☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第124号☆★☆★☆★☆                          平成28年2月25日  みなさん、こんにちは。もうすぐ3月。空は薄い水色になって、徐々に春ら しくなってきました。とはいえ、朝晩の冷え込みはまだ厳しく時折雪マークの 予報も見られます。まだまだ油断は禁物、健康には十分ご留意くださいね。  さて、毎年この時期に開催されている「かほく市制施行記念継走大会」。今 年は、第12回を迎えます。3月6日(日)に133チームが午前9時、宇ノ 気小学校前を出発します。皆さんの温かい応援をよろしくお願い致します。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第124 号をどうぞ。    発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係    TEL 076-283-1112    FAX 076-283-4242    E-mail kikaku@city.kahoku.ishikawa.jp    http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪哲学館へ行こう! ♪かほく四季まつり〜桜まつり〜 ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ●哲学館へ行こう!  平成28年度 哲学館友の会会員募集!   より親しみやすく利用しやすい哲学館となるために、友の会を作っていま   す。会員になると、とてもお得な特典がたくさんあります。ぜひご参加く   ださい。  ◇友の会特典  1.観覧パスポート(会員証)を差上げます。<特別会員は3枚>  2.会員証の提示により、本人と同伴者1名まで展示室の観覧が無料となりま    す。  3.会員証の提示により、喫茶室「テオリア」の利用が1回につき100円割引    されます。  4.雑誌『点から線へ』をお届けします。  5.広報誌『哲学館ニュース』をお届けします。  6.哲学館の事業に関するご案内をお届けします。  7.一部の事業に優待参加できます(割引・招待)。  8.会員証の提示により、鈴木大拙館(金沢市)の入館が無料になります    (本人のみ)。  ◇会員の種類  〇一般会員 年額 2,000円  〇特別会員 年額10,000円  ※年度単位(平成28年4月1日から)。いつでも入会可能です。  【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館   283-6600    http://www.nishidatetsugakukan.org/    月曜休館(祝日の場合は翌日) ●かほく四季まつり〜桜まつり〜  日時 4月9日(土) 11時〜17時  場所 高松中町通り <額神社周辺>  内容 通りやステージを舞台に多彩な催し物を実施します。にゃんたろうも     来るよ!  ◎まつりの実施に伴い、中町通りと、うのけ総合公園をぼんぼりにてライト   アップします。ぜひお立ち寄りください。  【問い合わせ先】かほく市まつり実行委員会事務局          産 業 振 興 課 283-7105          かほく市商工会 282-5661 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:地域の伝統、僕らが守る かほく市大海小で「大海みそ」寒仕込み 02:防災マップコンクール入賞を市長に報告 かほく市の狩鹿野子ども会 03:市民の健康で意見交換 かほく市議と県立看護大生 04:「かほっくり」の甘い香り かほく市で干し芋作り 05:除雪代わりに清掃活動 河北台中生徒、7公民館で取り組む 06:「善の研究」執筆当時のノート発見 孫の自宅から50冊 07:「果物交流」初顔合わせ ネットを使用、学校や地元を紹介 08:「ママ課」でまち育てる かほく市 主婦ら10人で発足 09:来館者50万人達成で記念品 かほく市中央図書館 10:河北郡市の名所を巡る かほく市、津幡、内灘町がバスツアー ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年01月29日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地域の伝統、僕らが守る かほく市大海小で「大海みそ」寒仕込み  かほく市大海(おおみ)小3年生14人は28日、同校で、瀬戸町の農業高 崎武義さん(77)、政勝さん(72)兄弟の指導を受けて「大海みそ」の寒 仕込みを体験した。  