_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.142     _/ _/              平成25年10月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.142をお届けします。 ●ゆるキャラグランプリ2013にカブッキーがエントリー!  小松市イメージキャラクター「カブッキー」がゆるキャラグランプリ201 3にエントリーしています。  パソコン、スマートフォンのメールアドレスを持っている人は、投票IDを 登録すれば、1アドレスにつき1日1回投票できます。携帯電話の場合はID 登録は不要です。投票は11月18日(金)まで。詳細はゆるキャラグランプ リ2013ホームページ(http://www.yurugp.jp/)をご確認ください。  カブッキーへ投票をお願いします! 問い合わせ 観光・交流振興課 電話24・8076 ●第2回宮本三郎記念デッサン大賞展「明日の表現を拓く」 大賞決定!  小松市出身の優れた素描家と評された宮本三郎にちなみ平成23年に創設さ れた「宮本三郎記念デッサン大賞展」。「明日の表現を拓く」をキャッチレーズに、 デッサンの既成概念を打ち破る新しい表現を求めた全国コンクールです。  第2回の今回は、国内外から385名、561作品が集まりました。前回に 比べ首都圏や30代の出品者が増加したことから、全国の若手作家の注目度が 高いことが分かります。  8月21・22日、酒井忠康氏(美術評論家・世田谷美術館館長)、山本容子 氏(銅版画家)、横尾忠則氏(美術家)の3名の審査員によって厳正な審査が行わ れ、入賞10点、入選50点が選ばれました。  応募作品の中から選ばれた新進気鋭の画家達60名による様々なデッサンの 秀作群をご覧ください。 ◎小松展 会期  11月4日(月・祝)まで9時〜17時 ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円、大学生200円(高校生以下無料)※ミュージアムパス     ポート対応施設 ◎東京巡回展 会期  11月9日(土)〜12月1日(日) ところ 世田谷美術館分館宮本三郎記念美術館(東京都世田谷区) 入館料 一般200円、高校大学生150円、65歳以上・小中学生・障害者     100円 ◎アーティスト・ギャラリートーク  画家で金城大学短期大学部学長の鈴木治男氏が見る作品の感じ方を一緒に体 感しましょう! とき  10月6日(日)14時〜15時 ところ 宮本三郎美術館 参加費 無料(ただし美術館入館料が必要) ◎「親子で楽しくお外でデッサンデッサン」 とき  10月20日(日)9時30分〜15時 ところ 宮本三郎美術館周辺 内容  親子で楽しく風景画を描きます 講師  曽我章(画家) 参加費 無料 持ち物 筆記用具・水彩絵の具・お弁当・飲み物・敷物・画板(ある方) 申し込み 10月16日(水)までに宮本三郎美術館 ◎記念フォーラム「明日の表現を拓くデッサン」 とき  10月27日(日)13時30分〜16時30分 ところ 第一地区コミュニティセンター 内容  作品はいつ完成するのか?新たな表現の可能性を問いかけるシンポジ     ウム ○コーディネーター 鈴木治男(金城大学短期大学部学長・画家)     ○パネラー 小澤基弘(埼玉大学教授・画家)、田井淳(画家)、前田昌彦     (金沢美術工芸大学教授・画家)、山下晴子(彫刻家)<50音順>     ○基調講演 小澤基弘氏「デッサン&ドローイング ―絵画の発生もしく     は思考の一形態」 参加費 無料 申し込み・問い合わせ いずれも宮本三郎美術館 電話20・3600 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「2度目の東京オリンピック」です こまつちゃん  2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定しましたね。 和田市長  東京での夏季オリンピック開催は56年ぶりです。国民の熱い希望が叶った ものであり、私自身もうれしく思っています。前回行われた当時私は12歳で したが、ギリシャから渡ってきた聖火を見に、大勢の人で埋め尽くされた国道 8号線へ行ったことを覚えています。また、開会式を家族と一緒にテレビを囲 んで見ました。ジェット機が国立競技場の上空に五輪の輪を描いた様子を今も 鮮明に思い出すことができます。7年後の開会式では小松基地のジェット機が 五輪の輪を描くことになればと、今から期待に胸を膨らませています。 