■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.176 『ふるさとメール能登穴水』  平成29年1月26日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  新たな年が幕を開けました。  今年も皆様にとりまして、幸多き1年となりますようお祈りいたしますとと もに、1つでも多くの町の明るくホットな話題を皆様に届けて参ります。今年 も「ふるさとメール能登穴水」をご愛読いただけますよう、よろしくお願いい たします。 さて、みなさまお待ちかねのこの季節がやって参りました。まいもんの里・穴 水。冬の味覚「かき」です。生育も順調で、今シーズンも身が大きく、旨味が ぎゅぎゅっと詰まっています。穴水町では、3月31日まで、「穴水まいもん まつり“冬の陣”かきまつり」が好評開催中です。炭火焼きがきをはじめ、カ キフライやかきご飯など、かきのフルコースが穴水町内の加盟店でお召し上が りいただけます。今年は加盟店が2店舗増え、11店舗になりました。統一価 格、統一メニューでのご提供ではありますが、各店舗オリジナルのアレンジが 楽しめるのも魅力の一つ。3ヶ月近くの長期間実施のイベントですので、ぜひ 複数の店舗を訪れてみてください。 そして、忘れてはならないこのイベントが今年もやってきます。かきまつり特 別イベント「雪中ジャンボかきまつり2017」は、いよいよ今週末、1月2 8日(土)と1月29日(日)の2日間、穴水湾「あすなろ広場」で開催予定 です。今年も400mのジャンボ炭火コーナーがお目見え!穴水湾で育ったぷ りぷりのかきを多数ご用意いたしますので、地元の海の幸・山の幸が揃ったま いもん市とあわせ、穴水のまいもんを心ゆくまでお楽しみいただければ幸いで す。スタッフ一同、おもてなしの心で皆様のご来場をお待ちしています。ご家 族、ご友人お誘い合わせの上、1年で最も熱い穴水町へ足をお運びください。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ かきまつり特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2017  ☆ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり  ☆ 食にまつわる文化遺産 〜あえのことを訪ねて〜  ☆ 能登ふるさと博  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり      特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2017 ★★★★★★★  今年で30回目の開催となる「雪中ジャンボかきまつり2017」。かきま つりの特別イベントとして毎年大好評であります。昨年同様、穴水港湾「あす なろ広場」に総延長約400mのコンロを並べ、会場内でご購入いただいたか き貝などを炭火で焼いてお召し上がりいただけます。  また、能登ワインやかぶら寿しなどの特産品や穴水町で収穫された農産物・ 海産物を販売する「まいもん市」も多数出店しますので、かき貝以外の様々な 穴水の食材をご賞味ください。 当日は、駐車場と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行されます。ご家族、ご友 人お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。 料  金:入場無料 かき貝10個 1,000円(税込) 期  間:平成29年1月28日(土)午前10時〜午後4時           1月29日(日)午前 9時〜午後3時 会  場:穴水港湾「あすなろ広場」 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり ★★★★★★★★★★★★★ 「かき」の美味しい季節です。1月10日(火)から毎年恒例の「かきまつり 」が開催中です。穴水町内の加盟店にて、焼きがき、カキフライ、かきご飯な どの「かきフルコース」をご用意しております。穏やかな穴水湾で育った新鮮 なかきをぜひお召し上がりください。