103号(7月1日) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/    ふるさとメール小松 Vol.103     _/ _/              平成22年 7月 1日号_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/  皆さんこんにちは。「ふるさとメール小松」VOL.103をお届けします。  加賀地方に受け継がれる九谷焼の伝統。この九谷焼のルーツとなった「若杉 窯」は、江戸時代の陶工・本多貞吉が若杉村(現小松市若杉町)を訪れ、近く で九谷焼の基となる良質の陶石を発見したことから始まりました。  今年は貞吉が若杉を訪れてからちょうど200年。それを記念して、JR小 松駅前周辺で九谷焼の魅力を満喫できるイベントを開催します。 【五彩フェスタ in こまつ】 とき 8月8日(日) ところ 市民公園(JR小松駅前)ほか ◎五彩ニューウェーブ  九谷焼と小松の深いかかわりと、これまでの九谷焼の概念にとらわれないユ ニークな活動を発掘・発信します。 時間 10時〜17時 ところ 市民公園(JR小松駅前)、こまつ芸術劇場うらら内市民ギャラリー ・催事場 内容 若手九谷焼作家による創作作品の紹介と販売。飲食ブースもあります。 ◎五彩ストリート  九谷焼に関するクイズラリーに参加して、まちなかの魅力を再発見しよう。 抽選で景品がもらえます。 ところ JR小松駅周辺の九谷焼の商店 問い合わせ 文化創造課 0761(24)8130 ◆◆和田市長にココが聞きたい!◆◆ ●今月のテーマは「安心の医療体制について」です。 こまつちゃん  健康ブームと言われる一方で、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やその予備 軍の人が増えているみたいですね。 和田市長  そうです。最近は、脳梗塞で病院に搬送される人が増えています。脳梗塞は、 一命を取り留めても、体の麻痺などの障害が残るケースも多く、処置が早けれ ば早いほど助かる可能性は高くなります。安心して暮らせるまちづくりにとっ て、救急医療体制の強化は絶対に必要です。小松市民病院では、看護師や医師 の増員を行っていますが、今後、救急患者の受け入れをさらに強化し、南加賀 医療圏の中核を担っていきます。  医療基盤の構築という点では、地デジやインターネットで自宅と病院などを つなぎ、健康情報や医療情報を提供するといった仕組みも開発されています。 市としては、そういった民間提案型の健康や介護分野のサービスの入り口をど う整備していくかが今後の課題だと思います。 こまつちゃん  平均寿命が男性79歳、女性は86歳という長寿社会になりました。健康な体で 長生きしたいという願いをだれしも持っていますよね。 和田市長  元気なお年寄りを見ていると、皆さんグラウンドゴルフなどのニュースポー ツをしたり、趣味の教室に参加したりして、仲間と集う時間をもっています。 やはり、生きがいを見付け、誰かのためにがんばるという気持ちでいることが、 健康な心身の原動力になるのではないでしょうか。支え合う友人や仲間を大事 にして、お互いの健康をたたえ合いましょう。 ブラジルからの国際交流員 ○●Vamos conversar(お話しましょう)●○ 米須 メイリー ●「リアリティ・ショー」というテレビ番組について  欧米ではインターネットとケーブルテレビへのアクセスは簡単なので、世界 中の情報や番組が直接見られます。  ここ10年、世界で人気を博している番組の一つはリアリティ・ショーと呼ば れているジャンルです。リアリティ・ショーというのは一般市民の応募者の中 から選ばれた出演者たちに、ある場所で何らかの挑戦をさせ、視聴者がそれを 見ながら、出演者の行動や性格を評価する番組です。オーディション系の「ア メリカン・アイドル」、ドナルド・トランプ指導による経営者育成型番組「ア プレンティス」など、世界中でさまざまなリアリティ・ショーがあります。優 勝者は夢が叶うだけではなく、急に有名人となるので、視聴者に希望を与える 番組だと思われています。イギリスのリアリティ・ショーで2位になったスー ザン・ボイルは日本でも知られるようになりました。  リアリティ・ショーの中で最も人気のある番組は「ビッグ・ブラザー」とい う番組です。参加者は外部から隔離され、すべての場所にカメラとマイクが仕 掛けられた家に約3か月滞在しなければいけません。視聴者はその参加者の生 活を見て、電話などで残してほしい人を投票します。この番組は1999年にオラ ンダで始まり、現在70か国以上で放送されています。  日本では、映画は邦画も洋画もよく見られているようですが、テレビ番組と なると、海外の番組はそんなに知られていないように見えます。