_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.130     _/ _/              平成24年10月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.130をお届けします。  11月1日(木)、小松市民病院西側に「南加賀救急医療センター」がオー プンします。これまでの救急外来は市民病院夜間通用口に併設されたものでし たが、センターがオープンすることで、より緊急性の高い重症患者への対応が 充実したものになります。    24時間365日、十分な医療を提供できるよう医師や看護師も増員し、最 新の設備を導入し体制を整えていきます。 ●南加賀救急医療センター見学会  一般市民を対象に見学会を開催します。申し込み不要ですのでぜひご参加く ださい。 とき 10月28日(日)10時〜15時 ところ 南加賀救急医療センター(小松市民病院西側) 問い合わせ 小松市民病院総務課 電話0761(22)7111 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●南加賀の救急医療 こまつちゃん  南加賀救急医療センターが11月1日にオープンしますね。 和田市長  市民の皆さんから要望の大きかった、南加賀地域の救急医療の核となる施設 が小松市に誕生します。緊急性の高い重症患者に、より対応できる施設になっ ており、一刻を争う現場において迅速・適切な処置が可能となります。また、 センターにたどり着くまでの時間も重要ですので、市民病院周辺の救急車の進 行経路や駐車場の整備も行います。    更に来年3月には消防本部に「高機能消防指令システム」を導入します。こ れは最新の情報通信技術を取り入れており、119番を掛けた際に通報者の電 話発信位置を瞬時に把握することができます。救急事案が発生した時にも、直 近の救急車を選択し現場までの出動指令を出すことができるため、到着時間の 短縮や、傷病者の迅速な医療機関への搬送に威力を発揮します。 こまつちゃん  近年、県外では災害による被害が大きく、市民も注目しています。 和田市長  未来を見据えたまちづくりの根幹には安全、安心が生み出す「心地良さ」が 必要と考えています。人が住み続けていく、住みたくなるまちには、医療や防 災の環境を充実することが極めて重要です。赤ちゃんからシニアまで、全ての 市民を事故や病気、災害から守る、様々な「命のセーフティーネット」をより 強固にしていくよう努力してまいります。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●ブラジル人にとっての人生の記念すべき日  ブラジル人は、親戚や友人を集めて仲良く過ごすパーティーが大好きです。 特に、記念日には必ずパーティーを企画します。出産や結婚、クリスマス、お 正月のほか、ベイビー会、青春式、成人式、高校や大学の卒業、結婚記念日な ど、様々な記念日にパーティーをします。日本では聞いたことがない記念日も あるのではないでしょうか。いくつかご紹介します。    【ベイビー会】とは、赤ちゃんができた女性をお祝いする女子会です。出産 の数週間前に友達(女性だけ)が集まって、ゲームやパフォーマンスをしなが ら、生まれてくる赤ちゃんに必要な物をプレゼントします。    【青春式】は、15歳になった女の子をお祝いするもので、たくさんの出会 いがありますようにとの願いが込められています。式で女の子はヴァルサとい う踊りを生まれて初めて披露します。まずおじいさんと、次にお父さんと、そ してその後で自分が気に入っている男の子とヴァルサを踊ります。女の子はお 姫様、男の子は王子様の衣装を着ているので、2人が踊るとまるで本当の舞踏 会のように見えます。大切な青春の門出となります。    【結婚記念日】は、10周年や25周年に、夫婦それぞれの親戚や友人など が時には100人以上集まり、夜から翌日朝までパーティーで盛り上がります。 家族だけが集まって50周年をお祝いすることもあります。    どうですか。気に入った記念パーティーはありましたか? 日本の家族や友 達とお祝いする記念日も知りたいので、ぜひ教えてくださいね! ★☆文化ガイド★☆ ■スターダスト・レビュー   Live Tour 2012−2013 とき 平成25年1月19日(土)17時30分開場、18時開演 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料(全席指定・税込み) 6,500円(当日7,000円) チケット先行予約 10月6日(土)10時〜  こまつ芸術劇場うらら 電話0761(20)5501 チケット発売 10月7日(日)〜   こまつ芸術劇場うらら 電話0761(20)5501  チケットぴあ 電話0570(02)9999(Pコード:166−493) そのほか 25歳以下と65歳以上の人は、当日身分証明証提示で1,000 円キャッシュバックします。 ■埋蔵文化財センター 秋季特別展 「遺跡で語る源平争乱から武士の世へ」 とき 10月6日(土)〜12月2日(日) ところ 埋蔵文化財センター 展示観覧料 100円(高校生以下無料) 休館日 水曜日(祝日を除く)、祝日の翌日 問い合わせ 埋蔵文化財センター 電話0761(47)5713 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:小松の菓子、復興の旗印に 行松旭松堂の「絆」 茶わんの絵柄に採用 02:小松産大麦、カップ麺に JAが3種類開発 香ばしく、栄養豊富 03:お待たせ、空の祭典 航空自衛隊小松基地 フォトクイーン撮影会も 04:解体待った,名列車再び ボンネット型489系 来春にも小松で展示へ 05:空き古民家を再活用 福祉施設、そば店に 助成制度第1弾 06:芭蕉像の掛け軸初公開 本折日吉神社 「サミット」でゆかりの地発信 07:ボクシングの本格大会誘致 10月、小松で「B−UP」 初の地方開催 08:修学旅行を初誘致 11月、東京から絵付け体験 小松市議会一般質問 09:小松うどんの「匠」を養成 味と歴史伝える つるつる創研が講座 10:平日休日で「模様替え」 小松市の曳山展示場 展示スペースを観客席に ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年09月27日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の菓子、復興の旗印に 行松旭松堂の「絆」 茶わんの絵柄に採用  小松市京町の菓子店「行松旭松堂」が東日本大震災の被災者支援のため製造 する「震災復興菓子 絆」のウサギの形が26日までに、茶道裏千家淡交会青 年部のシンボルマークに採用された。同青年部はウサギを描いた抹茶わんを作 り、全国の支部が開くチャリティー茶会で使う。関係者は、小松生まれのマー クが支援活動の旗印になると喜んでいる。  震災復興菓子は、震災を忘れないように、震災が起きた昨年のえとであるウ サギの木型を使って作る干菓子。行松旭松堂は18個入り1234円で販売し、 売り上げのうち千円を義援金に充てている。  裏千家の千宗室坐忘斎(せんのそうしつざぼうさい)家元が震災復興菓子を 味わった際、被災者支援活動「みどりの絆プロジェクト」のシンボルマークに ウサギを採用するように提案して決まった。  同青年部の369支部は、ウサギのマークが入った抹茶わんを使ってチャリ ティー茶会を開き、収益金を復興活動に充てたり、義援金として贈る。茶わん は千個以上製造され、10月にも全国の茶会でお披露目される。  震災復興菓子を考案した行松宏展専務(淡交会青年部北陸信越ブロック長) は「菓子は食べたらなくなるが、茶わんは残る。震災を支援し続ける心も残れ ばうれしい」と話した。 〈02〉2012年09月26日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松産大麦、カップ麺に JAが3種類開発 香ばしく、栄養豊富  JA小松市は25日までに、小松産大麦を使ったラーメンなどカップ麺3種 類を開発した。通常は小麦だけを原料とする乾燥麺に大麦粉を35%加え、香 ばしい風味に仕上げた。10月20日に販売を始める。食物繊維などの栄養素 が豊富な大麦をPRし、消費拡大と生産者の収入増につなげる。  カップ麺は豚骨味のラーメンやネギ塩カルビ味の焼きそば、スパゲティ「ペ ペロンチーノ」がある。大麦入りの麺は大麦の匂いを消すために乾燥させた大 麦の皮をむいた後、粉にして作った。付属の粉末スープは、大麦入りの麺との 相性がばっちりだという。  手軽に食べられるように、麺は1個30グラムと少なめにした。10月20、 21日にこまつドームで開くJAまつりで配布し、20日から道の駅「こまつ 木場潟」などで発売する。3個パックで480円。小松市の協力を得て開発し、 3千セット生産した。  パッケージには、市と同JAのイメージキャラクター「カブッキー」と「こ まと」が登場。会話形式で、大麦が食物繊維やミネラルが豊富で、健康と美容 に良いことなどを紹介している。  大麦は転作の主要作物で、毎年千トン以上生産する小松市は県内トップの産 地。しかし、大麦の価格はコメの4分の1程度のため、生産、加工、販売を一 括して行う6次産業化を通じて付加価値を高めている。  JA小松市は「大麦は栄養素が豊富なことをウリに今後も新商品を開発し、 消費を拡大していきたい」としている。 