_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.148     _/ _/              平成26年 4月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.148をお届けします。  いよいよ開幕!こまつ曳山250周年!〜曳山250年の歴史と伝統を次の 250年へつなぐために〜  市では平成26年から29年までを「曳山250年」と題し250年後の未 来に伝統を受け継ぐまちづくりを進めていきます。その先駆けとして16回目 の開催を迎える「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」。地元小松の子供 達と全国から招待するゲスト団体が熱演を繰り広げます。ぜひ子供達の迫真の 演技をお楽しみください。 ●第16回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松 とき:5月4日(日・祝)、5日(月・祝)開場10時30分 開演11時 ところ:こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料:桟敷席(1マス2席)7,000円、SS席(1階)2,500円、     S席(2階)2,000円、自由席(2階一般)1,500円、自由     席(2階高校生以下)500円※当日は各席500円増 チケット取扱窓口:こまつ芸術劇場うらら 0761−20−5501 チケットぴあ 0570−02−9999  Pコード434−053(サークルK・サンクス、セブン-イレブン) 問い合わせ:文化創造課 0761−24−8177 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「花と緑 笑顔いっぱいのまち」です こまつちゃん  吹く風もやわらかなうららかな季節となりましたね。 和田市長  街中では、木々の新緑やきれいに手入れされた花壇やプランターの花々をた くさん見ることができます。  昨年10月から募集を始めたフローラルこまつ推進団体の登録が270を超 えたほか、緑の少年団も市内全25小学校下に結成されました。花と緑いっぱ いのまつづくりに多くの皆様のご賛同をいただき、本当にうれしく思います。   こまつちゃん  全国植樹祭の開催まで、あと1年余りとなりましたね。 和田市長  全国植樹祭は、未来を担う子供達が緑を慈しむ気持ちを育む上で、大変貴重 な経験となります。また、豊かな自然環境を通じて小松の魅力を木場潟から全 国へ向けて発信し、交流人口の拡大につなげる絶好の機会です。  今後、全国から訪れる観光客がスムーズに木場潟へアクセスできるように周 辺の道路整備を進めるほか、記念植樹会場の一つに予定されている憩の森では、 遊歩道などの整備を行います。  更に、5月18日には、木場潟の環境や景観について考える試みとして、み んなで手をつないで木場潟を囲む「スマイル木場潟1万人の輪」を初開催する ほか、「エンジョイエコまつり」や「白山眺望ウオークin小松」を開催しま す。ご家族、ご友人誘い合って集まりましょう。  市民の皆様と全国植樹祭の大成功に向け機運を盛り上げ、心をこめて育てた 花と緑、そして一人ひとりの笑顔で、小松を訪れる人を温かくお迎えしましょ う。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●日本のおもてなしサービス  外国人住民の皆さんと話している時によく出てくる話題の一つは「日本のと ても良い公共サービスを堪能している」、「素晴らしいサービスがあるので日 本がいい」などのような話です。  具体的に何が良いのかと聞いてみると、ホテルのように見える病院、安全な まち、活動的な学校、平坦できれいな道路、防災対策がされている家、きれい な公共トイレ、災害などがない限りきちんと時間通りに走る電車といった、生 活向けの公共サービスに十分満足しているらしいのです。それに加えて、職員 のおもてなしに癒されるようです。私の職場の小松市役所をみると、まさに私 も外国人の方が言うことに共感します。私が初めて職場に来た時、1階の窓口 で職員が市民の方に対して何かを優しく説明している様子を見て感動しました。 