☆★☆★☆★ 『いい風 いい夢 かほくだより』 第179号 ★☆★☆★☆                            令和2年9月24日  夜風が鈴虫たちの鳴き声を運んでくるようになりました。日に日に秋が感じ られるようになってきましたね。  今年の生涯学習フェスティバルは中止が決定しましたが、作品展示は実施す る予定です。コロナ禍でおうち時間が増えている今、みなさんも作品作りにチ ャレンジしてみてはどうでしょうか。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第179 号をどうぞ。 発行:かほく市総務部企画情報課企画統計係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4242 E-mail kikaku@city.kahoku.lg.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ Instagram  https://www.instagram.com/kahokucity/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪哲学館へ行こう! ♪かほく市文化作品展示会 ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●哲学館へ行こう! ◆企画展「発見!!幾多郎ノート」会期延長  世紀の大発見である直筆ノートを、ぜひこの機会にご覧ください。      会 期:令和3年3月21日(日)まで ◆後期企画展「本になる−西田幾多郎の執筆・校正・編集−」  今年9月に哲学館は「発見!!幾多郎ノート」で紹介したノートの一部を『西 田幾多郎全集』別巻として刊行しました。幾多郎生前における直筆原稿が本に なるまでの過程に焦点を当てつつ、現代の別巻編集作業も紹介します。   会 期:令和3年3月21日(日)まで ※企画展「発見!!幾多郎ノート」への追加展示となります。 ※『西田幾多郎全集 別巻』     編 集:石川県西田幾多郎記念哲学館    出 版:岩波書店   販売価格:本体12,000円   哲学館のほか、全国の書店でお買い求めできます ◆禅文化体験会  總持寺祖院で修業をされたゲッペルト昭元さんを講師に迎えて、坐禅会を行 います。  西田幾多郎に多大な影響を与えた禅の世界を体験してみませんか。   講 師:ゲッペルト昭元 氏(ドイツ出身・観音寺住職)   日 時:11月3日(火・祝)17時〜19時   場 所:地下1階 ホワイエ   定 員:20人       ※参加費無料・要申込・先着順        (10月20日(火)から受付開始)   対 象:中学生以上 【開館時間】9時〜17時(最終入館は16時30分、貸館は22時まで可) 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館 TEL 076-283-6600  http://www.nishidatetsugakukan.org/ 月曜休館(祝日の場合は翌平日) ●かほく市文化作品展示会  例年、文化の日にあわせて開催している「かほく市生涯学習フェスティバル」 は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、出演者および来場者の皆さ まの健康と安全を考慮した結果、3密を避けての開催が困難と判断し、中止と いたします。  なお、生涯学習フェスティバルで実施している文化団体による作品展示を下 記のとおり開催する予定です。   日 時:10月31日(土)9時〜17時       11月 1日(日)9時〜15時   場 所:河北台健民体育館  展示会の実施に際し、会場受付において「検温、手指の消毒、マスクの着用 確認、受付名簿に氏名・連絡先の記入依頼」を行う予定です。 