_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.133     _/ _/              平成25年 1月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.133をお届けします。   登窯展示館では、この時期、市内在住の作家や窯元が制作した干支の九谷 焼を展示しています。個性あふれる色や形を見比べてみるのも楽しいものです。 ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 ●登窯展示館 休館日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、12月2 9日〜1月3日 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 入館料 無料 ※ミュージアムパスポート、シニアパスポート利用可 問い合わせ 登窯展示館 電話0761(47)2898 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●今年の抱負と小松の未来 こまつちゃん  2013年が始まりました。今年は小松にとってどんな一年になりますか。 和田市長  明けましておめでとうございます。今年はこれまでの「10年ビジョン」の 計画が次々と実を結び、小松の魅力を全国に発信する絶好の一年になります。  まず、3月にはEVバスの運行が始まります。EVバスは、これまでのディ ーゼルエンジンに代わり電気の力で走る電気自動車のバスです。全国的にも珍 しいEVバスの運行は「乗りもののまち」として注目を浴びることでしょう。  4月には全国さくらシンポジウムin小松が開催され「環境王国こまつ」の豊 かな自然をPRできます。また、5月には「歌舞伎のまち」の中核となるこま つ曳山交流館が完成し、全国子供歌舞伎フェスティバルとお旅まつりとの相乗 効果が期待できます。そして、秋には「科学と交流」の目玉である(仮称)科 学交流館の完成と併せて、11月に開催される「全国産業観光フォーラム」で 小松のひとづくり・ものづくりの強みを発信します。 こまつちゃん  目が離せない一年となりますね。市長の抱負を聞かせてください。 和田市長  今年は国内外から小松へ人・モノが集まり交流を拡大する年にしたいと思い ます。  小松空港ではタイペイ便が毎日運航しています。更に空港内に「空の駅」を 整備することで、小松駅周辺だけでなく小松空港も交流拠点としての魅力を高 めていきます。  今年は巳年です。ヘビは脱皮することから再生などの象徴とされることがあ るようです。  小松もこれにならって北陸随一の交流拠点都市として華々しく生まれ変わる 年とするため、今年も努力を続けていきます。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●今年の色  明けましておめでとうごいます!小松の皆さんにとって、2013年が幸せ で元気な年になることを願っています。  ところで、ブラジルではお正月はすがすがしい1年の始まりという意味から、 清潔・新品・白のイメージが定着しています。実際、年越しの習慣の一つに、 下着から上着まで白い色の新品の服を着なければならないということがありま す。新品ではない服を着たり、願いを込めずに服を着たりすることは、翌年に 悪運を及ぼしてしまうように考えられています。面白いのは、大みそかの日に 外に出掛けると、みんなが新年に対してどういう期待をしているのかがはっき り分かることです。  白い色は「平和」の意味があり、これからの年の様子も表す色として使われ ているので、ほとんどの人がその色で年を越しますが、白い色以外にも、緑 (望み)、黄(お金、繁栄)、青(心の平静)、赤(恋情)、ピンク(愛情)、 オレンジ(勇気、想像力)、紫(勘)、シルバー(表情の色)と黒(独自、決 心)の選択枝があります。色は、複数重ねても良いとされています。つまり、 新しい年をどのような色で染めたいのか、自分がどうなりたいのかを想像して 色を選ぶと願いがかなうとされているのです。ちなみに、私は平和と新しい機 会・改善する機会があるようにと、白い色のドレスを着て新年を迎えます。  皆さんは、2013年をどのような色で染めますか。一番の願いをかなえて くれる色の服を着てみませんか。 ★☆文化ガイド★☆ ■宮本ふるさと館企画展「ふるさとを描く PartW」 会期 1月22日(火)〜3月10日(日) ところ 宮本三郎ふるさと館(松崎町) 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 入館料 一般400円(300円)、大学生200円(150円)     ( )は20人以上の団体料金、高校生以下無料     ※ミュージアムパスポート、シニアパスポート利用可 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話0761(20)3600 ■うららファミリーシアター  「それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」 とき 1月27日(日)10時開場、10時30分上映 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料(全席自由・税込み) 一般800円(当日1,000円)、中学生以 下400円(当日600円)、親子セット席(前売のみ。一般1名と中学生以 下1名入場可)1,000円 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら(水曜日休館)  電話0761(20)5500 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:ラオスの子に奨学金 那谷寺清水基金 貧困家庭支援 10人に年2万円 02:地球一周分4万キロ、7年で踏破 三村さん 日本ウオーキング協が認定 03:空き家審議会を新設へ 代執行前に有識者会議 透明性と適正さ確保 04:校下別に「災害図」 地震、洪水、津波に備え 防災ファイル配布へ 05:建替住宅も補償対象 小松基地周辺の騒音地域 基準緩和、転居を支援 06:事前精算機で混雑解消 小松空港駐車場 出庫円滑に 到着ロビーに2台 07:周遊バス小松駅延伸を 加賀商工会議所、市に連携呼び掛け 08:小松の塩焼きそば、東京デビュー ドームの祭り初出展 中華組合青年部 09:曳山交流館にガイド駐在 館外も無料で観光案内 「ようこそ」 10:通りの愛称、歌舞伎ふう 小松市の4中心商店街 歴史や伝統アピール ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年12月27日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ラオスの子に奨学金 那谷寺清水基金 貧困家庭支援 10人に年2万円  小松市の非政府組織那谷寺清水基金は26日までに、ラオスの貧しい小中学 生らの就学を支援する「ラオスの子ども未来奨学金」を創設した。今年度は1 0人に授業料や学用品の費用として1人当たり年間約2万円を支給する。ラオ スは急激な経済発展で貧富の差が拡大しており、経済的な理由で通学できない 貧困家庭を支援する。  同基金の木崎馨雄事務局長によると、ラオスは義務教育でも授業料や教科書 購入費が必要となる。  収入が少なくスラム街に住む家族は学費が負担になったり、父親が犯罪に手 を染めて逮捕され、収入が途絶えて通学をあきらめる子どもが多い。首都・ビ エンチャンには、100世帯程度が住むスラム街が多く、首都全体では「学校 に通えない子どもは相当いる」という。  こうした状況をラオス人と結婚した日本人女性から聞いた同基金は4年前か ら、子どもが犯罪に巻き込まれないための保育所兼図書館の運営を支援してい た。今年9月からは援助活動を一歩進め、奨学金制度を設けた。  奨学金は、ラオスを年2回程度訪れる木崎さんが持ち込み、日本人女性に託 す。女性らが貧困世帯の親と面談して「子どもを学校に行かせるために使う」 「進級テストに落第しない」「両親が犯罪をしない」などを条件に支給する。  同基金はチベット難民の子ども支援も行っており、木崎さんは「貧困の連鎖 から子どもが抜け出るためには教育が必要だ。できる限り支援したい」と話し た。 〈02〉2012年12月25日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地球一周分4万キロ、7年で踏破 三村さん 日本ウオーキング協が認定  小松市末広町の三村道代さん(71)が7年がかりで地球一周に相当する約 4万キロを踏破した。所属する小松ウオーキング協会が申請し、日本ウオーキ ング協会が認定した。三村さんは「周囲の支えがあってこそ、楽しんで続けて こられた」と話し、次の目標を5万キロ達成に設定し、歩き続けている。  三村さんは10年前、長年切り盛りしてきた菓子店を閉めた後、忙しさから 解放されたが、家でじっとしていることに物足りなさを感じていた。