☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第133号☆★☆★☆★☆                          平成28年11月24日  今朝、関東地方では初雪が降りました。かほく市では雪はまだですが、寒さ が日ごとに厳しくなってきています。もう冬本番ですね!  来週には師走の12月に入ります。あっという間に年末になりそうですが、健 康管理に気をつけて、充実した毎日を過ごしましょう。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第133 号をどうぞ。    発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係    TEL 076-283-1112    FAX 076-283-4242    E-mail kikaku@city.kahoku.ishikawa.jp    http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪企画展ギャラリートーク「幾多郎と禅語」 ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ■企画展ギャラリートーク「幾多郎と禅語」  開催中の企画展「禅 −若き西田幾多郎の葛藤時代−」について、展示を見な  がら解説します。  日時:12月18日(日) 11時から(40分程度)  会場:西田幾多郎記念哲学館 展示室2階 企画展コーナー  解説:大熊玄(哲学館副館長、立教大学准教授)  観覧料:一般300円、高齢者(65歳以上)200円、高校生以下無料 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館 076-283-6600        ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:復活盆踊り、継承の舞台 かほく市の「上田名ハイヤサカサイ」 02:トウガンジャムを特産品に かほく市の長田さん ハーブ使い開発 03:かほく市の3駐在所を統合 来春、宇野気交番に 津幡署 04:PFU進撃の追い風に クラブハウスが完成 05:西田幾多郎の書簡を初公開 かほく市の哲学館 06:「岡山のメロン甘い」 かほく市大海小 果物交流で届く 07:河北縦断道の全通祝う 事業30年 最後の区間完成 08:「おむつ内排便ゼロ」を介護士が事例報告 かほく市・あかしあ荘 09:冬の味覚、カニに列 かほく市で四季まつり 10:劇団2年目「完成度高く」 かほく市高松小の三郎左衛門一座 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年10月28日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎復活盆踊り、継承の舞台 かほく市の「上田名ハイヤサカサイ」  かほく市上田名(うわだな)区の有志でつくる上田名伝承芸能保存会の会員 が、地元に伝わる盆踊り歌「上田名ハイヤサカサイ」のステージ発表に向けて 練習を重ねている。会員の高齢化などを理由に活動を休止していたが、住民の 声を受け、昨年の老人クラブ新年会で11年ぶりに歌と踊りを披露した。再始 動2年目となる今年は活動の幅を広げ、伝統継承につなげようと意気込んでい る。  上田名ハイヤサカサイは盆の時期の情景や思いなどを歌った曲で、三味線や 太鼓に合わせて踊る。地元住民によると、大正期にはハイヤサカサイで一晩踊 り明かしていたという。ステージ用として扇子を使った振り付けや、曲調が変 わり笠(かさ)を手に踊る「段物(だんもん)」と呼ばれるパートもあり、地 区の盆踊りや旧宇ノ気町の文化祭で披露されてきた。  歌と踊りを後世に残そうと、1983年に上田名ハイヤサカサイ保存会が結 成され、98年からは上田名伝承芸能保存会として曲を引き継いできたが、会 員の高齢化などで2004年から活動が途絶えていた。  地元老人クラブ「上田名福寿会」から出演依頼が寄せられたのを機に、世話 役の松本秋景(しゅうけい)さん(64)らが新会員を募って活動を再開し、 今年度から市文化協会にも加入した。現在は50〜70代の20人が上田名公 民館で練習に励み、30日には市内の各種団体によるステージが繰り広げられ る市生涯学習フェスティバルに初出演する。  保存会は今後、福祉施設など地域での公演の機会を増やして活動をアピール し、会員増と会の存続を目指す。松本さんは「区内外を問わず、踊ってみたい と思った人に加入してもらえたらうれしい」と話した。 〈02〉2016年10月29日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎トウガンジャムを特産品に かほく市の長田さん ハーブ使い開発  かほく市鉢伏の農業長田太洋さん(69)が、トウガンと自家栽培のハーブ を使ったジャムを開発した。長田さんが2014年に市特産品等開発支援事業 補助金を受けて製造したブルーベリージャムは、市のふるさと納税の返礼品に も指定されており、トウガンジャムも新たな特産品としてアピールしていく。  長田さんはブルーベリーやハーブ、白イチジクなどを栽培し、これまでにブ ルーベリーと白イチジクのジャムを商品化した。