☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第110号☆★☆★☆★☆                          平成26年12月25日 メリークリスマス。クリスマスにお届けするかほく市のHOTな情報は下記のラ インアップです。今回は、かほく市からふるさとの暖かいニュースをプレゼン トします。 世間では、冬至も過ぎてすっかり寒くなり風邪やインフルエンザが流行して います。体を冷やさないように温かいものを食べて元気に年を越したいもので すね。来年も皆様にとってよいお年になりますよう願っています。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第110 号をどうぞ。 発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4242 E-mail kikaku@city.kahoku.ishikawa.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪美味しく楽しく かほく四季まつり 〜冬の味くらべ〜 ♪哲学館へ行こう! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ●美味しく楽しく かほく四季まつり 〜冬の味くらべ〜   1月17日(土)〜2月15日(日) ホッと温まる、かほく四季まつりの冬編。かほく市出身の冒険飛行家「東善 作」がアメリカで経営していたチャプスイ店(中国風雑炊)にちなんだ食のイ ベントです。「かほくの名物雑炊キャンペーン」として市内の登録飲食店がこ だわりを持って考案したアイデア雑炊や鍋料理が期間限定で提供されます。ネ ーミングにも地域らしさや各飲食店のこだわりが盛りこまれています。 「食べてもらえる、ダブルでおいしい」お楽しみ抽選会や、かほく市共通商品 券がもらえるポイントラリーも行われますので、ご家族、ご友人をお誘いのう え、ご賞味ください。 ●哲学館へ行こう!   禅文化体験会     〜哲学館で坐禅をしてみよう〜 40年以上金沢・大乗寺に参禅されている経営者の方を講師に迎えて、 坐禅会を行います。初心者の方も大歓迎です。 西田幾多郎に多くの影響を与えた禅の世界を、体験してみませんか。 日 時:平成27年2月7日(土) 9時〜11時 場 所:石川県西田幾多郎記念哲学館 展望ラウンジ 講 師:冨木昭光(会社役員) 対 象:中学生〜大人 参加費:無料 定 員:35名 先着順 (※定員になり次第、締切らせていただきます。) ※リニューアルのため、展示室は3月20日(金)まで閉室します。  (研修棟は従来通り、利用できます。) 【申込・問い合わせ先】   西田幾多郎記念哲学館   283-6600 http://www.nishidatetsugakukan.orq/ 月曜休館(祝日の場合は翌日)        ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:市役所で太陽光発電 災害時の電源「創エネ」 02:松くい虫被害が拡大の一途、かほく市が伐採駆除費を追加 03:旧宿場町の桜並木保全へ かほく市が補正予算案  04:紋平柿や長芋、かほく市の味で健康弁当 特産PRと食生活改善に 05:小さな命慈しむ「猫のまち」 登校中に瀕死の猫救助 06:市バスを「防犯カメラ」に 3台にドライブレコーダー 来年度から 07:熱々カニ汁、銀座で提供 かほく市がフェア 08:歩いて楽しむ観光6コース かほく市の神社仏閣、遺跡、公園など 09:食べ残しゼロ、調理員が応援 かほく市の給食センター 10:小3に独自の学力調査 かほく市教委が1月 全国の結果受け ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2014年11月26日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市役所で太陽光発電 災害時の電源「創エネ」  かほく市は来年度、市役所屋上に太陽光パネルを設置し、大地震などの大規 模災害発生時に、市役所内に設ける市災害対策本部の電力を賄う「創エネ」に 乗り出す。