_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.115     _/ _/              平成23年 7月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.115をお届けします。  小松駅前に市民パワーが集結!今年も「サタデーナイト広場2011」が開 催されます。歌やグルメ、パフォーマンスで一緒に盛り上がろう! ◆オープニングイベント「こまつ食彩夏まつり」 とき 7月2日(土)11時〜17時 ところ 市民公園(JR小松駅前) ※雨天の場合はJR高架下で開催。 内容 七尾市、大野市、勝山市、そして地元小松市のグルメと文化、音楽が大 集合。ゆるキャラもやって来るよ。 ◆イベントスケジュール ◎7月16日(土)17:30〜20:00 2011サマージャム 〜怒れる若者アナロギアン。小松の夏始まる!〜 ◎7月30日(土)17:30〜20:00 2011サマージャム 〜高気圧ガールも高血糖オジンも踊る!〜 ◎8月6日(土)17:30〜20:00 2011サマージャム 〜東京から横浜から小松から、ドトウのR&R大集合 !〜 ◎8月20日(土)17:00〜20:30 スモールワールド in Komatsu 2011 ◎8月27日(土)16:30〜19:00 カブッキーと夏まつり ◎9月3日(土)16:00〜18:00 マーチングフェスティバル ◎9月10日(土)17:00〜19:00 ゲイツヘッド・デイ ◎9月24日(土)17:30〜20:00 2011サマージャム 〜茅ヶ崎から来るクリムゾン。小松のスターになって みろ!〜 問い合わせ:空港・地域交流課 電話0761(24)8039 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●小松の里山 こまつちゃん  能登の里山里海が世界農業遺産に登録されるなど、日本の里山が見直されて いますね。 和田市長  小松にもすばらしい里山があります。7月には滝ヶ原分校を再活用した「里 山自然学校こまつ滝ヶ原」が開校するほか、来年7月には大杉に少年自然の家 を改築した「大杉みどりの里」がオープンします。  どちらも日本中からたくさんの人が訪れて、楽しみながら小松の里山を体験 できるように、地元の人々や環境団体と協力していきます。 こまつちゃん  里山を未来の世代へ引き継いでいくにはどうすればよいでしょうか。 和田市長  最近では、市内の多くの企業が山や海岸などで植林したり、遊歩道などを整 備したりと環境活動を熱心に行っています。こうした民間の団体とも積極的に 連携を呼び掛けながら取り組んでいきますが、何世代にも渡る活動となると、 ボランティアだけでは限界があります。  里山を持続的に守っていくには、そこに住む人が安心して家庭や仕事を持ち、 子供や後継者を育成していける環境作りが必要です。そのために、地域の農業 を活性化し、山菜や薬草などの食材を活用した6次産業を拡大すると共に、自 然景観を生かした観光・交流など独自の産業を育成する施策を実施していきま す。自然と共存したまちづくりに取り組んでまいります。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●軟らかくておいしい〜日本食  日本人の友達と一緒に食事すると、私がおいしそうと思った食べ物に対して 全然おいしそうに見えない顔をすることがたくさんあり、いつも疑問に思って いました。好みもありますが、それ以上に食べ物に対しての感覚(視覚や味覚 など)が私とは異なっていることに気付きました。  日本のテレビなどでは、グルメリポーターが肉類などの軟らかさを強調し、 それが最高のことであるかのように紹介している場面がよくあります。日本人 が感じる「おいしさ」は「食べ物の軟らかさ」にあるのかもしれません。食べ た後のコメントも、もちもち、とろとろ、ふわふわ…、ほとんどが軟らかさを 表す言葉で、いかに重要な要素とされているかが分かります。考えてみると、 うどんや刺身、すし、カレー、温泉卵、しゃぶしゃぶ、豆腐、おでんなど、お いしい日本のグルメは軟らかいものばかり。