「何か新 しいことを」との思いから、2005(平成17)年、小松ウオーキング協会 が設立されたのと同時に入会した。  三村さんは月1回の例会ウオークに参加し、歩いた場所や距離を書き留(と) める「ウオーキングダイアリー」を記録してきた。  入会当初は悪天候のウオーキングがおっくうだったが、「雨も自然」と楽し むほかの会員の姿に励まされ、続けてきた。09年に2万キロを達成してから は、闘志に火が付き、4万キロ達成の目標が定まってから毎日市内を約20キ ロ歩く自主ウオーキングを始めた。  昨年は友人とともにオーストラリアでのウオーキング大会に参加した。山に 詳しい仲間を伴って、本格的な登山にも挑戦している。三村さんはウオーキン グ仲間との出会いに感謝し、「5万キロに到達した後は地球2周分の8万キロ に挑みたい」と話した。 〈03〉2012年12月24日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空き家審議会を新設へ 代執行前に有識者会議 透明性と適正さ確保  小松市は来年4月の「市空き家等の適正管理に関する条例」施行に合わせ、 市空き家等審議会を新設する方針を23日までに固めた。市が空き家所有者ら に解体などを行うように命令したり、行政代執行に乗り出す前に、同審議会に 諮問して有識者の意見を聞く。市は審議会を通じて命令などの透明性と適正さ を確保する考えだ。  県内の自治体で初めて制定した同条例では、空き家が倒壊しそうな場合など 近隣住民の安全や生活環境を著しく阻害する恐れがあると認められた際は、市 が所有者らに対して、解体などの改善を助言・指導、勧告、命令できると定め た。命令に従わない場合は、市が保全や取り壊しを行い、費用を所有者らから 徴収する行政代執行も可能だ。  市が命令や行政代執行を発令すると、所有者らは経済的な負担を強いられる。 審議会では第三者の視点で、命令などが妥当か判断して答申する。  審議会のメンバーは法律、経済、建築、都市計画、公衆衛生、行政の各分野 から5人以内で選任する。市が命令などを発令する前に会議を開く。開催頻度 は不定期。  市の空き家調査では、老朽化して危険性が高い町家などが192件確認され ている。 〈04〉2012年12月21日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎校下別に「災害図」 地震、洪水、津波に備え 防災ファイル配布へ  小松市は20日までに、災害時の被害を抑える目的で地震や津波発生時の対 処法などを総合的にまとめた「わが家の防災ファイル」を初めて作成した。地 震、洪水のハザードマップ(災害予測地図)は小学校校下別に拡大して見やす くし、新規に作成した津波ハザードマップと合わせて避難経路の参考にしても らう。月内に市内の全世帯に配布する。  従来の地震、洪水のハザードマップは、市内が1枚の紙に収められていたた め縮尺が大きく、住民は自宅周辺の予測を細かく知ることができなかった。こ のため小学校校下別に拡大したマップに変更し、身近な地域の状況を詳しく知 ることができるようにした。  津波ハザードマップには、海岸や梯川河口付近などの浸水予測を掲載した。 市によると、津波は砂浜や河川敷などのごく一部の陸地を浸水させるだけで被 害は限定的という。  同ファイルはA4判より少し大きめで、地震時と津波、風水害、土砂災害の 各発生時は状況に応じて海岸や崖地から離れるなどの対応を呼び掛けている。 非常持出品や応急処置方法などの情報も掲載した。  薬アレルギーやかかりつけの病院、常用薬などを書き留める欄もあり、救命 措置にも役立つ。  同ファイルの配布をきっかけに災害時の対応などを家族で話し合い、知識を 増やして万一の事態に備える狙いがある。市は「家庭単位で災害に対する意識 を高めてほしい」(防災安全センター)としている。 〈05〉2012年12月20日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎建替住宅も補償対象 小松基地周辺の騒音地域 基準緩和、転居を支援  防衛省は19日、航空自衛隊小松基地周辺などにある航空機騒音地域での住 宅移転補償制度の基準を緩和し、新たに建替住宅も補償対象に加えた。転居を 希望する住民が補償金を受け取れるケースが増え、騒音が小さな地域での生活 を望む市民を経済的に支援する。同日開かれた小松市議会小松基地・空港対策 特別委員会で市側が報告した。  同省は全国の空自基地周辺で、「うるささ指数」(W値)が90以上の騒音 地域にある住宅などを所有者の希望に応じて購入する。所有者は補償金を受け 取り、転居する。従来は1984(昭和59)年の騒音区域告示後に建てられ た住宅は補償対象外だった。  