☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第142号☆★☆★☆★☆                          平成29年8月24日  8月も残りわずかとなりました。皆さんどのような夏を過ごされましたか♪ 今年は昨年より14日も遅い8月2日に梅雨が明け、立秋の8月7日には、か ほく市で県内観測史上最高の39.0度と全国一の暑さを記録しました。厳し い暑さで体調管理が難しかったのではないでしょうか。  最近では朝晩が少しずつ涼しくなり、秋の気配が感じられるようになりまし た。市内の各地では秋の祭りに向けて、子供達の笛や太鼓の練習の音が、夜の 風に乗って流れてきます。秋の祭りは地区毎に伝承されており、太鼓のリズム も違うのですが、なぜか心躍ってくるのは不思議なものですね。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第142 号をどうぞ。    発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係    TEL 076-283-1112    FAX 076-283-4242    E-mail kikaku@city.kahoku.lg.jp    http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪【哲学館へ行こう】西田幾多郎哲学講座 ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ●西田幾多郎哲学講座  西田幾多郎哲学講座は年10回開催している一般対象の講座です。1回から  参加できますので、お気軽にご参加ください。(各回受講は、申込不要です)  「哲学」の基礎を作ったひと  ■アリストテレス(1) どう生きるか   日時:9月30日(土) 13時30分〜15時30分  ■アリストテレス(2) <ある>とはなにか   日時:10月1日(日) 10時〜12時   講師 :中畑正志氏(京都大学教授)   会場 :哲学ホール   参加費:1回500円 [問い合わせ先] 西田幾多郎記念哲学館 283-6600 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:猫の仮装で情熱ダンス かほく四季まつり開幕 イオンと連携、催し充実 02:「哲学の杜」夜景撮影を 今月からフォトコンテスト 市議会全員協議会 03:石川県内の浜茶屋、苦闘の夏 7月の客足「例年の半分程度」 4年ぶり、   8月の梅雨明けでシーズン短く 地域限定で席料無料券、生き残りへ知恵 04:来館70万人突破 かほく市中央図書館 05:喜多家しだれ桜を後世に 樹齢120年、かほく市の天然記念物 06:かほく市39.0度 石川県内観測史上最高、全国一 猛暑の立秋 07:全3中に奉仕サークル あす発足、生徒主体で活動企画 08:「木津桃」学校で採れた 郷土の特産を継承 かほく市七塚小 09:入居者全員が踊りの輪に 車いすなど配慮、振り付けを工夫 10:ジャパンテント 西田哲学に触れる かほく市  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年07月30日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎猫の仮装で情熱ダンス かほく四季まつり開幕 イオンと連携、催し充実  かほく四季まつり・サマーフェスタinかほく(北國新聞社特別協力)は2 9日、かほく市役所などで開幕し、多彩な催しが来場者を楽しませた。猫の仮 装をしてダンスを披露する「猫にゃんグランプリ」では市内外の17組が「情 熱」をテーマに舞い踊り、イオンモールかほくとの連携で充実を図ったステー ジイベントもまつりを盛り上げた。  猫にゃんグランプリは、同市出身の哲学者西田幾多郎が愛猫家だったことや、 姉妹都市のドイツ・メスキルヒ市に猫の仮装をする伝統の祭りがあることにち なんで行われている。  