_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.126     _/ _/              平成24年 6月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.126をお届けします。  6月10日(日)、「We enjoy eco!!」を合言葉に「エンジ ョイエコまつり」を開催します。当日は市内保育園児や小学校ブラスバンド部 によるステージパフォーマンスやエコ忍者ショー、地元野菜たっぷり鍋の無料 振る舞いなどイベントが盛りだくさんです。この機会に楽しみながらエコに触 れてみませんか。  なお、当日はペットボトルのキャップを持ってくると、軽食ブースでエコマ ネーとして使えます(例:キャップ10個でわたがし1個と交換します。一部 使えない店があります)。 ●「We enjoy eco!!」エンジョイエコまつり とき 6月10日(日)10時〜15時 ところ 市民公園(JR小松駅前)・こまつ芸術劇場うらら  ※入場無料(JR高架横無料駐車場あり。雨天時はJR高架下で行います) 内容 エコ忍者ショーや自然エネルギー体験、エコガラス体験、手作りプラネ タリウムなど ■問い合わせ 小松市環境推進課 電話0761(24)8067 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●和の遺伝子 伝統芸能 こまつちゃん●5月は歌舞伎の魅力を十分に堪能できましたね。 和田市長●今年の春は全国子供歌舞伎フェスティバルin小松とお旅まつりで 歌舞伎の華が咲きそろいました。曳山子供歌舞伎の観覧者は約3万人に上り、 昨年比5割増と大盛況でした。  曳山子供歌舞伎が演じられ始めてから、4年後の平成28年には250年を 迎えます。今なお子供からお年寄りまで愛されている伝統芸能のパワーには、 いつものことながら驚かされます。 こまつちゃん●この伝統芸能文化を次世代に受け継ぐにはどうすればよいでし ょうか。 和田市長●JR小松駅西地区に「曳山展示場」を来春に開設する準備を進めて います。実際に曳山を展示し、小松を訪れた人がいつでも曳山の素晴らしさを 体感できるほか、市民が歌舞伎や舞踊などを稽古できる空間を設置します。稽 古の様子を間近で観覧でき、施設から和の音が聞こえることで、周囲の町家空 間との相乗効果が得られると考えています。また、後継者を育成するため「郷 土芸能人材育成支援金」を設けました。地域住民の交流や生きがいを生み出す とともに、まちや祭りの活性化につなげます。  小松市には市指定無形文化財である「悪魔祓い」や、130を超える町の獅 子舞などがあり、地域に深く根付いた伝統芸能が広く受け継がれています。  これら伝統芸能の遺伝子を大切に守り、小松を一緒に盛り上げていきましょ う! ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●「準備」すること  準備。日本で生活していると必ず目にする大切な要素です。電車に乗る前や 誰かと話す前、何かコメントをしたり提案したりする前など、日本人はいつも 先の事まで考えているようです。例をあげると、スーパーではレジ係が次のお 客さんのために空のカゴを用意して待っています。また、心の準備もあります。 電車がホームに到着する前に「電車が参ります」というアナウンスが流れたり、 バスの中で前席の人が「椅子を倒します」と断ったり、いろんな場面や表現の 中にこの”準備”が見受けられます。  私は準備せずに困った時があります。映画を見たくて日本人の友人を誘おう と思いましたが、みんな以前から予定を決めていて当日では断られそうなので、 誘うのをやめてしまいました!  このように、かなり先の事を考えて備えておくこの習慣は、日本に来てから すごく実感します。外国では、そんなに先の事まで用意しておくことはない気 がします。でも、日本では前もって決めておかないと不安に感じるのでしょう。 みんなそうしているので、最近では私も準備するようになりました。「郷に入 れば郷に従え」ですね(笑)。  準備は確かにすごく良い事ですが、全てを決めて固めてしまうと柔軟性がな くなり、他の可能性が生じにくくなります。逆に準備しないことで、想像力や 即興力を向上させるチャンスになるかもしれません。