109号(1月1日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.109     _/ _/              平成23年 1月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.109をお届けします。  平成10年の男女共同参画都市宣言以来、性別に関係なく個性や能力を発揮 し、生き生きと暮らすことができるまちを目指す小松市。 男女共同参画フェスタは、市民が男女共同参画について考える良い機会にした いという思いから開催し、今年で6回目となります。  今回は、特に若い世代を中心とした家族連れでも楽しむことができる催しが 盛りだくさん。ぜひご家族で来場して、一緒に楽しみながら男女共同参画につ いて考えてみませんか。 ■男女共同参画フェスタ「男も女もHAPPY in こまつ」 とき:2月5日(土)10時〜16時10分 ところ:こまつ芸術劇場うらら ●メイン事業(大ホール、参加無料) ○実行委員が制作したビデオ映像 ○ミニコント「男も女も人生笑って!笑って!」(出演:劇団花幸会 御供田 幸子、浪花千秋) ○ミニ講演会「父子笑伝」(講師:NPO法人パパジャングル 荒巻仁) ○パネルディスカッション「それぞれ笑顔のハッピーライフ」 ●ドキドキ初体験! ヘアーアクセサリー作りやネイル&ハンドマッサージ体験、アロマ体験など、 興味があっても普段なかなかできないことを体験できるコーナーです。詳しく は市ホームページをご覧ください。 問い合わせ 男女共同参画センター 0761(24)8043 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●今月のテーマは「小松の未来について」です。 こまつちゃん  2011年がスタートしましたね。今年の抱負を聞かせてください。 和田市長  市民の皆さん、明けましておめでとうございます。昨年は、市制70周年の 節目の年を皆さんと一緒にお祝いできました。温故知新をテーマに、先人への 感謝と未来への展望について共通認識を持てた前向きな一年であったと思いま す。  そして今年は、大交流時代の幕開けです。5月には小松駅東にコマツのグロ ーバル研修センターが完成し、国内外からたくさんの人が小松を訪れるように なります。小松の魅力を世界に向けて発信する絶好のチャンスです。4年後の 北陸新幹線開業に向けて、交流人口増のモデル都市になるよう、しっかりと準 備をしたいと思います。 こまつちゃん  小松もどんどん変わっていきそうですね。 和田市長  今、10年後をイメージするビジョンをまとめています。グローバル時代を 迎える一方で、高齢化もますます進みます。便利で安心な生活を維持するため には、更なる行政の効率化・透明性が求められ、ICT(情報通信技術)の利 活用が不可欠となります。生活のさまざまな場面でICTを活用できれば、だ れもが利便性や安心感を享受できます。  しかし、そのICTを動かすのは、やはり人と人とのつながりです。小松は 地域コミュニティの基盤がしっかり出来ていますので、これを生かした協働社 会を築き上げ、日常生活にICTをうまく取り入れたまちづくりを進めたいと 思っています。  時代や生活様式の変化に対応した生活環境を整えて、市民の皆さんと一緒に 小松の変わらぬ価値を見いだし、それらを高めていく一年にしたいと思います。 ブラジルからの国際交流員 ○●Vamos conversar(お話しましょう)●○ 米須 メイリー ●Think globally, act locally  (世界について広く考え、地域で活動する)  明けましておめでとうございます!皆さんは新しい年をどんな希望を持って 迎えられたでしょうか?私は、もっと平和な世界ができればと願って新しい年 を迎えました。  異文化を知ることによって国際理解が深められれば、平和につながるのでは ないかと思い、3年前に国際交流員になりました。今の日本は国内在住外国人 との交流に力を入れているようです。