106号(10月1日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.106     _/ _/              平成22年10月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.106をお届けします。  「奥の細道」で小松を訪れた松尾芭蕉が絶賛したという「小松うどん」。豊 かな加賀平野や日本海で取れる食材と、白山水系のおいしい水で作られる小松 うどんは、麺とつゆが絶妙の相性で互いを引き立て合い、食べる人をうならせ ます。  この小松うどんを地元の人たちだけでなく、もっとたくさんの人に知ってほ しいと、全国に向けて発信する取り組みが始まりました。みなさんもぜひ小松 うどんに舌鼓を打ってみませんか。 【「小松うどん」レシピコンテスト】 とき 10月10日(日)12時〜 ところ 小松中心商店街  公募した市民を含む審査員が、1次審査で選ばれた「温」「冷」「創作」の 各ジャンル5品目を会場で実食・採点し、“じのもん”小松うどんの新メニュ ーを決定します。新しい「小松うどん」誕生の瞬間を、ぜひ自分の目で確かめ てみませんか。 問い合わせ 小松うどんdeまちづくり実行委員会事務局(カブッキータウンこ まつ内) 0761(24)8200 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●今月のテーマは「寺社・町家の魅力と生かし方」です。 こまつちゃん 小松には寺社や町家が多く、美しいまち並みだと言われますが。 和田市長 寺社や町家など風情あるまち並みは、小松の特徴の一つです。信仰心の厚かっ た前田利常公が那谷寺の再建や小松天満宮の創建に尽力したことは有名ですが、 宗派を問わず、由緒ある寺院に土地を与えて小松に移転させました。  その結果、小松では古くから人々が寺社に集い、心のよりどころとしてきま した。また、利常公が奨励した小松瓦、畳表、絹織物などの産業が、小松の地 に根付いて、町人文化の繁栄をもたらし、町家が形成されました。 こまつちゃん 寺社や町家を守っていくにはどうすればいいのでしょうか。 和田市長 いくら文化的・歴史的価値があるまち並みでも、住む人が減っては守っていけ ません。そこで、町家を使ったイベントなどで、内外に魅力を発信するととも に、定住促進支援制度や町家情報バンクなどの取り組みを行っています。  まず住む人が心地良いと感じられる町家でなければいけないと思っています。 こまつちゃん 10月29日、30日には、小松で初めて「寺町サミット」が開催されますね。 和田市長 今回のサミットが、素晴らしい観光資源でもある寺院をどう生かすかを考える きっかけになればと思います。地域のコミュニケーションの場として寺院を活 用し、情報を発信していけたら、そこに新たなまちづくりの可能性が見いだせ るのではないでしょうか。  先人が残した資産を大切に守り、更に新たな価値を創出していく。小松らし い個性あるまちづくりを皆さんと一緒に考えていきましょう。 ブラジルからの国際交流員 ○●Vamos conversar(お話しましょう)●○ 米須 メイリー ●学生たちの国際交流  小松市は姉妹都市であるイギリスのゲイツヘッド市と「友好の翼」(※)と いう青少年交流を実施しています。この事業の参加者として今年7月に小松市 に約2週間滞在したゲイツヘッドの高校生ジョージ・ハランドさん(17歳) に感想を聞きました。  『小松は、家の中とその周りに緑がいっぱいあり、素敵なところだと思いま した。また、学校の生徒はみんなとても心豊かで頭がいい人たちばかりでした。 町の雰囲気は温かく、治安が良いので安心して滞在できました。小松の人々の 心のこもったおもてなしにも感動しました。  玄関で靴を脱がなくてはいけないこと以外、生活様式に大きな違いはないよ うに感じましたが、日本はすごく蒸し暑くて、慣れるまで時間がかかりました。 また、食文化の違いは大きく、新しい料理を食べてみるのも日本での楽しみの 一つでした。特にカキ氷が気に入って、滞在中いろいろな味を試しました。  小松での滞在は一瞬一瞬が楽しくて、忘れられない思い出がたくさん残って います。この中から一番を選ぶなら、ホームステイ先のパートナーが一生のベ ストフレンドとなったことと、素敵な人たちに出会って大好きな友達をたくさ ん作れたことだと思います。こんな機会を与えられて、感謝の気持ちでいっぱ いです』  皆さんも、海外の文化や生活を肌で感じてみませんか?この事業に関して興 味のある人は小松市ホームページ「国際交流について」をご覧ください。 ※小松市とゲイツヘッド市の学生がパートナーを組み、1年目は小松の学生が ゲイツヘッドのパートナー宅で、2年目はゲイツヘッドの学生が小松のパート ナー宅でホームステイをする。互いの生活や文化を体験し、国際交流を深める 事業で、1991年から行われている。 ★☆文化ガイド★☆ ■小松市史 図説「こまつの歴史」 特別予約受付中 原始・古代から現代までを時代順に5分野に分け、民俗を含めて全123項目 を、豊富な資料写真とあわせて紹介します。 (B5版、オールカラー約260ページ) 特別予約価格 並製本2,000円、上製本3,000円 (定価:並製本3,000円、上製本4,000円。いずれも税込みで、郵送 の場合は送料別途必要) 特別予約受付 10月31日(日)まで (11月1日以降は定価での販売になります) 申し込み方法 申込書に必要事項を記入し、市史編纂担当へ郵送または持参し てください。電話、FAX、Eメールでの申し込みも可。 問い合わせ 〒923−0903 小松市丸の内公園町19番地 図書館市史 編纂担当 電話:0761(24)5315 FAX:0761(22)97 63 Eメール:hensansitu@city.komatsu.lg.jp ■宮本三郎美術館 特別展「女性像の魅力」 会期 11月23日(火・祝)まで ところ 宮本三郎美術館 入館料 一般500円(400円)、大学生200円(150円)、65歳以 上100円、高校生以下は無料 ※()内は20人以上の団体料金 問い合わせ 宮本三郎美術館 電話:0761(20)3600 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:F15の磨輝布 航空祭のグッズ完成 小松織物工業協組 02:元隊長急逝、遺志受け継ぎ活動再開へ 小松駅前地区防犯交通推進隊 03:歌舞伎継承へ未来熟 義太夫、囃子方、能の3教室 小松市 無料で指導 04:源義経ゆかりの自治体集う 11月・小松市でサミット 県内初 05:コマツ「本社機能移転の第1弾」 小松工場跡地で研修センター起工式 06:初代の笑顔 こまつ姫御前に野村、中田、吉田さん 07:貸し自転車網整備 小松市 駅と観光地結ぶ 11月、社会実験 08:駅高架下にうどん道場 10月アンテナ店新設 手打ち体験、パネル展示 09:こまつ芸術劇場うらら利用急増 展覧会や面接試験 大和閉店で「移動」 10:輪禍克服、38歳のリング 複雑骨折の右 復活のアッパー 吉田さん ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年09月29日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎F15の磨輝布 航空祭のグッズ完成 小松織物工業協組  小松織物工業協同組合は28日までに、航空自衛隊小松基地で10月3日に 開催される航空祭のオリジナルグッズとして、同基地に配備されているF15 戦闘機を描いた磨輝(みがき)布を完成させた。戦闘機を得意とする航空デザ イナーが図案を手掛け、細かな部分もリアルに描写された。  戦闘機を描いたのは航空雑誌でも活躍している福田智萌子(ともこ)さん (東京)で、磨輝布は2種類製作された。一つは小松ゆかりの歌舞伎「勧進帳 」にちなみ、弁慶が読み上げた勧進帳風の巻物や弁慶の衣装を戦闘機の周囲に 表現した。  生地に使われているのは、太さが通常の糸の7分の1程度の超極細繊維で、 眼鏡やカメラのレンズ、パソコンなどの画面を傷付けずに汚れやほこりを取る ことができるほか、「肌をふけばつるつるになる」(同協組)という。  磨輝布は水色とサーモンピンクの2種類あり、1枚500円で販売する。航 空祭では戦闘機を描いたネクタイや傘、クッションなども提供する。  グッズ製作委員会の北出智久会長は「新しいグッズをファンの人に楽しんで もらい、航空祭を応援したい」と話した。 〈02〉2010年09月21日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎元隊長急逝、遺志受け継ぎ活動再開へ 小松駅前地区防犯交通推進隊  元隊長の急逝で事実上活動が停止していた小松駅前地区防犯交通推進隊が2 1日、2年3カ月ぶりに活動を再開する。新隊員が加わり、若返った同推進隊 は11月に「小松駅前」から「芦城東」に名称も変更して新たなスタートを切 る予定で、元隊長の遺志を引き継ぎ、「向こう三軒両隣」の精神で地域の絆 (きずな)を深め、安全安心の地域づくりを進める。  同推進隊は少なくとも30年以上前から地域安全や交通安全の活動を進めて きた。