■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.184 『ふるさとメール能登穴水』 平成29年9月28日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  潮騒ウォークラリー大会、さわやかウォーキングなど10月は町内各地でウォ ーキングイベントが開催されます。爽快な秋の風が心地よく、まさにウォーキ ングのベストシーズン到来といった感じです。  本町には数々のウォーキングコースが設定されています。能登半島の丘陵地 帯に位置するため、天然のアップダウンに富んだ道路が多く健康増進が図られ ます。また、海岸沿いの道は、内浦の穏やかな波音が心を癒してくれ、ストレ ス解消に最適です。街歩きのコースは、都会と違って信号が少ないので安心安 全です。健康志向の高まりと共に、散歩を日課にしている住民の方もここ数年 増加しています。 自然の恵みあふれた散歩道、これも穴水の魅力の一つではないかと思います。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ のと鉄道里山里海フェスティバル2017 ☆ のと里山空港「空の日」フェスタ  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ のと鉄道里山里海フェスティバル2017 ★★★★★★★★★★★★  のと鉄道1日解放デー。本物の列車と遊べる催しや鉄道グッズ展示・販売、 ステージイベントなど楽しみいっぱい。 日  時:平成29年10月7日(土)10:00〜15:00 場  所:のと鉄道穴水駅 (問い合わせ)のと鉄道                   TEL(0768)52−4422  ★★★ のと里山空港「空の日」フェスタ ★★★★★★★★★★★★★★★ 『のと里山空港往復航空機利用券』が当たる「東京へ行こう!!のと里山空港じ ゃんけん大会」や「乗り継いでさらに行こう!!紙飛行機 的入れゲーム」、航 空機の離着陸が間近で見学できる「のと里山空港バスツアー」(滑走路も走行 します)、航空機の操縦が体験できる「フライトシミュレーター」など、いろ んなイベントを用意してお待ちしております。  また、隣接の日本航空学園では「航空祭2017」が開催されます。 日  時:平成29年10月15日(日)9:30〜16:00 場  所:のと里山空港 (問い合わせ)のと里山空港賑わい創出実行委員会                   TEL(0768)26−2303  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料)  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水町のまちづくりにご協力をお願いいたしま す。また、1万円以上ご寄附いただいた方には、穴水町の特産品をお届けいた します。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:「牛」のフルコースを堪能 穴水町で試食会 まいもんまつり、10月1   日に開幕 02:穴水町の「あんぽ柿」生産を学ぶ 福島県の農家 乾燥機導入の参考に 03:縁結びの祭りに感謝 東京の村尾さん夫婦 4年ぶりにキリコ担ぐ 穴水   町岩車 04:商店街空き店舗活用策を提案 穴水町で就業体験の学生 05:穴水の空に人力飛行機 金沢工大「夢考房」が開発 06:大関に宮西さん 穴水町・鹿波三十三番相撲 07:能登ワイン、実りの秋 穴水町で収穫、醸造始まる 08:能登栗、巨大な傘でキャッチ イノシシには渡さない 穴水町の農園 1   00本に仕掛けシート 昨年被害ゼロ 09:「スキマ時間」に穴水を巡って 列車待ち、観光プラン作成へ 穴水高生   徒が今年度内に  10:若い力で組み上げ 穴水町のボラ待ち櫓 星稜大、穴水高生らが協力 昨   年倒壊のシンボル復活 11:ろうそくの光と水辺の風情楽しむ 穴水町でカフェ・ローエル ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年09月28日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「牛」のフルコースを堪能 穴水町で試食会 まいもんまつり、10月1日 に開幕  10月1日に穴水町で開幕する町観光物産協会の「能登半島穴水まいもんま つり“秋の陣”牛まつり」(北國新聞社共催)の試食会が27日、同町川島の 料亭「雁(がん)月(げつ)」で開かれ、一般公募のモニター4組8人が牛肉 料理のフルコースを堪能した。  坂谷吉春町観光物産協会長があいさつし、参加者はすき焼きやステーキに舌 鼓を打った。主婦疋島智子さん(34)=羽咋市=は「肉が柔らかくてとても おいしい」と笑顔を見せた。  