_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.124     _/ _/              平成24年 4月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.124をお届けします。  4月12日(木)、小松空港横の石川県立航空プラザに、屋内プレイエリア 「ぶ〜んぶんワールド」がオープンします。日本最大級の飛行機型遊具「飛ぶ ぅ〜ん」や、雲形クッションの「はねるぅ〜ん」など、楽しい遊具が出迎えま す。  この春、家族揃って大空への夢が広がる「ぶ〜んぶんワールド」へ出掛けま せんか。 ■石川県立航空プラザ グライダーからジェット機まで揃った日本海側唯一の航空機の博物館です。 航空文化を目で見て、耳で聞いて、手で触って体験できます。 小松市安宅新町丙92 電話番号 0761(23)4811 plaza@city.komatsu.lg.jp 小松市ホームページ − 航空プラザ http://www.city.komatsu.lg.jp/komatushisetukanrikousha/s_koukupuraza.h tml ■ぶ〜んぶんワールドに関する問い合わせ 小松市空港・地域交流課 電話0761(24)8393 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●平成24年度予算 こまつちゃん  平成24年度の予算編成に込めた市長の思いを聞かせてください。 和田市長  小松市にとって今年度はまさに昇龍の年になると思います。市長に就任して から3年間で約400回に及ぶ懇談会を行いました。その中で市民の皆さんの 意見を集め、まちづくりの目標を共有するための基礎固めをしてきました。  また、3現主義(現場・現物・現実)を実践し、教育施設や福祉施設を中心 に市内300カ所以上を訪問し、現場の皆さんの要望を聞きました。  その結果生まれたのが、私のマニュフェストをベースに、昨年6月に作成し た「10年ビジョン」です。これによりまちづくりの方向性を示すことができ ました。  今回の予算編成は、まちの新しい形とイメージアップを目指し、目標を達成 するための新しい3カ年計画のスタートと位置付け、取り組みました。 こまつちゃん  具体的にどのような事業に取り組んでいくのですか。 和田市長  まず、交流人口の拡大を図るため、(仮称)科学交流館や曳山常設展示場の 建設、浮柳町などで整備予定の(仮称)小松スカイパークなど、小松駅や空港 周辺の魅力を向上します。  また、定住人口の増加のためには医療体制の強化と、安心して子供を産み育 てられる環境の整備が欠かせません。今年11月に南加賀地域救急医療センタ ーがオープンするほか、不妊・不育治療への支援の拡大や保育料の引き下げ、 小児医療費自己負担の軽減なども盛り込みました。  最大の特長としては、広告宣伝の強化が挙げられます。地域資源の魅力のイ メージアップを図るため、これまでにはない広告宣伝を繰り広げ、情報発信に 努めていきます。  さあ、これからの3年間を楽しみにしてください。10年ビジョンの目標で ある「みんなの笑顔いっぱいのまち」の実現に向け、さらにスピードを上げ一 つひとつ成功させてまいります。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●日本独特の配慮と遠慮  日本文化に強く感じるのは「配慮」と「遠慮」の2つです。まず配慮ですが、 例えば、セルフサービスの食堂で食後に自分の食器をきちんと片付けることや、 日本の公衆トイレがいつもきれいなのは、利用者一人ひとりの配慮があるから です。  次に「遠慮」。電車の中では携帯電話で話さない、余計な質問はしない、自 転車で転んじゃったけど、他の人は関係ないので助けは頼めないなど、日本の 日常生活には色々な遠慮が見られます。日本では「私のモノ」と「他人のモノ 」、「公共のモノ」をしっかり区別するので、その境界を越えないように、人 の迷惑にならないようにという意識が強いのでしょう。その意識は日常生活や 考え方、日本語の会話など全てに反映されていると思います。震災が起きたと きも、さまざまな場面で配慮と遠慮が見られ、日本人は素晴らしいと感じまし た。  忘れられない事例としては、病気になったときの配慮・遠慮があります。病 気で仕事へ行けなくなると職場で他の人の仕事が倍になり、迷惑を掛けてしま うという話を聞いた時は、正直「えぇー?!」