椅子に座って相談していたのです。家のように快適な場所だなとあのころから 公共サービスにおけるおもてなしがすごく印象深かったです。母国のブラジル の市役所と全然違うシーンを見て、私は天国に来たように感じました!  公共サービスはもちろんですが、他の所へ行っても、同様にスタッフが一生 懸命にお客さんの問題をよく聞いたり、速やかに対応したりする様子を見かけ ます。協力する人が少なくなりつつある世界の中で、私にとって日本、小松市 の職場環境の中で働けることを本当に光栄に思います。皆さんの働く姿勢にい つも励まされています。他人のことを思いやり、細かいところまで行き届くお もてなしに日本人らしさを感じます。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●こまつ再発見DAY!    4月から博物館、本陣記念美術館、宮本三郎美術館では毎月第2土曜日の午 前・午後に解説会を行います。 とき:4月12日(土)11時〜、14時〜 定員:30人(先着順) 入館料:博物館300円、本陣記念美術館300円、宮本三郎美術館400円     (高校生以下無料) ※お得なミュージアムパス利用可。 問い合わせ:いずれも博物館 電話22・0714 ●企画展「人間国宝 三代八十吉の技」  製作過程や焼成温度など、科学的な視点から三代徳田八十吉の「技」を紹介 します。 会期:5月25日(日)まで ところ:錦釜展示館 開館時間:9時〜17時(入館は16時30分まで) 入館料:一般300円(250円)、高校生以下無料 ※ミュージアムパス、     シニアパス利用可。 ( )は20人以上の団体料金 休館日:月曜日、祝日の翌日 問い合わせ:博物館 電話22・0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|// ---------------------------------------------------------------------- 01:薬局で血糖値検査 小松、能美市で4月から 糖尿病の早期発見へ 02:カブッキー、書類預かって 小松市那谷町に行政連絡所 03:曳山の金箔輝く 30年ぶり大修理 お旅まつりへ 小松市寺町 04:科学の不思議に1000人 小松市のサイエンスヒルズ、全館オープン 05:トンボ公園、広く美しく 滝ケ原で清掃活動 コマツOBも初参加 06:小松市の粟津演舞場、4月から公演 劇や落語寄席でこけら落とし 07:支援の心、明かりに 小松市中心商店街 キャンドル3500個 08:乗り合いワゴン発車 買い物、通院へ運行 松岡、池城町 市が実験 09:歌舞伎のまち、口上も伝承へ 「東西東西」笑い誘う小松流 曳山交流館 10:小松市の2町、まちなみ協議会 龍助、西町 街道の風情生かし誘客 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年03月28日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎薬局で血糖値検査 小松、能美市で4月から 糖尿病の早期発見へ  小松市と能美市の薬局で4月、簡単な採血測定で血糖値をチェックする県内 初の取り組みが始まる。小松能美薬剤師会と両市の医師会が連携し、薬局内に 5秒で血糖値が分かる専用器具を設け、異常値が出た人に薬局側が医療機関へ の早期受診を勧める。糖尿病の早期発見で重症化を防ぐ事業として定着させ、 医療費の抑制にもつなげる。  50薬局が「糖尿病受診勧奨事業」と銘打ったプロジェクトに乗り出す。希 望者の指先から微量の血液を採り、血液を染み込ませたチップを測定器にはめ 込んで血糖値を測る。測定器は1台約2万円で、小松能美薬剤師会が薬局に提 供する。血液100_g当たりの血糖値が、正常値を超える140ミリグラム 以上の場合は専門医への受診を呼び掛ける。  同様の取り組みは、東京都や徳島県で始まっている。先行事例を参考に、小 松能美薬剤師会は糖尿病予防の一環として、医師会にシステム導入を提案した。 昨年12月から今年2月まで、小松、能美両市内の7薬局で試験的に採血測定 を行ったところ、買い物客117人が検査に臨んだ。  県内の11年度の糖尿病患者は約3万3千人で、6年間で約7千人増加して おり、県の担当者は「予備軍も多く、患者の中にも継続して受診しない人が目 立つ」(健康推進課)と分析している。  