また、食感だけでなく見た目も重 要で、口の中で詰まりやすいものやパサパサした硬いものだと、きっと日本の 皆さんの目には魅力的に映らないのではないでしょうか。  また、日本に来てから、日本食を食べるのにナイフとフォークではおかしい と思うようになりました。お箸は、軟らかく繊細な食べ物を挟んで食べるのに 最適。だから日本ではお箸を使うようになったのかもしれませんね! ★☆文化ガイド★☆ ■本陣記念美術館館蔵品展「やきもの鑑賞講座」  所蔵品なかからよりすぐりの陶磁器を展示し、やきものの魅力・楽しさを紹 介します。 とき 9月4日(日)まで ところ 本陣記念美術館 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) 休館日 月曜日(祝日は除く)、祝日の翌日(土・日曜日は除く) 入館料 一般300円、高校生以下と65歳以上は無料(要証明書提示) そのほか 8月21日(日)13時30分からギャラリートーク(学芸員によ る展示解説)を行います。 問い合わせ 本陣記念美術館 電話0761(22)3384 ■劇団四季ファミリーミュージカル「雪ん子」 とき 8月9日(火)18時開場、18時30分開演 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 入場料(全席指定・税込) S席4,000円、A席3,000円(当日各5 00円増) チケット取り扱い こまつ芸術劇場うらら、アピタ松任店ティオプレイガイド、 チケットぴあ(Pコード:411−022) 問い合わせ こまつ芸術劇場うらら(水曜日休館) 電話0761(20)5 500 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□   「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:小松で「宇宙の学校」 JAXA関連団体から講師 小松市教委 02:東日本大震災 贈る漁船募る 小松市の那谷寺清水基金  03:震災に負けずプロへ猛練習 東北高OG・高島さん、小松CCに拠点移す 04:小松加賀斎場は「美術館」 文化勲章受章者や人間国宝の逸品100点 05:コマツ研修施設 小松市粟津温泉に特需 新入社員延べ2500人が連泊 06:ヒマワリの種、福島県へ 土壌の放射性物質除去に期待 小松で栽培 07:規格外農作物、新商品に加工 6次産業化、国から認定 JA小松市 08:小松市中心商店街 空き店舗に出店加速 10軒確定 飲食店オープン 09:我慢学ぶ夏 小松市教委 小中学校の冷房温度上げ 電力不足懸念で初 10:小松空港ラン&ウオーク 8月27日 震災復興支援大会に 50年記念 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年06月30日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松で「宇宙の学校」 JAXA関連団体から講師 小松市教委  小松市教委は10月から、宇宙航空研究開発機構(JAXA)関連団体と連 携して「宇宙の学校」を初めて開く。宇宙や身の回りのことを題材にした体験 講座と家庭学習の二本立てで、親子が一緒に学んで科学的な好奇心を育て、家 庭全体が理科好きになるように取り組む。  JAXA内に事務局があるNPO法人「子ども・宇宙・未来の会(KU―M A)」(神奈川県)のメンバーが講師を務める。体験講座は今年度、コマツ小 松工場跡地でオープンした「こまつの杜(もり)」で4回開かれ、参加者は皆 既月食や金環日食の説明を聞いたり、カエデの標本集めなどを行う。  家庭学習では、参加者は同会が作成したテキストを利用して月を観察したり、 風の力で動くおもちゃ作りなどを体験する。テキストには約40種類の内容が 紹介されており、体験講座の最終回では児童の発表会も開く。  「宇宙の学校」は市内の小学校1〜2年児童と保護者40組が参加できる。 理科が始まる前の低学年児童に絞ることで、3年から始まる理科への関心を高 め、「ものづくりの街」小松を支える理系の人材育成を進める。