_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.150     _/ _/              平成26年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.150をお届けします。  こまつ笑顔フォトコンテストを開催します!今年のテーマは「花と笑顔」。 家族や友人、職場の仲間、地域やサークル活動のメンバーが花を楽しみ、交流 している写真をご応募ください。花と笑顔にちなんだ写真であれば、どんなも のでも構いません。多くの皆さんのご応募をお待ちしています。 ■応募資格 市内に在住、在学、勤務する人 ■応募方法 応募票を添付し、下記の応募先へ郵送、持参またはEメールでご       応募ください。応募票は市ホームページでダウンロードできます。 ■応募点数 1人3点まで。カラープリントまたは画像データ。被写体(本人)       の承諾を得てください。 ■そのほか 入賞作品の版権及び著作権、応募作品の使用権は小松市に帰属し       ます。応募作品は返却できません。カラープリントは四つ切り      (4W可)とし、画像データはJPEG形式、解像度300dpi、1050×1500       ピクセル程度、容量2MB以内を推奨します。記録媒体での持ち込み       も可。組写真、合成したものは無効。未発表・未公開の作品に限       ります。 ■締め切り 10月31日(金)まで(当日消印有効) ■応募先  〒923-8650 小松市小馬出町91番地 小松市役所広報秘書課「こ       まつ笑顔フォトコンテスト」係 専用アドレス egao@city.komatsu.lg.jp ■問い合わせ 小松市広報秘書課 0761(24)8016 【広告宣伝モニター募集!】  市の様々な魅力や特性を市外にPRするにあたり、市外在住の人を対象に広告 宣伝モニターを募集します。モニターには、アンケート形式で広告の印象や知 りたい情報などの意見をメールや郵送で回答していただきます。任期(決定の 日〜平成27年3月31日)終了後、特産品を進呈します。ぜひ、市外のご友人や知 人にお声掛けください。学生さんも大歓迎です。 ■活動内容  Eメールや郵送を利用したアンケートへの回答(年5回程度) ■募集人数  以下の地域に居住または通勤(通学)しており、満18歳以上で        あること @北陸圏・・・小松市を除く石川県、富山県、福井県 A首都圏・・・東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、        山梨県 B中京圏・・・愛知県、岐阜県、三重県 C関西圏・・・滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県 ■応募方法  名前、性別、住所、電話番号、メールアドレス、年代、職業、        動機(200字以内)を明記の上、6月27日(金)まで広報秘書課        へ提出してください。 ■応募先   〒923-8650 小松市小馬出町91番地 小松市役所広報秘書課        「広告宣伝モニター」係        0761(24)5563 koho@city.komatsu.lg.jp  ■選考   「性別」「年代」「地域」「動機」などを考慮して決定します。        選考結果は7月中旬、応募者全員にお知らせします。 ■問い合わせ 小松市広報秘書課 0761(24)8016 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「未来に向けたまちづくり」です。 こまつちゃん  10年ビジョン第一期の仕上げの年として、市長の考えをお聞かせください。 和田市長  10年ビジョンの目標である「みんなの笑顔いっぱいのまち」の実現に向け、 医療・福祉・防災や子育て・教育環境の充実などに全力で取り組んできました。 これらの取り組みを引き続き力強く進めていくと同時に、まちの新しい形と イメージアップをしっかりと仕上げていきたいと考えています。 