_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.119     _/ _/              平成23年11月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.119をお届けします。  郷土の美術家・宮本三郎を顕彰すると共に、新たなデッサンの可能性を探る 美術コンクールとして創設された「宮本三郎記念デッサン大賞」。第1回目で ある今回、国内外から629点の作品が寄せられ、審査会の結果大賞をはじめ 各賞が決定しました。  受賞作品9点と入選作品48点のほか、宮本の作品も併せて展示する展覧会 を開催します。各作品から、デッサンに対する考え方やその違いを比べてみま せんか。 ●第1回宮本三郎記念デッサン大賞展 「明日の表現を拓く」 会期 10月30日(日)〜12月4日(日) ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円、大学生200円、65歳以上100円、高校生以下無 料(要証明書提示) ◎ギャラリークルーズ  市内在住クリエイターと一緒に作品鑑賞をしませんか。 とき 11月5日(土)、12日(土)、26日(土)いずれも14時〜 参加費 無料(ただし、美術館入館料が必要です) 申し込み 不要 ◎授賞式 とき 11月14日(月)11時〜 ところ 市民ギャラリー「ルフレ」(博物館1階) ◎山本容子講演会「私の美術遊園地」 とき 11月19日(土)14時〜 ところ 絵本館ホール十九番館 参加費 1,000円(美術館入館料込み) 申し込み 往復はがきで要事前申し込み。詳しくは問い合わせください。 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話0761(20)3600 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●環境王国こまつ こまつちゃん  先月、小松市は環境王国の認定を受けたそうですね。 和田市長  環境王国とは米・食味鑑定士協会らが作る「環境王国認定委員会」が、35 の項目について厳しい審査を設け、官民が連携して自然環境を守っていると認 めた自治体だけを認定するものです。一つの都道府県に2つの自治体までと決 められていて、小松市は県内はもちろん北陸でも初、全国でも11番目の認定 です。  この認定を受けることは、市の農産物などの食の安全性、自然環境の豊かさ、 人と自然が共存している住環境の素晴らしさなどを全国にアピールできる大き なセールスポイントになります。小松の素晴らしい自然とその恵みが、ブラン ドとして更に価値が高まることで、ものや人の交流が盛んになり、経済活動も 活発になります。  また、生産者自身が食品加工や流通、販売にも主体的に関わる6次産業は増 収をもたらし、農業の活性化や後継者の育成にもつながります。 こまつちゃん  可能性は無限大に広がりますね。 和田市長  小松市には空港がありますから、航空ルートという大きな利点も活用すれば、 国内のみならず、世界へ向けて情報を発信できます。 継続可能な豊かな経済 社会を目指すためには、常に世の中のニーズに対応していく必要があります。 そのためには、先人が守り続けてきた財産をそのまま受け継ぐのではなく、そ れらに付加価値を付け、更に発展させることが今後は求められます。  各企業や市民団体、地域の皆さんと一丸となって、小松の未来を創造してい きたいと思います。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●いいことは必ずあります  大学2年生の頃、日本語と日本文化の勉強に夢中だった私は、知識を広げる ためにどうしても日本に留学したいと思い、日本の文部科学省の奨学金プログ ラムを目指していました。レベルの高い全国試験に合格しなければならず、何 よりも勉強を優先しました。しかし試験の3カ月前、家族で別荘にいる時に自 転車事故に遭い、顔、鼻、口を含めて体全体にひどいけがを負いました。