_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.116     _/ _/              平成23年 8月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.116をお届けします。  小松市出身の洋画家・宮本三郎は、昭和10年に東京・世田谷にアトリエを 構え、そこで数多くの名画を世に送り出しました。また、当時豊かな自然が残 されていた世田谷には、宮本のほかにもたくさんの美術家が集まり、現在でも 絵画や彫刻、工芸、版画など活発な創作活動が行われています。その世田谷の 砧公園の一角にある世田谷美術館は、世田谷の美術活動の拠点として多彩な展 示会を行うなど、市民に広く親しまれています。  現在、世田谷美術館では平成24年4月のリニューアルオープンに向けて改 修工事が行われています。そこで、宮本ゆかりの小松市で世田谷美術館所蔵作 品展が開催されることになりました。宮本三郎はもちろん、向井潤吉、梅原龍 三郎、小磯良平など日本を代表する油彩画家の作品を、この機会にぜひご覧く ださい。 ●小松市立宮本三郎美術館特別展  「世田谷美術館所蔵作品展 主題と絵画と画家たちと」 会期 8月13日(土)〜10月23日(日) (会期中無休) ところ 小松市立宮本三郎美術館 開館時間 9時〜17時(入館は閉館30分前まで)      ※8月13日(土)〜15日(月)は20時まで開館します。 入館料 一般500円、大学生200円、65歳以上100円、高校生以下無 料(要証明書提示) 問い合わせ:宮本三郎美術館 電話0761(20)3600 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●夏のこまつをエンジョイ! こまつちゃん  8月に入り、いよいよ夏本番ですね。 和田市長  暑い日が続きますが、まちじゅうで風にそよぐグリーンカーテンのさわやか な緑を目にします。市民の皆さんのご協力に感謝したいと思います。  今年の夏は、節電などエコに関することが注目を集め、日常を見直す機会が 多いように思います。そんな中で、こまつの素晴らしさを再認識することも多 いのではないでしょうか。夏休みなどで家族団らんで過ごす時間が増えるこの 時期、ぜひ身近にある「こまつの楽しさ」にも注目していただきたいと思いま す。 こまつちゃん  市長のお薦めはありますか。 和田市長  5月にオープンした「こまつの杜」では、世界最大級のダンプトラックや地 元に生息する生き物や植物を見ることができます。来年に向けカブトムシの幼 虫も飼育されているそうです。また、宮本三郎美術館では、8月13日から世 田谷美術館所蔵作品展が始まりますし、国の重要文化財に指定されたことを記 念して開催中の、埋蔵文化財センター特別展「八日市地方遺跡」も楽しいと思 います。自然を満喫するなら、里山での森林浴や渓流釣り、安宅の浜辺や木場 潟からゆったりと夕日を眺めるのもいいですね。  お盆で帰省する人も増えますが、ご家族やご友人など皆さんご一緒に、こま つで楽しいひと時を過ごしていただきたいと思います。気分をリフレッシュし て、暑い夏を元気に乗り切りましょう! ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●合宿というモノ  先日、ゲイツヘッド友好の翼の学生たちと一緒に2日間の合宿に参加しまし た。筑波大学留学時代に参加したダンスサークルの合宿以来、5年ぶりの合宿 でした。日本の合宿スタイルはブラジルの人にもぜひ教えたいなと思います。  日本の合宿はとにかく疲れますね。規律が大変厳しく、時間をきっちり守る ことも原則。個人的にゆっくりする余裕がないのです。日常生活から隔離され た環境でほかの人と数日間ずっと一緒にいなければならず、自由と余裕があま りなく、この生活で一体何が楽しいのかしらと疑問に思っていました。  表面的な短所を挙げてしまいましたが、合宿は「善悪一如」ではないかと思 います。