【問い合わせ先】生涯学習課 TEL 076-283-7137 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ――――――――――――――――――――――――――――――――◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:元気届ける大輪 28都県で花火打ち上げ かほく市で北陸火工  02:「奉仕の塔」を清掃 犠牲者をしのぶ かほく市金津小6年 03:木津桃ジャム食べて かほく市七塚小6年生、市長に贈る 04:OG4人が助っ人に かほく市大海小のトンネルアート  05:住民育てたフジバカマ返却 渡りチョウの好物 かほく市外日角小に 06:「にゃんたろう」ぬいぐるみに かほく市、PRに活用 07:町工場発の知育パズル 七塚小に かほく市の室島精工「OVOV」  08:署員、生徒と熱演 鍵掛け啓発 津幡署、高松中がDVD制作 09:鮮やか壁画、地域明るく かほく市大海小児童、トンネルに描く 10:反戦の川柳作家、鶴彬の遺徳しのぶ かほく・高松で集い ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2020年08月23日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎元気届ける大輪 28都県で花火打ち上げ かほく市で北陸火工    石川など28都県64カ所で22日、新型コロナウイルス収束を祈願し、コ ロナ禍に苦しむ全国の花火業者や人々にエールを送る花火が同時刻に打ち上げ られた。県内では、かほく市で北陸火工(同市)による130発が夜空を鮮や かに彩った。  4号玉で幕を開け、ハートや笑顔を描く花火も上がった。7号玉5発と8号 玉10発の大玉が夜空に大輪を咲かせ、きらめくような金色の50連発を打ち 上げる華やかな演出で締めくくった。  かほく市商工会青年部が打ち上げに必要な資金を寄付した。北陸火工の窪田 悠樹子専務は「花火を通じて多くの人に元気が届き、笑顔が広がってくれれば うれしい」と話した。 〈02〉2020年08月23日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「奉仕の塔」を清掃 犠牲者をしのぶ かほく市金津小6年  かほく市金津小の「奉仕の塔」供養は22日、旧校舎があった同市上田名 (うわだな)の藤が丘公園で営まれ、6年生11人と住民ら約30人が、69 年前に学校敷地の拡張作業中に命を落とした住民2人をしのんだ。  児童が石碑周辺を掃除した後、能戸威久子校長があいさつ。児童代表2人が 献花し、全員で黙とうをささげ、校歌を斉唱した。  1951(昭和26)年の事故では奉仕作業中に土砂崩れが発生し、4人が 生き埋めとなり、2人が死亡した。供養のため奉仕の塔が建てられた。 〈03〉2020年08月27日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎木津桃ジャム食べて かほく市七塚小6年生、市長に贈る  かほく市七塚小の6年生5人は26日、市役所に油野和一郎市長を訪ね、木 津区に藩政期から伝わる「木津桃」を使ったジャムを贈った。  同校は地域住民と協力して3年前から木津桃を継承する活動を続けており、 児童が学校敷地内で木津桃を育て、苗木と栽培方法の説明書を住民に配ってき た。その結果、3年前は地域に約100本しか生えていなかった木津桃が現在 は200本近くに倍増した。  今年は木津桃をスイーツに生かそうと6年生がジャムを提案し、かほく市横 山の洋菓子店「お茶とお菓子のアトリエha+co」に依頼してジャムを作っ てもらった。  市役所では澤野勇人(はやと)君と小林楓愛(かえな)さん、黒川こころさ ん、高岡ひゅう君、高松流駆(りく)君が活動の成果を報告し、油野市長や山 越充教育長と一緒にジャムをクラッカーに付けて試食した。油野市長は「想像 以上においしい。木津桃の継承にとって大変心強い取り組みだ」と話した。  児童は木津桃の歴史を紹介する手作りの新聞も手渡した。新聞は9月末まで 市役所に掲示される。高松君は「木津桃の魅力をもっと広め、来年の6年生に も活動を受け継いでいきたい」と力を込めた。 〈04〉2020年08月27日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎OG4人が助っ人に かほく市大海小のトンネルアート   かほく市大海小OGの大学1年生4人は25日、同市中沼交差点付近にある トンネルの壁の下塗り作業に汗を流した。  通学路のトンネルを絵で彩る「大海っ子トンネルアートプロジェクト」の一 環で、金城大の池田舞雪花(まゆか)さん(18)と金沢星稜大の中田鈴花さ ん(19)、長野県立大の森ののかさん(18)、石川県立大の竹田安里さん (18)が保護者や教員と協力しながら、ローラーを使って白いペンキを塗っ た。  