■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.187 『ふるさとメール能登穴水』 平成29年12月28日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 師走に入り、雪も何回かうっすらと積もった穴水町。すっかり寒くなってき ました。寒さといえばやはり「かき」ですね。今年も生育状況が気になる時期 の到来です。  さて、町最大のビックイベント「雪中ジャンボかきまつり」。来年は2月1 0日(土)、11日(日祝)に開催することになりました。これまでは1月末 に行われてきましたが、一年で最も寒い大寒の時期を避け、立春を過ぎて少し は寒さも和らぐ時期に開催することで、より多くのお客様にご来場していただ こうというものです。半月ほど日程を遅らすことで、かきの身入りも大きくな ります。全長約400mの炭火焼コーナーで、磯の香りがふわりと漂った殻付 きかきを炭火でじっくり焼くと、食感はプリプリ、濃厚な旨みが最高です!  まいもんまつり“冬の陣”かきまつり開催期間中、出向キャンペーンを予定 しています。1月13日(土)は日本海高岡なべ祭り(富山県高岡市高岡大和 )にて、1月14日(日)は香林坊アトリオ広場(石川県金沢市)にて、焼き かきの無料配布を行います。(お一人様2個ずつ、先着500名様)この機会 にぜひ穴水町の新鮮なかきをご賞味ください。  平成29(2017)年も残すところあとわずか。皆様にとってはどのよう な1年だったでしょうか。今年も「ふるさとメール能登穴水」を閲覧いただき ありがとうございました。来年も皆様に明るい話題をお届けできるよう頑張っ て参ります。どうか良いお年をお迎えください。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報 ☆ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり  ☆ 「かきまつり」出向キャンペーン(高岡市・金沢市)  ☆ かきまつり特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2018  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり ★★★★★★★★★★★★★ いよいよ「かき」の美味しい季節到来です。1月10日(水)から毎年恒例の 「かきまつり」が開催されます。穴水町内の飲食店にて、焼きがき、カキフラ イ、かきご飯などの「かきフルコース」をご用意しております。穏やかな穴水 湾で育ったプリプリのかきをぜひお召し上がりください。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/seisaku/fuyunojinnkakimatsuri.html 日  時:平成30年1月10日(水)〜 3月31日(土) 場  所:穴水町内 まいもんまつり加盟店(前日までに要予約) メニュー:焼きがき、カキフライ、酢の物、かきご飯、お吸物、お新香 料  金:フルコース 3,800円(税抜き)      ミニコース 2,400円(税抜き) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 「かきまつり」出向キャンペーン(高岡市・金沢市) ★★★★★★ 大好評の「かきまつり」出向キャンペーン!今年も高岡市と金沢市で開催しま す。炭火で焼いた新鮮なかきを、お一人様2個ずつ、先着500名様に無料配 布いたします。無くなり次第終了となりますので、お早めにお越しください。 ≪ 高岡市 ≫  期  日:平成30年1月13日(土)午前11時半頃〜  会  場:高岡大和(富山県高岡市御旅屋町) ≪ 金沢市 ≫  期  日:平成30年1月14日(日)午前10時〜  会  場:香林坊アトリオ広場(石川県金沢市香林坊) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり      特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2018 ★★★★★★★  「かきまつり」の期間中に開催される、大好評の野外特別イベント「雪中ジ ャンボかきまつり2018」。