_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.138     _/ _/              平成25年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.138をお届けします。  6月9日(日)「エンジョイエコまつり」を開催します。合言葉は「We  enjoy eco!!」。イベントを楽しみながらecoについて考えてみ ませんか?  当日は市内保育園児や小学生の発表、環境クイズ、高校生吹奏楽部演奏、チ ェーンソーアートパフォーマンス、リサイクル市、地元野菜たっぷりの無料振 る舞い鍋などイベントが盛りだくさんです。ぜひお越しください!  なお、当日はペットボトルのキャップを持ってくると、軽食ブースでエコマ ネーとして使えます(例:キャップ10個でわたがし1個と交換します。一部 使えない店があります)。 ●「We enjoy eco!!」エンジョイエコまつり とき 6月9日(日)10時〜15時 ところ 市民公園(JR小松駅前)・こまつ芸術劇場うらら(雨天時はJR高 架下で行います) 内容 ステージパフォーマンス、リサイクル市、手作りプラネタリウム、おも ちゃのお医者さん、自然エネルギー体験、チェーンソーアート、小松の昆虫体 験など 入場料 無料(JR小松駅西と高架横に無料駐車場あり) 問い合わせ 環境推進課 電話0761・24・8069 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ ●今月のテーマは「スポーツ」です こまつちゃん  末広陸上競技場がリニューアルオープンしましたね。 和田市長  6月から外周を含め、トラックの全面がウレタン舗装となり、より快適に競 技が行われるようになりました。そのほか、最新の写真判定装置の導入をはじ めとする備品も充実し、更なる記録を目指す原動力にもなっています。  また、7月24日(水)には日本の夏の風物詩「夏期巡回ラジオ体操・みん なの体操会」の会場として、NHKラジオ第一放送で全国に生中継されます。 皆さんもぜひご参加ください。  更に今年度は、シンボルゲートや周辺道路の植栽、駐車場の整理など、末広 運動公園全体の整備を進めていきます。 こまつちゃん  末広運動公園は、市民にとって掛け替えのない場所ですからね。 和田市長  ほかにも日末町の多目的グラウンド「スカイパークこまつ翼」をはじめ、ス ポーツをする人を支える施設を充実していきます。  小松市民は年齢や競技種目に関係なく、たくさんの人がスポーツを楽しんで います。それも趣味にとどまらず、国体やねんりんピック、少年スポーツ大会 などで、優勝や入賞報告を数多く受けています。また、スポーツ少年団やジュ ニアスポーツ教室などでは、熱心な指導者がスポーツの技術以外にも、チーム ワークやルールを守ることの大切さを教える姿が見られます。  こうして築かれた人と人との結びつきが基礎となって地域力が強化し、小松 の強みになっています。  運動・スポーツは健康の増進にも欠かせません。子供達からシニアまでが、 ウオーキングなどの身近な運動から競技スポーツまでを楽しんでいます。仲間 と集う時間を持ち、伸び伸びと体を動かすことは健康な心身の源となります。 皆さんも自分に合ったスポーツの楽しみ方を見付けてみましょう。 ◆◆国際交流員ハファエレのVamos nos conhecer(仲良く なりましょう)◆◆ ●私の感じる小松  今年の春で、小松に来て2年が経ちました。ブラジルにいた頃は小松のこと を全く知りませんでしたが、インターネットで日本の位置、まちの画像、有名 な物、観光地等の基本情報を検索したり、ブラジルに住んでいる日本人に聞い たりして、小松は「お魚がおいしい」「景色がきれい」「人が温かい」という ようなイメージを持ちました。  私が小松に来たのは、ちょうど「お旅まつり」を迎えた時期でした。小松に 来て初めて参加したイベントでしたし、曳山子供歌舞伎を見学し、また着物を 着てみることが出来ました。日本の伝統文化を実際に体験できたので「これぞ、 日本文化だな」「伝統のまちだな」という第一印象を持ちました。市のマスコ ットキャラクター「カブッキー」も、子供の可愛さと歌舞伎を始めとした日本 の伝統文化を代表しているのではないかと感じました。  小松には、日本の歴史と文化を代表するもの・施設・活動が実にたくさんあ るように感じます。