☆★☆★☆★ 『いい風 いい夢 かほくだより』 第164号 ★☆★☆★☆                            令和元年6月27日  北陸も梅雨に入りました。天候の良くない日々が続くこともありますが、 梅雨の時季だけの風景を探しに行ってみるのも1つですね。  5月に開設したかほく市公式インスタグラムでは、かほく市の知られざるス ポットを投稿していただくキャンペーンを実施しています。 道端のアジサイ。田んぼのあぜ道。梅雨の里海里山の風景…。この時季なら ではのかほく市の姿、皆さんもぜひ投稿してくださいね。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第164 号をどうぞ。 発行:かほく市総務部企画情報課企画統計係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4242 E-mail kikaku@city.kahoku.lg.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ Instagram  https://www.instagram.com/kahokucity/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪インスタ始めました!  開設キャンペーンを実施中! ♪哲学館へ行こう! ♪かほく四季まつりサマーフェスタinかほく  7月27日(土)・28日(日)開催! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ●インスタ始めました!  開設キャンペーンを実施中!  かほく市のイベント、まちなみ、食など、いろいろな情報を提供するため、 インスタグラム 「かほく市公式アカウント」を開設しました。かほく市の魅 力をどんどん伝えていきますので、 本アカウントのフォローをお願いします。  また、アカウント開設にあわせ、第1弾のキャンペーンを実施しています。  詳細は、下記URLをご覧ください。たくさんの投稿をお待ちしています!  【アカウント名】kahokucity  【キャンペーンURL】http://kahokucity-photo.com/Instagramcampaign/ ●哲学館へ行こう! ◆西田幾多郎哲学講座 第3回「文化財修復と仏教思想」  【日 時】 7月6日(土)13時30分 〜 15時30分  【講 師】 川口 法男 氏(石川県文化財保存修復工房修復家)  【参 加 費】各回受講 各500円(申込不要)        年間受講 2,000円(要申込)        ※4回以上受講予定の方は年間受講がお得です。 ◆第38回夏期哲学講座 参加者募集  全国から集まる参加者と、3日間の哲学体験をしてみませんか。  【日 程】 8月10日(土) 〜 12日(月・祝)  【定 員】 65人  【受講資格】受講資格:18歳以上  【受 講 料】受講料:学生・かほく市民 10,000円 / 一般 15,000円  【申込〆切】7月21日(日)  ※詳細は哲学館までお問い合わせいただくか、 ホームページをご覧ください。 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館  076-283-6600  http://www.nishidatetsugakukan.org/ 月曜休館(祝日の場合は翌平日) ●かほく四季まつりサマーフェスタinかほく  7月27日(土)・28日(日)開催!【28日は白ギス釣り大会のみ】  今年もやってきました「サマーフェスタinかほく」。市内の3会場で繰り 広げられるこの夏最大のイベントです。普段体験できないことにチャレンジ して、楽しい思い出を作りましょう!! 大人気のかほく市マスコットキャラクター「にゃんたろう」がキャッツフェ スタ会場にやってきて、まつりを盛り上げてくれます!  ※詳しくは、後日配布のチラシや市ホームページをご覧ください。 <ビーチフェスタ> ○7月27日(土)  【時 間】 6時00分〜10時30分  【会 場】 外日角海岸周辺  【内 容】 ・子ども地引網体験        ・ビーサン跳ばし大会 ○7月28日(日) 白ギス釣り大会  ※参加申込が必要です。  