■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.174 『ふるさとメール能登穴水』 平成28年11月24日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  ようやくの秋の訪れも束の間、風は肌を刺すような厳しさを帯びてきました。  そんな中、先日穴水町では毎年恒例の「第61回穴水町駅伝競走大会」が開 催されました。今年も町内を駆け抜けるランナーに、沿道からは応援団が熱い 声援を送っていました!全7区間、参加39チーム、力走する選手が仲間とつ ないだタスキは喜び、悔しさ、達成感など、多くの想いとドラマが刻まれたこ とでしょう。  駅伝選手をはじめ、選手を支える皆さんを労おうと振る舞われたとん汁。町 婦人会の皆さんの愛情も加わるその味と温かさは体と心にしみわたり、これも 一つの穴水のまいもんと言えますが、これから本格的な冬へ向かい、穴水の味 覚はぐっと美味しさを増します。代表される「かき」はもちろんのこと、穴水 曽良(そら)地区で生産される「かぶら寿し」も、ファンが多い冬のまいもん です。石川の郷土食としても有名ですが、穴水ではサバの塩漬けを挟み込みま す。こだわりの麹や塩、そして生産に携わるお母さん方の優しさがつまったこ の時期限定の味覚、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。  その他、ナマコやクチコといった高級珍味や奥能登産原木しいたけ’のとて まり’もこれから旬を迎えます。寒さに体は凍えますが、冬だからこそ美味し いものが穴水にはたくさんあります。穴水冬のまいもんでお腹も心もほっこり あたたかく、今年の冬も元気に乗り切りましょう!             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 南アルプス市「かきまつり・まいもん朝市」  ☆ いにしえの能登めぐり 〜あえのことを訪ねて〜  ☆ のと里山空港 クリスマスイベント  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ 南アルプス市「かきまつり・まいもん朝市」 ★★★★★★★★★★ 姉妹都市である山梨県南アルプス市(旧八田村)において、穴水町の特産物を 販売するイベントを開催いたします。新鮮な能登かきを炭火焼きにてお召し上 がりいただけます。また、穴水のまいもん物産市やイカの無料配布なども予定 しております。本場よりひと足早く「かきまつり」をお楽しみいただけるチャ ンスです!ぜひ皆さまお誘い合わせのうえ、ご来場ください。 日  時:平成28年12月11日(日)午前10時 〜 午後2時 場  所:山梨県南アルプス市 総合交流ターミナル「ハッピーパーク」 (お問い合わせ)ハッピーパーク TEL(055)285−0011  ★★★ いにしえの能登めぐり 〜あえのことを訪ねて〜 ★★★★★★★★ 国内初の世界農業遺産に認定された能登で古くから伝わる「あえのこと」神事 。暮れに田の神様を迎え入れる「田の神迎えの行事」と春先にその神様を送り 出す「田の神送りの行事」が、今でも各地で行われています。穴水町では、ど ちらの「あえのこと」も見学できます。 ※個人宅となりますので、参加者は役場より乗り合わせで現地へ向かいます。 ご了承ください。 日  時:平成28年12月5日(月)午後3時 〜 場  所:穴水町 森川祐征さん宅 (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室 TEL(0768)52−3790  ★★★ のと里山空港 クリスマスイベント ★★★★★★★★★★★★★★  サンタさんとトナカイさんが飛行機に乗ってのと里山空港へやってくる!ステ ージではのっぴービンゴや大抽選会などみんなで楽めるクリスマスイベントと なっています。人気スイーツ特別販売や、クラフト作品などのクリスマスマー ケットなど、豪華なイベントが盛りだくさんです。  詳しくは、のと里山空港ホームページをご覧ください。 http://www.noto-airport.jp/notosypher/www/index.jsp 日  時:平成28年12月23日(金・祝) 午前9時00分 〜 午後3時 場  所:のと里山空港ターミナルビル (お問い合わせ)のと里山空港賑わい創出実行委員会                   TEL(0768)26−2303  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。 