糖尿病を放置すれば腎臓や神経などをむしばむ深刻な合併症を発症するおそ れがある。腎不全を患えば、年間400万〜600万円かかる人工透析による 治療が必要とされる。小松能美薬剤師会の勝木宏会長は「薬局で血糖値を把握 してもらうシステムを定着させ、医療機関での糖尿病の発見につなげたい」と 話した。 〈02〉2014年03月27日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎カブッキー、書類預かって 小松市那谷町に行政連絡所  小松市の那谷町会館で25日、市内6カ所目となる行政連絡所が開設され、 同館でセレモニーが行われた。  行政連絡所は住民票の写しや納税証明書などの交付申請の取次機関で、備え 付けの封筒に必要な書類を入れて回収箱に投かんすると、翌日から数日後に自 宅に書類が郵送される。市役所に提出する書類を預けることもできる。  セレモニーでは和田慎司市長と同町の紺谷利通町内会長があいさつ、宮西健 吉市議会議長が祝辞を述べた。那谷保育所の園児13人が合唱を披露し、代表 の3人が同市のイメージキャラクター「カブッキー」の持つ回収箱に第1号便 となる書類を投かんした。 〈03〉2014年03月26日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山の金箔輝く 30年ぶり大修理 お旅まつりへ 小松市寺町  5月に小松市で行われるお旅まつりでの曳山(ひきやま)子供歌舞伎上演に 向け、当番町である寺町の曳山修理が25日までに完了した。屋根の軒下部分 を中心に直し、大がかりな修理としては約30年ぶり。破損や色落ち、ひびな どが目立った曳山が職人の手で輝きを取り戻した。  亀裂が入ったり塗装が剥げた4本の柱と化粧梁(はり)の漆の塗り替えや、 「組物」と呼ばれる屋根と柱の連結部の金箔(きんぱく)を張り替えた。同市 八日市町の見送り幕を復元新調したこともある祭禮懸装(さいれいけそう)品 研究所(京都市)の前田好雄代表らが昨年7月から修理を進めてきた。  寺町の曳山は1798(寛政10)年頃に造られたとされ、コンパクトで小 回りがきき、狭い道でも入れるのが特徴。今回は文化庁からの補助金950万 で修理した。4月6日に寺町周辺で軒下部分の組み立てを行い、住民らに披露 する。  寺町町内会長の串谷進さん(66)は「きらびやかな曳山で本番を迎えられ る。多くの人に見てもらいたい」と話した。 〈04〉2014年03月23日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎科学の不思議に1000人 小松市のサイエンスヒルズ、全館オープン  小松市のひととものづくり科学館「サイエンスヒルズこまつ」は22日、J R小松駅東側で全館がオープンした。科学を楽しみながら学べる「100の仕 掛け」の一般公開が始まり、初日は約千人が来場した。  館内には、対面する相手が分身する窓、離れた場所の音を聞くことができる 装置などの仕掛けがちりばめられている。小松市内から訪れた東野治人君(芦 城小5年)は「宇宙や科学って面白いと思った」と笑顔を見せた。  最新鋭の3次元デジタル動画システムを活用した「3Dシアター」では、同 館名誉館長に就いた漫画家松本零士さんのアニメ「銀河鉄道999」と星空を 組み合わせた映像の公開が始まり、来館者が宇宙の神秘に思いをはせた。  オープン式では和田慎司市長、梅田利和市議会副議長らがくす玉を割った。 一般公開に合わせて年間パスポートの販売が始まった。 〈05〉2014年03月16日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎トンボ公園、広く美しく 滝ケ原で清掃活動 コマツOBも初参加  希少なトンボが生息する小松市滝ケ原町のトンボ公園で15日、環境美化の ボランティア活動(北國新聞社後援)が行われた。公園は今年度、休耕田を活 用したビオトープの広さが約5倍に拡大した。美化活動では、公園を整備する 「小松市の滝ケ原町鞍掛山を愛する会」のほか、コマツOBのグループも初参 加し、「トンボの楽園」整備へ気持ちを新たにした。  トンボ公園は、鞍掛山登山道入り口にあり、日本一小さいトンボ「ハッチョ ウトンボ」など、貴重なトンボが繁殖する。