シャ ワーを浴びると水が一滴傷口に当たるだけで死ぬかと思うほどの大けがでした。 大学は休み、日光に当たってはいけなかったので家にずっと閉じ込もることに なりましたが、目はけがを免れたので、せめて奨学金試験の勉強は遅れないよ うにと、3カ月間前向きに勉強を続けました。今振りかえると、あの事故がな かったら今日私は日本にいることはなかったかもしれません。試験には無事合 格し、その後の日本への留学体験は私の人生に大きな影響を与えることになり ました。  この体験を通して伝えたいのは、悪いことがあれば、必ず良いこともあると いうことです。起こった事実が不幸であったか幸運であったかは自分の判断次 第です。どんなにつらくても、その裏には「幸せ」があります(幸せは自分の 捉え方次第なものです)。皆さんはどう思いますか?ぜひ意見を聞かせてくだ さい。 ★☆文化ガイド★☆ ■松永貴志デビュー10周年記念ピアノソロコンサート とき 11月11日(金)18時30分開場、19時開演 ところ こまつ芸術劇場うらら小ホール 入場料 一般2,500円(当日3,000円増) チケット好評販売中 こまつ芸術劇場うらら 電話0761(20)5501、 チケットぴあ 電話0570(02)9999(Pコード:149・451) 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら 電話0761(20)5500 ■本陣記念美術館 館蔵品展「季節の美(秋)」 会期 11月20日(日)まで ところ 本陣記念美術館 開館時間 9時〜17時 休館日 月曜日、祝日の翌日 入館料 一般300円、高校生以下と65歳以上は無料(要証明書提示) 問い合わせ 本陣記念美術館 電話0761(22)0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:九谷焼陶石50万トン確認 小松市花坂の3鉱脈、枯渇の懸念解消 02:税理士試験、授業と部活連携支援 小松商高 在学中の験目指す 03:黄門杉2世育成へ採種 小松市粟津温泉 開湯1300年祭へ後継樹 04:松下が五輪代表 カヌー男子カヤックペア 石川県勢2人目 05:小松基地に「私有地」1割 開庁50年、戦時中に買い上げ 06:屋台継続で活性化へ JR小松駅南側、高架下を活用 常設目指し 07:駅前に熱気と歓声 小松市どんどんまつり 最多の15万人 08:小松空港 臨時駐車場の無料拡大 「羽田経由」も検討 収容は58台増 09:安宅の名品、間近に 「秋の陣」開幕 展示や催し 大正の御殿雛公開 10:ロコモ防ぎ、まちなか元気に 商店街でウオーク 北陸体力科学研究所 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年10月28日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎九谷焼陶石50万トン確認 小松市花坂の3鉱脈、枯渇の懸念解消  枯渇が懸念されていた九谷焼の原料「花坂陶石」が、小松市花坂町の3鉱脈 に計約50万トン埋蔵されていることが、27日までの石川県九谷窯元工業協 同組合(同市)の調査で分かった。現在の陶石消費量で換算すると2500年 分に相当し、「半永久的」に原料が確保できる。陶石は現在の鉱脈隣接地など で確認されたため、心配されていた開発費用も当面は不要で、二重の朗報とな った。 ●窯元協組が調査  花坂陶石は約200年前に藩政期の陶工本多貞吉が発見した。手びねりで成 形しやすいのが特徴で、県内のほとんどの九谷焼作家が使っている。現在の鉱 脈は1955(昭和30)年ごろから採掘を始め、鉱脈の状態から枯渇が見込 まれていた。  同協組は今春から、現在の鉱脈隣接地など3カ所でボーリング調査や掘り出 された石の成分分析を行った。調査の精度を高めるため、74年のボーリング 調査結果も参考にしたところ、同協組が所有する鉱脈隣接地で約9千トン、昭 和初期まで陶石が掘り出されていた別の場所には約9万トンと約40万トンが あるとの結果が出た。 ●加工法は要検討  鉱脈隣接地で見つかった陶石の品質は問題なく、残る2カ所の陶石について は今後、粘土への加工方法を検討する必要があるという。  