■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.182 『ふるさとメール能登穴水』 平成29年7月27日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  7月23日、穴水町では「第55回長谷部まつり」が開催されました。今年 は長谷部信連公没後800年の節目でしたが、大雨洪水警報が発令され、信連 行列をはじめ、にぎわいパレードや屋形船コンテスト、灯籠流しなどが中止と なってしまいました。  しかしながら、のとふれあい文化センターで行われた「石川の太鼓競演」で は、7団体による曇天を吹き飛ばすような大迫力の太鼓の演奏が行われ、毎年 好評の神戸市立兵庫商業高校「龍獅團」による10対の愛くるしい獅子舞と力 強い龍舞は観衆を魅了しました。今年の長谷部信連公役に抜擢された殺陣師・ 舞踏家の村田彦二さんも行列こそ中止となりましたが、夜の舞台では、剣舞を 披露くださり会場を沸かせました。  穴水町では、この長谷部まつりを皮切りに、夏本番を迎えます。町内各地に おいて夏祭り・秋祭りが開催され、奥能登ならではの勇壮なキリコ祭り、やわ らかな灯で神秘的な夜を演出する灯りのイベントなど、さまざまな催しが毎週 のように予定されていますので、皆様のお越しをお待ちしています。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 山梨県南アルプス市 直売市 ☆ 能登ふるさと博  ☆ 灯りでつなぐ能登半島(曽良の盆灯・カフェローエル)  ☆ 穴水町の夏祭り・秋祭り  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★ 山梨県南アルプス市 直売市 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 姉妹市町である山梨県南アルプス市(八田地区)と穴水町の交流の一環として、 今年も新鮮な果実やワインなどの特産品を紹介・販売します。ブドウの試食、 ワインの試飲コーナーをはじめ、ブドウの無料配布も行います。ぜひご家族揃っ てお越しください。 日  時:平成29年8月26日(土)10:00〜 完売終了 場  所:あすなろ広場 内  容:南アルプス市の特産品(ブドウ、ワインなど)の販売 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 今年も能登半島全体がまるごとパビリオンとなり、各地にてお祭りやコンサー トなど多彩なイベントが開催されます。期間中は、「能登人と過ごす能登時間 体験」プログラムや、「のとドンののとキャラ救出大作戦5」クイズラリーな ども実施され、能登を楽しみながら素敵な賞品をGETできるチャンスです! ぜひこの機会に能登半島へお越しいただき、日本で初めて世界農業遺産に認定 された「能登の里山里海」を体感されてはいかがでしょうか。  詳細につきましては、能登ふるさと博ホームページをご覧ください。 http://www.notohaku2017s.com/index.html 期  間:平成29年7月7日(金)〜 10月29日(日) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会 (石川県観光戦略推進部 観光企画課内) TEL(076)225−1542 ★★★ 灯りでつなぐ能登半島 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  能登ふるさと博の一環として開催される“灯りでつなぐ能登半島”は、キャ ンドルナイトから万燈会まで幻想的な美しさを見せる能登が楽しめます。ゆら めく灯りに誘われる幻想的な夜を訪ねてみませんか?穴水町では、曽良地区と ローエル広場で開催されます。 【曽良の盆灯】  縄文焼や竹を使ったランプシェードが柔らかな光で曽良地内を包み込みます。 午後7時30分からは、十八番連によるよさこいソーランや、穴水音頭のまち 流しなどもお楽しみいただけます。  開催日:平成29年8月14日(月) 19:00〜22:00  場 所:曽良地区 【カフェ・ローエル2017】  ローエル広場周辺において、長谷部太鼓やよさこい十八番連、フラダンスな どの多彩なステージイベントを開催します。今年は「ゆかたで抽選会」を開催! 