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/seisaku/fuyunojinnkakimatsuri.html 日  時:平成29年1月10日(火)〜 3月31日(金) 場  所:穴水町内 まいもんまつり加盟店(前日までに要予約) メニュー:焼きがき、カキフライ、酢の物、かきご飯、お吸物、お新香 料  金:3,800円(税抜き)全店統一価格 ※加盟店によっては、ミニコース2,400円(税抜き)も対応しております。  ご確認ください。 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 食にまつわる文化遺産 〜あえのことを訪ねて〜 ★★★★★★★★  国内初の世界農業遺産に認定された能登の里山里海で古くから伝わる「あえ のこと」神事。昨年12月、田の神様を迎え入れる「田の神迎えの行事」が行 われましたが、今回は、その神様を送り出す「田の神送りの行事」が執り行わ れます。  日  時:平成29年2月9日(木)午後3時 〜 場  所:穴水町 森川祐征さん宅(見学のみ) (お問い合わせ)穴水町政策調整課観光交流推進室                   TEL(0768)52−3790  . ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  冬季の「能登ふるさと博」がスタートしました。冬の能登半島には、かきや カニ、寒ぶりなど、このシーズンならではの美味しい食材がいっぱいです。「 雪中ジャンボかきまつり」をはじめとした「うまいもん」のイベントが各地で 開催され、新鮮な能登の幸をお召し上がりいただけます。この機会に能登半島 を周遊してみてはいかがでしょうか。  詳細につきましては、能登ふるさと博ウェブサイトをご覧ください。  http://www.notohaku2017w.com/ 期  間:平成29年1月9日(月・祝)〜 3月19日(日) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会         (石川県観光戦略推進部観光企画課内)                   TEL(076)225−1542  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。 また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ---------------------------------------------------------------------- 01:能登スイーツゼリーやプリン 28、29日の穴水町かきまつりで販売 02:色とりどり、かき餅のすだれ 穴水町沖波で生産進む 03:穴水町のカキ、身入り良し フルコースに舌鼓 モニター3組、開催中の   「まつり」で試食会 04:ワインも着飾って ボトルカバーを考案 穴水町の東四柳さん、インテリ   アに 05:のと鉄道の魅力発信 冬の誘客へ地元名物でアピール  06:かきまつりへ「中居茶」煎る 穴水町 甦らす会、茶葉を袋詰め 07:かきまつりで無料バス 穴水町 あすから、名所つなぐ 08:規格外カブを総菜に 穴水町の曽良生産組合 羽咋市の業者に提供 09:能登ワインの来場者5万人 穴水町 昨年、初の大台達成 10:鮮魚の行商50年、大みそかに引退 穴水町の薬師山さん、夫が急死  「2人で一人前」 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2017年01月18日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登スイーツゼリーやプリン 28、29日の穴水町かきまつりで販売  食を通して能登の魅力を発信する穴水町のグループ「チーム能登喰(く)い しん坊」は、能登ワイン醸造用ブドウの葉を煎じた茶のゼリーと、能登産の卵、 牛乳、塩を使ったプリンを完成させた。28、29日に同町のあすなろ広場で 開催する「雪中ジャンボかきまつり」(町観光物産協会主催、北國新聞社共催) で販売する。  同町川島の「メルヘンベーカリー」の渡嘉敷卓さん(36)が今年、メンバ ーに加わったことをきっかけに能登産食材でスイーツ作りに取り組むことにし た。  ゼリーは、リーダーの森本敬一さん(46)が代表の「クリエイト」(同町) が手掛けるブドウ葉茶を使う。茶に砂糖とゼラチンを加えて固め、爽やかな酸 味を生かした。表面には粉砂糖をまぶし、ブドウの葉を描く。  