_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.131     _/ _/              平成24年11月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.131をお届けします。  11月18日(日)、南加賀公設地方卸売市場で日曜朝市を開催します。卸 売市場は一般の消費者にはあまりなじみのないところですが、地元や全国各地 から新鮮な野菜や魚介類が集まり、それらを消費者へ安定的に供給するための 大切な役割を担っています。当日はマグロ解体ショーや香箱がにの即売会など がありますので、この機会に卸売市場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。 ●市場に行ってみよう”日曜朝市” とき 11月18日(日)9時30分〜14時 ところ 南加賀公設地方卸売市場(小松市本江町ホ1番地) 内容 マグロ解体ショー(10時〜、12時〜)や香箱がにの即売会、南加賀 の新鮮野菜や旬の果物、ぴちぴちの鮮魚などの大即売会、グルメ食べ歩きコー ナー そのほか 駐車場800台 問い合わせ 南加賀公設地方卸売市場 電話:0761(24)6611 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●産業振興について こまつちゃん  市長の考える住みやすいまちとはどんなまちですか。 和田市長  少子化・高齢化が進み、労働人口が減少していく中、お母さんが子育てをし ながらでも働けること、高齢の方が経験や知識を生かしながら、生きがいを持 って働けることはまちの発展にとって、とても重要です。男女比率、世代比率 ともにバランスよく働く環境を整えることが大切だと考えています。  小松は、機械産業などを中心に「ものづくりのまち」として、高い技術力と 優れた人材を育んできました。また、豊かな地域資源にも恵まれています。こ れらを最大限に活用し、少子高齢化やグローバル化に対応しながら、産業振興 を進めて行きます。 こまつちゃん  来年の11月21日、22日には、小松市で「全国産業観光フォーラム」が 開催されますね。 和田市長  産業観光フォーラムは、全国の産業観光を推進している地域や関連企業など が一堂に集まり、先進事例の紹介や情報交換を行い、更に人材育成、ビジネス モデル化の検討を行うことで、産業観光の活性化と地域振興を図るものです。  北陸新幹線の開業を控え、空港を持つ小松が北陸のハブとなる条件は整って います。これまで磨き上げ培ってきた最先端の技術とものづくり精神を継承し つつ、伝統文化や恵まれた自然環境など全てのものをリンクさせ、各企業や大 学、地域の皆さんと力を合わせて、小松ならではの独自の産業育成を進めます。  おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで、家族三世代が家庭や仕事を 持ち、安心して暮らしていける環境づくりに取り組んでまいります。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●ブラジル人から見た金曜日 ブラジル人は曜日によって気分が変わります。週末から一番遠い月・火曜日は しょんぼりします。水・木曜日はわくわくしながら活動しています。金曜日は ほぼ週末のような「カジュアルデー」として、土曜日よりも街中にぎやかな日 です。みんながこの金曜日を楽しみにしており、仕事が終わった後、大勢の人 がデートやパーティー、ダンスなどに出掛けます。  会社も金曜日はジーンズで出勤していいというのが、ブラジル全国における ルールです。スーツは親しみのない疎遠な印象を与えるため、金曜日にスーツ で出勤すると、一度家に帰ってから着替えなくてはならなくなり、結果「あぁ、 だるい…。このまま外出しないで寝よう」と面倒くさくなってしまう傾向が強 くあります。  そこで政府は考えました。「金曜日にジーンズ出勤を可能にしたら、そのま ま会社帰りに出掛けられるようになるし、バーやレストランの売り上げアップ にもなり、相乗効果が起こるのではないだろうか」結果、金曜日はジーンズ出 勤が可能になった・・・というのが私の推論です。