_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.111     _/ _/              平成23年 3月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.111をお届けします。  5月14日(土)・15日(日)にこまつ芸術劇場うららで開催される「第 13回全国子供歌舞伎フェスティバル」。チケットが今月からいよいよ発売さ れます。  電話先行予約は3月10日(木)10時〜18時。一般窓口販売は3月11 日(金)からです。良い席はお早めにお求めください。 ◎チケット料金 桟敷席(1マス2席)…7,000円 指定席(1階SS席)…2,500円 指定席(1階S席)…2,000円 自由席(一般)…1,500円 自由席(高校生以下)…500円 ※自由席は1階の一部と2階です。 ※3歳未満の入場は親子席(1,500円)に限ります(うらら窓口のみで取 り扱い)。 ※当日は各500円増。残席がある場合のみ取り扱いします。 ◎電話先行予約専用ダイヤル 0761(20)5501 問い合わせ 全国子供歌舞伎フェスティバルin小松実行委員会事務局(文化 創造課内) 0761(24)8177 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●雇用と産業の創出 こまつちゃん  春は、学校を卒業して就職する新社会人がたくさん誕生する季節ですね。 和田市長  自分の希望する職業に就いて働くことは、人生における大きな目標です。新 たなスタートを切る皆さんにエールを送ります。小松市内の高校・短大の就職 内定率は、昨年度・今年度ともにほぼ100%となっています。最近は地元志 向、とくに製造業への就職志向が高まってきており、「ものづくりのまち小松 」の発展にとって非常にうれしいことです。  この流れをさらに促進するため、「これからの理科教育を考える会」を設立 し、JR小松駅東地域でコマツの支援を受けながら、理科・科学が大好きな青 少年を育成する事業を展開します。また、4月から小松短期大学の「生産シス テムステージ」の対象を、社会人から高卒者にまで拡充するなど、地元企業の 後継者や幹部となる人材を育成していきます。 こまつちゃん  今後さらに、小松に魅力ある働き場所が増えるといいですね。 和田市長  今ある企業や産業を強化することはもちろん、新しい産業を創出することが 次の世代の雇用につながっていきます。また、農林水産業などの1次産業に、 2次・3次産業の形態を融合し、新たな付加価値を生み出す「6次産業化」を 推進していくなど、産業全体としてバランスのとれた構造にすることも重要で す。  これからの超長寿化や、新興国が発展していく社会の中で小松の産業の競争 力を高めていくために、10年ビジョンを策定して、その実現に向けて政策力 や実行力を高め、さらに強力に取り組んでまいります。 ブラジルからの国際交流員 ○●Vamos conversar(お話しましょう)●○ 米須 メイリー ●大雪のおかげで学んだこと  1月末に静岡県へ行ってきました。31日の朝、小松に帰るため新幹線に乗 って米原駅で乗り換えようとすると、「大雪のため、『しらさぎ』がしばらく 運行中止」というお知らせが流れていました。  どうしようもないので、電車の中で祈りながら、運転の開始を待っていまし た。夜になって、疲れた足を伸ばすために車両を出て、また自分の席へ戻って くると、お弁当と飲み物が置いてありました。私が困惑していると、後ろの席 の女性が「JRのスタッフが夕食を配りに来たので、あなたの分も頼んだので すよ」と言ってくれました。  車両の中は暖房が入っていて暖かかったのですが、乾燥のため、持病の副鼻 腔炎が悪化し、どうしてもマスクが必要になりました。JRのスタッフに駅内 にお店があるかどうかを調べてもらいましたが、遅い時間だったので全て閉ま っていました。仕方がないので、応急処置としてぬれティッシュを鼻にかけて いたら、近くの席の女性が「これでよろしかったら、どうぞ」と言って、マス クを渡してくれました。  こうして、見ず知らずの2人の女性から親切にしてもらい、心が温かくなり ました。これだけではなく、他の乗客同士がお互いに助け合っていて、その思 いやりある行動に感動しました。  翌朝、JRのスタッフが夜通しで除雪をしてくれたおかげで、運行が再開さ れ、無事に帰れました。