プリンには、珠洲市の天然塩や能登ミルク、同町の養鶏場から仕入れた卵を 使い、濃厚な味わいと滑らかな食感に仕上げた。いずれも1日50個限定、1 個300円で販売する。2人は「能登にある食材の魅力を知ってほしい」と話 した。 〈02〉2017年01月18日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎色とりどり、かき餅のすだれ 穴水町沖波で生産進む  穴水町沖波で特産のかき餅作りが進んでいる。17日は沖波きび加工組合の 5人が、地区内の空き家を借りた作業場で、赤や黄、緑など色とりどりのかき 餅をすだれのように天井につるした。  かき餅は、地元産のキビ、ヨモギ、カボチャなどを使った12種類の味があ る。組合員の女性は1束あたり12枚をひもで編み上げ、次々につるした。3 月中旬まで乾燥させ、約1万枚を生産する計画である。  かき餅は同町のJAおおぞらの直売所や、28、29日のジャンボかきまつ りなどで販売する。 〈03〉2017年01月13日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町のカキ、身入り良し フルコースに舌鼓 モニター3組、開催中の 「まつり」で試食会  穴水町観光物産協会の「能登半島穴水まいもんまつり“冬の陣”かきまつり」 (北國新聞社共催)の試食会が12日、同町の能登牡蠣(かき)の宿キャッス ル真名井で開かれた。一般公募のモニター3組6人が炭火焼きやフライなどフ ルコースに舌鼓を打った。県漁協穴水支所によると、今年の穴水産カキは例年 に比べ身入りが良いといい、参加者は特産カキの出来栄えに満面の笑みを浮か べた。  試食会は、モニターの意見を今後のメニューやサービスの改良に生かす狙い で開かれた。坂谷吉春会長があいさつし、参加者は香ばしい炭火焼きやすり身 のしんじょなど、カキをさまざまな味わいで堪能した。中山修一郎さん(69) =羽咋市=は「磯の香りがとても良く、身はプリプリでおいしい」と話した。  まつりは10日に町内の加盟11店舗で開幕した。3月31日まで、統一メ ニューのフルコース(税別3800円)やミニコース(同2400円)を味わ うことができる。コース料理は前日までに加盟店への予約が必要となる。 ●特別イベント出店者決まる ミスズライフが初  かきまつりの特別イベントで、28、29日に同町川島のあすなろ広場で開 催する「雪中ジャンボかきまつり2017」の出店者が決まった。計32店が、 カキ料理をはじめ、能登ワインやかぶら寿し、ナマコなど特産品などを並べる。  県誘致企業のミスズライフが初出店し、同町旭ケ丘の能登工場で生産するブ ナシメジや野菜で作るカレーを提供する。  28日には、町と岐阜県八百津町との防災協定調印式が行われ、名物の八百 津せんべいを振る舞う。昨年、町と同様の協定を結んだ長野県宮田村も特産の リンゴなどを販売する。29日は、昨年に続き町出身の遠藤(金沢学院高OB) が所属する追手風(おいてかぜ)部屋の地元後援会が出店し、力士が自慢の特 製ちゃんこを提供する。  ジャンボかきまつりは28日午前10時〜午後4時、29日午前9時〜午後 3時に開かれる。総延長400メートルのジャンボ炭火コーナーでカキを焼き、 味わうことができる。 〈04〉2017年01月11日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ワインも着飾って ボトルカバーを考案 穴水町の東四柳さん、インテリア に  穴水町川島の元高校教諭東四柳潤子さん(64)は、着物やドレスに見立て たワインボトルのカバーを考案した。同町旭ケ丘の能登ワインで販売している。 ボトルをあでやかに装うことで、舌だけでなく目でもワインを楽しんでもらう。  子どもの頃から手芸が趣味だったという東四柳さんは、ワインボトルを華や かに飾りたいと昨年3月に穴水高を退職後、家庭科を担当していた経験を生か し、カバーを制作し始めた。  カバーは色鮮やかな生地を使い、一般的なフルボトル(720ミリリットル) の大きさに合わせて作っている。上からかぶせるだけで簡単にボトルを覆うこ とができ、キャップ用の帽子やリボンも手掛けた。  現在、約10種類を用意し、1500〜3000円で販売している。東四柳 さんは「お部屋に華やぎを添えるインテリアとして、ワインを飲んだ後も楽し んでほしい」と話した。 