ブラジルでは、金曜日は必 ずどこかへ出掛けます。もし金曜日に家に居て何もしなかったら、両親や友達 から「どうしたの?大丈夫?体調が悪いの?」とまるで病気にでもなったよう な質問をされてしまいます。それぐらい、金曜はブラジル人にとって好まれる 曜日なのです。 ★☆文化ガイド★☆ ■宮本三郎美術館企画展  「宮本三郎とオクヤナオミ」 会期 11月20日(火)〜 平成25年1月14日(月・祝) 9時〜17 時(入館は16時30分まで) ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円、高校生以下無料 ※ミュージアムパスポート、シニアパスポート利用可 休館日 12月29日(土)〜平成25年1月3日(木) 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話:0761(20)3600 「オクヤ先生とギャラリートーク!」  オクヤナオミ氏を迎え、案内人の安田淳氏(画家)とともに会場でトークを 行います。 とき 11月24日(土)13時30分〜 15時 ところ 宮本三郎美術館 ※申し込み不要 ■桂平治改め十一代桂文治襲名披露落語会  話芸を高く評価される桂平治が、大名跡「桂文治」を襲名。テレビ でおなじみの三遊亭小遊三、春風亭昇太が華を添えます。 とき 12月16日(日) 開場13時30分 開演14時 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 出演  桂文治、三遊亭小遊三、春風亭昇太、渡辺正行 入場料(全席指定・税込み) 4,800円 チケット好評販売中 こまつ芸術劇場うらら 電話:0761(20)5501 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:旧北国街道にこまつ町家 来夏までに29軒「再建」 小松市大川町 02:西園地の玄関口拡幅 木場潟公園から白山一望 県、右折レーンを新設へ 03:自衛隊員の伴侶探し支援で婚活パーティー 小松基地整備補給群後援組織 04:小松の魅力、幅広く紹介 県立航空プラザ 物販・飲食ブース新設へ 05:秋空に熱気、歓声 小松市どんどんまつり 輪踊り、乗り物、グルメ… 06:水害防止へ、排水路拡幅 中心部の2川を優先的に 大雨受け災害会議 07:規格外、フルーツトマトのケチャップ人気 水分少なく、甘み凝縮 08:九谷焼で指先彩る 小松市の作家・北村さん、付け爪を制作 09:大震災の被災児童招きサッカー交流 小松で大会 宮城、茨城の4チーム 10:ホテル稼働が堅調 コマツの研修、インターハイなど 郊外でも8割 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年10月28日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎旧北国街道にこまつ町家 来夏までに29軒「再建」 小松市大川町  小松市大川町の旧北国街道沿いに来年夏までに、風情ある「現代版こまつ町 家」の住宅や店舗13軒が一斉に完成する。公共事業を契機に始まった住民主 体の景観保全活動の成果で、建設予定地の向かい側には先行して整備された別 の16軒の現代町家が軒を連ねる。同町の計29軒がまとまって伝統的な町並 みを継承、魅力を発信する。  大川町は梯川に架かる小松大橋の南側にあり、市中心部の北の玄関口に位置 する。同大橋の架け替えにより、県が2004(平成16)年度から2回に分 けて、周辺の宅地計1万1300平方メートルのかさ上げを実施した。かさ上 げ工事のために対象区域内の約50軒は解体され、完工後に住民が再建を判断 する。  大川町の住民は、工事をまちづくりの節目と捉え、06年に建物の景観基準 などを定めた「まちづくり協定」を設けた。協定では和風建築を原則とし、外 壁や屋根、塀なども周囲と調和が取れた形や色に限るとの「作法」を定めた。 道路に雪や雨が落ちる形式の屋根「切妻平入(きりつまひらい)り」にするな どこまつ町家との共通点が多い。  来年完成の現代町家は協定に沿い、外壁は黒や白、茶色などの落ち着いた色、 屋根は黒色系の瓦などとなる。