それらは合宿の後に「成果」として全てプラスになるからです。厳し い規律の下だからこそ、チームワークを生みださなければなりません。また、 団体行動の中で自分の性格とわがままなところを知ることができ、自己知識に 役に立ちます。一緒に練習をしたり、掃除や炊事でお互いに手伝ったりするこ とで、悩みや楽しさを共有でき、友達を作るチャンスでもありますよね。  私は今まで参加した合宿には良い思い出だけが残っています。毎回、日常生 活より厳しいルールの下で「疲れた」と感じるのと同時に、「楽しかった!」 という気持ちになるのが不思議です。皆さんは何か合宿で思い出はありますか ? ★☆文化ガイド★☆ ■平成23年度 松竹花形歌舞伎 秋季公演 とき 11月13日(日)13時30分開場、14時開演 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 出演 中村獅童、片岡秀太郎ほか 入場料 桟敷席8,000円、S席7,000円、A席5,000円(当日各 500円増) チケット電話先行予約 8月13日(土)10時〜18時 うらら 電話0761(20)5501 一般発売 8月14日(日) 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら 電話 0761(20)5500 ■絵本館で音楽を 2011いしかわミュージックアカデミーコンサート とき 8月23日(火)11時〜11時30分 ところ 空とこども絵本館 参加費 無料 問い合わせ 空とこども絵本館 電話0761(23)0033 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:小松の歌舞伎、ゴールデンウイークから 来年の全国子供フェスティバル 02:小松市の中心商店街に追い風 ニッコーがアンテナ店 来月オープン 03:福島は負けずに頑張ります 小松に一時避難の泉川さん 相馬野馬追に 04:被災地へ絆の和菓子 小松の行松旭松堂 売り上げの8割を義援金に 05:冷やし小松うどんコンビニ登場 北陸三県の320店舗で 8月、3週間 06:CG、漫画、作曲、声優のオタクの力結集、表現の場 ゲームソフト制作 07:万能18歳 カヌー、軟式野球、バスケで活躍 小松北高 大谷内選手 08:先人の知恵、エコで涼しく JR小松駅前で打ち水大作戦 8月7日 09:里山「体験を」 滝ケ原の自然学校 市民向け6講座 グルメなど多彩に 10:バギーカーを手作り 小松市の藤田さん 2年かけ知人と設計、加工 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年07月22日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の歌舞伎、ゴールデンウイークから 来年の全国子供フェスティバル  全国子供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)の実行委員 会は21日、小松市役所で開かれ、来年の第14回フェスを5月5、6日に開 催することを決めた。ゴールデンウイーク期間中の開催は初めてで、県内外の 多くの観光客らに「歌舞伎のまち小松」を長く楽しんでもらえるように日程を ずらした。  全国子供歌舞伎フェスティバルは、お旅まつり(5月13〜16日)に合わ せて2日間行われ、地元小松市の「歌舞伎十八番の内 勧進帳」を含めて全国 の子供役者が迫真の演技を披露してきた。  ところが、伝統の曳山(ひきやま)子供歌舞伎と日程が重なるため、曳山八 町の関係者や市内外の観光客らが同フェスの熱演を見逃すことがあったという 。ゴールデンウイーク中に小松市内で大型イベントがなかったこともあり、同 実行委は誘客を図るとともに、長く歌舞伎を楽しめる仕掛けづくりとして同フ ェスの開催日を前倒すことにした。  市は通年で歌舞伎を楽しめるまちづくりを進めており、和田慎司市長は「 『春の巻』という形で歌舞伎の色を濃くしていきたい」と語った。  