☆★☆★☆★ 『いい風 いい夢 かほくだより』 第182号 ★☆★☆★☆                            令和2年12月24日  月日が経つのは早いもので、今年も残すところあと僅かとなりました。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、私たちの生活様式が大きく変化した 1年でした。当たり前であったことが当たり前でなくなり、出来なくなったこ とも数多くありました。年末年始も普段通りとはいかないかもしれませんが、 家族や仲間との時間を大切にしていきたいですね。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第182 号をどうぞ。皆様、良いお年をお迎えください。 発行:かほく市総務部企画情報課企画統計係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4242 E-mail kikaku@city.kahoku.lg.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ Instagram  https://www.instagram.com/kahokucity/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪美味しく楽しく  かほく四季まつり 冬の味くらべ  〜あったか雑炊・鍋まつり〜 ♪哲学館へ行こう! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●美味しく楽しく  かほく四季まつり 冬の味くらべ  〜あったか雑炊・鍋まつり〜  【期 間】1月23日(土) 〜 2月21日(日)    ホッと温まるかほく四季まつりの冬編。  かほく市出身の冒険飛行家「東善作」がアメリカで経営していたチャプスイ 店(中国風雑炊)にちなんだ食のイベントです。  市内の登録飲食店がこだわりを持って考案したアイデア雑炊や鍋料理が期間 限定で提供されます。  「食べてもらえる、ダブルでおいしい」お楽しみ抽選会やかほく市共通商品 券がもらえるポイントラリーもありますので、ご家族、ご友人をお誘いのうえ、 ご賞味ください。  登録店等につきましては、ホームページ等をご覧ください。 【問い合わせ先】かほく市まつり実行委員会事務局         かほく市商工会 TEL 076-283-5661         産業振興課   TEL 076-283-7105 ●哲学館へ行こう! ◆西田幾多郎哲学講座   講 師 山内 志朗 氏(慶應義塾大学教授)   参加費 各500円   ※要申込、1月5日(火)から電話・メール等で受付    第7回「中世哲学が古代から受け継いだもの −アリストテレスの影響−」   日 時 1月30日(土)13時30分 〜 15時30分    第8回「中世哲学の独自性 −キリスト教哲学−」   日 時 1月31日(日)10時 〜 12時 ◆哲学する本棚「生誕150年おめでとう」本の展示会   期 間 1月30日(土)〜 3月14日(日)   会 場 ホワイエ(地下1階) ◆禅文化体験会 〜哲学館で坐禅をしてみよう〜   日 時 2月6日(土)17 時 〜 19時   会 場 ホワイエ(地下1階)   講 師 ゲッペルト昭元 氏(ドイツ出身・観音寺住職)   定 員 先着20人(中学生以上、参加無料)   ※要申込、1月20日(水)から受付 【1月12日(火)〜19日(火)は、メンテナンスのため、臨時休館します】 【開館時間】9時〜17時(最終入館は16時30分、貸館は22時まで可) 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館 TEL 076-283-6600  http://www.nishidatetsugakukan.org/ 月曜休館(祝日の場合は翌平日) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ――――――――――――――――――――――――――――――――◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:峠の駅の完成祝う 