_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.107     _/ _/              平成22年11月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.107をお届けします。  昭和36年12月に開港して以来、北陸の空の玄関として発展し続ける小松 空港。この小松空港と、隣接する県立航空プラザで、空港や飛行機をもっと身 近に感じられるイベントを開催します。大人も子供も、大空への夢が広がるイ ベントに、ぜひ出掛けてみませんか。 【大空で遊ぼう! 〜空港未来フォーラム〜】 ■空港未来フォーラム とき 11月19日(金)15時〜17時 ところ ホテルサンルート小松 「空港を生かしたまちづくり」をテーマに、小松市と空港で結ばれている都市 の市長などが集まり、これからの空港の利活用などについて考えます。 ■11月20日(土)・21日(日)は、親子で楽しめる催しがいっぱい! ◎ご当地グルメ・大物産フェア 11月20日・21日 航空プラザ  北海道から九州まで、全国各地の物産品が並びます。全国の名品を一度に味 わうチャンス。お見逃しなく。 ◎大空交流ステージ 11月20日・21日 航空プラザ  全国から来た観光大使によるお国自慢や、小松市の小学生による小松空港を 舞台としたミュージカル、麻薬犬のデモンストレーション(20日のみ)や吹 奏楽など。  20日はタレントの原口あきまささんがスペシャルゲストとして登場。もの まねステージで盛り上げます。 ◎おおぞら親子教室 ・JAL折り紙ヒコーキ教室 20日(土)10時30分〜と13時30分〜 の2回。各親子15組 ・航空プラザ航空機教室 21日(日)10時30分〜、親子20組 ・エア・ドゥ航空教室 21日(日)13時30分〜、50人 いずれも参加無料。11月5日(金)までに事務局まで要申し込み。応募多数 の場合は抽選。 ◎展示機に乗ってみよう 11月20日・21日 航空プラザ 航空プラザに展示してある航空機やヘリコプター9機の操縦席を無料開放しま す。 ◎YS−11シミュレーターに乗ってみよう 11月20日・21日 航空プラザ 通常500円フライトシミュレーターを300円で体験できます。 ◎ツモリータ展示  JALの整備スタッフが1個限定で手作りしたボーイング737−800型 の木製シミュレーター(のつもり)です。当日は操縦席に座って操縦かんに触 れることができます。 ◎送迎デッキ無料開放 11月20日・21日 小松空港 そのほか、詳しくは小松市ホームページをご覧ください。 ■小松市ホームページ−大空で遊ぼう! http://www.city.komatsu.lg.jp/index/oozoraasobou.html ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●今月のテーマは「スポーツ」です。 こまつちゃん  小松では、年齢に関係なくたくさんの人がスポーツを愛好していますね。 和田市長  小松の人はすごいです。今年も国体やねんりんピック、少年スポーツ大会な どで、優勝や入賞報告を多く受けています。  また、スポーツ少年団やジュニアスポーツ教室などでは、熱心な指導者が、 スポーツの技術以外にもチームワークやルール遵守の大切さを教える姿がよく 見られます。こうして築かれた人と人との結び付きが基礎となって、地域の連 携強化にも生かされ、市民協働の時代を迎えるにあたっての小松の強みとなっ ています。 こまつちゃん  今後、さらに全国や世界で活躍する人材を輩出していくには、どういったこ とが必要でしょうか。 和田市長  施設など、ハード面の充実はもちろんですが、これからは医科学的トレーニ ングを積極的に導入して、アスリートを養成していくことが重要です。9月か ら、市内の民間スポーツ研究機関と連携・協力して、小松市立高校、小松商業 高校、小松大谷高校の生徒を対象に、陸上や水泳、ハンドボールなど11競技 ・50名の選手を育成・強化する医科学的トレーニングの実施を試験的に開始 しました。