_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.123     _/ _/              平成24年 3月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.123をお届けします。  「市民が主役、市民総掛かりで小松を元気に」を目指して、スポーツをテー マに皆さんの笑顔の写真を募集した「こまつ笑顔フォトコンテスト」。元気で パワーあふれる姿や、家族や仲間とのほほえましい瞬間など92点の応募があ りました。  市ホームページ上で、入賞作品19点を紹介するほか、市エントランスホー ルでも写真展を開催します。見る人まで笑顔になれる、明日への元気をもらえ る作品をぜひご覧ください。 ■市ホームページ 「こまつ笑顔フォトコンテスト」結果発表 http://www.city.komatsu.lg.jp/kouhou/egao_kekka_1.html ■こまつ笑顔フォトコンテスト写真展 とき 3月1日(木)〜30日(金) 8時30分〜18時30分まで ところ 小松市役所1階エントランスホール内モニターにて上映 問い合わせ 小松市広報秘書課 電話0761(24)8016 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●春はこまつが花盛り! こまつちゃん  もうじき子供歌舞伎の季節がやってきますね。 和田市長  今年は「全国子供歌舞伎フェスティバル in 小松」を5月のゴールデン ウィークに開催します。フェスティバルからお旅まつりまでの間、子供歌舞伎 をより楽しんでいただけます。また、せっかくの連休ですから、おじいちゃん おばあちゃんとお孫さん、ご夫婦やお友達同士など、世代に関係なく楽しめる 仕掛けをたくさん準備しています。  この時期、芦城公園の藤棚が見頃を迎えますので、今年は新たに藤の花を楽 しむイベントを企画しました。また、白バイやパトカーなど「はたらくくるま 」も公園内に大集合するほか、周辺の美術館や博物館も特別展示を行い、連携 してお祭りを盛り上げます。 こまつちゃん  色々盛りだくさんで、今から5月が待ち遠しいですね。 和田市長  歌舞伎を楽しんだ後は、中心商店街の歌舞伎市、町家回廊などの駅前のにぎ わいを抜けて芦城公園へ。ワクワクドキドキの玉手箱を開けに、まちへお出掛 けください。きっと今までとは違う楽しみを発見していただけると思います。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●部屋の片づけ  ある日、部屋を片付けていたら、小さい頃の写真など、懐かしいものがたく さん出てきて、色々思い出しました。同級生の男の子からもらった手紙には、 「君と結婚したい」などと書いてあり、当時まだ12歳だった私は少し怖くな って学校へ行きたくなくなってしまいました。今頃、彼はその手紙のことなど すっかり忘れているでしょう。また10年前の日記を見ると、日本語の勉強を 始めて5年目ぐらいの頃で、学校の歴史の試験でカタカナで書いた小さなメモ を持っていたら、先生に見付かり、そのテストを0点にされてしまったことが 書かれていました。日記には「本当にボロボロ泣いた。今は死にたいくらいだ 」とありました。子供でも、大人と同じように悩みを抱え、またその悩みの重 さは全く同じなんですね。  部屋の中にあるものは、どれも人生のその時々で大切だったもので、自分の 世界そのものと言えます。だから、部屋を片付けるという作業は自分自身を振 り返ることと同じなのかもしれません。そして、人生を振り返るというのは、 1本の映画を見ることと似ている気がします。喜劇か、悲劇か、ラブストーリ ーか。皆さんも部屋を片付けてみると、いつの間にか出来ていたあなたの人生 という1本の映画を見ることができるのではないでしょうか。 ★☆文化ガイド★☆ ■博物館友の会会員募集  博物館・美術館活動に関心を持つ有志の集まりで、小松市の歴史や文化、自 然について学びます。 募集期間 3月1日(木)〜31日(土) 年会費 2000円(期間は4月1日〜平成25年3月31日) 特典 博物館・本陣記念美術館・錦窯展示館に会員証提示で入館できます(特 別展除く)。友の会企画事業(講座や見学会など)に参加できます。各種催し の案内や友の会リポートを送付します。 入会手続き 電話またはFAXで住所・氏名・年齢・連絡先をお知らせくださ い。 