同協組は調査前、新たな鉱脈が見つかった場合でも、陶石を採掘するには表 土や樹木を取り除くため多額の費用がかかることを心配していた。しかし、調 査では現在の鉱脈隣接地で45年分の陶石が確認されたため、今後はこの陶石 を使いながら次の鉱脈開発を検討することができる。鉱脈隣接地から既に約1 千トンを搬出した。  同協組が加盟する県九谷陶磁器商工業協同組合連合会が最終報告をまとめて おり、近く、補助を受けた国や県などに調査結果を報告する。宮吉勝茂同協組 理事長は「陶石が大量にあると分かり、ほっとした。貴重な陶石を大事に使っ て九谷焼の良さを伝えていきたい」と話している。 〈02〉2011年10月22日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎税理士試験、授業と部活連携支援 小松商高 在学中の験目指す  小松商高は来年度、授業と部活動を組み合わせ、高校生には難易度が高い税 理士試験を在学中に受験できるよう支援する取り組みを始める。選択科目を学 ぶ生徒に受験対策の部活に入ることを義務付ける。県教委によると、授業と部 活動を連携させて、税理士試験対策に取り組むのは県内の高校で初めてで、全 国でも珍しいという。  税理士試験を受けるには、日商簿記検定1級か全経簿記検定上級の資格が必 要。ただ、日本商工会議所と全国経理教育協会によると、どちらも大学程度の 商業簿記などの知識が必要で、高校生が受験するには、かなりの難易度だとい う。  同高は、来年度に商業簿記や会計学などを学ぶ選択科目を新設する。受講す る生徒に、コンピューター会計部に入部を義務付けて補習を行う。学年別に指 導し、2年次終了までに税理士試験受験資格を得て、3年次に税理士試験への 挑戦を目指す。  同高では、1988(昭和63)年に情報処理科を新設して以降、日商簿記 検定1級は11人、全経簿記検定上級は3人が合格した。在学中に税理士試験 の受験資格を得て、卒業後2年で合格した生徒もいたが、近年合格者は出てい ない。  就職や進学に当たり、さまざまな資格の有無が問われる傾向は強まっている。 同高は「社会に出て通用する職業会計人を育てていきたい」としている。 〈03〉2011年10月22日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎黄門杉2世育成へ採種 小松市粟津温泉 開湯1300年祭へ後継樹  小松市粟津温泉町内会は加賀藩3代藩主前田利常が植えたとされる同温泉の 名木「黄門杉」の2世育成に乗り出す。24日に種子を採取、県林業試験場で 培養し、2018(平成30)年に開催される粟津温泉開湯1300年祭の際 に同町に植える。温泉の歴史を伝える貴重な古木の遺伝子を後世に伝え、誘客 につなげる。  黄門杉は高さ約10メートルで樹齢は約350年。藩政期の1640(寛永 17)年、隠居し小松城主となった利常が、泰澄大師が開いた那谷寺参拝の際 に粟津温泉に立ち寄り、旅館「法師」前に手植えしたとされる。1881(明 治14)年の「粟津の大火」の際には黄門杉で火が止まったという言い伝えが ある。  粟津の大火での一部の焼けこげや、幹の空洞化などから近年衰えが目立って おり、後継樹を育てるため、同町内会が種を取ることとなった。  24日は杉の上部の球果を切り取り、種子を県林業試験場へ送る。同試験場 で7年間、種を育て成長させた後、町内各所に移植する。  片山隆義町内会長(43)は「歴史を伝えるシンボルを次の世代に伝え、温 泉の活性化につなげたい」と期待を込めた。 〈04〉2011年10月19日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎松下が五輪代表 カヌー男子カヤックペア 石川県勢2人目  ロンドン五輪のカヌー日本代表が18日決まり、スプリントの男子カヤック ペアに小松市の松下桃太郎選手(23)=石川県体協=が選ばれた。松下選手 は初出場で、ロンドン五輪出場を決めた県勢は陸上男子20`競歩の鈴木雄介 選手(能美市出身、小松高出、富士通)に次いで2人目となる。  