また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:移住情報をホームページに集約 穴水町の促進協議会 町の支援制度を紹   介 02:自生カラシナを特産化 穴水町下唐川 住民と企業が連携 03:能登ワイン、ヌーボーで乾杯 穴水町で発表会、あす発売 04:赤く染まったブドウの葉を収穫 穴水町の企業、茶に加工 05:あんぽ柿加工、穴水町を拠点に 志賀町の会社と連携し発信 「能登ブラ   ンド」確立へ 06:中心商店街に紅茶カフェ 穴水町の銭谷さん 空き店舗を交流の場に イ   ベントに合わせ開店 07:奥能登で名物ガイドが共演 のと鉄道の山崎さん、日本旅行の平田さん    ツアーで軽快トーク 08:ハロウィーンが能登に活気 穴水町の商店街で初パレード 09:能登ヒバ香る化粧品 県木の魅力を発信 ハンドクリーム、ボディミスト    かほく市出身の市井さん考案  10:きれいな宮川を「守ろう」 穴水町の児童が看板5枚製作 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年11月17日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎移住情報をホームページに集約 穴水町の促進協議会 町の支援制度を紹介  移住者による穴水町移住定住促進協議会は、移住に関する情報を集約したホ ームページを開設した。住まいや仕事、子育てなどの情報を掲載し、移住を後 押しする。  同協議会は、町に移住した人らが中心となって今年4月に発足した。ホーム ページでは、定住促進奨励金をはじめ、就職、子育てなど町の支援制度を幅広 く紹介している。町の空き家バンク、ちょい住み体験住宅など住まいに関する 情報も伝えている。  町での生活に実感を持ってもらうため、「先輩」である移住者のインタビュ ーを掲載した。「石川県内で一番東京に近い町」として、能登空港に近いアク セスをPRする。  ホームページに合わせてフェイスブックにも協議会のページを開設し、今後、 メンバーが投稿して地域の情報を発信する。協議会事務局の担当者は「穴水に 関心を持ち、実際に足を運んでもらえるようにしたい」と話した。 〈02〉2016年11月13日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎自生カラシナを特産化 穴水町下唐川 住民と企業が連携  穴水町下唐川地区の住民有志は、地区に自生するカラシナの特産化を目指し、 畑での栽培に乗り出した。ピリッとした辛みが特徴の野菜で、栽培用に畑を整 備することで耕作放棄地の解消にもつなげる。県誘致企業で同町に進出した 「ミスズライフ」(長野県)とも栽培や販売で連携し、地区で親しまれてきた 野菜の発信を目指す。    下唐川地区では、田んぼのあぜなどにカラシナが自生している。地元では漬 物が好まれ、白菜やかぶら菜など他の野菜と一緒に漬けると辛みがうつり、お いしく食べられる。漬物は毎年3月3日に下唐川の八坂神社で行われる「だご だい祭り」で住民に振る舞われ、春の風物詩として欠かせない料理となってい る。  カラシナの栽培は、2014年に同町に進出したミスズライフが、主力商品 であるベビーリーフのサラダに能登の伝統的な野菜を加えられないかと考え、 下唐川のカラシナに着目したことがきっかけとなった。同社は住民から種子を 譲り受け、今夏、同町旭ケ丘の能登工場のビニールハウスで試験的に栽培し、 約10キロを町内スーパーで販売した。  下唐川地区としても、住民が10月から耕作放棄地などを活用して計約17 00平方メートルの畑を新たに整備し、カラシナの栽培を始めた。県奥能登農 林総合事務所が他品目を参考に栽培方法を指導し、栄養成分の分析も進めてい る。  住民は来年2、3月ごろにカラシナを収穫し、漬物の商品化に向け、空気に 触れて辛みが抜けないよう真空状態で包装するなど試作を重ねる。秋ごろに種 子を採取し、ミスズライフに提供する。  ミスズライフの広瀬昇MSAP能登事業所担当役員は、長野県千曲市にある 同社の直売所でもカラシナを販売したいとし、「地元を盛り上げるために協力 していきたい」と話した。松木義明区長は「地区のお年寄りの励みにしたい」 と意気込んだ。 〈03〉2016年11月09日(水)北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎能登ワイン、ヌーボーで乾杯 穴水町で発表会、あす発売  能登ワイン(穴水町)は9日、同町旭ケ丘の醸造所で、10日発売の新酒 「能登ワインヌーボー」の発表会を開き、関係者約30人が新酒の爽やかな味 わいを楽しんだ。  主にツヴァイゲルトレーベ種を使用した赤4千本とシャルドネ種の白2千本 を出荷する。能登ワインによると、今年は梅雨の降水量が少なく、夏場に好天 が続いて原料用ブドウが順調に育ち、ワインは上々の出来だという。価格は赤、 白ともに720ミリリットル入りで1512円(税込み)となる。  能登ワインは今年、本格醸造開始から10年の節目を迎え、村山隆社長が 「これからもおいしいワインを一生懸命造っていきたい」とあいさつした。