映画であれ、 テレビ番組であれ、さまざまな国の作品を見ることで、その国の人生観、社会 問題などを知ることができるので、異文化理解につながるのではないかと思い ます。 ★☆文化ガイド★☆ ■〜本多貞吉200年〜 若杉窯名品展 会期 8月7日(土)〜11月28日(日) 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) ところ 錦窯展示館(大文字町) 入館料 一般300円(20人以上の団体は250円)、高校生以下は無料 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日 問い合わせ 錦窯展示館 0761(23)2668 ■企画展「夏の風物 −文様を楽しむ−」 会期 8月22日(日)まで 開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで) ところ 本陣記念美術館 入館料 一般300円、高校生以下と65歳以上は無料(要証明書提示)、団 体割引(20人以上)200円 休館日 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日 問い合わせ 本陣記念美術館 0761(22)3384 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□  「ふるさとメール小松」の発行は小松市広報秘書課   電 話 :0761(24)8016   FAX :0761(24)5563   ホームページ :http://www.city.komatsu.lg.jp/   メール :koho@city.komatsu.lg.jp □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* 小|松|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:感謝込め12年の歴史に幕 小松市の小松大和 6千人、今年一番の人出 02:小松市で買い物、ゴルフ観戦 2千人に大会の招待チケット贈呈 コマツ 03:地元食材で安宅の味 小松市の商店主や住民が考案 勧進帳まつりで販売 04:「里山」整備、自然観察の場に コマツ小松工場跡 05:小松うどん8カ条 つるつる創研、定義決める 06:立体駐車場の営業継続 大和閉店後は利用3割 減収3600万円に 07:「古希オジン、今日も元気」 自転車で日本一周、小松市の山さん 08:蓮台寺城の戦い再現 小松市・城跡で10月 09:コマツ跡地に「青写真」 広域活用ゾーン対象 年度内に利用計画策定 10:磨いた拳で初代女王 ボクシング「なでしこファイト」 朝里さん ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年06月26日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎感謝込め12年の歴史に幕 小松市の小松大和 6千人、今年一番の人出  大和(金沢市)の小松店は25日、営業を終了し、12年の歴史に幕を下ろ した。最終日は今年最多の約6千人が来店し、客が顔見知りの店員にプレゼン トを渡して感謝の気持ちを伝える場面もあった。閉店セレモニーで中田健治店 長が人垣を作った買い物客を前に「皆さまとの絆(きずな)とその姿をまぶた に焼き付け、閉店させていただきます」とあいさつして頭を下げると、惜別の 拍手が起こった。  閉店セレモニーは正面入り口前で大和の横川孝幸常務香林坊店長も出席して 行われた。従業員約200人が礼をする中、閉店を告げるカーテンが静かに下 ろされた。盛んに小松店の写真を撮る買い物客もいた。  セレモニーを見て涙を流した白山市湊町、調理員酒井文子さん(58)は 「思い出が詰まった大好きな場所だった」と感慨深げに話し、小松店進出前の 小松西武時代から通算19年間働いた齋藤純子さん(63)=小松市旭町=は 「働いていた時のことが思い出されて涙が止まらなかった」と、まぶたをはら した。  小松店は1998年に開店。顧客の低価格志向の強まりや不況などの影響を 受け、最近の売上高は最盛期から3割以上減少した。7月末まで従業員4人が 残務処理を行う。  大和の新潟店(新潟市)も25日閉店した。大和は4月に長岡店(長岡市) と上越店(上越市)を閉鎖。今後は香林坊店と富山店、高岡店を経営する。 〈02〉2010年06月25日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松市で買い物、ゴルフ観戦 2千人に大会の招待チケット贈呈 コマツ  コマツオープン2010(コマツ、社団法人日本プロゴルフ協会主催、北國 新聞社など後援)の協賛事業実行委員会は、7月に協賛店で買い物をした客に 抽選で観戦チケットを贈る。