日本各地に住んでいる外国人が増え、そ の外国人とよりよく共生するために何をすれば良いかを話し合うためのフォー ラムなどが行われています。ブラジルから来た私も、国際交流員として意見を よく求められます。日本の文化や歴史は母国ブラジルのそれとは大きく違うた め、日本社会の問題を答えるのは難しいですが、私がブラジルで考えたことを お話します。  「移民の国」と言われているブラジルではいろいろな国籍の人々が共生して います。しかし、多言語パンフレットや情報の提供など外国人へのサポートが あったわけではありません。ブラジル人や外国人が問題なく、仲良く暮らせる ようになったのは、互いの違いを尊重し、認めていたからです。  他者を受け入れ、認めることが多文化共生社会への最初の段階だと思います。 いつか私たちみんなが心を開き、宗教的、文化的、人種的不寛容をなくせば多 文化共生社会が実現し、世界平和にまでつながるのではないかと思います。皆 さんはどう思いますか。 ★☆文化ガイド★☆ ■宮本三郎美術館 特別企画展「宮本三郎と二紀会の仲間たち」 会期 3月6日(日)まで ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般400円(300円)、大学生300円(200円)、65歳以 上100円、高校生以下は無料(要証明書提示)、()内は20人以上の団体 料金 問い合わせ 宮本三郎美術館 0761(20)3600 ■博物館「あそびひろば2011」 とき 1月4日(火)〜16日(日) ところ 博物館 内容 おもちゃ病院、紙しばい屋さん、むかしあそび体験、おばあちゃんのむ かしばなしなど。駄菓子屋もあるよ! 入館料 一般300円、65歳以上100円、高校生以下は無料(要証明書提 示) 問い合わせ 博物館 0761(22)0714 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:外国語看板で小松案内 英語、中国語、韓国語のガイドも作成 02:市役所周辺か中心街に 検討委員会が市長に答申 小松の曳山常設展示場 03:「夢に挑戦、やり抜いて」 元ロッテ村田氏講演 小松RC55周年記念 04:本や雑誌を宅配貸し出し 小松市立図書館 「育児、介護中も読書を」 05:東京の大学生らが小松をPRへ 観光資源をネットで紹介 06:「民家の甲子園」誘致 小松市を発信 来年7月 「発祥」香川以外で初 07:店内で野菜栽培 レスト三湖跡 レストランが開店へ 障害者の就労促進 08:全国の飛行機ファン集まれ 県立航空プラザ 年1回「集い」開催 09:観光交流の充実推進 笑顔あふれる街へ努力 小松市制70周年記念式典 10:ため池侵入、水門開放 小松 悪質な釣り人横行 侵入路に鉄板 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年12月28日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎外国語看板で小松案内 英語、中国語、韓国語のガイドも作成  小松市は来年3月までに、JR小松駅周辺で英語や中国語、韓国語など外国 語表記を取り入れた案内看板や地図を新たに設置する。来年5月に駅東側にオ ープンするコマツ研修センターを訪れる海外のビジネス客らに施設などを紹介 し「外国人に優しい街づくり」を目指す。街中のウオーキングガイドも作り、 外国人の回遊を促し地域活性化につなげる。  駅周辺に設置された公共施設の案内看板や地図のうち、外国語も表記されて いる看板が少ないため、新設に乗り出すことにした。携帯電話で読み取れるQ Rコード(二次元バーコード)を看板に記載するなど、情報通信技術の積極的 な活用を図る。看板や地図の設置箇所数は未定。  ウオーキングガイドには駅周辺の観光施設や店舗などを掲載することを検討 する。目的地に到着しやすいように分かりやすい地図を付け、市内のホテルや 飲食店などに配布する予定。  