申し込み こまつもしもしセンター 電話 0761(24)0405 (土・日曜日は博物館で受け付け  電話 0761(22)0714                  FAX0761(21)7683) ■こまつ市民読書の日掌講座「小松を知ろう!粟津温泉 千三百年祭を目指し て」 とき 3月24日(土)13時30分〜15時 ところ 図書館視聴覚室 講師 法師 善五郎(粟津温泉旅館協同組合代表理事) 問い合わせ 図書館 電話0761(24)5311 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:郷土芸能の担い手育成 曳山子供歌舞伎、関所音頭… 支援制度を創設 02:古民家再生、交流拠点に 小松市当初予算案 改修に補助金 安宅など 03:小松駅―空港に電気バス 県内初運行 環境に優しい「乗り物の街」PR 04:環境王国推進本部設け推進 小松市が新年度 専従職員を配置、食品開発 05:曳山子供歌舞伎、裏方で市職員が支援 お旅まつり 8基曳揃えは細工町 06:九谷焼カブトムシ、欧州デビュー 小松、能美の「塾」 パリの展示会へ 07:小松短大生が考案 パンに挟んで地元の食発信 小松うどんと塩焼きそば 08:消防指令業務を統合 小松市と能美広域事務組合本部 4月にも協議開始 09:手こぎトロッコ線新設 尾小屋鉱山電車 守る会が2014年完成目指す 10:環境保全米栽培へ 安心で美味 JA小松市が市全域で 補助金支給 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2012年02月27日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎郷土芸能の担い手育成 曳山子供歌舞伎、関所音頭… 支援制度を創設  小松で脈々と受け継がれてきた郷土芸能の担い手育成に向けた取り組みが始 動する。小松市は新年度、若手に郷土芸能の技を伝える町内会などを対象とし た支援制度を創設する。外部からの専門家招聘(しょうへい)なども後押しし、 地域色豊かな文化を後世に継承する。  市新年度当初予算案に事業費300万円が盛り込まれる。  同市には、中心市街地8町会による5月の曳(ひき)山子供歌舞伎、安宅町 で9月に披露される踊り「関所音頭」や、粟津温泉に伝わる歌と踊り「粟津三 番叟(さんばそう)」など、多彩な郷土芸能が伝わる。市によると、指導者や 出演者は減少傾向にあり、継承が途絶えないか懸念されている。  支援制度では、郷土芸能の主体となる町内会などの団体に対し、外部の専門 家を招く際の謝礼や交通費、運営経費などの一部を補助する。国や県、市の無 形民俗文化財に指定されている郷土芸能に対しては、補助金の上限を引き上げ る方向で、今後、制度の詳細を固める。  市は支援制度を創設することで、町内会などの各種団体の担い手育成が進む ことを期待する。外部から専門家を招くことで、郷土芸能の質の向上にもつな がるとみている。 〈02〉2012年02月26日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎古民家再生、交流拠点に 小松市当初予算案 改修に補助金 安宅など  小松市内の趣ある古民家が再生され、交流拠点として活用される。同市が新 年度、古民家改修を対象にした補助金を新設し、古民家が周囲の景観と調和し て心が安らぐような空間づくりを後押しする。市は新年度当初予算案に補助金 1千万円を計上する方針を固めた。  補助対象は、国道8号小松バイパスと加賀産業道路の東側と木場潟周辺、安 宅地区にあり、原則、築50年以上経過した古民家とする。  改修後、店舗や宿泊施設、工房、集会場などとして、広く市民や観光客らに 公開することを条件に、設計・外観修復・構造補強などの経費の半額を上限5 00万円まで助成する。工事などを市外業者に発注した場合、上限は半減させ る。新年度中に2件程度の補助を見込む。  市はこれまで、中心市街地で昭和初期に建てられ、格子や延焼防止のための 袖壁などの特徴を備えた町家を生かしたまちづくりを進めてきた。新年度以降 は木材を使って昔ながらの工法で建造された古民家が残る中山間地や、北前船 主らの屋敷による街並みが残る安宅地区の景観を保全し、市全域の魅力を高め る。  関係者によると、古民家の中には空き家も多く、地域の観光資源として活用 するためには改修などが必要となっているが、経費が重荷になるケースもある。 