☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第112☆★☆★☆★☆                          平成27年2月26日               発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係 みなさん、こんにちは。もうすぐ3月。空は薄い水色になって、徐々に春らし くなってきました。陽も少し長くなってきたので嬉しいような、得したような 気分になりますね。とはいえ、朝晩の冷え込みはまだ厳しく油断は禁物。健康 には十分ご留意くださいね。 それでは『いい風 いい夢 かほくだより』第112号をどうぞ。                           TEL 076-283-1112                           FAX 076-283-4242                 E-mail kikaku@city.kahoku.ishikawa.jp                  http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪哲学館へ行こう! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ●哲学館へ行こう!  3/21(土) 展示室リニューアルオープン! 開館以降に収集された収蔵資料が展示に加えられ、さらに親しみやすい西田幾 多郎の姿が浮かび上がります。リニューアルオープンを記念して、西田幾多郎 が40年以上にわたって書き続けた「日記」も初公開されます。(期間は3月21 日(土)から6月7日(日)まで)ぜひこの機会にご覧ください。 一般公開は12時からです。 また、リニューアルに伴い、観覧料金が変更とな ります。 【料金】一般 300円(20名以上の団体 250円)、65歳以上 200円、高校 生以下 無料 記念講演会を開催します(会場 哲学ホール) リニューアルオープンを記念して、講演会を開催します。2009年に刊行が終了 した新版西田幾多郎全集の編者であるおふたりを、東京・京都からお招きしま す。国内で最も西田幾多郎に詳しいおふたりのお話を同時に聞ける、またとな い機会です。参加無料・申込不要ですのでお気軽にご参加ください。 13時30分〜15時 西田幾多郎の芸術論―その書をめぐって― 藤田正勝(京都大学教授) 1949年生まれ、京都大学教授。 著書に「現代思想としての西田幾多郎」「西田幾多郎生きることと哲学」、注 釈・解説に西田幾多郎「善の研究」など多数。 15時〜16時30分 東西の実在観―プラトンと西田幾多郎― 小坂国継(日本大学名誉教授) 1943年生まれ、日本大学名誉教授。 著書に「西田哲学と宗教」「西田幾多郎の思想」、注釈・解説に西田幾多郎 「善の研究」など多数。 【問い合わせ先】西田幾多郎記念哲学館  283-6600 http://www.nishidatetsugakukan.orq/  月曜休館(祝日の場合は翌日)     ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:秋の開封心待ち 「大海みそ」の寒仕込み、かほく市大海小児童が体験  02:「知の巨人」の故郷発信 石川県西田幾多郎記念哲学館と鈴木大拙館 03:かほく市のほっくほくPR 観光物産紹介映像を制作 04:特産「かほっくり」の干し芋作り始まる かほく市大崎の生産組合 05:長芋新品種の生産量倍増へ うま味、粘り十分の「ネバリスター」 06:子育て支援アプリ、きょうから運用 かほく市の「にゃんでもトーク」 07:ゼロ活動成果に感謝の「証書」 給食の残食率0.1%以下 08:子育て拠点、10月に新設 かほく市が生涯学習センターを改築 09:第2子の保育料半額を拡大 第1子の要件、園児から小3以下に 10:持ち家購入助成、最大150万円に 若者世帯の転入促進 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年01月21日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎秋の開封心待ち 「大海みそ」の寒仕込み、かほく市大海小児童が体験  かほく市大海(おおみ)小3年生18人は20日、同市の瀬戸町農産物加工 場で、地元に伝わる「大海みそ」の寒仕込みを体験した。児童は瀬戸町の農業 高崎武義さん(76)と政勝さん(71)兄弟の指導でみそをおけに詰め、秋 の開封を心待ちにした。  みそ造りのために児童が栽培、収穫した大豆14キロを使った。