こまつちゃん  どのようなことがテーマとなってくるのでしょうか。 和田市長  今後、日本全体では、更に少子高齢化社会と人口減少が加速します。そん な中、小松市は北陸新幹線開業や全国植樹祭の開催など、交流人口の拡大に 向けた絶好の機会を迎えます。時代や環境の変化を先読みした施策をスピー ド感を持って実施していくことが大切です。  具体的には、広域連携によって観光資源を結びつけ、個々の資源の魅力を 更に高める取り組みが始まりました。また、現在日本トップクラスの評価を 得ている子育て環境ですが、7月分から保育料やこども医療費の自己負担を 更に引き下げます。安全・安心な暮らしの基盤整備としては、地域医療ネッ トワークや地域の防災リーダーとなる人材育成の強化を図ります。  市民の皆様と共通の目的を持ってまちづくりを進めていくため、今年は福 祉施設を中心にお伺いし、懇談をさせていただいています。現在、次の10年 に向けた新しいビジョンの策定の準備を進めていますが、皆様の思いをしっ かりと受け止め、こまつを日本一ここちよいまちへと発展させていきます。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer.(仲良く なりましょう)◆◆ ●こまつに住み続けたい理由  最近たくさんの人に住んでみて感じるこまつの良いところをよく聞かれます。 私は自分でも驚くのですが、ずっと住み続けたいぐらい小松市を好きになりまし た。今回はたくさんある理由のいくつかを述べていきますね。  まずは、小松市はまちが小さいことです。まちが小さいと、少しの時間でまち 中を行き来でき、生活上必要なことも1日で済ませることができますし、時間やガ ソリン代も節約できます。また、海と山がまちの中心からそれぞれ30分〜40分程 度の距離なので、短時間で全地域の住民が生活に不便を感じることなく、同じサ ービスを受けることができます。更に皆知り合いになれますから、住民同士良い 関係を築けます。このように、まちに家族のような環境を感じられるのは小さい まちならではのメリットですね。  そして料理です。小松市はまちが小さいことによって海も山も近いので、取れ たての新鮮な食材が食べられます。普段から日本料理はおいしいと思っています が、こまつのお寿司とお刺身、野菜は特においしいと感じます。  それから、小松市にはマイ「パワースポット」があります。安宅の海岸と住 吉神社、木場潟公園、芦城公園そして那谷寺です。 これらの場所は世界を歩い てもこまつ以外にない場所です。きれいな空気と自然のパワーを浴び、エネルギ ーを感じることで明日からまた一歩前に進む力をもらえます。  またいつか、私が小松市を好きな理由の続きを発表したいと思いますので、 楽しみにしてくださいね! ◆◆文化ガイド◆◆ ●こまつ曳山交流館みよっさ ◎七夕飾りを作りみよっさ前の笹に飾ろう とき 6月28日(土)〜7月7日(月) ◎初心者向け「煎茶での七夕茶会」 とき 7月6日(日)13時30分〜 定員 15人(先着順、要申し込み) 参加費 500円 申し込み 6月15日(日)から ◎東二口文弥人形浄瑠璃  「でく」と呼ばれる人形と哀愁ただよう「泣き節」の語り口で様々な人間模 様を表現します。 とき 7月12日(土)15時〜 演目 三番叟、大職冠 定員 60人(先着順、要申し込み) 参加費 無料 申し込み 6月15日(日)から 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 0761(23)3413 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:シルバー会員が農業参入 遊休地に農園開設 販売や加工食品開発 02:台湾で能、舞踊公演 こまつ歌舞伎未来塾 12月、宜蘭県に訪問団 03:高校生目線、役者に密着 子供歌舞伎題材に番組制作 小松高放送部 04:友好のV字バラ園 小松の球場前に完成 ビルボールド市が贈る 05:小松市の木場潟、1万5千人の輪 全国植樹祭のプレイベント 06:「芭蕉の地」連携開始 