町家の特徴である格子「虫籠(むしこ)」は設 置が義務付けられていないが、ほぼ全ての建物の窓に取り付けられた。08年 に完成した先行区域でも同様の基準が適応されており、事業前はばらばらだっ た町並みに統一感が生まれた。  木本外茂夫同協議会長は「趣ある町並みを再現しようとこだわった。住民が 一体となって、より良い住環境をつくり出したい」と話した。 〈02〉2012年10月26日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎西園地の玄関口拡幅 木場潟公園から白山一望 県、右折レーンを新設へ  小松市の木場潟公園西園地の玄関口となる国道305号の交差点付近が一新 される。西園地は木場潟越しに白山を望める絶好のビューポイントとなってい るが、交差点には信号もなく、来園者から「行き方が分かりにくい」といった 声が上がっていた。県は拡幅に合わせて右折レーンを新設し、来年1月末の完 成を目指す。  国道305号で拡幅されるのは、小松市今江町の交差点付近の延長106メ ートルとなる。現在は片側1車線の区間となっており、県が木場潟公園側の民 有地を一部取得。幅員を最大で約2メートル広げ、加賀市方面から小松市中心 部へ向かう車線に新たに右折レーンを設ける。事業費は約2千万円。  県によると、木場潟公園には年間約60万人が訪れる。中央、北、西、南の 各園地を結ぶ1周6・4キロの園路でジョギング、ウオーキングなどを楽しむ 来園者が増えており、県は白山を正面に望む西園地を景観ゾーンと位置付け、 水郷公園としての整備を進めている。  国道305号から直接西園地にアクセスできる唯一の玄関口である同交差点 付近では、これまでも、案内看板を設置するなどして来園者の円滑な誘導に取 り組んできた。しかし、国道305号と西園地を結ぶ市道の幅が狭いこともあ り、気づかずに通り過ぎる来園者も少なかったという。  県南加賀土木総合事務所は右折レーン新設を含めた今回の拡幅により、西園 地のエントランス機能が向上するとみている。  木場潟公園協会によると、県外からのバスツアーに西園地からの白山眺望を 組み込むケースも出始めている。藤田勝男同協会理事長は「右折レーンが出来 れば大型バスも入りやすくなる」と、観光客誘致に弾みがつくことを期待して いる。 〈03〉2012年10月21日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎自衛隊員の伴侶探し支援で婚活パーティー 小松基地整備補給群後援組織  国防に当たる航空自衛隊小松基地整備補給群の男性隊員の伴侶探しを支援す る婚活パーティーが19日夜、小松市のホテルサンルート小松で初めて開かれ、 隊員と南加賀在住の女性計50人が楽しいひとときを過ごした。主催した同群 の民間後援組織「清士会」は、任務上だけでなく人生設計の面でも隊員をサポ ートしてもり立てていく考えだ。  戦闘機などの整備や修理を主に担当する同群の支援組織は全国でも珍しく、 女性と接する機会が少ない隊員に出会いを提供する目的で企画された。看護師 や銀行員らの女性が参加した。  20代前半から40代前半の男女は食事を味わいながら趣味や仕事の話題で 打ち解けた。約2時間のパーティーが終わるころには笑顔が広がり、連絡先を 交換する姿も見られた。  隊員は「女性と知り合いになれて良かった」、女性参加者は「接点がない自 衛隊員と会話できて楽しかった」と満足そうに話した。清士会は今後も定期的 に婚活パーティーを開く予定で、小前田彰会長は「結婚するカップルが誕生し てほしい」と期待した。 〈04〉2012年10月20日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の魅力、幅広く紹介 県立航空プラザ 物販・飲食ブース新設へ  小松市の県立航空プラザに来年1月、小松の魅力を伝える物販・飲食ブース が新設される。4月に飛行機型大型遊具が設置されて以来、入館数は前年同期 比の2・4倍に急増しており、市内外から訪れる家族連れらに小松ならではの 商品や飲食をPRして「航空機の博物館」に小松の発信機能を加える狙いだ。  大型遊具を設置した航空プラザの今年4月〜9月末の来館者は約15万4千 人で、前年同期の約6万4千人から9万人増加。航空ファン以外の家族連れら も多い。