こまつちゃん  小松市の青少年達にとっても、7年後に大きな目標ができましたね。 和田市長  昨年のロンドン大会では4人の小松市ゆかりの選手が出場されました。20 16年のリオ大会、2020年の東京大会には更に多くの選手を輩出できるよ う積極的に取り組んでまいります。また、小松市はカヌーのナショナルトレー ニングセンター木場潟を始め、多種多様なスポーツ施設があります。更に空港 や高速道路などの交通アクセスや宿泊施設が充実していることから、スポーツ 合宿に大変適しています。今後は国内だけでなく海外も視野に含め、合宿や国 際大会の誘致にも力を入れていきます。  10月はスポーツの秋です。20日(日)の白山眺望ウオークや27日(日)の スポーツフェスティバルのほかに、オリンピック出場選手の演技を間近で見る ことができる記念行事など、子供からシニアまでスポーツへの好奇心を刺激す るイベントが目白押しです。ぜひご家族そろってお楽しみください。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く な りましょう)◆◆ ●日本、便利で心地の良い国  今の生活レベルに何かと不満のある人は多いでしょうが、日本の生活レベル は、世界でみたら五つ星ホテル級にぜいたくなものに感じます。というのは、 母国を出てこちらに住み始めた頃から、生活が少し楽になりました。おしぼり、 フローリング用お掃除シート、オフィス用品の指サック、回覧用の決裁板、使 い捨てカイロ、100円ショップ、24時間コンビニ、飲食店での無料の水、 銀行の中のソファー、時刻通り走る交通機関、全国の平坦な道路など……。細 かいと思いながらも生活に欠かせない素晴らしい商品・サービスが見つかりま した。私はブラジル以外で3カ国に住んだことがありますが、日本に住んで初 めて生活の中の便利さや心地の良さを知りました。  スーパーに行くたびに、野菜やフルーツがずらりと並んでいるところを見る と便利さに感動し、驚きます。既に切られた肉や野菜がプラスチックパッケー ジに入っていて、最終的に消費するお客さんにとってとても便利になっていま す。お店側のおもてなしを込めた商品の取り扱いやサービスがあり、利便性の 高い生活をしている人が多いと感じます。日用品をはじめ、必要に応じ、様々 なサービスやものに恵まれている日本は、いい意味で便利さと心地の良さを求 める国だと言えます。そのこだわりが、いろいろな日本独自のサービスを生み 出していると思います。  商品やサービスを通じた日本の便利さ・心地良さを母国に持って帰りたいほ ど好きです! ◆◆文化ガイド◆◆ ●葛西聖司のうららで楽しむ大歌舞伎−ここが みどころ− 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松でおなじみの葛西聖司さんにこの秋こま つ芸術劇場うららで開催される松竹大歌舞伎公演の見どころや歌舞伎のおもし ろさを解説していただきます! とき  10月17日(木)16時〜17時30分(開場:15時30分) ところ こまつ芸術劇場うらら小ホール 講師  葛西聖司(古典芸能解説者) 定員  200名(先着順) 参加費 無料 申し込み・問い合わせ 文化創造課24・8130 ●こまつ歌舞伎未来塾指導方による豆講座 第2回「邦楽教室のあゆみ 映像と演奏」  〜歌舞伎座俳優祭出演のエピソードや普段のお稽古について〜  とき 10月19日(土)13時30分〜 ところ こまつ曳山交流館みよっさ 講師 寺島浩(こまつ邦楽教室) 参加費 無料 申し込み・問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ23・3413 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:来店者8万人達成 「小松うどん道場つるっと」 02:輪踊りに400人 小松市どんどんまつり 実行委が運営最終確認  03:トマトカレー、台湾進出へ JA小松市 6次産業商品をアピール 04:市川ぼたんさん「動かないことも芝居」 中海中で「勧進帳」指導 05:担ぎ手助っ人、神輿復活 南加賀有志、福島を応援 チームHIKARU 06:「商店街元気に」 喫茶店を開業 小松市三日市町で森さん 07:半世紀ぶりに万燈新調 小松市の須天熊野神社、宮司が弁慶描く 08:小松市の空き家、入居が続々 支援制度が奏効 「紹介物件足りない」 09:報恩講参加でお斎券贈る 小松市の本光寺、勝光寺 白山百膳の5店協力 10:大麦パン、小松の味に 市の6次産業プロジェクト 第1弾が発売 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年09月28日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎来店者8万人達成 「小松うどん道場つるっと」  JR小松駅高架下にある小松うどんのアンテナ店「小松うどん道場つるっと」 の来店者が27日、8万人を超えた。