最初は、最悪な状況だと思っていましたが、乗客の相 互扶助の精神やJRスタッフの乗客への心配りを見て、とても勉強になりまし た。やっぱり「人間っていいな」と思いました。 ★☆文化ガイド★☆ ■埋蔵文化財センター こまつ遺跡発掘最前線2007〜2009  埋蔵文化財センター職員を講師に、近年発掘調査した「八幡遺跡」、「薬師 遺跡・矢崎宮の下遺跡・矢田新遺跡」、「二ツ梨豆岡向山窯跡群・二ツ梨グミ ノキバラ窯跡群」、「小松城跡」の成果を速報します。 とき 3月6日(日)13時30分〜16時 ところ 第一地区コミュニティセンター 参加費 無料 問い合わせ 埋蔵文化財センター 0761(47)5713 ■空とこども絵本館 ◎3月の松井コレクションギャラリー  テーマはディック・ブルーナ。かわいい版画などを展示します。 ◎3月のおはなし会  「家族っていいな」がテーマです。 とき 3月23日(水)1.10時30分〜(対象:0歳から) 2.15時 〜(対象:3歳から) いずれも大人も参加できます。 ところ 空とこども絵本館 問い合わせ 空とこども絵本館 0761(23)0033 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ---------------------------------------------------------------------- 01:空港展望施設整備へ 小松市 農園や花畑も検討 交流人口拡大へ調査費 02:小松特産でギフトカタログ 80種類、来月から 商店会連盟と会議所 03:騒音区域新築に補助 小松市 住宅、最大100万円 人口流出歯止めへ 04:自然体験塾やグルメ開発 滝ケ原町に「里山の駅」 木場潟の浄化も推進 05:保育料下げ総額5000万円 小松市、中間所得層支援 月額千〜3千円 06:かに甲羅揚げ、うまさぎっしり 小松市のご当地グルメ第3弾 07:幕あいに「歌舞伎弁当」全国子供歌舞伎フェス午前に繰り上げ開幕 08:英国公演で小松PR 姉妹都市20周年記念 大杉ミュージカルシアター 09:不要の文房具、募金呼び掛け 小松市丸内中に「伊達直人委員会」 10:焼失スーパーを再建 高齢客「買い物難民」にさせぬ 安宅の藤村さん ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年02月26日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空港展望施設整備へ 小松市 農園や花畑も検討 交流人口拡大へ調査費  小松市は新年度、小松空港周辺で航空機の離着陸などを見学できる新施設 「小松スカイパーク」(仮称)の整備構想を策定する。空港周辺で整備が進む キャンプ場やスポーツ施設などとともに魅力を高め、空港を活用したまちづく りを推進し交流人口の拡大につなげる。事業主体については防衛省と協議する。  新年度当初予算案に調査費400万円が計上された。  小松スカイパークの建設場所は、同市浮柳町にある防衛省の管理地約20ヘ クタールを想定している。市は展望施設や市民農園、花畑などの整備を念頭に 置いており、市民や観光客が航空機を楽しめる施設とする方針。完成時期は未 定。  小松空港隣接地では、道路脇に車を止めて航空機を眺める航空機ファンの姿 が見られる。周辺にはバーベキュー広場やキャンプ場を備えたふれあい健康広 場があり、サッカー場やラグビー場などがある「スカイパークこまつ翼」(日 末町)が整備中である。   〈02〉2011年02月25日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松特産でギフトカタログ 80種類、来月から 商店会連盟と会議所  小松商店会連盟と小松商工会議所は24日までに、地域経済の活性化を図ろ うと、小松市特産の食品や物産約80種類を集めたギフトカタログ「メードイ ン小松 名品ギフト」を企画した。カタログは1セット2500円で、3月か ら使えるようになり、受け取った人は地元の商品の中から好みの1品を選んで 受け取れる。プレゼントや香典返しに利用してもらうことを想定しており、地 産地消を推進する。  カタログ1セットには、小松うどんやかにの甲羅揚げ、市ブランド米「蛍米 」、海産物、菓子、発酵食品などと、九谷焼の絵皿やマグカップなどを紹介す るカードと、商品申し込み応募シール1枚が入っている。  カタログを受け取った人は選んだ商品名を書いたはがきに応募シールを貼っ て投かんすれば、2週間以内に品物が届く仕組み。  