隊員の減少や高齢化で今後の活動を心配した元隊長の岩脇裕さん=享年 (76)=が2008(平成20)年春ごろに吉本慎太郎市議(43)に相談 したものの、同年6月に急逝した。  遺志を受け継いだ吉本市議が今年4月に隊長となり、岩脇さんの妻洋子さん =享年(77)=から資料を譲り受けた。対象となる14町内会に隊員の派遣 を要請し活動再開の準備を進めている途中に、洋子さんも今年6月に亡くなっ た。その後も吉本隊長らは活動再開に向けて準備を重ね、ようやく再開にこぎ 着けた。以前は70代以上の8人しかいなかったが、新隊員も加入して30〜 60代の17人と若返り、隊員数は倍増した。  21日に始まる秋の全国交通安全運動での赤ランプ作戦を活動再開の場とし、 隊員が同市沖町交差点付近に立って事故防止を訴える。  再開前日の20日には隊員がしばらく使われていなかった制服や誘導灯、赤 ランプ、腕章、ジャンパーなどの備品を持ち寄り、最後の打ち合わせに臨んだ。 吉本隊長は「岩脇さん夫妻に活動再開の報告をしたかった。遺志を引き継ぎ、 自分たちのまちは自分たちで守っていきたい」と話した。 〈03〉2010年09月18日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歌舞伎継承へ未来熟 義太夫、囃子方、能の3教室 小松市 無料で指導 小松市は20日、小松を代表する伝統芸能である曳山子供歌舞伎などを支え、 継承する人材を育成する「こまつ歌舞伎未来塾」を発足させる。語りを担当す る義太夫と、長唄と三味線など囃子(はやし)方を学ぶ邦楽、歌舞伎「勧進帳 」と密接な能「安宅」を習得する能楽の3教室を設ける。小学生から一般まで の幅広い人材を無料で指導し、後継者不足の解消につなげる。  小松淨曲(じょうきょく)会の後藤長平氏が塾長に就任予定で、見学した市 民が歌舞伎に関心を深めるよう練習は公開する。  義太夫は「義太夫語りの会」が育成を担当。小松淨曲会の角野康夫氏らが講 師を務め、浄瑠璃の語りや太棹(ふとざお)三味線の技術を伝える。  「こまつ邦楽教室」は寺島浩芦城中校長らが指導し、長唄「勧進帳」を中心 に長唄と三味線、鳴り物などの基礎を教える。受講生は毎年5月開催の全国子 供歌舞伎フェスティバルin小松(北國新聞社特別協力)に出演する予定。  小松宝生会の長野裕氏らが指導する「こまつ能楽教室」では、生徒は仕舞・ 舞囃子で足の運び方などの基本を習得し、能「安宅」を練習する。  3教室とも練習は県こまつ芸術劇場うららなどで月2日間から4日間程度行 う。  市は「小松の伝統芸能を継承するため、人材を育成し次世代へ発展させたい 」(文化創造課)としている。 〈04〉2010年09月12日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎源義経ゆかりの自治体集う 11月・小松市でサミット 県内初  小松市で11月9、10日、源義経らにゆかりがある全国の自治体関係者が 集う「義経・与一合同サミットin小松」が県内で初めて開催されることが決 まった。「歴史文化を生かした交流人口の拡大」をテーマに、各地に根付く義 経らの伝承や歴史遺産を活用した地域活性化策について意見交換する。  義経サミットは2004(平成16)年、義経元服の地とされる滋賀県竜王 町で始まり、毎年、北海道平取町から徳島県小松島市までの構成15市町の持 ち回りで会議を開いている。06年からは義経と同じく源平の合戦で活躍した 那須与一サミットと合同開催となった。  小松市は初回から参加しており、今年が市制70周年の節目にあたることか ら開催地に名乗りを上げた。  初日は、サミットに先立ち、県こまつ芸術劇場うららで、安宅が舞台の歌舞 伎「勧進帳」を中学生が披露する。サミットでは、参加自治体の首長らによる 活動発表やパネル討論が行われる。  2日目は安宅の関跡をはじめ「勧進帳ものがたり館」など義経に関係がある 施設のほか、市内の観光地視察が行われる予定。各地から約20人が参加する 見込みである。  市は「安宅の関跡などの義経ゆかりの歴史資産を観光誘客や交流人口の拡大 に生かしていきたい」(観光政策課)としている。 〈05〉2010年09月11日(土)付北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎コマツ「本社機能移転の第1弾」 小松工場跡地で研修センター起工式   今年3月末に閉鎖したコマツ小松工場跡地に設けられる同社の新研修センタ ー(仮称)と公園の起工式は11日、小松市の同跡地で行われた。年間延べ約 3万人の利用を見込み、創業90周年を迎える来年5月に完成する。