来年度以降も 継続する。  市教委は2009(平成21)年、県内で初めてJAXAと宇宙教育に関す る協定を締結した。「子どもと保護者らが生活の中で科学に関心を抱くように 取り組みたい」(教育センター)としている。 〈02〉2011年06月29日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東日本大震災 贈る漁船募る 小松市の那谷寺清水基金   小松市の那谷寺清水基金は、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の漁師 へ漁船を寄贈する活動に乗り出した。29日、同県漁協歌津支所に最初の漁船 1隻を届け、船を失った漁師が生活の糧と生きがいを得るために活用してもら う。  同基金関係者が今月中旬に南三陸町を訪れた際、大半の漁師が出漁できずに いた。漁協関係者から、小型の船があれば特産のワカメが収穫でき、種付けも 可能との声を聞き、中古船を送る被災地支援プロジェクトを始めた。  手始めにインターネットで全長約7メートル、50馬力の船を55万円で仙 台市の男性から購入し、29日に歌津支所に引き渡す。船は同支所所属になり、 漁師が共同でワカメ漁に用いる。  今後、小松市内の漁協関係者らと連携し、中古船や現地までの輸送費の寄付 を募る活動を続ける。  木崎馨雄事務局長は「少しでも被災地の漁師の手助けができればうれしい。 不要な船があれば提供してほしい」と呼び掛けている。 〈03〉2011年06月25日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎震災に負けずプロへ猛練習 東北高OG・高島さん、小松CCに拠点移す  東日本大震災の影響で、小松市に身を寄せている高島早百合さん(18)= 東北高卒=が、プロゴルファーを目指して小松CCの研修生として練習に励ん でいる。高島さんはキャディー業務の傍ら、毎日10時間近く練習を重ねてお り、「(東北高の先輩)宮里藍選手のように大舞台で活躍したい」と闘志を燃 やしている。  京都出身の高島さんは中学1年でゴルフを始め、プロになるためゴルフの強 豪校・東北高に進学。身長173センチの恵まれた体格と練習量の多さで頭角 を現し、高校2年で東北ジュニアゴルフ選手権優勝、3年で東北高校ゴルフ選 手権優勝を果たした。  高校卒業後は飛躍を期して練習に打ち込んでいたが、震災で計画は一変した。 高島さんは震災当日、海外遠征中で難を逃れたが、関東に練習拠点を置くのが 難しくなり、知人のつてを頼って小松CCのある小松市に身を寄せた。  東北厄「里△訐臑羯圓了款・鮹里辰匿瓦鯆砲瓩森眦腓気鵑枠鏈卉呂縫─璽襪・ 送るため、一層練習に熱が入るようになった。午前中は同市八幡のスポーツコ ミュニティ「ダイナミック」で筋トレし、午後は小松CCの閉場後にコースを ラウンド、夜は近くの練習場で打ち込むなどゴルフ漬けの生活を送っている。  高島さんは30日と7月1日にプロテスト2次予選が控えており、常連客か ら「頑張って」と応援されるという。高島さんは小松の人々の温かい人柄に心 が和むとし、「小松CCで技術を向上させて試験に合格し、来年のシード権を 獲得したい」と話している。 〈04〉2011年06月11日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松加賀斎場は「美術館」 文化勲章受章者や人間国宝の逸品100点  小松市日末町で11日に竣工式が行われる小松加賀斎場「さざなみ」に、石 川の美術界を牽引する作家らの美術品約100点が展示される。遺族らの悲し みを癒やそうと、南加賀の作家が善意で作品を寄せた。文化勲章受章者や人間 国宝らの逸品が多数展示される斎場は全国的にも珍しく、待合室などに秀作が 並んだ斎場は「美術館」の様相を呈している。  展示されるのは小松美術作家協会と加賀美術作家協会、加賀美術協会所属作 家と物故作家の秀作で、作家らが日本画や洋画、彫刻、工芸、書、写真の逸品 を1点ずつ寄贈した。  人生最期の儀式を行う場に真心のこもった作品を飾って遺族の心を癒やそう と、斎場を運営する小松加賀環境衛生事務組合が各協会に作品の寄贈を持ちか け作家らが快諾した。  