ダンス部門に10組、仮装部門に7組が出場し、猫の耳や尻尾を付け、顔に ひげなどのメークを施したメンバーが息のあったパフォーマンスを繰り広げた。  市役所特設ステージでは、かほく市出身の歌手杉本和也さんの歌謡ショーや 園児の遊戯、岡本真夜さんらによるスペシャルライブなどが行われた。  女子バレーボールV・チャレンジリーグに所属するPFUブルーキャッツの 新人選手ら5人も登場し、江畑幸子選手とのじゃんけん大会やトークで会場を 沸かせた。  外日角海岸周辺では地引き網やビーチサンダル跳ばし大会、大海交流センタ ーではアユつかみ体験などが催され、親子連れでにぎわった。新化保育園では JA石川かほく宇ノ気支店による朝市が初めて開かれた。  最終日の30日は、白尾海岸周辺で白ギス釣り大会が開催される。  猫にゃんグランプリの結果は次の通り。  ◇ダンス部門▽グランプリ SweetCHIC(かほく)▽準グランプリ  BACHIKA(白山)▽ナイスキャッツ賞 JEG(かほく)▽クールキ ャッツ賞 Happyberry(同)▽ドリームキャッツ賞 PUZZLE &UPPERS(宝達志水)  ◇仮装部門▽グランプリ キッズとばあば▽準グランプリ おやこバドにゃ んwith見守り隊▽ナイスキャッツ賞 9―years―old―summ er(以上かほく)▽クールキャッツ賞 またたびキャッツ(津幡)▽ドリー ムキャッツ賞 Weにゃんdoit(かほく) ●イオンで音楽ライブ 四季まつりに合わせ  かほく市のイオンモールかほくでは29日、かほく四季まつり・サマーフェ スタinかほく(本社特別協力)合同イベントとして、歌手の三浦祐太朗さん と岡本真夜さん、音楽ユニット「moumoon(ムームーン)」のライブな どが繰り広げられた。  「moumoon」のライブでは、ギターのKOUSUKE MASAKI さん=金沢市出身=がボーカルのYUKAさんとともに「Sunshine  Girl」などを披露した。 〈02〉2017年08月01日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「哲学の杜」夜景撮影を 今月からフォトコンテスト 市議会全員協議会  かほく市議会全員協議会は31日開かれ、市側は8月から、県西田幾多郎記 念哲学館周辺の「哲学の杜(もり)」の夜景を題材としたフォトコンテストを 実施することを報告した。市は4月から哲学の杜のライトアップを行っており、 夜の光の演出を広くPRする。  150基の発光ダイオード(LED)が設置された斜面や、照明が足元から 木々の枝葉を照らす「思索の道」、植栽が幻想的に浮かび上がる階段庭園など を写した作品を募集する。入賞作品は10月の市生涯学習フェスティバルで展 示され、市は観光ポスターなどへの利用も検討する。  市側は7月1、2日の雨で、市道沿いの斜面が崩れるなど5カ所で被害があ ったことを説明した。第2次市男女共同参画行動計画の策定も報告された。2 026年度までの10年間を計画期間とする。 〈03〉2017年08月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎石川県内の浜茶屋、苦闘の夏 7月の客足「例年の半分程度」 4年ぶり、 8月の梅雨明けでシーズン短く 地域限定で席料無料券、生き残りへ知恵   石川県内の海水浴場で今夏営業する浜茶屋の入り込み客数が伸びず、「例年 の7月の半分程度に落ち込んだ」(浜茶屋関係者)と嘆く声が漏れている。海 水浴場利用者が1994(平成6)年から4分の1程度に落ち込む時代の波に、 4年ぶりに8月までずれ込んだ梅雨明けで、短い海水浴シーズンになることが 追い打ちを掛ける。かほく市の浜茶屋は地域限定で「席料」の無料券を初めて 配るなど、各店が生き残りを懸けて知恵を絞る。  羽咋市の千里浜海水浴場で半世紀以上店を開く「山田屋」の店主山田俊一さ ん(69)=千里浜浜茶屋組合長=によると、7月10日の浜開き以降、天候 に恵まれず、客の入り込みは例年の7割程度となっている。  宝達志水町の今浜海水浴場にある「いなば屋」の女将因幡和子さん(67) は7月の入り込み客が5割ほどとし、「天気が悪いと、午前中は誰も来ない日 もあった」と嘆いた。  