地元の消費拡大による地域振興に一役を買いなが ら地域密着型の大会を盛り上げる。  コマツ(東京)が小松商工会議所、小松商店会連盟と連携して4回目となる 今年の大会で初めて企画した。  7月中にコマツオープンに協賛する店舗を利用し、5千円分のレシートや領 収書を張った所定の用紙を同会議所に応募すれば、9月9日〜11日に小松市 の小松CCで行われる同オープンの観戦チケット(一日招待券)を抽選で2千 人にプレゼントする。  同オープンの会場受付で入場スタンプを押印したチケットは、9月9日〜1 1月30日まで協賛店で500円相当の商品券として利用できる。  協賛店は6月15日現在、三日市、八日市、小松駅前大通り、小松中央通り、 本折の各商店街と、猫の御坊通り、今江の各商店会、コミュニティショッピン グプラザ小松、粟津駅前商交会で71店に上り、実行委は今後も趣旨に賛同す る店舗を募る。  実行委は「入場客を増やしながら、地域の活性化につながる地元密着型の大 会を盛り上げたい」としている。  問い合わせは小松商工会議所=0761(21)3121=まで。 〈03〉2010年06月23日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地元食材で安宅の味 小松市の商店主や住民が考案 勧進帳まつりで販売  小松市安宅町の商店や住民でつくる勧進帳倶楽部は22日までに、地元産の 食材をふんだんに使った創作料理2品を考案した。安宅漁港で水揚げされた新 鮮なアジなどを生かし、ご当地グルメとしてイベントなどで提供していく。安 宅の関跡などの名所だけでなく、「安宅の味」もPRして観光誘客につなげる。  2品は、ヘルシーな冷製パスタ風うどんの「サラダどんパス」、アジのすり 身の素揚げ「あったかアジ団子」で、具材には小松産のトマトや町内の食品会 社が製造したみそなどが用いられている。「サラダどんパス」はトマトの酸味 でさっぱりとしており、「あったかアジ団子」はみその風味が香ばしい。  同倶楽部は、町おこしにつながるご当地グルメを発信しようと、メンバーで 飲食店を営む山下和宏さんを中心に、年明けから新メニューの開発を進めてき た。  2品は7月31日に安宅関址公園で行われる勧進帳まつり(北國新聞社後援) で販売される。今後、町内のビューテラスや飲食店での提供も検討しており、 山木彰英会長は「食の安宅ブランドを発信して、町おこしにつなげていきたい 」と話している。 〈04〉2010年06月18日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「里山」整備、自然観察の場に コマツ小松工場跡  コマツは17日、3月末に閉鎖した小松市の小松工場の跡地で、約1万9千 平方メートルを一般開放し、同市の「里山」を再現した緑地を整備する方針を 示した。植物や昆虫が共生する空間とし、子どもたちに自然観察の場を提供す る。敷地内に鉱山用の超大型ダンプトラックも展示する予定で、設立を表明し ている研修センターは社内研修をすべて集約し、国際会議も開催する計画だ。  鈴木康夫取締役専務執行役員が小松市の粟津工場で会見した。2011年5 月のコマツ創業90周年事業として跡地を整備する。整備費は26億円の予定。  緑地は約1万5千平方メートルで、「できるだけ自然の林」(鈴木専務)と し、チョウなどの昆虫、植物が生息、自生できるようにする。  一般開放の敷地には緑地のほか、旧本社建屋を復元した記念館も設ける。1 階で同社の歴史を紹介し、2階は理科実験やものづくりの学習ができる場にす る。鈴木専務は「子どもの理科離れが進んでおり、『理科は面白い』と感じて もらえるようにしたい」と述べた。  ダンプトラックは重量220トン。チリで実際に使われていた。展示は日本 で初めて。  研修センターは一般開放部分以外の7万7千平方メートルを使い、年間延べ 3万人の利用を見込む。会議室には3カ国語の同時通訳が可能な設備も導入す る。宿泊施設は設けない方針で、社員には周辺で宿泊、食事をしてもらう。鈴 木専務は「人材育成と地元貢献に取り組む」と強調した。  工場跡地は13万7千平方メートルで、事務棟だった残りの約1万8千平方 メートルは市などが活用策を協議している。約4万2千平方メートルの未定部 分について、鈴木専務は「売却を含め活用策を考えたい」とした。 ●本社機能の移転「具体的検討ない」  鈴木専務は小松工場への本社機能の移転に関し「教育部分は、かなりこちら に来る」と強調。その上で「次のステップがあるかどうかは言えない。考え方 としてそれもありますねというレベルで、具体的には検討していない」と述べ た。 ●期間社員100人採用 今期生産1万1千台に 粟津工場  コマツ粟津工場の佐々木一郎工場長は17日、同工場で期間社員約100人 を採用したことを明らかにした。