今年も穴水港湾「あすなろ広場」に総延長約4 00mのコンロを並べ、会場内で購入されたかき貝などを炭火で焼いてお召し 上がりいただけます。  また、能登ワインなどの特産品や穴水町で収穫された農産物・海産物を販売 する「まいもん市」も多数出店しますので、かき貝以外の様々な穴水の食材を ご賞味いただけます。  当日は、駐車場と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行されます。ご家族、ご 近所お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。 料  金:入場無料 かき貝1袋 1,000円(税込) 期  間:平成30年2月10日(土)午前10時〜午後4時           2月11日(日祝)午前9時〜午後3時 会  場:穴水港湾「あすなろ広場」 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。 また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 01:奉賛会員20人、しめ縄を作り奉納 穴水町の加夫刀比古神社 02:「能登さくら駅」冬は光で彩り のと鉄道がイルミネーション 03:穴水町長選で取締本部設置 輪島署 04:のとてまり、成育遅れる 穴水町で初出荷、低温で昨年の半数に プレミ   アムは6枚認定 05:震災から10年、本堂を改修 穴水町の法性寺 門徒が4000万円寄付    瓦1万5千枚をふき替え 06:市町議会(12日) 穴水町 妊婦健診助成を拡充 07:線路跡を桜並木に 穴水町・のと鉄道旧甲駅―旧鹿波駅間 診療所の杉盛   医師、住民と植樹  08:南アルプス市に穴水町の海の幸 かきまつりでカキ完売 09:市町議会(6日) 穴水町 こども園の外周に侵入防止柵設置 10:後継者に期待込め 奥能登各地で「あえのこと」 学生、児童が見学 11:クリスマス列車が発車 のと鉄道 ツリーを飾る ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年12月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎奉賛会員20人、しめ縄を作り奉納 穴水町の加夫刀比古神社  穴水町甲(かぶと)にある加夫刀(かぶと)比(ひ)古(こ)神社の奉賛会 員約20人は24日、同所の竹越利益(としえき)さん(72)方の車庫で、 胴回りが最大45センチにもなるしめ縄を作り、神社に奉納した。  会員は力を振り絞って稲わらをより合わせ、はさみで形を整えた。長さ10 メートルと9メートルの2本を完成させ、神社の鳥居と拝殿に取り付けた。  坂本貢奉賛会長(67)は「会員と1年を振り返りながら作るのが楽しみに なっている。みんなが良い年を迎えられるよう願いを込めた」と話した。 〈02〉2017年12月21日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「能登さくら駅」冬は光で彩り のと鉄道がイルミネーション  「能登さくら駅」の愛称のある穴水町ののと鉄道能登鹿島駅で20日、イル ミネーションの点灯が始まった。ホームのソメイヨシノや電柱に発光ダイオー ド(LED)計約8千個が取り付けられ、サンタクロースとトナカイに扮(ふ ん)したのと鉄道社員が利用客の増加を願いながら乗客に手を振った。  冬場のイルミネーションの点灯は今年で3年目で、青と白、ピンクのLED の光がホームを彩った。天候の良い日に駅ホームから海越しに見える立山連峰 をイメージし、電柱には三角形になるようにLEDが付けられた。  来年2月末までの毎日、午後4時から同10時半ごろまで点灯する。同駅は 桜の名所として春には多くの人が訪れる。のと鉄道の担当者は「冬のイルミネ ーションも見に来てほしい」と話した。 〈03〉2017年12月19日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町長選で取締本部設置 輪島署  来年1月16日告示、同21日投開票の穴水町長選で、輪島署は18日、選 挙違反取締本部を設置した。廿日岩一也署長以下、全警察官61人態勢で取り 締まる。同署によると、前回の町長選から17日までに出された警告はない。 