☆★☆★☆★☆『いい風 いい夢 かほくだより』 第63号☆★☆★☆★☆★                          平成23年1月27日  寒い日が続いています。この時期、暖房器具等による火災の痛ましい事故を 耳にします。石川県においては、平成20年6月から全ての市町で住宅用火災 警報器の設置が義務化されています。大切な命、財産を守るためにも住宅用火 災警報器の設置と適正な場所に設置されているかを確認してみてくださいね。  それでは、ふるさと情報満載の『いい風 いい夢 かほくだより』第63号 をどうぞ。 発行:かほく市総務部企画情報課企画政策係 TEL 076-283-1112 FAX 076-283-4644 E-mail kikaku@city.kahoku.ishikawa.jp http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/ ―――――◇◇◇トピックス◇◇◇――――― ♪かほく市営住宅4月入居者募集 ♪哲学館へ行こう! ♪北國新聞※かほくニュース ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ●かほく市営住宅4月入居者募集  【申込受付期間】   ・2月14日(月)〜2月25日(金)   ・8時30分〜17時15分(平日のみ受付)  【募集住宅】   特定公共賃貸住宅(中堅所得者向け住宅)  ・高松団地西棟3LDK(高松) 1戸  家賃 61,000円  ・白千鳥ハイツ3LDK(高松) 2戸  家賃 58,000円  ・緑ケ丘団地 3DK (白尾) 2戸  家賃 62,500円  【応募資格】   ・住宅に困っている方   ・税を滞納されていない方   ・政令、条例で定める所得の制限内の方   ※二人以上(家族単位)での入居が原則です。  【注意事項】   ・入居希望者多数の場合は、抽選となります。  【申し込み・問い合わせ先】    かほく市役所 都市建設課 TEL 076−281−3920    申込用紙については、次の課に設置してあります。    ・都市建設課(かほく市高松ウ1番地1、高松庁舎2階)    ・七塚サービスセンター(かほく市浜北ハ6番地1、七塚庁舎1階)    ・市民生活課(かほく市宇野気ニ81番地、本庁舎1階) ●哲学館へ行こう!  ■市川篤展 - through the glass - /ガラス作品展    ガラス造形家・市川篤氏の作品を哲学館ホワイエにて展示します。    瞑想の空間ホワイエでガラスを通し、あなたは何を見、何を感じるでし   ょうか。   ・期 間:2月5日(土)〜2月27日(日)        ※ 2月7日、14日、21日は休館日です    ・場 所:石川県西田幾多郎記念哲学館 ホワイエ   ・入場料:無 料  ◆作家によるギャラリートーク(入場無料・申込不要)    2月6日(日)、2月20日(日) いずれも14時〜14時45分 【問い合わせ先】   石川県西田幾多郎記念哲学館 TEL 076−283−6600 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆ ―――――――――――――――――――――――――――――――――    //北|國|新|聞|* か|ほ|く|ニ|ュ|ー|ス|//      ― ― ― ―   ― ― ― ― ― ― ---------------------------------------------------------------------- 01:古着の非常用袋好評 かほく市 一人暮らしの高齢者に配布 02:総ガラス張り、採光性高く かほく市の中央図書館 基本設計素案固まる 03:かほくの福祉巡回バス、本格運行後、利用者46%増 04:カレンダーで9分団を紹介 かほく市消防団 副団長が作製 05:ソフトクリームの巻き方や重さ、どんぴしゃり 店員2人を名人に認定 06:右手だけで木彫100体 かほくの折戸さん 病気を克服、個展 07:鎮火の願い込め左義長 かほく市七塚小 全校児童が参加 08:熱々雑炊、食べ比べ かほく四季まつり 25店舗で開幕 09:紋平柿の豊作願う「ならねば燃やすぞ」かほく市で奇習「柿の木いため」 10:傷んだ紋平柿をコロッケに 石川県立看護大生が考案 不作転じて新献立 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年12月30日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎古着の非常用袋好評 かほく市 一人暮らしの高齢者に配布  かほく市は29日までに、市職員などが持ち寄った古着を活用して非常用持 ち出し袋約800枚を作り、市内で一人暮らしをしている75歳以上のお年寄 りに配り始めた。