これは、選手一人ひとりの身体や精神面、栄養管理などを考慮した プログラムを作成し、けがを減らしながら質の高いスポーツ活動を行えるよう 支援していくもので、選手だけでなく指導者のレベルアップにも効果的です。  将来の小松のスポーツ界を支えていく人材を育成し、世界に通用するトップ アスリートを輩出できるよう、力を注いでいきたいと考えています。 ブラジルからの国際交流員 ○●Vamos conversar(お話しましょう)●○ 米須 メイリー ●小松市ALT(外国語指導助手)の紹介  小松市の国際交流員になってから3年半の間、このコラムを通じて皆さんに ブラジルや国際交流についていろいろ紹介してきました。しかし、小松市には 国際交流員以外にも外国人スタッフがいます。今回は教育委員会に勤めている 2人のアメリカ人に自己紹介をしてもらいました。 ☆エミリー・フィッツジェラルドさん(22歳)  「私は今年8月にニューヨーク州から小松市へ来ました。ニューヨークと言 っても田舎です。私の家からニューヨーク市まで1時間半ぐらいかかります。 日本に来る前は両親と一緒に住んでいました。兄が1人いますが、結婚してボ ストン市の近くに住んでいます。私はパーチェス大学で哲学を勉強し、今年5 月に卒業しました。日本の哲学に興味があるので、いろいろな事を教えてくだ さいね。  大学生の時、大阪の関西外国語大学に1年間留学しました。その時はいろい ろな場所へ行きましたが、今回もまだ行っていないところへ行くのを楽しみに しています。また、さまざまな人と出会って、友達を作りたいと思います。私 は教えるのも習うのも両方とも大好きなので、お互いの文化についていろいろ 話し合いましょうね。よろしくお願いします!」 ☆マシュー・スノーデンさん(35歳)  「こんにちは!私はアメリカから来たマシュー・スノーデンです。小松市教 育委員会に勤め、外国語指導助手として英語を教えています。趣味は登山と読 書です。新しい人に出会い、新しいところに行くのが好きです。日本ののどか な風景が大好きなので、石川県での生活を楽しんでいます。よろしくお願いし ます!」  エミリーさんとマシューさんは日本語を勉強していて、日本の文化にも興味 があるようですね。みなさんも2人に会ったときにはぜひ声を掛けてみてくだ さいね! ★☆文化ガイド★☆ ■宮本三郎ふるさと館特別展「画家たちの挿絵画」  宮本三郎を始めとする油彩画家たちが描いた書籍の装丁や表紙などを展示し ます。 会期 11月23日(火・祝)まで 入館料 一般500円(400円)、大学生200円(150円)、65歳以 上100円、高校生以下無料(要証明書提示)、()内は20人以上の団体料 金 そのほか 1枚のチケットで宮本三郎美術館特別展「女性像の魅力」もご覧い ただけます。 問い合わせ 宮本三郎美術館 0761(20)3600 ■11月のこまつ市民読書の日のイベント ◎掌(てのひら)講座「断捨離〜日々是ごきげん今からここからスタート〜」 とき 11月23日(火・祝)13時30分〜15時 ところ 図書館視聴覚室 講師 やましたひでこ(ベストセラー「断捨離」の著者。小松市在住) 定員 40人(11月20日(土)までに要申し込み) ◎お楽しみかみしばい会 とき 11月23日(火・祝)14時〜15時 ところ 南部図書館親子読書室 問い合わせ   図書館 0761(24)5311       南部図書館 0761(43)1222 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:模擬合戦や落ち武者狩り オータムフェス 小松駅前 コスプレ撮影会も 02:「劇場」の変遷後世に 大杉ミュージカルシアター 写真、資料を募集 03:買い物不便者を初調査 小松市 高齢者の増加見据え 小売店支援検討 04:高架下の屋台村盛況 JR小松駅で社会実験 ラーメンや焼き鳥店 05:町家を「図書館」に 小松市 読みたい本と交換 タテマチ大学が開設へ 06:水質浄化へ交流促進 木場潟ー琵琶湖 小松の再生プロジェクト 07:小松の歴史、時代絵巻 