_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.120     _/ _/              平成23年12月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.120をお届けします。  全国4会場を巡回し、延べ10万人が来場した「三代徳田八十吉展」。いよ いよ生誕の地小松で開催されます。この展覧会では独特のフォルムや、紺・紫 ・緑・黄の美しいグラデーションが特徴的な「彩釉磁器」と名付けられた技法 にたどり着くまでの変遷を、作品と共にだどることができます。  また、その色彩の原点となった古九谷や吉田屋窯の名品に加え、初代、二代 八十吉の代表作も併せて紹介します。 ◆「追悼 人間国宝 三代徳田八十吉展 〜煌めく色彩の世界〜」 会期 12月3日(土)〜平成24年1月29日(日)  期間中は年末年始(12月29日〜1月3日)を除き無休 第1会場 博物館 第2会場 本陣記念美術館 第3会場 錦窯展示館 開館時間 いずれも9時〜17時(入館は16時30分まで) 入館料 一般700円、20人以上の団体は1人600円、高校生以下無料 (※3館共通料金です) 問い合わせ 博物館 電話 0761(22)0714 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●小松のアスリートたちの活躍 こまつちゃん  小松市出身のスポーツ選手の活躍にはめざましいものがありますね。 和田市長  来年開催のロンドンオリンピックでは、カヌー競技で松下桃太郎選手がつい に日本代表の座を獲得しました。「カヌーの聖地木場潟」を擁する小松市から カヌーの五輪選手が誕生したのは、最高の喜びです。この種目での五輪出場は ロサンゼルス大会以来、28年ぶりの快挙です。さらに、小松高校出身の鈴木 雄介選手(能美市)も競歩競技で代表選手に選ばれています。ほかにも、小松 にはオリンピック出場が期待されるトップアスリートが大勢いらっしゃいます ので、これからの国際大会にも注目です。  また、プロ野球の楽天イーグルスにドラフト2位で指名された小松市出身の 釜田佳直選手の今後の活躍にも期待が高まります。 こまつちゃん  世界の舞台やプロとして活躍するトップアスリートが小松から羽ばたくのは すごい事だと思います。 和田市長  小松では年齢や競技種目に関係なく、たくさんの人がスポーツを愛好してい ます。それも趣味の域にとどまらず、国体やねんりんピック、少年スポーツ大 会などで、優勝や入賞報告を数多く受けています。選手たちの活躍は私たちに 夢と活力を与えてくれます。  世界に通用するアスリートの育成を目指して、市では民間のスポーツ研究機 関と連携して、小・中・高校生への医科学サポートを実施しています。また、 日末町に昨年できた多目的グラウンド「スカイパークこまつ翼」をはじめ、市 内にはスポーツをする人たちを支える施設も充実しています。皆さんも今まで 以上にスポーツに親しみ、市を挙げてがんばる選手たちを応援しましょう。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●多文化共生を考える国  最近日本では、「多文化共生」という言葉をよく耳にします。多文化共生と は、人と人との関係で、それぞれが違う文化を持ちながら、同じ場所で共に生 きていけるようにお互いのことを理解し、価値観を認め合うということです。 小松でも、外国人が住民として存在するときに「多文化共生」のコンセプトを しっかり意識することが必要です。育ってきた環境によって考え方も文化も違 う中で、互いを知るには、まず気軽に話をすることが大切です。時には軋轢や 問題が生じそうな難しいテーマにも踏み込んでいかなければいけないと思いま す。  ブラジルでは「多文化共生」というはっきりした言葉は聞きません。ブラジ ルはもともと多くの移民を受け入れており、社会構成が移民向けになっている からかもしれません。私がよく覚えているのは、小・中学校に通っていた時、 友達にイタリアやアラブ、スペインなどから移住してきた家族がいて、宗教の 関係から肉を食べてはいけない子や、教会へ行くのに早く帰らないといけない という子も少なくありませんでした。加えて、みんな違う顔、目、肌の色でし た。普段の生活環境の中で、そのような違いは当たり前のものだと思っていま した。  日本が近年多文化共生に取り込んでいることに対し、私はとても興味深く感 じています。皆さんも相互理解についてぜひ一緒に考えてみましょう。 ★☆文化ガイド★☆ ■宮本三郎記念デッサン大賞展 PART2  −宮本三郎から現在へ− 宮本三郎と、第1回デッサン大賞展の受賞作品をあわせて展示します。 とき 12月17日(土)〜平成24年3月4日(日) ところ 宮本三郎美術館 入場料 一般400円、大学生200円、65歳以上100円、高校生以下無 料(要証明書提示) そのほか 上記料金で宮本三郎ふるさと館(松崎町)で開催中の特別企画展 「故郷の情景−[白山を描く]PART3−」も入場できます。 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話0761(20)3600 ■ブラス・クインテット ウィーン=ベルリン とき 平成24年2月9日(木)18時30分開場、19時開演 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料 一般4,500円、高校生以下2,000円(当日各500円増し) チケット販売 こまつ芸術劇場うらら 0761(20)5501(予約専用) 石川県立音楽堂チケットボックス 076(232)8632 チケットぴあ 0570(02)9999(Pコード:133−065) 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら 0761(20)5500 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:上空1万メートルの星空、夜景にうっとり 小松空港50周年遊覧飛行 02:手作りのスケボー場 小松市のJR小松駅高架下 来月開放へ 03:小松市、安宅ICの利用PR強化 事業所、町会に協力訴え 04:曳山常設の場所決定 れんが通りと三日市・八日市商店街の結節点 05:「小松の里山、世界へ」 国連大学の学長が視察 活用策検討し来春再訪 06:大震災被災地支援へダイコン研究 小松高 津波の塩害、土壌浄化を検証 07:小松版「什の掟」設定 丸内中校下 子の心育む13項目 会津藩手本に 08:プロ野球、楽天・釜田が誕生 契約金5千万円、年俸600万円 09:がれき内の救出や応急手当て 救助訓練施設手作り 小松・中消防署有志 10:食料品3店一斉オープン 三日市商店街に活気 ミニ歌舞伎市で盛り上げ ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年11月26日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎上空1万メートルの星空、夜景にうっとり 小松空港50周年遊覧飛行  上空約1万メートルから星空を眺める遊覧飛行「小松空港50周年記念特別 企画 スターライトフライト」が25日、小松空港発の日本トランスオーシャ ン航空機で実施された。家族連れやカップルら乗客142人は、照明を落とし た機内から、満天の星空と眼下に広がる夜景を堪能した。  遊覧飛行は小松空港開港50周年を記念して、ほっこく観光が企画した。  フライト前に開かれた星空教室では、宇宙少年団金沢支部リーダーで金沢市 鞍月小教諭の藤本豊志(とよし)さん(51)と同市浅野川小教諭の田中修介 さん(43)が、アンドロメダ座やカシオペア座など天体の魅力を解説した。  機体は午後7時50分ごろに滑走路を飛び立ち、富山、新潟へ北上。佐渡島 で折り返した。乗客は席を替わりながら、1時間10分にわたって窓からの眺 めを楽しんだ。  夫婦で参加した主婦岡部とし子さん(62)は「きれいな夜空を楽しめた。 流れ星に願いを込められて良かった」と満足そうに話した。家族で参加した川 腰彗陽(さとや)君(小松市安宅小1年)は「オリオン座や木星がとてもきれ いに見えた」と目を輝かせた。 〈02〉2011年11月25日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎手作りのスケボー場 小松市のJR小松駅高架下 来月開放へ  JR小松駅高架下に12月4日、スケートボードパーク(スケボー場)が誕 生する。小松市などの愛好者15人が「南加賀スケートボード協会(仮称)」 を結成し、スケボー用遊具を製作するなど自分たちで整備を進めている。南加 賀の拠点施設として、スケボーの普及と地域活性化につなげる。  同パークは約千平方メートルで、スケボーの技を行うU字形の「ランプ」 (高さ1・2メートル、長さ7メートル)や、上を滑るパイプ製の「レール」 など数種類の遊具を設置する。