_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.113     _/ _/              平成23年 5月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.113をお届けします。  小松の初夏を彩るお旅まつり。240年余りの伝統を誇る曳山子供歌舞伎で は、今年の当番町である大文字町と京町の子供たちが熱演を繰り広げます。小 松の町人文化が育んだ絢爛豪華な世界を、ぜひご覧になってみませんか。  また、今年の曳山曳揃えは、橋北(京町・材木町・中町)が京町交差点付近 で、橋南(大文字町・西町・龍助町・八日市町・寺町)が三日市・八日市交差 点で、2か所に分かれて行います。皆さんもぜひ足を運んで、まつりをお楽し みください。 ●お旅まつり とき 5月13日(金)〜16日(月) ●曳山子供歌舞伎上演 大文字町 「傾城阿波の鳴門 どんどろ大師の場」 京町 「男の花道」 とき 5月13日(金)〜16日(月) ●曳山曳揃え ◎橋北曳揃え とき 5月14日(土)17時30分ごろ ところ 京町交差点付近 ◎橋南曳揃え とき 5月14日(土)17時20分ごろ ところ 三日市・八日市交差点 ●第13回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松  今年で13回目となる「全国子供歌舞伎フェスティバルin小松」。今回の ゲストは函館子ども歌舞伎と名古屋こども歌舞伎です。オーディションで選ば れた地元小松の子供たちとの競演に期待が高まります。 とき 5月14日(土)・15日(日)10時15分開場、11時開演 ところ こまつ芸術劇場うらら大ホール 【チケット 好評販売中】 残りわずか。お早めにお買い求めください。 ・桟敷席(1マス2席分)…7,000円 ・指定席(1階S席)………2,000円 ・自由席(一般)………1,500円 ・自由席(高校生以下)……500円 ・指定席(1階SS階・2,500円)は完売しました。 当日は各500円増。残席がある場合のみ取り扱いします。 問い合わせ:フェスティバル実行委員会事務局(文化創造課内)  0761(24)8177 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●東日本大震災を受けて こまつちゃん  3月11日の東日本大震災では、広範囲に甚大な被害が発生しました。募金 活動や避難した人の受け入れなどが引き続き行われていますね。 和田市長  震災で亡くなられた皆様、ご遺族の方々には心よりお悔やみ申し上げます。 市では震災発生直後から、不自由な生活を余儀なくされている被災地へ、救助 隊や医療チーム、給水チームなどの派遣を行っています。 また、市内には小 中学生13人を含む61人(※4月14日時点)が避難しており、受け入れ後 は、福祉や保健、教育分野の職員がチームになってサポートを続けています。  さらに、被災地支援と同時に、防災体制強化本部を設置し、防災体制の見直 しを進めています。 こまつちゃん  一人ひとりが防災について真剣に考え、備えをしておく必要がありますね。 和田市長  地震だけでなく、災害には集中豪雨や豪雪などもあります。救助がない場合 に備えて、最低3日分の水や非常食などを用意するなど、さまざまな状況を想 定しておくことが大切です。災害発生が日中なのか夜なのか、在宅時なのか外 出先なのかによって、とるべき行動も変わってきます。避難先や避難ルート、 通信手段が途絶えた時の家族との連絡方法など、市民の皆さんには家庭や町内 でぜひ打ち合わせをしてほしいと思います。  技術進歩により気象予測の精度が上がっています。気象情報や避難情報など を迅速・確実に伝えるために、防災行政無線やICT(情報通信技術)を活用 し、災害に強い町・こまつを目指します。今回の震災で得た教訓をしっかりと 生かし、次の世代に安心なふるさとをつないでいきましょう。 ○●国際交流員ハファエレの Vamos nos conhecer(仲良くなりましょう)●○ ●小松のみなさん、はじめまして!!  小松市の皆さんへ。ブラジル・リオデジャネイロ市出身のリマ・ハファエレ です。4月から国際交流員として小松市役所で働くことになりました。小松に 来る前は、イギリス、イタリア、アメリカ、日本に留学しました。日本の留学 先は茨城県の筑波大学で、その時につくば市役所でボランティアの仕事をして いました。  日本と私との関係は、13歳の時に両親と一緒に1週間の旅行で来日したこ とが始まりです。