高齢者から市に感謝の手紙が寄せられるなど予想以上の反響 があり、関係者を喜ばせている。  袋は資源の有効活用と高齢者の防災意識を高める目的で、緊急雇用対策で採 用した臨時職員6人が今年1〜6月に作った。  大きさは30〜50センチ。防水性や耐久性を考えてジーンズ素材の上着や ズボンなどを活用し、万一の際に非常食や医薬品、懐中電灯、通帳などの防災 用品や貴重品を詰め込んで持ち運べるように仕上げた。  今月下旬から民生委員を通じて配布しており、お年寄りからは「物を今以上 に大事に使っていた昔を思い出した」「ユニークな生地の柄が緊急時に見つけ やすい」といった声が手紙や同委員を通じて市に寄せられたという。袋は来月 末までに配り終える。 〈02〉2010年12月31日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎総ガラス張り、採光性高く かほく市の中央図書館 基本設計素案固まる  かほく市教委は30日までに、七塚図書館を改修して設ける中央図書館(仮 称)の基本設計の素案を固めた。七塚生涯学習センターの東側に2階建て延べ 床面積約760平方メートルを増築し、前面は総ガラス張りのカーテンウオー ルを用いて採光性を高め、一部を吹き抜け構造とする。郷土展示コーナーなど も新設する計画で、2012(平成24)年4月の開館へ来年度当初予算案に 建設費を盛り込む。  市内には合併前の旧3町から引き継いだ高松、七塚、宇ノ気の各図書館があ る。3館の維持に多額の経費が必要となっている上、幅広い資料を収集でき、 長時間の滞在も可能にするなど利便性を向上させる目的で、市教委は3館を集 約する方針を固めている。  計画では1階に約930平方メートルの一般図書コーナー、約230平方メ ートルの児童図書コーナーを正面玄関を挟む形で分離し、静かな読書空間を確 保する。電子図書に対応する情報コーナーや親子で読書を楽しめるお話の部 屋、読み聞かせグループが使うボランティアルーム、学校図書館支援室も設置 する。  2階には学習室や飲食が可能な交流ラウンジとともに、地域の文化財などの 史料を集めた郷土展示コーナーを新設する。既存の視聴覚室や茶室などは改修 した上で現状のまま活用できるようにする。増築後は七塚生涯学習センター全 体の延べ床面積は約3400平方メートルとなる。  廃止する高松、宇ノ気両図書館については中央図書館の蔵書の予約や検索が できる端末をはじめ、一般書と児童書の配架スペース、学習スペースなどの補 完機能を残し、利用者の便宜を図る。  市教委は「きめ細やかな対応が可能な図書館とすることで、一人でも多くの 市民に利用される拠点にしたい」(生涯学習課)としている。 〈03〉2010年12月31日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かほくの福祉巡回バス、本格運行後、利用者46%増  かほく市が昨年10月に本格運行を始めた福祉巡回バスの年間利用者が、実 証実験段階だった前年同期比で約46%増えたことが30日までの市のまとめ で分かった。市は市民の足として定着したと判断し、今年度末までに低床バス を1台購入する。  福祉巡回バスは各町会区を縫うように4路線、89カ所の停留所が設けら れ、誰でも無料で利用できる。2008(平成20)年10月から1年間行っ た実証実験では計2万7460人だったのに対し、昨年10月から1年間の本 格運行では3万9987人に上った。  利用者が予想を上回ったことを受け、市は2台態勢で運行しているバスのう ち、老朽化した車両を更新する。現時点で昨年12月に導入した29人乗りの マイクロバスと同程度の車両を予定している。 〈04〉2011年01月05日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎カレンダーで9分団を紹介 かほく市消防団 副団長が作製  かほく市消防団副団長を務める同市七窪の自営業西山昇さん(58)が4日 までに、市内9分団をそれぞれ紹介するカレンダーの作製を始めた。趣味のパ ソコンを生かして仕上げてあり、贈られた団員から喜ばれている。  カレンダーはA3判で、各分団から提供を受けた出初め式や防火訓練、ポン プ車などをとらえた写真1〜4枚を掲載した。