児童は、せ いろで2時間蒸した大豆を台の上に広げて冷まし、機械に入れてつぶした。麹 (こうじ)や塩を混ぜて仕込んだみそは学校で保管され、9月ごろに児童に配 られる。  武義さんによると、大海みそは無添加で塩分が控えめとなっている。瀬戸町 では昭和40年代まで各家庭で盛んに造られたが、市販品の普及で衰退した。  武義さんは2011年から、大海小児童に地元伝統の味を知ってもらおうと、 みそ造りを教えている。体験した西山由莉さんは「友達とみそ汁を作って食べ るのが楽しみ」と話した。 〈02〉2015年01月24日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「知の巨人」の故郷発信 石川県西田幾多郎記念哲学館と鈴木大拙館  石川県西田幾多郎記念哲学館(かほく市)と鈴木大拙館(金沢市)は来月、 石川生まれの世界的な哲学者である幾多郎と大拙に関する特別講演会を初めて 東京都内で開催する。北陸新幹線金沢開業に向けた取り組みで、二人が唯一同 僚となった職場である学習院大を会場に「知の巨人」のふるさと石川をアピー ルする。  4年前に交流協定を結んだ両館は、企画展などの事業を県内で共同開催して きた。新幹線開業を契機に首都圏からも足を運んでもらいたいとの思いから、 学習院大学国際研究教育機構の共催を得て、都内での事業開催を決めた。  ともに1870(明治3)年に生まれ、旧制第四高等中学校予科で学んだ。 1909年8月、12年間の米国暮らしを終えた38歳の大拙が英語講師とし て学習院大に就職すると、間もなく幾多郎もドイツ語教授に就く。約1年間、 ともに勤務した学習院大は、二人が思索を深めた重要な場所といえる。  特別講演会では、著述家で編集工学研究所長の松岡正剛氏が「矛盾を編集す る力」と題して、幾多郎と大拙の足跡や思想について解説する。  講演に先立ち、学習院大学史料館を加えた3館の学芸員がトークを披露し、 ゆかりの品の展示もある。 〈03〉2015年02月01日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほく市のほっくほくPR 観光物産紹介映像を制作  かほく市は、市内の観光物産をPRする約12分間の映像「かほくのほっく ほく〜かほくのいいもの〜」を制作した。特産品や、かほく四季まつり、産業、 レジャーなど地域の魅力を網羅した映像を市ケーブルテレビや道の駅高松をは じめ、市外のイベントや首都圏の空港などで放映し、自然豊かで住みよいまち を発信する。  映像は、市のPR映像3部作の第3部となり、今年度に制作した第1部の県 西田幾多郎記念哲学館、第2部の市定住促進策とともに、定住促進事業の一助 として活用する。  映像では、大正期からゴムひもなどの繊維産業が盛んで、現在はスキャナー やスーパーコンピューターの開発拠点になっていることなどを解説している。 マリンスポーツでにぎわう海岸や、砂丘地で栽培されるサツマイモ「かほっく り」、大崎スイカ、大根、ブドウなどの特産農産物を生産者の声とともに紹介 した。  市は3作品のDVDを市民へ貸し出す。問い合わせは市企画情報課まで。 〈04〉2015年02月04日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎特産「かほっくり」の干し芋作り始まる かほく市大崎の生産組合  かほく市特産のサツマイモ「かほっくり」を使った干し芋作りが3日、同市 大崎の作業所で始まった。大崎甘藷(かんしょ)生産組合の8人が今月中旬の 出荷開始に向け、蒸したサツマイモを乾燥させる作業に追われ、作業所に甘い 香りが漂った。  組合員は、かほっくりを約1時間半蒸した後、皮をむき、短冊状に切ってケ ースに並べ、乾燥機に入れた。この後、2〜3日、天日干しして素朴で懐かし い味に仕上げる。  価格は1袋150グラム入り400円程度となる。今年は、昨年よりも50 0袋多い過去最多となる4千袋の販売を目指す。県内のスーパーやJA直売所、 道の駅高松などで取り扱う。 〈05〉2015年02月06日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎長芋新品種の生産量倍増へ うま味、粘り十分の「ネバリスター」  かほく市で栽培される特産品の長芋に、うま味や粘りの強さが特徴の品種 「ネバリスター」が新たに加わった。長芋出荷量の減少傾向に歯止めをかけよ うと、JA石川かほく長いも部会が生産拡大を進めており、来季は今季の2倍 となる2トンを目指し、ブランド力向上へPRを強化する。  