実行委では、来年のフェスで地元の「勧進帳」に加え、三重県東員町こども 歌舞伎、坂井市丸岡歌舞伎物語の上演がほぼ固まったことが報告された。  今年のフェスでは勧進帳以外で客席に空席が目立つことなどが反省点として 挙げられた。和田市長があいさつし、後藤正一郎全国地域おこし連絡協議会長 が講評した。 〈02〉2011年07月21日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市の中心商店街に追い風 ニッコーがアンテナ店 来月オープン  小松市中心商店街の三日市町にある空き店舗で8月8日、ニッコー(白山市 ・名証2部)が食器などを販売する直営のアンテナ店を県内で初めてオープン させる。中心商店街では今年、同店も含めて計11店が出店する見込みで、新 店舗の中で上場企業は初めてとなる。関係者は知名度の高いニッコーの出店を 歓迎し、賑(にぎ)わい創出の追い風になると期待している。  ニッコーが設けるアンテナ店は、洋品店が営業していた約40平方メートル の空き店舗を利用する。洋風と和風の陶磁器製の食器やインテリア商品のほか、 山中漆器、ガラス作品など住空間を彩る日本製の良質の品物を幅広く展示する。 店舗名はフランス語で食卓という意味で、同社の商品シリーズ名でもある「ら ・たーぶる」に決めた。  中心商店街に出店する理由として、同社は商店街に近いコマツ小松工場跡地 でコマツの研修施設と記念館、緑地がオープンしたことで「人の動きが活発化 すると見込まれる」と説明。商店街では今年だけで飲食店や生鮮食料品店など 11店舗がオープン予定で、シャッター通りと揶揄(やゆ)される商店街の人 通り増加を期待しているという。  同社の直営店は東京・銀座と大阪・高槻に続き3店目。同社は「小松市の商 店街が往時の賑わいを取り戻すように後押しできればうれしい」としている。 〈03〉2011年07月20日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎福島は負けずに頑張ります 小松に一時避難の泉川さん 相馬野馬追に参加  東京電力福島第1原発事故を受けて小松市に一時避難した泉川聡さん(35) =福島県南相馬市=が23日から25日まで、南相馬市などで行われる伝統の 夏祭り「相馬野馬追(そうまのまおい)」に参加し、事故の早期収束を祈願す る。泉川さんは、家族が今も避難している小松へ「ささやかな恩返し」として、 今年の祭りの映像を小松で披露し、震災に負けない姿を伝えようと心に決めて いる。 ●規模を縮小、23〜25日開催  今年の相馬野馬追は、甲冑(かっちゅう)を着けた若者が争う勇壮な「甲冑 競馬」などのメーン行事は中止され、馬を素手で捕まえて神社に奉納する野馬 懸(のまがけ)は会場を原発の20キロ圏外に移して「上げ馬神事」として行 われる。  泉川さんは高校2年から、神事の合図となるほら貝の吹き手「螺役(かいや く)」を務め、甲冑競馬にも参加した。津波で命を落とし、馬やほら貝を失っ た氏子も多い中、泉川さんの自宅から流されたほら貝は6月上旬、奇跡的に見 つかった。  泉川さんは25日、上げ馬神事の中で、邪気を払う「礼螺(れいがい)」な どを吹く。泉川さんは「相馬野馬追に携われることが何よりうれしい」と話す。 昨年までの螺役10人のうち4人は県外に避難するなどして人数は減ったが、 例年よりも観客に感動を与える祭りにしようと決めている。  泉川さんは3月の原発事故直後、母キミイさん(63)ら家族7人で小松市 営住宅に身を寄せた。泉川さんは、仕事のため3月下旬に南相馬市に戻った。  4月、加南地方史研究会がキミイさんらを励まそうと、以前の相馬野馬追の 上映会を開いた。これを聞いた泉川さんは感激し、「今年の相馬野馬追の映像 も小松で紹介したい。住民が必死に祭りを運営する姿は必ず感動してもらえる と思う」と話した。 ★〔相馬野馬追(そうまのまおい)〕  1千年以上の歴史を持つとされ、1978年に国重要無形民俗文化財に指定 された。