_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.137     _/ _/              平成25年 5月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.137をお届けします。  5月1日(水)に、こまつ曳山交流館みよっさがオープンします。お旅まつ りに使用される曳山全8基のうち2基を常設展示するほか、十八番(おはこ) 舞台と名付けられた48畳の広さを持つ舞台があり、お稽古や発表の場として 利用できます。オープンを記念して5月1日から31日まで毎日、こけら落と し公演行います。ぜひ足をお運びください。  また、5月10日(金)〜13日(月)、小松に初夏の訪れを告げるお旅ま つりが開催されます。絢爛豪華な曳山が勢揃いする「曳山曳揃え」は11日 (土)に開催。また、歌舞伎のまち小松〜春の巻〜と銘打って様々なイベント が催されます。歌舞伎色に染まる小松の町へ皆さんぜひお出掛けください。 ●こまつ曳山交流館みよっさこけら落とし公演 とき 5月1日(水)〜31日(金) ところ こまつ曳山交流館みよっさ 内容 1ケ月間、日替わりでイベントが催されます。 入場料 無料 問い合わせ 文化創造課 0761(23)3413 ●曳山子供歌舞伎上演 龍助町 「加賀見山旧錦絵」 中町  「一の谷嫩軍記 熊谷陣屋之段」 とき 5月10日(金)〜13日(日) ●曳山曳揃え 【昼の部】 ◎橋南五基曳揃え 13時曳揃え完了 龍助町子供歌舞伎上演 13時30分〜 竜助町交差点 ◎橋北三基曳揃え 14時曳揃え完了 中町子供歌舞伎上演 14時30分〜 中町町内 【夜の部】 曳山八基曳揃え 17時曳揃え完了 龍助町・中町子供歌舞伎上演 18時〜 細工町交差点 問い合わせ  小松市観光・交流振興課 電話0761(24)8076 ◆◆和田市長にココが聞きたい◆◆ 今月の「和田市長にココが聞きたい」は、市政2期目がスタートするにあたり 今後の市政の方針や目標について、 「大交流時代において北陸の成長を引っぱる国際都市へ〜日本一ここちよいま ちを目指して〜」と題したインタビューをお届けします。 ―和田市政2期目がスタートしますね 和田市長  市民の皆様の力強いご支援をいただき、引き続き市政を担当させていただく ことになりました。2期目にあたりましても、これまでの実績を十分に生かし ながら、決して改革の歩みを止めることなく、全力で何事にも取り組んでまい ります。 ―1期4年間を振り返って、その成果についてお聞かせください。 和田市長  「10年ビジョン」を策定し、今後のまちづくりの方向性を皆さんと共有でき ました。「たくましい・おもしろい・ここちよい」まちづくりを旗印に掲げ、 小松の地域力・魅力の向上を目指したビジョンの実現に向け、一歩一歩着実に 施策を実現してきた4年間だったと思います。  大交流時代に成長するたくましい・おもしろいまちとして、交流人口の拡大 を目指したまちのシンボルを整備しました。JR小松駅東西エリアに「サイエ ンスヒルズこまつ」や「こまつ曳山交流館みよっさ」がオープンしますし、小 松空港は国際便の増便などで国際化が進みました。  3世代が笑顔で暮らすここちよいまちとしては、不妊・不育治療の助成や 「南加賀救急医療センター」を創設しました。また、災害に強いまちを目指し、 学校施設の耐震化100%を達成、自主防災組織の育成なども進め、暮らしの 安心安全を支える基盤を強化しました。  更に財政再建では、長年の課題であった市債残高を減少、行政コストの削減 を図り、その差額を水道料金や保育料の引き下げなど、皆様の暮らしに還元す ることができました。  これらの事業や施策の実現には、多くのご支援とご協力をいただきました。 心より感謝申し上げます。 ―2期目にあたっての方針をお聞かせください。 和田市長  就任当初から、市民それぞれの悩みや求めに沿ったオーダーメイドの行政を 目指してきました。それは一人ひとりの幸せやそれぞれの家庭に笑顔があって こその小松市の発展だと考えるからです。これまでも、そしてこれからもその 基本姿勢に変わりはありません。一人ひとりの幸せを応援するために、心を込 めて、さらに進化した小松を目指します。 ―個々の施策の展開では、どのようなことをお考えでしょうか。 和田市長   第一に、小松を北陸の成長をリードする国際都市へ成長させます。小松空港 やJR小松駅などの拠点整備を進め、小松独自の文化を活用することで、世界 とつながる小松文化を創造します。  