小松美術作家協会元理事長の文化勲章受章者で日本芸術院会員の二代浅蔵五 十吉氏の「刻紫釉透瓶」や、元会長・元理事長の彩釉(さいゆう)磁器人間国 宝三代徳田八十吉氏の「九谷三彩壺」が陳列される。同協会長で釉裏金彩(ゆ うりきんさい)人間国宝吉田美統氏の「釉裏金彩牡丹唐草文飾皿」のほか、三 代浅蔵五十吉理事長、中田一於、山本勇の両副理事長、前理事長の鈴木治男参 与らが善意を届けた。  加賀美術協会の理事長で木工芸人間国宝川北良造氏の「つげ香合」、加賀美 術作家協会の長谷川清理事長、表翠雲副理事長の力作も寄せられた。  作品は待合室8室や待合ラウンジ、展望ロビーなどに展示される。小松加賀 環境衛生事務組合は「作家の協力を得て素晴らしい作品を展示できた。癒やし の空間になったと思う」としている。  斎場は14日に稼働する。火葬炉は8基あり、小松、加賀両市が建設費を負 担した。 〈05〉2011年06月10日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コマツ研修施設 小松市粟津温泉に特需 新入社員延べ2500人が連泊  小松市粟津温泉の宿泊者数が4、5月、前年同期を上回る水準となり、東日 本大震災の影響で加賀温泉郷の他の温泉街が苦戦する中、順調に推移している。 同温泉観光協会によると、コマツ小松工場跡地に研修施設が開所し、研修に訪 れた新入社員延べ2500人が同温泉の旅館に連泊したことが大きいという。 「コマツ特需」に支えられた湯の町で歓迎の輪が広がっている。  粟津温泉観光協会によると、同温泉の宿泊者数は、東日本大震災が発生した 3月は前年同期比8・59%減となる1万2724人だった。4月は、同9・ 46%増の1万83人となり、5月も前年同月を上回る見通し。  関係者によると、4月6日からコマツの新入社員研修が始まり、4月は粟津 温泉の2旅館で延べ1580人が宿泊した。粟津温泉全体では、前年同期比で 871人多く、コマツの新入社員研修生の受け入れがなければ前年同期を割り 込んでいた計算になる。研修生が宿泊した旅館の関係者は「震災の影響でキャ ンセルが相次ぐ中、本当にありがたかった」と口をそろえる。  関係者によると、研修生は粟津の2旅館のほかに、小松市内の三つのホテル にも宿泊しており、4〜6月初旬までに延べ7120人が滞在し、少なくとも 宿泊代だけで5千万円超えの経済効果があったという。また、研修中の昼食は 市内の業者から弁当を仕入れており、宿泊施設では、クリーニングの依頼も増 え「経済効果は抜群」(旅館関係者)との声も聞こえる。粟津温泉観光協会の 坂野義文事務局長は「今後も定期的に研修に利用してほしい」と期待を込めた。 ●近隣温泉は苦戦  一方、加賀市の山代、山中両温泉観光協会によると、両温泉は震災後、3、 4月ともに宿泊者数が前年同月を15%以上減っており、5月も苦戦が続いた という。片山津温泉は、例年は夏に行う柴山潟の湖上花火をゴールデンウイー クに前倒し実施した効果などから、4月は前年同期を8%上回った。 〈06〉2011年06月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ヒマワリの種、福島県へ 土壌の放射性物質除去に期待 小松で栽培  小松市内で7日までに、土壌から放射性物質を取り除く効果があるとされる ヒマワリの種を福島県へ届けるための活動が始まった。同市若杉町の会社員山 本良一さん(62)が各種団体に協力を呼び掛けた。今年、花を咲かせたヒマ ワリから種を取って保存し、来年の春ごろに福島へ送る。山本さんはヒマワリ が復興の象徴となり、共助の輪が県内各地に広がることを願っている。  ヒマワリは土壌中の放射性セシウムを吸い上げるとされ、現在、農林水産省 と福島県が同県飯舘村で実証実験している。  山本さんは東日本大震災による一連の原発事故で、福島県の被災者が苦しん でいることに心を痛めた。被災地のために何かできないかと情報を調べ、ヒマ ワリの種を被災地に送ることを思いついた。  各町内会や保育園、児童クラブなど約10団体が山本さんの活動に賛同し、 今月初旬から山本さんから譲り受けた種約1キロを分担して植え始めた。  