普段の発電分は通常業務で使用する。災害時の非常用電源として庁 舎に太陽光パネルを置く例は、県内の市町では初めて。市12月補正予算案に 実施設計費300万円を計上する。  市の想定では、太陽光パネルの発電量は最大20キロワットで、最大15キ ロワットの蓄電池も合わせて導入する。来年度内に整備したい考え。  市では大地震や津波、大雨、土砂災害などが発生した際、市長の判断で市役 所3階に、市災害対策本部を設置する。本部のパソコンやネットワーク機器、 防災行政無線を、太陽光パネルの発電のみで使用できるようにする計画だ。  市役所屋上は3568平方メートルの面積があり、発電に十分な広さを確保 できる。年度内に予定する実施設計では、庁舎の耐久性を調べた上で発電機器 を選び、屋上への配置場所を決める。  市役所には現在、非常用自家発電設備2台が備わっており、最大発電量は計 225キロワット。タンクに貯蔵する軽油600リットルを全て使うと、約4 8時間分の電力となる。この設備と併せて太陽光パネルを新たに置くことで、 複数系統で電源を確保する。  防災環境対策課の担当者は「万が一、自家発電設備が使えなくなった際にも、 市民への情報伝達が機能するよう万全を期す」と話した。 〈02〉2014年11月28日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎松くい虫被害が拡大の一途、かほく市が伐採駆除費を追加  かほく市が松くい虫の被害拡大防止策として取り組む無料伐採駆除の申請件 数が今年、急増している。松枯れ被害は年々拡大し、今年度の伐採本数は4年 前の5倍以上となる約700本に達する見込み。想定を上回る被害となり、市 は今年度当初予算に盛り込んだ伐採駆除費435万円が底を突いたため、12 月補正予算案に434万円を計上し、早期対策を呼び掛ける。  市は宇ノ気、七塚、高松の旧3町から引き継ぐ制度として、松くい虫「マツ ノザイセンチュウ」の被害によるマツの枯死、倒木を防ぐため、無料の伐採駆 除に取り組んでいる。対象は庭木を除く個人所有のマツで、市に申請すれば、 伐採の可否を調査し、委託業者が切り倒す。市によると、県内市町では唯一の 取り組みで、松くい虫が樹木内部にこもる春と秋を伐採適期として順次実施す る。  申請件数は年々、増加傾向にあり、2010年度の伐採本数125本に対し、 今年度は700本を超える見込み。今年度1回目の申請期間だった昨年11月 〜5月には36人、189本の駆除申請があった。募集2回目の6〜10月で は31人が334本を依頼、11月にも7人が66本を申請した。  能登から加賀にかけた県内全域でも被害は増えており、13年度の被害量は 前年度の約2・6倍となる7293立方メートルを記録した。市は、近年の猛 暑の影響でマツの水分が不足し、松くい虫の繁殖しやすい状況が続いたため、 被害拡大の原因になったとみている。  松くい虫に侵され、赤茶色の葉が目立つのは現在、のと里山海道高松インタ ーチェンジ周辺や木津、白尾、大崎などの地域。市は伐採事業と合わせて今年 度から5年計画で松くい虫に強い「抵抗性クロマツ」約1千本の植栽を展開し ている。産業振興課の担当者は「松くい虫の被害を少しでも食い止めるよう伐 採駆除を進めたい」と話した。 〈03〉2014年11月30日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎旧宿場町の桜並木保全へ かほく市が補正予算案  かほく市は、明治期から花見の名所として住民に親しまれる高松・中町通り の桜並木の保全に乗り出す。強風や塩害で、立ち枯れ状態のソメイヨシノが目 立つようになり、植え替えや土壌改良に取り組む。通りを会場に開催する来年 4月のかほく四季まつり・桜まつり(北國新聞社特別協力)に間に合わせるた め、成木を用意し、旧宿場町のシンボルを次代に受け継ぐ。  市の調査では、強い浜風や塩害、植樹帯の狭さが立ち枯れの原因で、現在残 る100本のうち約20本が斜めに傾き、花や葉が付かない状態となっている。 市は12月補正予算案に保全事業費80万円を計上する。  桜並木のある中町通りは、のと里山海道沿いの県道で、高松インターチェン ジ北東に位置する。