応募シールを複数枚集めると、それに応じてより豪華な商品を選べる。既存 のギフトカタログでは「何度も贈られると欲しい物がなくなる」という声があ るため、このカタログは複数の価格帯の商品を掲載して魅力を高めた。小松市 が開発を支援した。  同連盟などは今後、新たな名品の掘り起こしや開発に取り組むことにしてお り、島村敏行会長は「小松のいい商品の情報を発信し、商業振興につなげたい 」としている。 〈03〉2011年02月24日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎騒音区域新築に補助 小松市 住宅、最大100万円 人口流出歯止めへ  小松市は新年度、小松飛行場周辺騒音区域で個人住宅を新築する際、最大1 00万円を交付する基金を新設する。この区域では住民の流出が進んでおり、 市は新築支援で住民減少に歯止めをかけたい考え。新年度当初予算案に基金造 成費6千万円を盛り込む。  うるささ指数(W値)が75以上である小松飛行場周辺の105町を対象と する。市内の建築業者を元請けにして個人住宅を新築する場合、W値が85以 上の地域は100万円、80以上は50万円、75以上は20万円を支援する。  元請けが市外の業者の場合は交付金は半額とし、防衛省の住宅防音工事の補 助を受ける人は対象外とする。交付金は2016(平成28)年度までの期間 限定とする方針。  騒音区域の一部で市中心部にある稚松・芦城校下では、1990年から20 05年までに、住民の約1割に当たる1900人が減少した。  市によると、若い世代が独立して他の地域に引っ越す世帯分離の割合や、高 齢化率も高い。市は騒音区域に住むことを希望する人を支援し、地域コミュニ ティーの維持を図る。 〈04〉2011年02月24日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎自然体験塾やグルメ開発 滝ケ原町に「里山の駅」 木場潟の浄化も推進  小松市は新年度、同市滝ケ原町で「滝ケ原里山自然学校(里山の駅)」(仮 称)の整備に着手する。子どもらが宿泊する自然体験塾や里山グルメの開発な どに取り組み、豊かな自然が残る里山地域の活性化につなげる。大学の研究者 と連携して木場潟の水質浄化なども含め、地域の湖や海、川に関する研究・活 動に活用する狙いもある。新年度予算案に事業費750万円を計上する。  同学校は休園中の滝ケ原保育所を改修し、6月ごろのオープンを見込んでい る。  自然体験塾では市内外の子どもから大人までが同学校に宿泊し、農林漁業を 体験したり、鞍掛山などの登山やウオーキングを楽しむ。同町に生息する国内 最小の「ハッチョウトンボ」や市指定文化財である滝ケ原アーチ石橋群なども 楽しんでもらう。指導者の養成講座も開く。  里山グルメの開発では、市ブランド米「蛍米」や野菜、山菜など小松市内の 里山地域で収穫される食材を活用して独自商品・料理を考案して国内外に発信 する。  里山や木場潟、前川、梯川、日本海までの自然について、大学と連携して調 査する活動も行う。大学のゼミや合宿に同学校を活用することも呼び掛ける。  滝ケ原保育所の隣接地には今年度末で閉鎖される那谷小滝ケ原分校もあり、 市は同分校校舎も段階的に整備して大学関係者や市民、観光客を受け入れる態 勢を整備して交流人口の拡大につなげる。 〈05〉2011年02月22日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎保育料下げ総額5000万円 小松市、中間所得層支援 月額千〜3千円  小松市は新年度、保育料の徴収基準額を改定し、負担感が大きい中間所得層 の子育て世帯を対象に保育料を引き下げる方針を固めた。対象園児は約220 0人おり、月額千〜3千円安くする。市の試算によると、市の保育料収入は計 約5千万円減額となる。市は厳しい財政状況が続くが、子育て世帯を支援する 姿勢を打ち出す。  保育料が引き下げられるのは、前年度に納めた所得税額が10万3千円以上 41万3千円未満の世帯。保育料は3歳未満の園児が月額千円、3歳以上の園 児が同3千円安くなる。保育料は所得税額により異なり、所得税額4万円以上 10万3千円未満の世帯は3歳未満が月額3万4千円から3万3千円、3歳以 上は同2万7千円から2万4千円に引き下げられる。  市によると、小松市の保育料については、所得税額が低い世帯は県内でも安 い方だったが、所得税額が高い世帯は割高感があった。