〈05〉2017年01月09日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎のと鉄道の魅力発信 冬の誘客へ地元名物でアピール   のと鉄道で8日、成城高(東京)鉄道研究部がデザインしたヘッドマークを 飾った普通列車の運行が始まった。「能登の良い所が分かるように」との思い から里山里海やボラ待ち櫓(やぐら)が描かれた。穴水駅では特産カキの料理 が味わえる「あつあつ亭」の営業が始まり、例年客足の鈍る冬場に地元の名物 を生かして鉄道の魅力を発信する。 ●ボラ待ち櫓のヘッドマーク 高校生がデザイン  昨年8月に穴水町で開かれたのと鉄道を舞台にした「全国高校生地方鉄道交 流会」で、成城高が活性化案を発表するコンテストで最優秀賞となり、副賞と してヘッドマークの制作権を獲得した。  ヘッドマークは直径約60センチの円形で、中央に大きな赤い字で「歓迎  能登路」と記した。のと鉄道旧能登線を走った急行「能登路」のヘッドマーク をモチーフにするなど鉄道ファンならではの仕上がりとなった。  この日は渡辺崇志部長(1年)、仙田拓己副部長(同)、若松鴻太前部長 (2年)と大溝貫之顧問が穴水駅を訪れた。4人はヘッドマーク車両に乗り、 穴水―西岸駅間の鉄路の旅を楽しんだ。車内では、生徒らが美しい鉄道風景を とらえた交流会写真コンテストの優秀作品14点が展示された。  渡辺さんは「ヘッドマークを作れるなんて二度とない機会だと思うので、と ても感激している。地元の人にも喜んでもらえればうれしい」と話した。 ●カキ炭火焼き、穴水駅で営業  穴水駅で始まった「あつあつ亭」は、初日から大勢の家族連れや観光客が来 店し、特産カキの炭火焼きやフライを堪能した。  本社1階など駅構内にこんろを組み込んだテーブルが設置され、線路をまた ぐ「跨線(こせん)橋」席では、来店客が駅を行き来する列車の眺めを楽しみ ながら、能登の旬の味覚を楽しんだ。  観光列車「のと里山里海号」を利用し、家族3人で訪れた北幸彦さん(83) =津幡町北中条=は「カキの身は大きく、プリプリとしていておいしい」と笑 顔を見せた。  あつあつ亭は今年で6年目を迎える冬の恒例企画で、3月19日まで土日祝 日の午前10時半〜午後3時に営業する。昨年は過去最多の5513人が訪れ た。 〈06〉2017年01月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かきまつりへ「中居茶」煎る 穴水町 甦らす会、茶葉を袋詰め  穴水町特産の番茶「中居茶」の製造作業が7日、町中居地区活性化施設で行 われ、中居茶を甦(よみがえ)らす会の会員20人が香ばしいふくよかな香り を漂わせた。28、29日に同町川島のあすなろ広場で開催されるイベント 「雪中ジャンボかきまつり」(町観光物産協会主催、本社共催)で販売する。  会員が昨年10月に収穫して乾燥させた茶葉を小さく切り、炭火で熱したブ リキ板の上で優しくかき交ぜながら煎(い)り、袋詰めした。  中居茶は、藩政期に加賀藩に献上した銘茶と伝えられる。戦後に製造者が減 り、同会が1997(平成9)年に能登空港開港に向けた町の特産品開発とし て生産に乗り出し、99年に商品化した。  1袋100グラム入り500円(税込み)で、約200袋を用意した。会員 の吉田祥子さんは「味も香りも上々の仕上がりで、ぜひ飲んでみてほしい」と 話した。 〈07〉2017年01月07日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎かきまつりで無料バス 穴水町 あすから、名所つなぐ  穴水町は、1〜3月末に町内で開かれる「能登半島穴水まいもんまつり“冬 の陣”かきまつり」(同町観光物産協会主催、北國新聞社共催)に合わせ、町 内の名所をつなぐ無料観光シャトルバス「ローエル号」を、8日から運行する。 まつりを堪能してもらうため飲食店が集中する町中心部の商店街通りに停車し、 観光客の利便を図る。  ローエル号は2014年に運行を開始し、毎年夏から秋に町内の観光スポッ トを巡る。昨年初めて、かきまつりに合わせて冬季も延長して運行した。  カキ料理のフルコースなどを提供するかきまつりには町内の加盟11店舗が 参加する。そのうち5店舗が同町大町、川島の商店街周辺に位置するため、町 は今年、商店街通り沿いにある千日地蔵前に停車する冬の特別ダイヤを組み、 かきまつりの誘客につなげる。  ローエル号は3月末まで、今月29日を除く毎週日曜に運行する。穴水駅を 発着点に能登ワインや能登大仏を回る。千日地蔵前には昼食を楽しめるよう午 前11時25分と午後1時35分に止まる。