同店で記念セレモニーが開かれ、節目の 来店者となった和田秀洋さん(62)=加賀市若葉台=に記念品が贈られた。  和田さんは友人の古梅恵子さん(62)=小松市安宅町=の勧めで初めて来 店した。2人は昨年の「全国ご当地うどんサミット」でグランプリを獲得した 「弁慶肉うどん」を注文し、「また食べに来たい」と笑顔を見せた。  同店は10月16日に開業4年目を迎える。運営するまちづくり会社「こま つ賑(にぎ)わいセンター」は10月1〜11日、来店者にアンケートを行い、 小松うどんの発展に役立てる。 〈02〉2013年09月28日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪踊りに400人 小松市どんどんまつり 実行委が運営最終確認   13日にJR小松駅周辺で行われる第38回小松市どんどんまつり(北國新 聞社特別協力)に向け、実行委員会が27日、小松商工会議所で開かれ、出席 者はまつりを形成する行事や運営態勢を最終確認した。れんが花道通りで行わ れる「輪踊りコンテスト」には約400人が参加する予定で、華やかにまつり のフィナーレを飾る。  輪踊りコンテストは午後5時半から同7時まで、こまつ曳山交流館みよっさ 前ステージで行われ、現時点で12団体の約400人が参加することが決まっ ている。ゲストとしてご当地アイドル「おやゆびプリンセス」が出演する。  このほか、カーニバル、音楽祭、茶会、マーケット、グルメ横丁が催される。 ものづくり・理科実験コーナー、キッズランドなど、子供のための多彩な企画 もそろった。  併催行事として、中心商店街で小松商高の「小商フェスティバル」、小松短 大の「蛟竜祭」などが展開される歌舞伎市、JR小松駅周辺で恒例のオリジナ ル鬼ごっこ「落ち武者狩り」や「アニソンショー」が繰り広げられる「こまつ オータムフェスティバル」が組み込まれている。  実行委では会長の和田慎司市長、副会長の宮西健吉市議会議長があいさつし、 副会長の和田衞小松商工会議所会頭が締めくくった。  小松市どんどんまつりに関する問い合わせは実行委=0761(21)31 21=まで。 〈03〉2013年09月27日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎トマトカレー、台湾進出へ JA小松市 6次産業商品をアピール  JA小松市は地元特産のトマトで作った「トマトカレー」を台湾で売り込む。 同市議会と台湾・彰化市の交流を機に、10月1日、台北市で商談会を開く。 同JAが海外で「6次産業商品」の商談会を開くのは初めて。  小松市議会が29日から10月2日に派遣する彰化市訪問団に、JA職員1 人が同行し「太平洋SOGO」と「仁美国際」の担当者にトマトカレーを試食 してもらう。小松産米で作ったレトルトの「天(てん)田(だ)の赤飯」も紹 介する。  小松は年間約1500トンの収穫量がある北陸一のトマト産地として知られ る。同JAは、農業の「6次産業化」の一環として、2009年6月からトマ トカレーを製造・販売している。1人前にトマト1個を使った爽やかな酸味と 甘さが消費者にうけ、税込み420円のレトルトパックが全国で23万パック 売れた人気商品となった。  小松市国際交流協会が6月、協会設立20周年で訪れた台北市で南山ロータ リークラブ(RC)にトマトカレーをPRした。「台湾でも売れる味」と絶賛 した同RC会員が、同協会を通じてJA側に流通業者を紹介したことで商談会 が実現した。  同JA担当者は「トマトカレーのおいしさを知ってもらい、小松市やコマツ と開発中の6次産業商品もアピールしたい」と話した。 〈04〉2013年09月21日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市川ぼたんさん「動かないことも芝居」 中海中で「勧進帳」指導  今年2月に死去した市川団十郎さんの長女で日本舞踊市川流家元の3代市川 ぼたんさんと4代市川新十郎さんは20日、小松市の中海中を訪れ、「勧進帳」 の練習に励む生徒を指導した。生徒は本番に向け気持ちを新たにした。  通し稽古を見たぼたんさんは「動かないこともお芝居。せりふがなくても気 を抜かずしっかり前を見ることが大切」などとアドバイスした。