私にとって日本はいろんな面で印象的な国で、その旅行の後 に日本語学習を始め、日本語・日本文化への興味がますますわいてきました。 趣味はダンスと旅行と読書です。  小松については「お魚がすごくおいしい」、「景色がきれい」、「人が温か い」など、たくさん良いことを聞きました。小松の皆さんにお会いできること を楽しみにしています。  来月号から「ハファのコーナー」が始まります。このコーナーを皆さんとの コミュニケーションのチャンネルとしたいと思っています。国際交流の架け橋 になれるようにがんばりますので、どうぞよろしくお願いします。 ★☆文化ガイド★☆ ■宮本三郎美術館 企画展「宮本三郎と’美術館’1」  誌上座談会で宮本自身が語った「空想の美術館」の再現を試みた展覧会です。 会期 6月21日(火)まで 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円(300円)、大学生200円(150円)、65歳以 上100円、高校生以下は無料(要証明書提示) ※( )内は20人以上の 団体料金 休館日 会期中無休 問い合わせ 宮本三郎美術館 0761(20)3600 ■埋蔵文化財センター 体験講座「染め物について」 とき 6月3日(金)、5日(日)いずれも1回目:9時30分〜11時30 分 2回目:14時〜16時 ところ 埋蔵文化財センター 内容 草木染めの体験 講師 中山美智子 定員 各回20人 参加費 無料 申し込み 5月21日(土)9時から電話で 問い合わせ 埋蔵文化財センター 電話0761(47)5713 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:絵本で心のケアを 小松・空とこども絵本館 被災地で読み聞かせ 02:発祥の地、桜の名所に コマツ創立90周年記念 遊泉寺銅山跡地で植樹 03:生徒が建機デザイン 「未来へつながる絆」テーマ こまつの杜で展示 04:東日本大震災、故郷福島へ 小松の3週間、忘れない 避難の猪狩君兄弟 05:ナンバーに小松印 石川県内初 ミニバイクに 小松市が公募 06:創業の地、新たな一歩 小松でコマツ研修施設が稼動 新入社員200人 07:こまつの杜、名称決定 児童が名付け親 わくわくコマツ館、げんき里山 08:寄付で避難児支援 小松市 園児から高校生、2〜5万円支給 09:木場潟に2キロの花壇 小松市、公園西側に整備 より魅力的に 10:思い出のランドセル被災地に 小松市矢田野小の卒業生から温情リレー ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年04月29日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎絵本で心のケアを 小松・空とこども絵本館 被災地で読み聞かせ  東日本大震災で被災した子どもの心のケアに取り組むため、小松市立空とこ ども絵本館ボランティア会は5月2〜5日まで、現地の避難所で絵本の読み聞 かせを行う。同市立宮本三郎美術館なども協力し、民族音楽の演奏会やお絵か き会も企画している。2日に3人が現地へ向けて出発し、福島、宮城両県の避 難所3カ所を巡る。  同会代表の木崎馨雄さんは震災直後から被災地への物資運搬などを行ってお り、現地の避難所から精神的に不安定になっている子どもたちへの支援を求め られた。木崎さんが知人に協力を呼び掛けたところ、ラオス山の子ども文庫基 金代表の安井清子さんが絵本の読み聞かせを行うことを提案した。  活動に賛同した同市立宮本三郎美術館もクーピーや水彩絵の具などの画材を 提供し、お絵かき会を開催する。木崎さんの知人の北川毅さんによる民族楽器 を使った演奏会も開く。  28日は同市立空とこども絵本館館の職員が絵本の選定や箱詰め作業に汗を 流した。持参する絵本には、グリム童話の「おおかみと7ひきのこやぎ」やロ シア民話「てぶくろ」など心温まる作品を選び、子どもたちに夢を描くきっか けとなることを期待している。  同市立空とこども絵本館の尾木沢響子館長は「連休中に避難所から出られな い子どもたちに、絵本を通じて心を羽ばたかせてほしい」と話した。 〈02〉2011年04月24日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎発祥の地、桜の名所に コマツ創立90周年記念 遊泉寺銅山跡地で植樹  コマツ発祥の地で小松市の鉄工機械産業の原点となった遊泉寺銅山跡地周辺 で23日、コマツ創立90周年を記念し、八重桜の苗木100本が植樹された。 多くの市民や観光客らが集い、憩いの場となる桜の名所を目指し、コマツ社員 や地元住民らが作業に汗を流した。  