旧相馬中村藩主相馬氏の祖とも言われる平安中期の武将、平将門が野 に放った馬を敵に見立てて追わせ、武芸を磨いたのが起源とされる。数百の騎 馬武者が入り乱れ、神旗(しんき)を奪い合う神旗争奪戦、甲冑(かっちゅう) 競馬、野馬懸などが見どころ。 〈04〉2011年07月16日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎被災地へ絆の和菓子 小松の行松旭松堂 売り上げの8割を義援金に  小松市京町の菓子店「行松旭松堂」は15日までに、売り上げの8割以上を 東日本大震災の被災者支援の義援金に充てる「震災復興菓子 絆」の販売を始 めた。菓子が売れた際は店員が客の目の前で定価1234円のうち千円を募金 箱に入れる。売れるほど赤字が膨らむが、同店は「12年後のうさぎ年まで続 けたい」と末永い支援へ意気込んでいる。  行松宏展専務が6月、石川菓業青年会の加盟店から寄せられた菓子などを寄 贈するため、被災地の岩手県宮古市の避難所を訪れたことがきっかけになった。 行松専務は被災地に菓子を贈る以外に支援活動をしようと考え、震災復興菓子 を考案。被災者に前進してほしいとの願いも込め、うさぎ年にちなんでウサギ 形の干菓子を売り出して義援金を送ることにした。  干菓子の材料には小松産大麦などを使い、18個入りで、売値は縁起が良い とされる末広がりの1234円に決定。買い物客と被災者が少しでもつながる ように、売れた際には客の目の前で募金箱に現金を入れることにした。客の評 判は上々で「義援金に充てられるという実感が湧く」との声が聞かれるという。  実質的な収入234円では原材料費や箱の代金も賄えないが、行松専務は 「被災地の復興は短期間ではできない。再びうさぎ年が来る12年後まで販売 を続けたい」と話している。 〈05〉2011年07月10日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎冷やし小松うどんコンビニ登場 北陸三県の320店舗で 8月、3週間  小松市のご当地グルメ「小松うどん」が8月、北陸三県のコンビニ店に初登 場する。小松産の小麦やトマトを使った「冷やし小松うどん」で、サークルK サンクス(東京)の店舗320店に3週間限定で並ぶ。関係者は約1万食の販 売を見込んでおり、コンビニ店の販売網を生かして、つるつるした食感や味わ い、俳聖松尾芭蕉も称賛した歴史などをアピールし、知名度向上を目指す。  「冷やし小松うどん」は、小松市内の製麺所で製造され、小松産小麦が3〜 4割配合された麺を使う。北陸一の生産量を誇る小松産トマトのほか、野菜を ふんだんに使い、魚系のだしをかけてサラダうどんふうに仕立てられている。  サークルKサンクスと小松うどんの全国発信に取り組む団体「小松うどんつ るつる創研(そうけん)」が、半年以上前から連携して商品開発を進めてきた 。14日に小松市内で試食会を開き、関係者が意見交換して味などを改善した 上で販売する。  商品のパッケージにはQRコード(2次元バーコード)を貼付。小松市を中 心に73店舗ある加盟店情報を紹介し、実際に加盟店で小松うどんを味わう人 の増加につなげる。小松うどんは江戸時代に小松を訪れた芭蕉も喜んで食した とされ、こうしたエピソードなども記載して新規ファンの開拓を狙う。  同創研は「今後も食品業者とコラボ商品の開発に努め、小松市外へPRして いきたい」としている。 〈06〉2011年07月08日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎CG、漫画、作曲、声優のオタクの力結集、表現の場 ゲームソフト制作  パソコンゲームに「オタク」の力を結集。「石川オタク会」代表者の呼び掛 けで、作画や作詞、作曲、小説執筆にのめり込む同人作家が、思う存分自己表 現できる場を作る構想が進んでいる。県内外の幅広い分野の人材から協力を得 て8月ごろに制作を開始。完成したソフトを公開する計画だ。  