松下選手は16日までテヘランで行われたアジア選手権の男子カヤックペア 200メートルで渡辺大規選手(岐阜県体協)と組んで優勝し、五輪出場枠を 獲得。18日に東京都内で開かれた日本カヌー連盟の五輪派遣選手選考委員会 で代表に決まった。  スプリントの男子カヤックでの五輪出場は1984年ロサンゼルス大会以来 7大会ぶり。県関係選手のカヌー代表は64年東京大会の岩村俊一選手(自衛 隊)、96年アトランタ大会の赤城千恵子選手(コマニー)に次いで3人目と なる。  松下桃太郎(まつした・ももたろう)10年広州アジア大会は男子カヤック シングル200メートルなどで金メダル2個獲得。小松商高出、石川県体協。 168センチ、75キロ。 〈05〉2011年10月18日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松基地に「私有地」1割 開庁50年、戦時中に買い上げ  開庁50年を迎えた航空自衛隊小松基地の滑走路など敷地約392万平方メ ートルのうち、1割超の約43万平方メートルが個人名義であることが、17 日までに分かった。防衛省近畿中部防衛局によると、戦時中、飛行場建設のた めに国が私有地を買い上げたが、名義変更されなかったことが要因。契約から 長期間経過して名義人らが死亡し、相続人が多数となって変更手続きに手間取 る例も目立ち、戦時中の混乱が現在まで影響を及ぼしている格好だ。  現在の基地敷地について同局は、1941(昭和16)〜44年度ごろ、国 が全てを取得したとする。だが、何らかの理由で名義変更されなかった土地が、 滑走路や誘導路などに個人名義で点在していると説明する。  同局は終戦後半世紀の節目である95年に、名義変更時に土地所有者らに 「見舞金」を支払う制度を設け、関係者の合意を得た上で名義変更を進めてい る。当時の契約書や領収書など、保管書類に不備がなければ、職権で名義を変 えることもできる。ただ、書類がそろわず手続きが難しい土地があり、過去に は訴訟となった例もある。  個人名義の土地の推移は、2000年度末の約56万平方メートル(331 筆)に対し、05年度末は約47万平方メートル(191筆)、10年度末は 約43万平方メートル(144筆)となり、名義変更のペースは鈍化している。 名義人が死亡して相続人への名義変更がされていない場合、1筆の土地の相続 関係者が数十人になる場合もあり、同意を取り付けるのに時間がかかることが 一因という。  同局が管理する北陸、近畿など2府10県の防衛省関連施設で、個人名義の 土地が残るのは小松基地のみ。同局は「早期に処理するため交渉を進めている が、相手方がおり、同意を得られるように引き続き努力する」としている。 ★〔航空自衛隊小松基地(こうくうじえいたいこまつきち)〕  旧日本軍・海軍舞鶴鎮守府が第2次世界大戦中の1943(昭和18)年か ら翌年にかけて建設した小松飛行場跡地にある。61年に開庁し、現在はF1 5戦闘機約40機などを配備。滑走路は官民共用で、民間航空機も乗り入れる。 〈06〉2011年10月13日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎屋台継続で活性化へ JR小松駅南側、高架下を活用 常設目指し  JR小松駅南側の高架下に9月中旬から移動販売車による「屋台村」が登場 し、にぎわっている。駅前の空きスペースを活用し、駅前に活気をもたらそう と市民の有志が出店し、帰宅途中の中高校生やサラリーマンらがふらっと立ち 寄る空間となっており、出店者らは常設化を目指して奮闘している。  「屋台村」に出店しているのは、移動販売などを手掛ける「はらぺこクラブ 」の長谷川政彦代表=小松市戸津町=ら3人。長谷川さんらは9月15日から、 高架下を管理する市の許可を得て、毎週木、金、土曜日の夕方から夜まで移動 販売車で出店し、現在は3店舗でおでんや焼き鳥、焼きそば、アイスクリーム などを提供している。  高架下では昨年10月と12月に「チャレンジ 高架下屋台村」が開かれた。 