【申込〆切】7月12日(金)  【時 間】 4時〜10時30分(競技時間5時 〜 8時)  【会 場】 白尾海岸周辺    <リバーフェスタ> ○7月27日(土)  【時 間】 10時 〜 12時        ※鮎つかみ体験は9時30分から受付  【会 場】 大海川河川敷 夏栗橋周辺  【内 容】 ・鮎つかみ体験        ・自然体験教室(笹舟作り)        ・その他、チャリティ餅つき等 <キャッツフェスタ> ○7月27日(土)  【時 間】 13時 〜 22時  【会 場】 かほく市役所  【プログラム】   13:00 オープニングセレモニー   13:05 公立こども園5歳児による遊戯   13:30 学園台こども園による遊戯   13:45 猫にゃんグランプリ【ダンス部門】   14:55 市長あいさつ   15:00 うのけ幼稚園による遊戯   15:15 木津幼稚園による遊戯   15:30 表彰式【ダンス部門】   15:50 PFUブルーキャッツの紹介   16:05 猫にゃんグランプリ【仮装部門】   17:05 キャラクターショー   17:55 表彰式【仮装部門】   18:15 スペシャルゲストライブ   19:40 市民輪踊り(演奏:民謡協会)   20:20 商工会青年部ライブ   20:45 花火大会   その他、猫ペイントコーナー・にゃんたろうふわふわ・模擬店等の催し   がいっぱいです。  ※7月25日(木)から会場準備のため、市役所駐車場の使用が一部制限さ   れます。ご協力をお願いします。  ※7月27日(土)・28日(日)、宇ノ気生涯学習センターは休館です。 【問い合わせ先】  かほく市まつり実行委員会事務局(産業振興課)  076-283-7105 FAX 076-283-7108 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//     ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ―  ――――――――――――――――――――――――――――――――◆ ---------------------------------------------------------------------- 01:「県内絶滅」の花「カザグルマ」自宅庭に自生 かほく市の長田さん方 02:冠婚葬祭、区の申し合わせ見直し 大崎 時代の変化に対応 03:かほく市沖に連日クジラ 朝と夕に目撃 北上中、餌を求め立ち寄りか 04:「つぶつぶ」が生理痛を緩和 かほく市の万喜が下着開発 05:「寸心忌」で献花式 西田幾多郎しのぶ 宇ノ気小児童ら 06:環境学習に学校林活用 金津小が学年ごとにプログラム 07:道の駅高松、売り場拡充 里山館、特産品の発信強化 08:デラウェア甘さ十分 初収穫 09:高松ぶどう栽培100周年 県内一の産地、飛躍誓う 10:高松ぶどう、1箱5万円 金沢市卸売市場 初競り ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2019年05月24日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「県内絶滅」の花「カザグルマ」自宅庭に自生 かほく市の長田さん方  かほく市鉢伏(はちぶせ)の長田太洋さん(72)方の庭で23日までに、 石川県内で絶滅したとされていたキンポウゲ科の花「カザグルマ」が自生して いるのが見つかった。県自然史センターによると昨年、南加賀地方の雑木林で 確認されたのに続き、県内2例目。長田さんは身近にあった思わぬ発見を驚く とともに、貴重な種の保全へ自家培養を始めている。  カザグルマは庭のサルスベリの木に巻き付くようにつるを伸ばし、50輪ほ どの花を咲かせている。自宅が神社跡地で、手付かずのまま植生が残った可能 性があるという。  ずいぶん前から花を咲かせていたが、気に留めていなかった。昨年、南加賀 でカザグルマが見つかったことを知った知人の指摘を受け、JA石川かほくを 通じて県に調査を依頼した。  県は今年の開花を待って現地を確認。がくが8枚で、花の下に小さな葉のよ うな小苞(しょうほう)がなく、おしべの軸にあたる花糸(かし)に毛がない ことなどから、「カザグルマ」だと特定した。  周辺への聞き取り調査で、かつては複数箇所でカザグルマとみられる花が自 生していたとの証言を得たことから、自生株の生き残りだと判断した。  