設備費用を抑えて大勢の愛好者に開放するため、 同協会員らが木材を持ち寄り自作している。  同協会によると、「けがは自己責任とする」「小学生以下は保護者同伴」な どの「パークルール」に同意した人だけが利用できる。年内は無料とし、遊具 の痛み具合などを確認して、来年1月以降は運営費を賄うための利用料金を設 定する予定である。利用は管理人がいる時間で、当面は土日祝日は午前9時〜 午後9時、平日は日によって異なる。  小松市が高架下の有効活用と賑(にぎ)わい創出に向けた社会実験と位置付 けて同協会に電気料相当の賃料で貸し出した。  同協会の谷口進副理事長は「愛好者のレベル向上と地域活性化に役立てたい 」と話した。 〈03〉2011年11月23日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市、安宅ICの利用PR強化 事業所、町会に協力訴え  小松市は22日までに、北陸自動車道安宅パーキングエリア(PA)に併設 され、福井方面だけ乗り降りできる安宅スマートICの「フルIC化」を中日 本高速道路に要望するため、利用台数の増加に取り組む。現在の利用台数は目 標の5割程度にとどまっているためで、市は12月にも事業所などを回り、利 便性をPRして利用を呼び掛ける。  2008(平成20)年3月に開設された安宅スマートICは、ETC(自 動料金収受システム)搭載車両が、小松から福井方面に向かう時と、福井方面 から小松に着いた時だけ利用できる。交流人口の拡大に努める小松市は、金沢 方面の乗り降りもできる「フルIC化」を県と一緒に中日本高速道路に求める 考えである。  市は「フル化」には利用台数の増加が不可欠とみる。市によると、安宅スマ ートICの利用目標1日850台に対し、現状は微増傾向がみられるものの1 日400〜450台程度にとどまる。このため、職員が同ICの利用が見込ま れる国道360号付近の事業所約80カ所を回ったり、町内会にチラシを配布 して積極的な利用を求め、利用台数を約170台増やして目標の7割に引き上 げたい考えだ。  同IC利用可能時間は午前6時から午後10時までに限られている。市は2 4時間運用も中日本高速道路に求め、実現すれば市が新たに道路沿いに案内看 板を設置する。  市は「少しでも利用台数が増えるようにPR活動などに取り組みたい」(道 路河川課)としている。 〈04〉2011年11月22日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曳山常設の場所決定 れんが通りと三日市・八日市商店街の結節点  小松市は、年度内の設計を目指す曳山(ひきやま)常設展示場の建設場所を、 同市橋南地区から要望があった小松駅前大通り(通称・れんが通り)と三日市 商店街・八日市商店街の結節点近くに決めた。21日の市議会建設、経済環境 の各常任委員会で市側が明らかにした。建設予定地がようやく決まり、市は 「歌舞伎のまち小松」を発信する施設の設計に早急に着手する方針である。  建設予定地は、小松駅前大通りと三日市商店街・八日市商店街が交差するサ ークル広場の北東側一区画約650平方メートル。  市側は、地元の橋南曳山展示会館建設準備委員会が芦城校下で広く寄付金を 募り、建設費の一部として市に寄贈すると説明。地元で建設促進委員会を発足 させて施設内容や開館後の管理や利活用方法などを検討するとした。橋南地区 からの要望を小松曳山八町連絡協議会に報告し、了承を得たことも報告した。  市側は曳山2基を展示する広さで稽古場や客席、観光案内所も整備する意向 を示した。単なる曳山展示だけでなく、子供歌舞伎の稽古や上演のほか、小松 駅東で整備予定の科学交流館(仮称)や小松駅西の文化ゾーンと連動する総合 プランの中でにぎわい創出につなげる意向を示した。  市側は橋北地区について、地元の意見を尊重し、曳山八町連絡協議会などと 協議する考えを示した。  同展示場は5月のお旅まつりの華、曳山子供歌舞伎の舞台である市指定文化 財の曳山を通年で公開する施設。市は曳山常設展示場検討委員会の答申を受け、 市中心部に1カ所または2カ所整備する方針で、建設予定地を決めずに今年度 当初予算に1カ所分の実施設計費1090万円を計上していた。 〈05〉2011年11月21日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「小松の里山、世界へ」 国連大学の学長が視察 活用策検討し来春再訪  国連大学(本部・東京)のコンラッド・オスターヴァルダー学長は20日、 小松市の里山地域を視察し、自然環境が保全されているとして世界に発信する 価値があるとの考えを示した。