小松市など12市町がネットワーク発足 07:曳山集合、輝き放つ 小松市のお旅まつり 08:善意の古本、千冊超え 被災地の図書館再建 小松市の「小まめ」 09:全国子供歌舞伎フェ 感動誘う、勧進帳 稽古の成果を存分に発揮 10:宇宙学ぶ場を充実 ヒルズこまつ 国立天文台の映像、野外観測 … ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年05月24日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎シルバー会員が農業参入 遊休地に農園開設 販売や加工食品開発  小松市シルバー人材センターは23日、花坂町に「シルバー農園」を開園さ せた。農業分野を会員の新たな就業の場とする試みで、農家の高齢化で増えて いる遊休地を活用した。今後は、育てた農作物の販売、加工食品の開発などを 進め、会員の力を農業分野で生かす。  小雨の降る中、会員15人が作業に取り掛かり、農園に安納芋(あんのうい も)の苗300本、落花生の種200粒、枝豆の種500粒を植えた。  開園式では、竹村信一理事長が「会員に声を掛け、多くの人が農園で楽しめ るようにしてほしい」とあいさつ、県南加賀農林総合事務所の笠島哲農業振興 部長が祝辞を贈った。  農園は4167平方メートルで、農業経験の豊富な会員が栽培を指導する。 会員は今後、カボチャやニンニク、タマネギなどを植え、漬物などの商品開発 にも乗り出す。収穫した農作物や加工商品は市内の直売所や小松空港内の「空 の駅こまつ」で販売し、売り上げが給料として配分される。  センターの会員数は3月末現在で、954人となっており、1998(平成 10)年以降、ほぼ横ばい状態が続く。センターはシルバー農園事業を通じ、 会員数の増加も目指している。 〈02〉2014年05月23日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎台湾で能、舞踊公演 こまつ歌舞伎未来塾 12月、宜蘭県に訪問団  小松市の「こまつ歌舞伎未来塾」は12月6日、台湾・宜蘭(ぎらん)県で 開かれる芸能イベントに参加する。初の海外公演となり、14人程度の子供役 者が能と日本舞踊を披露し、台湾との交流促進につなげていく。22日、市公 会堂で開かれた総会で了承された。  台湾北東部に位置する宜蘭県には、敷地面積約24ヘクタールの「国立伝統 芸術センター」があり、12月に台湾各地の小中学生が伝統芸能を披露する祭 典が繰り広げられる。市や市議会が台湾との交流を探っており、市議会の訪問 団が昨年10月に宜蘭県を視察した縁から公演が実現した。  6月から市内の小学4〜6年を対象に子供役者を公募し、能「羽衣」と日本 舞踊を稽古していく。市は保護者や指導者らを含めた約40人の訪問団を派遣 する。  総会では、後藤長平塾長の後任に長野裕こまつ能楽教室代表を選んだ。後藤 氏は相談方についた。市側は、未来塾の塾生が2010年9月の設立以降、能 楽、義太夫、邦楽、歌舞伎の4教室で延べ227人になったと報告した。 〈03〉2014年05月22日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高校生目線、役者に密着 子供歌舞伎題材に番組制作 小松高放送部  小松高放送部の2年生5人は、小松の子供歌舞伎を題材に、ドキュメンタリ ー番組を制作している。伝統芸能に触れる機会が少ない高校生に、歌舞伎の堅 いイメージを取り払ってもらおうと、テーマに取り上げた。同部は県高校総合 文化祭放送部門総合の部を5年連続で制しており、2年生は「単なる歌舞伎の 紹介でなく、高校生の目線で魅力ある番組にしたい」と意気込んでいる。  番組はお旅まつりの曳山子供歌舞伎と、「全国子供歌舞伎フェスティバルi n小松」(北國新聞社特別協力)の子供役者にスポットを当てて制作し、撮影 した映像を8分の番組にまとめる。6月に金沢市で開かれる県高総文祭放送部 門のテレビドキュメント部門で発表し、上位入賞で全国高校放送コンテスト出 場を目指す。  