池田さんは「児童がどんな絵を描くのか楽しみ。みんながわくわくしながら 登校してくれればうれしい」と話した。29日にPTA役員が2度目の下塗り を実施し、9月11日に5、6年生と住民が日本ペイントスペシャルアンバサ ダーのSHOGEN氏と一緒に絵を描く。 〈05〉2020年08月29日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎住民育てたフジバカマ返却 渡りチョウの好物 かほく市外日角小に  校舎の改修工事で、かほく市外日角小が校区住民16人に預けていた多年草 「フジバカマ」の株が28日、3年ぶりに返却された。秋に飛来する渡りチョ ウ「アサギマダラ」の好物で、住民の丹精でフジバカマは高さ1メートルを超 すまでに育った。プランターに植え替えた児童は、2017年以来のアサギマ ダラの来訪を心待ちにしている。  同校では16年から中庭でフジバカマを育てており、毎年5年生が、チョウ の生態を学んできた。校舎の改修工事で撤去せざるを得なくなり、17年に株 分けして一部を住民に託していた。  フジバカマを預かった網本静雄さん(70)=白尾=は18年に自宅でアサ ギマダラ飛来を確認したといい、「子どもたちにもあの感動を味わってほしい」 と期待した。  同校はフジバカマ専用の畑を整備することを検討しており、5年生の大塚菜 結(なゆ)さん(10)は「アサギマダラがたくさん来るよう大切に育てたい」 と話した。 〈06〉2020年08月30日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「にゃんたろう」ぬいぐるみに かほく市、PRに活用  かほく市は年度内に、市のマスコットキャラクター「にゃんたろう」のぬい ぐるみを520個制作する。表敬訪問や公式行事の際、観光パンフレットなど と一緒に記念品として来訪者や関係者に贈ることで、市のPRに役立てる。9 月補正予算案に制作費98万円を盛り込む。  ぬいぐるみは高さ30センチのサイズを20個、キーホルダー付きの10セ ンチサイズを500個用意する。いずれも非売品で、市内の関係団体にも配る。  健康事業で提携した県外企業からの「記念ににゃんたろうグッズを自社で飾 りたい」との要望を受け、制作を決めた。市の担当者は「愛らしいキャラクタ ーで市の魅力の周知を図りたい」と話した。 〈07〉2020年09月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎町工場発の知育パズル 七塚小に かほく市の室島精工「OVOV」    かほく市内の町工場が折り紙をモチーフにしたユニークな知育パズルを作っ ている。「OVOV(オブオブ)」という名前のパズルは同形のピースを折っ て組み合わせることで、いろんな立体を作ることができるのが特長。最終形を 考えながら組み合わせるため、楽しみながら思考力を養え、寄贈された地元の 七塚小児童からも評判を集めている。  OVOVは2017年、自動車に使う樹脂製品などを手掛ける室島精工(か ほく市木津)が、折り紙で作るくす玉をヒントに、東京のデザイン会社と共同 で開発した。金型を使った樹脂加工技術を生かして生産している。  ピースは樹脂製で色は9種類、形は四つの直角二等辺三角形がつながった平 行四辺形のみだが、山折りや谷折りにして組み合わせることで立方体や三角す い、星やハートなどさまざまな立体が出来上がる。  折り紙やパズルの数理的研究に取り組み、自身でも数千種類のパズルを集め た北陸先端科技大学院大の上原隆平教授によると、積み木などと違い、折る角 度や折った際の面の移動を考慮しながら組み合わせる必要があるため、「空間 把握能力や分析力、構成力が養われる」という。  ネット販売を中心にこれまで約8千セット売り上げ、コロナ禍の今年は1日 に3セット売れることもあった。県内ではあまり知られていないが、全国のイ ベントや北米のミュージアムショップでも販売されている。  8月下旬にOVOVを寄贈されたかほく市七塚小では、児童が休み時間に夢 中になって遊ぶほど好評で、6年の清水柊輔君は「普通のパズルよりも頭を使 う。考えて組み合わせるのが楽しい」と笑顔を見せた。宗廣進一校長は「5、 6年生の算数の授業で立体を学ぶ際に使えそう」と話した。  同社は輪をつなげた形のピースを組み合わせるパズル「リンクリック」も開 発しており、室島満社長(50)は「独創性を養うパズルで、子どもたちの教 育に少しでも貢献できればうれしい」と語った。 