式後、野 路國夫社長は研修センターについて「教育関係の本社機能を小松に移転すると いう考え方で、その第1弾となる」と述べた。  式には約40人が出席。野路社長は「人材育成が大事であり、今後もグロー バルに発展するため、地元のサポートをお願いしたい」とあいさつした。和田 慎司小松市長は「人口交流時代の素晴らしい拠点になる。心行くまでおもてな ししたい」と期待を込めた。  研修センターは工場跡地の13万4千平方メートルのうち、5万5千平方メ ートルを使って整備される。高さ約30メートルの大型プレス機械組み立て棟 を残して改修するほか、会議室などを設けた平屋建ての建物を建設する。社員 研修をすべて集約し、3カ国語の同時通訳が可能な会議室も設け、国際会議を 開く。  野路社長によると、社員約40人が常駐するという。地元経済に貢献するた め、飲食や宿泊施設は設けない。  公園は約2万平方メートルで、子どもたちに自然観察の場を提供するため、 里山を再現した緑地を設ける。旧本社建屋を復元した記念館も建設する。 〈06〉2010年09月09日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎初代の笑顔 こまつ姫御前に野村、中田、吉田さん  ふるさと小松の観光大使「こまつ姫御前(ひめごぜん)」コンテスト(本社 など主催)の審査結果が8日発表され、初代こまつ姫御前に野村由佳さん(2 1)=香林坊大和、小松市=、中田真以さん(19)=小松短大、同市=、吉 田朋未さん(21)=バイク販売店ハーレーダビッドソン金沢、同市=が選ば れた。10月から1年間、県内外の各種行事に参加して小松の伝統文化や産業、 自然を全国発信する。  中田さんは「魅力たっぷりの郷土の自然を県外の人にPRしたい」と抱負を 語り、野村さんは「小松の伝統文化や行事を勉強して素晴らしい点を伝えてい きたい」と意欲を示した。平安時代の白拍子、仏御前の出身地に住む吉田さん は「小松に若い人が集まり、お年寄りも住みやすい活気ある街になるように頑 張りたい」と決意を語った。  3人は19日に同市原町でお披露目され、10月の小松市どんどんまつり (本社特別協力)の認証式後、活動をスタートさせる。  「こまつ姫御前」は小松市制70周年と仏御前の生誕850年の節目に当た る今年から、前身の「こまつ夢案内人」から名称を変更した。 〈07〉2010年09月09日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎貸し自転車網整備 小松市 駅と観光地結ぶ 11月、社会実験  小松市は観光客らに自転車を貸し出すレンタサイクル施設を市内の観光地数 カ所に整備する方針を固めた。自転車を返却できる施設を増やして利便性向上 を図る。外国人観光客からレンタサイクルの有無を尋ねられるケースが相次い でおり、ネットワーク化により、観光客にとって魅力的な街づくりを進める。  11月にレンタサイクルの社会実験に乗り出すまちづくり会社「カブッキー タウンこまつ」は、JR小松駅高架下に自転車の貸し出し・返却施設を1カ所 設ける予定。放置自転車10台を修理し、観光客らの身分証明書を確認した上 で1日200円程度で貸し出す。利用者には▽自転車でどこに行くか▽どこに 貸し出し・返却施設があれば使いやすいか、などをアンケートで聞き取る。  市の計画では、貸し出し・返却施設をアンケートでの意見も参考にしながら、 木場潟、JR粟津駅、粟津温泉、安宅町などで整備する。時期は未定。  市によると、小松駅構内の観光案内所では「レンタサイクルはないのか」と 尋ねる外国人が多い。来年5月にコマツ小松工場跡地でオープン予定の研修セ ンターには海外からも研修生が訪れる見込みで、市は小松の観光資源や魅力に レンタサイクルを使って気軽に触れてもらう考えだ。  市は「社会実験でレンタサイクルのニーズを調査して交流人口拡大に役立て たい」(まちデザイン課)としている。 〈08〉2010年09月07日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎駅高架下にうどん道場 10月アンテナ店新設 手打ち体験、パネル展示  小松市のまちづくり会社「カブッキータウンこまつ」は10月中旬をめどに、 JR小松駅高架下の同市民交流プラザに小松うどんのアンテナ店と麺(めん) の手打ち体験ができる「うどん道場」を新設する。アンテナ店はこれまで市中 心部になく、新店舗で駅利用者らにつるつるしたのど越しなど魅力を堪能して もらう。加盟店マップも置き、食べ歩きを促進する。  