生徒は新十郎 さんからすり足の際の姿勢や膝使い、せりふ回しなどの基本を学んだ。  同校は今年度の中学生古典教室の当番校で、7月から「勧進帳」の練習に取 り組んでいる。11月8日に開かれる市中学校文化連盟の古典教室で演技を披 露する。 〈05〉2013年09月21日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎担ぎ手助っ人、神輿復活 南加賀有志、福島を応援 チームHIKARU  東日本大震災の被災地支援に取り組む加賀、小松市の市民団体「チームHI KARU」は来年、福島県いわき市の祭りで神輿(みこし)を担ぐ。50〜6 0人で担ぐ重さ約800キロの神輿渡御は、被災後の人手不足で途絶えていた。 同チームは小松市の市民団体「チームこのへん」と協力して南加賀で人を集め、 神輿の復活に力を貸す。  いわき市では、毎年5月4日に平薄磯(たいらうすいそ)海岸で「例祭会」 が開催され、平豊間(たいらとよま)地区、平薄磯地区、平沼(たいらぬま) ノ内(うち)地区の各地区の神社から繰り出した神輿が平薄磯海岸を練り歩く。  平豊間地区では、震災前は30〜40代の男性50人ほどで神輿を繰り出し ていたが、震災後は担ぎ手が5人しかおらず、神輿をトラックに乗せて回って いた。  13〜15日、チームHIKARUのメンバー7人が同地区の八幡神社秋祭 りを手伝い、能登牛の振る舞いなどをした際、地元住民から担ぎ手になるよう 依頼され快諾した。  チーム代表の谷口光さん(33)は「今まで何かをお願いされたことがなか った。被災地が求めることをしてあげたい」と、5月の祭りに向け、意気込ん だ。 〈06〉2013年09月20日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「商店街元気に」 喫茶店を開業 小松市三日市町で森さん  小松市三日市町のチャレンジショップ「ZYC(ザイク)2」で19日まで に、喫茶店が新たにオープンした。店長の森廉威子(れいこ)さん(61)は 40年ほど前、同町商店街で勤務経験があり、人通りが少なくなった商店街の にぎわい創出の一助になりたいと、笑顔でカウンターに立つ。  喫茶店「からん茶(さ)」をオープンさせた森さんは20代のころ、同商店 街のかばん店で約2年働いた。森さんによると、当時の商店街は買い物客であ ふれ、にぎわっていた。近くには映画館があり、若者の姿も多かったという。  森さんは子育てや仕事が一段落した今年7月、昔と違う商店街の姿を寂しく 思い、出店を決意した。店はカウンターの6席で、コーヒーやジュース、ビー ルなどを提供。カレーライスや焼きそばなどもメニューに並ぶ。  ザイク2は、中心商店街の活性化と起業を目指す人の育成のため、同市のま ちづくり会社「こまつ賑(にぎ)わいセンター」が2000(平成12)年に 開設。約7平方メートルのブースが9区画あり、月額約2万円で貸し出してい る。現在は森さんの喫茶やハワイアン雑貨など8店が営業する。  森さんは「一人でも多く商店街に足を運んでもらえるよう、心休まる店づく りを進めたい」と話した。 〈07〉2013年09月18日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎半世紀ぶりに万燈新調 小松市の須天熊野神社、宮司が弁慶描く  小松市須天町の須天熊野神社の秋季例祭は17日始まり、約半世紀ぶりに新 調された「万燈」がお披露目された。住民らが子どもの頃に見た万燈の美しさ を地元の子供に知ってもらいたいと企画した。尾坂正康宮司と氏子が境内に万 燈を設置し、地域住民は、往時の祭りの雰囲気を味わった。  万燈は横約6メートル、縦約70センチ。のぼりや御神燈とともに、秋祭り で飾っていたが、50年ほど前から風習は途絶えていた。かつての伝統を復活 させたいと、古谷潔町内会長(69)が尾坂宮司に万燈の制作を発案した。  万燈には武者絵が描かれていたが、雨風による傷みが激しかったため、今回 新たに尾坂宮司が「三井寺」「五条橋」「安宅の関」など弁慶の活躍する8場 面を和紙に描き、氏子が木枠を作った。  18日夜には灯りがともった万燈を前に、初老の会の10人が太鼓を打ち、 振る舞い酒を行う。  古谷町内会長は昔、万燈が美しかったのを覚えているとし、「新たな万燈が 今の子どもたちの記憶にも残ってほしい」と話した。 〈08〉2013年09月18日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の空き家、入居が続々 支援制度が奏効 「紹介物件足りない」  空き家の改修費、家賃の一部を支援する小松市独自の制度が4月に創設され、 市内の空き家に市民が入居する動きが活発化している。