県内トップで海開きした内灘町の権現森(ごんげんもり)海水浴場で「大日 荘」を経営する岡野三郎さん(80)も「いつもの年の4割ほどしか客が来な い」と肩を落とし、8月の好天を期待した。  浜茶屋関係者によると、往時の店は海水浴客が座れないほどのにぎわいを見 せたが、近年は町会などの団体利用が減り、ビールやジュース、食品を持参す る家族やグループが目立つ。  「浜茶屋離れ」に歯止めをかけようと、座敷利用時の「席料」や駐車料金を 無料にする券を配ったのは、かほく市の白尾海水浴場の「友楽(ゆうらく)荘」 で、責任者の坂野隆俊さん(43)は「気軽に遊びに来てもらおうと思った」 と狙いを話す。券を提示すれば何度でも無料にする試みで、地元白尾区の全世 帯に配布した。  加賀市の黒崎、片野、橋立の3海水浴場では、1軒ずつある浜茶屋が料理の 充実やイベント企画などで集客を図り、昨年並みの入り込み客を維持する。  黒崎海水浴場の「入(いり)のや」はサザエや岩ガキの料理が人気で地元の フランス料理人が常駐する。片野海水浴場の海の家「サンルーカス」はバーベ キューやフラダンスショーが好評となっている。 ●20年間で4分の1まで落ち込む 石川県内の海水浴客  石川県によると、統計資料が残る1994年以降、県内の海水浴場は開設数、 利用者数ともに減少を続け、2015年の利用者数はピーク時の4分の1とな る35万1千人までに落ち込んだ。  海水浴場の開設数は97、99年の35カ所が最も多く、廃止が相次いで1 4年に最少の22カ所となった。今年は23カ所が開設している。  利用者数は94年が140万5千人と最も多く、98年に100万人を切り、 03年は45万2千人に減った。最も利用者が少なかったのは09年の21万 9千人だった。ここ数年は35万人前後で推移する。  海水浴場には更衣所、トイレ、洗面所などの機能を持つ「休憩所」が設置さ れることがあり、休憩所の中で飲食のできる場所が一般的に浜茶屋と呼ばれる。 浜茶屋を含む休憩所は13年の21カ所から、今年は15カ所に減った。 ●石川県内梅雨明け 平年より9日遅く   気象庁は2日、北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より9 日、昨年より14日遅かった。2013年以来、4年ぶりに8月の梅雨明けに なり、石川県内はようやく本格的な夏を迎えた。  北陸地方の梅雨明けは、1951(昭和26)年の統計開始以来、91年の 8月14日ごろが最も遅く、2001年の7月2日ごろが最も早い。8月にず れ込んだのは7回目となった。  金沢地方気象台によると、梅雨入りが発表された6月21日から8月1日ま での金沢の降水量は、576・5ミリと平年の1・7倍に達した。7月23〜 25日の大雨などが影響した。  2日の県内は高気圧に覆われておおむね晴れた。最高気温はかほくの32・ 3度が最も高く、金沢31・9度、羽咋31・7度と続いた。金沢市のひがし 茶屋街では炎天下、着物姿で散策する観光客が見られた。  加賀市と能登町で80代の男性2人が熱中症の疑いで病院に運ばれた。いず れも軽症の見込み。 〈04〉2017年08月04日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎来館70万人突破 かほく市中央図書館  かほく市中央図書館の来館者数が3日、70万人を突破し、節目に訪れた金 丸未貴さん(30)=同市木津=に南匡志館長から記念品が贈られた。  長女リサちゃん(1)とともに来館した金丸さんは、市マスコットキャラク ター「にゃんたろう」のグッズなどを受け取り「子どもに読み聞かせる絵本を 探しに、また利用したい」と話した。同館は2012年4月に開館した。 〈05〉2017年08月04日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎喜多家しだれ桜を後世に 樹齢120年、かほく市の天然記念物  かほく市上山田の市天然記念物「喜多家しだれ桜」を後世に残そうと、住民 有志が「上山田しだれ桜の会」を結成した。