小松うどんの旗艦店は小松空港内や道の駅「こまつ木場潟」などにあるだけ で、駅を利用するビジネス客、観光客に対するアピールが弱かった。4月から 空き店舗になっていた同プラザのテナントを活用して、市内外の人により親し まれるように取り組む。  テナントは2室あり、計111平方メートル。アンテナ店はカブッキータウ ンこまつが直営で営業し、「市内で製造された麺」「だしはコンブをふんだん に使う」「具材はじのもんをできる限る使う」などの小松うどんの定義8項目 に沿ったふるさとの味を紹介する。 ●加盟店地図備える  小松うどんの歴史や製造工程を紹介するパネル展示や9月中に完成する小松 うどん加盟店を紹介するマップも置き、他店も訪れるように呼び掛ける。  うどん道場では定期的に市内のうどん店主らを招いて手打ち体験会を開く。  カブッキータウンこまつは「食でのおもてなし向上を図り、市民だけでなく、 仕事や観光で小松を訪れた人にも小松うどんをしっかりPRしたい」としてい る。 〈09〉2010年09月06日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎こまつ芸術劇場うらら利用急増 展覧会や面接試験 大和閉店で「移動」  JR小松駅前にある県こまつ芸術劇場うららの会議室や催事場の予約が込み 合い、9月以降は利用しづらい状況になっている。うららから約200メート ル離れた場所にあった大和小松店が6月で閉店したことを受け、同店で開催さ れていた各種団体の展覧会の一部がうららに移ったためで、使用日が重なり利 用を断るケースも出ている。  うららには約200平方メートルの会議室と約100平方メートルの催事場、 通路を利用した市民ギャラリーがある。大和閉店までは利用状況に余裕があり、 展覧会の開催日が重なっても日程を調整して対応し、利用を断ることはほとん どなかった。  しかし9月から来年1月にかけて、以前は大和で開かれていた長期の展覧会 など4事業がうららで新たに開催されることになり、後から申し込みがあった 催しを既に5件以上断った。すべての会議室や催事場、市民ギャラリーを1週 間以上貸し切る展覧会もあり、日程調整で対応することは難しいという。  雇用情勢の改善を受け、就職の面接試験が増えていることも混雑に拍車を掛 けている。指定管理者の北陸共立(金沢市)によると、9月以降の会議室や催 事場の稼働率は前年度を超える見込みだ。  一方、駅から約800メートル離れた小松市民ギャラリー・ルフレの利用状 況は大和閉店前と大きな変化はない。  北陸共立は「稼働が増えるのはうれしいが、催しが重なって迷惑をかける部 分もある」としている。 〈10〉2010年09月05日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎輪禍克服、38歳のリング 複雑骨折の右 復活のアッパー 吉田さん  交通事故で右手を複雑骨折し、3度の手術を乗り越えた38歳の父親が念願 のリングに再び上がる。「今しかない。人生に悔いを残したくない」。3児の パパは12日に小松市で開かれるボクシング大会「ザ・おやじファイト石川大 会2010」(北國新聞社後援)に出場し、傷跡が生々しい右手から繰り出す 強烈なアッパーで王者を目指す。  ライト級で出場するのはGrow所属の会社員吉田勝さん(38)=小松市 向本折町=。  吉田さんは2008(平成20)年5月、小松市内をミニバイクで走行中、 車にはねられ、右手を複雑骨折する重傷を負った。骨盤の一部移植を含めて手 術は3回に及び、今春まで病院通いが続いた。  約10年前にキックボクシングを始めた吉田さんは、33歳以上の中高年対 象の「ザ・おやじファイト」(OFB)で活躍するゴールデンボーイジム主宰 の歯科医金子謹也さん(40)と知り合い、刺激を受けた。治療中の昨年5月、 小松市でOFBが初めて開催され、仲間が頑張る姿を間近に見て、大会出場へ の意欲が日増しに強くなったという。  事故後は思うように動かない右手にもどかしい日々が続いたが、リングに上 がりたいという気持ちで懸命にリハビリを重ねた。  けがを案じて反対していた妻の綾子さん(38)や3人の子どもも今では理 解を示し、吉田さんは村井索道(小松市)で勤務した後、週3回ジムに通って 2〜3時間、スパーリングやミット打ちなどの練習を重ねている。  パンチを打つと今でも激痛が走るという吉田さんは5年ぶりの大会出場につ いて「不安はあるが、出られるのは今しかない。やるからには優勝を目指した い」と闘志を燃やした。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------