☆★☆★☆★ 『いい風 いい夢 かほくだより』 第176号 ★☆★☆★☆                            令和2年6月25日  北陸も梅雨に入りました。今年はマスクが手放せず、付けているときはより 蒸し暑さを感じる方も多いのではないでしょうか。マスクをしていると水分不 足を実感しづらいとも聞きます。水分をこまめに補給し、日頃から体調管理に 気をつけましょう。  今年は恒例のサマーフェスタが中止となるなど、各種イベントに影響が出て いますが、それでも徐々に日常が戻りつつあります。消費喚起策も数多く打ち 出されていますので、そうした情報も都度チェックしたいですね。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第176 号をどうぞ。 発行:かほく市総務部企画情報課企画統計係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4242 E-mail kikaku@city.kahoku.lg.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ Instagram  https://www.instagram.com/kahokucity/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪哲学館へ行こう! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●哲学館へ行こう! ◆おうちで哲学館 〜収蔵品データベース〜      哲学館は西田幾多郎に関する資料を約3,000点収蔵していますが、展示 室で見られる数には限りがあります。  そこで哲学館ではインターネット上にデータベースを作り、約150点の資 料を公開しています。6月21日から直筆原稿約30点が追加されました。ぜ ひおうちから覗いてみてください。  哲学館収蔵品データベースURL  http://jmapps.ne.jp/nishida/index.html 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館  076-283-6600  http://www.nishidatetsugakukan.org/ 月曜休館(祝日の場合は翌平日) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ――――――――――――――――――――――――――――――――◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:二ツ屋病院「ありがとう」 高松小児童が応援メッセージ 02:アマビエならぬアマエビ弁当 金沢市の越田さんが二ツ屋病院に 03:大海小に「お宝」茶わん 明治の校舎落成記念品 04:コロナ収束願う大輪 全国一斉花火打ち上げ 石川県は北陸火工 05:卒業生6人、二ツ屋病院で奮闘 金沢市のセンチュリーカレッジ 06:若手農家の活動費補助  制度創設、第1弾は高松ぶどう  07:放課後の消毒作業、卒業生が助っ人に 宇ノ気小 08:高松ぶどう栽培に活用 ドローンや草刈りロボ 若手の会が講習会 09:高松ぶどう、甘みたっぷり JA石川かほく、新ケースで初出荷 10:プロ野球 奥川鮮烈154キロ ヤクルト2軍開幕戦デビュー  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2020年05月28日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎二ツ屋病院「ありがとう」 高松小児童が応援メッセージ  分散登校中のかほく市高松小2、6年生120人は27日、新型コロナウイ ルスの県内最大のクラスター(感染者集団)となっている同市の二ツ屋病院で 働く医療従事者への応援メッセージを、市商工会青年部が作ったオリジナルの ポストカードに書き込んだ。  児童は「一生懸命に働いてくれてありがとうございます」「私も、少しだけ でもいいので役に立てるように頑張ります」など、思い思いに激励の言葉をし たためた。