パソコン歴約30年という西山 さんが、クリーニング業の合間を縫って作業をこなしている。  既に6分団分のカレンダーが仕上がり、希望した団員や集会所、公民館など に配った。残る3分団分も製作する予定で、西山さんは「消防団活動への関心 が深まり、各分団の特徴が分かるカレンダーにしたい」と話した。 〈05〉2011年01月06日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ソフトクリームの巻き方や重さ、どんぴしゃり 店員2人を名人に認定  能登有料道路高松サービスエリア(かほく市)内で営業する高松レストハウ スは5日までに、ソフトクリーム盛り付けコンテストを行い、宮本澄江さん (60)と寺口美紀さん(30)を「名人」として認定した。これまでに約2 0万本を作った宮本さんらのソフトは、巻き方や重さが毎回ほぼ均一。審査し たメーカーも舌を巻く出来栄えで、「匠(たくみ)のソフト」と命名された。  高松レストハウスが運営する「道の駅・高松」の利用客の間で宮本さんらの ソフトクリームの盛り付けが美しいと話題になったことをきっかけに、沖野勇 樹店長がコンテストを企画した。  コンテストは、クリームとコーンを製造販売する日世(大阪府茨木市)の社 員2人が立ち会い、ソフト担当者6人を含む店員13人が交代で2個ずつ作る ルールで行われた。  審査項目は▽美しい渦巻き状でむらが無く、垂直に盛られている▽巻く回数 は3回半▽クリームの重量は130グラム前後―の三つ。メーカー社員が計測 した数値と写真を同社製造部門で判定し、2人の出来栄えに「優秀」のお墨付 きを与えた。  同店の昨年1年間のソフトクリームの売上本数は約4万7千本。宮本さんは 「これまでの経験が評価されてうれしかった。名人の判定にふさわしく、これ からも心を込めて作りたい」と話した。  「道の駅・高松」は、宮本さんと寺口さんの作るソフトを「匠のソフト」と し、同所の名物に育てたいとしている。 〈06〉2011年01月12日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎右手だけで木彫100体 かほくの折戸さん 病気を克服、個展  12年前にくも膜下出血で左半身の自由を奪われた、かほく市松浜の会社役 員折戸廣美さん(63)が右手だけで仕上げた木彫作品が11日までに、通算 で100体に達した。節目の作品は早速、個展を開いている同所ののと共栄信 用金庫七塚支店に持ち込み、訪れた人に創作の喜びを示した。  折戸さんは1999(平成11)年9月に病に倒れた。入院生活を3年間送 った後、自宅でふさぎ込む生活を続けていたが、2004年、手の器用さを生 かせる木彫りに生きがいを見いだした。知人から譲り受けた木片を使い、祭礼 などをテーマに作り続けている。  100体目の大黒天は高さ約40センチ。先月末から10日間かけ、クサマ キの切れ端をグラインダーで削った後、やすりで形を整えた。  大黒天を含む作品は12日まで同支店で展示した後、15日から2月6日ま で同市白尾のうみっこらんど七塚で開かれる「私の作品展」(北國新聞社後援) で並べる。折戸さんは「100体が一つの目標だった。今後はより形にこだわ り、生きる喜びを表現した像を作りたい」と話した。 〈07〉2011年01月14日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎鎮火の願い込め左義長 かほく市七塚小 全校児童が参加  かほく市七塚小の左義長は13日、同校グラウンドで行われ、全校児童34 0人が書き初めや正月飾りなどを燃やし、書道の上達や健康を祈り、1965 (昭和40)年8月に校舎を全焼した歴史から鎮火の願いを込めた。  保護者や地元住民、教職員らが高さ約4・5メートルの竹でやぐらを組み、 同校児童と河北台中の生徒の書き初めやしめ飾りなどを積み上げた。  鍋島澄夫校長が校舎の全焼を受け、67年から鎮火の願いも込めて左義長が 始まった経緯を説明し「左義長の火で正月気分を吹き飛ばし、やる気を出して ほしい」とあいさつした。 〈08〉2011年01月16日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎熱々雑炊、食べ比べ かほく四季まつり 25店舗で開幕  かほく四季まつり「冬の味くらべ―あったか雑炊・鍋まつり」(北國新聞社 特別協力)は15日、かほく市内の飲食店25カ所で始まった。日本海の幸な どを用いた43種類の雑炊と鍋料理が各店で用意され、訪れた人が冬の味覚の 食べ比べを楽しんだ。  