牛まつりは10月31日までで、町内の加盟11店で3800円(税別)の フルコースや単品メニューが味わえる。フルコースは前日までに予約が必要と なる。1日は町あすなろ広場で、牛肉の炭火焼きなどを提供する特別イベント が開かれる。 〈02〉2017年09月27日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町の「あんぽ柿」生産を学ぶ 福島県の農家 乾燥機導入の参考に  干し柿「あんぽ柿」発祥の地である福島県伊達市五(い)十沢(さざわ)地 区の生産農家2人が26日、穴水町大町のあんぽ柿加工場を初めて訪れ、乾燥 機を使った生産方法を学んだ。東日本大震災以降、離農が進む五十沢地区では 効率的な乾燥機の導入が検討されており、2人は「能登の手法を参考にしたい」 と意欲を見せた。  能登町などであんぽ柿を作る合同会社「菜夢来(さむらい)」(志賀町)の 石村高志社長(51)があんぽ柿のさらなる発信に向けた産地間の連携を深め ようと企画し、招待した。  26日は菜夢来と連携してあんぽ柿を生産する合同会社「Sousei」 (穴水町)の加工場に、岡●(崎の「大」が「立」)邦広さん(43)と服部 康典さん(43)が訪れ、柿の最適な収穫時期や品質管理について石村さんらと 意見を交わした。  乾燥機を用いることで、伝統的な天日干しで約1カ月かかる乾燥期間を約1 週間に短縮でき、カビ発生のリスクを抑えることができるという。岡ヤ海気鵑? 「次の世代へあんぽ柿を守っていくためにも協力を深めていきたい」と話した。 〈03〉2017年09月25日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎縁結びの祭りに感謝 東京の村尾さん夫婦 4年ぶりにキリコ担ぐ 穴水町 岩車  2013年9月、穴水町岩車のキリコ祭りを体験したことで心を通わせ、後 に夫婦となった村尾茂雄さん(40)と香織さん(39)=東京=が23日夜、 4年ぶりに祭りに参加し、思い出のキリコを担いだ。2人を気さくにもてなし た住民の雰囲気が打ち解け合うきっかけになったと当時を振り返り、能登の祭 りが結んだ縁に感謝している。  インターネットを通じて知り合った2人は2013年当時、電子メールなど で連絡を取っていたが、穴水町を訪れるまで顔を合わせたことがなかった。茂 雄さんは東京に、香織さんは奈良県天理市に住んでいた。茂雄さんの友人で、 同じ年の5月に神奈川県鎌倉市から岩車に移住していた中川生馬(いくま)さ ん(38)が2人を秋祭りに招いた。  初めて訪れた能登の地で2人を待っていたのは、住民からの厚い歓迎だった。  住民とそろいの法被を着てキリコを担ぎ、郷土料理で客をもてなす「ヨバレ」 にも招かれるなど心行くまで祭りを楽しんだ。宵闇にキリコの明かりが揺れる 幻想的な雰囲気がさらにムードを高めたという。  祭りの思い出話で盛り上がるなど、共通の体験を通じて距離の縮まった2人 は15年1月、結婚した。その後、感謝を伝えるためもう一度祭りに参加した いと思っていたが都合がつかず今年、ようやく念願がかなった。  22日から能登を訪れている2人は、中川さんの案内で珠洲市の奥能登国際 芸術祭(北國新聞社特別協力)なども見て回った。23日の宵祭りでは、住民 とともに威勢よくキリコを担ぎ、夜遅くまで地区を練り歩いた。  24日の本祭りでは、奈(な)古(こ)司(し)神社で岩崎哲好岩車区長 (72)からいきさつを紹介され、地元住民約50人から「これはおめでたい」 と祝福を受けた。  2人は「中川さんや地元の方、神様が結び付けてくれた縁に感謝したい。こ れから恩返しとして、祭りの魅力を多くの人に伝えていきたい」と話した。 〈04〉2017年09月24日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎商店街空き店舗活用策を提案 穴水町で就業体験の学生  穴水町中心商店街の活性化をテーマとして、インターンシップ(就業体験) に取り組む金大生と県立大生3人は22日、町商工会で報告会を開き、住民に 空き店舗の活用策を提案した。  学生は野菜の直売所やカフェを併設した「プチマルシェ」、のと鉄道のイベ ント「怪談列車」とコラボしたお化け屋敷などのアイデアを紹介した。周辺で 空き家バンクに登録されている物件が2件と少ないことから、制度の積極的な 活用を呼び掛けた。  インターンシップは、県が事務局を務める「能登キャンパス構想推進協議会」 が企画し、学生は8月下旬から住民に聞き取りを重ねてきた。 〈05〉2017年09月14日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水の空に人力飛行機 金沢工大「夢考房」が開発  金沢工大のものづくり拠点「夢考房(ゆめこうぼう)」のプロジェクトが開 発した人力飛行機が13日、穴水町の穴水湾を飛行した。