長谷川さんらは単発で終わらせるのではなく、継続していくことがまちの活性 化にもつながると考えて9月中旬から自発的に出店し、同業者も加わり、週末 の夕方から夜間に「屋台村」として営業している。  小松駅前は昨年6月に小松大和が撤退した。空洞化も懸念される中、利用者 から「暗かった場所が明るくなって楽しい」「駅の近くで便利」などと好評を 得ている。  長谷川さんは「まだ試験段階だが、これからも出店していくつもり。自分の 姿を見て、共感してくれる人が増えてほしい」と期待を込めて話した。 〈07〉2011年10月10日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎駅前に熱気と歓声 小松市どんどんまつり 最多の15万人  第36回小松市どんどんまつり(北國新聞社特別協力)は9日、JR小松駅 周辺で行われ、併催事業や5月に同駅東側隣接地にオープンした「こまつの杜 (もり)」などが相乗効果を生み、来場者は過去最多の約15万人(主催者発 表)に達した。開会時からフィナーレの輪踊りまで人波は途切れず、来場者は 体験型イベントやご当地グルメを存分に楽しんだ。  園児から一般までの2千人以上が出演して踊りや音楽演奏などを披露し、来 場者は初実施の乗り物体験や、「こまつの杜」でのミニ建機操縦などを満喫し た。  「どんどん小松輪踊り」では、事前申し込みをした14団体約330人に加 えて一般来場者も飛び入り参加し、小松の礎を築いた加賀藩3代藩主前田利常 公や「カブッキー」を描いた行灯(あんどん)を囲んで踊りの輪を広げた。  40店舗以上設けられたグルメコーナーでは、ご当地グルメの小松うどんや 塩焼きそばなどが用意され、市ブランド米「蛍米」のおにぎりや餅などの振る 舞いも人気を集めた。新設の「都市間交流ゾーン」では、小松と交流がある全 国の5市が特産品をPRした。  小松東ロータリークラブの「国際貢献パネル展示&ミニコンサート」や小松 ライオンズクラブのチャリティーバザーと「愛の献血運動」、パトカーや建設 機械などの車両展示、モデル庭園の公開と花苗の配布、県カメラ商組合の写真 コンテスト(本社後援)などもあった。  来場者は併催の「こまつオータムフェスティバル」と歌舞伎市(いずれも本 社後援)にも足を延ばし、会場の商店街もにぎわった。室谷幸秀三日市商店街 振興組合代表理事は「とても多くの人で、商店街の店舗を覚えてもらうきっか けになった」と話した。  終了後、北國銀行の行員とセレモニーホール斎苑(小松市)の社員がボラン ティアで会場を清掃した。 〈08〉2011年10月10日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港 臨時駐車場の無料拡大 「羽田経由」も検討 収容は58台増  小松空港の利用促進や香港便定期便化の可能性を探るため、9日に香港入り した小松空港国際化推進議員連盟の関係者が明らかにした。  小松空港ビルから約250メートル離れた臨時駐車場は、2003(平成1 5)年に国際線の利用促進対策で設けられた。収容台数は266台で現在、ソ ウル、上海、台北への国際線と、香港便などの国際チャーター便、成田便の利 用者に無料で開放している。  新たな無料開放の対象となるのは、小松空港から羽田便を経て、国際線に乗 り継ぎ海外に向かう利用者。駐車場の改修整備により、収容台数を58台増の 324台とし、身体障害者用の駐車スペースも2台から6台に増やす方針であ る。 ●運営会社に移管  臨時駐車場の管理は、これまで小松市がシルバー人材センターに委託し、係 員が入庫手続きを行っていた。小松発着の国際便利用者は出発時刻の3時間前 から1時間前、成田便利用者は1時間20分前から20分前に入庫が限られて いる。12月からは機械式ゲートを新設し、午前6時半から午後7時半まで常 時入庫できるようにし、利便性の向上を図る。 〈09〉2011年10月09日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎安宅の名品、間近に 「秋の陣」開幕 展示や催し 大正の御殿雛公開  小松市安宅町の観光スポットなどを会場にした安宅版まち博「花の安宅に着 きにけり 秋の陣」(北國新聞社後援)は8日、同町内で始まった。