足湯や直売にぎわう かほく市野寺 02:防災、コロナ対策、高校生が取材 かほく市ボランティア 03:米俵担いで「元服」 中学生が盤持ち かほく市指江 04:地元豪商の紙芝居収録、DVDを寄贈 かほく・外日角小 05:かほく市にシロマダラ 準絶滅危惧種のヘビ 06:住民運営、憩いの湯に幕 かほく市鉢伏・大正から98年 07:児童の力作壁画をライトアップ かほく・大海小 08:疎開先、かほく市の宇ノ気に「里帰り」 神奈川県の野村さん 09:放課後デイにクリスマスカード かほく市河北台中 10:盲導犬と触れ合う かほく市外日角小 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2020年11月16日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎峠の駅の完成祝う 足湯や直売にぎわう かほく市野寺  かほく市で最少、12世帯26人の集落である野寺に整備された「峠の駅の でら」で15日、完成記念イベント(北國新聞社後援)が行われ、農産物直売 や足湯体験が人気を集めた。  農産物直売では地元で採れた「のでら米」や新鮮な野菜、紋平柿などが並び、 地元の女性会が来場者に豚汁を振る舞った。親子連れが丸太や竹を切る体験や 足湯を楽しんだ。秋浜の会社員瀬口敬子さん(30)は「のどかで自然豊かな 場所で気に入った。また訪ねたい」と笑顔を見せた。  峠の駅のでらは、地元のにぎわい創出や移住促進を目的として8月に住民有 志が整備した。駅を管理する蔵谷清元さん(66)は「住民も農産物販売に手 応えを感じたようだ。今後もこうしたイベントや定期市で野寺の魅力を発信し ていきたい」と話した。 〈02〉2020年11月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎防災、コロナ対策、高校生が取材 かほく市ボランティア  かほく市社会福祉協議会の広報誌「社協だより」の12月号に、高校生ボラ ンティアが防災やコロナ対策を取材した内容が3ページにわたって掲載される。 今年は新型コロナの影響で思うように活動できず、代わりに地元の高齢者らに 知ってほしい事柄を取材した。  高校生ボランティアは現在10人が活動している。福祉施設や地元の行事の 手伝いに貢献してきたが、行事が軒並み中止となったため、8月から取材活動 に励んできた。  防災では市の担当者や防災士からコロナ禍での避難方法などを聞き、緊急時 の連絡先も載せた。コロナ対策では、市内のおきの内科医院の沖野惣一院長に マスクの適切な使い方などを尋ねた。  防災を担当した金大附属高2年の酒造(みき)ひよりさん(16)は「公的 な支援に依存せず、自分の身は自分で守る意識が重要と分かった」、泉丘高2 年の麝香(じゃこう)李都(りつ)さん(17)は「地区ごとに防災訓練の参 加率に差があることを学んだ」と話した。  2人は29日に県立看護大で開催される「災害につよい街づくりフォーラム」 で取材成果を発表する。 〈03〉2020年11月23日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎米俵担いで「元服」 中学生が盤持ち かほく市指江  かほく市指江(さしえ)区の伝統行事「盤持ち」は22日、同市指江公民館 で行われ、地元の宇ノ気中2年の男子生徒5人が米俵を担いで歩き、集まった 地元住民約40人の前で成長の証しを示した。  盤持ちは元服の儀式として藩政期から続くとされ、俵を持ち上げることで一 人前と認められた。毎年数え年で15歳の男子が行い、今年は荒木新太郎さん、 岡島閃理(せんり)さん、幸地涼雅さん、松村星那さん、松村隆登さんが30、 50、60キロの米俵に挑んだ。  1人ずつ俵を肩に担いで公民館の講堂を1周すると、見守る家族や区の役員 から盛んに拍手が送られた。 〈04〉2020年11月27日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地元豪商の紙芝居収録、DVDを寄贈 かほく・外日角小  かほく市外日角小は26日、地元の白尾地区で生まれた藩政期の豪商・唐仁 屋(とうじんや)三郎兵衛(さぶろうべえ)を紹介する紙芝居を収録したDV Dを市中央図書館に寄贈した。  