浴衣を着て見に来られた方には“いいモノ”がもらえるかも・・・  夕刻には灯りのオブジェに点灯を行い、会場周辺は幻想的な雰囲気に包まれ ます。  開催日:平成29年8月26日(土)  場 所:ローエル広場周辺  内 容:ステージ:ダンスクラブA-kid's、長谷部太鼓、よさこい十八番連など      灯  り:あかりのオブジェ、お絵かき灯篭、風船灯篭withIPC (お問い合わせ)カフェローエル実行委員会  TEL(0768)52−3645 ★★★ 穴水町の夏・秋祭り ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  これからが夏本番!穴水町の各地で夏祭り・秋祭りが次々と開催されます。 能登の伝統的な祭りをお楽しみください。 ≪曽良の盆灯≫ 日  時:平成29年8月14日(月) 開催地区:曽良地区 ≪沖波大漁祭り≫ 日  時:平成29年8月14日(月)〜 8月15日(火) 開催地区:沖波地区 ≪明千寺キリコ祭り≫ 日  時:平成29年8月15日(火)〜 8月16日(水) 開催地区:明千寺 ≪甲曳き舟祭り≫ 日  時:平成29年8月19日(土) 開催地区:甲地区 ≪地蔵祭り≫ 日  時:平成29年8月23日(水) 開催地区:曽良地区 ≪中居キリコ祭り≫ 日  時:平成29年8月26日(土) 開催地区:中居地区 ≪大町祭り・川島祭り≫ 日  時:平成29年9月9日(土) 開催地区:市街地 ≪鹿波秋祭り≫ 日  時:平成29年9月9日(土)〜 9月10日(日) 開催地区:鹿波地区 ≪前波曳山祭り≫ 日  時:平成29年9月16日(土)〜 9月17日(日) 開催地区:前波地区 ≪奈古司神社 秋季大祭≫ 日  時:平成29年9月23日(土) 開催地区:岩車地区 (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとである穴 水町を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRやま ちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録され た方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。 また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:扉を開くと「わらし塚」 穴水駅 怪談列車運行に合わせて仕掛け 02:ヤブツバキで「お茶」 穴水町鹿波の保存会 刈り込みの葉活用へ 特産   化へ、油は化粧品に 03:大漁祭りの会議に参加 穴水町沖波で学生インターン開始 04:勇壮、石川の太鼓競演 穴水町で長谷部まつり 05:児童が店員「いらっしゃい」 穴水町でこどもフリーマーケット 06:檀信徒が経典を修復 穴水町の一乗院で全600巻 住民招き大般若法会 07:運賃助成を開始 能登空港利用の町内親子対象に 穴水町の協議会 08:超低燃費車、穴水町からG0 ポリテクカレッジ石川 レースに初参戦    地元企業と車体開発 09:宿泊予約を一元管理 穴水町の農村プラットフォーム 10:能登線脱線事故、記憶を風化させぬ 穴水町の現場で語り部の会 JR西   日本七尾鉄道部 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年07月26日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎扉を開くと「わらし塚」 穴水駅 怪談列車運行に合わせて仕掛け  のと鉄道(穴水町)は、7〜8月に運行する「能登怪談列車」で披露される 創作怪談「列車わらし」にちなみ、扉を開いた来場者を驚かせるような仕掛け を施した「わらし塚」を、穴水駅ホームに設置した。  わらし塚は、町内で30年以上使用されていた鉄製の踏切器具箱を使って作 った。中には、物語に登場する「わらし」が集めてきたという設定で鉄道関係 の用品が納められており、子どもたちが、恐る恐る扉を開いて中をのぞいた。  怪談列車の乗客に配られる「御守札」に名前と住所を記し、わらし塚の中に ある応募箱に投函(とうかん)した人の中から、抽選で能登ワインなど能登の 特産品が贈られる。  怪談列車は、22日〜8月27日の土日祝日を中心に計15回運行する。