同省は基準緩和により、告示後の建物でも▽老朽化などの理由で建て替えた ▽建て替え前後で所有者は変わらないか、配偶者か子に限る▽建物の用途は住 宅−の条件を全て満たす場合に限り、補償対象にする。  市によると、W値が90以上の住宅は8町内会に約350世帯ある。基地に 近い浮柳町では移転を希望する23軒のうち、15軒が緩和に伴い、新たに補 償対象になる建物がある。  建替住宅の補償は、小松市内の騒音区域にある町内会でつくる小松飛行場周 辺整備協議会が同省に求めていた。吉田信隆協議会長は「長年要望していた内 容が実現した。当然だと思っている」と話した。 ●北朝鮮ミサイル「連絡しない」  市側は、北朝鮮が12日に事実上の長距離弾道ミサイルを発射したことにつ いて、「小松基地から発射について小松市に連絡はしない」という方針が伝え られたと報告した。防衛上の観点から情報開示を控えているとみられる。 〈06〉2012年12月18日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎事前精算機で混雑解消 小松空港駐車場 出庫円滑に 到着ロビーに2台  混雑時は最大15分掛かる小松空港駐車場の出庫時間が短縮される。駐車場 を管理する企業「GGブレーンズ」が20日、事前精算機2台を新規に導入し、 出口の渋滞や混雑の解消を図る。航空機から自動車への乗り換えをより円滑に して利便性を高め、空港の利用を促進する。  約千台が駐車できる同空港第2駐車場では、ビジネス客らで混み合う夕方や 夜の羽田便が到着した際、最大で約200台が一度に出庫する。駐車場の出口 ゲートは3カ所しかなく、料金の支払いなどで手間取る車があれば渋滞が起き る。利用者から改善するように要望が出されていた。  このため、同社は空港ビル内の国内線到着ロビー付近に事前精算機2台を配 置し、渋滞の原因となる料金精算場所を出口ゲートと合わせて5カ所に増やす。 同社は運用開始後、当面は職員が事前精算機を案内する。  北陸新幹線金沢開業を控え、小松空港は利用者数の維持・増加策が求められ ている。同社の鶴見正男小松支店長は「利用者が気持ちよく出庫できるように 改善したい」としている。 ●空港整備協会の助成制度は継続 管理は企業に委託  小松空港駐車場は従来、空港環境整備協会小松事務所が管理していたが、今 年10月からは同協会が出資するGGブレーンズが受託した。同協会小松事務 所は存続し、駐車場事業の収益金を原資にした小松市への助成金は来年度も継 続する。 〈07〉2012年12月12日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎周遊バス小松駅延伸を 加賀商工会議所、市に連携呼び掛け  北陸新幹線金沢開業を見据えた二次交通対策で、加賀商工会議所など加賀市 経済関係者が小松市に連携を働き掛ける。同会議所側は加賀市内の温泉地、観 光地などと小松空港を結ぶ周遊バス「キャンバス」の小松駅延伸への協力を求 める方針だ。11日の小松市議会12月定例会本会議で、梅田利和氏(自民党 こまつ)の一般質問に対する答弁で和田慎司市長が報告した。  加賀商工会議所の新家康三会頭らが13日、小松市役所を訪れ、和田市長と 「キャンバス」を軸とした二次交通対策などを話し合う。「キャンバス」では、 片山津温泉などと小松空港を結ぶ路線が運行されており、新たに小松駅にも乗 り入れることで観光客らの利便性を高める。  同会議所側は将来的に、キャンバスの金沢乗り入れも視野に入れており、県 や加賀市の寺前秀一市長にも協力を求める予定である。  小松市は加賀地域6市町の広域連携に向けて「加賀地域連携推進会議」(仮 称)の設置を呼び掛けており、二次交通対策なども連携テーマの一つとなる見 通しである。しかし、小松、加賀両市の意思疎通が十分ではなく、計3回開か れた準備会などにはいずれも加賀市は参加しなかった。  北陸新幹線の駅が設置される小松、加賀両市間の溝を指摘する声がせり出し ており、和田市長も梅田氏への答弁で、同連携会議をめぐる一連の流れに触れ ながら「加賀市が一番メリットがある。素晴らしい温泉施設もたくさんあり、 一番先に入りたいと言うのかと思っていた」と不快感をにじませた。  こうした中で加賀商工会議所などが小松市に協力を申し入れることで、広域 連携をめぐってぎくしゃくする両市の橋渡しをする狙いもあるようだ。 〈08〉2012年12月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の塩焼きそば、東京デビュー ドームの祭り初出展 中華組合青年部  小松市のご当地グルメ・塩焼きそばが来月、東京で開かれる巨大イベントで 初めて提供される。