同会代表で、インターネット上で同人誌などの通販事業を手掛ける団体「A VALON(アヴァロン)」の西良弘代表(34)=小松市有明町=が呼び掛 け人。西さんはコンピューターグラフィックス(CG)やシナリオ制作、音楽 などに興味がある漫画家や小説家、作曲家、声優の卵らとゲームを制作し、同 人作家の技能を磨くことも目指す。  ゲームのタイトルは「グレイル ナイト サーガ」で、イラストと音楽・効 果音に合わせて表示される文章を読み進めることで物語が楽しめる「サウンド ノベル」というジャンルとなる。  架空の国で起きている戦乱の中、12人の女騎士が願いをかなえる力を持つ 「聖杯」を探して旅する筋書き。登場人物は200人以上になる。同人作家が 描いたイラストや作曲した音楽などを使い、完成したゲームはネット通販や県 内の同人ショップで一般に提供する。  西さんは、参加希望者を公募、金城大短大部や代々木アニメーション学院金 沢校の学生にも参加を呼び掛けている。同大学・学院の担当者は「学生らが実 際の作品に携わればいい経験になり、ありがたい」と協力に前向きだ。  西さんは「愛好家の才能は世の中に出すことで磨かれる。同人作家が刺激し 合い、活躍できるように後押ししたい」と話している。 〈07〉2011年07月08日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎万能18歳 カヌー、軟式野球、バスケで活躍 小松北高 大谷内選手  カヌーで世界ジュニア選手権、軟式野球とバスケットボールで全国高校定時 制通信制大会に出場する小松北高昼間部4年の大谷内貴司選手(18)=金沢 市福増町=が国内外の晴れ舞台に向け、闘志を高めている。181センチ、7 7キロの恵まれた体を持つ自慢のスーパー生徒に学校関係者の期待は大きく、 3競技の練習に励む大谷内選手は「最高の夏にしたい」と胸を膨らませている。  大谷内選手はカヌースプリントが専門で、昨年のインターハイのK1で20 0メートルと500メートルとも3位、国体のK1で500メートル2位、2 00メートル3位の力漕を見せた。  今年はインターハイの出場資格がなくなったが、5月のジュニア海外派遣選 手選考会500メートルK1で3位に入り、29〜31日にドイツのブランデ ンブルグで開催される世界ジュニア選手権のK4メンバーに選ばれた。  専門外の軟式野球とバスケットボールでもカヌーで鍛えた腕力を存分に発揮 した。  軟式野球では県大会優勝後、富山代表の雄峰と対戦した北陸大会決勝で2― 2に追い付かれた直後の八回裏2死二塁から右越え三塁打を放って決勝点を挙 げ、「もうひとつの甲子園」と言われる神宮出場を決めた。  バスケットボールではポイントゲッターとして活躍、県大会決勝で昨年の全 国大会準優勝の泉丘(通信制)を破る立役者となった。  大谷内選手の奮闘に小森勇校長をはじめ、軟式野球の林辰英監督、カヌーの 指導にも当たるバスケットボールの山作直弘監督、今春再任用で赴任したバス ケット指導に定評を持つ黒島秀介コーチは惜しみない拍手を送り、中学時代か ら目をかける古谷利彦県カヌー協会理事長も飛躍を期待する。  ドイツから帰国して休む間もなく、東京でバスケットボール、軟式野球と続 く強行軍にも大谷内選手は「チームを引っ張れるよう、頑張る」と出発を心待 ちにしている。   〈08〉2011年07月07日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎先人の知恵、エコで涼しく JR小松駅前で打ち水大作戦 8月7日  日本の伝統的な風情を楽しみながら、環境問題を考えるイベント(北國新聞 社後援)が、8月7日にJR小松駅前で行われる。「打ち水大作戦」と銘打ち、 参加者が雨水などを再利用して一斉にまき、駅利用者に自然の涼感を提供する とともに、市民が環境に優しい生活について考えるきっかけにする。  イベントは小松市の環境保全団体「こまつ環境パートナーシップ もったい ないねプロジェクト」が企画。