午 後8時から七尾―能登中島駅間を約1時間で往復し、車内で古典芸能集団「加 能座」(金沢市)のメンバーが新作の怪談2話を披露する。  のと鉄道の担当者は「怪談列車を楽しんだ後、穴水駅も訪れるきっかけにし てほしい」と話した。 〈02〉2017年07月25日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ヤブツバキで「お茶」 穴水町鹿波の保存会 刈り込みの葉活用へ 特産化 へ、油は化粧品に  穴水町鹿波(かなみ)の住民でつくる鹿波椿保存会は、群生するヤブツバキ を使った茶葉を作り、お茶に仕上げた。保存会は、町の元地域おこし協力隊ら と連携し、実から搾り出したツバキ油を使った化粧品づくりなども進めており、 花をめでるだけでなく、ツバキすべてを活用して特産品として発信する。  鹿波地区には海岸沿い約3キロにヤブツバキが自生している。町によると、 群生地の規模としては県内屈指という。5年前に発足した保存会は毎年末に枝 切りを行っており、その際に出る枝葉の処分が課題だった。  保存会長の楠久雄さんは、ツバキの葉に、骨粗しょう症の予防と改善に効果 がある成分が含まれていると本紙報道で知り、鹿波でも茶を作ろうと考えた。  3月の全国椿サミット野々市大会(北國新聞社後援)で楠さんは、振る舞わ れた椿茶を味わった。今月12日には、藩政期に加賀藩へ献上されたと伝わる 「中居茶」を生産する穴水町中居地区で、茶葉の仕上げ方を学んだ。それを応 用し、ツバキの葉を4日間陰干しした後に煎って、香り豊かな茶葉ができると 確認した。  保存会は昨年から、ツバキの実から油を精製している。油は、同町の元地域 おこし協力隊員齋藤雅代さんが同町曽福で営む飲食店「なぎさガーデン」併設 のエステ店で、体や顔のマッサージに使われている。  23日には保存会員27人がなぎさガーデンで、加賀棒茶とブレンドしたツ バキ茶を試飲した。ツバキ油を使った保湿クリーム作りの実演も行われた。保 存会は、ツバキ油や茶の販売も視野に入れている。  楠さんは「地域の宝であるツバキの活用を進め、まちおこしや自生地の保護 活動に役立てたい」と話した。  10月8日には、齋藤さんが代表を務める企画会社「えんなか」が、輪島市 三井町の県健康の森で、ツバキ油の化粧品作りなどを体験するツアーを行う。 〈03〉2017年07月24日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大漁祭りの会議に参加 穴水町沖波で学生インターン開始  能登キャンパス構想推進協議会の「能登・祭りの環(わ)インターンシップ」 は22日、穴水町沖波で始まった。8月14、15日の沖波大漁祭りに準備か ら担ぎ手まで長期的に関わる、県内の大学生5人のうち出席した4人が、地元 住民と祭りの成功を期した。  インターンは昨年度に続き行われる。金大、金沢星稜大、金沢学院大、放送 大の2、3年生4人が、沖波集会所で開かれた祭りの責任者会議に参加し、道 本巌夫区長や地元青年団員ら11人とキリコの運行ルートを確認した。  学生は本番まで6、7回沖波を訪れ、キリコの組み立てや太鼓の練習に取り 組むほか、祭りの存続に向けた地域の現状や課題を調べ、対応策を提案する。 インターンは、8月の矢波諏訪祭(能登町)と黒島天領祭(輪島市)、9月の 粟津の秋祭り(珠洲市)でも行われる。 〈04〉2017年07月24日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎勇壮、石川の太鼓競演 穴水町で長谷部まつり  穴水町観光物産協会の第55回長谷部まつり(北國新聞社後援)は23日、 同町で開かれ、のとふれあい文化センターで県内5市町7団体による「石川の 太鼓競演」が繰り広げられ、勇壮なばちさばきが観客を魅了した。町中心部を 武者行列などが練るパレードは雨で中止となった。  「石川の太鼓競演」は、町あすなろ広場から同センターラベンダーホールに 会場を移して行われた。チビッ子九谷太鼓が先陣を切り、輪島・和太鼓虎之介 や地元の穴水長谷部太鼓保存会が熱のこもった演奏で盛り上げた。古典芸能集 団「加能座」も出演し、演舞を披露した。 〈05〉2017年07月23日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎児童が店員「いらっしゃい」 穴水町でこどもフリーマーケット  穴水町の児童が店員を務める「こどもフリーマーケット」は22日、同町川 島のローエル広場で初めて開かれた。