部員は映像の構図に苦労していたが、小中学生が舞台上で見せる真剣な表情 と舞台裏の無邪気な様子のギャップに注目した取材、撮影を進めた。顧問の西 本伸一教諭は「題材は難しいが、高校生が感じた面白さを伝えてほしい」と助 言した。  板津中時代に小松市中学校文化連盟の歌舞伎上演に裏方として参加した和歌 山斐紗(あやさ)さんは「同世代に歌舞伎の面白さを感じてもらい、小松の伝 統を広く伝えたい」と話した。 〈04〉2014年05月21日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎友好のV字バラ園 小松の球場前に完成 ビルボールド市が贈る  小松市の球場「弁慶スタジアム」前に、市とベルギー・ビルボールド市との 姉妹提携40周年を記念するバラ園(愛称・Vロード)が20日までに完成し た。ビルボールド市が末永い友好のシンボルとして小松市に贈った庭で、「V」 の文字をかたどるように8種類約千本のバラを植え、遊歩道を整備した。小松 市は「勝利につながる道として親しんでほしい」と願っている。  バラ園はビルボールド市の設計に基づき、小松市が施工した。ビルボールド 市の色である赤、黄色の花が咲くバラを植え、小松市の色である緑色との調和 を図った。面積約1100平方メートルで、6月ごろから順次花が咲き始める。  「V」の字をかたどったのは、ビルボールドの市名の頭文字が「V」であり、 現地のフラマン語で友好を意味する語が「Vriendschap(フリエン ドシャップ)」であることにちなむ。小松市はバラ園が弁慶スタジアム前にあ ることから、勝利の「Victory」(ビクトリー)につながる道としてア ピールする。バラ園には「歓声の波」をイメージした植栽も行われた。  両市は1974(昭和49)年5月に姉妹提携した。小松市はすでに、ビル ボールド市に日本庭園を寄贈した。  小松市は31日、オープニング式典を行い、「春のバラ講座」を開く。こま つ芸術劇場うららでは、和洋菓子12店がベルギー産チョコレートを使って創 作したスイーツ(事前購入制)を提供する「スイーツガーデン」を開く. 〈05〉2014年05月19日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の木場潟、1万5千人の輪 全国植樹祭のプレイベント  小松市の木場潟が手をつなぐ1万5千人で囲まれた。18日、木場潟公園で 繰り広げられた全国植樹祭のプレイベント。各種行事が併催されて四つの園地 には人波が絶えず、公園の1日利用者数は当初予想を上回り、週末平均の10 倍に当たる3万人を超えた。一方で、周辺道路で渋滞が発生する課題もみられ、 石川県と同市は1年後の本番に向けて改善点を探る。  木場潟の園路6・4キロに人が並び、手をつないで輪を描くイベント「スマ イル木場潟」は午前8時ごろ、市内の全246町内会や小中高校、各種団体か ら参加者が続々と集まり、同9時45分に一斉に隣の人と手をつないだ。小松 市上荒屋町の無職宮川忠彦さん(69)は「地域の宝を再認識できた。早く天 皇、皇后両陛下に見てほしい」と話した。石川ラジコンクラブの3人は小型の 無線操縦ヘリコプターを飛ばし、上空70メートルから手をつなぐ様子を動画 に収めた。  中央園地では式典が行われ、谷本正憲知事と和田慎司小松市長があいさつ、 吉矧T筏・・腸餤陳后・楡招魑隼垉腸餤陳垢蕕・辰錣辰撞f或⊆_靴拭・堝眩エ 25校下で結成された緑の少年団の披露式も行われ、木場校下緑の少年団の可 貴壮真君(11)は「植樹祭を盛り上げ、木場潟をみんなに知ってもらいたい」 と話した。  中央園地では南加賀の民謡、太鼓団体など計11団体によるステージが繰り 広げられた。「加賀献木木遣(けんぼくきや)り保存会」は、木場潟が木材の 集積地だったことを伝える木遣り歌を披露し、緑の少年団が作り物の大木を引 く様子を再現した。  南加賀各市町のご当地グルメを味わえるブースに家族連れが列をつくったほ か、南園地では工作体験やフリーマーケットのコーナーが人気を集めた。  小松市は当初、園路で手をつなぐイベントの参加者を1万人と見込んでいた。 