_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.132     _/ _/              平成24年12月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.132をお届けします。  「一本の線を引くことから全てが始まる」。デッサンの達人でもあった宮本 三郎はこのような言葉を残しています。デッサンとは一般的に下絵や習作とい った捉え方をされますが、近年はあらゆる創作の原点としての価値が認められ るようになってきました。宮本の言葉には、一本の線から創造の世界がひろが り、あらゆるものごとが始まるということを表現しています。市では、こうし た創造の楽しみを市民の皆さんに体験してもらうため「デッサンの杜ワークシ ョップ」を企画し、その参加者の作品をワークショップのコンセプトや様子な どと併せて「デッサンの杜展覧会」でパネル展示しています。一本の線から始 まる楽しい創造の世界をどうぞご覧ください。 ●デッサンの杜展覧会 とき 12月13日(木)〜平成25年1月10日(木) ところ 市民ギャラリー「ルフレ」 時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 休館  毎週月曜、12月29日(土)〜1月3日(木) 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話:0761(20)3600 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●子供の笑顔を増やします こまつちゃん 10年ビジョンで「キープ子宝15%」という目標を掲げていますね。 和田市長 15歳未満の人口の割合を15%に維持するという目標です。安心して子供を 産み育てられるように、不妊・不育治療の助成や予防ワクチン・注射の支援の 拡充、学校耐震化の完全実施、安全な通学路への改修などを行ってきました。 保育料は、国の基準を100とすると69という全国でもトップレベルの水準 に引き下げ、一方で保育サービスの充実を図っています。また、全小中学校に 冷房を完備している自治体は、ほかではあまり見られません。 こまつちゃん 出産・子育て環境は全国トップクラスと言っていいですね。 和田市長 先日発表された、東洋経済新報社「日本のいい街2012」という指標では、 人口5万人以上の全国556市区の中で、高齢者が住みよい街では14位、出 産・子育てしやすい街では16位でした。小松市の出生数も4年ぶりに増加し ています。 小松市には環境王国に認定された豊かな自然と理科・科学教育の充実、オリン ピック選手を育てたスポーツ指導者や充実した施設など、子供達の好奇心や興 味を刺激し、長所を伸ばせる土壌があります。子育て世代を市外県外からも呼 び込みたいと思います。 こまつちゃん 定住促進補助メニューも増えてきましたね。 和田市長 市民だけでなく全国や世界の誰もが利用したいと思うような補助制度としまし た。その結果、転入・転出の差による社会動態を見ても、減少率が下がってき ています。これからも3世代が笑顔で暮らすここちよいまちづくりに努力しま す。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●日本のここが詳しいと思うこと 先日、職場の窓から降り出したあられを見て「あ、雪だ!」と思わず言った時、 日本人の同僚に「雪じゃなくてあられだよ」とすぐに直されました。「雪はふ わふわになっている状態のものを指す言葉で、あられは固くて落ちるとぱちぱ ち音がするよ」と説明を受け、その時生まれて初めてちょっとした違いで全く 違う表現になることを知りました。  日本語では、雪(ゆき)や霰(あられ)の他、霙(みぞれ)、雹(ひょう)、 更に細かく言うと、粉雪、細雪、淡雪など、同じ雪でも、様々な雪の言葉があ りますが、雪のない国から来た私は、雨か雪という大まかな区別で捉えていま す。国によって、その現象が生活に密接した事柄であるほど、国民も関心を持 つようになり、専門家のように表現できるようになるのではないでしょうか。  日本の場合は島国なので魚についても非常に詳しいと思います。例えば、一 匹の鰤(ぶり)でも「こぞくら」、「ふくらぎ」、「がんど」と成長過程で名 前が変わりますが、ポルトガル語では鰤は生まれてから死ぬまで鰤と言います。 このように言葉の種類が多いのは日本語だけではありません。