第二に、ものづくりのまちとしての底力を高めます。ものづくりを支える技 術や人材の育成、6次産業化や環境王国のブランド化に努めます。  第三に、まちづくりをリードする行財政改革の遂行です。職員の意識改革と 能力アップを図り、日本一の職員を育成します。徹底した業務改善で固定費を 削減し、財政の健全化に努めます。  第四に、一人ひとりの夢を実現できるまちづくりを進めます。子供達のため の医療の負担軽減や、シニアや女性が活躍できる環境整備を継続して推進しま す。  第五に、小松に住んでよかったと思えるように、家族みんなの暮らしをサポ ートします。医療などの拡充とICTやエコの継続推進で暮らしやすさを追求 します。 ●最後に市民の皆さんへメッセージをお願いします。  市民の皆様との信頼関係があってこそ「みんなが主役の市政運営」が実現で きると考えています。今後も一人でも多くの皆様とお会いして、意見を交換し 合い、共通の目的を持ってまちづくりを進めてまいります。  北陸新幹線の金沢開業を控え、大交流時代を迎えつつある今がまさに、小松 市が北陸の新都心となるための正念場を迎えています。未来へ向けて着実に前 進し、新しい時代を拓くため、今こそ市全体が同じ方向を向き、協働によって 様々な課題を乗り越えていかなければいけません。一緒に小松市を日本一のま ちへと発展させていきましょう。 ◆◆国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)◆◆  今月は休載します。 ◆◆文化ガイド◆◆ ●「赤の魅力ー宮本三郎とそれぞれの赤」  宮本三郎の作品は華麗で鮮やかな色彩で知られます。この展覧会では「赤」 色に着目して、宮本作品とそれ以外の作家達の作品を展示し、それぞれの「赤 」の魅力について紹介します。 会期 6月23日(日)まで ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円、大学生200円、高校生以下無料、ミュージアムパス ポート・シニアパスポート利用可。 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話0761(20)3600 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ 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ド教授、隈研吾東大教授の4人。  市内で協議の場が設けられ、景観維持に向けた群生地の整備方針や、誘客を 進める上での課題などをテーマに話し合う。  山あいにある日用町は、湿度が高く冬が長い環境がコケの生育に適し、ヒノ キゴケやカモジゴケなどが群生している。約1ヘクタールに20種類以上が生 い茂る「苔(こけ)の園」は観光名所として知られていたが、2009年に閉 鎖。住民有志でつくる日用苔の里整備推進協議会が雑草を手入れし、コケの保 存に取り組んでいる。  ただ、地域住民だけで群生地を維持するのに限界があり、市担当者は今回の 協議で管理方法の青写真も練る。  日用町の有川宗樹町内会長は「ドイツの有識者らと交流を深めながら、地域 の宝であるコケの群生地を後世に残す手だてを考えたい」と話した。 〈02〉2013年04月24日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎カブッキーのPRソング 小松市の子ども劇団が作曲 来月に披露  子どもミュージカル劇団「こんぺいとう☆」(小松市)は23日までに、小 松の魅力とイメージキャラクターの「カブッキー」を発信するPRソングを作 った。歌詞には小松うどん、勧進帳、曳山交流館などが盛り込まれており、5 月11、12日のお旅まつり歌舞伎市(北國新聞社後援)で披露する。  曲の題名は「1(ワン)、2(ツー)、3(スリー)、4(フォー)カブッ キー?」。明るく軽快な曲調で「お旅まつりに来まっし〜」など、小松の見ど こ ろを紹介する内容となっている。劇団の北川由美子代表(33)が歌を通して 小松を盛り上げたいと作詞、作曲し、覚えやすい振り付けも考案した。  劇団は昨年8月に発足し、メンバーは園児と児童8人。「夢、輝き!」と題 したミュージカルなどを市内外のイベントで披露してきた。22日には小松市 三日市町のタウンオアシスで歌の完成を商店街関係者に報告した。  中心商店街で開かれるお旅まつり歌舞伎市では、団員が「勧進帳」の山伏姿 の弁慶をイメージした衣装で歌と踊りを披露する。