6年の林皇太君は「これ以上コロナを流行させないよう、無理せず 頑張ってほしい」と話した。  高松中の生徒約250人と教諭もメッセージを書いた。28日は大海小の児 童にも書いてもらい、市商工会青年部が3校分のメッセージを二ツ屋病院に贈 る。 〈02〉2020年05月30日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎アマビエならぬアマエビ弁当 金沢市の越田さんが二ツ屋病院に  金沢市の元料理人越田吉則さん(62)は29日、疫病退散に御利益がある とされる妖怪「アマビエ」になぞらえ、「甘エビ」のエビフライ弁当50食を 作り、かほく市の二ツ屋病院に届けた。  昨年まで料理店を営んでいた越田さんは、新型コロナウイルスと戦う医療従 事者を応援しようと、かほく市高松で「河北亭」を営む弟子の鶴見孝信店主 (51)の調理場を借りて腕を振るった。ご飯には十穀米を使い、健康に気遣 った。  病院関係者に弁当を贈った越田さんは「しっかり食べて元気を出してほしい」 と話した。 〈03〉2020年05月30日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大海小に「お宝」茶わん 明治の校舎落成記念品  かほく市大海小で29日までに、明治時代に制作された校舎落成記念の茶わ んが見つかった。1904(明治37)年に大海小の前身である「八野尋常小 学校」の新校舎が完成した際、付近住民らに配られたとみられ、校内を整理し ていた喜多由紀校長が発見した。休校期間中に見つかった思わぬ「お宝」は今 後、校内に展示され、児童や地域住民に学校の歴史を伝える。  茶わんには松竹梅の絵が描かれ、竹の絵だけはタケノコとなっている。底の 部分には「南大海村 学校落成記念」と書かれ、喜多校長は「学校の完成記念 に、住民たちにも配られたのではないか」と話す。  大海小の記念誌によると、南大海村は1954(昭和29)年の町村合併ま で存在していた。記念誌には校舎が手狭となり、寺院を仮校舎としていたが、 1904年2月1日に新校舎が完成したと書かれている。 ●家庭科準備室に  休校期間中に、喜多校長が家庭科準備室を整理していたところ、裏返しにし て保管されていた茶わんの中から見つけた。「そんなところに置かれていると は思わなかった」と喜多校長も驚く。  準備室には1955(昭和30)年に創立80周年を迎え、「大海小学校」 と改称した際に制作された記念茶わんも置いてあった。二つの茶わんは、7月 に工事が終わる学校2階の地域交流室に展示される。喜多校長は「子どもたち が学校の歴史に思いをはせてくれればうれしい。同時に、歴史に詳しい地域の 人から茶わんの詳細を聞きたい」と話した。 〈04〉2020年06月02日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎コロナ収束願う大輪 全国一斉花火打ち上げ 石川県は北陸火工  北陸火工(かほく市)など全国160社超の花火業者は1日、新型コロナウ イルス感染症の収束を祈る花火を各地で同時刻に打ち上げた。石川県内では、 同市高松野球場で、「悪疫退散」の願いを込めて打ち上げられた花火が夜空を 鮮やかに彩った。  医療従事者への励ましを込めた青色の花火や元気の象徴「ひまわり」と名付 けた花火など、3号玉15発と4号玉10発が次々と打ち上がった。きらめく 2号玉50連発の乱れ咲くような華やかな演出で締めくくった。  打ち上げを担当した北陸火工の窪田悠樹子専務(44)は「無事に終わりほ っとしている。この花火とともに私たちの願いが皆さんに届き、元気になって くれればうれしい」と話した。 〈05〉2020年06月02日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎卒業生6人、二ツ屋病院で奮闘 金沢市のセンチュリーカレッジ  専門学校金沢リハビリテーションアカデミーを運営する学校法人センチュリ ー・カレッジ(金沢市)は1日、県内最大のクラスター(感染者集団)となっ ているかほく市の二ツ屋病院に「つば甚」の懐石料理の弁当70食を贈る活動 を始めた。5日まで毎日届ける。  二ツ屋病院には卒業生6人が働いており、そのうち1人は新型コロナウイル スに感染し、1カ月の入院後に現場に復帰している。