小松中華組合青年部が東京ドームで開催される「ふるさと 祭り東京」に出展する。焼きそばを鉄板で作る出展者が多い中で、小松の塩焼 きそばの味を出すのに欠かせない中華鍋で実演販売し、郷土食の知名度向上を 目指す。  小松の塩焼きそばは中華鍋の形を生かし、麺を蒸し焼きにして鶏がらスープ のうまみを取り込む。富士宮焼きそば(静岡県富士宮市)など他市が出展する 有名焼きそばは鉄板で調理することが多いため、あえて中華鍋を持ち込み、小 松の各店と同じ方法で作る。  ドーム内はガスが使えないため、熱源が電気のIH中華レンジを使って青年 部員6人が2人一組で交代しながら鍋を振る。目標提供数は9日間で8千食。 部員はこれまでに北陸電力の協力を得て、IHレンジでもガス火同様に仕上げ る方法を身に付けた。  イベントは来年1月12〜20日開催。今年1月に開催された前回イベント には、9日間で延べ約38万人が来場した。地元で親しまれている味を県外で も積極的にPRしたいと考え、同青年部が石川県ブースの一部を確保した。同 青年部の高橋茂樹企画広報部長は「小松の塩焼きそばが格別においしいことを 知ってもらい、中華の町小松を広めたい」と話した。 〈09〉2012年12月06日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山交流館にガイド駐在 館外も無料で観光案内 「ようこそ」  小松市中心市街地で来年5月にオープンするこまつ曳(ひき)山交流館が、 観光ボランティアガイド「ようこそ」の拠点として活用される見通しになった。 ガイドが駐在して館内外にある曳山や町家、寺社、九谷焼関連などの観光施設 を無料で案内する。小松の魅力を分かりやすく解説し、観光客を歓迎する街づ くりを後押しする。  「ようこそ」は研修を修了したメンバー25人が所属し、観光客に同行して 那谷寺や遊泉寺銅山跡、こまつの杜(もり)などの由来や見どころなどを説明 している。昨年度の案内実績は2452人。  活動拠点となる事務所は市観光政策課内にあり、原則として事前申し込みが あった団体・グループを案内している。曳山交流館に駐在すれば、事前連絡な しに訪れた観光客も利用できるようになる。メンバーの勉強・情報交換の拠点 にもなり、案内のレベルが高くなることも期待できる。  駐在日は土日祝日を基本に、徐々に増やす考え。館外の案内コースは芭蕉、 文化・自然、寺社などを想定している。市内ならバスなどに同乗して郊外の観 光地も解説する。  「ようこそ」の関戸昌郎代表代行は「観光客を案内して、小松の良さを十分 に伝えたい。メンバーや市民が学び合う場所にもしたい」と話した。 〈10〉2012年12月04日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎通りの愛称、歌舞伎ふう 小松市の4中心商店街 歴史や伝統アピール  小松中心商店街振興組合連合会に加盟する4商店街が3日までに、各商店街 の通りの愛称を決定した。4商店街は来年5月に小松市八日市町でオープンす るこまつ曳(ひき)山交流館の周辺にあり、「曳山」「花道」など歌舞伎や和 風の親しみやすい単語を含む名称となった。小松の歴史や伝統をアピールして、 生き残りを目指す。  JR小松駅西口から海側に伸びる駅前大通り商店街(通称・れんが通り)は 「れんが 花道通り」、この通りと交差してこまつ曳山交流館のお膝元に当た る八日市商店街は「八の市 曳山通り」とする。  8月に完成した「三の市 朱門(あかもん)広場」がある三日市商店街は 「三の市 朱門通り」、滋養薬だった飴を扱う「飴(あめ)屋」が多かったと される中央通り商店街は「猫橋 飴屋通り」に決めた。  愛称は、曳山交流館を核にまちづくりを推進する「歌舞伎横丁(よこちょう) プラン」に沿う形で制定した。商店街加盟店の意見を聞き、呼びやすさなどを 考慮した上で統一感を持たせた。愛称案では小松ゆかりの歌舞伎勧進帳に登場 する「弁慶」などを提案する意見もあった。 ●共同イベント検討  商店街ごとにある振興組合は、名称を変えずに存続する。八日市商店街振興 組合は今後、アーケードに取り付けてある表示看板を愛称に変更する整備事業 を実施するなど、各組合でPRする。商店街関係者は賑(にぎ)わい創出へ共 同イベントなどを検討する。  同連合会の高野哲郎会長は「商店街のイメージだけでなく、歴史と文化が残 る街中の良さを伝えていくきっかけにしたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------