メンバーの齋藤ひかりさん (6)は「カブッキーにも覚えてもらえるよう、楽しく踊りたい」と話し、北 川代表は「多くの人に口ずさんでもらえるよう曲を発信したい」と意欲を語っ た。 〈03〉2013年04月21日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎イノシシ対策、コマツが支援 小松市の協議会へ農林機器貸し出し  コマツ粟津工場は、イノシシの被害に悩む小松市内の農家を支援するため、 柵を立てるときに使う機械など農林機器3点セットを小松市イノシシ被害対策 協議会に無料で貸し出すことを決めた。柵を設置する作業は重労働だとして、 農家が市を通じて支援を求め、同工場は地域貢献の一環として応じた。  粟津工場が用意するのは、地面にくいを打ち込む機械と草刈り機、送風機。 コマツの完全子会社だった小松ゼノアの農林機器事業を買い取ったハスクバー ナ・ゼノア(川越市)から購入する。  小松市内ではイノシシが農地を荒らす被害が拡大しており、昨年度は20・ 1ヘクタールで2096万円相当の損害があった。農家はイノシシが農地に侵 入するのを防ぐため、柵を張り巡らせるなどの対策を取ってきたが、「地面が 固くてくいを打ち込めない」などの声が出ていた。  粟津工場と市の担当者はこのほど、五国寺町で農林機器を使って柵の設置を 試行。人力よりも格段に容易に作業できることを確認した。のり面の草刈りも 片手で簡単に作業ができ、草刈り機の実演も関係者に好評だった。  粟津工場は地域貢献の一環として農業支援に取り組んでおり、JA小松市の オリジナル商品であるトマトカレーの消費拡大のため、月に1回の食堂で提供 したり、県外客への土産として活用している。  山下修二工場長は「農業の発展に少しでも貢献できるよう、地域の関係者と 懇談し、地元企業としてできることから地道に取り組んでいきたい」と話した。 〈04〉2013年04月17日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎おぼれた猫救助 小松商高生お手柄 学校近くの用水から  小松商高野球部主将の土上弘喜君とマネジャーの藤田秀俊君=いずれも3年 =はこのほど、学校近くの用水でおぼれている猫を見つけ、助け出した。ひん 死の状態だった猫は2人の連係プレーと獣医師の介抱によって回復し、飼い主 を待っている。  部活帰りの2人は13日午後8時ごろ、小松市軽海町の用水で、猫がおぼれ ているのを見つけた。すぐに助けようとしたが、発見した場所では水面に手が 届かず、水の流れも速かったという。  用水は幅約2メートル、水深約50センチで、土上君は下流で水面に近づけ る場所を見つけ、用水の中に入って待ち構えた。藤田君は携帯電話の明かりで 流れる猫を照らした。水の中から引き上げた後、2人はユニホームや野球用の コートにくるんで温め続けた。  猫は約40分後に、同市打越町の「すずき動物病院」に運ばれたが、体温は 動物用の体温計では測れないほど低下し、意識ももうろうとしていたという。 鈴木隆史院長(43)はドライヤーや湯たんぽで猫の体を温め、点滴を打って 回復を待った。  鈴木院長によると、猫は白色で黒の斑点があり、体長は約50センチ。雄の 雑種で、青色の首輪をしている。同病院で保護されており、土上君と藤田君は 「元気になって本当にうれしい。早く飼い主が現れてほしい」と話した。 〈05〉2013年04月16日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎訓練充実へ、資機材提供 小松市消防本部 6月から 自主防災組織に    小松市消防本部は6月、倒壊した家屋から住民を救出する道具などの防災用 資機材を自主防災組織に貸し出す事業に乗り出す。町内会単位などの自主防災 組織に多様な資機材を試してもらい、必要な品を購入しやすいようにするのが 目的で、県内でも珍しい取り組みとなる。同本部は資機材の使い方も指導し、 地域の防災力が高まるよう後押しする。  市消防本部が準備する予定の資機材は、救出訓練セットや自動体外式除細動 器(AED)訓練用人形、土のう製作機、折りたたみ式リヤカーなど約20種 類。自主防災組織などの防災訓練時に貸し出し、消防職員が使用法も説明する。  大部分の自主防災組織はこうした資機材を持たず、実践的な訓練を行ってい ない団体もある。同本部は資機材の提供や消防職員の派遣により、訓練の中身 が濃くなると見込む。自主防災組織が必要な用品を知って購入すれば、非常時 の対応に役立つとみている。  