例えば、トマト とパスタと言う分野についてはイタリアがもっとも詳しい国でしょう(パスタ は何と150種類以上もあるらしい)。ブラジルの場合は、緑色とサッカーにま つわる種々の言葉がたくさんあります。  表現の種類の多さには、その国の特徴・文化が現れてくるのですね。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:電気バス3月出発 宇宙船をイメージ 小松市 空港周辺「ちょい乗り」 02:小松空港に「空の駅」 特産品や観光情報を発信 来年1月にアンテナ店 03:小松空港の国内貨物エリア 業種問わず貸し出し 新ビジネスを支援 04:航空機の騒音調査へ 小松基地周辺 防衛省、区域見直しへ予備的に 05:共同出資で太陽光発電 木場潟湖畔 来年5月稼働 一般家庭130軒分 06:子ども千人で巨大ジオラマ 商店街の集客後押し 鉄道模型に町家配置 07:停車本数確保を要望 小松市、県に文書提出 新幹線小松駅 08:小松産スギの茶室完成 国連大に2棟 床や屋根に日用町産使用 09:幸福度、60項目で測定 小松市、半数は独自指標 市民の満足度向上へ 10:大和小松店跡の活用議論 月内にも検討会発足 小松市や地元関係団体 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年11月29日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎電気バス3月出発 宇宙船をイメージ 小松市 空港周辺「ちょい乗り」  小松市は来年3月に県内で初めて導入する電気バスの内装を市独自の宇宙船 風とする。JR小松駅−小松空港間を走るルートのほか、小松空港周辺を5分 間走る「ちょい乗り」コースも設ける。子どもや乗り物愛好者など「電気バス に乗ってみたい」という層に対応し、小松空港周辺への誘客の一助とする。  和田慎司市長が28日、市役所で会見して明らかにした。  同市の電気バスは宇宙船をイメージしたデザイン。丸い窓をつけ、室内の壁 面のボタンを押すと、車内で赤や青色のライトが光るなどの仕掛けを施す。室 内の色調は白や灰色のモノトーン系で統一し、車体外側には電気バスを示す 「EVBUS」のロゴを記す。  「ちょい乗り」コースでは、県立航空プラザを発着点に空港周辺約2キロの ルートを、1日3回程度運行する見込み。運賃は未定。  小松駅−空港ルートは1日5往復程度、途中の停留所なしで運行する予定で、 運賃は従来の路線バスと同じ260円となる。科学交流館(仮称)のオープン 後は、同館にも乗り入れる。  運行しない時間帯には、学校や保育所、幼稚園などで児童や園児に電気バス を公開してエネルギー学習などに役立てる。電気スタンドは市内に3カ所設け る。 〈02〉2012年11月28日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港に「空の駅」 特産品や観光情報を発信 来年1月にアンテナ店  小松市は来年1月、小松空港にアンテナ店「空の駅」を新設する。県外から 訪れたビジネス客や観光客らに特産品を使った加工食品を試験販売し、小松の 観光情報を発信する。年間約200万人が利用する小松空港を生かして地域活 性化を図る狙い。市は12月補正予算案に事業費200万円を盛り込む方針を 固めた。  「空の駅」は1階到着ロビー横の45平方メートルと、2階の売店の一部に 開設する。1階の試験販売コーナーでは、JAや市民団体が小松特産のトマト や大麦などで作った軽食、ジュース、スイーツなどを格安で提供し、県内外の 空港利用者から味や価格などについて意見を聴く。さまざまな地域から訪れた 人の声を反映させて商品を改善し、人気が出る飲食物の開発を目指す。  1階には情報発信スペースも設け、観光資源として打ち出す「乗り物」「歌 舞伎」などのパネルや商品を展示。九谷焼や繊維製品も販売し、市職員らが観 光情報を伝える。  小松市は北陸三県で初めて環境保全で先進的な取り組みを行う「環境王国」 に認定されており、2階には関連の物産コーナーを設ける。市場に出荷されな い規格外農産物を原料としたレトルト食品などを置き、県外に向けて口コミで 「小松の味」を広める。  観光客らに小松産食品を提供する場所としては、国道8号小松バイパス横の 「道の駅こまつ木場潟」もあり、市は交通アクセスが良い両方の「駅」を生か して特産品の消費拡大を図る。 〈03〉2012年11月25日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港の国内貨物エリア 業種問わず貸し出し 新ビジネスを支援  小松空港の国内貨物エリア内の事務室と倉庫について、施設を管理する北陸 エアターミナルビル(小松市)は初めて業種を問わずに入居者を募集する。