しだれ桜は樹齢120年を超え、 近年は病気で衰弱したこともあり、種子を発芽させるためのビニールハウスを 設置した。後継木を育て、たくさんの人が観桜に訪れる地元のシンボルを守る。  喜多家しだれ桜は高さ約13メートル、幹回り約2・2メートルで、かほく 市上山田の喜多久雄さん(97)方に植えられている。1895(明治28) 年、喜多さんの祖父善兵衛さんが兼六園の名木の種子を育てたとされる。見頃 を迎える4月には、薄ピンクの花を降り注ぐように咲かせ、市内外から訪れる 家族連れらを楽しませている。  市教委によると、しだれ桜は2007年ごろから、木を枯らすナラタケ病に かかった。15年から処置を施し、現在は回復傾向にある。しだれ桜が元気な うちに後継木を育てようと、喜多さんの長男均さん(67)ら5人が「上山田 しだれ桜の会」を結成した。  昨年、しだれ桜の種子約40粒を拾って植えたが、発芽しなかった。今年は 喜多さんから助言を受け、種子を植える前に乾燥させたり、水につけて潤した りしたほか、育苗用のビニールハウスを設置した。  発芽に成功した後はプランターで2、3年育てて、地元の民家の庭や公園な どに移植する。代表の野村久美子さん(64)は「元の木の特徴をしっかりと 受け継いだしだれ桜を育てたい」と話した。 〈06〉2017年08月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほく市39.0度 石川県内観測史上最高、全国一 猛暑の立秋  二十四節気の一つで暦の上では秋が始まる「立秋」の7日、石川県内は台風 5号の北上に伴う「フェーン現象」で、厳しい暑さとなり、かほく市で県内観 測史上最高の39・0度と、全国一の暑さを記録した。  志賀36・8度、金沢36・1度など5地点で猛暑日となった。志賀町では 同日午後2時、熱中症の起きやすさを示す「暑さ指数34・8」と全国一を記 録した。  県内の消防局・消防本部によると、金沢市で70代女性と60代男性、白山 市で80代男性、羽咋市で80代女性の計4人が熱中症とみられる症状で救急 搬送された。  JR金沢駅前では、強い日差しの下、日傘を差す人や汗を拭いながら歩く人 の姿が見られた。 〈07〉2017年08月09日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全3中に奉仕サークル あす発足、生徒主体で活動企画  かほく市の全3中学校で10日、校下を活動場所とするボランティアサーク ルが発足する。自分たちが暮らす地域への理解を深め、社会貢献を通じて自分 に自信を持ってもらおうと、市社会福祉協議会が各校に呼び掛けた。福祉施設 や地域の行事の手伝い、高齢者支援などの奉仕活動を生徒主体で企画し、2学 期以降に本格的に活動を始める。  「かほく市ジュニアボランティアサークル」と銘打ち、中学校ごとに組織を 設ける。10日に合同の発足式を行い、それぞれサークル名を決める。社会福 祉協議会が7月3日からメンバーを募集し、これまでに20人を超える入会申 し込みがあった学校もある。  活動内容は、学校ごとに月1回ミーティングを開き、生徒目線で地域に必要 なことを考えて決める。社会福祉協議会は福祉施設でできるボランティアなど の情報を提供する。  地域の主任児童委員も参加し、住民の困りごとや若者に手伝ってほしいこと など地域の意見を伝える。活動は土、日曜を中心に行う。  社会福祉協議会は毎年、夏休みに小学生を対象にボランティア体験事業を企 画しているが、中学生の活動支援はこれまでなかった。サークルを設立して継 続的にボランティア活動に取り組む環境を整える。生徒自身に活動を考えさせ ることで地域に目を向けさせる。  社会福祉協議会の担当者は「勉強や部活動で忙しい中学生でも気軽にボラン ティアに参加できるようにし、自然と地域に入り込むきっかけになればいい」 と話した。 〈08〉2017年08月10日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「木津桃」学校で採れた 郷土の特産を継承 かほく市七塚小  かほく市七塚小で今年春から育ててきた「木津桃」の木が、十数個の実を付 けた。