地元の児童ダンスチーム「A―Kids」 のメンバー22人が、家から持ち寄った日用品などを並べ、元気いっぱいに接 客した。  町まちなか再生協議会の「ふれあいテント市」(本社後援)の一環で、テン ト市ににぎわいを呼び込むとともに、子どもたちが金銭感覚や物の大切さを学 ぶ機会にしようと企画された。  文房具や絵本、かばん、メンバーの母親が作ったアクセサリーが10〜30 0円で売られ、子どもたちが「いらっしゃいませ」「安いですよ」などと元気 な声を響かせた。  ペットボトルを使ったボウリングなどゲームコーナーも設けられた。マーケ ットに先立ち、メンバーがダンスを披露した。 〈06〉2017年07月23日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎檀信徒が経典を修復 穴水町の一乗院で全600巻 住民招き大般若法会  穴水町中居南の高野山真言宗一乗院で22日、600巻からなる経典「大般 若経(だいはんにゃきょう)」を空中に広げるようにして読む大般若法会(ほ うえ)が営まれた。経典は200年余り前に地元の鋳物師(いもじ)が寄進し たとされるもので、傷みが激しかったが、檀信徒らが「もう一度法会を復活さ せたい」と3年がかりで修復した。寺の関係者は装い新たによみがえった経典 を地域の宝として長く後世に伝えたいと、初めて法会に地元住民を招いた。  大般若経は、伝奇小説「西遊記」で知られる中国・唐代の僧玄奘三蔵(げん じょうさんぞう)がインドから持ち帰った仏教経典で、約60億40万字に及 ぶ。  同寺では大般若経の存在は知られていなかったが、一二三(ひふみ)栄仁 (えいにん)住職(39)が2007年の能登半島地震で位牌(いはい)が崩 れた位牌堂を整理中、大般若経が納められたたんすを見つけた。経典には18 03(享和3)年、中居で活躍した鋳物師小林佐兵衛が寄進したことが記され ていた。  ほこりをかぶった経典を開くと継ぎ目のはがれや、虫食いなどの損傷が目立 っていた。貴重な経典が朽ちてしまうのは忍びないと、一二三住職は檀信徒と 協力し、2012年から経典の修復作業に取り組んだ。紙が貼り付いた場所は 筆の毛先を使って慎重にはがし、継ぎ目をのりで貼り直すなどし、15年に修 復を終えた。  一二三住職によると、一乗院では経典の破損や僧侶らの人手不足で、100 年近く大般若法会は行われていなかったとされる。修復した経典を使って昨年、 初めて法会を檀信徒のみで行い、今年は地域の繁栄を祈りたいと広く参加を募 った。  22日の法会には檀信徒や地元住民約20人が参加した。一二三住職のほか、 穴水、輪島、七尾の真言宗寺院から集まった僧侶6人が本尊を囲むように座り、 経典1巻1巻を頭上で扇のように開いて祈祷した。  経典の修復に携わった檀信徒の総代村田勝俊さん(62)は「檀信徒が少な くなる中、法会を行うことができてうれしい」と喜んだ。一二三住職は「経典 を守り、これからも法会を続けていきたい」と話した。 〈07〉2017年07月14日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎運賃助成を開始 能登空港利用の町内親子対象に 穴水町の協議会  穴水町ののと里山空港利用促進穴水町協議会は13日、能登空港の羽田便を 利用した町内の親子を対象に、運賃の一部を助成する制度を始めた。夏の行楽 期などの家族旅行で、能登空港の利用を促す。  新たな助成制度「子育てファミリー旅行運賃助成」では、4歳以上18歳未 満の子どもと親が同じ便を利用した場合、1人あたり往復で2千円、片道で千 円を助成する。利用人数は問わない。制度利用の申請書と搭乗券を協議会事務 局の町政策調整課に提出すれば、後日、助成金が口座振り込みされる。  13日、協議会の総会が町地域情報センターで開かれ、新たな運賃助成や、 今月23日に同町で行われる長谷部まつり(本社後援)での空港利用促進活動 など今年度の事業計画を決めた。 〈08〉2017年07月06日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎超低燃費車、穴水町からG0 ポリテクカレッジ石川 レースに初参戦 地 元企業と車体開発  穴水町の石川職業能力開発短期大学校(ポリテクカレッジ石川)の生徒が、 1人乗りの超低燃費車の開発に乗りだした。