建設機械の生産が回復しているためで、今期 の生産台数は5月に予想していた9500台を上回り、1万1千台となる見通 しだ。  佐々木工場長によると、アジアや米国向けで建機需要が伸びているほか、最 近は国内も回復してきたという。 〈05〉2010年06月17日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小松うどん8カ条 つるつる創研、定義決める  小松うどんの全国発信に取り組む「小松うどんつるつる創研」は16日、小 松市三日市町のこまつ賑(にぎ)わいセンターで関係者15人が出席して研究 会を開き、定義を決めた。  「小松市内で製造された麺(めん)であるべし」「だしはウルメ、ムロアジ、 サバなどを主に用い、コンブをふんだんに使うべし」「具材はじのもんをでき る限る使うべし」など8項目となっている。食塩水濃度など味に関係する項目 のほか、「こまつの発展を願いゆで上げるべし」というユニークな文も入って いる。  同創研は地域団体商標(地域ブランド)の取得にも取り組む予定で、23日 と28日に市民センターと市公会堂で、飲食店向けの加盟説明会を開く。加盟 には登録料1万円、加盟料月額千円が必要で、加盟店には小松うどんをPRす る表札やのぼりなど販促グッズが贈られる。加盟店を掲載したマップも作成す る。 〈06〉2010年06月16日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎立体駐車場の営業継続 大和閉店後は利用3割 減収3600万円に  小松市議会6月定例会は15日、本会議を再開し、4氏が一般質問した。答 弁で和田慎司市長は、小松大和に隣接する小松駅前立体駐車場について、25 日の同店閉店後も、市開発公社が営業を継続することを明らかにした。閉店後 の年間利用台数は前年度実績の3割程度に落ち込むとの見通しも示した。高野 哲郎氏(自民党こまつ)が質問した。  同駐車場は市開発公社が所有、運営し、収容台数は304台。昨年度の利用 実績は延べ約24万5千台で、小松大和の来店者が大部分を占めるほか、周辺 商店街の客や月ぎめ利用者もいるという。  市は、利用台数が約3割になると、約3600万円の減収になると試算して いる。  宮崎喜治資産管理担当部長は「小松大和閉店後も駅前や中心商店街活性化に 寄与する施設であり、前向きに活用しなければならない」と強調し、利用増加 策を検討して、入り込み数を閉店前の4割程度に底上げしたい考えを示した。 ●現状の金額で大和購入せず  和田市長は小松大和の建物と敷地について「大和が考えている金額は市が考 えている数字と全然違い、とても市民の負担を強いることができない。現状の ままの購入はあり得ない」と述べ、現時点では購入に否定的な考えを示した。 大和の希望する額には触れなかった。長田良一氏(みどりの風)の質問に答え た。 〈07〉2010年06月11日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「古希オジン、今日も元気」 自転車で日本一周、小松市の山さん  自転車で地球温暖化防止を訴えながら日本一周約1万キロの旅に挑戦中の山 勝三さん(70)=小松市西軽海町2丁目=から送られてくるメールが全国の 仲間の間で共感を呼んでいる。道中の出来事や感想がつづられており、仲間は 完走を願いながら日々届く知らせに勇気をもらっている。 ●3300キロ走破  山さんは4月に小松を出発し、関西、山陰、九州西部、沖縄、九州東部、山 陽を経て現在、四国を走行中。自転車の利用と自転車レーン整備の促進を訴え るのぼりを掲げた銀輪を走らせ、20府県で全行程の3分の1の3300キロ を走破した。  「古希オジンは、今日も元気に、行く先々で、人びとの激励を受けながら、 日本列島を、感謝、感激、感動の旅を続けています」。自分を「古希オジン」 「古希おやじ」と呼び、「第二の人生」の楽しさや可能性を伝えるメールは、 コマツ勤務時代に通った工業専門学校の同窓生有志でつくる専友会の約30人 に毎日送信されている。  沖縄では「夏日ギラギラ。いや暑いの何の。自転車に乗れたものではない」、 鹿児島に滞在中は「台風まがいの雨風が40時間近く吹き荒れ、テントが飛ば されないよう、必死で押さえていました。宿泊費の節約も楽ではない」と伝え てきた。  地方紙10社以上に取り上げられ、行く先々でラジオ放送に出演するなど引 っ張りだこという。山さんの便りを受け取った全国の仲間は活躍に刺激され、 メールで感想を語り合っており、親友の一人、北野正敏さん(69)=同市松 生町=は「パワーあふれる友人を誇りに思う」と話した。 〈08〉2010年06月09日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎蓮台寺城の戦い再現 小松市・城跡で10月  小松市蓮代寺町の住民でつくる「再発見村おこし塾うらら蓮代寺」は8日ま でに、同町の蓮台寺城跡で加賀一向一揆の始まりの合戦「蓮台寺城の戦い」を 再現したイベント(北國新聞社後援)を10月9日に行うことを決めた。