長期にわたる放射能の環境、健康影響を研究する金大低レベル放射能実験施 設センター長の山本政儀教授は「劇的に効果があるかどうかは分からないが、 支援の輪が広がることは素晴らしい。土地を荒れさせずに美しく保つこともで きる」としている。  8日には、同市第一地区コミュニティーセンターで開かれている第一児童ク ラブの児童が、同センター近くの農地にヒマワリの種を植える予定で、山本さ んは「ヒマワリを通じて小松から福島に元気を送りたい」と話している。 〈07〉2011年06月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎規格外農作物、新商品に加工 6次産業化、国から認定 JA小松市  JA小松市は今月から、県内一の生産量を誇るトマトと大麦、ニンジンの規 格外品を用いた新たな加工食品の開発に乗り出す。3年計画でニンジンスープ、 大麦シリアルなどを商品化し、農家の収入アップを目指す。同JAの事業計画 が7日までに、農家などが農作物の加工や販売も行う「6次産業化」の推進に 向けた国の補助事業に認定された。  事業計画ではトマトをすり下ろしたピューレ、大麦を製粉した大麦粉、ニン ジンを煮込んで作るペーストをそれぞれ本格的に製造する。これを材料にケチ ャップ、栄養ドリンクなどを開発して販売する。農林水産大臣賞を受賞したト マトカレーの改良にも取り組む。  農林水産省が6次産業化法に基づき、同JAを含め全国の事業計画230件 を認定したことにより、同JAなどは販路拡大へ専門家の助言を受けたり、設 備投資などの補助金を受けられる。  6次産業化を進めることで、市場などに出荷できず自家消費などに回ってい る規格外品が加工食品の材料に使えることになり、産地の拡大や農家の収入増 が見込まれる。加工により長期間保存でき、収穫期以外にも使える利点もある。  JA小松市は地元の菓子店などとタイアップして商品開発を行うことも想定 しており、「特産品の認知度向上と産地拡大につなげたい」としている。 〈08〉2011年06月03日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市中心商店街 空き店舗に出店加速 10軒確定 飲食店オープン  小松市中心商店街の空き店舗に新たに店舗など3軒が出店することが2日ま でに固まり、今年の出店見込み数は通算10軒となった。3月末の中心商店街 の店舗数105店舗に対して約1割増加した。2日にオープンした飲食店は入 店待ちの客が一時行列を作るなど中心街に活気をもたらし、商店街関係者は出 店ラッシュによる活性化を期待している。  まちづくり会社「カブッキータウンこまつ」によると、新たに駅前大通り、 三日市の両商店街への進出が決まったのは特産品アンテナ店と福祉系講座を開 く事業所、碁会所。同社が提供する空き店舗情報を基に出店場所を決めたとい う。  市中心商店街の店舗数はピーク時の1988(昭和63)年の178店から 減少傾向が続いていた。同社は今年出店が相次いでいる理由として同商店街近 くのJR小松駅東に5月、「こまつの杜(もり)」がオープンしたことを挙げ 「小松の街が発展への転換期を迎えたと感じている人が多いのではないか」と している。  2日に中央通り商店街でオープンした串揚げ店「いやさか」は、午後6時す ぎに満席となる盛況ぶり。掛田英治店主(37)は「商店街の活性化に貢献で きればうれしい」と話した。  一方、同市園町の国道360号線沿いで営業していた大型家具店は5月下旬 に閉店したほか、同線沿いには空きビルも目立つ。 〈09〉2011年06月02日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎我慢学ぶ夏 小松市教委 小中学校の冷房温度上げ 電力不足懸念で初  東日本大震災の影響でピーク時の電力不足が懸念される今夏、小松市教委は 7月上旬から9月初めまで、市内の全35小中学校で冷房の効きを弱める「エ コ運転」を初めて実施する。同市内の小中学校は、航空自衛隊小松基地の騒音 低減のため窓を閉め切ることが多く、普通教室にも冷暖房施設を備えており、 同市教委は、省エネ推進とともに「我慢する心」を見直すきっかけにもしたい 考えだ。  