と驚きました。風邪をひかない ように体調管理をしなかったことも自分の責任になるのですね(笑い)。配慮 と遠慮の素晴らしさとその裏側も見つめながら、日本のことをもっと学びたい です! ★☆文化ガイド★☆ ■こまつミュージアムパスポートを発売します  この春、小松の博物館・美術館をまるごと楽しめるミュージアムパスポート を発売します。パスポートの有効期間中は、何度でも対象施設を観覧できます。 全館のスタンプを集めれば、記念グッズももらえます。 対象施設 博物館、本陣記念美術館、錦窯展示館、宮本三郎美術館、宮本三郎 ふるさと館、尾小屋鉱山資料館、埋蔵文化財センター、勧進帳ものがたり館、 河田山古墳群史跡資料館、登窯展示館 券の種類 1週間券500円、1年間券1,500円 そのほか 市内在住の65歳以上の人には、1年間有効のシニアパスポートを 無料で配布します。 問い合わせ 博物館 電話0761(22)0714 ■こまつ市民読書の日掌講座「曳山裏話」 とき 4月22日(日)13時30分〜15時 ところ 図書館視聴覚室 講師 関戸昌郎(小松観光ボランティアガイド) 問い合わせ 図書館 電話0761(24)5311 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:九谷焼と沖縄工芸、技を融合 塾生が那覇市へ 29日から交流見学会 02:バラ園、球場近くに 小松市議会連合審査会 ビルボールド市から寄贈 03:国民の未来へ努力 航空自衛隊小松基地で50周年式典 04:夜間保育所開設へ 市民病院 市内医療機関から受け入れ 看護師ら支援 05:金大サテライト設置 小松市の科学交流館 市議会代表・一般質問 06:悲哀の新作完成 曳山子供歌舞伎 西町、平清盛に焦点 石田氏が執筆 07:工場土産に石川の名産品 コマツ粟津工場 見学者にPR カタログ作成 08:全国植樹祭「木場潟で」 小松市の5団体が要望活動 市長らに申し入れ 09:日本舞踊、長唄、詩吟、演劇 「四足のわらじ」で芸継承 小松高の梶君 10:新人研修1500人増 コマツ社員 全国から参集 経済効果に期待 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年03月27日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼と沖縄工芸、技を融合 塾生が那覇市へ 29日から交流見学会  小松、能美両市の九谷焼作家や問屋でつくる「九谷塾」の塾生6人は29日 から3日間の日程で、那覇市などを訪れ、沖縄の伝統工芸の作家らと交流する。 沖縄では琉球ガラスや陶器の壷屋(つぼや)焼などの関係者がブランド化へ取 り組んでおり、互いの技術を融合させて新たな分野や商品の開拓・開発などを 目指す。  琉球ガラス生産・販売協同組合員が3年前、北陸を訪れた際に九谷塾メンバ ーと交流し、九谷焼と沖縄の伝統工芸のブランド力を合わせて相乗効果を挙げ る取り組みに乗り出すことになった。「九谷焼シーサー」やコラボ作品の制作 などを視野に入れて、交流を深める。  九谷塾の参加者は29日は琉球ガラスと壷屋焼の工房など5カ所を回り、3 0日は沖縄の作家や流通関係者ら約30人と意見交換する。31日は市民団体 主催のセミナーに参加し、前塾長で九谷焼作家の吉田幸央さんが講演した後、 壷屋焼作家と対談する。  壷屋焼は1600年代に始まり、素朴さなどが特徴。九谷焼と違い色をあま り使わず、白釉、黒釉など独自の釉薬をかける。琉球ガラスは明治時代から生 産され、多彩な色合いと気泡が独特の透明感を醸し出す。九谷塾は繊細な絵付 けを施したカブトムシの置物などを紹介する。  高聡文塾長は「沖縄の技術を生かしていろいろな可能性を探り、新しい九谷 焼作品を作りたい」と話している。 〈02〉2012年03月20日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎バラ園、球場近くに 小松市議会連合審査会 ビルボールド市から寄贈  小松市議会常任委員会連合審査会は19日開かれ、市側は姉妹都市ベルギー ・ビルボールド市から贈られるバラ園を、小松運動公園内の弁慶スタジアム近 くに配置する方針を明かした。同公園は幅広い年齢層の来場者が多数訪れるた め、市民が姉妹都市を身近に感じる場として活用する。  自民党こまつの川崎順次、宮橋勝栄、北出隆一、維新こまつの表靖二、高野 哲郎、みどりの風の宮川吉男、木下裕介、浅村起嘉、無会派の新田寛之、片山 瞬次郎の10委員が執行部と一問一答方式で質疑応答した。  