幅31メートルの大 きな翼を持つ機体がふわりと浮き上がると、学生や見物客から歓声が上がった。  設計者の西岡航太さん(21)=4年=の名前にちなみ、機体は「航(わた る)」と名付けられた。全長7・7メートル、重さ41キロの一人乗りで、パ イロットがペダルをこぎ、機体後部のプロペラを回す。昨年10月に設計を始 め、今年5月に完成した。  穴水湾に面した駐車場から滑走した機体は海原に飛び立つと、高度3〜5メ ートルで535メートル飛行し、着水した。金沢工大によると、1994年の プロジェクト開始以来、3番目の好記録となった。  今回の飛行記録を基に、機体の安定性や操縦性能を再検証し、来年度以降の 機体製作に生かす。 〈06〉2017年09月12日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大関に宮西さん 穴水町・鹿波三十三番相撲  穴水町鹿波(かなみ)の鹿波白山神社で10日、町無形民俗文化財の三十三 番相撲(本社後援)が行われた。勝ち抜き戦で、会社員宮西竜太郎さん(28) が33番目の取組を制して大関を勝ち取り、青竹の御幣と北國新聞社杯を手に した。  三十三番相撲は藩政期から続いているとされ、神社にすみ着いた大蛇を退治 しようと村の力自慢が次々と挑み、33人目が退治したとの伝承にちなむ。  若衆に担がれた宮西さんは「みんなのおかげで大関になれた。これからも出 場して伝統を守りたい」と話した。行司は道貫清春さんが務めた。 〈07〉2017年09月09日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登ワイン、実りの秋 穴水町で収穫、醸造始まる  穴水町が出資する「能登ワイン」(同町旭ケ丘)で8日、ワイン用ブドウの 収穫と醸造作業が始まった。同社は10月中旬まで昨年並みの150トンの収 穫を見込んでおり、15万本のワインを造る。最初にお目見えするのは、11 月9日発売の「能登ワインヌーボー」となる。  社員は旭ケ丘の醸造所に隣接する自社管理農園で、房が15〜20センチに 実った白ワイン用品種「シャルドネ」を収穫した。ブドウは破砕機やプレス機 に掛けられ、発酵用タンクに果汁が詰められた。  能登ワインによると、8月の日照不足の影響が心配されたが、出来に問題は なく、色づき、糖度とも十分という。吉田穣(ゆたか)製造課長(51)は 「今年もいいブドウが採れ、ヌーボーは期待できる味わいになる」と語った。 〈08〉2017年09月08日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登栗、巨大な傘でキャッチ イノシシには渡さない 穴水町の農園 10 0本に仕掛けシート 昨年被害ゼロ  穴水町で能登栗の栽培に取り組む合同会社「菜夢(さむ)来(らい)」(志 賀町)は、イノシシの食害防止へ、幹を中心に広げた傘状のシートで、実を受 け止める仕掛けを開発した。地面に落ちた栗をイノシシが食べるのを防ぐとと もに、栗を効果的に集めて収穫しやすくする。昨年試作品を設けた木の周囲で 食害が防げたことから、今年は100本に設置する。  農産物の生産加工を手掛ける菜夢来は昨年から、穴水町山中(やまなか)の 耕作放棄地約3万平方メートルを借り、能登栗を栽培している。昨年は500 キロを収穫し、今年は1トンを見込む。仕掛けは、奥能登の果樹園でイノシシ の食害が広がっているのを懸念した石村高志代表(51)らが考案した。  幹を中心に直径8メートルのシートを広げ、「雪づり」のように幹に沿って 立てた柱から、放射状に伸ばしたロープで支える。寺井レース(川北町)が開 発した「防草植栽シート」を使っており、収穫期以外は地面に敷いて雑草の繁 茂を抑える。  昨年、農地内の樹木300本のうち50本に仕掛けを施したところ、イノシ シの被害はゼロだった。その見た目からイノシシが警戒する効果もあるとみら れ、今年は2倍の100本に仕掛ける。菜夢来は仕掛けの数を増やしながらイ ノシシ被害の抑制や、草刈りの人件費削減などの効果を検証する。  穴水町によると、今年度の町内のイノシシ捕獲数は7日現在で28頭と、5 頭だった前年同期の5倍以上となっている。町内には菜夢来を含めて栗農家が 18軒あり、それぞれ畑の周囲に電気柵を張るなどしてイノシシ被害に対応し ているが、設置費用や維持管理の負担は大きいとの声が寄せられているという。  新しい仕掛けについて石村代表は「効果が認められれば他の農家の方にも紹 介し、安心して農業ができる環境づくりにつなげたい」と話した。 〈09〉2017年09月02日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「スキマ時間」に穴水を巡って 列車待ち、観光プラン作成へ 穴水高生徒 が今年度内に   のと鉄道の列車待ちの時間を生かし、穴水駅周辺で小旅行を楽しんでもらえ る観光プラン作りに、穴水高生が乗りだした。