〈04〉2017年12月19日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎のとてまり、成育遅れる 穴水町で初出荷、低温で昨年の半数に プレミア ムは6枚認定  原木シイタケ「のと115」の特秀品「のとてまり」の出荷作業が18日、 穴水町平野のJA全農いしかわ穴水事務所の集荷場で始まった。11、12月 の低温傾向が影響して成育が遅れ、奥能登の生産者から寄せられた「のと11 5」は、前年の初出荷時より61%減となる261枚、のとてまり認定も半数 程度の56枚にとどまった。さらに高級のプレミアム規格には、前年と同じ6 枚が認定された。  出荷されたのとてまりとプレミアムは、19日に金沢市中央卸売市場で初競 りに掛けられる。  のとてまりの認定基準は、かさの直径が8センチ以上、肉厚が3センチ以上 で、かさの巻き込みが1センチ以上となる。その基準を満たした上で、形の優 れたものがプレミアム規格に認められる。昨年の初出荷時はのとてまりは10 1枚、プレミアムは6枚だった。  奧能登原木しいたけ活性化協議会によると、のと115の出荷は1月中旬か ら2月上旬がピークで、肉厚で甘みが増した品が増える見込み。生産者数が前 年より10人以上増えたため、3月までに前年度実績より7千枚多い3万2千 枚、約2トンの出荷量を見込む。 〈05〉2017年12月18日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎震災から10年、本堂を改修 穴水町の法性寺 門徒が4000万円寄付  瓦1万5千枚をふき替え  穴水町川島の真宗大谷派法性寺(ほっしょうじ)が、2007年3月の能登 半島地震で被害を受けて以来、正面の漆喰壁に穴が空き、半分の瓦がずれたま まとなっていた本堂の改修を完了させた。町内一の規模を誇る本堂に寒風が吹 き入り、雨漏りもひどくなったのを見かね、門徒約250人が約4千万円の工 事費を寄進した。17日、約1万5千枚の瓦をふき替えた外観を門徒約30人 にお披露目した坊守の河●(かとう)崇子さん(75)は「住民の憩いの場に し、恩返しがしたい」と感謝の言葉を述べた。※●は「こざとへん」に鳥です。  法性寺は江戸時代末期に現在地に建立されたと伝わり、高さ約13メートル、 約250平方メートルの本堂は町内随一の大きさとなる。同寺によると、門徒 の数も町内の寺では最も多い。  能登半島地震では境内の多くの建物に被害が出た。柱がずれた鐘楼や落ちた 釣り鐘は寺が費用を捻出して修復したが、住居の庫裏(くり)は解体を免れな かった。緊急の措置が不要とみられた本堂は瓦や壁が崩れたものの、規模が大 きいだけに修復の手が回らなかった。  現在、老齢でふせりがちになった夫の智樹(さとき)住職(80)に代わり、 崇子さんが寺の行事の段取りを行う。毎年11月28日に本堂で営む報恩講は、 寒さが本格化しないうちにと同じ月の上旬に前倒ししてきたが、昨年末に雨漏 りがひどくなった。門徒総代の近藤文隆さん(76)=穴水町川島=らに相談 すると、門徒役員の間で被害が大きくなる前に改修すべきとの意見でまとまっ た。  庫裏を失った後、今も改築した物置で暮らし続ける河●さん夫婦を慕う人は 多い。今年2月に一口10万円で費用を募ると、町内外の門徒が応じ、金額は 目標だった約4千万円に達した。4月に着工した工事は順調に進み、11月末 には瓦を全てふき替え、基礎や壁を補強、傾いた柱も直した。  17日は門信徒約30人が寺に集まり、完成した本堂を見て回り、畳などを 掃き清めた。近藤さんは「お寺は住民のよりどころでもある。多くの人の理解 があった」と喜び、河●さんは「また地震が起きれば崩れるかもしれないと思 っていた。これからは門徒のためにもお寺の内外を美しく保ちたい」と話した。 〈06〉2017年12月13日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市町議会(12日) 穴水町 妊婦健診助成を拡充  【穴水町】本会議を再開し、佐藤豊、吉村光輝、湯口かをる、大中正司、伊 藤繁男(いずれも無所属)の5氏が順に一般質問した。石川宣雄町長は答弁で、 自己負担なしで受けることができる妊婦健診の回数を、これまでの14回より 拡充する方針を示し、「安心して出産、子育てできる環境を整えるために早急 に制度を変更する」と述べた。  