武義さんは2011年から、地元に伝わる味を知ってもらおうと同校でみそ 造りを教えている。児童は大豆栽培にも取り組み、昨年10月に収穫した15 キロを今回の仕込みに使った。児童はせいろで蒸した大豆を機械に入れてつぶ し、麹(こうじ)や塩と混ぜ合わせた。桶(おけ)に仕込んだみそは学校で保 管され、10月ごろに仕上がる。  武義さんによると、大海みそは無添加で塩分が控えめなのが特徴で、かつて 瀬戸町の各家庭で盛んに造られたが、市販品の普及で衰退した。 〈02〉2016年02月02日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎防災マップコンクール入賞を市長に報告 かほく市の狩鹿野子ども会  かほく市の狩鹿野(かるがの)子ども会は、日本損害保険協会の「第12回 小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」で、上位入賞となるキッズリスク アドバイザー賞に輝いた。1日はかほく市役所で受賞報告会が開かれ、同子ど も会の児童が油野和一郎市長にマップを紹介した。  コンクールには全国から2506作品が寄せられた。同子ども会のマップは 上位9作品に入り、1月23日に東京で表彰された。  同子ども会のマップは、消火栓や避難場所などの位置をシールで色分けして 表示した。地区内に不審者と遭遇した際の緊急避難場所となる「子ども110 番の家」がないことや、信号機が少ないことなど、市に改善してほしい点もま とめた。  審査員特別賞の8作品の一つに選ばれた岸川町子ども会の表彰伝達式も行わ れ、日本損害保険協会北陸支部の栗田晴可委員長が児童に表彰状を手渡した。 〈03〉2016年02月05日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市民の健康で意見交換 かほく市議と県立看護大生  かほく市議会の報告会・意見交換会は4日、同市の県立看護大で開かれ、杉 本正一議長ら市議14人と同大の2年生11人が、市民の健康づくりや認知症 にやさしいまちづくりについて話し合った。  学生からは「市民の健康チェックの機会を増やしてはどうか」「認知症サポ ーターの養成だけでなく、活動の場や情報発信が必要だ」などの意見が寄せら れた。学生らでつくる「ワクワク健康サークル」が、地元住民も交えた勉強会 や市民への歩数計の貸し出しなどで、地域の健康づくりへの意識向上に取り組 んでいることを紹介した。  大学周辺の歩道の拡幅や街灯の増設などについても意見が交わされた。冒頭、 杉本成一議会運営委員長が議会の仕組みを説明し、若者への政治参加を呼び掛 けた。会後、市議と学生は施設見学や昼食で交流を深めた。 〈04〉2016年02月06日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「かほっくり」の甘い香り かほく市で干し芋作り  かほく市の大崎甘藷(かんしょ)生産組合は5日、市特産サツマイモ「かほ っくり」の干し芋作りを始めた。同市大崎の作業場では、蒸した芋の甘い香り が漂う中、生産農家ら10人が約400キロの加工作業に取り組んだ。  懐かしく素朴な味が特長の干し芋は、せいろで芋を約1時間蒸した後、短冊 状に切り分けて並べ、機械で乾燥させる。その後、3日ほど天日干しして仕上 げる。  今年は1袋150グラム入りを約3千袋生産する予定で、県内のスーパーや JA直売所、道の駅高松などで10日ごろから販売される。組合は県内のスー パーでかほっくりのPR活動も同時に進める。 〈05〉2016年02月07日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎除雪代わりに清掃活動 河北台中生徒、7公民館で取り組む  かほく市河北台中の地域ボランティア活動は6日、市内の7公民館で行われ、 1、2年生の有志88人が床の雑巾がけや窓ふきなどで地域の美化に取り組ん だ。  河北台中と同校PTAは2013、14年度、生徒と住民が交流するきっか けにしようと、2月の休日に一人暮らしの高齢者宅を除雪するボランティア隊 「スノーバスターズ」を結成した。