旅 客ビルは空きスペースがなく、空港に拠点を設けたい事業者に貨物エリアを提 供して新ビジネスを支援し、空港活性化を図る狙いだ。  貸し出すのは、保安上などの理由から人と車両の出入りが制限される国内貨 物エリア内にある国内建物上屋棟の一部で、鉄骨造り一部2階建ての1階部分 にある事務所と倉庫計70平方メートル。  同棟は国際貨物エリアに隣接しており、国内、国際貨物を扱える。年間約2 00万人が乗り降りする旅客ビルにも近い。  同棟には貨物の取扱代理店などが入居しており、このうち名鉄ゴールデン航 空が合理化のため来年3月末で撤退することを受けて、来年4月以降の入居者 を公募する。輸出入業者などに限らず幅広い事業者を対象とし、空港敷地内と いう特徴を生かした提案を受け付ける。賃貸料などは面談の上で決める。  小松空港に乗り入れている国際貨物便は、ルクセンブルクや香港、北米を経 由する「世界一周ルート」が週1便、ルクセンブルクから小松、ソウルを経由 して戻る便が週3便運航しており、「小松は日本海側の拠点空港」(国交省関 係者)とも言われる。  北陸エアターミナルビルは「北陸新幹線が開業しても貨物は影響を受けない。 制限なく入居者を募集して空港を活性化したい」としている。問い合わせは同 社=0761(23)6117=まで。 〈04〉2012年11月22日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎航空機の騒音調査へ 小松基地周辺 防衛省、区域見直しへ予備的に   航空自衛隊小松基地周辺にある騒音区域の見直しに向け、防衛省は21日ま でに、基地周辺の約10カ所で騒音データを集める予備的な航空機騒音調査を 実施することを決めた。基地周辺の4市町にある騒音区域では、防衛省が住宅 防音工事の費用を原則全額負担しており、範囲が変更されれば住民生活に影響 が出る見通しだ。  近畿中部防衛局によると、現在の騒音区域は小松基地にF4戦闘機が配備さ れていた1984(昭和59)年12月に告示された。現在はF15戦闘機に 切り替わるなど環境が変化しているため、現状を把握する考えである。  調査は空自の航空機の飛行コース直下付近の10カ所で実施し、民航機も含 めて騒音を調査する。調査期間は年度内をめどに5日間程度を2回設定する。 騒音区域の見直しには本格的な調査が必要で、今回の調査結果を分析して、本 調査の実施の有無を判断する。  現在の騒音区域は小松基地を中心に川北町から加賀市までの延長約30キロ、 幅は最も広い部分で約4キロある。  同省は騒音区域の住宅を対象に、騒音対策として防音性がある建具やエアコ ンの取り付けなどに対して経費を補助している。騒音区域が変われば、新たに 補助金が受けられる地域や、対象から外れる地域が出てくる可能性がある。  同防衛局は「予断を持たずに予備的な調査を行い、小松基地周辺の騒音状況 の把握に努めたい」としている。 〈05〉2012年11月20日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎共同出資で太陽光発電 木場潟湖畔 来年5月稼働 一般家庭130軒分  小松市内の若手経営者らが太陽光発電所の経営に乗り出す。19日までに共 同出資の運営会社が設立された。同市符津町で27日に竣工(しゅんこう)式 を行い、来年5月の稼働を目指す。白山の雄大な景観を望む木場潟の湖畔に太 陽光発電の一大拠点を創出し、南加賀での再生可能エネルギー推進を牽引(け んいん)する。  共同出資会社「ウイビリーブ」は15日付で設立され、資本金は1千万円。 今出電気商会社長の今出真稔氏が社長に就いた。木場潟公園南園地の西側に位 置する市の遊休地約1万平方メートルを市土地開発公社から賃借し、太陽光発 電所を建設する。  太陽光パネル2128枚を設置し、発電出力は510キロワット。一般家庭 130軒分の電気を賄える規模となる。  共同出資による太陽光発電所建設が動きだしたのは半年前。7月からは太陽 光、風力などで発電した電力の全量を電力会社が買い取る「固定価格買い取り 制度」がスタートし、一般家庭への太陽光発電設備導入の実績などから小松で も発電に必要な十分な日射量を確保できるとみて、かつて小松青年会議所理事 長を務めた今出氏が中心となって若手経営者らに賛同を呼び掛けた。  出資に応じた約20人は30、40代が中心で、業種も建設、土木、電気、 不動産、繊維、サービス業など幅広い。