藩政期は能登街道の宿場町として栄え、現在は黒瓦葺(ぶ) きの木造民家が軒を並べる。道路中央に流れる用水の両側に約400メートル の植樹帯があり、ソメイヨシノ100本が並んでいる。  県高松町史(1974年発行)などによると、桜は1889(明治22)年 の3村合併で発足した旧高松村の村長を務めた浅野順平が植えたとされる。  昭和初期には、北中町から南町まで続く約600メートルの桜並木が住民に 親しまれ、淡い光のぼんぼりが並ぶ満開の桜の下で芸者が踊りを繰り広げる光 景も見られたという。しかし、桜の本数は道路整備などで次第に減っていった。  市は植栽適期となる来年3月に倒木の恐れがある13本を高さ5メートルほ どの成木と植え替え、土壌改良を施す。産業振興課の担当者は「古くから住民 に愛される観桜地の景観を残したい」と話した。 〈04〉2014年12月01日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎紋平柿や長芋、かほく市の味で健康弁当 特産PRと食生活改善に  県立看護大看護学部の1年生89人は、地元かほく市がブランド化を進める 紋(もん)平(べい)柿(がき)や長芋など旬の特産農産物をふんだんに使っ た健康弁当の開発に乗り出す。垣花渉准教授の授業の一環で、6人1組となっ て12月中にレシピを完成させ、審査会で優秀作となったメニューは市内の弁 当製造販売業者が商品化する予定。若者の食生活改善と市産食材の知名度アッ プを目指す。  学生が16班を作り、献立立案、調理に当たる。健康弁当は市産の食材を用 いることを条件とし、1食分の目安とされる700キロカロリー以内に抑える。 ダイコン、紋平柿、豚肉を必ず取り入れ、サツマイモ「かほっくり」と長芋、 米と古代米はいずれかを使う。升目が六つの弁当箱に詰め、栄養バランス、彩 り、味などを栄養教諭や管理栄養士らが審査して順位付けする。  県立看護大では09年度から地元で収穫した産物を使った調理実習を行って おり、これまでに「長芋のチヂミ」や「紋平柿とかほっくりのコロッケ」など アイデア料理が多数生み出された。宇ノ気給食センターから学生の柔軟な発想 を弁当作りに取り入れたいとの依頼があり、今回初めてレシピを提供すること になった。レシピは同大ホームページでも公開する。  市が市民アンケートを基に作成した「市健康プラン21」(2006〜15 年度)では「栄養・食生活」の項目で、20〜30代男性の3割が朝食を抜い ていることと、生活習慣病患者は肥満であるケースが多いことが指摘されてい る。このため弁当のテーマを若者の食生活改善と肥満予防に設定した。  29日には学生と市ワクワク健康サークルのメンバー12人が健康弁当の食 材とする紋平柿を収穫した。森勇高松紋平柿生産組合長の指導で脱渋作業にも 臨んだ。  垣花准教授は「これまでにないユニークな弁当を期待している」と話し、収 穫に参加した岩崎文香さん(1年)は「生産者が大事に育てた柿で栄養バラン スの良い品を作りたい」と意気込んだ。 〈05〉2014年12月05日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小さな命慈しむ「猫のまち」 登校中に瀕死の猫救助  かほく市宇ノ気中の女子生徒2人が2日の登校中、同市森の路上で車にはね られた後、強風にあおられて側溝に落ちた瀕死(ひんし)の雄猫1匹を助けた。 生徒が市役所まで運び、猫は無事に治療を受け、一命を取り留めた。  猫を保護したのは細井詩乃さん(2年)と北口なつこさん(同)。剣道部の 朝練に向かう途中だった細井さんはぬれて泥だらけの猫を溝の中から出してマ フラーに巻いて抱え、北口さんは保護先を住民に訪ね回った。  猫は雑種で体長約40センチ、体重約5キロ、1歳未満とみられる。毛が長 く、全体的に濃い茶色で一部にしま模様がある。県石川中央保健福祉センター (白山市)に運ばれ、顔や体を少し動かせるまで回復した。  谷内正樹校長は、同市森出身の哲学者西田幾多郎が猫好きだったことから、 かほく市が「猫のまち」と呼ばれていることを挙げ、「2人には西田先生の後 輩として命を慈しむ心を大切にしてほしい」と話した。 