愛する会などが1997(平成9) 年から環境整備を行っており、今年度はトンボの生息地となるビオトープを広 げた。  高齢化などで広くなった公園全体の管理は難しいことから、愛する会はボラ ンティアを募っており、今回は、コマツOBでつくる「こまつの杜里山イベン ト部会」が加わることになった。参加者は鞍掛山から公園に流れる用水路の土 砂などを取り除いたり、周辺のごみや枯れ葉を拾い集めた。  愛する会の山下豊会長は「ボランティアの輪を広げることができた。これを 機会に地元一丸となって滝ケ原の自然と生物を守っていきたい」と話した。  16日は鞍掛山の山開きで、会員らによる安全祈願が行われる。 〈06〉2014年03月15日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の粟津演舞場、4月から公演 劇や落語寄席でこけら落とし  1933(昭和8)年の建築で、加賀地区で唯一現存する小松市粟津温泉の 旧芝居小屋「粟津演舞場」のこけら落とし公演が、4月11日から3日間の日 程で始まることが決まった。地元の劇団公演や落語の寄席などを予定しており、 温泉街の新名所として定着を図る。  演舞場は木造2階建てで250人が収容できる。42年まで芝居小屋として 使用され、戦時中は軍需工場、戦後は旅館や倉庫などになっていた。09年に 解体される予定だったが、地元有志が復元へ活動し、消防設備の設置などで本 格的な復活を目指していた。  こけら落とし公演では、「婆(ばあ)ちゃんコント」で人気の御供田幸子さ んや小松相撲甚句会などが出演。3日目は落語家柳家花ん謝さんの独演会が開 かれる。7月以降も落語の寄席などが予定されており、一般社団法人「粟津演 舞場」の一員で演舞場館長の吉田武弘さん(49)は「これから多くの人に愛 される演舞場を作っていきたい」と話した。 〈07〉2014年03月10日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎支援の心、明かりに 小松市中心商店街 キャンドル3500個  小松市の中心商店街で9日、発生から3年を迎える東日本大震災の被災地復 興を願うイベント「キャンドルナイト&ミュージック」(北國新聞社後援)が 行われた。3回目の今年は、過去最多となる約3500個のキャンドルに明か りがともされ、被災者を応援するメッセージや模様が浮かび上がった。参加者 は「3・11を忘れない」と、幻想的な光に祈りをささげた。  国際ソロプチミスト小松は「小松の花を東日本へ届けよう」をテーマに、幅 約4メートル、長さ約40メートルのともしびの絵をキャンドルで表した。ア ーティストの「キャンドルZENさん」(金沢市)は、高さ約1メートルから 18aまでの色とりどりのろうそくで彩った。  加賀市の片山津商工振興会は泥染めを生かした灯籠とキャンドルで「LOV E EARTH」などの文字をつくり、小松市の木曽町壮年部は竹灯籠を置い た。ハート形のオブジェや来場者の手作りろうそくも並んだ。 ●東北産の具材入り汁物やおでん販売  東北産の具材が入った汁物やおでんなどのグルメ、雑貨も販売された。特設 ステージでは内灘町出身のシンガー・ソングライター千寿さんのライブや、タ ヒチアンダンスなどが繰り広げられ、商店街に活気を呼び込んだ。  イベントは被災地支援に取り組む「チームこのへん」(小松市)が企画。毎 年協力団体が増え、今回のキャンドル数は前回の1・5倍となった。那谷忠之 代表(40)は「県民の温かさを感じる。この火を消さずに支援を続けていき たい」と話した。 〈08〉2014年03月09日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎乗り合いワゴン発車 買い物、通院へ運行 松岡、池城町 市が実験  小松市は8日、公共交通空白地域である松岡、池(いけの)城(じょう)両 町で、乗り合い交通「ふれあいワゴン」の社会実験を始めた。住民が主体とな って無料で運行するもので、県内では初めての試みとなる。実施効果を検証し、 中山間地域に住む高齢者の利便性を向上させる。  ふれあいワゴンは両町内会の運営費で住民が運行し、市が車両維持費の一部 を負担する。8人乗りで定期便は週に2便あり、月曜は、やわたメディカルセ ンター経由、市民病院行きを2往復、土曜はショッピングセンター「アル・プ ラザ小松」や市街地のスーパー行きを1往復運行する予定。