市と指定管理者の市施設管理公社は航空機関連だけでなく、小松全体 の幅広い品物などを紹介して来館者の満足度向上と地域経済の活性化を図るこ とにした。  新設されるブースは1区画9平方メートルのスペースが4区画で、複数の区 画をまとめて使用することもできる。25日から11月末まで入居希望者を公 募し、12月の審査では、小松のブランド発信や航空プラザの魅力向上に役立 つことを重視して入居者を決める。  航空プラザには従来から航空機グッズを中心に扱う売店と喫茶店(計60平 方メートル)があり、来館者が土産物を品定めしたり、休憩スペースとして活 用してきた。この売店・喫茶店は営業を続け、新規ブース開設後の物販・飲食 スペースは6割増しになる。  新規ブースの賃借料(1区画)は1年当たり9万4500円〜10万5千円。 〈05〉2012年10月16日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎秋空に熱気、歓声 小松市どんどんまつり 輪踊り、乗り物、グルメ…  第37回小松市どんどんまつり(北國新聞社特別協力)は14日、JR小松 駅周辺で多彩な催しが繰り広げられ、市中心部は昨年を上回る約15万5千人 (主催者発表)の来場者で終日にぎわった。歩行者天国では、「乗り物のまち 小松」をアピールする多彩な乗り物に家族連れが歓声を上げ、地元グルメのブ ースには長蛇の列がついた。フィナーレのどんどん小松輪踊りで熱気は最高潮 に達し、秋の空に威勢の良い掛け声が響き渡った。  車両展示では、コマツの建設機械をはじめジェイ・バスが復元したボンネッ トバスを展示。航空自衛隊小松基地の軽装甲機動車なども並び、日本自動車博 物館のレトロバスや電気自動車の乗車体験もにぎわった。  併催の「歌舞伎市」では地元の小松うどんや塩焼きそばのコーナーに行列が でき、小松うどんの手延べ体験も人気だった。来場者は地元飲食店によるグル メ横丁で舌鼓を打ち、小松市と交流する県内外5市による都市間交流コーナー で各地の特産品を買い求めた。  こまつの杜わくわくコマツ館では、子供たちが理科の楽しさに触れる実験教 室が初めて開催された。コマツOBの指導で親子連れが、やじろべえづくりや 水を入れた空き缶を斜めに立てる実験に歓声を上げた。  ステージパフォーマンスも展開され、どんどん小松輪踊りには市内企業や団 体、保育所などの15チーム約500人が参加。軽快な音楽に合わせて踊りの 輪を広げ、秋の市民の祭典を締めくくった。 ●源平の戦い再現 オータムフェスタ  小松市どんどんまつりに併催されたこまつオータムフェスティバル(本社後 援)では、「源平の戦い」をテーマとした模擬合戦が繰り広げられた。甲冑 (かっちゅう)姿の一般参加者ら約200人が二手に分かれて激突し、合戦の 舞台となってきた小松の歴史を現代によみがえらせた。  富樫左衛門泰家役の和田慎司小松市長のあいさつに続いて物語がスタート。 一般参加者らは源義経軍と木曽義仲軍が激突する想定で刀を交えた。  ステージでの「アニソンショー」には格闘家角田信朗さんがゲスト出演。車 体にアニメキャラクターを描いた「痛車(いたしゃ)」も展示された。 ●万引防止呼び掛け 小松署  小松署は全国地域安全運動期間に合わせ、どんどんまつりの会場で万引防止 や自転車、車両の施錠を呼び掛けた。  歌舞伎市では小松短大の「蛟竜(こうりゅう)祭」や小松商高の「小商フェ スティバル」もにぎわった。小松駅構内では「懐かしの列車ヘッドマーク展」 が開かれ、県宅地建物取引業協会は不動産無料相談コーナーなどを開設した。 小松たばこ販売協同組合は来場者に喫煙マナー向上を呼び掛けた。 〈06〉2012年10月13日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎水害防止へ、排水路拡幅 中心部の2川を優先的に 大雨受け災害会議  11日の大雨で市街地の建物に浸水被害などが発生した小松市は、市中心部 を流れる九龍橋川と石橋川関係の排水路を拡幅するなどの治水対策に乗り出す 方針を決めた。両河川は11日の被害原因ではないが、拡幅などを通じて最大 流量を増やしてスムーズな排水を図り、安心・安全なまちづくりを進める。  