自分たちの設計を基に、地元の金 属加工業者の協力を得て車体を製造し、自動車大手ホンダが栃木県で開く9月 の全国大会に初出場する。生産技術科の2年生5人の技術を結集した車が、レ ース場を走る。  生徒が出場するのは「Hondaエコマイレッジチャレンジ全国大会」で、 9月30日、10月1日に栃木県茂木町のレース場で開かれる。2・4キロの コースを7周し、ガソリン1リットル当たりの走行距離を競う。大会は198 1年に始まった。  同校は、エンジンを搭載したカートの速さを競う全国大会に2015年から 出場を続けており、今年2月の大会では出場31台中8位の好成績を残した。 同校は生徒の独創性や技術力を磨くため、エコマイレッジチャレンジへ出場を 決めた。  車両は高さ1・8メートル以下、全長3・5メートル以下とするなどの規定 がある。排気量50t以下のエンジンを使用することが決められており、同校 は自作の3輪車体を、ミニバイクのエンジンで走らせる。  生徒や教員らは4月、昨年度など同大会を過去10回制した金沢工大を訪れ、 機体の材質や設計の工夫などを学んだ。昨年に優勝した金沢工大の車は平均時 速25キロで、ガソリン1リットル当たりの走行距離は2014キロという記 録を出した。  生徒が設計した車体の製造には、穴水町の精密金属加工業「タキノ工業所穴 水工場」が協力する。生徒5人は5日に工場を訪れ、社員から車体フレームに 使うパイプの溶接などの技術指導を受けた。  同校は大学や専門学校のクラスに出場する。大学校や大会事務局によると、 同クラスには、6月末の締め切り時点で74チームが出走を申し込み、うち県 内からは同校や金沢工大など3チームが参戦を予定する。リーダーの杉田佑介 さん(24)は「初出場なので、先輩から受け継いだノウハウを生かし、リタ イアせずに走りきりたい」と意気込んだ。 〈09〉2017年06月30日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎宿泊予約を一元管理 穴水町の農村プラットフォーム  穴水町内の農家民宿や観光業者、町おこし団体などの連携組織「あなみず農 村ビジネスプラットフォーム」の形成検討会が28日発足し、同町役場で初会 合を開いた。今年度は総合窓口の役割を果たす統一ポータルサイトを開設し、 観光情報や宿泊、自然体験の予約などを一元管理することを決めた。  町が事務局を務め、コンサルタントとして町の公募で選ばれた「鳥越」(穴 水町)が今後、プラットフォームに参加する事業者の募集や事業者間の調整、 サイト整備などを担う。検討会は観光業者や移住者など委員16人で構成し、 来年2月まで計6回開催する。  金沢学院大の東四柳史明名誉教授が観光振興をテーマに講演し、「地域の歴 史資産に目を向け、磨きをかける必要がある」などと説いた。 〈10〉2017年06月24日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登線脱線事故、記憶を風化させぬ 穴水町の現場で語り部の会 JR西日 本七尾鉄道部  JR西日本七尾鉄道部は23日、32年前に穴水町古君で起きた旧国鉄能登 線脱線事故の現場で、「語り部の会」を開いた。同鉄道部やのと鉄道の社員3 5人が、当時を知る旧国鉄OBの話に耳を傾け、事故を風化させず安全運行の 教訓にすることを誓った。  事故は、1985(昭和60)年7月11日、金沢発蛸島行きの急行「能登 路5号」が、長雨で盛り土が崩れた線路に乗り入れて脱線し水田に転落、7人 が死亡、29人が負傷した。  事故当時、穴水駅長だった橋本敏さん(80)、同駅副駅長だった中村光隆 さん(74)、七尾線CTCセンター長だった濱彰さん(73)の3人が招か れ、社員らと慰霊碑の前で黙とうした。同鉄道部の社員2人が献花した。  橋本さんは「自然災害は予想がつかない。常に心しなければならない」と語 った。中村さんは「事故があってすぐは頭の中が真っ白だった。確認を重ねて 行動してほしい」と呼び掛けた。濱さんは「安全は輸送業務の基礎だと肝に銘 じてほしい」と訴えた。  語り部の会に先立ち、社員らは慰霊碑周辺の草刈りに取り組んだ。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------