このため、市が改修を支援し、地域活性化を後押しする。 〈03〉2012年02月25日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松駅―空港に電気バス 県内初運行 環境に優しい「乗り物の街」PR  小松市内を運行する路線バスに新年度、石川県内で初めて電気バスが導入さ れる。市は環境に優しい最新バスを小松の玄関口を結ぶJR小松駅―小松空港 間で運行させ、空港などとともに「乗り物の街」をPRする特色として観光誘 客を進める。市は新年度当初予算案にバス1台の購入費など7840万円を計 上する。  小松市によると、電気バスは定員約30人で、小松駅−小松空港の4・4キ ロを運行し、市内2カ所程度に充電施設を設ける。車両は受注生産のため、運 行開始は今年末から来年初めになる見通しで、それまでに運行本数や運賃など を決定。イベント時のシャトルバスなどの利用も検討する。  小松市には空港のほか、日本自動車博物館や電気バスも製造するジェイ・バ ス、建設機械を生産するコマツの工場がある。市は先端技術を活用した電気バ スを導入することで、「乗り物の街」を広く発信する。  小松駅−小松空港の路線は現在、小松バスが運行し、利用者数は市内路線で 最も多い。市は北陸新幹線金沢開業が迫る中、電気バスの導入で市内の公共交 通の機能強化を図り、誘客につなげる。排ガスを出さない利点を通じて環境に 優しい街もPRする。 〈04〉2012年02月24日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎環境王国推進本部設け推進 小松市が新年度 専従職員を配置、食品開発  小松市は新年度、豊かな自然が残り、安心安全な農作物が収穫できる「環境 王国」をPRするための態勢を強化する。市農林水産課に「環境王国こまつ推 進本部」を設置し、専従職員を配置する。コメや野菜の販路拡大や加工食品開 発に努めるほか、観光誘客にも取り組んで交流人口の拡大や地域活性化を目指 す。  推進本部を設けて、部局横断で環境王国を活用して市発展に取り組む姿勢を 強調する狙いもある。本部長と専従職員数は未定。  計画では、コメの販路拡大では、市職員が関西方面のデパートやコンビニ店 の本部に対し、販売や弁当などに使用することを働き掛ける。インターネット 販売も促進する。小松のコメは従来、県外ではあまり消費されていなかったと いう。  市はコメの食味コンクールなどを通じて品質向上も後押しし、売価のアップ も図る。  野菜では、市場に出荷されない規格外品を使った加工食品開発などを進め、 県外での販売も検討する。  観光誘客については、旅行会社と連携して農業体験や里山の散策、川遊びな どを観光資源として売り出す。昨年プレオープンした「里山自然学校こまつ滝 ケ原」などを利用し、豊かな自然を満喫できるコースをアピールして観光客を 呼び込む。  小松市が県内で唯一認定されている「環境王国」は、先進的な環境保全策に 取り組んでいる自治体でつくる。全国で12市町村が加盟している。 〈05〉2012年02月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山子供歌舞伎、裏方で市職員が支援 お旅まつり 8基曳揃えは細工町  小松市で5月に行われるお旅まつりの華・曳(ひき)山子供歌舞伎を、今年 から市職員が裏方として支える方向となった。最大の見せ場となる曳山曳揃 (ぞろ)えは2部構成として3基と5基が別々に集まる昼の部を新設するほか、 夜の8基曳揃えの場所を変更する。関係者は藩政期から続く伝統芸能を「大改 革」して継承と魅力発信に努める。  市職員は5月11日から14日のまつり期間中、曳山を移動させる「曳き手 」や、上演を支援する裏方として活動する。人数は曳山を持つ中心市街地の8 町の要望を聞き取って決め、曳き手を今年初めて公募することも検討している。  8町の住民の減少と高齢化により担い手となる若衆が少なくなっているため 市職員が支援することにした。子供歌舞伎の運営は上演町の20代〜50代が 取り仕切ってきたが、8町の人口は昭和30〜40年代がピークで、近年は住 民の転居などで半分程度になった町もあるという。市は職員研修にも役立つと して、8町の要望に応じて職員を応援に出す。  曳山曳揃えは1990(平成2)年に始まり、市役所前とJR小松駅前で1 年交代で8基が勢ぞろいした。