大地震などで市全域が被災した場合、消防職員などの救援活動が行き届かな くなるため、市消防本部は住民の知識や技能を高め、資機材の充実にもつなげ たい考えだ。同本部は「防災訓練がマンネリにならないよう防災用資機材を使 った訓練実施を呼び掛けていく」(中消防署)としている。 〈06〉2013年04月14日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市川団十郎さんの絆を末永く 妻と長女が小松市へ  2月に死去した小松市ゆかりの歌舞伎俳優市川団十郎さんの妻・堀越季実子 さんと、長女で日本舞踊市川流名跡の市川ぼたんさんが4〜5月、同市を訪れ、 こまつ曳(ひき)山交流館の完成式典などに出席する。小松・安宅が舞台の歌 舞伎「勧進帳」は市川宗家の「お家芸」で、上演には許可を要する。市はたび たび小松で「勧進帳」を指導した団十郎さんとの絆を末永く生かして今後も、 子供歌舞伎での上演を続け、伝統文化継承を後押しする。  団十郎さんに同行して小松を何度も訪れている季実子さんは30日、小松市 八日市町で子供歌舞伎の情報発信施設となる同交流館の「完成を祝う会」に参 列し、テープカットに加わる。この後、県こまつ芸術劇場うららで5月1日に 始まる「12代市川団十郎丈追慕展」を見学する。  市川海老蔵さんの妹に当たるぼたんさんは5月10日、県こまつ芸術劇場う ららで開かれる団十郎さんの追慕講演会に出演し、団十郎さんの人柄や父親と しての横顔などを紹介するほか、日本舞踊も披露する。小松市民らでつくる団 十郎さんの後援会「成松会」メンバーも登壇する。  歌舞伎の振興に心血を注いだ団十郎さんは1986(昭和61)年から、小 松市を10回以上訪れ、子供歌舞伎の役者を指導したり、「歌舞伎のまち小松 を考える会」に特別顧問として出席した。  市によると、「勧進帳」上演には市川宗家団十郎の了承が必要。市は全国子 供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)が始まった99(平 成11)年に、団十郎さんに手紙を送り、勧進帳を披露する許しを得た。市は 引き続き勧進帳を演じることを団十郎さんの「成田屋事務所」に案内しており、 今後、海老蔵さんが団十郎を襲名する際に、あらためて上演に理解を求める。  市は「団十郎さんとの交流を元に、市川宗家とのお付き合いを続けていきた い」(文化創造課)としている。 〈07〉2013年04月12日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎工芸、外国料理で集客 空き店舗で開業後押し 小松市猫橋飴屋通り    小松中心商店街振興組合連合会は5月、小松市の「猫橋飴屋通り」(中央通 り商店街)で「集まれ趣味人」を合言葉にした新規事業を始める。手作り工芸 作家や、海外の料理を提供する外国人によるイベントを開催したり、空き店舗 を活用した開業を呼び掛ける。従来の商店街にない魅力を加えて顧客を掘り起 こし、集客力を高める。  同連合会によると、趣味の世界は手作り雑貨や陶芸、染色、プリザーブドフ ラワーなど幅広く、ファンも多い。商店街とこうした作家が連携することによ り、商店街を訪れる人を増やす。  同連合会は、作家に対して、空き店舗を会場に体験コーナー付きの展示会開 催を呼び掛ける。作家が「週末だけ借りたい」などと要望すれば、同連合会が 作家と所有者の間に入って交渉を支援する。  母国の料理を提供する飲食店開業を希望する同市在住の外国人も対象とし、 同連合会が空き店舗での料理講習会の開催や開業を支援する。  同事業の第1弾イベントとして小松市在住の外国人が5月11日、猫橋飴屋 通りでブラジルやタイ、ペルー、中国など6カ国の「お国料理」を提供する。 市民らに海外の料理を紹介し、人気が高い料理は、月1回のペースで開く外国 料理講習会に採用する。  11〜12月には、作家の合同作品展と外国料理を提供する第2弾イベント を開く。高野哲郎会長は「商店街に工芸作家や外国料理の店が集積するように 取り組む」と話した。  5月11日のイベントでは、約10年前に製造を終えた人気菓子のブルーベ リージャム入りどら焼き「ドラボン」が復活する。同市八日市町の和菓子店 「徳田盛華堂」が、甘酸っぱい味を再現した。1個180円。 〈08〉2013年04月07日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎昭和の串町、ジオラマで 小松市で消えた串川中心に再現 4人が制作    小松市串町の住民有志は6日までに、加賀三湖干拓事業で姿を消した串川を 中心とした昭和の串町の姿を再現したジオラマをほぼ完成させた。