三郎兵衛は海外と貿易を繰り広げるなどして巨万の富を築いたとされる。  紙芝居は同校の保護者でつくる図書ボランティアが制作、DVDにはボラン ティアによる読み聞かせも収録されている。同館で贈呈式が行われ、図書ボラ ンティアのメンバーと同校図書委員会の児童2人が中田一朗館長にDVDを手 渡した。DVDは河北台中と七塚小にも1枚ずつ配布された。 〈05〉2020年11月28日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほく市にシロマダラ 準絶滅危惧種のヘビ  かほく市長柄町の介護職員水田義和さん(44)は26日午後4時半ごろ、 市内で県のいしかわレッドデータブック2020で準絶滅危惧種に指定されて いるヘビ「シロマダラ」を発見した。  水田さんはデイサービスの送迎で同市若緑を訪れ、道端で住民2人とシロマ ダラを見つけた。いしかわ動物園(能美市)などによると、体長は30〜70 センチで比較的おとなしく、夜行性で人目につくことはあまりない。  水田さんは「調べてみて非常に珍しいヘビだと知った。見ることができて運 が良かった」と話した。 〈06〉2020年12月07日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎住民運営、憩いの湯に幕 かほく市鉢伏・大正から98年  かほく市宇ノ気地区の田園地帯である鉢伏(はちぶせ)で、地元住民の手に よって98年間運営を続けてきた共同浴場が12月末に廃止される。大正時代 から、住民の憩いの場となってきたが、利用する世帯の減少や高齢化により維 持の負担がかさみ、施設の老朽化も著しくなっていた。住民は湯船で思い出話 に浸り、通い慣れた集落の「風呂」との別れを惜しんでいる。  「わしもあんたも長いこと入ったわな」「池の水をくんで、湯船に入れとっ たときからや」。冷え込みが厳しい先週火曜日午後7時ごろ、住民男性2人が 湯船で肩を並べ、昔話に花を咲かせていた。  共同浴場は年中使える。現在は午後6時〜9時半が利用時間で、男湯と女湯 に分かれ、湯船は大人3人が漬かればいっぱいだ。  大正の開設当初は、各家庭が毎日1束のわらを納めれば入れる仕組みで、全 76世帯の住民が日々の疲れを癒やしてきた。  各家庭に風呂が普及した現在、共同浴場を利用するのは62世帯中13世帯、 50〜90代の25人だけとなった。利用者の減少に伴い、負担金は1世帯当 たり月額6500円と10年前の倍近くに増え、輪番制で行う湯沸かしや清掃 も高齢化と合わさって重くのし掛かった。  11月、4世帯が利用辞退を申し出た。燃料や電気代で年間約100万円か かり、維持するには1世帯が抜けるごとに500円ずつ負担金を上げなければ ならない。「さすがにもう潮時や」。鉢伏区の会計を担当し、自身も毎日のよ うに利用する澤野辰二さん(67)は覚悟を決めた。  「宇ノ気町史」によると、共同浴場は1922(大正11)年、集落内にわ ら縄の工場が建てられる際、加工時に出るわらくずを燃料として活用するため に設けられた。現在の建物は69(昭和44)年に2度目の改築が施された 「3代目」で、すでに築50年以上たっている。  地元の歴史を語る上でも共同浴場は欠かせない存在だ。戦時中の43(昭和 18)年に改築した際には、赤紙(召集令状)を受けた住民2人に一番風呂に 入ってもらい、武運を祈った。91(平成3)年の石川国体では、近隣に宿泊 した選手が入浴できるよう灯油ボイラーを導入した。  そのボイラーも耐用年数をとうに過ぎ、不調や故障が目立つ。「だましだま しで使ってきたけど、とっくに限界や。毎日休みなく動いてくれて、お疲れさ んと言ってやりたい」と澤野さんは語る。  「生まれた時からずっと入ってきた」という西田一郎さん(92)は「語ら える場がなくなるのは、やっぱり寂しいね」と名残惜しそうに話した。  利用者は来年から自宅の風呂に入ることになる。「家の風呂より、ここの方 が温まるんや」と西田さんはぽつり。地元の融和につながってきた共同浴場は、 最後を迎えるその日まで住民の体と心にぬくもりを届け続ける。 〈07〉2020年12月11日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎児童の力作壁画をライトアップ かほく・大海小  かほく市中沼交差点近くのトンネル内で10日、同市大海小の児童が描いた 壁画に発光ダイオード(LED)が取り付けられた。