しかし、積雪が少なく一度も活動せずにシ ーズンが終わったため、今年度は積雪がなくても地域貢献ができるよう、公民 館の清掃活動に変更した。 〈06〉2016年02月12日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「善の研究」執筆当時のノート発見 孫の自宅から50冊  かほく市出身の日本を代表する哲学者、西田幾多郎が「善の研究」を執筆し た当時、自らの考えや研究を記したとみられるノートなどが、都内在住の西田 の孫、幾久彦(きくひこ)さん(87)の自宅から見つかった。主に西田が金 沢で旧制四高教授を務めた明治30年代前後の記録とみられ、ノート約50冊、 リポート用紙数百枚に上る。西田の直筆と確認した石川県西田幾多郎記念哲学 館(同市)は、西田哲学の研究を深める第一級資料とみている。  「善の研究」は、西田が四高の学生に講義した草稿などをまとめた哲学書で、 1911(明治44)年に出版された。哲学館によると、ノートなどの大半は 過去の西田研究で確認されていなかった新資料とみられる。 ●リポートも数百枚  ノートやリポートは、ひもで複数冊が縛られた状態で見つかった。いずれも 傷みが激しく、記述内容の詳細は今後研究される。一部ノートの裏表紙に四高 の校章が印刷され、表に「Ethics」(倫理学)と手書きされたノートも 確認された。西田が四高教授時代に講義する際、自分の考えを整理するために 使われたノートなどと推察される。  西田が影響を受けたイギリスの哲学者トーマス・ヒル・グリーンを研究した と考えられるノートも見つかった。英語と日本語で記述され、「善悪の別」な どの言葉も見られる。「善の研究」はグリーンの思想が反映しているとされ、 哲学館の中嶋優太研究員は「西田哲学がつくられていく背景を見ることができ る」と説明した。 ●日、英、独語で記す  資料は万年筆などで日本語、英語、ドイツ語で書かれ、西田が日本語以外の 言語でも思考したことがうかがえる。  西田の次男外彦さんの長男である幾久彦さんは、昨年秋に引っ越しのため自 宅を整理した際、資料を見つけ、哲学館に連絡した。山名田(やまなだ)沙智 子学芸員らが資料を預かり、同館で保管する西田の原稿や書簡の筆跡と比較し た結果、資料の筆跡は西田の直筆と分かった。  資料は幾久彦さんから哲学館に寄託される予定で、同館を運営するかほく市 は新年度、ノートなどの資料を乾燥し、汚れを落とすクリーニング処理を行う。 大木芳男館長は「学術的にも大変貴重な資料とみられ、西田家に感謝したい」 と話した。  西田直筆のノートなど資料の確認について、哲学館副館長の大熊玄(げん) 立教大准教授(哲学)は「『善の研究』のもとになったノートなら、日本が哲 学をどう発展させたのかが分かる点でも貴重ではないか」との見方を示した。  哲学館運営委員会長を務める浅見洋(ひろし)石川県立看護大教授(哲学・ 生命倫理)は、これまで西田の研究ノートが大量に見つかった例のないことを 指摘し、「『善の研究』が成立した思考過程を知る上で、大変貴重な資料であ る可能性が大きい」と研究進展に期待した。 ★〔西田幾多郎(にしだ・きたろう)〕  1870(明治3)年、石川県河北郡旧宇ノ気村(現かほく市)生まれ。四 高中退後、東大選科で学んだ。1899年から1909年まで四高教授を務め、 倫理、心理などを教えた。11年に「善の研究」を発表、13(大正2)年に 京大教授就任。金沢出身の仏教学者鈴木大拙らと親交があった。45(昭和2 0)年に75歳で死去した。 ★〔善の研究(ぜんの・けんきゅう)〕  西田が最初に刊行した著書で「日本最初の哲学書」と言われる。第1編「純 粋経験」など4編で構成される。世界で評価され、7カ国語に翻訳されている。 〈07〉2016年02月13日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「果物交流」初顔合わせ ネットを使用、学校や地元を紹介  かほく市大海小の3年生14人は12日、岡山市蛍明(けいめい)小の3年 生20人とインターネット電話サービス「スカイプ」を使って交流した。両校 児童は、ともに果物が地元の特産品であることを縁に手紙をやりとりしてきた が、顔を見るのは初めてで、画面越しに質問し合ってそれぞれの地域に理解を 深めた。  交流は昨年10月、大海小に岡山市特産の足守(あしもり)メロン6玉が届 いて始まり、大海小からはお礼の手紙を紋平柿(もんべいがき)と一緒に送っ た。  