市は「外国人の受け入れ態勢が進んだ街になるように取り組みを進めたい」 (空港・地域交流課)としている。 〈02〉2010年12月25日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市役所周辺か中心街に 検討委員会が市長に答申 小松の曳山常設展示場  小松市の曳(ひき)山常設展示場検討委員会の縄紘平委員長は24日、市役 所で和田慎司市長に「同展示場を市役所周辺の文化施設ゾーンか中心商店街に 1〜2カ所設置することを提案する」と答申した。和田市長は「整備へ来年度 に何かしらの予算を盛り込みたい」と述べた。  文化施設ゾーンは市役所前にある市立博物館や宮本三郎美術館などから都市 計画道路空港軽海線周辺までの範囲、中心商店街では三日市と八日市の両商店 街の連結点周辺を表している。具体的な地点は示さなかった。  展示場の規模については、1カ所につき曳山2基程度を交代で展示できるス ペースを備えることを求め、雨天時に曳山子供歌舞伎が上演できる空間と屋根 なども要望した。過去の映像が上映できるスクリーンや観光案内所などの付属 施設を充実させることも提案した。  縄委員長は「ハードだけではなくソフト面も充実させることが大切だ」、和 田市長は「地元の協力度合いが強い所から整備を進めたい」と述べた。米谷恒 洋委員が同行した。  検討委は8月から3回会合を開き、意見を取りまとめた。 〈03〉2010年12月24日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「夢に挑戦、やり抜いて」 元ロッテ村田氏講演 小松RC55周年記念  小松ロータリークラブ(RC)創立55周年記念講演会(北國新聞社など後 援)は23日、小松市の県こまつ芸術劇場うららで開かれた。講師を務めた元 ロッテ投手で野球評論家の村田兆治氏(61)が人生で成功する秘訣(ひけつ) について「大きな夢や希望を持って挑戦し、手を抜かずに最後まであきらめず にやり抜くことが大切だ」と球児ら約750人に呼び掛けた。  「人生先発完投」と題して講演した村田氏は人生を野球の試合に例えて「誰 もが人生というマウンドに立っている。力ある限り完投してほしい」と述べた。 続けて「勝者はすぐに実行し、腐りっぱなしで浮上した人はいない」と、努力 を続ける大切さを強調した。  再起不能と言われたけがを克服した経験から「頑張るコースと楽なコースが ある場合、頑張るコースに行く人には心から敬服する」と困難に立ち向かう気 概を持ち続けるように促した。  村田氏は一通の手紙が、現役引退後に国内の離島を巡回して少年野球教室を 始めるきっかけになったと紹介。「出会いは自ら積極的に求めてほしい」と話 した後、壇上で柔軟体操を披露したり、客席の高校生とキャッチボールをして 場を盛り上げた。  講演会は、市制70周年記念協賛事業として企画された。 ●奉仕活動で地域発展を 記念式典で誓い新た   講演会に先立つ創立55周年記念式典では、会員らが節目を祝うとともに、 先人が築いた歴史と伝統を受け継ぎ、奉仕活動を通じて地域の発展に尽くすこ とを誓った。  式典には会員や来賓ら約110人が出席し、塚本幹雄55周年実行委員長が 開会あいさつ。堀伸市会長が「55年間でロータリーの種が芽を出し『奉仕の 理想』の葉を広げ、会員の絆と親睦の両枝を軸に奉仕活動の実践に努めてきた 」と話し、木場潟の保全活動への尽力を続ける決意を示した。  崎山武夫国際ロータリー2610地区ガバナー、和田慎司小松市長、草野輝 久金沢RC会長が祝辞を述べ、友好関係の蒲郡RCの会員らもお祝いに駆けつ けた。宮城敏子小松RC副会長が閉会あいさつした。  小松RCは1955年8月に県内で2番目のクラブとして発足した。表彰さ れた会長と幹事は次の各氏。  ▽会長 塚本幹雄(第51代)那谷忠雄(第52代)中田一於(第53代) 西正次(第54代)角谷俊隆(第55代)  ▽幹事 堀伸市(第51代)野尻順滋(第52代)橋浦隆(第53代)吉田 弘(第54代)杉本雅規(第55代) 〈04〉2010年12月23日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎本や雑誌を宅配貸し出し 小松市立図書館 「育児、介護中も読書を」  小松市立図書館は来月から、高齢者や障害者、育児や介護に携わるなど来館 が難しい市民に宅配サービスを使って本や雑誌を貸し出す。  利用者が電話や電子メールで市立図書館または南部図書館に借りたい図書を 連絡すると、職員が宅配便「ゆうパック」で利用者の自宅へ発送。利用者は読 んだ後、業者に連絡して自宅から返送する仕組み。  一度に図書は10冊、雑誌は5冊まで借りることができ、1往復1200円 から2千円と見込まれる送料は利用者が負担する。家族らに依頼して図書館に 持参して返却するなど、「片道」だけの利用も可能。  利用者は同市在住で▽75歳以上▽肢体不自由者▽育児や介護をしている人 −のうち図書館に出向くことが困難な人とする。貸し出し期間は郵送にかかる 時間を考慮して通常より2日間長い16日間とする。  貸し出し可能図書・雑誌はビデオや雑誌最新号などを除く約19万5千冊。 同館は「育児や介護中の人にも、ぜひ本を楽しんでほしい」としている。 ●カブッキーしおりを配布  小松市立図書館は22日までに、市イメージキャラクター「カブッキー」が 読書をしている姿を使ったオリジナルしおりを1万5千枚作成した。同館と南 部公民館で来館者に配布し、毎月23日の「こまつ市民読書の日」をPRする。  しおりには同館と南部図書館の住所や電話番号なども記載され、利用を呼び 掛けている。 〈05〉2010年12月19日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東京の大学生らが小松をPRへ 観光資源、ネットで紹介  東京などの女子大生や女子高生が「湯けむり女子in小松」と銘打ち、小松 市の温泉や食事、九谷焼などの観光資源をインターネットなどで全国に紹介す る活動に乗り出す。女子大生ら6人が18日、魅力を体験するため小松市に到 着し、市関係者の協力を得て粟津温泉の旅館などを訪ねた。市関係者は従来と 違った情報発信で観光客を呼び込み、地域活性化につなげようと意気込んでい る。  活動に取り組むのは東京の大学生らによるNPOメンバーで、地域の温泉街 のにぎわい創出につながる活動を始めたいと考え、東京と金沢に事業所がある 企画会社「フォーティックデザイン」の協力を得て小松で活動することが決ま った。 ●粟津温泉で入浴  この日は、活性化に取り組む団体「チームリアルこまつ」のメンバーや小松 短大の学生が案内し、女子大生らは粟津温泉の旅館や総湯で入浴したり、足湯 を体験したほか、安宅の関跡や木場潟公園などを訪れた。道の駅こまつ木場潟 では小松うどんとトマトカレーを味わい、安宅町の織物工場で伝統の絹織物 「小松綸子(りんず)」を見学した。  今回は19日まで小松に滞在し、九谷焼工房を見学するほか、ご当地グルメ の塩焼きそばを試食する。  女子大生らは来年2〜3月に再度、小松を訪れる予定で、小松の魅力を整理 してインターネット上のブログや短文投稿サイト「ツイッター」で発信するほ か、旅行会社や観光雑誌への働き掛けを行う。新たなスイーツや絹織物を使っ た商品開発でもアイデアを小松の業者に伝える。  リーダーの沖野いずみさん(慶大4年)は「小松は自然が多くて癒やされる し、足湯も良かった。若者中心に小松を発信したい」と話した。 〈06〉2010年12月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「民家の甲子園」誘致 小松市を発信 来年7月 「発祥」香川以外で初  高校生が撮影した民家や古い町並みなどの写真コンテスト「民家の甲子園」 の全国大会が来年7月31日、小松市内で開かれることが16日までに決まっ た。発祥地である香川県以外で開催されるのは初めて。県内の高校生が郷土の 伝統文化や風景を見詰め直す契機とし、ふるさと教育につなげる。全国の高校 生には、町家が集積する小松の町並みを発信する。  