今江潟と柴 山潟を結んだ串川の存在を知らない住民が増えたことを案じた熟年男性4人が、 豊かな自然に恵まれていたふるさとの姿を後世に伝えるため、制作に打ち込ん でいる。  ジオラマ作りは2007(平成19)年に、串町民俗資料館の北川義友館長 (70)らが企画し、中澤定昭さん(71)と中野実次さん(73)、吉田博 さん(67)、中村和夫さん(68)が月1回、同館に集まって作業を進めて きた。  ジオラマは畳一畳ほどの大きさ。串町民俗資料館北側にあった串大橋を中心 にした2キロ四方の光景を、縮尺1000分の1で再現した。  4人は、住民から寄せられた昭和20年代の写真で確認しながら、民家や小 学校、舟着き場を木材で作っている。田んぼなど地面は紙粘土で作り、川底に は砂利を敷き詰めた。今後、川の中にシリコンを流し、透明感のある水の流れ を作って完成させる。  4人は清らかな流れに小舟を浮かべ、シジミやフナ、カワエビを捕って遊ん だ当時を懐かしみながら、和気あいあいと制作に励んでいる。  完成したジオラマは11月、同館で行われる文化祭で、住民提供の写真とと もに披露する予定だ。中澤さんは「住民に昔の町並みを懐かしんでもらい、串 川を知らない世代にも自然に恵まれていた郷土の魅力を伝えたい」と語った。 〈09〉2013年04月03日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎民謡継承願いテーマ曲 小松市連合会が披露へ 覚えやすい踊りも創作    小松市民謡連合会は2日までに、小松の民謡文化を後世に継承する決意を込 めた唄を作った。「会員の心を一つにし、会を盛り上げる唄」であり、5月1 2、19日に「こまつ曳山交流館」で市民らに披露する。  唄は岸泰二央(たにお)会長(76)が作詞、会員の山本正之さん(68) が作曲した。題名は「小松市民謡連合会の唄」(仮称)とし、中村梅華さん (61)が覚えやすい踊りも考えた。民謡を受け継いできた先人への感謝と、 後継者を育てる強い思いが込められている。  市民謡連合会は2010(平成22)年に発足し、民謡会11団体が所属す る。現在、3歳から80代の約180人が芸を磨いている。  会によると、高齢化で会員数が徐々に減っていることに加え、民謡を学んだ 子供が中高生になると会を離れ、定着しないことが悩みだという。  会員は唄のお披露目に向け、今月7日に合同練習を行う予定。岸会長は「今 年10月のこまつ民謡まつりでもぜひ披露したい。会員皆が心を合わせ、民謡 文化を発展させたい」と話した。 〈10〉2013年04月02日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空き家入居に家賃補助 小松市、定住促進へ新制度 改修費の助成も創設  小松市は1日、空き家への入居を促すため、空き家を借りて住む市民に対す る家賃補助金制度を県内で初めて設けた。市の調査では、市内に一戸建ての空 き家は1504軒あるが、借り手を募集しているのは28軒にとどまる。市は、 空き家の再利用を通じて、定住人口の拡大と地域コミュニティーの維持などに 役立てる考えだ。  市は「空き家有効活用家賃補助金」と銘打ち、家賃の半額を月額2万円まで 支援する。期間は1年間限定。45歳以下、3年以上居住するなどの条件があ る。年間20件の補助を見込む。  市によると、空き家は傷みが激しいなどの理由で借り手が見つかりにくいこ とが課題。このため、市は空き家の借り手を募集する際、改修費の半額を40 万円まで助成する空き家有効活用奨励金も新設した。台所やトイレ、風呂など の「お色直し」の負担を軽減し、借り手が決まりやすいように支援する。年間 10件の利用を目標にする。  空き家に居住して定住人口が増加すれば、市や地域には税金や消費の増加、 コミュニティー維持など多くのメリットがある。さらに、建物の傷みによる倒 壊などの危険も減る。  市は「空き家の再利用が人口増につながるように制度の活用を呼び掛けたい 」(建築住宅課)としている。  市はこのほか、3世代住宅を建設する場合、従来の家屋解体費を30万円ま で助成する制度も新設した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ 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