今年9月、畑に自生するトウ ガン5個を見つけ、これまでのノウハウを生かしてジャムを試作した。ローズ マリーを加えるなど試行錯誤を重ね、果肉の食感を楽しめる品に仕上げた。  ブルーベリー、白イチジクのジャムとともに、かほく市の道の駅高松や津幡 町舟橋のJAグリーンかほくなどに統一パッケージで並べる予定で、29、3 0日にイオンモールかほくで試験販売する。 〈03〉2016年11月01日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほく市の3駐在所を統合 来春、宇野気交番に 津幡署  津幡署は来春、かほく市内の駐在所3カ所を現在の宇野気交番に統合する。 近年、駐在所員の勤務時間外の夜間などに発生する事件事故が増えていること から、交番の夜勤の署員を増やすことで管内の24時間対応を強化する。  統合される駐在所は木津、外日角、横山の3カ所で、いずれも宇野気交番か ら5キロ圏内に位置し、署員1人が午前8時半〜午後5時15分に勤務してい る。  駐在所管内で夜間や明け方発生した事件事故は、これまで宇野気交番の夜勤 者1人が対応してきたが、老朽化した宇野気交番の改築に合わせて署員を集約 し、夜勤は2人体制とする。  新交番は6人体制で旧七塚、宇ノ気町を担当する。鉄筋コンクリート2階建 てで、事務所部分の床面積は旧交番の2倍の100平方メートルとなる。新た にコミュニティールームも設ける。新交番の名称は今後、検討する。新体制後 の駐在所は「警察官連絡所(仮称)」として津幡署への直通電話を置くほか、 防犯ボランティア団体の集会などで利用してもらう。 〈04〉2016年11月02日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎PFU進撃の追い風に クラブハウスが完成  今季バレーボール女子V・プレミアリーグに初参戦のPFUブルーキャッツ (かほく市)のクラブハウスが1日、同市大崎のPFU体育館「E・プラザい しかわ」横に完成した。竣工(しゅんこう)式に出席した寺廻太監督は「トッ プクラスの設備だ。選手の追い風になる」と話し、初戦を白星で飾ったチーム の躍進に力を込めた。  体育館と渡り廊下でつながるクラブハウスは鉄骨造り平屋建て約780平方 メートルとなる。選手のロッカールームやフィジカルケアルームなどを設け、 日本海が望めるトレーニングルームには最新機器24台を備えた。  式には三橋聡恵主将ら関係者約20人が出席し、PFUの長谷川清社長があ いさつ、油野和一郎かほく市長と県バレーボール協会の木本利夫会長が祝辞を 述べた。 〈05〉2016年11月02日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎西田幾多郎の書簡を初公開 かほく市の哲学館  県西田幾多郎記念哲学館の特別展「禅―若き西田幾多郎の葛藤時代」は1日、 かほく市の同館で始まった。同市出身の哲学者幾多郎が、親友の教育者山本良 吉に宛てた書簡1通が初めて公開され、来館者が幾多郎の人柄や友情に思いを はせた。  特別展は哲学館と鈴木大拙館(金沢市)の交流協定締結5周年を記念して企 画された。書簡は、幾多郎が県尋常中学校七尾分校の教師だった1896(明 治29)年に出されている。結婚したばかりの幾多郎が「ファミリー・ライフ」 を後悔しているとし、山本に「鬼窟」に陥らないよう諭している。幸せのあま り、哲学を究める気力が衰えることを恐れる心境がにじむ。  2人は旧制四高時代からの親友で、同級生の仏教哲学者大拙、国文学者藤岡 作太郎と親交が深い。山本は北國新聞の創刊者赤羽萬次郎に知られ、創刊号に 随想を寄せるなど多くの寄稿をした。東京・旧制武蔵高で校長を務めた。  書簡は、山本の遺族から幾多郎の遺族に渡り、旧西田記念館に寄託されてい た。特別展には幾多郎が禅と向き合った時代を中心とした書や日記を含め25 点が並んだ。来年3月26日まで。 〈06〉2016年11月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「岡山のメロン甘い」 かほく市大海小 果物交流で届く  かほく市大海小3年生14人は2日、岡山市蛍明(けいめい)小から贈られ た同市特産の足守(あしもり)メロンを味わい、同校の児童や環境に思いをは せた。  両校は、地元で特産の果物が栽培されていることを縁に昨年から交流を始め た。昨年は蛍明小からメロン、大海小からは紋平柿(もんべいがき)をそれぞ れ贈り、両校の3年生が手紙などで互いの学校の行事や地元の自然などを紹介 し合った。  今年は10月27日に蛍明小からメロン6玉が届いた。3年生は感謝の手紙 を書き、12月中に紋平柿も送る予定で、4年生も手紙などを送って交流を続 けている。盛戸悠真君は「甘くておいしかった。これからの交流で学校や地区 のことを教えたい」と話した。 〈07〉2016年11月07日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎河北縦断道の全通祝う 事業30年 最後の区間完成  宝達志水町免田と津幡町加茂を結ぶ河北縦断道路の最後の未開通区間3・4 キロが6日、供用を開始し、1986(昭和61)年の事業スタートから30 年を経て全線が開通した。