同学長は、同大学として県、市と共同で自然の 保全・活用策と拠点施設の整備を検討する意向を示した上で、来年春にも小松 を再訪する方針を明らかにした。  同学長は、「環境王国」に県内で初めて認定された小松市に残っている豊か な自然や伝統産業の現状を視察するため、和田慎司市長の招待に応じて小松入 りした。国連大学のフランソワ・ダルタニアン事務局長と、黒崎輝男文化協会 顧問が同行した。  一行は市職員の案内で中山間地の日用町や那谷町、滝ケ原町、木場潟などを 巡った。同学長は日用町で住民がコケの手入れを続けている「苔(こけ)の園 」跡地と、那谷寺の2カ所で、コケと木が調和している景観に触れ「研究者が この静かで特別な空間で考えを深めると、創造的になれる」と評価し、小松の 自然や生態系を守る活動に取り組みたいとした。  同学長は伝統産業である九谷焼と石材業にも関心を寄せた。滝ケ原町では地 元の石彫師中谷篁さんが凝灰岩から仏像を彫る作業を見学し、石材業荒谷薫さ んからは長さ約270メートルの石切場について説明を受けた。小松美術作家 協会理事長で日展評議員の三代浅蔵五十吉氏の工房も訪ね、九谷焼の歴史と特 徴に理解を深めた。和田市長らとの意見交換会も開かれた。  同学長は「小松の自然を保ち、活用する方法を積極的に考えたい」と話した。 〈06〉2011年11月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大震災被災地支援へダイコン研究 小松高 津波の塩害、土壌浄化を検証  東日本大震災を受けて小松高生物部は17日までに、ハマダイコンを使った 土壌浄化の研究を始めた。主に海岸付近に分布し、ある程度の塩分を含んだ土 でも育つハマダイコンが、津波による塩害を受けた土壌の浄化に効果があるの かなどを実験し、被災地復興に一役買いたい考えだ。  同校は全国19校でつくる「ダイコン多様性研究コンソーシアム」に県内で 唯一参加しており、加盟する福島高(福島市)が植物を活用した被災地復興の 研究案を幹事校の錦江湾高(鹿児島市)に打診。錦江湾高の発案で各校が連携 してハマダイコンを利用した塩害土壌浄化の研究を始めた。 ●小松市と加賀市に自生  小松高では、生物部の5人が小松市と加賀市で自生しているハマダイコンを 採取。海岸付近や山など地域ごとに葉や花の形を比べるほか、塩分を含んだ土 や水にハマダイコンの種を浸し、発芽の様子を研究することで、土壌中の塩分 を吸い取る働きがあるかどうかなどを調べる。  小松高は、12月に鹿児島市で開かれる同コンソーシアムの研究発表会や、 韓国・大田科学高で行われる科学交流の場で研究内容を披露する。  小松高生物部でハマダイコン研究のリーダー辻本佐和子さん(2年)は「自 分たちの研究で被災地復興の手助けができるかもしれない。精いっぱい取り組 みたい」と話した。 〈07〉2011年11月15日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松版「什の掟」設定 丸内中校下 子の心育む13項目 会津藩手本に  会津藩士の子弟の心構えを説いた「什(じゅう)の掟(おきて)」を手本に、 小松市丸内中の校下で14日までに、地域版「什の掟」を設定した。「相手を 大切に考えます」などの具体的な指針が記されているのが特徴で、豊かな心を 育むため、子どもや保護者、学校、地域が一体となって「掟」を実践していく。  「什」は会津藩で藩士の子弟を教育する組織で、什が定めた掟は「年長者の 言うことに背いてはなりませぬ」「虚言を言うことはなりませぬ」「弱い者を いぢめてはなりませぬ」など7カ条からなる。  地域版の「什の掟」は礼儀や豊かな心、家族の一員、規則正しい生活など1 3項目で「読書をし、心を豊かにします」「お手伝いをします」「難問・難題 に挑戦します」など基本的な取り決めが記されている。  同市丸内中の校下では核家族化や少子化の進展に伴って住民同士のつながり も薄れてきており、家庭や学校、地域が連携して地域の絆を見つめ直し、子ど もの豊かな心をはぐくむため、会津藩の「什の掟」に着目した。  石黒和彦丸内中校長が中心となり、村田正彰稚松小校長、森本栄史第一小校 長、坂下晴眞稚松校下連合町内会長、北川辰夫第一校下連合町内会長らと共に 今春から準備を進めてきた。  石黒校長は「『当たり前』のことが当たり前にできるような風土をつくりた い」と意気込みを示した。 