と懇談した。陳校長が「学内に日本語を勉強 する学生がいる。小松市の学校と姉妹校になりたい」と求めたのに対し、和田 市長は「ぜひ小松と台湾の若者が交流する場を持ちたい」、宮西議長は「大学 生同士の交流を実現したい」と応じた。  10日は台北市の交流協会台北事務所などを訪問し、亜東関係協会と意見交 換する。   ★〔彰化市(しょうかし)〕  台湾中部に位置し、人口23万人。国際空港がある台湾第3の都市・台中市 に近く、製造業や農業が盛ん。2015年には台湾高速鉄道(台湾新幹線)の 彰化駅が開業する。 〈09〉2014年07月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎3社が開発に意欲 大和小松店跡地、市が公募   小松市は4日までに、JR小松駅西側にある大和小松店跡地開発の事業者公 募を締め切り、3社から応募を受けた。市は7月末までに各社から事業提案書 を提出してもらい、8月中旬以降に優先的に交渉する事業者を決める。  公募は6月2〜30日に実施した。市は3社に、開発に関する市の意向を伝 え、資金調達の方法や開発イメージ、市の負担額などを明確にした事業提案書 の提出を求める。その後、聞き取りを個別に行い、優先事業者を決定する考え だ。  市は跡地の活用について、80室以上の宿泊施設や総合子どもセンター、バ スターミナル、ショッピングモールなどを備える複合ビル想定した構想案をこ れまでにまとめた。  民間事業者の応募条件として▽複合施設を自らのリスクで建設し、所有する 企業・団体▽宿泊施設については自らのリスクで経営するかコーディネートで きる企業・団体▽事業者自らが具体的な事業計画を提案し建設―との方針を示 している。 〈10〉2014年07月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「歴史的」美の縁に思い 現美小松展、38年ぶり復活  第70回記念現代美術展小松展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新 聞社、小松市など主催)は4日、小松市のひととものづくり科学館「サイエン スヒルズこまつ」で開幕した。38年ぶりとなる小松展開場式に出席した地元 作家らは歴史の縁に思いをはせて小松展復活を祝い、科学の視点からアートを 知る企画展示に見入った。  現代美術展は小松出身の洋画家宮本三郎らの尽力で1945(昭和20)年 に誕生し、小松展は過去3回開かれた。  県美術文化協会の飛田秀一会長はあいさつで現美と宮本画伯、小松とのつな がりに触れ「今回は歴史的な復活と言える」と述べた。和田慎司市長は「来年 以降も継続し、アートとサイエンスが融合するまちを目指す」と力を込めた。  梅田利和市議会副議長、小松美術作家協会長で釉(ゆう)裏(り)金彩(き んさい)人間国宝の吉田美統氏が祝辞を述べた。大樋長左衛門県美術文化協会 理事長、藤井義弘市文化協会長が加わりテープカットした。  小松展は日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門で、本展入賞作や地 元作家の入選作を中心に135点が並んだ。九谷焼の焼成時の発色や絵の具、 色の三原色などを科学的に解説するコーナーが設けられ、中高生の優秀作も飾 られた。会期は15日まで。月曜休館。入場料は一般500円、高校生以下無 料。   ★〔現美小松展〕  終戦から2年後の1947(昭和22)年、小松製作所青年学校で1回目が 開催された。今回は、同社小松工場跡地で今春に全館オープンした科学館で開 幕し、製作所ゆかりの土地での開催は67年ぶりとなる。47年は小松市の初 代公選市長である和田傳四郎(でんしろう)氏が初当選後、小松展が開かれた。 傳四郎氏は和田慎司市長の祖父に当たる。48年に開催された2回目の小松展 は、当時、小馬出町(こんまでまち)にあった小松商工会議所と旧小松警防会 館を会場とした。76年には旧小松西友で3回目が開催された。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、北國新聞社や小松市のホー  ムページから行うことができます。   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   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