12日、市役所で開かれた市災害本部員会議で、市が総合雨水排水計画を見 直し、九龍橋川と石橋川の排水路改修を優先的に進めることが報告された。  九龍橋川は打越町を起点に国道360号に沿うように市中心部を通って梯川 まで流れ、石橋川は打越町から住宅密集地を経由して前川に注ぐ。いずれも1 00本以上の排水路と連結しているが、幅が狭くて流量が少ない排水路もあり、 豪雨で水があふれると中心部が浸水する恐れが高い。  市は排水路を拡幅して流量を増やせば浸水被害を防止できるとして、事業計 画の検討を始めた。下流で水を梯川、前川に送るためのポンプ場については、 ポンプ能力を増強する。早ければ来年度にも事業を始め、完了までは30年以 上かかる見込み。 ●容量超過の降雨  11日の浸水被害の原因は、降雨量が下水道管や排水ポンプの容量を超えた ためとみられる。  被害が集中したJR小松駅周辺では、市は10年に一度の大雨と見込まれる 1時間雨量53・5ミリに対応できるように地下調整池や下水道管の容量を増 やす「貯留管」を整備している。11日は最大で同83ミリを観測した。  市の12日午後のまとめでは、被害状況は床上浸水なし、床下浸水21棟、 店舗や工場などその他の浸水被害21棟となった。 〈07〉2012年10月11日(木)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎規格外、フルーツトマトのケチャップ人気 水分少なく、甘み凝縮  しわの寄った規格外品のフルーツトマトを活用し、小松市内の農家と商店が 開発したケチャップが人気を集めている。糖度の高いフルーツトマトの中でも しわが寄ったトマトは甘みが凝縮されていることに着目し、小松産パプリカや タマネギでうまみやこくを加えて商品化した。トマトの濃縮した甘みが際立つ 味わいとなり、子どもを中心にファンが急増。問い合わせが相次いでいる。  「ひでこの手作りとまとけちゃっぷ」と名付けたケチャップは、向本折町の 農業竹本勇さん(53)と今江町1丁目で奥商店を経営する奥秀子さん(60) が考案した。  中玉で高糖度化を図った「フルーツトマト」の糖度は9度で、一般的なトマ トの6度に比べて高い。「フルーツトマト華小町」を栽培する竹本さんは出荷 のピーク時、一日100キロを収穫しているが、うち1割はしわが寄っている ことなどを理由に出荷せず、処分していた。  竹本さんは丹精したトマトを処分することがしのびなく、奥さんに商品開発 を依頼。しわのあるトマトは水分が少ないため甘みやうま味が凝縮されている ことを生かし、奥さんが地産地消を進めるためにも小松産の野菜などを加えて ケチャップを作り上げた。  8月から瓶詰めにした250グラム入りのケチャップを1本450円で奥商 店で売り出したところ「自然の甘みを子どもが喜ぶ。保存料や着色料を添加し ていないから安心して食べさせられる」と評判に。9月からJA小松市営農資 材センター「JAあぐり」と道の駅「こまつ木場潟」でも取り扱い、8月の3 倍以上の売れ行きで増産に追われている。  竹本さんによると、小松市特産のトマトを使ったケチャップはこれまでにな く「小松のトマトのおいしさを無駄なく食べてもらえればうれしい。小松の新 たな特産品に育てたい」と話した。 〈08〉2012年10月07日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼で指先彩る 小松市の作家・北村さん、付け爪を制作  九谷焼作家の北村和義さん(38)=小松市高堂町=はこのほど、九谷焼の 付け爪を考案、制作した。付け爪を愛用する若い女性らに石川の誇る伝統工芸 ・九谷焼をPRする狙いで、指先をおしゃれに彩る絵柄で魅力を売り込む。7 日、金沢市で開かれる「片町ホコ天」(北國新聞社特別協力)でお披露目され る。  付け爪は長さ約2センチ、幅約1・3センチで、北村さんが伝統的な絵柄で ある青海波(せいかいは)や花鳥(かちょう)、唐草(からくさ)、石畳(い しだたみ)文様などを九谷五彩で手描きした。絵を描ける範囲が狭くて細かな 作業を強いられたが、1枚の付け爪に鶴を4羽書き込むなど繊細に仕上げた。  従来にない形に苦労し、作品完成までに4度焼き上げたが、3割以上が破損 するなどしたという。  2週間かけて作成した20枚は全て違う絵柄にし、服装などに合わせて選ぶ 楽しさも提案した。