同日、かほく市上山田で開通式が行われ、関係者約 200人が新たな幹線道路の完成を祝った。  河北縦断道路は、県の「ダブルラダー輝きの美知(みち)」構想で南北幹線 に位置付けられる。総延長13・3キロで今回、かほく市上山田―津幡町加茂 間が完成した。金沢と能登のアクセス向上により、交流人口の拡大や移住の促 進、企業誘致などが期待され、並行して南北に延びる国道159号の渋滞緩和 の役割も担う。  式では、谷本正憲知事が「幅広い分野で地域の発展に大きく寄与し、災害時 の国道159号の代替道路として安全安心の確保につながると確信している」 とあいさつし、北村茂男衆院議員、富山英範国土交通省金沢河川国道事務所長、 谷内律夫県議会副議長が順に祝辞を述べ、同道路建設促進同盟会長の油野和一 郎市長が謝辞を伝えた。  谷本知事ら7人がテープカットを行い、同盟会副会長の矢田富郎津幡町長の 音頭で万歳三唱した。同市新化保育園児のダンスが花を添え、出席者が祝賀パ レードを行った。 〈08〉2016年11月13日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「おむつ内排便ゼロ」を介護士が事例報告 かほく市・あかしあ荘  社会福祉法人相生会の「おむつ内排便『ゼロ』達成報告会」は12日、かほ く市の県西田幾多郎記念哲学館で開かれ、同法人の特別養護老人ホーム「あか しあ荘」(同市白尾)の介護士らが達成までの工夫や成果を紹介した。  同施設は入所者にトイレでの排便を促し、日常生活の自立度向上につなげよ うと、2013年度から水分摂取量を増やすなど活動に取り組んだ。介護士3 人が登壇し、晩酌好きな入所者にはとっくりとおちょこで提供することで水分 をとってもらえたことなど経験を語った。福祉関係者ら約330人が聴講した。  冒頭、宮本一雄理事長が式辞、油野和一郎市長らが祝辞を述べた。竹内孝仁 国際医療福祉大大学院教授が記念講演した。 〈09〉2016年11月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎冬の味覚、カニに列 かほく市で四季まつり  かほく四季まつり「かにカニ合戦―海の幸・山の幸まつり」(本社特別協力) は13日、かほく市七塚生涯学習センター駐車場で開かれ、水揚げされたばか りの県産ズワイガニ「加能ガニ」やコウバコガニを求めて来場者が列をつくり、 冬の味覚を堪能した。  カニの即売は1時間で完売し、追加分が用意された。市商工会が販売したカ ニ汁1300食、カニ雑炊700食、焼きガニ300食も午前中で売り切れる 盛況ぶりだった。  かほく特産のサツマイモ「かほっくり」や紋平柿(もんべいがき)、ナガイ モなどのほか、市と災害時相互応援協定を結ぶ長野県駒ケ根市のソースカツ丼 も人気を集めた。チャリティー餅つきや、カニのセットなどが贈られる野菜の 重さ当てクイズが会場を盛り上げた。  まつりは、旧七塚町時代に漁業や仲卸業が盛んで、現在も市内の仲卸業者が 多くのカニを取り扱っていることにちなみ、毎年行われている。 〈10〉2016年11月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎劇団2年目「完成度高く」 かほく市高松小の三郎左衛門一座  かほく市高松地区の発展に寄与した安土桃山時代の功労者、桜井三郎左衛門 を知ってもらおうと、同市高松小児童による劇団「三郎左衛門一座」が活動2 年目を迎え、稽古に励んでいる。今年は衣装を充実させ、限られた時間でより 完成度を高められるよう役割分担や練習方法も工夫した。子どもたちは活動を 継続し、地元住民に郷土への誇りと愛着を持ってもらおうと意気込んでいる。  旧高松村の村長(むらおさ)桜井三郎左衛門は、1584(天正12)年に 前田利家と佐々成政(さっさなりまさ)が争った末森城の合戦で前田軍を道案 内し、佐々軍の背後を突く手助けをしたとされる。村は住宅税に当たる地子銀 を長年免除され、大きな恩恵を受けた。  高松公民館の楠(くすのき)孝司館長(68)が、三郎左衛門を子どもたち に分かりやすく伝えようと史実にちなんだ劇の台本を作り、高松小に呼び掛け て昨年劇団を結成、市内外で公演した。楠館長によると、大人からも「劇で三 郎左衛門の功績を初めて知った」との声が聞かれたという。  今年は2〜5年生12人が団員となり、演技指導や音楽、着付けなどで地元 住民約10人が協力する。はかまは剣道着を代用し、全体を通して同じ格好だ ったが、今年度は衣装担当の山口外美さん(67)が主要な登場人物の衣装を 2種類ずつ用意し、はかまも新たに作ることで、場面ごとにより本格的に見え るようにした。  三郎左衛門や利家らせりふの多い主要な役は、2人で前半と後半を分担した。 一人一人の負担を減らすことで、自分のパートに集中して練習できるようにし、 完成度の向上を目指す。  劇は12月11日、市高松産業文化センターで上演される。16日は同セン ターで、出演者全員が衣装を着て立ち稽古に臨み、せりふや動きを練習した。 三郎左衛門役の古田島秀矢君(5年)は「衣装を着たら、役になりきってせり ふが言えた」と手応えを口にし、楠館長は「子どもたちに郷土の歴史を伝え続 けていきたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------