バランスが大事ですね! ★☆文化ガイド★☆ ■埋蔵文化財センター夏季特別展  「重要文化財 矢田エジリ古墳出土埴輪の世界」  国重要文化財指定以来、15年ぶりの特別展です。 会期 7月1日(日)〜9月2日(日) 9時〜17時(入館は16時30分 まで) ところ 埋蔵文化財センター 展示観覧料 100円(高校生以下無料) 休館日 水曜日(祝日を除く)、祝日の翌日 ◎特別講演会「はにわたちのメッセージ 〜人物埴輪が語るもの〜」 とき 7月8日(日)13時30分〜15時30分 ところ 第一地区コミュニティセンター 講師 若狭徹 参加費 無料 問い合わせ 埋蔵文化財センター 電話0761(47)5713 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:最先端の車やロボット展示 小松市の科学交流館 原理と製品一体で紹介 02:文化継承へ稽古場設置 曳山展示場の基本計画策定 外観は蔵をイメージ 03:小松基地に「スナック」 ママの味、隊員支え 小田さん切り盛り 04:小松市で目指せ 山菜博士 環境王国本部が初事業 滝ケ原で検定 05:曳山の雄姿、後世に 台木、高蘭横木、来月から修復 小松市八日市町 06:全校生徒で英検準2級合格へ 小松市立高 講師増員、習熟度別に授業 07:曳山8基、絢爛豪華 曳揃え、小松市のお旅まつり最高潮 08:迫真の勧進帳 全国子供歌舞伎フェス 坂井市、三重県東員町からも出演 09:石川、富山、福井、岐阜 環白山麓の食集結 27日にごっつお〜祭 10:産業観光拡大に期待 来年度、小松市で全国フォーラム 県内初開催 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年05月27日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎最先端の車やロボット展示 小松市の科学交流館 原理と製品一体で紹介  小松市は26日までに、理科好きの青少年を育成する目的で整備する科学交 流館(仮称)の展示ゾーンの整備方針を決めた。科学の原理などを説明する学 問的なスペースの周りに、原理を応用して作られた最先端の車など製品を紹介 するコーナーを設ける。科学と暮らしが密接に関係している点を分かりやすく 示し、来場者の好奇心と探求心を刺激する。  展示ゾーンは約630平方メートルで、中央に光や電気、ばね、歯車など八 つの科学の原理を体験できる道具や説明パネルを置く。周囲に「ロボット」 「再生可能エネルギー」「乗り物」「電気・情報通信」の4分野で、科学の原 理・技術を活用した製品やものづくり体験テーブルなどを配置する。  中央部分は市が展示品を製作し、周辺部分は出展する企業や団体を公募する。 研究を重ねる企業・団体と連携して、最新の研究成果・製品を紹介する考えで、 企業などの概要や技術者の姿などを伝えるコーナーも設ける。  中心部には「ミッション」と呼ばれるクイズを出題するテーブルを置き、来 場者が2ゾーンを行き来して科学原理と応用技術、現在使われている製品のつ ながりが実感できるようにする。週末には体験講座などを開く。  科学交流館はJR小松駅東側で建設され、来年中に完成する見込み。3Dシ アターや、産業振興のための貸し事務所なども設ける。  市は「科学は面白い、と感じる人が増えるような施設にしたい」(まちデザ イン課)とし、28日から6月29日まで、出展企業・団体・個人を募集する。 問い合わせは同課=0761(24)8162=まで。 〈02〉2012年05月22日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎文化継承へ稽古場設置 曳山展示場の基本計画策定 外観は蔵をイメージ  小松市議会の4常任委員会・委員協議会は21日開かれ、建設と経済環境の 両常任委員協議会で市側は、曳山(ひきやま)常設展示場の基本計画を策定し たことを報告した。稽古場を設けて子供歌舞伎の練習を公開するほか、伝統芸 能を学ぶ地域団体にも貸し出して文化継承を後押しする。蔵をイメージした外 観とし、文化と景観で観光客を呼び込む。  展示場は三日市・八日市の両商店街の結節点に、鉄骨造り2階建てで延べ床 面積627平方メートルで建設される。建物の外壁の一部には歌舞伎で使う定 式幕の3色を使い、九谷焼や木材、瓦など小松産材も積極的に用いる。  展示場内には曳山2基を飾る。48畳の稽古場、曳山を舞台とする子供歌舞 伎の説明パネルや衣装などを並べる展示スペース、多目的使用できるオープン スペースなどを備える。  