木津桃は藩政期から昭和期にかけて校下の木津区で盛んに栽培された桃 で、継承に一役買おうと敷地で若木の世話をしてきた。9日は5、6年生が赤 く色づいた果実を味わい、郷土の特産を後世に伝える決意を新たにした。 ●大正時代は4万本  木津桃は濃いピンク色の花や、ピンポン球程度の大きさの甘酸っぱい果実が 親しまれ、大正時代には同区で約4万本の木が植えられたとされる。戦時中、 食糧増産のため桃園が畑に転用されるなどし、大幅に数を減らした。現在は地 元有志が継承に努めている。  七塚小では、木津桃を通じて地域への理解を深めようと、現在の6年生が今 年3月、学校敷地に高さ1メートルほどの若木4本を植えた。うち1本が4月 に花を咲かせ、5月には小さな実を付けた。6月から児童がほぼ毎日水やりな どをし、7月末に初めて果実を収穫した。 ●歴史を聞き、試食  9日は、学校と地元住民の畑で採れた木津桃約150個が用意され、越野正 勝区長が桃の歴史などを説明した。木の世話をした6年生と、来年度の栽培を 担う5年生の計約70人が果実を頬張り、素朴な甘さと酸味に笑顔を見せた。  初めて食べたという平床将君(6年)は「普段食べる桃よりは甘くなかった けど、1年目から実がなってくれてうれしい」と喜んだ。 〈09〉2017年08月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎入居者全員が踊りの輪に 車いすなど配慮、振り付けを工夫  かほく市秋浜のケアハウス海青(かいせい)で、車いすや歩行器を利用する 入居者が、18日に行われる夏祭り(北國新聞社後援)の盆踊りの輪に加わろ うと練習に励んでいる。足腰に不安のない入居者と一緒に全員で楽しみたいと 考え、地元民謡協会のメンバーから座ったまま踊れるようアレンジした振り付 けを学んでおり、本番を心待ちにしている。  ケアハウス海青には50人が入居し、車いす利用者が5人ほど、歩行器利用 者が20人程度いるという。施設によると、毎年8月に行われる夏祭りでは、 車いすや歩行器の利用者は、体がうまく動かせないことを不安に思い、輪踊り に加わっていなかった。  車いすなどを利用する複数の入居者から、「私も踊りたい」との声が上がっ たことを受け、施設側が市民謡協会員の西田ムツ子さん(70)=同市浜北= に、座ったままで盆踊りに参加できないか相談した。  西田さんは先月、民謡舞踊「兼生会」師範の兼生八千草さん(61)ととも に施設を訪れ、入居者に「花笠音頭」「炭坑節」「かほく夢おどり」の上半身 だけの振り付けを教えた。座ったままでも踊りやすいよう、動作をゆっくりに したり、足腰を使わなくてもできる動きに変えるなど工夫したという。  入居者は兼生さんらから指導を受けたほか、ほぼ毎日1時間、踊りの練習に 励んできた。本番では踊りの輪を囲むように椅子を配置し、入居者に座ったま ま体を動かして楽しんでもらう。車いす利用者の大橋弘さん(86)は「踊り が好きで若い頃はよく踊っていたので、参加できるのが楽しみ」と笑顔を見せ た。 〈10〉2017年08月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ジャパンテント 西田哲学に触れる かほく市   ジャパンテントかほく市プログラムに参加した11カ国の留学生17人は1 7日、県西田幾多郎記念哲学館を訪れ、同市出身の西田の思想や人柄に理解を 深めた。  留学生は同館の専門員から、西田の書や教育者としての一面などについて説 明を受けた。展示室の資料のほか、階段庭園や瞑想(めいそう)空間「ホワイ エ」など、世界的建築家・安藤忠雄が手掛けた建物の魅力にも触れた。  引き続き、市宇ノ気生涯学習センターで対面式が行われ、油野和一郎市長ら があいさつし、ホスト家族8組が留学生を歓迎した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  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