例えば、身近な公園の中にお茶室があり、曳山と交流でき る場所など、なかなか都会にはない日本の文化を肌で感じることができる場所 だと思います。学校の中でも伝統的な文化を次世代に引き継いでいる姿を見て、 文化を守っているのだなと感じます。  ブラジルにいた頃は、遠い見知らぬ小松のことを想像するだけでしたが、今 は私の心の奥にしっかりと存在します。小松が更に成長することを願っていま すし、絶対に成長すると信じています。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●「こまつ曳山交流館みよっさ」 ◎みよっさ体験メニュー(6月より)  ○歌舞伎風メイク(毎週水・日曜日)   メイク時間は15〜20分程度。メイクは落として帰れます。みよっさで 変身してみませんか。   料金 100円  ○歌舞伎ネイル(毎日開催)   料金 100円(ネイルシール2枚)、2枚以上は要追加料金  ○缶バッチ・缶マグネット作り(毎日開催)   オリジナルの作品作りに挑戦!   料金100円  ○三味線(毎週火・土曜日)   簡単な曲を弾いてみよう(練習時間10〜15分)   料金 100円  ○鳴物(毎週火・土曜日)   普段は触ることのできない鳴物に挑戦してみよう。   料金 無料  ○舞う(毎週木曜日)   小松の輪踊り(小松音頭、小松ばやし、おっしょべ節)を踊ろう。舞扇を   使い要返しに挑戦。   料金 無料 ◎みよっさ6月イベント情報  ○豆講座「旧小松市内の町並みについて知る」   小松を再発見できるかも!   とき 6月15日(土)13時30分〜14時30分   講師 関戸昌郎  ○季節を楽しもう「七夕飾りを作ろう」   折り紙で飾りを作りましょう。みよっさの笹飾りにします。   とき 6月24日(月)〜30日(日) 問い合わせ こまつ曳山交流館みよっさ 電話0761(23)3413 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761・24・8016   FAX :0761・24・5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:歌舞伎ふう包装考案 小松市のまちづくり会社 中心商店街に「使って」 02:鉄道ファン、お宝続々 小松のボンネット列車に寄贈 愛称板や温度計… 03:花道広場でイベント52連発 小松市中心商店街で毎週日曜日 04:曳山8基、輝き競う 小松市でお旅まつり 勢ぞろい、熱気 05:人を呼ぶ花道に 今年完成の「れんが通り」で歌舞伎市 06:中町、待ってました 小松市でお旅まつり開幕 12年ぶり晴れ舞台 07:コマツ、地元農業支援 小松市、JAと合意 6次産業拠点を新設 08:空き町家、飲食店に再生 小松市龍助町、補助金受け中心部の景観向上 09:市川団十郎さんに贈る勧進帳 小松市で全国子供歌舞伎フェスティバル  10:小松彩れ、中尊寺ハス 平安時代に思いはせ定植 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2013年05月24日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歌舞伎ふう包装考案 小松市のまちづくり会社 中心商店街に「使って」    小松市のまちづくり会社「カブッキータウンこまつ」は23日までに、歌舞 伎をモチーフとした包装を考案し、市中心商店街に提案した。市中心商店街の 愛称が歌舞伎ふうに決まったことにちなんだ提案で、「歌舞伎のまち小松」を PRする。  作成した包装は、歌舞伎の定式幕の色のひもと、歌舞伎の隈取(くまど)り を題材とした市イメージマークのシール。今後、各商店街の愛称とのぼりをデ ザインした包装紙も作り、8月に開かれる「歌舞伎市」(北國新聞社後援)で 使う。  カブッキータウンこまつは市中心商店街の全100店舗に使用を働き掛ける。  市中心商店街のうち、駅前大通り商店街には、れんが花道通り、八日市商店 街には八の市曳(ひき)山通り、三日市商店街には三の市朱門(あかもん)通 りと、歌舞伎ふうの愛称が付けられた。八日市商店街の一角では、今月、こま つ曳山交流館が開館し、毎年、曳山子供歌舞伎が上演される街にふさわしい雰 囲気づくりが進んでいる。  カブッキータウンこまつの永井真悟事務局長は「小松らしくて粋だと女性店 主から評判がいい。全店で使ってもらえるよう広めていきたい」と話した。 