今年は5月12日で、昼に橋北地区の3基と橋 南地区の5基が各地区内で集まり、子供歌舞伎を上演する。その後、同市細工 町の国道360号交差点に8基が集結して再び子供役者が芝居を披露する。  3基と5基の曳揃えは東日本大震災の被災地に配慮して昨年初めて行われた。 「来場者の評判が良かった」(市観光政策課)ため継続する。8基曳揃え場所 は▽毎年変更すると観光客が迷う▽細工町は露店の近くで人通りが多い▽曳山 が関係する2神社の氏子町内の中間地点−などの理由で選ばれた。 〈06〉2012年02月10日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼カブトムシ、欧州デビュー 小松、能美の「塾」 パリの展示会へ  小松、能美両市の九谷焼作家や問屋でつくる「九谷塾」は3月、パリで開か れる展示会でカブトムシの形をした九谷焼のオブジェを披露する。同塾が欧州 で作品を披露するのは初めてで、南加賀で育まれた伝統工芸と現代作家の感性 を組み合わせたアート作品により「芸術の都」で現代の九谷焼の魅力をアピー ルする。  展示するカブトムシ3体は古九谷調、赤絵、金襴手(きんらんで)の3種類。 カブトムシは、九谷焼に興味を持ってもらう糸口として2009(平成21) 年に第1弾が制作された。  展示会は経済産業省の「クール・ジャパン戦略推進事業(海外展開支援プロ ジェクト)」として、米ニューヨークで10〜12日、パリで3月4〜6日に 開かれ、注文も受け付ける。米国での展示はこれが2回目となる。  高聡文(そうぶん)塾長は「アートの中心地で九谷焼を発信し、世界中の他 の伝統工芸と交流する一歩にしたい」と話した。 ●「日本のおみやげコンテスト」 メンバー2人入賞  九谷塾のメンバーが手掛けた作品が9日までに、観光庁が外国人の視点で選 ぶ「魅力ある日本のおみやげコンテスト2012」で入賞した。  北野啓太さん(37)=能美市=が開発した「九谷焼カップ&ソーサー時代 画風」は伝統的な図柄を描いたコーヒーカップで韓国賞に選ばれた。西田ジョ オさん(37)=同=はインテリア用置物「姫だるま サクラサク」を考案し、 ピンク色のサクラの花びらを書き込んだだるまがロシア賞に輝いた。 〈07〉2012年02月05日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松短大生が考案 パンに挟んで地元の食発信 小松うどんと塩焼きそば  小松市のご当地グルメ「小松うどん」と「塩焼きそば」を楽しめるパンを小 松短大生が考案した。生地に地元産の米粉を使うなど小松産品にこだわり、食 べ応えのある若者向けの新たな小松グルメとして提案。同市問屋町のパン店が 15日、製造、販売を始める。 ●小松市問屋町のパン店、15日発売   パンにカレー味の小松うどんを挟んだ「小松カレーうどんパン」は、小松う どんの滑らかな食感を生かしており、食べやすい。「塩焼きそばパン」では、 普段より細い中華麺を、塩焼きそばに欠かせない具材のニンジンと玉ネギと一 緒にいためて挟んである。共に、若者好みの濃厚な味で、ボリュームたっぷり に仕上げた。  小松短大の地域活性化サークル「こま探'S」のメンバー6人が、小松の魅 力づくりに取り組む中で、自分たちと同世代の若者が楽しめる味を考えた。一 昨年から2年間、同短大学園祭「こまたん蛟竜(こうりゅう)祭」などで販売 した感想をまとめて、同市問屋町のパン店「まままんま工房」に協力を依頼し た。  同サークルの中村真緒さん(18)=航空ビジネスステージ1年=は「手軽 に食べられるパンを通して、小松のご当地グルメの魅力を伝えたい」と話した。  パンは受注生産で、同市八日市町の「チャレンジボックス」で見本の写真が 展示され、「まままんま工房」で注文のファクスを受け付ける。インターネッ トでの販売も検討している。5日に県産業展示館で開かれる「いしかわ食のて んこもりフェスタ」で先行販売する。問い合わせは同店=0761(23)3 920=まで。 〈08〉2012年02月04日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎消防指令業務を統合 小松市と能美広域事務組合本部 4月にも協議開始  小松市消防本部と能美広域事務組合消防本部は、通報を受けて消防車や救急 車を派遣する消防指令業務を統合する方針を固めた。