〈03〉2012年09月24日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎お待たせ、空の祭典 航空自衛隊小松基地 フォトクイーン撮影会も  航空自衛隊小松基地の「’12航空祭inKOMATSU」は23日、同基 地で行われ、大空を舞台に戦闘機などが変幻自在の飛行を繰り広げ、約10万 2千人(主催者発表)の来場者を魅了した。駐機場では北國フォトクイーン撮 影会(本社、北國写真連盟主催)が開かれ、フォトクイーンが2年ぶりの「空 の祭典」を華やかに彩った。  空自松島基地(宮城県)所属の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が1メート ルの間隔で飛行するファンブレークや背面飛行などで高い操縦技術を披露。ス モークを出しながら何度も連続して機体を回転させるダイナミックな動きが来 場者をくぎ付けにした。ブルーインパルスの飛行ショーは今年、全国の空自基 地では小松基地が初めて。  撮影会では、北國フォトクイーンの5人が戦闘機の前で爽やかな笑顔を見せ、 訪れた大勢の写真愛好家がカメラを構えた。  このほか、全国の基地から集まった約20機の戦闘機やヘリなどが展示され、 コックピットが公開されたほか、離着陸の操縦方法が実演付きで紹介された。 小松青年会議所の基地内を巡るクイズ付きのスタンプラリーや、ブルーインパ ルスパイロットのサイン会なども人気を集めた。  祝賀会では山本祐一基地司令があいさつし、一川保夫参院議員、田中美絵子 衆院議員、谷本正憲知事、和田慎司小松市長が祝辞を贈った。角間俊夫県防衛 協会長の発声で乾杯した。  小松基地は昨年、F15戦闘機燃料タンク落下事故を受けて航空祭を中止し た。 〈04〉2012年09月22日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎解体待った,名列車再び ボンネット型489系 来春にも小松で展示へ  急行「能登」など約40年にわたり北陸線で活躍した国内最後のボンネット 型489系車両が解体を免れ、展示される見通しとなった。小松市の有志の働 き掛けを受けて同市が協力し、JR西日本も前向きに検討。同系車両の展示は 国内で初めてで、早ければ来春にも小松駅前周辺に名列車が再び雄姿を見せる。  489系は2010年3月の「能登」の定期便廃止を受け、引退した。金沢 総合車両所に所属していた3編成のうち2編成は既に処分された。残る1編成 も今年度内に解体するため5月に同所から白山市の総合車両所へ移動していた。 赤とクリーム色の旧国鉄カラーと独特の形は引退後もファンの人気を集め、解 体を惜しむ声が出ていた。 ●市、JR西に協力要請  小松市のNPO法人「ヘリテージ・オブ・レイル北陸」が展示を計画し、航 空プラザなどを持つ「乗りもののまち」の小松とJR西日本に協力を要請した。 同NPOは27日に保存会準備委員会を発足させ、費用を工面するために募金 活動も行う予定だ。  JR西日本は地域貢献の一環でこれまでにも新潟県糸魚川市にキハ52系気 動車を移譲するなど自治体や鉄道事業者へ車両を譲渡しており、要請について 「要望を聞き、しっかり検討していく」(広報担当)としている。  交通科学博物館(大阪市)によると、旧国鉄のボンネット型車両は埼玉県の 鉄道博物館などごく一部で展示されている。  大学時代にアルバイトで同車両の製造に関わった地域遺産プロデューサーの 米山淳一日本鉄道保存協会顧問(61)=神奈川県横須賀市=は「北陸ゆかり の列車が地元に残るのは大変素晴らしい。ぜひ地域活性化につなげてほしい」 と期待した。 〈05〉2012年09月20日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空き古民家を再活用 福祉施設、そば店に 助成制度第1弾  小松市内の空き家になっている古民家2軒が、福祉施設とそば店に再活用さ れることになった。いずれも交流スペースやギャラリーなど関係者以外が訪れ るきっかけになる部屋を設け、地域住民や観光客も足を運ぶ交流・観光拠点と する。市が古民家整備を対象に設けた助成制度の第1弾となる。  19日開かれた市議会建設常任委員会で市側が報告した。  福祉施設に再生される古民家は、粟津町の旧北森酒造で、明治後期に建設さ れた趣ある景観などが評価され、県教委がまとめた「近代和風建築物」の調査 報告書にも掲載されている。  社会福祉法人自生園(同市)が木造2階建て345平方メートルの建物を取 得し、高齢者向けの福祉施設や児童の遊び場、交流スペースなどを設ける。白 漆喰(しっくい)を施すなど外壁を改修するほか、格子を取り付ける。年度末 のオープンを目指す。  そば店に改装されるのは、瀬領町の古民家で、金沢市で手打ちそば店を経営 する森芳子さんが廃業した旅館「十右衛門」を購入して改修する。