前田利常や弁慶ら登場 どんどんまつり 初行列 08:老ケヤキ、再生の鼓動 那谷寺 樹木医ら治療、葉増え大きく 09:石川県内初、里山に誘客、健康づくり 小松市にノルディックウオーク協 10:航空最前日のきょう 障害者を特別招待 F15戦闘機や救難ヘリ展示 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年10月30日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎模擬合戦や落ち武者狩り オータムフェス 小松駅前 コスプレ撮影会も  合戦とアニメを楽しめる「こまつオータムフェスティバル」(北國新聞社後 援)は31日、JR小松駅前などで初めて行われる。浅井畷(なわて)の合戦 をモチーフにした模擬合戦や、中心商店街での鬼ごっこ「落ち武者狩り」など 参加体験型のまつりを通して小松の歴史や町並みの魅力を広く伝え、地元の商 店街に活力を呼び込む。  模擬合戦では、一般公募の約200人が甲冑(かっちゅう)姿で二手に分か れ、小松駅前大通りを舞台に関ケ原の戦いの前哨戦として東軍に与(くみ)し た金沢城主前田利長と、西軍の小松城主丹羽長重が戦った浅井畷の合戦を再現 する。  その後、駅前商店街全体を使って「落ち武者狩り」と銘打った鬼ごっこが行 われる。一般参加者が「落ち武者」のスタッフを探し、じゃんけんに勝つとポ イントが付与される。「お目付役」と呼ばれる係員が参加者を後追いして背番 号を見られるとポイントを失う。  鬼ごっこ参加者が、約20の協力店に入ると特典がつき、商店に気軽に足を 運ぶ機運を高める。上位者には小松市のブランド米「蛍米」などの景品が贈ら れる。戦国グッズの販売も行われる。  アニメまつりでは人気のNARUTOショーが小松駅前西口市民広場で行わ れる。「戦国BASARA」などのコスプレ撮影会が芦城公園や本覚寺、町家 「本村邸」で開かれる。YOSAKOI演舞や太鼓演奏、ダンスなども披露さ れる。  同フェス実行委員会の佐々木紀委員長(小松青年会議所理事長)らは29日、 北國新聞社小松支社を訪れ「若い力で小松のまちの活性化につなげたい」と意 気込みを語った。 〈02〉2010年10月28日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「劇場」の変遷後世に 大杉ミュージカルシアター 写真、資料を募集  小松市の市民劇団「大杉ミュージカルシアター」は27日までに、同劇団が 活動する同市の大杉中町劇場が来年設立50年になることを受け、建設当時か ら現在までの地域の変遷が分かる風景や歴代の公民館行事の写真などを集め始 めた。当時を知る世代が懐かしみ、子どもたちにふるさとの歴史を学んでもら おうとゆかりの品の展示を計画している。  大杉中町劇場は1961(昭和36)年、同市大杉中町の公民館として建設 され、約30年間、会合や催しの会場として地域の歴史を刻んだ。  市街地への人口の流出によって過疎化が進んだことから公民館は閉館。19 94(平成6)年に同劇団を主宰する金城大短大部准教授ガート・トーマス・ ウエスタハウトさん(50)が借り受けて劇場に改装した。  ガートさんは、現在50人ほどしか住んでいない同町の現状を危惧(きぐ) し、地域の歴史を次の世代に伝えたいという思いと、地域への感謝の気持ちを 表すために当時の写真や資料の収集を決めた。  住民から借り受けた公民館のこけら落とし行事の写真やパンフレットのほか、 当時の町内の様子を記した新聞記事の切り抜きなどが集まっている。  出身者が帰省する来年のお盆をめどに同劇場で展示を始める予定で、ガート さんは「町を離れた人が当時を懐かしみ、子どもたちが地元の歴史に興味を持 つ機会にしたい」と話している。問い合わせは大杉ミュージカルシアター=0 761(46)1824=まで。 〈03〉2010年10月26日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎買い物不便者を初調査 小松市 高齢者の増加見据え 小売店支援検討  小松市は25日までに、日常の食料品の買い物に不便を感じている人につい ての初めての調査に乗り出した。