待ち時間を「スキマ時間」と名 付け、景勝地やグルメ、歴史スポットなどを1時間前後で巡れるように案内す る。プランは生徒自作のホームページやパンフレットで紹介し、地域の活性化 につなげる。 ●のと鉄道と連携  プラン作りは、普通科キャリアコースの3年生16人が担当する。情報発信 や課題解決の能力を養う取り組みとして企画された。昨年11月には、キャリ アコースの生徒がのと鉄道本社を訪れ、山下孝明社長に観光誘客への施策など を学んだ。  のと鉄道によると、駅の利用者からは「列車の待ち時間はどこに行けばいい」 といった内容の問い合わせが多い。それを聞いた生徒が1時間前後を穴水町で 満喫できる方法を考えることになった。  生徒は今後、穴水駅周辺の観光名所や徒歩、自転車での移動時間などを調べ る。年度内にまとめ、穴水高のホームページやパンフレットで紹介する。のと 鉄道沿線の観光名所の情報も盛り込む。  のと鉄道が1〜3月に穴水駅構内でカキ料理を提供する「あつあつ亭」での 生徒の販売実習なども計画されている。5日には、のと鉄道の観光振興策の提 案に取り組んでいる東大3年の古閑遍理(こがへんり)さんと生徒が意見交換 する。 〈10〉2017年08月31日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎若い力で組み上げ 穴水町のボラ待ち櫓 星稜大、穴水高生らが協力 昨年 倒壊のシンボル復活  昨年4月に強風で倒壊した穴水町川島のボラ待ち櫓の復元作業が30日完了 し、地元のシンボルが復活した。同町と交流する金沢星稜大や地元の穴水高生 らが部材の加工や組み立てに協力した。新たな櫓は大勢の観光客が集まる町の 主要イベント広場からも眺めることができ、穴水の魅力を高める新たな観光資 源として守り伝える。  櫓は2012年、地元漁師グループ「中居七浦七(ななうらなな)入(いり) 会」や穴水町で校外学習に取り組む金沢星稜大の学生が連携し、遊歩道「潮騒 の道」沿いに設置したが、海水で支柱が腐食。強風にあおられ、昨年4月に倒 壊した。  七入会のメンバーが高齢化し、自力で櫓を再建するのは困難だったが、5年 前に櫓の建設に協力した金沢星稜大人間科学部の池田幸應教授のゼミ生らが協 力することになり、復元作業が始まった。池田教授は地元の高校生にも体験し てもらいたいと考え、穴水高にも参加を呼び掛けた。  作業は今年7月末から本格化し、学生らは支柱とする能登産スギの加工など に取り組んだ。今月29日から櫓の組み立てを始め、金沢星稜大生や穴水高生 約50人が駆け付けた。13年に金沢星稜大と同町の地域活性化を考えるプロ ジェクトに参加した縁で、高崎経済大の学生8人も力を貸した。  30日は、組み上げた支柱にはしごや見張り台を取り付け、全ての作業を終 えた。新しい櫓は以前の場所から約500メートル北に設置。「雪中ジャンボ かきまつり」(北國新聞社共催)の会場であるあすなろ広場からも見えるため、 町の担当者は「町の有力な観光資源として有効活用していきたい」と期待を寄 せる。  金沢星稜大は今後、櫓の組み立てに参加した学生へのアンケートや地元住民 との意見交換を企画し、交流人口拡大に向けた櫓の活用法を探る。来年3月ま でに報告書をまとめ、町に提出する。  七入会の代表松村政揮さん(69)は「大学生たちのおかげで、誇らしい立 派な櫓を建てることができた」と笑顔を見せた。穴水高2年の大西達広さんは 「木は重くて大変だったけど、良い経験になった。町の伝統を引き継ぐことが できてうれしい」と話した。 〈11〉2017年08月27日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ろうそくの光と水辺の風情楽しむ 穴水町でカフェ・ローエル  穴水商店振興会などのイベント「カフェ・ローエル」(北國新聞社後援)は 26日、同町川島のローエル広場周辺で開かれ、来場者が水辺の風情や約4千 本のろうそくの明かりを楽しんだ。  午後6時にろうそくに火がともされ、地元の園児や児童が作った灯籠が真名 井川沿いを幻想的に照らした。ステージでは地元ロックバンドや長谷部太鼓の 演奏、フラダンス、ベリーダンスなどが繰り広げられた。  明治期に穴水を訪れた米国の天文学者パーシバル・ローエルにちなんだイベ ントで、町商工会では「ローエル祭」が行われた。地元住民がローエルと、元 日本ローエル協会副会長で、昨年93歳で亡くなった坂下●(王ヘンに幾) (たまき)さんをしのんで献花した。  カフェ・ローエルに合わせ、のと鉄道(穴水町)は車両内で飲み放題のビー ルが味わえる「ビール列車」を運行した。 ※一部文字が正しく表示されない箇所がありましたので再配信致しました。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------