小松市大杉 町から移築された築70年以上の木造平屋建て111平方メートルなど2棟が ある。屋根や外壁などを改修し、各種教室や演奏会などを開催する。年度末を めどに開店する予定。  市は今年度、「古民家再生・活用モデル事業」を創設し、古民家が周囲の景 観と調和して心が安らぐような空間づくりを後押しする。助成額は最大500 万円。 ●町家にバー、年内に開店へ  小松市は、中心部にある町家を改修・活用する「伝統的まちなみ景観向上事 業」で、龍助町の空き家を借りてバーを開く麻田直宏さん(同市)を補助対象 に選んだ。麻田さんは昭和初期に建設された町家を改装し、年内にオープンさ せる見込み。 〈06〉2012年09月19日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎芭蕉像の掛け軸初公開 本折日吉神社 「サミット」でゆかりの地発信  江戸時代の俳聖松尾芭蕉が「奥の細道」の道中で訪れた小松市本折町の本折 日吉神社瑞鳳(ずいほう)殿で、芭蕉の肖像画が描かれた掛け軸の初めてとな る一般公開が18日までに始まった。神社氏子らで作る「日吉会」が、29日 から県こまつ芸術劇場うららで始まる「奥の細道こまつサミット」に合わせ、 「地域の宝」を披露し、芭蕉ゆかりの小松を発信する。  肖像画は1788(天明8)年に武部次郎三郎が手掛けた。保存状態も良く、 うちわを持って座る芭蕉の姿が鮮やかに描かれている。 ●句会開催記す  掛け軸には、1689(元禄2)年7月24日に芭蕉が小松を訪れ、25日 に山王宮(本折日吉神社)に招かれて句会を開いたことなども書かれている。  本折日吉神社神主で、俳人の藤村伊豆守章重(鼓蟾(こせん))が記したも のを土野権佐が書き写した。神社の句会で芭蕉が詠んだ発句や鼓蟾、北枝(ほ くし)などが詠んだ6句も示されている。  掛け軸は1930(昭和5)年に本折日吉神社に奉納されており、宝物殿で 重宝として保管されていた。奥の細道こまつサミットに合わせ、芭蕉ゆかりの 地である同神社を多くの人に知ってもらおうと、日吉会が展示を決めた。  日吉会の中田勝秀大和町内会長と博ケ害躇谿按・皺馗垢蓮崛換颪凌佑妨・討・ らえるいい機会になる」と期待を寄せた。 〈07〉2012年09月17日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ボクシングの本格大会誘致 10月、小松で「B−UP」 初の地方開催  小松市南浅井町のボクシングジム「ゴールデンボーイジム」は10月14日、 アマチュアボクシング大会「B−UP石川大会」(北國新聞社後援)を初めて 県内で開催する。同大会はこれまで、東京のホールで12回開かれており、初 の地方開催となる。選手と観客に本格的なボクシング大会の雰囲気と魅力を満 喫してもらうことで、競技人口の拡大を目指す。  「B−UP」は柔らかいグローブを使い、ヘッドギアを着用して競技する大 会で、経験が浅い人でも参加できる。通常は16〜35歳までの年齢制限を、 石川大会では49歳まで引き上げ、幅広いアマボクサーに門戸を広げた。  同ジムの金子謹也代表によると、地方では本格的なボクシング大会が多くな く、選手が練習の成果を確認する機会が少ない。金子代表は地方大会開催は、 観客がボクシングファンになる意味でもプラスだと考えて「B−UP」の主催 者に提案した。  同ジムは、観客の収容人数350人の格闘技専用ホールとなる。プロの試合 も行える5・6メートル四方のリングと約40個のスポットライトなど本格的 な照明・音響機材があり、大会誘致に成功した。  大会では15試合程度が組まれる予定で、ボクシング経験者のほか、格闘技 ジムに所属した人も出場できる。ゴールデンボーイジムにはB−UPの元王者 が2人おり、迫力満点のパンチで大会を盛り上げる。  金子代表は「選手や友人らが気軽に出場・観戦し、ボクシングをより身近に 感じてほしい」と話している。問い合わせは同ジム=0761(58)080 3=まで。 〈08〉2012年09月12日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎修学旅行を初誘致 11月、東京から絵付け体験 小松市議会一般質問  小松市議会9月定例会は11日、本会議を再開し、5人が一般質問した。答 弁で和田慎司市長は、東京から修学旅行を初めて誘致したことを報告した。生 徒は九谷焼の絵付けなどを体験し、南加賀の伝統工芸に触れる。高野哲郎氏 (維新こまつ)が尋ねた。  市によると、東京都立産業技術高専の生徒41人と引率教員ら約50人が1 1月5日、小松市内の九谷焼工房を訪れる予定になった。  修学旅行のコースに選ばれることは、大人数の旅行客を受け入れることにな り、地域経済の活性化につながる。