〈02〉2013年05月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎鉄道ファン、お宝続々 小松のボンネット列車に寄贈 愛称板や温度計…    JR小松駅北側の公園に展示しているボンネット型特急列車に、全国の鉄道 ファンからゆかりの「お宝」が続々と集まっている。昭和40年代に実際に使 われた特急列車の愛称板や車内の温度計など、いずれも貴重品ばかりで、列車 を管理する保存会には先月末の公開後、2週間余りで約100点が寄贈された。 寄贈品は今後、展示していく方針で「乗り物のまち小松」の新たな魅力になり そうだ。 ●全国から100点  寄贈品はボンネット型特急の側面に掲げられた「白山」「雷鳥」「あさま」 の列車愛称板のほか、車内の非常灯ケース、車番を示す札、昭和40年代の切 符など。小松市での列車展示に合わせ、「ゆかりの品を大切に保管してほしい 」と寄贈を申し出るファンが多いという。  千葉県八千代市のバス運転手前川健さんはボンネット型特急で使われた愛称 板や車両部品など23点を寄贈。このうち1枚には、元国鉄車両副技師長でボ ンネット型特急や新幹線0系など数々の新型車両を設計し、昨年12月に死去 した星晃氏(富山市出身)の直筆サインが入っている。  小松駅北側に展示しているボンネット型特急は「クハ489−501」で、 赤とクリーム色の旧国鉄カラーが特徴。小松市がJR西日本から譲り受け、地 元住民らでつくるボンネット型特急電車保存会が委託管理している。4月29 日から毎週土日に公開している。  16日は保存会メンバーが寄贈された愛称板や非常灯ケースの取り付け作業 を進めた。同会は維持管理費なども個人や企業から募っており、岩谷淳平事務 局長(37)=小松市末広町=は「譲り受けた思い出の品を大切に活用し、多 くの人にボンネット列車を見てほしい」と話した。 〈03〉2013年05月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎花道広場でイベント52連発 小松市中心商店街で毎週日曜日  小松市などが出資するまちづくり会社「カブッキータウンこまつ」は19日、 市中心商店街で「日曜イベント」の毎週開催に乗り出す。今年完成した「花道 広場よろっさ」にステージやフリーマーケットを誘致し、閑散としている週末 の商店街に活気を取り戻す。第1弾の19日は野菜市が開催され、園児が遊戯 を披露する。  日曜が年52回あることから「週末52イベント」と銘打ち、飲食ブースの 設置、ダンスや歌のパフォーマンス披露、展示や講演などのイベントを随時開 催していく。  同社によると、八日市、三日市、小松駅前レンガ通り、中央通りの4商店街 では約100店舗が営業する一方、約30の建物が空き店舗になっている。週 末は平日と比べて人通りが少なく、イベント開催で市民や観光客が中心商店街 に足を運ぶ環境をつくる。  「花道広場よろっさ」は、JR小松駅から中心商店街につながる「れんが花 道通り」沿いにある。10〜13日のお旅まつりに合わせて4商店街で開かれ た「歌舞伎市」(北國新聞社後援)では、広場を通って商店街を回る客が多く、 市は「よろっさ効果」が出ていると手応えを感じている。  19日は市シルバー人材センターが野菜市を開き、大和保育園の園児が歌と 踊りを発表する。同社は「日曜に必ず催しを用意し、にぎわい創出につなげた い」としている。よろっさの利用希望者は同社=0761(24)8200= まで。 〈04〉2013年05月12日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山8基、輝き競う 小松市でお旅まつり 勢ぞろい、熱気    小松市のお旅まつりは2日目の11日夜、同市中心部に藩政期から伝わる8 基の曳山(ひきやま)が勢ぞろいし、観客が絢爛(けんらん)豪華な姿に酔い しれた。電飾が施された曳山は暗くなるにつれて輝きを増し、当番町の龍助町 と中町による子供歌舞伎が会場を熱気で包んだ。  昼間に予定されていた3基、5基の曳山による曳揃(ひきぞろ)えは雨天中 止となったが、メーン行事の曳山八基曳揃えが始まる夕方には雨がやんだ。  雨対策として屋根をビニールで覆われた曳山は、各町から若衆にひかれて約 2時間かけて会場に集結。龍助町と中町の子供役者は舞台を堂々と演じ、会場 から歓声や拍手が沸き起こった。  