使いやすいように厚さ1ミリ、重さ3グラムに抑え、両面 テープで爪に取り付けて使用する。  片町ホコ天にパフォーマンス団体「金澤百万石武将隊」として出演する土本 泰之さん(27)=金沢市=が北村さんに依頼した。土本さんはそろばん侍で 知られる加賀藩の御算用(ごさんよう)者猪山直之に似た衣装を着て出演する。 そろばんを持つ手元の注目度が高いことを利用して石川の伝統工芸の発信に取 り組む考えだ。  付け爪を試着した土本さんは「予想よりも出来上がりが良くて驚いた。九谷 焼により関心を持ってもらえればうれしい」と語り、北村さんは「今後も新し い分野に挑戦したい」と話した。  北村さんは希望者に対し、10個3万円前後で提供する。 〈09〉2012年10月05日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大震災の被災児童招きサッカー交流 小松で大会 宮城、茨城の4チーム  6、7日に小松市木場潟公園などで開催される「第4回木場潟公園杯少年サ ッカー大会」(北國新聞社後援)に、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城 県女川町などの4チームが招待される。現在も行方不明の選手や家族を失った 選手もいるチームと、小松を中心とした48チームがプレーし、サッカーで被 災児童を勇気づける。  大会を運営する小松北フットボールクラブの選手の保護者と、女川町のチー ム「Cobaltore(コバルトーレ)女川・石巻Jr」の保護者が友人だ った縁で、同クラブは昨年から、扇風機や食料品を贈るなど同チームを支援し てきた。  女川町を訪れ、完全な復興までまだ時間がかかることを実感した小原智治会 長ら同クラブ保護者会員は女川町の2チームと茨城県の2チーム計60人の被 災児童を大会に招待することを決断。大会のサブタイトルを「小松から、がん ばろう日本」とすることを決めた。  開会式では、出場チームからの募金で作ったユニホームをコバルトーレに贈 る。7日は、被災チームが宿泊する小松市大杉町の「大杉みどりの里」を小松 の児童が訪れ、キャンプファイアなどで絆を深める。  招待のためこのほど女川町を訪れた小原会長に対し、コバルトーレの留畑豪 紀監督は「ありがたい申し出。伸び伸びとプレーさせてやりたい」と喜んだ。 〈10〉2012年10月03日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ホテル稼働が堅調 コマツの研修、インターハイなど 郊外でも8割  小松市内のホテルで軒並み、宿泊客が増えている。コマツ小松工場跡地に開 所した「コマツウェイ総合研修センタ」を多くの研修生が利用することに加え、 8月の木場潟でのインターハイ・カヌー競技、9月の小松基地の航空祭など市 内でさまざまなイベントが開かれたことが追い風になったとみられ、ホテル関 係者はうれしい悲鳴を上げている。  研修センタは昨年4月に開所した。これまで約7千人の研修生が国内外から 訪れ、平均3日間、小松に滞在している。  年間を通して安定的に研修生の宿泊を見込めることで、ホテルサンルート小 松は「研修センタの開設前に比べ稼働率が底上げされた」としている。特に4 月から2カ月間の、コマツの新入社員研修の時期は、多くのホテルの需要が高 まった。  インターハイ・カヌー競技があった8月は、高校生の選手らが宿泊した小松 グランドホテルでは例年約70%だった稼働率が80%に達した。  さらに、市中心部のホテルに高校生の団体が泊まったことで、ビジネスマン の客が市街地から離れたホテルに流れ、小松グリーンホテルでも稼働率が80 %を超えた。約10万2千人が来場した航空祭が開催された9月も市内のホテ ルは県外などからの宿泊客でにぎわった。  市内では、今後も室数に見合った需要が見込めるとして、宿泊料の千円値上 げに踏み切ったホテルもあり、値上げ後も客足に大きな影響はないという。  ホテル関係者の多くは、10月以降も研修センタからの安定した集客を見込 んでおり、当分は高い需要が続くとみている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------