かほく市の長芋は水はけのよい砂丘地で栽培され、サツマイモ「かほっくり」 や大崎スイカなど市がブランド化を進める農産6品目の一つとなっている。市 内は県内随一の長芋産地とされ、現在、部会員23人が計約2ヘクタールで 「トックリ」と「トロフィー」の2品種を中心に年間約7トンを出荷しており、 歳暮としての人気が高い。  市内の長芋出荷量は、ピークだった10年前の約10トンから減少傾向にあ り、部会は新たな目玉商品を育てて人気を取り戻そうと、ネバリスターの本格 栽培を決めた。昨季から部会員3人が種芋からの試験栽培を始め、初年は約1 0キロを収穫した。今季は5人が0・5ヘクタールで約1トンを収穫し、県内 のJAの直売所などに出荷している。  同JAによると、ネバリスターはカネコ種苗(前橋市)がイチョウイモと長 芋を掛け合わせて開発し、2008年に品種登録された。長さ50〜60セン チ、直径7〜8センチとやや小ぶりだが、緻密な肉質で舌触りが滑らかという。 すり下ろすと、従来の長芋の2倍ほどの粘りがあり、酢の物や天ぷら、汁物な ど用途も豊富なことで知られる。出荷時期は11月上旬〜2月末で、5キロ当 たり5千円程度で販売される。従来品が5キロ当たり3600円で売られるこ とから、収入増が見込める。  畑中明部会長(75)は「うま味と粘りは申し分ない。肥料を改良して生産 コストを抑え、どんどん広めていきたい」とネバリスターに期待を寄せた。 〈06〉2015年02月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子育て支援アプリ、きょうから運用 かほく市の「にゃんでもトーク」  かほく市は8日、スマートフォン用に開発した子育て支援アプリ「かほく子 育てにゃんでもトーク」の運用を始める。県内市町では初の試みで、受診適期 となった予防接種や定期健診など、妊婦から5歳児までの育児に必要な情報を 無料で利用者に配信する。  アプリでは、1ユーザーにつき子ども最大5人を写真付きで登録できる。日 記やアルバム作成のほか、身長や体重の推移をグラフ化したり、標準的な乳幼 児の発育過程や市子育て支援センターの催しを確認したりする機能が設けられ た。  市は8日、県西田幾多郎記念哲学館で「かほく子育てエンジョイ・ミーティ ング」を開き、会場にアプリの紹介ブースを設けて来場者に活用法を紹介する。  市では2004年の市発足以降、毎年280人前後の出生届を受理している。 1月31日時点で市内の6歳未満児は1424人となっている。 〈07〉2015年02月15日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ゼロ活動成果に感謝の「証書」 給食の残食率0.1%以下     かほく市第一学校給食センターの調理員8人は、給食を残さず食べる「残食 ゼロ」の取り組みで成果を挙げた市内全3中学校の生徒に感謝を込め、3年生 の全クラスに手作りの「卒業証書」を贈る。献立の絵をめくると、調理員の顔 写真とともに、調理現場の工夫や豆知識、真心を込めたメッセージが記してあ る。16日に3校に届け、残食ゼロの活動継承に期待を寄せる。  センターでは高松、河北台、宇ノ気の各校別に毎月の給食残食率を算出して いる。5年前までは、給食残食率が5〜20%で推移していたが、河北台中が 本格的に残食ゼロの活動を始めたのをきっかけに、高松、宇ノ気の2校にも広 がった。残食率は5年前から徐々に減り、今年度の2学期は過去最低の0・1 % 以下となった。  センターによると、中学校の残食率が10%を切る例は県内の市町で珍しい。 調理員は日ごろから残食ゼロを心掛ける生徒の活動を下級生にも継承してもら おうと、手作りの卒業証書で感謝を伝えることにした。カラフルな画用紙に実 際に調理した献立の絵を貼り、裏に寄せ書きした。  調理に使うまな板やざるは使用直前まで消毒保管庫に入れて衛生を保つ工夫 などを紹介し、卒業生に「給食が食べたくなった」と言われたうれしさを力に して、「給食のおばさんはこれからも頑張ります」などと意気込みを示した。  塚本由美子所長は、子どものころ志した薬剤師から、食の面で身近な人の健 康を支えられる調理師になった経緯を記した。塚本所長は「いつも完食してく れる生徒に調理員側の感謝を知ってもらいたい」と話した。 〈08〉2015年02月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎子育て拠点、10月に新設 かほく市が生涯学習センターを改築    かほく市は10月、子育て支援の拠点施設「子ども総合センター(仮称)」 を新設する。