このため、一定程度の 所得がある世帯の保育料を見直すことにした。  保育料の改定は2006(平成18)年4月以来5年ぶり。08年秋のリー マン・ショックなどの影響で市の財政は決して潤沢ではないが、子育て世帯の 負担軽減へ保育料を改定することにした。  市は「特に3歳以上の園児の保育料は、県内の他の市町と比べてひけを取ら ない額になる」としている。 〈06〉2011年02月20日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かに甲羅揚げ、うまさぎっしり 小松市のご当地グルメ第3弾  小松市のご当地グルメ第3弾として「かにの甲羅揚げ」が今月下旬から、市 内外に発信される。カニ身のうまみが詰まった逸品は、小松では半世紀前から 提供され北陸で最も歴史が古いという。関係者は小松うどんと塩焼きそばに続 き、かにの甲羅揚げを小松の名物として知名度を高め、地域活性化に生かそう と意気込んでいる。  かにの甲羅揚げは、ズワイガニの甲羅に味付けしたカニ身などを入れて揚げ る料理。同市安宅町の料理店「安宅の関 長沖」によると、同店が約50年前 に当時の和田伝四郎市長に北陸で初めて提供したという。  ご当地グルメの発信事業は同市のまちづくり会社「カブッキータウンこまつ 」が取り組む。27日にJR小松駅高架下で開かれる「こまつ食彩冬まつり」 を皮切りに、各種イベントにかにの甲羅揚げのブースを設けてPRする。  今後、市内でかにの甲羅揚げを提供している店舗による団体を設立し、定義 などを明確化した上で、食べ歩きマップやのぼりなどを製作して観光客らに売 り込む。  カブッキータウンこまつは「カニは子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に 好まれており、甲羅揚げの魅力を浸透させたい」と期待し、「安宅の関 長沖 」の長沖一雄店主は「各店舗でオリジナルのかにの甲羅揚げを提供して個性を 競い合い、知名度を高めたい」と話している。 〈07〉2011年02月16日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎幕あいに「歌舞伎弁当」全国子供歌舞伎フェス午前に繰り上げ開幕  5月に小松市で開かれる第13回全国子供歌舞伎フェスティバルin小松 (北國新聞社特別協力)が、終日楽しむことができる祭典に生まれ変わる。従 来の正午からの連続上演を見直し、午前の部と午後の部に分け、幕あいの昼休 みに小松の食材をふんだんに使った歌舞伎弁当を提供するなど、来場者がゆっ たりと鑑賞できるようにする。  16日に市役所で開かれる実行委員会で事務局が提案する。計画では、5月 14日、15日の2日間、開幕時間を正午から午前11時に繰り上げ、1演目 終了後に昼休みを新設。歌舞伎弁当を提供し、伝統芸能と食の双方を堪能して もらう。会場となる県こまつ芸術劇場うらら周辺に飲食・物産ブースを設ける ことも検討する。  同フェスは昨年まで正午に開幕し、3演目程度が短い休憩時間をはさみなが ら立て続けに上演されていた。来場者から「鑑賞していて疲れる」との声が寄 せられたため、今年から上演方法を見直すことにした。終了時間は午後4時ご ろで前回までと変わらない。  今年は午前に「函館子ども歌舞伎」のメンバーが演じる。昼休みの後、午後 は「名古屋こども歌舞伎」が舞台を繰り広げ、締めくくりに小松の小中学生が 「勧進帳」を披露する。  英語でせりふなどを聞くことができるイヤホンガイドも新たに導入、外国人 に貸し出し、歌舞伎の魅力を伝える。英語版パンフレットも作成する見通しで 、小松市は「歌舞伎をゆったり楽しんでもらう工夫を重ね、ファンを増やした い」(観光文化部)としている。 〈08〉2011年02月13日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎英国公演で小松PR 姉妹都市20周年記念 大杉ミュージカルシアター  小松市の市民劇団「大杉ミュージカルシアター」が3月、英国ゲーツヘッド 市で小松の歴史を織り交ぜ、魅力を伝えるミュージカル(北國新聞社後援)を 上演する。両市の姉妹都市提携20周年を記念した公演で、「国際交流と夢」 をテーマに小松ゆかりの偉人が心を通わせる物語。出演者は公演の成功に向け、 歌や踊りに磨きをかけている。  ミュージカルは「WELCOME TO KOMATSU!」と題し、3月 22日から2日間、ゲーツヘッドカレッジ内の劇場で上演する。