観光案内所、物産販売コーナーも整備し、歌舞伎のメーク体験や、歌舞伎衣 装での記念撮影など体験型事業の実施を予定している。  運営方針を検討するプロジェクトチームを、地元関係者を含め約30人で作 った。市は来年5月ごろの完成を目指している。 〈03〉2012年05月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松基地に「スナック」 ママの味、隊員支え 小田さん切り盛り  隊員約1600人を数える航空自衛隊小松基地の敷地内には、理容室や大手 コンビニチェーンの店舗がある。さらに「スナック」まで営業しているという 話を聞いた。お酒を飲みながらカラオケを楽しむネオン街の「スナック」とい うより、「定食屋」のような店らしい。隊員たちの胃袋と心を満たすその「ス ナック」の看板ママに会ってきた。(北村拓也)  滑走路に程近い建物内の前で「スナックおだ」の看板が目に入った。店内に 入ると、カウンターの奥の厨房(ちゅうぼう)から「こんにちは」と大きな声。 隊員たちが「ママ」と慕う小田外喜枝さん(63)が明るく迎えてくれた。  営業時間は午前8時から午後5時まで。ピークの昼食時にはカウンターとテ ーブルを合わせて30席ほどがあっという間に埋まる。  小田さんが店を開いたのは1985(昭和60)年。今年で28年目となり、 現在は夫の武男さん(68)とパートの坂野洋子さん(60)の3人で切り盛 りする。 ●ボリューム満点  隊員たちが「おだメシ」と呼ぶこの店の料理はとにかく量が多い。1番人気 のガーリックチャーハンを注文すると、大きな皿からあふれんばかりだ。あま りの多さに苦戦気味の自分の横で、隊員たちが山盛りをぺろりと平らげる。こ のボリュームで定食が530円、単品が430円という安さも隊員に支持され る理由のようだ。  2010年の日米共同訓練の際には、米兵もよく利用し、やはりガーリック チャーハンが人気を集めた。ある米兵は、ほかの米兵のために英語のメニュー を作り、小田さんにプレゼントした。  東日本大震災が発生し、小松基地からも多くの隊員が被災地で救援活動に当 たった。現地での食事は缶詰めのご飯やレトルト食品。そんな隊員たちが小松 に戻って向かったのがこの店だ。「温かくておいしいご飯を食べられるのは幸 せだ」と話す隊員たちの姿は、小田さんの目に焼き付いて離れないという。  「隊員の方々といるのは楽しいよ」と小田さん。酒もビールもなく、夕方に は閉まる小松基地の「スナック」には、隊員を癒やすあったかいおばちゃんが いた。 〈04〉2012年05月17日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市で目指せ 山菜博士 環境王国本部が初事業 滝ケ原で検定  小松市は6月3日、同市滝ケ原町の里山自然学校こまつ滝ケ原で、初めて山 菜検定を実施する。参加者は講義と試験を受け、基準以上の知識を身に付けれ ば最高の称号「山菜博士」など5段階で認定される。市が4月に設置した「環 境王国こまつ推進本部」の初事業となり、小松に残る豊かな自然を感じ、里山 の魅力に触れる機会とする。  東京家政大教授で国際薬膳協議会理事会長の中村信也氏が講師を務める。参 加者は中村教授の講義を聞いた後、検定試験を受ける。地元住民らが振る舞う 山菜うどんなどを味わう。  今年は基礎的な知識を教える初級を認定し、来年以降は現物を見分ける力を 付ける中級や上級、指定された山菜で新しい料理を調理できる「応用上級」、 漢方薬レベルの知識を持つ「応用最上級」の4段階を順次開講し、称号も与え る。来年以降は現地を訪ねる講義も始める。  市によると、小松市の里山はワラビやゼンマイ、コゴミ、カタハなどの山菜 が豊富という。市民らが山菜の知識を得て活用することで、里山の活性化など も目指す。  市は「参加者に里山や山菜の魅力を知ってもらい、何度も小松を訪れてほし い」(環境王国こまつ推進本部)としている。検定料は千円で、問い合わせは 同本部=0761(24)8078=まで。 〈05〉2012年05月16日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山の雄姿、後世に 台木、高蘭横木、来月から修復 小松市八日市町  小松市のお旅まつりで使われた同市八日市町の曳(ひき)山が6月から修復 される。建造200年以上たち構造上重要な木材8本を初めて交換する。