歩行や自転車で参加する市民が目立ち、周辺の30カ所に設けた約2千台分の 臨時駐車場に混乱はなかったが、北園地や南園地の周辺にある道路では混雑が みられた。谷本正憲知事は「課題を洗い出す前例のない大実験になった。1万 人をもてなす本番に向けて改善していきたい」と述べた。 〈06〉2014年05月18日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「芭蕉の地」連携開始 小松市など12市町がネットワーク発足  松尾芭蕉ゆかりの国名勝「おくのほそ道の風景地」を持つ小松、高岡市など 全国12市町は17日、「おくのほそ道の風景地ネットワーク」を発足させた。 岐阜県大垣市で設立総会が開かれ、芭蕉ファンを呼び込む観光ルート造成など に取り組むことを確認した。  和田慎司小松市長ら各市町の代表者が出席し、会長に小川敏大垣市長、副会 長に高橋正樹高岡市長ら2人、理事に和田市長ら8人を選んだ。来年度の総会 を高岡市で開くことも決めた。小川市長は「12市町が広域連携し、風景地の 保存、魅力をPRするために発足した」とあいさつし、名勝を生かしたまちづ くりの推進を呼び掛けた。  総会後のシンポジウムでは、「おくのほそ道の風景地の保全とまちづくり」 をテーマに4市長が意見交換し、和田市長は「ネットワークを活用し、『温故 知新』の精神で文化力を高めていく。子どもたちに伝えることも重要」と述べ た。  「おくのほそ道の風景地」は12市町の13カ所で、小松市では那谷寺の 「奇岩遊仙境(きがんゆうせんきょう)」など約3万300平方メートルが指 定された。 〈07〉2014年05月11日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山集合、輝き放つ 小松市のお旅まつり  小松市のお旅まつりは10日夜、藩政期から受け継ぐ8町の曳山が中心部に 勢ぞろいした。絢爛(けんらん)豪華な曳山は、今回初めて行列をつくって練 り、夜が深まるにつれて電飾で黄金色の輝きを増した。  「曳山行列」は、小松市が2016年の曳山子供歌舞伎上演250年に向け て企画した。町民以外にも曳き手の門戸を広げ、一般参加の120人が各町の 若衆とともに、会場の細工町交差点まで曳山を動かした。  電飾が施された曳山の上では、八日市町、寺町の子供役者が歌舞伎を熱演し、 観客から盛大な拍手が送られた。オープニングでは、縄紘平曳山八基曳揃(ぞ ろ)え実行委員長、佐々木紀衆院議員、宮西健吉市議会議長、谷本正憲知事、 和田慎司市長が順にあいさつした。  曳山八基曳揃えの観客数は、前年比3千人増の1万5千人だった。お旅まつ りは12日までで、11、12日とも八日市町と寺町で子供歌舞伎が上演され る。 〈08〉2014年05月09日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎善意の古本、千冊超え 被災地の図書館再建 小松市の「小まめ」  東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市が図書館を再建するプロジェクト に賛同し、小松市の女性起業家団体「小まめ」を通じて古本を提供する動きが 広がっている。8日には同市にある料理店の経営者が、小説や歴史書から六法 全書などの専門書まで約500冊を託し、昨年12月以降で千冊を超える古本 が集まった。  小まめは、陸前高田市と本販売・買い取り業「バリューブックス」(東京) による「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」に合わせ、小松市内で開かれる 各種イベントで協力を呼び掛けてきた。小まめのメンバーが経営する店舗には 小説やビジネス書、絵本、漫画などが寄せられている。  古本約500冊を寄贈したのは、小松市大文字町の日本料理店「小六庵(こ ろくあん)」の宮城武男社長(73)=同市寺町=。本紙の報道で小まめの活 動を知り、「被災者支援のため、図書館を再建する一助になりたい」と60年 前から収集していた本を寄託した。小まめのメンバー5人が8日、宮城さんの 自宅から古本を回収した。  