鍔(つば)一郎理事長は 「これだけ頑張っている卒業生を放ってはおけない」と、自らが代表を務める つば甚の弁当で元気づけようと思い立った。  弁当は、ちらしずしにマグロの串揚げや焼きサワラなどを添えた。鍔理事長 は「医療従事者に食べる楽しみを持ってもらい、少しでも心にゆとりが生まれ ればと願う」と話した。加藤謙一校長とつば甚の川村浩司総料理長が同行した。 〈06〉2020年06月06日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎若手農家の活動費補助  制度創設、第1弾は高松ぶどう  かほく市は若手農家を支援する補助制度を創設する。ブドウや柿などブラン ド作物をつくる若手グループの研修やPR事業などの活動費の半額を支援し、 高齢化が進む産地の担い手確保につなげる。第1弾は高松ぶどうの生産者グル ープへの支給を予定しており、6月補正予算案に事業費を盛り込む。  市は高松ぶどう、紋平柿(もんべいがき)、サツマイモ「かほっくり」、大 崎すいか、ダイコン、ナガイモの特産6品目のブランド化を推進している。市 によると、いずれも農家の高齢化や後継者不足が課題となっており、産地の担 い手となる若手の連携を促し、技術向上や販路拡大に取り組んでもらう。  6品目の中でも近年、新たにブドウの栽培に乗りだす人が多く、今年1月に は就農5年未満の20代から50歳前後までの17人が「高松ぶどう若手の会」 をつくった。JAや県などの協力も得て活動し、今後、先進地視察や技術講習 会、流通勉強会、試食宣伝会などを計画している。  新設する市農業者若手グループ活動支援事業補助金により、50万円未満を 限度額に経費の2分の1を支給する。高松ぶどうのグループが6〜12月に計 画している事業への補助を見込み、30万円を補正予算案に計上する。同補助 金はブランド6品目のほか、水稲生産の若手グループも対象とする。  高松ぶどう若手の会メンバーで、40歳まで会社勤めをした後に親のブドウ 園を継いだ竹田尋平さん(45)=高松=は「仲間同士で互いに研さんし合い、 技術や品質をさらに高めて産地を盛り上げていければいい」と話した。 〈07〉2020年06月11日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎放課後の消毒作業、卒業生が助っ人に 宇ノ気小  かほく市宇ノ気小に10日、同校の卒業生である大原医療福祉・製菓&スポ ーツ専門学校1年の吉村香澄さん(18)=宇野気=と金沢星稜大女子短大部 1年の横山令さん(18)=大崎=が放課後の消毒作業のボランティアに訪れ た。  宇ノ気小では、新型コロナウイルス感染防止のため児童による清掃を行って おらず、教職員が校内を消毒している。吉村さんと横山さんは特に体育館が手 間取ると聞き、助っ人として駆け付けた。  2人は体育館の床に消毒液を吹き付けてモップ掛けしたほか、階段の手すり や鉄棒を消毒した。妹が宇ノ気小に通う吉村さんは「児童みんなに安心して使 ってほしい」、横山さんは「遠隔授業でずっと家にいたので、母校に協力でき てうれしい」と話した。  2人は今後、他の仲間2人とともに消毒に協力する。柴田勝俊校長は「力を 貸してくれて助かっている」と話した。 〈08〉2020年06月18日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高松ぶどう栽培に活用 ドローンや草刈りロボ 若手の会が講習会  かほく市高松でブドウを生産して5年未満の若手農家でつくる「高松ぶどう 若手の会」は17日、同市内でドローン(小型無人機)や草刈りロボットの講 習会を開いた。20〜50代のメンバー13人とJA石川かほくの関係者ら6 人が参加し、操作法や性能を学んだ若手農家からは、栽培の効率化へ導入に前 向きな声が上がった。  若手の会メンバーの中川真さん(51)=高松=のほ場で実施した。このほ 場では今年、ビニールハウスのネットが破れて鳥が侵入する被害があった。従 来、ネットの破損箇所を確認するにはハウスの上を歩くしかなかったが、非常 に滑りやすく危険だった。そこで中川さんはドローンの活用を思い立ち、JA 石川かほくに相談したところ、講習会が実現した。  