町は、妊娠から出産予定日まで14回分の妊婦健診の費用を全額助成してい るが、予定日を過ぎた後に受診が必要なケースについても助成する。吉村氏の 質問に答えた。  町側は、今年4〜9月に町内の小中学校の教職員の時間外勤務状況について、 月平均で小学校が42時間、中学校が63時間で、県平均をそれぞれ5時間、 11時間下回ったと報告した。  時間外勤務が80時間を超えた人数の割合は、月平均で小学校が4・9%、 中学校が29・8%だった。湯口、大中両氏への答弁。このほかの町側の主な 答弁は次の通り。  ▽今年度中にキャッスル真名井周辺の遊歩道を補修する▽来年度以降に乙ケ 崎地内から能登大仏をつなぐ遊歩道の整備を進める 〈07〉2017年12月12日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎線路跡を桜並木に 穴水町・のと鉄道旧甲駅―旧鹿波駅間 診療所の杉盛医 師、住民と植樹   穴水総合病院兜診療所の杉盛恵(さとし)医師(76)と同町甲(かぶと) 地区の有志は10日、のと鉄道旧甲駅と旧鹿波駅間の線路跡約1キロにわたり、 桜の苗木50本を植えた。杉盛医師がふるさと納税で町に寄付した50万円が、 並木の維持管理に充てられる予定で「いつか桜の名所になって、町内外から多 くの人が集まるとうれしい」と話し、満開の桜が咲く日を心待ちにした。  耳鼻咽喉科が専門の杉盛医師は2004年に金沢医療センターを退職後、奥 能登の地域医療を支えたいとの思いで県地域医療人材バンクに登録し、06年 に兜診療所へ赴任した。金沢市の自宅から診療所に通い、今年3月までは週4 日、4月以降は月、火曜日に勤務している。  杉盛医師は、荒れた線路跡を見て桜並木の整備を思い立った。親交がある甲 農地保全組合の竹越利益(としえき)組合長に相談して整備計画をまとめ、同 組合の依頼を受けた日本花の会(東京)が苗木を提供した。  線路跡は砂利が多いため小型のショベルカーで約1メートル掘り、土を加え て植樹した。町は杉盛医師が寄付した50万円を使い、組合に苗木の世話や周 辺の草刈りを委託する。順調に育てば2020年春に花を咲かせる見込み。杉 盛医師は「10年以上、地元の人にお世話になった。桜が咲いたら一緒に花見 をしたい」と話した。 〈08〉2017年12月12日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎南アルプス市に穴水町の海の幸 かきまつりでカキ完売  穴水町は10日、姉妹都市の山梨県南アルプス市の市総合交流ターミナル 「ハッピーパーク」で「かきまつり・まいもん朝市」を開き、大勢の来場者が 穴水の海の幸を味わった。  穴水から発送したカキ約1万5千個が開始から約2時間で完売した。町職員 は来年1月10日に穴水町で始まる「穴水まいもんまつり 冬の陣 かきまつ り」(北國新聞社共催)をPRしながら、来場者に能登産食材を使ったかぶら ずしや海鮮鍋を提供した。 〈09〉2017年12月07日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎市町議会(6日) 穴水町 こども園の外周に侵入防止柵設置  【穴水町】開会=会期を15日までの10日間とし、一般会計9956万円 (累計62億437万円)の12月補正予算案など議案12件、報告1件、諮 問1件を提出した。石川宣雄町長は提出議案説明で、不審者対策として、平和 こども園の外周約70メートルに侵入防止柵を設置する考えを示した。補正予 算案に115万円を計上した。  桜の名所として知られるのと鉄道能登鹿島駅の隣接地に造成する駐車場に、 国道249号から直接入ることができる約200メートルの町道を整備する。 年度内の完成を目指し、観桜期の周辺の渋滞緩和につなげる。  石川町長は腎臓の手術のために11月4日から2週間、入院していたことに ついて、「行政運営に支障をきたした」と陳謝した。  人事案件では、人権擁護委員に諸橋志津子氏(70)=古君=を推薦するこ とに異議がないことを答申した。12日の一般質問には、佐藤豊、吉村光輝、 湯口かをる、大中正司、伊藤繁男の5氏(いずれも無所属)が順に登壇する。 予算案の主な項目は次の通り。  ▽定住促進奨励金事業340万円▽小中学校消防用設備の修繕費50万円▽ 防災無線改修費94万円▽豪雨の被害復旧費280万円 〈10〉2017年12月06日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎後継者に期待込め 奥能登各地で「あえのこと」 学生、児童が見学  奥能登各地で5日、田の神様を家に迎えてもてなす農耕儀礼「あえのこと」 が行われた。2009年の県教委調査では奥能登2市2町で実施しているのは 85軒だった。伝承者からは「元気なうちは続けたい」と意気込む声が上がる 一方、「次の世代に継がれるか分からない」との不安も漏れる。国連教育科学 文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の担い手は、後継者に期待を込め収穫に感 謝した。 ●珠洲   珠洲市若山町火宮の田中茂好さん(65)方では、裃姿の田中さんが、田の 神様の夫婦を小豆飯や焼き豆腐、大根やブリのなますなどでもてなした。観光 客や住民ら約40人が見守る中、人々の目には映らない田の神様に朱塗りの膳 に盛られた一品一品を説明し、「どうぞごゆっくりお召し上がり下さい」と勧 めた。  亡き父の跡を継ぎ、2010年から「あえのこと」を続ける田中さんは「米 4合を炊くなど7品の料理を作る妻には、大きな負担かもしれないが、何とし ても続けていきたい」と話した。婿養子を自身の後継者として考えているとい う。近くの若山公民館では住民25人が、田中さんを囲み直(なお)会(らい) で、労をねぎらった。  「わが家には苦労はないが、次の世代に継がれるかは分からない」と話すの は、輪島市の川口喜仙さん(53)だ。心配なのは「あえのこと」の前提とな る農業をやめることだ。川口さんの場合は18歳のおいを後継者として期待し ているが、「そもそも田んぼをしてくれるか、どうか」と悩ましげである。  県教委は2009年に奥能登2市2町在住の340人を対象にアンケート調 査を行い、85人があえのことを「実施している」と回答した。その後、調査 は行われていないが、川口さんは「危機意識から現状維持か微減に止まってい るのではないか」とみる。  穴水町内で唯一、「あえのこと」を行っている森川祐征さん(78)は「伝 統を守るため、体力が続く限り行う」と話した。今後、営めなくなった場合は、 近所の住民が跡を継ぐという。 ●輪島   輪島市三井町の旧福島邸では、地元公民館の「田の神様まつり」が営まれ、 三井小3〜6年生の12人が田から神様を招き入れた。児童は継承に取り組む 田起こしの作業唄(うた)「田切り唄」と三井権現太鼓でもてなした。同市白 米(しろよね)町の川口さん方では金大、県立大の留学生11人が神様に山海 の幸を勧める様子を見学した。 ●能登   能登町柳田植物公園の古民家「合鹿庵(ごうろくあん)」では、同町上町の 中正道さん(66)が見物客約80人に、作法を解説しながら儀式を行った。 金大、県立大の留学生も見学し、英語のパンフレットが配られた。同町国重の 吉村安弘さん(74)方では、住民ら10人が田の神様をもてなし、神野公民 館でも住民25人が儀式を行った。 ●穴水   穴水町藤巻の森川さん方では、向洋小4年生6人が神様を山海の幸でもてな す森川さんを見守った。町内で「あえのこと」を継承するのは約10年前から 森川さんのみ。上越教育大4年の北川のぞみさん(22)=同町大町出身=も 見学し「子どもたちに自然の恵みを感じてもらうことが継承の第一歩になる」 と期待した。 〈11〉2017年12月05日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎クリスマス列車が発車 のと鉄道 ツリーを飾る  のと鉄道(穴水町)は4日、特別仕様「クリスマス列車」の運行を始めた。 車両1台をツリーや発光ダイオード(LED)で飾り付け、ムードを盛り上げ た。  社員6人が4日に穴水駅で装飾作業に当たり、車両の天井に約1千個のLE Dを張り巡らせたほか、高さ約1・8メートルのツリー1本を設置。窓にはき らびやかな飾りを付けた。  25日まで運行し、穴水―七尾駅間を1日最大5往復する。期間中は園児を 乗せ、社員がサンタクロースやトナカイに扮(ふん)して楽しませるイベント も企画する。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------