県自然史センターの高木政喜理事長は「県内での自生は貴重な発見。まずは 守ることが大切で、長田さんとも話し合いながら、今後の保存に向けて検討し ていきたい」と話した。 ●挿し木で栽培挑戦、初年度は3割開花  長田さんは昨年の開花後、挿し木での栽培に挑戦し、3割が花を咲かせた。 近縁種のテッセンを参考に屋外とビニールハウス内で鉢に植えて育てた。  自生株周辺には人が入らないようくいを立て、盗掘防止へ防犯カメラや人感 センサーライトを設置した。長田さんは「なんとなく眺めていた花がまさか絶 滅種だったとは驚き。栽培法を確立し、いずれは鉢伏が『カザグルマの里』と 呼ばれるくらい増やせたらうれしい」と意欲を見せた。 ★〔カザグルマ〕  キンポウゲ科のつる性多年草。本州〜九州北部、東アジアに分布し、初夏に 白、または淡い紫色の花を付ける。石川県では絶滅、国内では準絶滅危惧に分 類される。 〈02〉2019年05月27日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎冠婚葬祭、区の申し合わせ見直し 大崎 時代の変化に対応  かほく市大崎区は、冠婚葬祭に関する申し合わせを見直す。祝い金や香典返 しなどが華美にならないよう基準を区内で統一していたが、近年はしきたりの 簡素化が進んでおり、葬祭に関する項目以外は全て撤廃することにした。同区 では新たに移り住んだ世帯が増えており、時代に即した地域ルールで新旧住民 の融和を図る。  1995(平成7)年に決めた申し合わせでは、▽結婚式の参列人数は12 人まで▽披露宴招待客への料理は2万円以内▽香典返しは区内では行わない― といった結婚式や葬儀のほか、出産祝い、病気見舞いに関するルールが示され ている。  同区では昭和期に結婚式や葬儀を自宅や公民館で行う家庭が多く、区で仏壇 を共有し、死亡者が出るたびに受け渡す団体講も営まれていた。終了後は戸別 にあいさつ回りを行っており、冠婚葬祭における区内の結び付きが強かった。  社会情勢の変化で現在はいずれも行われておらず、式の簡素化も進んでいる ことから、申し合わせの必要性が薄れたと判断した。新興住宅地の造成で慣習 を知らない住民が増えていることも考慮した。  今後は▽葬儀等の情報を速やかに区長及(およ)び町会長に連絡する▽区内 の香典返しは行わず礼状のみとする―など一部のルールのみを適用する。毎年、 区議会で内容も検討し、町会長を通じて周知する。 ●旗木を常設に  申し合わせの見直しと合わせ、毎年10月の秋季例大祭では、祭り1週間前 に青年団や壮年団員らが総出で区内5カ所に立てていた木製の旗木を廃止する。 コンクリート製の電柱型旗木を榊原神社、宇ノ気水辺公園、河北潟灌漑(かん がい)揚水機構に設置して常設化し、住民の負担軽減を図る。  松原秋夫区長は「長年の伝統を変えることに反対意見もあったが、将来に行 事を残していくための決断。新旧住民が一体となって地域づくりを進めていき たい」と話した。 〈03〉2019年05月28日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほく市沖に連日クジラ 朝と夕に目撃 北上中、餌を求め立ち寄りか  かほく市高松の高松海岸で、沖合を泳ぐクジラの目撃が相次ぎ、地元で話題 になっている。のとじま水族館(七尾市)によると、背中から尾にかけて突起 物のようなものが確認できることから、コククジラの可能性が大きい。県内で のコククジラの目撃は珍しく、オホーツク海方面へ北上する途中で、餌を求め て立ち寄ったとみられる。  地元住民によると、クジラは4月上旬からのと里山海道高松インターチェン ジ―道の駅高松周辺の沿岸で頻繁に目撃されている。午前9時半〜同10時半 ごろに能登から金沢方向、午後5時〜同6時ごろに金沢から能登方向へ、潮を 吹きながら泳ぐ姿がよく見られるという。  高松海岸線沿いに住む会社員赤池典子さん(55)=高松=は「30年近く 高松に住んでいるが、クジラを見たのは初めて」と興奮気味に話し、14日午 後に潮を吹く姿の撮影した自営業山崎貞雄さん(49)=同=は「近隣の人か ら目撃情報を聞いて現地へ行くようになった。狙い通りに撮れてうれしい」と 声を弾ませた。  やや大きめのサーフボードに乗りパドルでこぎながら海上を進むマリンスポ ーツ「スタンドアップパドルボード(SUP)」の愛好者の間でも14日以降、 白尾〜高松沖でほぼ毎日、目撃されているという。  