この日、産業用ドローンを扱う北陸スカイテック(金沢市)の担当者がドロ ーンで上空から破損箇所を撮影。場所を確認した中川さんは「これで修繕でき る」と喜んだ。  中川さんは「ドローンは枝の剪定(せんてい)にも役立ちそう。枝1本につ きブドウ2房という目安があり、ドローンならどの枝が邪魔か一目で分かる。 栽培に生かしていきたい」と導入に意欲を示した。  農業用機械を取り扱うヰセキ北陸(金沢市)の担当者は、自動の小型草刈り ロボットを紹介した。専用のワイヤで移動範囲を定めて草を刈り、センサーに よってワイヤの外には出ない仕組みを実演した。  同JAによると、近年、ブドウ栽培では草を生やして地面の乾燥を防ぐ「草 生栽培」が取り入れられている。基本的には除草剤をまいて草の量を調整する が、ロボットにより作業の省力化が図られる。高松にほ場を持つ金沢市の農業 法人に勤める城(たち)理乃さん(39)=同市長坂台=は「地面の段差を避 けてうまく使えば、栽培の効率も良くなりそう」と話した。  若手の会は、近年増加傾向にある若手農家同士の交流促進を目的に今年1月 に結成された。同JAは今後も最新技術を学ぶ講習会を開く方針で、担当者は 「若い農家同士で意見を出し合うことで結束力を高め、農業の質を高めてほし い」と話した。 〈09〉2020年06月20日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高松ぶどう、甘みたっぷり JA石川かほく、新ケースで初出荷  かほく市特産の「高松ぶどう」の出荷が19日、石川県内ブドウ産地のトッ プを切って始まり、農家2軒が小粒種なし品種の「デラウェア」約833キロ を同市夏栗のJA石川かほく高松集出荷場に運び込んだ。初出荷は昨年より1 日早く、出荷量は昨年より約100キロ多かった。  JA石川かほくによると、今年は例年に比べ日中の気温が高く、好天に恵ま れたため甘みが強く、生育、収穫ともに順調という。今年は農家56軒が約2 1ヘクタールで栽培しており、7月下旬までに北陸三県と岐阜県、大阪府など に約73トンの出荷を見込む。20日に金沢市中央卸売市場で初競りが行われ る。  今年は初競りでの油野和一郎市長のトップセールスが中止となったため、同 集出荷場に市場関係者を招いてセレモニーを行った。大田昇高松ぶどう生産組 合長が「新型コロナウイルスの影響で気分が沈んだ分、おいしいブドウで皆さ んに喜んでもらいたい」とあいさつ。油野市長は今年から出荷ケースが新しく なったことに触れ「生産101年目を新たなスタートの年としたい」と話した。  丸果石川中央青果の大西信哉社長、JA石川かほくの西川一郎組合長、沖津 千万人県議も出席した。 〈10〉2020年06月21日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎プロ野球 奥川鮮烈154キロ ヤクルト2軍開幕戦デビュー                プロ野球ヤクルトのドラフト1位ルーキー奥川恭伸(やすのぶ)投手(19) =かほく市出身、星稜高OB=は20日、西武とのイースタン・リーグ開幕戦 でプロ初登板し、1イニングを完璧に抑えた。打者3人に対し14球を投げて 無安打無失点2奪三振、最速154キロをマークし鮮烈なデビューを飾った。  初登板が予想された19日の開幕戦が雨で中止となり、1日スライドして先 発のマウンドに上がった。記念すべき第1球は自己最速タイの154キロの直 球で、相手から空振りを奪った。  打者3人を打ち取った球はいずれも力のある直球。先頭打者西川愛也外野手 (21)を遊飛に仕留めると、2番綱島龍生内野手(20)は見逃し三振、3 番高木渉外野手(20)は空振り三振に切って取り、ベンチに引き揚げる際に はにかんだ笑顔を見せた。  初登板を終えた将来のエース候補は「しっかり自分の投げたい球を投げよう と思いました」と直球主体の投球の手応えを語った。無観客試合のため、ファ ンの歓声が響くことはなかったが、目標はさらに上にある。「今まで通りのピ ッチングができるようにしたい。(1軍に)上がった時には思い切って投げた いなと思います」と前を見据えた。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------