町内会や市のイベ ントなどの行事にも活用する。15日から本格運行する。  市などによると、松岡町には23世帯56人、池城町には2世帯3人が暮ら しており、うち27人が65歳以上の高齢者。住民は路線バスを利用する際、 松岡から約2キロ、池城から約4キロ離れた布橋バス停で乗り降りしており、 池城から歩いてバス停まで通う80代女性もいた。  8日は松岡町で出発式が行われ、山越清寛松岡町内会長が「まちなかに行く 交通手段が課題だった。地域の力を引き出していく」とあいさつ。竹村信一副 市長、宮橋勝栄市議が祝辞を贈った。その後、住民はワゴンに乗り込み、道の 駅「こまつ木場潟」までのドライブを楽しんだ。池城町の山本和子さん(83) は「バス停まで歩くのは大変。乗り心地が良く、いっぱい利用したい」と話し た。 〈09〉2014年03月07日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歌舞伎のまち、口上も伝承へ 「東西東西」笑い誘う小松流 曳山交流館  小松を代表する祭礼「お旅まつり」の華である曳(ひき)山(やま)子供歌 舞伎で、上演前に行われる「口上」に市民の関心を集めるため、小松市は、5 月のお旅まつりに合わせて市民参加の「口上大会」を毎年開催する。子供歌舞 伎とともに小松に根付き、独特のリズムにのせてしゃれが効いた文句を並べる 口上を「小松の町衆文化」の一つとして伝承していく。  市によると、小松には1766(明和3)年ごろ、現在の滋賀県長浜市付近 から曳山子供歌舞伎が伝わったとされ、口上も合わせて小松の若い衆に親しま れたとみられる。「東西東(とざいとう)西(ざい)」の決まり文句に続き、 演目や登場人物を紹介するのが一般的で、曳山子供歌舞伎の千秋楽時には、し ゃれやユーモア、自虐ネタを交えて観客の笑いを誘うのが「小松流」という。  口上大会は昨年5月、こまつ曳山交流館の開館イベントとして初開催され、 市内外から集まった8〜81歳の37人が出場。自分の町の歌舞伎上演PRや、 曳山の思い出、将来の夢、勤務先の宣伝などを、節を回しながら張りのある声 で語り、聴衆の笑いを誘った。この大会は単発イベントの予定だったが、予想 外の盛り上がりに継続が決まった。  第2回大会は5月10日、交流館で開かれ、昨年に続き古典芸能解説者の葛 西聖司さんが司会を務める。口上のテーマは自由で、交流館スタッフがせりふ の相談に応じ、参加者に口上に慣れ親しんでもらう。口上ファンを自認する橘 雅江館長は「さまざまな面白い口上を聞き、小松の町衆文化の魅力を多くの人 に感じてもらいたい」と話した。 〈10〉2014年03月01日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の2町、まちなみ協議会 龍助、西町 街道の風情生かし誘客  旧北国街道の風情が残る街並みをまちづくりに生かすため、小松市の龍助町 と西町の住民が「まちなみ協議会」を設立した。曳(ひき)山子供歌舞伎の上 演町である両町には昭和初期の町家が多く残り、小松の歴史と文化を象徴する 区域として、観光客を呼び込む仕掛けを検討する。  龍助町の松雲堂で27日に初会合が開かれた。両町内を南北に貫く旧北国街 道の県道320メートルと市道460メートルで新年度から無電柱化調査が始 まることを受け、道路整備と町家保存の方向性を示すまちづくりビジョンを練 ることを確認した。両町の役員ら18人が委員に就いた。  1945年以前に建てられた町家を顕彰する「こまつ町家認定制度」では、 龍助町で20軒、西町で5軒が認定されている。認定120軒のうち5分の1 を2町が占めており、近年は町家を改修した飲食店開業や、明治期の九谷焼窯 元で「ジャパンクタニ」を世界に発信した松雲堂でのイベント開催など活用が 進む。  ただ知名度が高いとは言えず、北陸新幹線金沢開業や全国植樹祭を控え、に ぎわい創出に向けて協議会を設けることで準備を進めてきた。会合で顧問に就 いた福村章県議と高野哲郎市議は「町家を観光客に見てもらう工夫が必要だ」 と指摘した。協議会では今後、勉強会を開き、市外での視察も行う。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------