小松市内の小中学校では、冷房は電気などを使って水を冷やし、この水で冷 気を作って教室に送る仕組みを採用している。水の温度を下げるほど冷房の効 きが良くなる。  同市教委は例年、冷房用水温を7度に設定しているが、今夏は10度に上げ る。これにより冷気がぬるくなるが、8〜20%の省エネになり、光熱費の節 減につながるという。  こうしたエコ運転により校内の室温が下がりにくくなるが、教員が児童生徒 に震災後の電力事情を含めて現状を説明し、環境意識を高める。 ●「緑のカーテン」 学校に費用支給  さらに、市教委はアサガオやゴーヤなどを利用した「グリーンカーテン」を 整備する費用を小学校に支給する。壁面に沿って植物を成長させることで室内 温度を下げる効果があり、理科の学習などにも役立てる。  坂本和哉教育長は「児童生徒が環境意識を高めたり、我慢する心を養えるよ うに取り組んでいきたい」と話している。  石川県教委の昨年9月1日現在のまとめによると、県内の公立小中学校で冷 房機器を設けている普通教室の割合は、小学校(2773教室)が16・7% で463教室、中学校(1135教室)が17・4%で197教室となってい る。  県立高校の普通教室について県教委は、2004(平成16)年度から保護 者負担による冷房機器の設置を認めており、昨年9月1日までに18校で導入 されている。このほか、国の騒音対策で11校で冷房化されている。 ★〔今夏の電力需給(こんかのでんりょくじゅよう)〕  北陸電力が想定する8月の最大電力需要は526万キロワット。志賀原発が 2基とも停止中の供給力は535万キロワットで、余剰電力は9万キロワット ある。ただ、北電が電力をもらっている敦賀原発2号機が停止しており、敦賀 からの受電分38万キロワットがなければ、供給力は497万キロワットと最 大電力需要を割り込む計算になる。北電は火力や水力発電所の補修時期を調整 して供給力を確保する予定だが、企業などに節電を求める可能性も示している。 一方で、過度な節電は経済活動を縮小させるとの指摘もある。 〈10〉2011年06月02日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松空港ラン&ウオーク 8月27日 震災復興支援大会に 50年記念  「小松空港ラン&ウオーク」(同実行委員会、北國新聞社主催)が8月27 日に小松空港の仮設滑走路跡地特設コースで開催される。小松空港の開港50 年と航空自衛隊小松基地の開庁50年を記念し、北陸の空の玄関口をアピール するとともに、参加者の健康増進につなげる。東日本大震災の復興チャリティ ー大会と位置づけ、被災地に元気を発信する。  大会は、長さ2700メートルの仮設滑走路跡地のうち、全長2200メー トルを使った特設コースで昨年に続いて開催される。普段は厳重な管理で立ち 入れない空港内の特設コースを思い思いに走ったり、歩いたりするジョギング とウオーキング、3キロ(小学3年生以上の男女、中学生男女)と5キロ(一 般男女)、10キロ(同)のタイムレースの3部門で行われる。  空港の運用に支障が出ないように、民間航空機の第1便が離発着する前の早 朝に行われる。受け付けは午前3時から同4時45分までで、開会式は同5時、 競技開始は同5時20分。  参加料はウオーキング、ジョギングコースが一般1500円、高校生以下8 00円、親子2000円(保護者1人と高校生以下2人まで)、タイムレース コースは一般2000円、高校生1500円、小中学生800円。  募集開始は今月中旬の予定。問い合わせは同実行委員会事務局=076(2 60)3581=、ファクス076(260)3426、Eメールjigyo @hokkoku.co.jp=まで。  小松空港ラン&ウオーク実行委員会が1日、北陸エアターミナルビルで開か れ、大会の成功を期した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 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