SUPスクールを運営する内灘町大根布1丁目のサーフショップ「レイジオ ン」の三ツ井良(まこと)代表(57)は17日早朝に水中を泳ぐクジラの撮 影に成功した。同店では主に午前9〜11時に開いているスクールを、利用客 の要望に応じて高い確率でクジラに遭遇できる午前6〜8時でも始めた。  三ツ井代表は「20年近く内灘でサーフショップを経営しているが初めての 経験。最初に見たときはあまりの大きさに怖さを感じたが、今は出会うのが楽 しみ」と話した。  コククジラは主に北太平洋に分布し、沿岸の浅い水域に生息する種で、体長 は11〜15メートル程度になる。のとじま水族館海洋動物係長の松岡哲也さ んは「回遊する生物なので、定住する可能性は小さい。時期が来れば、再び北 上を開始するのではないか」と推測した。 〈04〉2019年06月07日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「つぶつぶ」が生理痛を緩和 かほく市の万喜が下着開発  繊維素材メーカーの万喜(かほく市)は、生理痛を緩和する女性用下着「つ ぶつぶセラピー」を発売した。インターネット通販サイトの「楽天市場」と 「アマゾン」で取り扱い、月300枚の販売を見込む。  万喜は下着のストラップやサポーターなどを製造している。「つぶつぶセラ ピー」は伸縮性がある編み地に細かなガラスビーズを取り付けた商品。ショー ツ(税抜き6千円)と腹巻き(同4500円)の2種類を用意した。  洗濯してもビーズが落ちないよう、独自技術を開発した。ビーズが肌に与え る刺激によって、脳に伝わる痛みの感覚を和らげる効果があるという。岡山大 名誉教授で東京慈恵会医科大の深井喜代子教授と共同研究した。 〈05〉2019年06月08日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「寸心忌」で献花式 西田幾多郎しのぶ 宇ノ気小児童ら  かほく市出身の世界的哲学者西田幾多郎の命日「寸心忌(すんしんき)」の 7日、同市宇ノ気小の頌徳(しょうとく)記念碑前で献花式が行われ、関係者 や親族、地元児童ら約150人が没後74年を迎える西田の遺徳をしのんだ。  西田幾多郎博士頌徳会長の油野和一郎市長があいさつし、西田の親戚らが菊 の花を手向けた。児童は「西田先生を讃える歌」を合唱した。式に先立ち、油 野市長ら約20人は同市森の墓地で墓前に手を合わせた。 〈06〉2019年06月09日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎環境学習に学校林活用 金津小が学年ごとにプログラム  かほく市金津小は、隣接する学校林「金津の森」で全学年を対象とした環境 学習に乗りだした。これまで体系的な学びの場として活用する機会は少なかっ たが、身近にある豊かな自然を生かさない手はないとして、学年ごとにテーマ を設定して通年で実施することにした。地元住民も参画し、同校は地域との交 流の場としての役割も期待している。  環境学習プログラム「金津の森プロジェクト」と銘打って進める。金津の森 は約1万平方メートルあり、クヌギやケヤキなど多様な植物を観察することが できる。1995年に現在地に新校舎が建築されて以降、地元住民が中心とな って散策路や階段、遊具やベンチを作り、整備を進めている。  1、2年生は植物や昆虫について学び、3、4年生には木の伐採作業の見学・ 体験を通じて適切な資源管理について理解を深めてもらう。5、6年生は「金 津の森」の散策路整備や維持管理、森の保全活動に取り組み、森林が生態系で 果たす役割を教わる。  プログラムは地元住民でつくる同校運営協議会と教職員が協力して実施する。 今月6日には五感を使って行うビンゴゲームが行われ、児童はカードに記され た「つるつる」「かさかさ」「アリ」「クモ」などの項目を森の中で探し、ビ ンゴ達成を目指した。  参加した藤島空奈(らな)さん(2年)は「同じ葉っぱでもかさかさしたも のとつるつるしたものがあった。ハート形のかわいい石も見つけた」と笑顔を 見せた。  山下雅美校長は「歩いて十数秒の場所に学校林がある。プロジェクトを通じ、 環境汚染や林業の人手不足など社会が直面する課題についても関心を持っても らいたい」と話した。 