発電所の建設費は約2億円で、10年 程度で投資を回収できる見込みだという。発電所敷地について市に相談したと ころ、遊休地の活用を打診された。豊かな自然に囲まれた立地を生かし、将来 的には子供たちの環境教育に資する取り組みも検討する。  ウイビリーブによると、北陸ではメガソーラーなど太陽光発電所の建設の動 きが出始めているが、個別の企業が自社の施設、敷地に太陽光パネルを設置す るケースが多く、民間による共同出資形式はまだ珍しい。今出氏は「太陽光発 電の推進は国策であり、環境保全にもつながる。仲間とともに事業を軌道に乗 せ、また新たなビジネスにつなげたい」と語った。 〈06〉2012年11月18日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子ども千人で巨大ジオラマ 商店街の集客後押し 鉄道模型に町家配置  小松中心商店街振興組合連合会は12月、小松市三日市商店街で、子ども千 人の協力を得て、鉄道模型にミニチュアのこまつ町家千軒を組み合わせた北陸 最大級のジオラマ製作に乗り出す。協力した子どもは新幹線の模型の運転権を 獲得する。北陸新幹線延伸などを受け、「乗り物の街」発信と商店街の集客に 努める。  ジオラマは鉄道模型制作工房「つく〜る」内に畳5枚分のスペースで作る。 12月から園児や小学生らに5センチ四方の町家になるペーパークラフトの材 料を無料で配布し、自宅で作成した後、同工房に届けてもらう。工房を管理す る村中雅彦さんが鉄道模型の線路を組み立て、子どもが町家を配置する。来年 2月に完成する見込み。  ペーパークラフトは10種類あり、いずれも町家の特徴である格子「虫籠 (むしこ)」などが採用されている。商店街の店舗が取り入れている看板建築 のデザインであり、看板部分には店舗名などを自由に書き、仮想のまちづくり に参加する形となる。  ペーパークラフトを作成した子どもには、鉄道模型の走行体験用切符を渡し、 コントローラーを使って新幹線の模型を運転できる。  同連合会は、ペーパークラフトの材料の受け取りと設置、鉄道模型の操作体 験などで、子どもたちが商店街を数回訪れるように促す。ジオラマは完成後も 展示を続けて子どもに商店街を意識させ、商店街の将来を担う人材育成も目指 す。  高野哲郎会長は「多くの人が商店街を訪れるきっかけにしたい」と話した。 〈07〉2012年11月14日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎停車本数確保を要望 小松市、県に文書提出 新幹線小松駅  小松市は13日までに、北陸新幹線金沢−敦賀開業後の小松駅停車本数を確 保するよう求める文書を県に提出した。新幹線の営業ダイヤ決定は2025 (平成37)年度に予定される開業直前とみられるが、工事費負担に関する意 思表示に合わせて地元の熱意を早々に示し、地域活性化につながる運行体系を 実現させたい考えだ。 ●10%負担同意に合わせ  北陸新幹線の停車駅をめぐっては、主要駅だけに止まる「速達(そくたつ) 型」のほぼすべてが金沢駅に停車するとみられている。市などの関係者の間で は、現時点で金沢駅の隣駅である小松は各駅停車の「緩行(かんこう)型」が 中心のダイヤになりかねず、一定数の「速達型」停車を確保しなければ乗客の 利便性や小松駅の乗降客数に影響しかねないとの懸念が広がっている。  県への文書は、工事費について県負担金の10%を小松市が拠出することに 同意するために提出するもので、今後の建設工事や営業形態などに関して意見 を付帯する必要はない。  それでも、小松駅を素通りせずに停車する本数確保を県も営業主体のJR側 に要請するよう促すため、停車本数について「JRに対して強く働き掛けをお 願いする」との表現を加えた。  文書では、停車本数確保に加えて、小松駅周辺高架橋など駅部の整備につい ても「早期着手を県が国に働き掛ける」ことを要請した。  市によると、駅部の用地の一部は県土地開発公社が先行取得しており、高架 橋工事に速やかに着手できる環境が整っている。市は、中心部で新幹線建設の 槌音(つちおと)が響けば、新幹線延伸ムードが高まり、工事関係者の市内滞 在などによる経済効果も期待できるとみている。 〈08〉2012年11月13日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松産スギの茶室完成 国連大に2棟 床や屋根に日用町産使用  国連大学(東京・渋谷)に整備された小松産スギを用いた「茶室」の完成式 は11日、同所で行われ、関係者が石川の里山のぬくもりが漂う休憩施設の開 設を祝った。  