今夏の電力不足が懸念される中、参加者に限り ある水の大切さを認識し、環境保全への意識を高めてもらう狙い。県内でも暑 いイメージのある小松の玄関口を昔ながらの方法で涼しくし、駅利用者を粋な もてなしで出迎え、魅力向上にもつなげる。  打ち水には、雨水や風呂の残り湯、野菜を洗った水などを再利用する。同市 消防本部がエアコンの室外機の水をためている貯水タンク「エコファイヤー号 」も出動する。打ち水前と後の温度変化を調べ、効果を確認する。このほか江 戸時代の水まき方法の実演や、水質浄化作用のある木場潟のヨシを用いた工作 教室も計画している。  同プロジェクトは今後も継続して打ち水を実施する予定で、リーダーの中出 里美さん(54)は「節電やエコに対して理にかなった先人の知恵を、多くの 人に知ってもらいたい」と話している。 〈09〉2011年07月05日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎里山「体験を」 滝ケ原の自然学校 市民向け6講座 グルメなど多彩に  小松市滝ケ原町で9日にプレオープンする「里山自然学校こまつ滝ケ原」で、 市民向けの里山体験講座6コースが各月1回、開催される。参加者は鞍掛山な ど小松の里山の特色に理解を深めながら、石材、山菜などの資源を活用する方 法を学ぶ。市は中山間地に人を呼び込み里山や生態系への関心を高め、環境保 全と交流人口の拡大につなげる考えだ。  講座は「里山生き物調査塾」「里山ビジネス創出塾」「里山里湖(うみ)エ コツアー塾」「里山エコアグリ塾」「里山グルメ開拓塾」「里山復権実践塾」。 市民らが講師を務め、金大、県立大、東京家政大の教授らと連携する塾もある。  9日は滝ケ原産の石材を用いて石彫を体験する「エコツアー」と、山菜など 里山の食材による料理を学ぶ「グルメ開拓」、ナイフを使って木からしゃもじ など木工製品を作る「復権実践」の各塾が開かれ、参加者は滝ケ原の特徴を取 り入れた里山生活を体験する。  今後開かれる生き物調査塾では鞍掛山周辺での希少動植物の生態調査や里山 ウオーキング、ビジネス創出塾では薬草やキノコなどの資源を使った新商品開 発、エコアグリ塾では棚田での稲作体験や減農薬栽培法の指導などが行われる。  各塾は、旧滝ケ原保育所を活用する同学校で週末に開かれる。市は塾の活動 内容を里山の保全・活用のモデルケースにしたい考えで「同学校で好評を得る 活動は他の里山地域でも行い、市全体に効果を波及させたい」(農林水産課) としている。 〈10〉2011年07月03日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎バギーカーを手作り 小松市の藤田さん 2年かけ知人と設計、加工  砂地を走行するレジャー用の車「バギーカー」を、小松市長谷町の自動車販 売修理業藤田守さん(39)が2日までに自作した。2年がかりの力作は、地 域の行事で子どもたちに披露され、ものづくりの魅力発信にも一役買っている。 藤田さんは砂浜で思い切り走らせる日を心待ちにしている。  バギーカーは砂浜や砂漠などでの走行を目的にした車で、レース競技用のほ か軍用車としても使われている。  藤田さんが製作したバギーカーは車長約4メートル、車高約1・4メートル で2人乗り。ドアやガラスなどがないため軽自動車よりも軽く、燃費も良い。 乗用車のエンジンを使用し、排気量は1300tで、砂地はもちろん坂や不整 地の走行にも強い。  藤田さんは福井市で開催された軽自動車の耐久レースで年間チャンピオンに なるなどレーサーとしても活躍しており、以前からバギーカーで砂浜を走る夢 を持っていた。一昨年の冬に知人と共同で開発に乗り出し、設計から部品加工、 配線の組み替えまで行い、総額約15万円で完成させた。  2台目を製作中の藤田さんは「自作の2台を砂浜で競走させてみたい」と意 気込んでいる。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------