〈06〉2014年12月10日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市バスを「防犯カメラ」に 3台にドライブレコーダー  かほく市議会12月定例会は9日、本会議を再開し、3氏が一般質問した。 市側は、市福祉巡回バス「にゃんたろうバス」3台に来年度から、道路状況を 映像で記録する「ドライブレコーダー」を取り付け、「動く防犯カメラ」とし て犯罪抑止を図る方針を示した。市によると、県内の自治体では初の試みとな る。  安達肇氏(無所属)が質問した。にゃんたろうバスは5年前に高齢者の交通 手段として導入された。市内を網羅する全4ルートのうち、平日の各曜日で決 められた1〜2ルートを、予備車を除く2台が分担して走っている。1台当た り3、4往復しており、走行距離は約130〜190キロとなっている。  計画では、バス内部に取り付けたレコーダーを運行中に作動させ、撮影した 映像を一定期間、保管する。交通事故が発生した際の記録映像とするだけでな く、事件発生時などに県警からの要請に応じて映像を提供する。  市内では、不審者による子どもへの声掛け事案が2011年度に5件、12 年度に10件、13年度に14件と増加傾向にある。今年度は10月末で14 件に達した。市は、保護者の不安が高まっていることや、9月に神戸市で女子 児童が連れ去られた事件で防犯カメラ映像が容疑者逮捕のきっかけとなったこ となどから、バスへのカメラ設置を決めた。  市は、来年度当初予算案にレコーダー購入費約24万円を盛り込む。 ●子育て支援など総合戦略策定へ  かほく市は、2016年度から5年間の施策の指針となる総合戦略を15年 度に策定し、定住促進や子育て支援、産業振興などを柱に据える。安達肇氏 (無所属)の質問に対し、油野和一郎市長が方針を示した。  市総合戦略は「まち・ひと・しごと創生法」に基づいて策定される。年内に 取りまとめられる国の総合戦略を勘案しながら、市独自事業の「若者マイホー ム取得奨励金」や「赤ちゃんすくすく応援事業」などの拡充を盛り込んでいく。 〈07〉2014年12月14日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎熱々カニ汁、銀座で提供 かほく市がフェア  かほく市かにカニ合戦フェアは13日、東京・銀座の県アンテナ店「いしか わ百万石物語・江戸本店」で始まり、県産ズワイガニ「加能ガニ」など冬の味 覚を買い求める客に、市観光物産協会の職員らが熱々のカニ汁300食を振る 舞った。  フェアは、来年1月17日〜2月15日に市内の飲食店で行うかほく四季ま つり「冬の味くらべ−あったか雑炊・鍋まつり」(本社特別協力)をPRする ため初開催した。14日まで。 〈08〉2014年12月14日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎歩いて楽しむ観光6コース かほく市の神社仏閣、遺跡、公園など  かほく市ボランティア観光ガイド「かほく夢案内スマイル」は、地元住民に もあまり知られていない神社仏閣や遺跡、公園など112カ所のいわれや歴史 を調査し、散策しながら地域の魅力を楽しめる観光用6コースを新設した。 「かほくちょこっと旅」と銘打ち、地図のほか、建物や特産品の写真も数多く 使った手作りパンフレットを無料配布して周知を図り、ふるさとの魅力再発見 につなげる。  かほく夢案内スマイルは今年、北陸新幹線金沢開業に向け、新たな観光スポ ットを発掘するため、市内の名所や旧跡を徒歩やバスで巡る月1回のツアーを 始めた。計7回で参加者から好評を得たり、関心が高かったりした場所をあら ためて調べ、A4判6枚組の資料にまとめた。  市内を6地区に分けた各コースには、ガイドが勧める名所を16〜24カ所 ずつまとめた。順路は指定せず、各地点から最寄りの目的地まで歩いて10分 程度で行けるように設定した。  「海の豪商伝説の里」のコースは、砂丘地7集落で構成される七塚地区を巡 り、江戸初期に海運業で巨大な富を築いた唐仁屋(とうじんや)三郎兵衛の足 跡や、漁業で栄えたまちの面影をたどる。「中世金津荘の風景」は中世期に、 市内の大部分が京都・上賀茂神社の荘園だった名残を感じるコースで、余地の 糺之(ただすの)神社周辺に「かつら川」「京中」などの地名を確認できる。  