人が近づくと光り出す仕 組みで、25日まで壁画をライトアップする。  壁には、通学路や生活道路に使われているトンネルを彩ることで地域を元気 にしようと、児童が桜やウサギ小屋、ブドウなどを描いた。この日は、6年生 14人が約15メートルに渡ってLEDを取り付け、赤や白、黄色などの光が 力作を照らす様子に歓声を上げた。  光の色が変わるタイミングなどは児童がプログラミングで設定した。PFU (かほく市)が協力した。 〈08〉2020年12月12日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎疎開先、かほく市の宇ノ気に「里帰り」 神奈川県の野村さん   太平洋戦争末期、旧宇ノ気町に約5カ月間集団疎開した元高校教諭の野村捷 久さん(88)=神奈川県横須賀市=が8、9日、約4年ぶりにかほく市に足 を運び、当時からの知人や思い出の場所を訪ねた。コロナ禍の中、高齢を理由 に「次はないかもしれない。どうしても行きたい」と訪問を決断したという野 村さんは、旧交を温めるとともに、「第二のふるさと」の風景を目に焼き付け た。  野村さんは大阪市の国民学校6年生だった1944(昭和19)年9月、同 級生約40人とともに旧宇ノ気町に疎開。内日角の真宗大谷派誓海寺に寝泊ま りしながら、45年2月まで宇ノ気小に通った。クルミなどを拾って飢えをし のいだり、七尾線の列車を見て実家に帰りたい気持ちが沸くのをこらえたりし ながら、戦時中のつらい時期を過ごしたという。  疎開した面々はその後、旧宇ノ気町で89年と2003年に同窓会を開いた が、高齢化のため継続が難しくなり、住民との交流は次第に少なくなった。た だ「いつも心のどこかに内日角がある」と話す野村さんは知人と文通を続け、 その後も何度か石川を訪れた。  今回は、コロナ禍で訪問を迷う部分もあったが「宇ノ気の人には本当にお世 話になった。体が動くうちに、最後のけじめとして、お礼を言いたい」と決意。 妻佐江子さん(83)とともに恩師や誓海寺を訪ね「あの時は本当にありがと う」と感謝を伝えて回った。  野村さんは、寺の本堂で仲間と相撲を取ったことや、正月だけ地元の民家に 分宿したこと、唱歌「ふるさと」を疎開中に初めて聞き、宇ノ気の歌だと思っ ていたことなどを思い出として語り「疎開した同級生の中で、元気でいる人は もうわずか。こうして訪ねられて、思い残すことはありません」と万感の表情 で話した。 〈09〉2020年12月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎放課後デイにクリスマスカード かほく市河北台中  かほく市河北台中の生徒でつくるジュニアボランティアサークル「myan (みゃん)」は14日、放課後児童デイサービスを運営する「チェンジA.」 (遠塚)の子どもや職員に対し、手作りのクリスマスカード25枚を贈った。  生徒は3年前から、毎年春休みと夏休みの2回にチェンジA.で子どもたち と交流してきたが、コロナ禍を受けて今年はカードのみを渡すことにした。カ ードにはサンタやプレゼントの絵が描かれ、「また会える日を待っています」 といったメッセージを添えた。  サークル代表の河元美羽香さん(15)が職員にカードを手渡し「メッセー ジを見て少しでも元気が出て、笑顔になってくれればうれしい」と話した。 〈10〉2020年12月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎盲導犬と触れ合う かほく市外日角小  かほく市外日角小で17日、視覚障害について学ぶ授業が行われ、4年生5 2人が盲導犬との触れ合いなどを通じて障害者の生活に理解を深めた。  盲導犬と暮らす西寿一さん(64)=宝達志水町=が講師を務め、盲導犬に 簡単な英語で指示を出すことや、一緒にいることで穏やかな気持ちで過ごせる ようになったことなどを語った。  児童は西さんをトイレに案内したり、西さんの盲導犬「ウーノ」に触れたり して交流した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------