市やコマツ粟津工場、地元の鵜川町、遊泉寺町、立明寺町、小松商工会議所 などでつくる「遊泉寺銅山再生パートナーシップ」が桜の植樹を企画し、地元 住民やコマツ社員、OBら約100人が作業に加わった。  参加者は、遊泉寺銅山跡記念公園近くの約4千平方メートルの山で、八重桜 の高さ約1メートルの苗木9種類を次々と植え込んだ。3月には道路沿いに 「コマツオトメ(小松乙女)」の高さ3メートルの苗木12本を植樹しており、 数年後には桜の花を楽しめるという。この日は銅山跡地周辺の遊歩道や休憩場 所の整備などにも取り組んだ。  遊泉寺銅山は1807(文化4)年に開坑、明治期にコマツ創業者の竹内明 太郎氏の経営手腕で大きく発展し、銅山の機械修理製造部門が現在のコマツに つながった。  同パートナーシップは、小松市の製造業の原点で産業遺産でもある銅山跡地 を発信するため、全国有数の桜の名所にしていく計画で、今後も桜の苗木の植 樹を続ける。鵜川町の遊泉寺記念公園管理者の橋本哲夫さんは「奈良県の吉野 山のように桜が楽しめる場所にしていきたい」と話した。 〈03〉2011年04月23日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎生徒が建機デザイン 「未来へつながる絆」テーマ こまつの杜で展示  コマツの発祥の地である小松工場跡地で5月にオープンする「こまつの杜 (もり)」に、小松市立高の生徒が車体の絵柄をデザインしたオリジナル建設 機械がお目見えする。デザインのテーマは「未来へつながる絆」で、高校生が 描いた図案を建機に採用することにより、来場者に建機やこまつの杜に親しみ を感じてもらう狙いだ。  同市立高芸術コースの生徒11人がパズルや動物、虹などを明るい色調で描 いた図案の中から、コマツ粟津工場が2点を選ぶ。ヘルメットをかぶったキャ ラクターが描かれた作品もあり、建機が使われる工事現場の雰囲気を伝えよう と工夫されている。  採用される図案は、全長2・73メートル、高さ1・37メートルのミニ油 圧ショベル2台に描かれ、5月中旬にこまつの杜でお披露目される。  こまつの杜開設に合わせて企画され、オリジナル建機はこまつの杜の一般開 放ゾーンに展示される。小学生らは社会科見学などに訪れた際に建機に試乗で き、プールに浮かべたカラーボールをすくう操作を体験できる。このプールの デザインも合わせて高校生から募集しており、建機と一緒に披露される。  コマツ粟津工場は「高校生が考案した図案で彩られる建機を通じて、こまつ の杜を身近に感じてほしい」としている。 〈04〉2011年04月23日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東日本大震災、故郷福島へ 小松の3週間、忘れない 避難の猪狩君兄弟  「絶対忘れないよ」。東日本大震災で福島県いわき市から小松市に避難して いる猪狩(いがり)勇樹君(11)=小学6年=と弟智樹君(7)=同2年= が帰郷することになり、22日、転入先の小松市芦城小でクラスメートに別れ を告げた。共に学び、遊んだのは3週間だが、芦城小の児童にとって猪狩君兄 弟は大切な仲間に。涙目で車に乗り込んだ2人を芦城小の児童たちは走って追 い掛け、「また小松に来いよ」といつまでも手を振って見送った。  猪狩君兄弟は母親らと共に3月中旬、福島第1原発から30キロ余りの自宅 を離れ、親類を頼って小松市に移ってきた。自宅は致命的な被害を免れ、緊急 時避難準備区域からも外れている。父親は被災後も自宅を拠点に働いている。 勇樹君も智樹君も、いわき市での生活に不安はあると言うが、帰りたい気持ち は強い。一家はふるさとでの生活再建を目指して23日に帰郷する。  猪狩君兄弟は芦城小の卒業生からランドセルや体操服を譲り受け、今月5日 から同小に通い始めた。思わぬ「転校」に戸惑い気味だった兄弟を、芦城小の 児童たちは温かく迎えた。野球でもサッカーでも、スポーツが得意な兄弟は欠 かせない仲間になっていった。  22日、それぞれの教室で別れの会が開かれ、2人にメッセージカードと写 真が贈られた。「次に会うときはサッカー負けないよ」「いがりん、また遊び に来いよ」。教室のあちこちですすり泣きが漏れる中、勇樹君は目頭を押さえ ながらカードと写真を受け取った。  別れのあいさつを交わした校門前で、勇樹君は「いつかまた小松に遊びに来 たい」と話し、智樹君は「友達ができて良かった」と小さな肩を振るわせた。 「絶対にまた会おう」。クラスメートたちは桜前線とともに芦城を通り過ぎて いった兄弟との再会を誓い、涙を拭った。 