町政策調整課の担当者は「地元か らの利用も促し、カキの町をアピールしたい」と話した。 〈08〉2017年01月06日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎規格外カブを総菜に 穴水町の曽良生産組合 羽咋市の業者に提供  穴水町の特産「曽良かぶら寿し」用に育てられたカブの規格外品が、中華総 菜に生かされる。味に問題はないものの、必要な大きさに満たないなどの理由 で曽良かぶら生産組合が廃棄していたカブを、羽咋市の食品製造業「海王星」 が提供してほしいと申し出た。第1弾として春巻きの試作が進んでいる。  曽良かぶら生産組合では、同町大郷の畑約8千平方メートルで、かぶら寿し に使う白カブを栽培している。カブは柔らかく、シャッキリとした食感が特長 という。  かぶら寿しには厚さ3センチ、直径9・5センチに輪切りしたカブを使うが、 大きさの満たないものは組合でも消費しきれず、これまでほとんどを廃棄して きた。  県産食材に注目する海王星の営業担当者が、能登の食材を生かした商品開発 を手掛ける「クリエイト」(同町川島)の森本敬一社長と知り合いだったこと が縁となり、同組合の紹介を受け、規格外のカブの提供を受けることになった。  海王星では、カブを主力商品である春巻きの具材に使おうと試作を重ねてい る。今後は大根もちにヒントを得た「かぶらもち」を作り、栄養が豊富という カブの葉も活用する考えだ。  海王星の三宅利和代表は「頂いたカブを存分に活用し、おいしい料理にした い」と意気込み、室木律子組合長は「捨てられるカブをもったいなく感じてい たので、喜んでもらえてうれしい」と話した。 〈09〉2017年01月04日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登ワインの来場者5万人 穴水町 昨年、初の大台達成  能登ワイン醸造所(穴水町旭ケ丘)の昨年の来場者数が、前年比6594人 増の5万1633人に上ったことが同社のまとめで分かった。2006年の受 け入れ開始から初めて年間で5万人の大台を達成した。  来場者数は09年以降、右肩上がりで増え、北陸新幹線開業や能越自動車道 の七尾氷見道路全線開通が重なった15年は4万5039人で、14年の2万 7413人から大きく伸びた。昨年も勢いは続き、個人客は2万5160人で 前年比4748人増と好調だった。  能登ワインではさらなる誘客を目指し、のと鉄道や能登の観光業者らと連携 した大手旅行会社への営業活動を展開しており、今年、初めて愛知県から年間 約3千人を見込む大型定期ツアーを誘致した。能登ワインの担当者は「個人客 の伸びは能登ワイン自体の知名度が高まっている証拠ととらえている。全国に 向けさらにPRしていきたい」と話した。 〈10〉2017年01月01日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎鮮魚の行商50年、大みそかに引退 穴水町の薬師山さん、夫が急死 「2 人で一人前」  穴水町前波で「薬師山鮮魚店」を営む薬師山京子さん(78)は、31日を 最後に店じまいし、約50年続けた鮮魚の行商を引退した。10月に長年連れ 添った夫政雄さんが79歳で亡くなり、「2人でやってこそ一人前だった」と 閉店を決意した。惜しむ常連客からは、ねぎらいの手紙や贈り物が次々に届い た。  京子さんは1965年ごろから、母と前波や周辺の諸橋、甲地区などへ行商 を行うようになった。それから約5年後、出稼ぎ先の兵庫から政雄さんが戻っ た後は、政雄さんの運転するトラックの助手席に座り、町中心部の大町や川島 まで配達や販売をするようになった。夫婦で週6日、町内を回ってきた。  10月、政雄さんが体調を崩し急死した。営業を続ける気だった京子さんだ が、家族から自身の体調を気遣う声が多く、「ここが潮時かな」と考えたとい う。  31日、最後の行商でトラックを走らせた京子さんは行く先々で「寂しいわ」 「また顔出してや」と声を掛けられ、餞別(せんべつ)の果物や菓子、洋服で 助手席はいっぱいになった。店の常連の輪島市門前町の夫婦からは「長いこと ご苦労さま」などとつづった手紙が贈られた。京子さんは「何十年という付き 合いのお客さんも多く寂しいが、ここまでやってこられたことに感謝したい」 と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------