オープニング式典では、縄紘平曳山八基曳揃え実行委員長、谷本正憲知事、 一川保夫参院議員、佐々木紀衆院議員、円地仁志小松市議会議長、和田慎司同 市長が順にあいさつした。  小松市によると、曳山八基曳揃えの観客数は前年比4千人減の1万2千人だ った。お旅まつりは13日まで開かれ、12、13日とも龍助町と中町で子供 歌舞伎が披露される。 〈05〉2013年05月12日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎人を呼ぶ花道に 今年完成の「れんが通り」で歌舞伎市    2日目を迎えたお旅まつりに合わせ、「歌舞伎市」(北國新聞社後援)が1 1日、小松市の中心商店街で始まった。今年完成した「れんが花道通り」がJ R小松駅から中心商店街へ人を呼び込み、雨の中でも人出はまずまず。来場者 はご当地グルメに舌鼓を打ちながらダンスなどのイベントを楽しんだ。  会場である八日市、三日市、小松駅前レンガ通り、中央通りの4商店街には 出店が並び、小松名物を集めたブースでは小松うどん、塩焼きそばなどが提供 された。同市シルバー人材センターの会員は新鮮野菜などを販売。芦城中吹奏 楽部の演奏など多彩なステージが繰り広げられ、市内外から訪れた家族連れを 楽しませた。  同市の土居原町と龍助町を結ぶ都市計画道路「れんが花道通り」は、延長2 50メートルで幅18メートル。1998(平成10)年度から昨年度まで、 県が道路拡幅と歩道整備、無電柱化を進めてきた。  同市によると、昨年行われた歌舞伎市では同道路も会場だったが、工事中だ ったため出店が少なかった。こまつ曳山交流館前の「花道広場よろっさ」を通 って商店街を回遊する客も目立ち、市担当者は「観光客を呼び込みやすい環境 が整ったが、にぎわい創出を継続的に仕掛けることが必要だ」としている。  11日、小松駅前大通りまちづくり協議会による完成を祝う会がよろっさで 開かれた。濱本哲成同協議会長、谷本正憲知事、和田慎司小松市長、佐々木紀 衆院議員、福村章県議が順にあいさつし、小松市の太鼓チーム「共栄太鼓風雅 」が演奏を披露した。 〈06〉2013年05月11日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎中町、待ってました 小松市でお旅まつり開幕 12年ぶり晴れ舞台    10日に小松市で開幕したお旅まつりでは、曳山(ひきやま)子供歌舞伎の 当番町である龍助町、中町の子供役者が堂々とした芝居を繰り広げた。2回連 続で上演を断念していた中町では、児童の12年ぶりの晴れ舞台を一目見よう と住民が集結。万感の思いで舞台に見入り、「よっ、待ってました」「うまい ぞー」と掛け声が飛び交った。  中町の子供役者7人は「一の谷嫩(ふたば)軍記熊谷陣屋之段」を堂々と披 露。義経と平宗清との掛け合いなど緊張感漂う舞台で観客を魅了した。12年 ぶりの上演だけに町中の住民が詰めかけ、お年寄りらは曳山を降りた子供役者 と一緒に写真を撮り、晴れの日を祝った。  石田忠町内会長は「住民一丸となって12年ぶりの上演に踏み切ったかいが あった。町民の喜びようを見て、若連中が4年後の上演を検討していることが うれしい」と話した。 ●「小松との絆応援」 市川団十郎さん追慕会 長女ぼたんさんが演舞  小松市の「市川団十郎丈追慕講演会」は10日、同市の県こまつ芸術劇場う ららで開かれ、人気歌舞伎俳優団十郎さんが小松に残した足跡を振り返った。 団十郎さんの長女で日本舞踊市川流家元の3代市川ぼたんさんが日本舞踊を披 露し、「父が築いた小松との絆を微力ながら応援したい」と話した。  ぼたんさんは、舞台で団十郎さんの後援会「成松(なりまつ)会」の塚本幹 雄会長、新道登事務局長と座談し「何ごとも真剣で辛抱強い父。闘病中も弱音 を吐かなかった」と紹介。全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(本社特別 協力)で司会を務めた葛西聖司さんが講演した。 ●250年PRに協力 関東大小松会  小松市の曳山子供歌舞伎が2016(平成28)年に250周年を迎えるの を前に、関東在住の小松市出身者でつくる関東大小松会の10人は10日、お 旅まつりの見学で小松入りした。和田慎司市長と懇談した石田寛人会長(金沢 学院大名誉学長)らは「250年をPRする仕掛けが必要だ。協力は惜しまな い」と述べた。  同会のお旅まつり訪問は約20年ぶりとなる。11日は曳山子供歌舞伎や曳 山八基曳揃えなどを見学する。 ●子供獅子、力強く  ○…小松市本折町の本折日吉神社では、子供獅子16組のお宮参りが行われ、 小中学生約230人が太鼓や笛の音色に合わせて力強い舞を披露した。  子供獅子舞技能コンクールも行われ、同神社の氏子青年会「日吉会」の会員 が舞や笛の音色などを審査し、末広町が8年連続最優秀賞に選ばれた。 ●3メートルてるてる坊主  ○…小松市の八日市商店街振興組合は、11日に行われる曳山曳揃えなどが 好天に恵まれることを願い、同商店街にてるてる坊主28体を飾った。てるて る坊主は同市八幡町の住民が同町の祭りのために製作し、同組合が借りた。高 さ約3メートルの大型のてるてる坊主が住民らの注目を集めた。 ●歴史ある町家巡る  ○…スタンプラリーで小松の町家を巡る「こまつ町家回廊第二幕」は、お旅 まつりに合わせて中心市街地で始まり、観光客らが歴史ある町家の魅力に触れ た。龍助町の松雲堂など22カ所がスタンプラリーの対象となり、10カ所以 上訪れた参加者に記念品が贈られた。11日は町家でコンサート、最終日の1 2日は茶会が開かれる。 〈07〉2013年05月09日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コマツ、地元農業支援 小松市、JAと合意 6次産業拠点を新設  小松市、JA小松市と建機大手のコマツは8日までに、地元農産物を加工・ 販売する「6次産業」の拠点を同市内に新設することで合意した。コマツは創 業の地の農業を支援するため、プロジェクトへの参画を決定。大麦やトマト、 ニンジンなど特産物の消費拡大を目指して付加価値を高めるとともに、女性や シニア世代の雇用につなげる。同市などは6次産業推進の先進的なモデルケー スとしたい意向で、試行期間を経て来年にも新施設の基本設計に取り掛かる。  小松市は取り組みを「こまつ・アグリウエイプロジェクト」(仮称)と銘打 ち、関係者で近く同プロジェクト推進委員会を発足させる。プロジェクト推進 に当たっては、JA小松市などの出資による新会社や法人の設立を検討する。  コマツは資金面やものづくりのノウハウ伝授で協力する。野路國夫会長は 「農業なくして小松市とコマツの発展はない。農業と林業を再生し、里山を復 活させたい」と話した。  小松市はかねて6次産業を推進しており、今回のプロジェクトは大麦などの 付加価値をアップさせ、野菜や果物の規格外品を商品化するのが目的。健康・ 本物を志向する消費者のニーズをとらえ、商業ベースに乗せたい考えだ。新施 設の立地場所は未定だが小松市内の里山を想定しており、2016年の完成を 目指す。  プロジェクトには食品の製造・販売を手掛けるネピュレ(東京)も加わる。 構想では野菜や果物を蒸気で加熱処理し、素材の栄養価とうま味を凝縮して液 体化する同社の技術を導入。農産物をパンや菓子、ジュースに加工し、同社の 販売網も活用して県内外に売り込む。  JA小松市は6月にも小型機械を今江町の野菜集出荷場でテスト稼働させ、 製品開発や品質テストを進める。建物を体験型の観光施設として活用する案も ある。  小松市は国内有数の大麦産地で、年間1千トン以上を生産する。しかし、大 麦の価格はコメの4分の1程度で、農家の利益につながりにくい。トマトやニ ンジンなどその他の特産品も規格外品が一定数あり、無駄が出ている。 ★〔6次産業(ろくじさんぎょう)〕  第1次産業の農林水産業が農作物の生産だけではなく、加工食品の製造、販 売に取り組むこと。「6次」は1次生産の1次、加工の2次、流通販売の3次 を足しても掛けても6になることから生まれた造語。農産物の付加価値を高め、 所得向上や雇用創出につなげる取り組みとして注目されている。 〈08〉2013年05月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空き町家、飲食店に再生 小松市龍助町、市補助金受け 中心部の景観向上  小松市龍助町の空き家だった「こまつ町家」が7日までに改修され、昭和初 期の風情が漂う飲食店に生まれ変わった。市の補助事業を活用して伝統の格子 「虫籠(むしこ)」などが取り入れられ、空洞化が指摘される市中心部の景観 向上に一役買う。  空き家は木造2階建て延べ床面積65平方メートルで、昭和初期に建設され た。当時の面影が残るが、老朽化が進み、正面に電気メーターや送風機が設置 されていた。  県内の純米酒、焼酎をそろえた飲食店の出店先を探していた麻田直宏さん (38)=同市串町=が、「伝統的まちなみ景観向上事業」を活用。