移動手段が限られる高齢者の増加が見込まれ る中、近くにスーパーがないなどの理由で困っている人・地域を洗い出す。調 査の結果、「買い物不便者」が多く問題が深刻な地域があれば、年内に事業者 への支援策を検討する。  「買い物不便者」は移動手段が主に徒歩と公共交通で、徒歩圏内にスーパー などがなく、公共交通も利用しづらい地域に住む高齢者を指す。自動車を運転 できる市民も加齢に伴って運転できなくなり「不便者」になる可能性があり、 団塊の世代の高齢化を見据えて対策が求められている。  小松市は南加賀公設地方卸売市場の競り参加資格を持つスーパーや食料品店 の場所を記した地図を作成。スーパーなどがない「空白地域」の町内会から不 都合を感じていないか聞き取っている。  空白地域でも、宅配サービスの利用などで大きな問題は生じていない可能性 もあるが、深刻な不都合がある場合は事業者が出店しやすい支援策を検討する。  市によると、青果店や鮮魚店は店主の高齢化と跡継ぎ不在などが原因で、大 幅に減少しており、「買い物不便者」の増加に拍車を掛けるそうだという。 〈04〉2010年10月20日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高架下の屋台村盛況 JR小松駅で社会実験 ラーメンや焼き鳥店  小松中心商店街振興組合連合会の「チャレンジ 高架下屋台村」は19日、 JR小松駅高架下で始まり、初日はラーメンや焼き鳥など8店が出店して仕事 帰りのサラリーマンらでにぎわった。普段は空きスペースになっている駅周辺 の一等地を活用してにぎわいを生み出す社会実験で、22日までの期間限定で 夜の屋台に「赤ちょうちん」がともる。  屋台村では、イベントなどに出張している移動販売車が高架下に乗り入れて 食品を提供。19日は手羽先やカレー、イカ焼き、クレープ、アルコール類を 含む飲み物が準備され、個人が出したおでん店も見られた。ギターの弾き語り 演奏も行われた。  屋台村のオープン時間は午後4時から同9時半で、午後6時ごろまでは下校 途中の高校生、それ以降は仕事帰りの会社員らが立ち寄って飲食を楽しんだ。 20日から22日は一部の移動販売車が入れ替わり、ホットドッグや焼きそば など、メニューが増える日もある。  小松市白江町、会社員佐藤みどりさん(24)は「駅利用者は手軽に楽しめ るので素晴らしい取り組みだと思う」と話した。  小松駅周辺では来年5月、コマツ小松工場跡地に同社の研修センターや会議 室が設けられるなど、にぎわい創出に向けた事業が進められている。同連合会 は社会実験の結果を分析し、今後の事業の参考にする。 〈05〉2010年10月20日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎町家を「図書館」に 小松市 読みたい本と交換 タテマチ大学が開設へ  昭和初期から小松市龍助町に残る町家・浅野邸が11月、「リサイクル図書 館」に生まれ変わる。使われなくなった町家に新たな息吹が吹き込まれること になり、今月23日に「おそうじワークショップ」と銘打ち、住民らが参加し て大掃除を行う。町民文化が息づく小松で、地域を挙げて町家再生の機運を高 める。  町家を活用するのは「タテマチ大学」(NPO金沢マチナカ大学)で、リサ イクル図書館「コマツマチヤ文庫」(仮称)が開設される。誰でも不要になっ た本を持ち込んでポイントをため、読みたい本と交換できる。喫茶機能も備え、 地元の有識者を講師に招いた講座も予定する。来年3月末までの期間限定で開 設される。  浅野邸は昭和初期建造の木造2階建てで、虫籠(むしこ)と漆喰(しっくい) 塗り、袖壁(そでかべ)、二重庇(ひさし)、面格子などがある伝統の町家。 2、3年前から空き家となっていたが、タテマチ大学は市民らに昭和の趣を残 す町家を活用し、歴史や町民文化に触れてもらうため、同文庫を開設する。  小松中心商店街振興組合連合会の高野哲郎会長とこまつ町家委員会事務局の 中田吉彦さんは「町家の活用と中心商店街の活性化につながる」と期待してい る。 