茶室は「英知のティーハウス」と銘打ち、同大前庭に2棟設置された。小松 市南部の中山間地に位置する日用町(ひようまち)のスギが床や屋根に使われ、 内部に日用産スギで作ったいすやテーブルが置かれた。  完成式に出席した和田慎司市長は「小松の素晴らしさを地元住民以上に目を 止めてもらった」と謝意を示した。昨年、日用町を視察し茶室の整備を思い立 ったコンラッド・オスターヴァルダー学長は「日用町は懐かしさを感じさせる 素晴らしい場所だ」と称賛した。  茶室はくぎを使わない日本の伝統的な工法で作られた。分解して海外のイベ ントへの使用が検討されている。 〈09〉2012年11月13日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎幸福度、60項目で測定 小松市、半数は独自指標 市民の満足度向上へ  小松市は12日までに、市民幸福度を測定する指標「こまつ幸せへの道しる べ」として60項目をまとめた。子育て・高齢者向け施設の数など他都市と比 較できる共通指標28項目のほか、近所の人間関係満足度など市として目指す べき独自指標32項目を設けた。独自指標はアンケート調査で市民の声を聴き 幸福度に反映させる。  幸福度は、経済的豊かさを示す国内総生産(GDP)だけでなく、生活全体 の満足度に重点を置く。ブータンが心の豊かさを重視する国民総幸福量(GN H)向上に取り組んでいることが知られる。小松市は市民の満足度を高める施 策に生かす狙いで策定した。  独自指標では、友達付き合い満足度や子どもの遊び場や睡眠の充実度、生活 支援安心度(災害時や日常生活に頼れる人がいる)などについて、市民から認 識を聞く。アンケート調査は成人の男女1200人へ今月中に質問票を発送す る。結果は数値で表わし経年変化を捉えやすくする。設定には金大地域創造学 類の眞鍋知子准教授と学生の協力を得た。  共通指標は保育所・幼稚園の定員数や介護老人福祉施設の充足率、正社員比 率、地震件数などを設定した。独自、共通の両指標を合わせた市民幸福度を来 年1月中をめどにまとめ、幸福度を高めるための行動計画策定に生かす。  市は「幸せになるまちづくりを進め、日本一心地よい街を目指したい」(市 民協働課)としている。 〈10〉2012年11月02日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大和小松店跡の活用議論 月内にも検討会発足 小松市や地元関係団体  2010(平成22)年6月末で閉鎖した大和(金沢市)の小松店跡活用を めぐり、小松市や地元関係団体などによる検討会が今月中にも発足する見通し となった。土地、建物の取り扱いや、北陸新幹線延伸が決まったJR小松駅前 にふさわしい施設のあり方などについて、大和側と調整を図りながら話し合い を進める。  大和小松店跡は地上8階地下1階で、敷地面積は約2700平方メートル。 土地、建物とも大和が所有する。小松市は閉店発表直後の09年10月、有識 者による「小松大和懇話会」を設置。活用策の検討を進めたが、10年1月で 議論を打ち切り、地元の意向を尊重して大和が主体的に跡地利用を検討するよ う申し入れていた。  しかし、閉店から2年4カ月余にわたって空きビルのままとなっており、地 元関係者から南加賀の玄関口にふさわしい再整備を求める声が上がっていた。  大和は10月15日の中間決算発表の会見で、小松店跡を売却する方針をあ らためて示す一方、「今は具体的な相手先が決まってはいない」としていた。 関係者によると、10月下旬に大和幹部が小松市役所を訪れ、跡地活用につい て地元と協議を進めたいとの意向を伝えたという。  これを受け、市や地元関係団体が1日、同市役所で対応を協議。新たな検討 会を設けて小松店跡活用の議論を本格化させることを確認した。  小松店の建物は1975(昭和50)年の建築から37年が経過しており、 市などは大和が建物を取り壊した上で土地を売却することを想定しているとさ れる。地元関係者の間では、地元が土地を取得した上で民間業者に開発を委ね る案を軸に活用策の検討が進むとの見方が多い。  小松市は北陸新幹線延伸を見据え、小松駅の機能を強化するターミナル構想 の策定を進めている。同駅西側に位置する大和小松店跡の活用を連動させて、 利便性向上とにぎわい創出を目指すことになる。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------