〈08〉2011年11月10日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎プロ野球、楽天・釜田が誕生 契約金5千万円、年俸600万円  プロ野球のドラフト会議で楽天から2位で指名を受けた金沢高の釜田佳直投 手(18)=右投げ両打ち、177a、77`=が9日、小松市串町の実家で 入団交渉に臨み、契約金5千万円、年俸600万円で契約した。釜田投手は 「プロで早く投げたいという気持ちが高まった。楽天の初の日本一に貢献でき るよう精いっぱい頑張る」と闘志をみなぎらせた。  父茂さん(45)、母和美さん(42)とともに会見に臨んだ釜田投手は 「まず直球で自分がどれだけ通用するか試したい」とやや緊張した面持ちで話 した。「一回でも多く1軍のマウンドに上がり、一つでも多く勝ちたい」と1 年目からの活躍を誓った。  目標の選手にチームメートとなる田中将大投手の名を挙げ「総合的にレベル が高い。いいところをどん欲に吸収したい」と言い、対戦したい打者には今夏 の全日本高校選抜でともに戦い、中日に1位で指名された高橋周平選手(東海 大甲府高)を挙げた。  背番号は未定で、入団発表は来月中旬に仙台市内のホテルで行われる。(金 額は推定) 〈09〉2011年11月08日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎がれき内の救出や応急手当て 救助訓練施設手作り 小松・中消防署有志  東日本大震災の被災地で救助活動に加わった小松市消防本部中消防署の有志 4人が7日までに、知人から譲り受けたブロック塀などで自作の災害救助訓練 設備を設置した。県消防学校によると、同様の訓練設備は県内2例目。予算が 切り詰められる中、隊員自らが手作りで訓練設備を設け、大震災など万一の際 に備えて対処能力を高める。  訓練設備は広さ約50平方メートル。中消防署特別消防隊の町出達也司令ら が加賀市内の業者から譲り受けたコンクリート片やブロック塀などを組み合わ せ、小松市消防本部の敷地内に設置した。がれきに埋もれた人命の救助や、ブ ロック内部の閉ざされた場所での応急手当てなどの訓練を行う。  1995(平成7)年の阪神大震災で倒壊した建物の下敷きとなって犠牲と なったり、救命処置の遅れで後遺症が残る市民が多く出たのを教訓に、災害救 助訓練設備が2007年に兵庫県内で初めて設置された。その後は各地で設置 が進み、県内では昨年9月に県消防学校で同設備が設けられている。  中署特別消防隊が今年3月、東日本大震災の被災地である岩手県野田村へ派 遣された際、隊員が災害救助に不慣れなことを痛感した。危機感を強めた町出 司令ら有志が非番の日にコンクリート片やブロック塀などを集め、約1カ月か けて手作りの訓練設備を完成させた。  町出司令は「訓練を重ねて災害救助方法の練度を高め、万一の際には多くの 命を救えるようにしたい」と話した。 〈10〉2011年11月04日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎食料品3店一斉オープン 三日市商店街に活気 ミニ歌舞伎市で盛り上げ  小松市三日市商店街に3日、生鮮食料品店3店が一斉オープンし、開店を待 ち望んでいた高齢者を中心に大勢の買い物客でにぎわった。生鮮食料品店は買 い物客が毎日のように訪れるため、地域活性化につながるとの期待が大きく、 地元商店街はイベント「ミニ歌舞伎市」(北國新聞社後援)を初開催して出店 を祝った。  オープンしたのは、八百屋と精肉店、総菜店で、八百屋ではレジに長い行列 ができ、総菜店は特売のコロッケ2千個が3時間で売り切れる盛況ぶりだった。 精肉店にも客が詰め掛けた。  同商店街を含む中心商店街で、今年度に新規開店したのは計8店となった。 まちづくり会社アンヤット(同市)が開発業者となり、店舗を事業者に貸し出 した。  同市龍助町の70代夫婦は「街中には車に乗れない高齢者が多く、とても便 利になった」と喜び、精肉店と総菜店の荒田健治店長は「商店街の活性化に協 力したい」と話した。  ミニ歌舞伎市では、既存店舗が100円均一のワゴンセールや割引きで買い 物客を呼び込み、歌舞伎グッズの販売やオープンカフェ、大鍋料理の振る舞い なども人気を集めた。ステージパフォーマンスでは、市民が歌と踊り、ブラス バンド演奏などを繰り広げた。 ---------------------------------------------------------------------- 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