4月にも具体的な協議を 開始し、経費削減と情報共有の推進などのメリットを最大限に発揮できる仕組 みを話し合う。  消防指令業務は2消防本部が別々に行っている。統合後は小松、能美、川北 の3市町の119番通報は小松市消防本部で受け、現場に応じて各消防署に待 機している職員に出動を指示する。能美広域消防本部から小松市消防本部に職 員を派遣する方向となっている。  消防組織を一体にする広域化とは異なり、消防指令業務以外の組織や職員は 現在と変わらないが、将来の広域化の呼び水になる可能性もある。  小松市消防本部は、業務の共同化で設備導入費や維持費、人件費の節減と、 大規模災害時の情報共有を進める考え。能美広域消防本部は現在、通報者や現 場の位置を地図で調べて出動しており、統合により現場を表示するシステムを 利用して到着時間の短縮を図る。実際に統合する時期は未定である。 ●加賀市は単独で  加賀市消防本部は一時、他の2消防本部との共同化に加わることを検討した が、職員や経費削減の効果がほとんどないと判断。災害情報などが小松市消防 本部を通じて加賀市に連絡されると、現状よりも伝達に時間が掛かり、対応に 悪影響が出かねないとして、引き続き単独で業務を行う。  3消防本部の昨年の火災・救急出動件数は、小松市が約3400件、能美広 域が約1600件、加賀市が約3千件だった。 〈09〉2012年02月03日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎手こぎトロッコ線新設 尾小屋鉱山電車 守る会が2014年完成目指す  鉄道愛好家でつくる「尾小屋鉄道を守る会」は、小松市尾小屋町のぽっぽ汽 車展示館の尾小屋鉱山電車に手こぎトロッコ体験線を新設する。県内最大の銅 山として活気づいていた当時の雰囲気を演出し、乗車体験を通してふるさと発 展の一助となった尾小屋鉱山への親しみを育む。2014(平成26)年夏の 完成を目指す。  同会は、北陸鉄道などから枕木や角材を譲り受け、同展示館敷地内に敷設さ れた尾小屋鉱山電車線に平行して線路約40メートルを新設。鉄製で高さ約1 メートル、縦約1・5メートル、幅1メートルの2人乗りの手こぎトロッコを 走らせる。  トロッコは2人で向かい合い、ハンドルを交互に押すことで動くため、幼児 から大人まで楽しめる。  同会有志は09年11月から同所で、電動トロッコが楽しめる尾小屋鉱山電 車線の敷設を続けている。現在延長約100メートルで、定期的に体験乗車会 などを開いており、将来は手こぎトロッコ体験線と連結する。  坂井稔樹会長は「乗り物好きな子どもを中心に、多くの人に鉱山を支えた鉄 道の魅力を味わってほしい」と話した。 〈10〉2012年02月01日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎環境保全米栽培へ 安心で美味 JA小松市が市全域で 補助金支給  JA小松市は今年、安心安全でおいしいコメ作りを推進するため、低農薬・ 低化学肥料で栽培する環境保全米の生産に乗り出す。同市全域で賛同する生産 者を募集し、補助金を支給する。栽培にかかる手間を惜しまず、自然を守りな がら味の良いコメをつくり、小松産のコメの評価を高める。  JA全農いしかわによると、市全域で環境保全米の栽培を呼び掛けるのは県 内で初めて。  環境保全米は、農薬と化学肥料の使用量を基準値の半分以下に抑えて栽培し たコメ。雑草が生えたりコメの収量が減るため、同JAは農地10アール当た り1万円の補助金を生産者に支給する。同JAによると、化学肥料を減らした 分を有機肥料で補うため、食味は向上する。初年度は、市内の水田約2700 ヘクタールのうち30ヘクタールでの栽培を目指す。  同JAでは、同市の中山間地で減農薬・減化学肥料で生産する蛍米を、通常 栽培のコメより約2割高の1キロ380円で販売している。環境保全米も通常 よりも高値で提供する見込み。  農薬を減らすと河川への農薬流出量が減り、生態系に与える影響が小さくな る。小松市は環境保全の先進的な取り組みを行う「環境王国」に認定されてお り、環境に優しい地域としても発信する。  同JAは環境保全米の愛称を募集し、親しみやすいブランド名を付けてPR する考えで「時代は低農薬・低化学肥料の方向に進んでいる。消費者に選ばれ るコメを作るためにも環境に優しい農法に取り組む」としている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------