昨年12 月から今年3月にかけて正面に下屋や虫籠格子を設置、土壁部分に白漆喰(し っくい)を施し、7日までに「町家ダイニング がじゅまる」を開業させた。 市は限度額の500万円を補助した。  市が2009年度に創設した「伝統的まちなみ景観向上事業補助」は市中心 部の店舗、宿泊施設などの改修が対象で、今回の改修は4件目の補助となる。  市によると、補助金への応募は12年度まで年1件だったが、今年度は7日 現在で4件の問い合わせがある。町家ブームを背景に補助事業への関心が高ま っているとみられ、市まちデザイン第2課は「町家再生を進め、景観保全とま ちなか回帰につなげたい」としている。 〈09〉2013年05月05日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市川団十郎さんに贈る勧進帳 小松市で全国子供歌舞伎フェスティバル   15回目の節目を刻む全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社 特別協力)は4日、県こまつ芸術劇場うららで2日間の日程で開幕した。今年 2月に亡くなった歌舞伎俳優、12代市川団十郎さんから指導を受けた地元小 松市の小中学生は、安宅ゆかりの「勧進帳」の舞台に臨み、団十郎さんの情熱 を胸に、気迫あふれる芝居を繰り広げた。  団十郎さんは1986(昭和61)年から小松市を10回以上訪れ、昨年4 月にも同フェスに出演する子供役者を手ほどきしている。  「歌舞伎十八番の内 勧進帳」では、団十郎さんの指導を受けた子供役者1 1人と長唄・囃子(はやし)方32人が稽古の成果を出し切った。弁慶と富樫 の息もつかせぬ山伏問答が緊張感を漂わせ、弁慶が義経をつえで打つ光景に胸 を打たれた富樫の姿や、義経が弁慶を許す見せ場を情感豊かに演じた。  「団十郎さんに教わった通り、せりふの言い回しや動作ができた」。弁慶役 の亀田唯鈴さん=松陽中1年=は笑顔で語り、富樫役を演じた南出紗希さん= 芦城中1年=は「緊張したけど演技は100点満点。5日も失敗しないで演じ る」と気を引き締めた。  舞台では今回、滋賀県米原市と新潟県南魚沼市の団体が初めて出演し、忠臣 蔵をテーマとする芝居で会場を沸かせた。  米原市の松翁山子ども歌舞伎は「碁盤太平記(ごばんたいへいき) 山科閑 居(やましなかんきょ) 大石妻子(おおいしさいし)別れの場」、南魚沼市 の塩沢子ども歌舞伎は「仮名手本(かなでほん)忠臣蔵 七段目 祇園一力 (ぎおんいちりき)茶屋の場」を披露。それぞれ200年以上の歴史を誇る歌 舞伎を受け継ぐ心意気を示した。  上演前には和田慎司小松市長、米原市の平尾道雄市長、南魚沼市の南雲権治 教育長があいさつ。会場には各地の特産品を紹介するブースが設けられた。 ●交流館前で練り歩き  1日に開館した「こまつ曳山交流館みよっさ」前のれんが花道通りでは、小 松、米原、南魚沼3市の子供役者が約150メートルにわたって練り、沿道の 約300人から「あしたもがんばれ」などと声援が飛んだ。 〈10〉2013年05月01日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松彩れ、中尊寺ハス 平安時代に思いはせ定植  小松市は30日、岩手県平泉町の中尊寺から譲り受けた約800年前の種子 から育てた「中尊寺ハス」7本を、同市日末蓮池公園に定植した。7月下旬か ら8月上旬ごろに開花する見込みで、淡い紅色の花が楽しめる。  市職員4人が池の泥を掘り起こした後、長さ20〜35センチほどの茎を植 え込んだ。今後は開花までに害虫対策などを行い、案内看板も設置する。市は ハスが成長すると、市内の別の公園へ移植したり、JR小松駅東側で11月に 一部開業する「サイエンスヒルズこまつ」に展示するなどして観賞する機会を 増やす。  中尊寺ハスの種子は同寺で1950(昭和25)年、平安時代末期に死去し た藤原泰衡(やすひら)の首桶(くびおけ)から見つかり、98年に開花した。  小松ゆかりの歌舞伎「勧進帳」に登場する源義経は藤原泰衡の軍勢の襲撃で 自害に追いやられたとされる。昨年9月に小松市で開かれた「奥の細道こまつ サミット」で、平泉町の関係者が同市に中尊寺ハスを紹介した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ 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