初日は6 カ所で展示会や演奏会が開かれ、地域住民や観光客らは町内を散策しながら藩 政期の風情を残す町並みや歴史的な名品に触れ、安宅の魅力を心行くまで堪能 した。  安宅版まち博は北前船の寄港地として栄えた同町の魅力を各所から発信し、 町のにぎわいを創出しようと安宅活性化倶楽部(くらぶ)が3日間の日程で企 画した。藩政期から伝わる作品や道具の展示、漁港での朝市、浄土真宗本願寺 派勝楽寺でのジャズライブなど多彩な催し物で誘客につなげる。  旧家の八田家では、藩政期の様式で作られたひな人形「御殿雛(ごてんびな) 」が初めて公開された。所有者の八田幹也さんによると、御殿雛は1925 (大正14)年に作られており、絹織物で繊細な刺しゅうが施されている。当 時の高度な技術がうかがえる貴重な逸品だという。  米谷公園では、七福神が乗った高さ約3・5メートル、全長7メートルの曳 舟が展示され、観光客の人気を集めた。帆には東日本大震災の被災地へ元気と 勇気を送るため「頑張れ東北」と書かれた。  北前船の旧家「瀬戸家」では、明治期の華やかな花嫁衣装や掛け軸などの展 示と茶会が開かれ、北國銀行第1号支店跡にある吉祥庵(きっしょうあん)で はかき餅やみそなどの地元物産品などが展示販売された。  ライブハウス「シルクビート」では珠洲市の典座による能登丼が100食限 定で振る舞われた。夜には「寿」のメンバーら7人によるスペシャルライブが 行われ、イベント初夜を締めくくった。  同倶楽部の山木彰英代表は「掘り起こした古き安宅を多くの人に触れてもら えてうれしい。これを機に町をさらに活性化していきたい」と話した。  9日には、安宅漁港で朝市「ぴちぴち市」と釣り堀体験、勝楽寺でのジャズ ライブが行われる。 〈10〉2011年10月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ロコモ防ぎ、まちなか元気に 商店街でウオーク 北陸体力科学研究所  骨や筋肉などの運動器の障害で要介護になる危険が高い「ロコモティブシン ドローム(運動器症候群、ロコモ)」を予防するため、小松市中心商店街で1 7日から定期的にウオーキングが行われる。自宅に引きこもりがちな高齢者ら が中心商店街を歩くことで健康増進と商店街の活性化につなげる「一石二鳥」 の試みだ。  日本整形外科学会提唱のロコモの概念の周知を図り、対策を研究するため小 松市の北陸体力科学研究所(スポーツコミュニティダイナミック)が小松中心 商店街振興組合連合会などの協力を得て企画。金大医薬保健研究域附属健康増 進科学センター、金大イノベーション創成センターの応援と住友生命健康財団 の助成を受けて行う。  「まちなかウオーキング教室」と銘打ち、17日から12月26日まで原則、 毎週月曜日午前9時半〜11時半に、中高年を対象に小松中心商店街のアーケ ード通りを中心に行われる。  歩数計で活動量や血圧などをチェック。ウオーキングの前後に体力測定を行 い、血液検査や心電図測定により、効果を調べる。  空き店舗を活用した「ウェルネス市民塾」ではロコモや口腔ケアなどの講話 や、状態に応じた筋力やバランス能力を高める運動も行う。  小松中心商店街振興組合連合会は開催日に合わせて店自慢を行うなど人を呼 び込む仕掛けを進め、街中の活性化を図る。  同研究所によると、介護の主要因とされる認知症と脳血管障害(メタボ対策) 、ロコモの中で、ロコモは予防できる。同研究所は「高齢者が商店街を出歩き、 使い勝手の良い商店街になり、拠点が作れるようになればありがたい」と期待 を膨らませている。 ●参加者を募集  北陸体力科学研究所は「まちなかウオーキング教室」の参加者を募集する。 参加費は歩数計や保険料として3千円。問い合わせは同研究所=0761(4 7)1214=まで。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 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