昨年度まで市の「空き 家バンク」が定住につながったケースは1件にとどまったが、4月以降は14 件に急増した。空き家バンクの登録数は3件を残すのみで、市担当者は「紹介 する空き家が足りない」とうれしい悲鳴を上げている。  市は2010年度にバンクを開設。今年度は空き家を借りる市民に家賃を月 額2万円まで支援し、空き家を募集する所有者に40万円を限度に改修費を補 助する制度を設けた。  4月以降に空き家バンクに17件の物件が登録され、1件が売却、13件が 賃貸で入居済みで、さらに空き家に関する問い合わせが相次いでいる。残る物 件は3件で、市民からは「条件に合う空き家がない」との声も寄せられている。  市の担当者は「所有者や不動産会社に制度を周知したことで、空き家利用者 が増えた」とみている。  市内には利用が可能な空き家が1016件あり、所有者の35%が売却や貸 し出しを希望していることから、市は紹介物件増へ「所有者に登録を働き掛け たい」(建築住宅課)としている。 〈09〉2013年09月05日(木)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎報恩講参加でお斎券贈る 小松市の本光寺、勝光寺 白山百膳の5店協力  小松市の真宗大谷派本光寺と勝光寺は、10月に開催する両寺の報恩講に参 加した人を対象に、抽選で50組100人に食事券「お斎(とき)チケット」 を贈る。二つの寺が手を携えて近年減りつつある報恩講の参加者を増やす試み で、食事券と引き換えに、報恩講料理など郷土食を集めた「白山百膳」を味わ ってもらう。  両寺は「寺の垣根を超えて報恩講に参詣してほしい」と食事券の発行を企画 した。本光寺は10月16日から19日、勝光寺は28日から31日まで報恩 講が開かれ、両方の寺に参詣した人が抽選に参加できる。勝光寺の報恩講最終 日である31日に抽選会を開き、「お斎チケット」を贈る。  「白山百膳」は、山菜やそばなど山麓ならではの食を楽しめる料理で、白山 商工会(白山市)がブランド化を推進している。報恩講料理などの食文化が息 づき、本光寺の多田眞住職らが「白山百膳」の趣旨に賛同し、協力を依頼した。  料理は「白山百膳」に加盟する白山市の「とうふ料理むらうち」、かんぽの 郷白山尾口、レストラン手取川、白山里、一揆そば長助の5店が提供する。  一揆そば長助では、看板メニューの一揆そばをはじめ、白山麓名物の堅豆腐 のお造り、季節の食材を使った天ぷらなど8品がつく「お斎御膳」を考案した。 ほかの4店も、地産地消とヘルシーにこだわった独自の御膳を作る。  本光寺と勝光寺は今年6月、両寺の協力を門徒らにアピールするロゴマーク も作成し、報恩講に向けて準備を進めてきた。マークは握手を雲で囲んだデザ インで「往(い)ったり還(き)たり」と記した。本光寺の多田住職は「二つ の寺で報恩講を聞き、おいしいお斎を食べ、寺に親しみを持ってほしい」と話 した。 〈10〉2013年09月02日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大麦パン、小松の味に 市の6次産業プロジェクト 第1弾が発売  小松市、JA小松市、建機大手のコマツによる地元農産物の「6次産業」推 進プロジェクトの第1弾となる商品が1日、発売された。最新技術で作った小 松産大麦のピューレを使ったパンとラスクで、市内のパン店が製造し、同市蓮 代寺町の道の駅「こまつ木場潟」の店頭に並べた。関係者は、大麦の香りや栄 養価を生かした品を新しい「小松の味」として定着させたいと意気込んでいる。  「手作り工房 パン&お菓子 あんずの木」(同市今江町)が、原料の4割 に小松産大麦を使ったパンとラスクを製造した。店頭に並べた1個180円の パン50個と、1袋50グラム200円のラスク30袋は3時間で完売。「大 麦が香ばしい」と試食した客の評価は上々だった。  同JAによると、大麦を使ったパンは一日で硬くなる。ピューレを使った大 麦パンは3、4日やわらかい食感を保つことができるという。  小松市の6次産業推進プロジェクトでは、同JAが8月、同市今江町の野菜 集出荷場に、野菜や果物を蒸気で加熱後にすりつぶしてピューレ状にする新型 機械を、コマツの協力を得て導入した。市が、加工技術講習会を開き、利用者 を募った。  同店を経営する斎藤和美さん(43)は「大麦パンが小松産大麦の発信につ ながればうれしい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------