〈08〉2020年09月11日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎署員、生徒と熱演 鍵掛け啓発 津幡署、高松中がDVD制作  津幡署は、かほく市高松中生徒会と協力し、交通マナーや自転車の鍵掛け、 特殊詐欺防止の啓発DVDを制作する。10日に同校で撮影が行われ、生徒会 の2、3年生7人と署員、少年補導員、同署のマスコットキャラクター「白鳥 (しらとり)係長」が熱演した。  県教委などでつくる「心の教育推進協議会」のグッドマナーキャンペーンの 一環。自転車の鍵掛けのシーンでは、急いで登校しようとする生徒に二つの鍵 を掛ける「ツーロック」を推奨する白鳥係長に対し、生徒は「少しの工夫で被 害を防げるんですね」と応じていた。  DVDは管内の中学校6カ所に配布するほか、高齢者対象の防犯教室でも活 用する。生徒会長の吉岡虹輝さん(3年)は「防犯の意識が高まってくれれば うれしい」と話した。 〈09〉2020年09月12日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎鮮やか壁画、地域明るく かほく市大海小児童、トンネルに描く  かほく市大海(おおみ)小の5、6年生34人が11日、同市中沼交差点近 くのトンネル内にカラフルな壁画を完成させた。トンネルは通学路や生活路に 使われているが、壁が汚れて薄暗かった。地元を絵で明るく元気にしようとい う試みは、地域住民や卒業生、企業をも巻き込んだプロジェクトに発展。子ど もたちの夢と希望が詰まった力作はライトアップされることも決まった。  校区内の二ツ屋病院で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発 生したこともあり、喜多由紀校長が企画を発案し、塗料の製造販売を手掛ける 日本ペイント(東京)に協力を依頼した。  「大海っ子トンネルアートプロジェクト」と銘打ち、8月には同社スペシャ ルアンバサダーのSHOGENさん(34)を招き、6年生がデザインの題材 を考えた。その後、児童や地元住民がトンネルを清掃し、同校OGの大学生や PTA役員が白いペンキで下地を準備した。  この日、児童たちはSHOGENさんのアドバイスを受け、高さ2メートル、 全長18メートルのキャンバスに桜、ウサギ小屋といった学校のシンボルやブ ドウ、カキ、サツマイモなどの特産物、大海西山遺跡や宝達山などの名所を描 いた。  ピンク色で紋平(もんべい)柿を描いた5年の山本湊大(そうた)君は「好 きな色で描けて楽しい」と満足げ。丸やハートの窓で校舎を仕上げた6年の青 山蒼空(そら)さんは「みんな良い絵を描いていて見飽きない。毎日通るのが 楽しみ」と笑顔を見せた。見学に訪れた地元住民からも「ええがになった」 「明るくなった」と好評だった。  SHOGENさんは「地元を良くしようという子どもたちの前向きな思いを、 アートを通じて感じてほしい」と話した。 ●ライトアップも  今後、PFU(かほく市)の協力で、発光ダイオード(LED)を使ってト ンネルをライトアップする。来年はもう片方の壁も彩る予定で、喜多校長は 「大海っ子らしい素直で優しい絵柄になった。地元の新たなスポットになれば うれしい」と目を細めた。 〈10〉2020年09月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎反戦の川柳作家、鶴彬の遺徳しのぶ かほく・高松で集い  反戦を訴える作品を残したかほく市高松出身の川柳作家、鶴彬(つるあきら) をたたえる集いは13日、同地区で開かれ、約30人が遺徳をしのび、平和へ の思いを強くした。  高松歴史公園では碑前祭が営まれ、主催した地元団体「鶴彬を顕彰する会」 の金田平夫会長(74)があいさつ。鶴のおい、喜多義教さん(73)は同会 が市内小学校で毎年、鶴をテーマに授業を行っていることを例に「戦争の悲惨 さや平和の大切さを幼い時期から伝えていきたい」と語った。  鶴の分骨墓碑がある真宗大谷派浄専寺でも法要の集いが開かれ、住職の読経 に続いて焼香した。書道愛好者の中野紫楊(しよう)さん(65)=金沢市= が、鶴の句「暴風と海の恋を見ましたか」をしたためた額を同会に寄贈した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------