虫に 食われて老朽化が進み、曳山全体が大破する可能性があるためで、元の雄姿を 忠実に再現して後世に伝える。  同市中心部に8基残る絢爛(けんらん)豪華な曳山は市指定文化財で、お旅 まつりでは曳山子供歌舞伎の舞台となる。八日市町の曳山は寛政年間の18世 紀末ごろの建造とされ、二重屋根などが特徴である。  更新する木材は、車輪回りにあり、曳山の荷重がかかるケヤキ製の「台木 (だいぎ)」4本と、舞台を支えるヒノキ製の「高欄横木」4本。  最も長い木材は「高欄横木」で長さ5・07メートルで、傷みが激しくなっ ている。いずれも現在の木材を調べた上で、同じ種類の木を使って新たに製作 し、本漆加工を施す。  京都の専門業者が6月から来年2月にかけて修復し、金具など引き続き使用 できる部品は再利用する。文化庁に費用約630万円の補助を申請した。  八日市町曳山保存会の岩倉清光(せいこう)会長は「来年のお旅まつりには、 きれいになった曳山が登場するので、大勢の人に見てもらいたい」と話した。 ●6町が解体作業  曳山を持つ8町のうち、八日市町など6町は15日、曳山の解体作業を行っ た。県こまつ芸術劇場うららで曳山を展示する寺町と、組み立てたまま保管す る龍助町は作業しなかった。 〈06〉2012年05月16日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全校生徒で英検準2級合格へ 小松市立高 講師増員、習熟度別に授業  小松市立高は15日までに、全生徒が2年生までに英検準2級の合格を目標 とする新しい取り組みを始めた。他の公立高よりも英語教員を充実させ、習熟 度別授業を導入し、合格を後押しする。  英検準2級は高校2年程度のレベルとされ、10月をめどに1、2年生計4 00人が受験して合格を目指す。  国際的な視野を持つ生徒を育成し、学習意欲を高めて学力向上につなげる狙 い。同校は修学旅行でシンガポールを訪問することや小松市が国際交流の推進 を目指していることも考慮した。  既に市の財政支援を受けて、英語の講師を配置基準よりも1人増員。教員3 人が先進的な英語活動を行っている国際教養大(秋田)を視察した。7月には 英検を実施する日本英語検定協会(東京)の講師が生徒を指導する。  今年度から1年の5クラスのうち、芸術コースを除く4クラスで習熟度別指 導を導入して、生徒が実力に見合った授業を受けて学力を伸ばす。朝学習では、 毎月1週間、英語指導助手(ALT)によるリスニングコンテストも実施して、 合格につなげる。  菱田浩章校長は「地域に根差しながら国際的に活躍する生徒を育てたい」と 話した。 〈07〉2012年05月13日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山8基、絢爛豪華 曳揃え、小松市のお旅まつり最高潮  小松市のお旅まつりは2日目の12日夕、同市中心部の細工町交差点で曳山 (ひきやま)八基曳揃(ひきぞろ)えが行われ、8町に受け継がれる絢爛豪華 (けんらんごうか)な曳山がそろい踏みした。曳山はライトアップされ、当番 町の西町と材木町が子供歌舞伎を上演し、まつりの熱気は最高潮に達した。  昨年は東日本大震災を受け、3基と5基に分散されており、八基曳揃えは2 年ぶりとなる。今年は1年交代で曳揃えが行われてきた橋北、橋南地区の境界 にあたる同交差点に8基が集結。昼の部の曳揃えが新設され、橋北は3基、橋 南は5基で行われた。  オープニング式典では、縄紘平曳山八基曳揃え実行委員長、谷本正憲知事、 一川保夫前防衛相、田中美絵子衆院議員、円地仁志小松市議会議長、和田慎司 同市長が順にあいさつした。  まつりは14日までで、13、14日とも西町と材木町で曳山子供歌舞伎が 上演される。   〈08〉2012年05月06日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎迫真の勧進帳 全国子供歌舞伎フェス 坂井市、三重県東員町からも出演  第14回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)は 5日、小松市の県こまつ芸術劇場うららで開幕した。同市の小中学生が郷土ゆ かりの「勧進帳」を真に迫る芝居で披露し、義経と弁慶の固い絆(きずな)と、 その主従の姿に心打たれた富樫が一行の通過を許す場面を演じ、来場者の感動 を誘った。  