市出身の世界的な哲学者西田幾多郎にちなんだコース「デンケン先生を生ん だ哲学の里」では県西田幾多郎記念哲学館だけでなく、焼失した生誕地や、少 年期に勉学に励んだ屋敷の跡地、墓地などを紹介。西田のめいで県内第1号の 女子帝大生、高橋ふみの記念碑も記した。  パンフレットは市商工会に備えており、今後、増刷して公共施設にも配置す る。松井喜憲会長は「かほくの魅力をあらためて知り、子どもたちに伝えるき っかけにしたい」と話した。 〈09〉2014年12月17日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎食べ残しゼロ、調理員が応援 かほく市の給食センター  かほく市第一学校給食センターの調理員8人は、市内全3中学校に対し、給 食の調理作業を紹介する手作りパネルを4カ月ごとに贈る活動を始めた。給食 の食べ残しをなくす「残食ゼロ」に成果を挙げてきた3校の取り組みを、調理 員が応援する活動となる。調理の工夫や苦労を分かりやすく伝えることで、一 層の意欲向上に役立ててもらう。  3校に贈ったパネルは縦約80センチ、幅約100センチで、初回はグラタ ンを取り上げた。市産のレンコンや小松菜などを、130リットル分の容量が ある大釜で加熱処理し、手作業で1240個のカップに取り分けた後、オーブ ンで焼く調理手順を紹介した。調理員が色違いのエプロンなどを使って異物混 入や食中毒を防ぐ工夫も文章と写真で掲載した。  3校では4年前まで給食残食率が5〜20%あったものの、生徒が「残食ゼ ロ」の取り組みを進め、12月上旬は3校全体の平均が0・1%まで減ってい る。調理員は今後、定期的に3校にパネルを届け、玄関などに掲示してもらう。  調理員らは3月に3校に対し、日ごろ残さず給食を食べる生徒への感謝を寄 せ書きした「卒業証書」を贈った。カレー作りの際にタマネギの皮をむくと親 指が黒ずんで取れなくなることなどが書かれており、生徒から「そんな苦労が あるとは知らなかった」との声が寄せられた。こうした生徒の反応が、パネル 製作のきっかけとなった。  塚本由美子所長は「生徒に給食を安心して食べてもらえるよう、パネルを贈 って残食ゼロの取り組みを応援したい」と話した。 〈10〉2014年12月20日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎小3に独自の学力調査 かほく市教委が1月 全国の結果受け  かほく市教委は来年1月、市内の全小学3年生約320人を対象にした独自 の学力調査を初めて実施する。全国学力調査の市の結果で、小学6年生の算数 が県平均を下回ったことを受け、児童がつまずきがちな分数、小数の授業が始 まる3年生の弱点を分析し、学力の底上げを図る。市教委によると、小学3年 生以下を対象にした学力テストの実施は県内で初めてという。  今年度全国学力調査の市の結果では、中学3年生では全ての分野で全国、県 平均を上回ったのに対し、小学6年生の算数では知識、活用ともに県平均を下 回った。国語は全国平均を上回ったものの、県平均並みだった。  市内の教諭から「小数や分数の計算でつまずき、算数が嫌いになるケースが 多い」と指摘する声も上がった。市教委は、低学年の学習定着度が後々の学力 定着に大きく影響すると考え、算数の弱点克服と指導力向上を図るため、早期 実施を決めた。  小学3年生の学力調査は来年1月16日、市内全6校で、国語と算数の2教 科で各40分間のテストを実施する。2月中旬までに各問題の正答率などをま とめ、6校に配布する。  従来の学力調査では、各学校で問題別の正答率に偏りがみられたため、学校 ごとの弱点が分析できるよう、学校別正答率も記す。来年4月の学力調査に向 け、指導法の改善にも役立てる。  市教委では毎年4月に国と県が小学4、6年生と中学3年生を対象に実施す る学力調査に併せ、市独自で小学5年生、中学1、2年生の調査を実施してき た。市教委によると、2013年度で小学3年生を対象に学力調査を行う自治 体は都道府県単位で8県にとどまり、県内で3年生以下に実施する自治体はな かった。  市教委の担当者は「低学年の学力調査結果を効果的な指導に生かしたい」と 話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------