〈05〉2011年04月21日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ナンバーに小松印 石川県内初 ミニバイクに 小松市が公募  小松市は11月にも、新たに市シンボルマークを設け、市が交付するミニバ イクなどのナンバープレートに印刷する。市によると、石川県内で初めてで、 市は「走る市の広告塔」として期待している。  シンボルマークの題材は小松の歴史や文化、名所、特産などとし、キャラク ターは対象としない。市民と市内に勤務・通学する人を対象に、5月2日から 6月30日まで公募する。  新規登録が対象で、既に交付されているナンバーをマーク入りと交換するか は決まっていない。  北陸信越運輸局石川運輸支局によると、ナンバーは大きさなどの規定を満た せば、イラストを描き込んだり、変形することができる。同様のナンバーは2 007年ごろから全国の自治体で導入されている。 〈06〉2011年04月18日(月)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎創業の地、新たな一歩 小松でコマツ研修施設が稼動 新入社員200人  コマツが小松市八日市町地方の小松工場跡地で整備した研修施設「コマツウ ェイ総合研修センタ」で18日、社員研修が始まり、同施設が実質的に稼働し た。コマツ創業の地であり、昨年3月に生産拠点として89年間の歴史に幕を 下ろした工場跡地は、1年余りを経て人材育成の拠点に生まれ変わった。  この日は同施設で新入社員約200人を対象にした研修が始まり、午前8時 ごろ、若干緊張した表情の新入社員が宿泊先の旅館のバスや徒歩で施設に入っ た。能美市出身の中村和人さん(24)は「小松工場時代を知っており、親し みがある場所。役に立つ人材になるように研修内容をしっかり吸収したい」と 意気込みを語った。  新人研修は5月末までで、同施設では仕事の進め方や中国語などを勉強する。 2週間ある工場実習期間を除き、社員は小松市内のホテルと旅館に宿泊する。  小松工場は昨年3月、金沢工場に産機生産業務を移管して閉鎖された。その 後コマツは、工場跡地7・5ヘクタールを「こまつの杜(もり)」と名付け、 社内向けの研修施設と会議施設のほか、市民に開放する緑地、記念館を整備し ている。5月12日に竣工(しゅんこう)式を行う予定。  研修施設では、社内研修のほぼ全てを実施し、9月以降に開く国際会議など も含めると年間延べ約3万人が訪れる。緑地「げんき里山」や旧本社社屋を復 元した記念館「わくわくコマツ館」では、自然観察会や理科教室なども開催さ れる。 〈07〉2011年04月16日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎こまつの杜、名称決定 児童が名付け親 わくわくコマツ館、げんき里山  コマツは15日、小松工場跡地で整備を進める「こまつの杜(もり)」の施 設名を、記念館は「わくわくコマツ館」、緑地は「げんき里山」とすることに 決めた。南加賀地区の児童らが応募した名称案を基に、社内のプロジェクトチ ームが命名した。  2階建ての旧本社社屋を復元した記念館では、コマツの歴史を紹介するほか、 小学生向けの理科教室も開催される。「わくわくコマツ館」という名称は、新 施設に対する子どもたちの期待に満ちた姿を伝える点が評価された。  南加賀の里山を再現した緑地には、地域に自生する木4300本や草花2万 6千株を植え、小川など親水空間も設ける。「げんき里山」の名称は、コマツ が生産している建機(けんき)と「げんき」を掛け言葉にしている点が面白い として選ばれた。  コマツは2施設の名称を昨年度公募し、南加賀地区の4市町の58小学校全 てと、コマツ社員らから781通の応募があった。  こまつの杜は7・5ヘクタールあり、「わくわくコマツ館」と超大型ダンプ も展示される「げんき里山」の計2・0ヘクタールは一般開放される。残る5 ・5ヘクタールは「コマツウェイ総合研修センタ」として、コマツ社員の研修 や国際会議などに使われる。  コマツは「地域の子どもたちが楽しく安全に遊び、学び、触れ合える施設に なるように取り組む」としている。同社は5月12日に現地で行う竣工式で、 次の入選者を表彰する。  ◇記念館▽優秀賞 土山雄大(小松市犬丸小5年)田原穂乃香(同市安宅中 1年)桂田樹(加賀市庄小6年)◇緑地▽最優秀賞 小村悠人(能美市和気小 5年)▽優秀賞 佐野正浩(同市辰口中央小2年)沖田真依(小松市稚松小5 年)寺瀬太紀(能美市寺井小3年) 〈08〉2011年04月15日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎寄付で避難児支援 小松市 園児から高校生、2〜5万円支給  小松市は14日、東日本大震災の被災地から避難してきた園児から高校生ま でを対象に、1人当たり2万〜5万円を支給することを決めた。