まつりは戦前に世界三大陸を単独で飛行した地元出身の飛行家東(あずま) 善作(ぜんさく)が米国滞在中に雑炊店を開き、資金を稼いだことにちなんで 開催されている。  今年もつみれやタラなどを用いた和風の雑炊をはじめ、韓国風クッパやイタ リア風ランプレドットなど趣向を凝らしたメニューがそろった。500円台を 中心に1杯400〜3675円で提供する。  かほく市浜北の民宿やまじゅうでは、カニ雑炊が出された。同所の山本敏雄 さん(85)は「毎年楽しみにしている。体が芯から温まった」と喜んだ。  まつりは2月13日まで。期間中に各店で雑炊か鍋料理を注文すると抽選で 食事券が当たる。問い合わせは市商工会=076(282)5661=まで。 〈09〉2011年01月17日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎紋平柿の豊作願う「ならねば燃やすぞ」かほく市で奇習「柿の木いため」  かほく市特産の紋平柿(もんべいがき)の豊作を願う奇習「柿の木いため」 は16日、同市瀬戸町で行われた。昨年は出荷量が豊作となる表年にもかかわ らず、不作に終わっただけに、生産農家と児童は木の幹に傷を付けた後、ぜん ざいの汁を塗り込み、豊作を強く願った。  瀬戸町農産物加工生産組合の高崎武義組合長(72)が、なたで木の幹に傷 を付けながら「(果実が)なるか、ならぬか。ならねば切って燃やすぞ」と脅 かすように語り掛けた。  木の精に成り代わった小学生8人が「なります、なります」と声を上げなが ら、柿の木の周囲を走った。大海小6年の本江史弥君が木をいたわるように傷 口に餅を付け、ぜんざいの汁を塗った。  柿の木いためは小正月の前後に行われる。同町では藩政期から伝わり、一時 途絶えた後、1983(昭和58)年に復活した。 〈10〉2011年01月21日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎傷んだ紋平柿をコロッケに 石川県立看護大生が考案 不作転じて新献立  県立看護大(かほく市)の学生が20日までに、地元特産の紋平柿(もんべ いがき)を使ったコロッケを考案した。表面の傷など見た目が悪いために出荷 できない実を乾燥し、チップ化して活用。昨年は猛暑などの影響で不作に終わ っただけに、学生は「紋平柿のおいしさを四季を通じて味わえる献立として広 め、産地振興につなげたい」と意欲を見せている。  紋平柿コロッケは、「いきいき交流サークル」のメンバーと垣花渉准教授の ゼミ生の約20人で考案した。切った果実を約3週間、天日干ししたチップを 同市特産のサツマイモ「かほっくり」とともに砕いて揚げると、柿のほのかな 甘みが口に広がる上々の味に仕上がった。  高松紋平柿生産組合によると、見た目が重視される紋平柿は、実った約3割 が出荷前に処分されるという。  紋平柿は昨年が豊作となる表年で、約180トンの収量を見込んだが、天候 不順で実が自然に落ちる「生理落果」が相次ぎ、残った果実も秋に降ったひょ うで傷付いた。結果、収量は約10トンと見込みを大幅に下回った。  学生は紋平柿の不作を受け、廃棄される果実の有効活用に知恵を絞り、同生 産組合の森勇組合長の協力を得て完成にこぎ着けた。  商品化に課題は多いが、森組合長は「果実の処分と不作に困っていただけに 学生のアイデアに脱帽だ」と喜び、2年生の林宏和さん(20)と坂東優佳さ ん(20)は「チップは保存できビタミンCも豊富。季節を問わず味わえる紋 平柿料理として広めたい」と話した。 ★〔紋平柿(もんべいがき)〕  アルコールで渋味を抜いたさわし柿。豊作と不作を1年おきに繰り返す特性 がある。かほく市元女の「紋平さ」と呼ばれる屋号の家にあった柿が原木で、 同市では1986年に本格栽培が始まり、現在は82軒が18ヘクタールで生 産する。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「かほくニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。  コピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール「いい風 いい夢 かほくだより」の申し込みや解除は北國  新聞のホームページから行うことができます。  北國新聞のホームページは http://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------