〈06〉2010年10月14日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎水質浄化へ交流促進 木場潟ー琵琶湖 小松の再生プロジェクト  小松市の木場潟再生プロジェクトのメンバー約20人は23日、大津市の琵 琶湖を訪問し、同湖で水質問題に取り組む環境団体と情報交換を行い、木場潟 の水質浄化への糸口を探る。市内の環境保全団体「木場潟キッズクラブ」も参 加し、水質汚染対策の先進地でヨシ植えを体験する。  琵琶湖での研修は昨年に続いて2回目。大津市の淡海環境保全財団メンバー の指導を受けて、水質浄化作用があるヨシの苗を竹を使って植える方法を体験、 習得する。琵琶湖博物館を見学して同湖の魚や水性植物の生態を総合的に学ぶ。  木場潟は水質悪化の指標が1990(平成2)年に全国ワースト2位となっ ており、その一因として昭和50年代まで湖面を覆っていた水草がほとんど見 られなくなったことが指摘されている。  同プロジェクトは2005年の発足時から琵琶湖の環境保全活動を参考にし、 4年前から潟でのヨシや水草などの植生に取り組んできた。土田準リーダー (60)は「水質汚染対策の先進地琵琶湖にわれわれ大人が学ぶだけではなく、 子どもが環境問題に関心を持つきっかけとしたい」と話した。 〈07〉2010年10月11日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松の歴史、時代絵巻 前田利常や弁慶ら登場 どんどんまつり 初行列  第35回小松市どんどんまつり(本社特別協力)は10日、JR小松駅周辺 を主会場に行われ、「こまつ千年歴史物語行列」が初めて実施された。小松の 礎を築いた加賀藩三代藩主前田利常や弁慶、義経、俳聖松尾芭蕉ら小松ゆかり の人物に扮(ふん)した市民ら約500人が中心商店街を練り歩き、郷土の歴 史を一巻の時代絵巻として演じた。  小松の歴史と先人を知り、郷土に誇りを持つ目的で行われた。古墳時代をイ メージした衣装を着た市民や平安時代の白拍子「仏御前」役の「こまつ姫御前 」、戦国時代のよろいやかぶとを身に着けた前田軍、コマツ創業者の竹内明太 郎、初の公選市長である和田傳四郎らが続いた。小松署や小松市消防本部・消 防団、小松空港関係者、航空自衛隊小松基地なども参加した。  パレード後、特設ステージでは劇団シアタースカイ(小松市)と日本元気劇 場(加賀市)の役者が殺陣(たて)を披露した。フィナーレでは出演者がステ ージ上で小松発展へ力を合わせることを誓った。  利常を演じた佐々木紀小松青年会議所理事長は「利常のように小松の発展に 取り組んでいきたい」と話し、沿道を埋めた観客からは「面白い企画をすれば 中心市街地にも人が集まり、にぎやかになる」との声が聞かれた。 〈08〉2010年10月10日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎老ケヤキ、再生の鼓動 那谷寺 樹木医ら治療、葉増え大きく  小松市の那谷寺で、枯死の危機に瀕(ひん)していたケヤキが、木崎馨山住 職や樹木医の懸命な治療によって元気を取り戻し始めた。土の入れ替えや幹の 腐朽部分を削り取ったことなどが好転の要因と見られ、木崎住職は「勢いを取 り戻した古木を後世に伝えていきたい」と目を細めている。  ケヤキは山門と庫裏の間にあり、高さ約26メートル、幹回り約3・62メ ートルで境内のケヤキの中では最も大きく、樹齢約400年と推定される。木 崎住職によると、4年ほど前から急に樹勢が衰え、上部に葉が生えず枯れ枝も 目立つようになったという。  寺を見守り続けてきた古木を回復させるため、西山義春さん=加賀市=ら県 内の樹木医が集まって診たところ、根元の周囲の土が硬く一部がアスファルト に覆われ木に酸素が行き届かない状態だと分かった。  西山さんらは幹の腐朽部分を削り取る「外科手術」で腐食を食い止め、粘土 質の土を空気の通りやすい土に変え、根元に竹筒を埋めて酸素と水分を吸収し やすいようにした。