浅村氏が姉妹都市提携40周年記念事業としてビルボールド市が小松市に贈 るバラ園を取り上げ、市側は年間延べ約38万人が訪れる同公園に設ける考え を示した。6月にビルボールド市の担当者が視察に訪れる。  市側はビルボールド市と青少年の相互派遣を目指し、多文化共生プランを初 めて作成することも明らかにした。  川崎氏は新年度に創設される「地域の絆アップ交付金」の使途をただし、市 側はわがまち防犯隊のジャンパーなどの備品購入を支援するとした。  市側は、高齢者の相談窓口として4月に設置される地域包括支援センター6 カ所の職員が高齢者宅に出向くと説明した。高野、宮橋氏が取り上げた。表氏 は木場潟公園で生産者が地域で収穫した農作物を販売できないか尋ね、市側は 実現へ検討すると答えた。  宮川氏は小中学校運動場芝生化の目的を聞き、坂本和哉教育長は「心と体の 健康増進に効果がある」との見解を示した。木下氏は交流人口の拡大を通じ、 地域経済が潤う施策の推進を求めた。  小松空港北側で整備予定の公園「小松スカイパーク」(仮称)について、市 側は航空機騒音を和らげ、景観に配慮した木を植える意向を示した。新田氏へ の答弁。片山氏はがん検診無料クーポン券の配布効果を尋ね、市側は大腸がん 検診は前年度の2倍以上の受診率になったと説明した。 〈03〉2012年03月17日(土)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎国民の未来へ努力 航空自衛隊小松基地で50周年式典  航空自衛隊小松基地開庁50周年記念式典は17日、同基地で行われ、約9 00人が日本海側唯一の戦闘航空団として、国防を担った半世紀を振り返り、 国民の生命と財産を守る拠点としての活動に期待を寄せた。記念式典は昨年1 0月に予定されていたが、F15戦闘機燃料タンク落下事故を受け、延期され ていた。  井筒俊司基地司令は北朝鮮など周辺国の情勢を説明し「小松基地の役割は重 要になっている」と強調。昨年10月のF15燃料タンク落下事故にも触れ 「地元住民には不安と迷惑を掛けて申し訳なかった」とあらためて陳謝した。 また、東日本大震災では多くの隊員が被災地で活動したとし「国民の未来のた めに努力する」と述べた。  石野次男中部航空方面隊司令官、一川保夫前防衛相、奥田建国土交通副大臣、 田中美絵子衆院議員、馳浩衆院議員、岡田直樹参院議員、谷本正憲知事、和田 慎司小松市長が順に祝辞を述べた。  格納庫には、記念塗装を施したF15などが展示された。式典に先立ち、同 基地の殉職者に対する追悼式も行われた。  小松基地は旧日本軍時代の小松飛行場跡地に整備され、1961(昭和36) 年に開庁。現在は隊員約1600人とF15約40機などが配備されている。 〈04〉2012年03月16日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎夜間保育所開設へ 市民病院 市内医療機関から受け入れ 看護師ら支援  小松市民病院は来年4月、院内夜間保育所を開設する方針を固めた。医療職 員が夜勤の際に子どもを預かり、不足気味の看護師らが働きやすい職場環境を 提供する。県内で唯一、他の医療機関に勤める医療職員の子どもも受け入れ、 地域の医療態勢全体を底上げして安心して暮らせる社会を目指す。  保育所は午後4時から午前10時まで、事前申込制で生後6カ月から未就学 児までを1日10人受け入れる。人数によって必要な保育士が出勤する。保育 料は1回ごとに支払う仕組みで、金額は未定。  夜間保育所を利用できるのは、同病院のほか、小松市内の医療機関で夜勤す る医師や看護師、技師らとする。  保育所の規模は保育室と調理室、トイレなどを備え、合計約80平方メート ル。同病院は新年度後半に、県の地域医療再生基金を活用して改修工事を行う。  同病院によると、看護師の配置を従来よりも手厚い「7対1看護」態勢を導 入する病院が増えた近年、看護師の確保が難しくなっている。出産後に職場復 帰する場合、子どもを世話する人がいないため夜勤できない場合があり、看護 師らから院内夜間保育所の設置を要望する声があったという。  同病院は「医療職員が、子どもを安心して預けて夜勤できるように態勢を整 えたい」としている。 〈05〉2012年03月13日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎金大サテライト設置 小松市の科学交流館 市議会代表・一般質問  小松市議会3月定例会は12日、本会議を再開し、3人が代表質問、5人が 一般質問した。