生徒が将来、小松を再訪するきっかけにな る可能性もある。  市が小松空港を利用した誘客推進策として、旅行会社を通じて誘致に取り組 んでいた。伝統工芸のほかに「環境王国こまつ」や里山、石切場など自然環境 も生かしたメニューを提案している。 ●大和跡地「近いうちに方向性」  閉店から2年が経過した大和小松店跡地の活用策について、和田市長は「大 和とじっくり話をしている。近いうちになんらかの方向性が出てくると期待し ている」と述べた。川崎順次氏(自民党こまつ)が取り上げた。  和田市長は大和が跡地を所有しており、大和が活用策を決めた際の市の対応 策を検討しているとした。 〈09〉2012年09月05日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松うどんの「匠」を養成 味と歴史伝える つるつる創研が講座  小松うどんの普及を目指す「小松うどんつるつる創研」が13日から、ご当 地グルメの魅力を発信する講師「小松うどんづくりの匠(たくみ)」を育成、 認定する新しい取り組みを始める。「匠」が市民や観光客に麺の手打ち体験を 指導したり、歴史を紹介したりすることで、320年以上続く素朴な味わいを PRし、ファンの拡大につなげる。  「匠」はイベント来場者や観光ツアー客を対象に、小麦粉と塩水を混ぜて手 でこね、麺棒で伸ばして切るなどの手打ちうどんの製麺工程を指導する。俳聖 松尾芭蕉が絶賛したとされる逸話なども伝えて、小松うどんの味と歴史を伝え る。  同創研は11月以降、観光客らを対象にうどんの手打ち体験イベントを始め る。講師となる「匠」はうどんの知識や技術が必要になるため、養成講座を1 3、20日の午後3時から、JR小松駅高架下のアンテナ店「小松うどん道場  つるっと」で開く。同創研の主任研究員らが指導する。  講座は18歳以上なら小松市外からも参加可能。福井県では、越前そば好き が自らそばを打つことを参考に、同創研はうどん店関係者以外にも参加を呼び 掛け、うどんを愛する人を増やして底辺拡大を目指す。「匠」認定者には、オ リジナル白衣を贈る。  同創研は「養成活動を通じて、小松うどんを一層、浸透させていきたい」と している。問い合わせは同創研=0761(24)8200=まで。 ●今年もサミット参加  同創研は、滋賀県東近江市で30日に開かれる第2回全国ご当地うどんサミ ットに、2年連続で出場する。昨年は小松きつね揚げうどんを出品し、人気投 票では参加13団体中4位だった。今年は小松肉うどんを提供する。 〈10〉2012年09月04日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎平日休日で「模様替え」 小松市の曳山展示場 展示スペースを観客席に  小松市は来年5月オープン予定の曳(ひき)山常設展示場(仮称)について、 平日と休日、イベント時で、館内の展示内容や使い方を変える方針を3日まで に決めた。歌舞伎の公開稽古や展示場周辺でのイベントに合わせ、来場者が最 も小松の伝統芸能や街並みに親しめるように四つの仕様を想定した。状況に応 じて「模様替え」して施設の魅力を高める。 ●来年5月オープン  歌舞伎などの公開稽古がある休日は展示スペースにいすを配置し、48畳分 のスペースがある稽古場を眺めることができるようにして、来場者が観覧しや すくする。ステージは、歌舞伎以外にも文化団体などが練習や講演会などにも 使える。  催しがない平日は、展示スペースに可動式展示ケースを置き、曳山やお旅ま つりの「お宝」を並べる。稽古場では、歌舞伎役者の衣装を展示し、試着でき る機会を設ける。  イベント時は特別に、稽古場に曳山の屋根や柱などの大道具を置き、来場者 が体験型講座などで曳山の舞台を満喫する。大勢の来場者が見込まれる場合は、 「お祭り屋台仕様」として、稽古場を休憩所にしてカフェやミニ縁日を企画す る。  市は展示場を柔軟に運営し、約250年の歴史がある曳山や子供歌舞伎のほ か、伝統芸能の人材育成や中心商店街の活性化などに活用する考えだ。 ●工事の安全を祈願  曳山常設展示場の新築工事安全祈願祭は3日、小松市八日市町の建設現場で 営まれ、曳山を持つ中心部の8町内会関係者ら約30人が安全を祈り、完成を 心待ちにした。  神職が祝詞を奏上し、出席者が玉串をささげた。主催者の建設業者を代表し て丸西組の西正次社長があいさつした。  展示場は鉄骨造り2階建てで延べ床面積627平方メートル。中心部の8町 内会が保管する曳山を2基ずつ展示できる。稽古場を設けて子供歌舞伎や能楽、 邦楽などの練習を公開するほか、観光案内所、物産販売コーナーなどを備える。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------