これらの治療を2年ほど続けた今年の春ごろから葉が生え 始め、1枚のサイズも大きくなったという。  今後は再び腐食しないよう、西山さんらが定期的に検診を行い、ケヤキの維 持管理に努める。木崎住職は「木が変わると境内の「気」も変わる。古い歴史 を感じるケヤキを大切に守っていきたい」と話した。 〈09〉2010年10月06日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石川県内初、里山に誘客、健康づくり 小松市にノルディックウオーク協  スキーのように両手でポールを持ち、丘陵地などを歩く「ノルディックウオ ーク」の愛好者らでつくる「小松ノルディックウオーク協会」が8日、小松市 で発足する。里山での健康づくりを支援し、観光誘客を促進する狙い。同日、 東山町公民館で設立総会(北國新聞社後援)を開いた後、17日に第1回大会 (同)を滝ケ原町で開催する。  ノルディックウオークの協会が発足するのは県内では初めて。協会にはウオ ーキング愛好家や里山の活性化に取り組む市内団体の会員らが加わる。  全日本ノルディックウオーク連盟公認指導員の金丸和弘さん(白山市)によ ると、同ウオークは全身の9割の筋肉を使い、通常のウオーキングよりも2〜 3割ほど多くエネルギーを消費するため、ダイエットにも効果がある。スキー のクロスカントリー選手の夏場の練習法としてフィンランドで誕生し、北海道 や長野県などに愛好者が多いという。  丘陵地で取り組んだ方が効果が高いとされ、同協会は17日の第1回大会を 皮切りに、小松市内の里山地域で講習会や各種大会を企画していく。地域の特 色や景観を楽しめるコースを紹介するウオーキングマップも年内をめどに作成。 旅行会社にもツアーなどに取り込むよう働き掛け、誘客を促す。  事務局を務める橋本孝一さんは「市民や観光客が小松の里山で健康増進を図 り、自然や名所に親しむ機会になればうれしい」と話した。 〈10〉2010年10月02日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎航空最前日のきょう 障害者を特別招待 F15戦闘機や救難ヘリ展示  航空自衛隊小松基地は、3日に開催される航空祭に先立ち2日、小松市内の 五つの福祉施設を利用する身体障害者らを招待し、F15戦闘機や救難ヘリな ど4機種の地上展示を行う。航空祭前日に障害者を特別招待するのは初めて。 県内外から約10万人が集まる同祭前に戦闘機などをじっくり見る機会を新た に設け、基地に親しんでもらう狙い。  障害者の招待は鶴田眞一基地司令が発案し、小松市を通して市内14カ所の 福祉施設に打診し、希望者が参加する。当日は施設利用者と職員計約80人が 訪れる。隊員が救難捜索機や中等練習機の説明をし、参加者はF15戦闘機の コックピットに座ることもできる。天候に恵まれれば、アクロバット飛行を披 露する専門のチーム「ブルーインパルス」の予行演習も目にすることができる という。  航空祭当日は、戦闘機や偵察機など6機種が編隊飛行や救難活動の様子を披 露する。ミサイルやエンジンなどの展示、中部航空音楽隊による演奏なども行 われる。今年は市制70周年を記念し、小松うどんのブースが新たに加わる。 同基地は「基地をよく知り、親しんでもらう機会にしたい」と話した。 ●飛行機描いた児童の絵展示 小松空港  小松空港絵画コンクール作品展は1日、同空港で始まり、南加賀の児童が描 いた飛行機など580点が搭乗客らの関心を集めた。同日は空港ビルを管理す る北陸エアターミナル(小松市)が創立50年を迎えた節目にあたり、関係者 はさらなる飛躍を期した。  作品展では特別賞に選ばれた加賀市錦城東小1年の武田葵衣さんの花畑に降 りる旅客機を描いた力作や、小松市イメージキャラクター「カブッキー」も登 場する絵などが飾られた。11日まで。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 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