12日は蛍明小の児童が写真を使ってマラソン行事やメロン栽培、小エビが 生息する学校近くの川などを説明した。大海小児童も、学校近くの大海川には アユがいることを紹介し、お互いに相手の話に質問するなど初めての会話を楽 しんだ。  大海小の油井宏樹校長は「何らかの形で6年生まで交流を続けていきたい」 と話した。 〈08〉2016年02月17日(水)北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎「ママ課」でまち育てる かほく市 主婦ら10人で発足  かほく市は、子育て世代の母親の目線を生かして、まちづくりを推進する 「ママ課プロジェクト」を始動させた。市の呼び掛けに応じた主婦ら10人が 「かほく市ママ課」の肩書で活動し、子育て環境の充実に向けて提言するほか、 市のPRに一役買う。「課員」は27日、都内で開かれる市の移住相談・観光 物産フェアに参加し、住みよさや子育て環境をアピールする。  「ママ課」は正式な市の課ではなく、プロジェクトの名称となる。市が昨年 12月から、乳幼児らの遊び場がある市内3カ所の子育て支援センターでメン バーを募集した。  「課」を掲げるプロジェクトは石川県内では初めてとなる。  賛同した主婦ら10人は20、30代で、1月19日に初の「ママ課会議」 を市役所で開いた。市の魅力やまちづくりのアイデアについて意見を交わし、 プロジェクトが始動した。  「ママ課」が初めてPR活動を行う「かほく団欒(だんらん)フェア」は、 東京駅に隣接する観光インフォメーションセンター「東京シティアイ」で開か れる。  当日はメンバーが北陸新幹線で上京し、ステージに上がって、市の子育て環 境を紹介し、都民らに移住を呼び掛ける。  フェア会場では市職員も移住相談や特産品を販売するコーナーを設ける。金 沢ケーブルテレビネット(金沢CATV)が制作した番組映像も流し、市の食 や産業、公園などの子育て関連施設を発信する。  ママ課プロジェクトは市企画情報課が担当し、職員が主婦らの意見を市政に 反映させる役割を担う。今後は、育児の合間に随時会合を開く。1月の初会合 では「市内に食事をする場所が少ない」などの意見があり、市商工会などへの 提案も検討していく。 ●鯖江市にはJK課  自治体が住民主体の「課」を誕生させる取り組みでは、鯖江市が2014年 に女子高生(JK)によるまちづくりチーム「鯖江市役所JK課」を設け、全 国的に話題となった。JK課も正式にはプロジェクト名の一部となっている。 〈09〉2016年02月22日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎来館者50万人達成で記念品 かほく市中央図書館  かほく市中央図書館の入館者数が21日、50万人を突破し、節目の来館者 となった同市七窪の菅原厳(いわお)さん(74)に記念品が贈られた。同館 は2012年4月にオープンし、3年10カ月での50万人達成となった。  菅原さんは遠田敏博教育長から、図書カードや同館のマスコットキャラクタ ー「UNT(うんと)くん」の缶バッジ、同市出身の哲学者西田幾多郎の書 「無」をあしらったブックカバーなどを受け取った。  妻洋子さん(72)、孫の涼(すず)さん(10)と訪れた菅原さんは「週 4回は散歩の途中などに利用している。趣味や健康管理に関する本、新刊など がそろっていて勉強になる」と話した。 〈10〉2016年02月23日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎河北郡市の名所を巡る かほく市、津幡、内灘町がバスツアー  かほく、津幡、内灘の1市2町は3月6日、JR金沢駅を発着点として各市 町をバスで巡る「河北潟周遊ツアー」を実施する。  「パワースポットと美景に浸る1日」と題して、津幡町の倶利迦羅不動寺西 之坊鳳凰(ほうおう)殿や内灘町歴史民俗資料館「風と砂の館」などを回り、 かほく市では、のと里山海道高松サービスエリア「道の駅高松・里海館」で日 本海を眺めながらコーヒーが楽しめる。  1市2町の特産品もお土産として用意し、帰宅してからも楽しんでもらえる ようにした。  ツアーは、各市町の観光担当職員でつくるワーキンググループが、河北郡市 の魅力を県民により知ってもらい、口コミなどで観光客増加につなげようと企 画した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------