市役所に隣接する市宇ノ気生涯学習センターの1階を改築し、市 の複数課にまたがる育児関連相談を1カ所でできる、共通窓口を新設する。 「子育て水先案内人」として新たに配置するベテラン保育士が相談に応じるほ か、育児講座や料理教室を開く。新年度当初予算案に事業費1873万円を盛 り込む。  計画では、総合センターの面積は約100平方メートルとなる。母子の健康、 医療、保育園への入園など各種相談を受け付け、栄養や発達に詳しい専門員へ の橋渡しを行う。負担の大きい双子の親を対象にした育児講座や料理教室など を新たに開き、絵本の読み聞かせなども開催する。子育て世代の情報共有の場 を目指す。  市は、宇ノ気生涯学習センター1階にある宇ノ気子育て支援センターと図書 コーナー、学習室を集約、縮小して、総合センターのスペースを捻出する。8 月に改築工事を開始し、遊戯室も新設して絵本棚や遊具を置く。  子育て水先案内人は、新年度に施行される国の「子ども・子育て支援新制度 」の補助を受け、2人が配置される予定となっている。  総合センターでの講座や教室に育児世代が参加しやすいよう、隣接する宇ノ 気子育て支援センターで、市の講習を受けたボランティアが託児を担う。 〈09〉2015年02月19日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎第2子の保育料半額を拡大 第1子の要件、園児から小3以下に  かほく市は新年度、第2子の保育料半額制度の対象世帯を、市独自に拡大す る。国制度は第1子が保育所の年長児以下の世帯を対象としており、市が県内 で初めて、第1子が小学1〜3年生の世帯の第2子保育料半額分を負担する。 独自の新制度によって子育て世帯の経済的負担を軽減し、若い世代の定住促進 につなげる狙いで、市は新年度当初予算案に事業費3100万円を盛り込む。  国制度では、保育園児の子どもが2人以上いる世帯の保育料は、第2子が半 額、第3子以降が無料となっている。公立保育所の保育料は現在、所得税額が 最も高い階層の世帯の場合で、1人当たり月額3万6千円(0〜2歳児)に上 る。  市によると、市内の家庭では2〜3歳ほど離れたきょうだい構成が多い。国 の制度では、第1子が保育所を卒園した場合、第2子の保育料が半額ではなく なり、負担となるケースが目立っていたという。  市が2013年、未就学児の保護者565人を対象に実施したニーズ調査で は「通園に掛かる出費を軽減してほしい」との回答が約45%に上っていた。 このため、市は、第2子の保育料を半額とする世帯を、独自に拡大することに した。  県は、第1子が18歳になる年度まで第3子以降の保育料を無料とする補助 制度の創設を、新年度に予定している。この制度には所得制限があり、例えば 保育所の場合、保護者の所得税額が年10万3千円未満であることが要件とな る。市は新年度、この所得制限で制度を利用できない世帯を対象に、第3子以 降の保育料を独自に負担する。  市は、290世帯程度が市独自の助成制度の対象になると見込む。市は2月 27日に開会する市議会3月定例会で予算案を提出する。 〈10〉2015年02月20日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎持ち家購入助成、最大150万円に 若者世帯の転入促進  かほく市は、定住促進策の柱に位置付ける持ち家購入費助成制度「若者マイ ホーム取得奨励金」を拡充し、事業費700万円を3月補正予算案に盛り込む 方針を固めた。  県外から若者世帯の転入を促進するため、現行制度より50万円増となる最 大150万円の助成が受けられる仕組みを設け、中古住宅の購入者にも助成対 象を広げる。  若者マイホーム取得奨励金は2010年度の導入から、市内に住宅を新築す る45歳未満を対象に最大100万円を交付してきた。市は、県外に3年以上 住民票を置いた転入者がさらに最大50万円を上乗せして受け取ることのでき る仕組みを設ける。  若者マイホーム取得奨励金制度の申請実績は10、11年度の各81件、1 2年度の100件、13年度の120件と右肩上がりで、今年度は2月18日 時点で105件となっている。  市は、少子化に歯止めをかけるため、県外からの移住で家賃補助制度「新婚 さん住まい応援事業」の補助金を受ける新婚世帯が、移住から2年以内に市内 で新築し、若者マイホーム取得奨励金を受ける場合、さらに20万円を加算す る方針も固めた。  空き家対策として、中古住宅を取得する場合にも助成対象を広げ、借入額の 10%を上限として、最大40万円を助成する。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------