発送できるのはISBN(国際標準図書番号)のある本が対象となり、「バ リューブックス」が本を査定し、その買い取り金額分を図書館再建費として陸 前高田市に寄付する。小まめの角谷淳子代表は「今後も善意の輪を広げていき たい」と話した。 〈09〉2014年05月05日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国子供歌舞伎フェ 感動誘う、勧進帳 稽古の成果を存分に発揮  第16回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)は 4日、小松市の県こまつ芸術劇場うららで2日間の日程で始まった。小松の小 中学生は郷土ゆかりの「勧進帳」の舞台に臨み、弁慶、富樫、義経の「智仁勇」 を表現した迫真の演技で観客の感動を誘った。  小松の子供役者13人は長唄・囃子方32人と息を合わせ、昨年12月から 積み重ねてきた稽古の成果をぶつけた。義経をつえでたたく弁慶、その姿を見 て心打たれる富樫、弁慶を許す義経を情緒豊かに演じきった。  弁慶役の佐久間美里さん(芦城中1年)が「飛び六方」で花道を去ると、満 席の客席から「いいぞ弁慶」との掛け声が飛んだ。舞台に登場する際に緊張し たという富樫役の千田萌恵さん(松陽中1年)は「演技は90点。稽古で学ん だことを出し切り、5日は100点満点の演技にしたい」と声を弾ませた。  小松市以外の2町の子供役者も会場を沸かせた。福島県南会津町の田島祇園 祭屋台歌舞伎保存会は「時津風日乃出(ときつかぜひので)の松 鴫山場内 (しぎやまじょうない)の段」、群馬県みなかみ町子ども歌舞伎は「菅原伝授 手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ) 寺子屋の段」を熱演し、伝統文 化の魅力を伝えた。  こまつ曳(ひき)山交流館前の「れんが花道通り」の約250メートルには 赤いじゅうたんが敷かれ、みなかみ町、南会津町、小松市の子供役者が順番に 練り歩いた。沿道に集まった約1千人(主催者発表)から「いい演技だったぞ」 などと声が上がり、子供役者が通るたびに大きな拍手が送られた。 〈10〉2014年05月03日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎宇宙学ぶ場を充実 ヒルズこまつ 国立天文台の映像、野外観測…  最新鋭の3次元デジタル動画システムを活用した「3Dシアター」を備える 小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」は今年度、夢を 育む「宇宙教育」の充実を図る。3Dシアターを生かした学習だけでなく、野 外での天体観測イベントや、パブリックビューイングなどを取り入れ、神秘的 な宇宙に親しむ機会を増やす。  科学館は2月に国立天文台との連携に乗り出し、天文台が制作したシミュレ ーション映像の提供を受けられるようになった。太陽と地球、土星が一直線に 並ぶ「衝(しょう)」と呼ばれる現象が起きる11日は、野外で天体望遠鏡を 使った観測会を開催し、その事前学習として、シミュレーション映像を初めて 使用する。  映像は、土星の輪の構造を最新鋭のコンピューターで再現しており、土星の 輪を形成する氷の粒の動きなどを紹介する内容となっている。3Dシアターの スタッフが補足説明を入れ、分かりやすく伝える。  野外では、元小学校長の春木俊一さんの望遠鏡を利用し、実際に土星と月を 観察する。24日は災害対策などに役立てる宇宙航空研究開発機構(JAXA) の陸域観測技術衛星「だいち2号」の種子島宇宙センター(鹿児島県)での打 ち上げを館内に設置したスクリーンに映し出す予定。だいち2号に関したワー クショップの開催も計画する。  3Dシアターを担当する北本憲央さんは「迫力ある映像だけでなく、本物の 宇宙を身近に感じられるイベントの開催を続け、子どもの夢を大きく膨らませ たい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------