市側はJR小松駅東側に整備する科学交流館(仮称)について、 金大のサテライト施設を置く考えを示した。同館には、来館者が科学・ものづ くりに関心を持つように100の仕掛けを設け、来年中の完成を目指すとした。  灰田昌典氏(自民党こまつ)の代表質問に、坂井修都市創造部長が答えた。  市は金大と連携して▽地元企業の研究開発や技術力向上支援▽理科科学教育 の推進▽国際学会などのコンベンション誘致−などに取り組む。産業振興セン ター(仮称)も設け、経営改善や販売促進をテーマにセミナーも開催する。起 業家向けの貸し事務所も設置し、地元企業などと協力して起業家が独立できる ように後押しする。  同館は有料と無料ゾーンに分け、来館者数は年間延べ30万人を目標とし、 有料入館者は10万人を見込む。3Dシアターでは同時通訳システムを導入。 科学の原理などを学べる展示などを充実させ、敷地全体で科学を感じられるよ うにする。事業費は総額31億5100万円。 〈06〉2012年03月09日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎悲哀の新作完成 曳山子供歌舞伎 西町、平清盛に焦点 石田氏が執筆  小松市で5月に行われる曳山(ひきやま)子供歌舞伎で西町が上演する新作 歌舞伎の三味線や義太夫の譜面と振り付けが完成した。7日夜、同市芦城セン ターに三味線と義太夫の担当者5人が集まり、できたばかりの譜面に従って音 を合わせ、華やかな舞台を支える風情ある音色を繰り返し稽古した。  西町は、金沢学院大名誉学長の石田寛人氏=同市京町出身=が執筆した「仏 御前物語(ほとけごぜんものがたり) 清盛入道仏御前(きよもりにゅうどう ほとけのおんまえ) 西八条館之段(にしはちじょうやかたのだん)」を上演 する。同町が2000(平成12)年に上演した「銘刀石切(めいとういしき り)仏御前 清盛館(きよもりやかた)の段」を、武将清盛に焦点を当てて石 田氏が大きく書き直した。  約30年間にわたり同町の曳山子供歌舞伎を指導する義太夫三味線奏者の鶴 澤友枝さん(79)=愛知県豊橋市=が昨年12月下旬から新たな物語に合わ せて曲や語りを作っていた。  白拍子の悲恋を浮き彫りにした前作では、しとやかな舞などが多かった。こ れに対して新作は、大河ドラマで注目を集めている清盛を主役とし、激しい三 味線のリズムや義太夫の力強い声で権力者の悲哀を描く。  同町は5月11〜14日のお旅まつりで上演する。 〈07〉2012年03月07日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎工場土産に石川の名産品 コマツ粟津工場 見学者にPR カタログ作成  小松市のコマツ粟津工場は6日までに、県内の名産品や製造する建設機械の ミニチュアをまとめたオリジナルギフトカタログを初めて作成した。工場を訪 れた顧客に贈り、好みの商品をプレゼントする。小松うどんや九谷焼、輪島塗 など石川の工芸品や食品を全国から訪れる顧客にPRする。  地域に貢献する「企業市民」として、地元を盛り上げていく目的で佐々木一 郎工場長が発案した。コマツが地元の名産品を扱うギフトカタログを作成した のは全国で初めてで、企業が自社製品以外を贈る取り組みを行うことは珍しい。  カタログは2コースあり、それぞれ16種類の商品が掲載され、カタログに 同封されているはがきを使って申し込み、希望する商品が届く仕組み。  コマツ関係はブルドーザーなどの建機のミニチュアとオリジナルネクタイ、 加賀絹卓布だけ。残りは九谷焼グラス、輪島塗の箸、小松市内の和菓子店のよ うかん、航空自衛隊小松基地のオリジナル掛け時計などで、地元産業や伝統工 芸の消費拡大につながるように工夫した。  県外から工場見学に来ても、わずかな滞在時間で石川を去る人がいるため、 顧客サービスを兼ねて作成した。粟津工場は「カタログを通じて伝統工芸など 県内の産業もアピールしたい」としている。 〈08〉2012年03月05日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国植樹祭「木場潟で」 小松市の5団体が要望活動 市長らに申し入れ  県が誘致を目指す2015年(平成27)年春の全国植樹祭について、小松 市内の5団体が県立木場潟公園を開催地とするよう求める要望活動に乗り出す。 5日には同市の和田慎司市長と円地仁志市議会議長に県への働き掛けで協力を 要請する。