小松市安宅地区が舞台の「歌舞伎十八番の内 勧進帳」では、小松の子供役 者13人が安宅の関に差し掛かった弁慶が富樫の目を欺くために、つえで義経 を打つ場面などを熱演した。今年初めて、芝居の進行を助ける後見(こうけん) 5人を元子供役者だけで担当するなど、役者と長唄・囃子(はやし)方の26 人、裏方らが一丸となって歌舞伎を成功に導いた。  主役弁慶を務めた坂下未宙(みそら)さん(御幸中1年)は「練習したこと を皆さんに見てもらえて良かった」と充実感をにじませた。  三重県東員町(とういんちょう)の「松の会こども歌舞伎」の役者は「神霊 矢口渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家(とんべえすみか)の場」を 演じ、一目ぼれした武士のために、武士と対立関係にある父を裏切って切られ る娘の悲恋物語を情感豊かに披露した。坂井市の「まるおか子供歌舞伎」の役 者は、婚約者との真剣勝負に敗れて45年間にわたって武者修行を続ける藩士 を描いた「春重(はるをかさねて)四海波(しかいなみ)」をユーモアたっぷ りに上演した。  うらら横の市民公園ではお練りも行われ、子供役者が1人ずつ見えを切るご とに「かわいい」などと歓声が上がった。同公園には希望者が歌舞伎化粧を無 料体験できるコーナーや、飲食を提供する歌舞伎茶屋なども設けられ、来場者 が歌舞伎の雰囲気を楽しんだ。  同フェス最終日の6日も、東員町、坂井市、小松市の子供役者が順に芝居を 披露する。 〈09〉2012年05月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石川、富山、福井、岐阜 環白山麓の食集結 27日にごっつお〜祭  小松市本折町の真宗大谷派本光寺の門徒らでつくるNPO法人「円満の会」 は27日、同寺で、石川、富山、福井、岐阜の4県の食を集めたイベント「環 白山麓ごっつお〜祭」(北國新聞社後援)を開催する。霊峰白山の恩恵を受け る地域のご当地グルメを糸口に、地域間交流の一助となることを目指す。  各地から飲食店20店が出店し、岐阜からは豆腐田楽や飛騨牛コロッケ、福 井からは里芋コロッケ、富山からは赤カブラ、県内からはニジマスチャンチャ ン焼きや手打ちそばなどが提供される予定。  同NPOは会場に飾る旗などを製作し、準備を進めている。多田眞(まこと) 理事長は「イベントを機に、環白山の住民としての思いを新たにし、他県への 関心を持つ人が増えてほしい」と話した。祭りは午前11時から午後2時まで 行われる。  27日は同寺で、教如上人の追悼法要も行われる。2007(平成19)年 を最後に途絶えていた「一向衆の練り歩き」を5年ぶりに復活させる。 〈10〉2012年05月03日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎産業観光拡大に期待 来年度、小松市で全国フォーラム 県内初開催  小松市で来年度、全国産業観光フォーラムが県内で初めて開催されることが 決まった。全国から観光業界や行政、市民団体などの関係者ら約850人が参 加する見込みで、基調講演や分科会、現地見学会などを通じて、産業観光の拡 大策について理解を深め合う。同市はものづくりなどの産業を生かした交流人 口拡大に弾みがつくと期待している。  産業観光は、企業活動を観光資源として活用する取り組み。製造業が基幹産 業の小松市では、建設機械や観光バスの工場、九谷焼の工房などが市民らに公 開されるなど、産業観光を生かしたまちづくりが始まっている。  同フォーラムは、日本観光振興協会(東京)などが2001(平成13)年 から毎年1回、各地で開催している。小松市は産業観光の資源が多く、市の施 策にも取り入れられていることなどから、複数の立候補自治体の中から来年度 の開催場所に選ばれた。  小松市は今後、南加賀の他自治体や商工会議所などに参加を呼び掛け、同協 会と実行委員会を設置する。フォーラムは2日間の日程で開かれ、1日目は基 調講演や、出席者が意見交換する分科会など、2日目は製造工場や工房などを 巡る見学会を開催する予定。開催時期は今後詰める。  市は「フォーラムをきっかけに市のPRをさらに進め、より多くの観光客ら を呼び込みたい」としている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 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