インターネッ ト上で知り合った小松市原町出身の白拍子「仏御前」と俳聖松尾芭蕉が夢に向 かって努力を重ねるストーリーで、安宅の関や宮本三郎美術館など小松の観光 名所が多数登場する。  バックコーラスにゲーツヘッドカレッジ演劇コースの学生約30人が参加す るほか、両市の児童生徒約500人が「小松」「Gateshead」と漢字 とローマ字で記した用紙をクライマックスの場面で掲示し、両市の末永い交流 を誓い合う。  出演者は中学生から主婦や保育士など多彩な顔触れの10人で、昨年12月 から小松市芦城センターなどで週2回、練習を重ねてきた。  ゲーツヘッド市での公演は1997年以来14年ぶりで、大杉ミュージカル シアター主宰で脚本・演出を担当したガート・トーマス・ウエスタハウトさん は「両市の絆がより深くなるよう小松の魅力を伝えてきたい」と話している。  同劇団は英国公演を前に3月13日、小松市のこまつドームでプレ上演会を 開催する。問い合わせは同劇団=0761(46)1824=まで。 〈09〉2011年02月11日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎不要の文房具、募金呼び掛け 小松市丸内中に「伊達直人委員会」  全国各地で相次いだ「伊達直人」さんからの善意の活動にあやかり、小松市 丸内中2年生の有志8人は10日までに、児童施設などに文房具を届ける目的 で「伊達直人委員会」を結成し、募金活動を始めた。メンバーは毎朝募金を呼 び掛ける中で、恵まれた環境に感謝して生活態度を改め、何事にも意欲的に取 り組むようになり、さまざまな面で波及効果が出ている。  募金活動は1月中旬、「道徳」の時間に本紙のコラム欄「時鐘」で紹介され たタイガーマスク運動に関する文章を読み、感銘を受けた佐藤堅有(けんあ) 君が友人に呼び掛けて始まった。同月下旬からメンバーは、毎日午前7時45 分から15分間教室の前で募金を呼び掛けている。  当初はほとんどの生徒が素通りしたが、地道に声を掛け続けた結果、募金の ほか自宅で不要になった鉛筆やノートなどを持ち込む生徒が増えた。  同校によると、募金活動は生徒の意識を高める効果もあり、メンバーの保護 者から「家庭学習の時間が急に増えた」といった声が寄せられている。掃除や クラス活動などにも積極的に取り組むようになり、学年全体の意識向上に一役 買っているという。  石黒和彦校長は「集まった金額ではなく、人の役に立ちたいという気持ちを 大切にして、自分を磨くことにつながってほしい」と期待を込めた。代表の佐 藤君は「学校全体に活動を広げていきたい」と話した。 〈10〉2011年02月05日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎焼失スーパーを再建 高齢客「買い物難民」にさせぬ 安宅の藤村さん  昨年火災で全焼した小松市安宅町の「藤村ストアー」を経営していた藤村孝 人さん(60)が3月、跡地で新店舗を開く。地域住民の再開を望む声を受け、 自宅玄関に食品を並べたところお年寄りが通い詰めた。その姿に心を動かされ た藤村さんは経済的な負担を考えいったんは下した廃業の決意を翻し「安宅に 『買い物難民』を生むわけにはいかない」と、熱い思いで再開店の準備を進め ている。  漏電が原因とみられる火災が起きたのは昨年7月21日の夜。店舗と倉庫、 隣家の3棟が全焼した。店舗と帳簿類、在庫を全て無くした藤村さんは再建の 労力や経済的負担を考えて「もう店はやめよう」と心に決めた。  しかし、高齢のなじみ客と顔を合わせるたびに「車を運転できない私らはこ の店がなくなったら買い物できない。もう一度開いて」と頼まれたことを受け て、藤村さんは昨年8月、自宅玄関で野菜や菓子などの販売を始めた。品ぞろ えは徐々に増え、現在では約300種類が所狭しと並べられ、お年寄りたちで にぎわっている。  なじみ客の要望に応えたい思いと経済的な負担への不安。双方を胸の内に抱 えた藤村さんは葛藤の末、店の再建を決め、元の店舗の半分の面積である約2 30平方メートルの店舗建設に取りかかった。  新店舗には買い物客が自由に使えるテーブルといすを置いて住民の憩いの場 にもする考えで、藤村さんと妻の良美さん(56)は「お客さんと顔を見て会 話も楽しめる温かい店にしたい」と意気込んでいる。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 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