被災者支援に 充てるように同市内の企業3社から寄せられた寄付金計300万円を財源とす る。市によると、避難者に支援金を交付するのは石川県内の自治体で初めて。  同日、同市役所で開かれた市防災会議で報告された。  支援金は地震や津波、原発事故などを理由に一時的に小松市に避難し、通園 ・通学している子どもが対象。幼稚園・保育園児は2万円、小学生は3万円、 中高生は5万円を一時金として贈る。対象者は14日現在で10世帯16人お り、支給総額は49万円となる。今後、避難してくる子どもにも同額を支給す る。  被災者の中には避難する際に学用品などを持って来られず、小松で再び買い そろえる人もいるという。  市にはこれまで、被災地へ送る義援金のほかに、市の裁量で被災者支援に活 用することを希望して、市内の3社から計300万円が寄付されている。 〈09〉2011年04月12日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎木場潟に2キロの花壇 小松市、公園西側に整備 より魅力的に  小松市は今年度、木場潟公園を花で彩る新規事業に乗り出す。色とりどりの 花と白山を一緒に眺められるように公園西側に約2キロの花壇を設ける。公園 の魅力を高め、市民だけでなく、観光客の利用の増加を目指す。  計画では、花壇は公園西側の園路沿いに整備される。面積は約8千平方メー トルで、6月末までに完成する予定。完成後にヒマワリやコスモスの種をまき、 夏から秋にかけて黄色やピンク色の花々が咲き誇る様子が楽しめるという。シ ーズンが終わると、春に咲く菜の花やポピーに植え替える。  公園西側には花を咲かせる木が比較的少なく「若干寂しい状況」(関係者)。 市は、市民に種まきや花壇のボランティアを呼び掛けることも検討しており、 市民や観光客に親しまれる公園を目指す。  雄大な白山の白色と木々の緑、ヒマワリの黄色やコスモスのピンクなど鮮や かな色の対比を楽しめるようにする。  市は「花や木、白山の色鮮やかなグラデーションが楽しみ。新たな来場者を 呼び込めるように取り組みたい」(緑花公園課)としている。  木場潟公園の利用者数は1985(昭和60)年の6万9240人から増加 し続け、昨年度は初めて60万人を突破して過去最多の61万7464人とな った。 〈10〉2011年04月01日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎思い出のランドセル被災地に 小松市矢田野小の卒業生から温情リレー  小松市矢田野小を3月に卒業した子どもたちが31日、思い出の詰まったラ ンドセルを被災地の子どもに送るため、日本青年会議所(JC)北陸信越地区 石川ブロック協議会に託した。同日付で退職した前校長が「最後の奉公」とし て橋渡し役となり、被災児童を気遣う子どもらの心に共鳴した関係者が次々と リレーで思いをつなぎ、温情のこもったランドセルを被災地へ届ける。  寄託したのは矢田野小6年1組の卒業生31人。津波で泥まみれになったり、 流されてなくなったランドセルを報道で知った児童らが、卒業後に使わなくな ったランドセルを被災地に送りたいと宮永都前校長に申し出た。  宮永前校長は退職前に「最後の仕事」として引受先探しに奔走、それを知っ た小松商工会議所が小松JCを通じて、被災地への救援ルートがある日本JC 北陸信越地区石川ブロック協議会へ打診。同協議会が盛岡JCに照会したとこ ろ、岩手県山田町で被災児童のランドセルが足りないことが分かり、同協議会 が2日から被災地に派遣する支援隊第1陣が救援物資と合わせてランドセルを 届けることになった。 ●お菓子詰め  同協議会は被災児童に元気を出してもらおうと、ランドセルの中にお菓子の 詰め合わせを入れて届ける。  31日は小松JC事務局前で引き渡し式が行われ、松山志穂さん、辻実季さ ん、石川麻依子さんら卒業生代表が同協議会の駒澤美紀総務委員長にランドセ ルを託した。子どもたちは「元気に学校へ通ってください」「勉強頑張ってく ださい」などとメッセージを寄せた。同協議会の佐々木紀会長は「同世代の被 災児童を思う子どもらのメッセージを届けたい。明日への希望につなげたい」 と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------