全国規模のイベントを呼び込むことで交流人口を拡大し、自然豊か な小松の魅力を全国に発信する狙いである。  要望活動に取り組むのは、かが森林組合と小松商工会議所、JA小松市、同 市観光協会、同市町内会連合会で、5日は各団体の代表者が和田市長、円地議 長に連携を呼び掛ける。  関係者によると、明治時代に馬車が普及するまでは木場潟が木材の一大集積 地で、県内で生産された木材が木場潟から琵琶湖を経て京都などに運ばれ、仏 閣の御堂や山門に使用された。近年では林業組合長制度を活用した集団間伐事 業など、森林整備の先駆的な取り組みも進められている。  昨年10月には木場潟公園を含む一帯が全国で12番目の「環境王国」に指 定された。5団体は鉄道だけでなく、小松空港にも近いアクセスの良さなども 積極的に売り込みたい考えである。  県は2014年度末とされる北陸新幹線金沢開業直後となる15年春の全国 植樹祭開催について、社団法人国土緑化推進機構に申請書を提出している。現 時点で他に開催を名乗り出ている都道府県はなく、8月に予定される同機構理 事会で県内開催が正式決定し、秋以降に県と機構が具体的な開催地を検討する とみられている。  全国植樹祭は国土緑化運動の中心的行事で、1950年度の第1回から毎年 春に、天皇、皇后両陛下のご臨席のもと開催されている。県内では1983年 に津幡町の県森林公園で第34回大会が開催されている。 〈09〉2012年03月04日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎日本舞踊、長唄、詩吟、演劇 「四足のわらじ」で芸継承 小松高の梶君  小松市に日本舞踊、長唄、詩吟、演劇の四つの文化活動に取り組む男子高校 生がいる。同市安宅町、小松高1年梶力司(りきし)君(16)で、発表会が 集中する3〜5月は稽古に次ぐ稽古。伝統文化に興味を持ち、自ら進んで「四 足のわらじ」をはきこなす梶君は「伝統を継承し、観客の心を揺り動かす舞台 を演じたい」と精進している。  梶君は小学1年で詩吟を始め、中学1年では全国子供歌舞伎フェスティバル in小松(北國新聞社特別協力)で弁慶役として主役を務めた。堂々とした振 る舞いに注目した松竹関係者の勧めで、日舞紫派藤間流師範の藤間信乃輔さん (金沢市)に入門した。  長唄も歌舞伎を契機に始め、中2から毎年、子供歌舞伎フェスの囃子(はや し)方を務める。高校では「表現方法を磨きたい」と演劇部に入った。  15日に演劇部の朗読劇、4月に日舞の舞踊会、5月に子供歌舞伎フェスに 出演予定で、ほぼ毎日稽古に励む。  全力で公演した後に感じられる達成感や、知り合いから「感動した」と言わ れたことを励みにしてきた。梶君は「将来は伝統芸能の方向に進みたい。今は 選択肢を増やせるように頑張る」と話した。 〈10〉2012年03月02日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新人研修1500人増 コマツ社員 全国から参集 経済効果に期待  コマツの創業地にある小松市の「こまつの杜(もり)」に、昨年よりも多く のコマツの新入社員が研修で訪れることが決まった。施設が開所した昨年同様、 本社採用の新人が利用するほか全国の8工場で採用した社員も小松に集う。新 人研修だけで小松での宿泊者は延べ約1500人増えることから、地元経済に とって朗報となる。  新人研修は「こまつの杜」内の「コマツウェイ総合研修センタ」で4月3日 から5月末ごろまで行われ、大学、短大、高専卒の社員が基本的なマナーから コンピューターソフトの使い方、外国語などを学ぶ。小松での滞在は実質約1 カ月で、参加者は市内のホテルや旅館に宿泊する。1人1日約1万円と見込ま れる経費はコマツが負担する。  コマツは、創業の地に開設した研修施設を活用して、教育の均一化を図りな がら世界的な企業に成長するまでの成り立ちや歴史を感じてもらう狙いで、今 年から各工場採用の新人も研修対象に加えた。「昨年よりも地元に貢献できる。 若い社員が小松のにぎわい創出にも役立てばうれしい」(同センタ)としてい る。  コマツによると、同センタには昨年4月の稼働以来、延べ約2万7千人が訪 れた。 ---------------------------------------------------------------------- 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