〈07〉2019年06月12日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎道の駅高松、売り場拡充 里山館、特産品の発信強化  かほく市は、のと里山海道高松サービスエリア道の駅高松「里山館」を改修 し、手狭になっている売り場を拡充する方針を固めた。特産品ブランド認証品 をアピールしたい考えで、6月補正予算案に実施設計費180万円を計上する。 秋に着工し、来年春の完成を目指す。  里山館は金沢方向の上り線にあり、売り場には地元農家が寄せた産地直送品 や同市の特産品などをそろえている。市は昨年度、「特産品ブランド」認証制 度を新設しており、これらのブランド品や人気の高まっている産地直送農産物 の品ぞろえを充実させる。  計画では、入り口の自動販売機付近を増築し、新たに35平方メートルの売 り場を確保する。市の特産品ブランド認証品は加工品や繊維工業製品など52 品に上り、担当者は「農産物から繊維製品まで豊富にある資源の魅力を発信す る拠点にしたい」と話した。 ●プレミアム商品券、9月から発行開始  かほく市は9月、消費税増税対策としてプレミアム商品券を発行する。子育 て世帯と低所得者向けで、6320人、4950世帯が対象となる見込み。6 月補正予算案に事業費4483万円を盛り込む。  商品券は500円券10枚つづりの5千円分となる。対象者は1セット4千 円で、最大5セットまで購入できる。9月中旬に市七塚健康福祉センターで販 売会を開く。販売会以降も市商工会の窓口で購入できる。販売総額は1億26 40万円に上る見通し。使用期間は10月1日から来年2月末までとなる。 〈08〉2019年06月15日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎デラウェア甘さ十分 初収穫  かほく市高松の架谷(はさたに)ぶどう園で14日、小粒種なしブドウ「デ ラウェア」の収穫作業が始まり、園主の架谷平治さん(72)がたわわに実っ た紫色の房を摘み取った。  架谷さんによると、3〜4月は天候に恵まれなかったものの、着色期の5月 は日照時間が長く、糖度22〜24度の甘いブドウに仕上がった。この日は約 40キロが収穫され、近隣の直売所に並べられた。収穫作業は9月上旬まで続 く見込み。 〈09〉2019年06月18日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高松ぶどう栽培100周年 県内一の産地、飛躍誓う  かほく市高松の桜井町歴史公園で17日、高松ぶどう栽培100周年感謝祭 が行われ、生産者や市場関係者、市職員ら約100人が節目を祝い、県内一の ぶどう産地としてさらなる飛躍を誓った。  100周年記念事業実行委員会を代表して大田昇高松ぶどう生産組合長があ いさつし、油野和一郎市長、沖津千万人県議、梅田清彰県央農林総合事務所長 が祝辞を述べた。JA石川かほくの井上信一代表理事組合長の発声で乾杯した。  高松ぶどうは1919(大正8)年、金沢市出身の農業市村栄次郎さんが高 松の砂丘地を適地と見込み栽培を始めた。現在は組合員57人が約20ヘクタ ールで栽培しており、今年は20日に初出荷、21日に初競りが行われる予定 となっている。  市村さんの子孫5人も出席し、「高松葡萄発祥之地」の石碑前に玉串をささ げた。次男の昭治さん(91)=宝達志水町北川尻=は「父の栄次郎も喜んで いると思う。毎年味わうのを楽しみにしている。今年も立派に実ってほしい」 と話した。 〈10〉2019年06月22日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎高松ぶどう、1箱5万円 金沢市卸売市場 初競り  市中央卸売市場で21日、栽培開始から100周年を迎えたかほく市特産 「高松ぶどう」の初競りが行われ、小粒種なし品種のデラウェア約700キロ が競りに掛けられた。最高ランクの「特秀」は、1箱(2キロ)5万円の卸値 がついた。  特秀は、100周年を記念して特別に1箱のみ出荷された。今年は春先から の日照時間が長く仕上がりは良好という。特秀以外の卸値は1箱2600〜3 千円、1パック(300グラム)300〜350円だった。  7月中旬をピークに、同下旬までに約80トンの出荷を見込む。市場では油 野和一郎かほく市長がトップセールスを行った。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------