民家の甲子園はNPO法人かがわサンサン倶楽部(くらぶ)(香川県)が主 催し、来年で9回目となる。高校生3〜5人1組で、写真5点を応募する。被 写体は民家に限らず、地域の歴史や文化財、風景、祭りなどが対象。全国大会 では、高校生が各地で撮影した作品を持ち寄り審査する。  小松での大会には、北海道から鹿児島までの約20校が出場する見込みで、 県内を巡る探訪ツアーの実施も検討されている。  石川では県古民家再生協会(能美市)が事務局となり、今年初めて北信越地 区大会(北國新聞社後援)を7月にかほく市で開催した。上位2校が全国大会 に出場し、小松高が審査員特別賞を得た。  今月3日に神戸市で開かれた会合で、同協会の山多宏代表理事(小松市)が 地域活性化につなげようと、大会誘致を要望した。  来年の県大会(本社後援)は5月22日にJR金沢駅もてなしドーム地下広 場で開く。全国大会に出場できるのは原則、1県1校。県内や小松市内から優 先的に出場できる地元枠を設ける方向である。  山多代表理事は「生徒はコンテストを通じ、ふるさと石川を愛する心を育ん でほしい」と話している。 〈07〉2010年12月12日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎店内で野菜栽培 レスト三湖跡 レストランが開店へ 障害者の就労促進  社会福祉法人南陽園(加賀市)は1月6日、小松市大領町で、野菜などの生 育に必要な光や養分を人工的に与える「植物工場」を店内に設けたレストラン を開く。店舗内で生産、消費する「店産店消」で誘客を図り、同園が取り組む 障害者の就労を進める。  店名は「しあわせ食彩ゴッツォーネ」で、和食とイタリア料理を提供する。 昨年5月に事業を停止した「レスト三湖」跡の店舗を改装して営業する。  植物工場には、縦60センチ、幅90センチのパネル48枚を置く。特殊な 蛍光管で光を当て、養分入りの水を与えることで、40日間で野菜を収穫でき る。  同園では手始めに、グリーンリーフなどのレタス類とハーブ「ルッコラ」の 計5種類を栽培し、レストランで調理して提供。客は無農薬で育つ野菜を眺め ながら食事を楽しむことができる。  南陽園は障害者の就労移行支援事業などに取り組んでおり、一般スタッフ十 数人とともに、身体、知的障害者35人がパンなどの調理や清掃などに取り組 む。  南陽園の表是男専務は「店を繁盛させて障害者の就労の場を広げたい」と話 している。 〈08〉2010年12月10日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全国の飛行機ファン集まれ 県立航空プラザ 年1回「集い」開催  小松市の県立航空プラザは19日、民間曲技飛行チーム「エアロック」のフ ァンの集会を初めて開く。来年度以降も飛行機好きが集まる「航空ファンの集 い」を年1回継続する。市は同プラザや小松空港などを観光資源と位置付け、 「空港の街小松」をアピールし、市外から愛好家を呼び込んで交流人口の拡大 を図る。  集会には関東から九州までの各地から65人が参加し、「エアロック」の創 設者で5年前に訓練中に事故死した岩崎貴弘氏をしのぶ。  同プラザにはエアロックが使用していた小型プロペラ機「ピッツS2B」が 展示されており、当日は岩崎さんの飛行日誌など遺品も特別展示する。日本初 の民間曲技飛行チームを結成した岩崎氏を顕彰し、来場者に大空や飛行機への ロマンを感じてもらう機会とする。  来年度以降に開く「航空ファンの集い」では、F104戦闘機やT3練習機 などの常設展示品や飛行機の操縦を仮想体験できる「フライトシミュレーター 」と合わせてプラモデルや写真を展示することが想定され、子どもから航空フ ァンからまで、だれもが楽しめる企画を目指す。  19日は日本で初めて動力付きの機体が飛行して100年に当たる節目の日 で、吉永英明館長は「岩崎氏のことを多くの人に知ってもらうと同時に、プラ ザが多くのファンや市民でにぎわうように取り組みたい」と話している。 ★〔エアロック〕  航空自衛隊出身の岩崎氏が1996(平成8)年に設立した。空自小松基地 の航空祭など各地で曲技飛行を披露してファンを沸かせたが、岩崎氏は200 5年、訓練中に墜落して死亡。同僚の横山真隆さんが継承したが、唯一の機体 に亀裂が見つかり、今年3月に活動を終えた。 〈09〉2010年12月06日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎観光交流の充実推進 笑顔あふれる街へ努力 小松市制70周年記念式典  小松市制施行70周年記念式典は5日、同市の県こまつ芸術劇場うららで約 800人が出席して行われた。参加者は、北陸新幹線金沢開業や小松空港の活 用などの効果を最大限に引き出して観光交流事業の充実を図り、市発展につな げて笑顔あふれる街づくりを推進することを誓い合った。  和田慎司市長は式辞で、白山の眺望などの自然景観や曳(ひき)山子供歌舞 伎などの文化に磨きをかける決意を示した。さらに、来年5月にコマツ小松工 場跡地に整備される研修センターなども生かした上で「観光、ビジネスの交流 拡大を一層推し進め、街を発展させる」と強調。市民協働を推進し、高齢者や 若者が生き生きと暮らせる社会の実現に努めるとした。  杉林憲治市議会議長のあいさつに続き、谷本正憲知事、一川保夫参院議員、 田中美絵子衆院議員、県市長会長の山出保金沢市長が祝辞を述べ、森喜朗元首 相のメッセージ、岡田直樹参院議員らの祝電が披露された。地元選出の藤井義 弘県議会議長と福村章、山根靖則、北村繁盛の3県議や、県内の市長、議会関 係者らが多数出席した。  自治功労者として西村徹前市長、元市議の舛田金明氏、西憲二氏、松田洋氏、 文化特別賞として市の各種委員会委員長などを歴任し曳山子供歌舞伎の台本制 作も手掛けた石田寛人氏、宮本三郎画伯の長女で多くの作品を市に寄贈した宮 本美音子氏を表彰した。市歌の斉唱、万歳三唱で締めくくった。  こまつ能楽教室の舞囃子をはじめ、こばと第二保育園園児のマーチング演奏 や市内高校生による群読が節目を祝った。展示室では、1億円の価値があると される中国・明朝時代の盆など市民所有の「お宝」7点が特別公開された。 〈10〉2010年12月05日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ため池侵入、水門開放 小松 悪質な釣り人横行 侵入路に鉄板  小松市本江町の農業用ため池「真如(しんにょ)堤」で4日までに、釣り人 の侵入を防ぐための有刺鉄線が破壊され、水門が開けられていることが確認さ れた。水量は平年同時期の4分の1ほどに減少し、来年の稲作に影響の出る可 能性があるため、同市本江町生産組合は5日、鉄線の代わりに鉄板で侵入路を ふさぎ、悪質な釣り人排除の徹底を図る。  同堤は農業用に造成された町内最大のため池で、広さ約6千平方メートル、 深さ約5メートル。森林火災時の消火活動にも使用される。  同組合によると、10年ほど前に何者かがブラックバスやブルーギルなどの 外来魚を放流し、その後、ブラックバス釣りの穴場ポイントとして釣り情報誌 に掲載されたことから、県内をはじめ関西方面から釣り人が訪れるようになっ たという。  次第にルールを守らない釣り人が増え、魚を釣りやすくするために勝手に水 を抜いたり、ごみの投棄が相次ぐようになったことから、組合は7年前にため 池へつながる道路に有刺鉄線を設置して立ち入り禁止とした。  それでも無断侵入する釣り人は後を絶たず、5年前には立ち入り禁止のため 池に、許可なく侵入した疑いで男3人が書類送検されている。  同組合は鉄板で侵入を防ぐほか、小松署と連携して巡視回数を増やし警戒を 強化する。北市裕嗣組合長は「稲作に影響があり、事故の危険もある。ため池 での釣りは絶対にやめてほしい」と話している。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   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