同町 に山城として築かれた蓮台寺城を広く伝え、ふるさとの歴史をより深く学ぶき っかけにする。  蓮台寺城の戦いは、1474(文明6)年に加賀守護の座を巡り富樫政親が 弟・幸千代の出城である蓮台寺城を本願寺門徒とともに攻め落とした戦い。  イベントでは、蓮台寺城跡までの山道約600メートルにのぼり旗とたいま つを設置する。スズメを追いはらうガス鉄砲による号砲や創作太鼓などを流し て合戦の雰囲気を盛り上げる。  このほど準備会が開かれ、8月末までに蓮台寺城跡までの遊歩道の整備を完 了し、道の駅「こまつ木場潟」にイベントの案内板設置やPRのチラシ配布を 検討することになった。  「再発見村おこし塾うらら蓮代寺」メンバーの竹内清臣さん(67)は「郷 土の歴史を多くの人に知ってもらい、町の活性化につなげていきたい」と話し ている。 〈09〉2010年06月03日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コマツ跡地に「青写真」 広域活用ゾーン対象 年度内に利用計画策定  コマツ小松工場跡地のうち、小松市が県などと利用策を検討している「広域 活用ゾーン」について、再整備後の「青写真」が年度内に描かれることになっ た。市は2日発表した市6月補正予算案に、同工場跡地利活用計画策定費30 0万円を盛り込んだ。  広域活用ゾーンは小松工場跡地約13万7千平方メートルの2割程度を占め る。跡地の南側にあり、市は2月、県やコマツ、小松商工会議所などと小松駅 周辺活性化会議を設立し、同ゾーンの跡地利用の検討を進めている。  前回会議では、経済や文化交流ゾーンとしての活用を望む意見が出された一 方、「具体的な施設案がないと検討できない」との声もあった。このため、具 体的な施設についての調査を実施し、利活用計画を年度内に策定することにし た。調査は同会議の意見を聞きながら行い、南加賀を代表する交流拠点の整備 につなげる。  事業費の半額150万円は県が支出する。和田慎司市長はコマツが開発する ゾーンでは工場の撤去作業が既に始まっており、8月に新施設が着工、来年5 月12日にオープン式が行われるとの見通しを示した上で「オープン式には広 域活用ゾーンについても構想を見せたい」と述べた。 〈10〉2010年06月01日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎磨いた拳で初代女王 ボクシング「なでしこファイト」 朝里さん  能美市福島町の歯科衛生士朝里紘乃さん(22)が30日に都内で行われた 女性のボクシング大会「なでしこファイト」に出場し、20代アトム級(45 キロ以下)で初代チャンピオンに輝いた。ボクシングを始めるまでスポーツ経 験は全くなかったものの、週4日間の猛練習が実った。朝里さんは喜びに浸り ながら、さらなるレベルアップに意欲を燃やしている。  なでしこファイトは東京・足立区のモンデール銀座ホールで行われ、最軽量 級の20代アトム級の試合は今回が初めて。朝里さんのほかは東京のジム所属 の1人が出場した。  身長154センチ、体重43キロの朝里さんは序盤、足を使って的確にパン チを当ててリードしたが、後半は相手ペースに巻き込まれて打ち合う展開とな った。判定の結果、2−1で勝利を手にした。  朝里さんは勤務先の金子歯科医院(小松市土居原町)の院長でゴールデンボ ーイジムを主宰する金子謹也さん(40)からボクシングの魅力を聞き、ボク シングを始めることを決意。2008年12月にジムに入会し、スパーリング やミット打ちなどの厳しい練習に打ち込んできた。  朝里さんは「試合ではバランスを崩すことがあった。修正してきれいなボク シングができるように頑張りたい」と話し、金子さんは「今後も活躍してもら い、女性にもボクシングの素晴らしさを広めてほしい」と期待した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の「北國新聞データベースサービス」から抽出しました。 申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「小松ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・「ふるさとメール・小松」の申し込みや解除は、小松市や北國新聞社のホー  ムページから行うことができます。   小松市のホームページ   http://www.city.komatsu.lg.jp/   北國新聞社のホームページ http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------