新 酒を味わった穴水町大町のスナック経営谷口智恵子さん(76)は「赤も白も 口当たりが良くておいしい」と話した。  同社は今年、全体で約14万本の醸造を見込んでいる。 〈04〉2016年11月09日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎赤く染まったブドウの葉を収穫 穴水町の企業、茶に加工  能登産の赤ワイン醸造用ブドウの葉で茶の生産に取り組む有限会社「クリエ イト」(穴水町)は8日、同町旭ケ丘のブドウ畑で、赤く色づいた葉20キロ を収穫した。11月中旬までに計100キロを収穫し、洗浄、発酵作業の後、 来年3月に茶に加工する。  従業員ら4人が赤ワイン用品種「ヤマソーヴィニヨン」の葉を一枚一枚丁寧 に摘み取った。今年は紅葉するのが早く、例年より3週間ほど収穫が早まった。  ブドウ葉茶はワインのような色合いと爽やかな酸味が楽しめる。ノンカフェ インでポリフェノールや葉酸を豊富に含み、健康志向の女性に人気があるとい う。  クリエイトは今年、「Ante(アンテ)」(加賀市)が手掛ける珠洲の天 然塩を使った「しおサイダー」とブドウ葉茶を合わせたドリンクを考案し、A nteが珠洲市で運営する「しおカフェ」で提供されている。クリエイトの森 本敬一社長(46)は「地元能登でさらにブドウ葉茶を普及させたい」と話し た。 〈05〉2016年11月08日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎あんぽ柿加工、穴水町を拠点に 志賀町の会社と連携し発信 「能登ブラン ド」確立へ  農産物加工を手掛ける穴水町の合同会社「Sousei」は、柿の栽培に取 り組む志賀町の合同会社「菜(さ)夢来(むらい)」と連携し、干し柿「あん ぽ柿」の生産に乗り出した。穴水町大町に加工場を開設し、菜夢来が柿を提供 するとともに、あんぽ柿作りの技術を指導する。両社は能登半島の中心に位置 する穴水町を加工や物流の拠点に位置付け、あんぽ柿を「能登ブランド」とし て発信する。  加工場には柿の保存用の冷蔵庫や冷凍庫、加工用に最新鋭の乾燥機や皮むき 機を導入した。菜夢来が能登町内で栽培した柿を使い、1週間に約1万2千個 のペースで、11月から来年1月末にかけて計約20万個のあんぽ柿を生産す る。県内のスーパーや首都圏の高級スーパー、百貨店などで販売する。  志賀町で主にころ柿を生産する菜夢来は昨年、あんぽ柿7千個を試験的に生 産した。都内のレストランや物産展で試食用に提供したところ好評で、本格生 産を決めた。のと里山海道や能登空港と近い、穴水町のアクセスの良さを物流 や発信に生かすため、加工や商品の包装をSouseiに担当してもらい、連 携してあんぽ柿の生産に取り組むこととした。  菜夢来は昨年から、能登町で高齢化などにより管理が難しくなっている柿畑 を借り受け、約6万平方メートルの畑で同町特産の種がなくて食べやすい品種 「平核無(ひらたねなし)」を栽培している。  菜夢来の石村高志代表(50)は「能登あんぽ柿の知名度が高まることで、 耕作放棄地の解消や農家の担い手確保にもつなげていければうれしい」と話し、 Souseiの苗代勇仁(としひと)代表(41)は「能登の新しいブランド として確立していきたい」と意気込んだ。 〈06〉2016年11月03日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎中心商店街に紅茶カフェ 穴水町の銭谷さん 空き店舗を交流の場に イベ ントに合わせ開店  穴水町まちなか再生協議会メンバーで、同町の比良郵便局長の銭谷匡(ぜん たにただす)さん(49)=川島=は3日、町中心部の川島の商店街に、イベ ントカフェ「紅茶日和+」をオープンする。月1回程度、町内のイベントに合 わせて開店する計画で、2007年の能登半島地震以降、空き店舗が増える商 店街の新たな交流拠点として地域を盛り上げる。  銭谷さんは約20年前、茶葉から煎(い)れる紅茶のおいしさに魅了されて 愛好家となり、一昨年には趣味が高じて紅茶コーディネーターの資格を取得し た。  郵便局長として県の「移住サポーター」も務める銭谷さんは昨年、幼稚園か ら高校の同級生である鈴木久善さん(50)=川島=の誘いで、町中心部の活 性化を図る同協議会に加わった。  カフェに使う建物は約60年前、銭谷さんの祖父が食堂「鈴蘭」を営んでい た。祖父が亡くなってから建物は貸し出され、別の飲食店が営業されていたが、 能登半島地震の被害を受けて閉店し、以降は銭谷さんが物置として使っていた。  銭谷さんが協議会に入るのと同時期に、建物に雨漏りが見つかった。それを きっかけに、銭谷さんは協議会メンバーと話し合い、建物を改装して趣味のア トリエ兼イベントカフェとして再生することを決めた。  店名は「おいしい紅茶を飲んで気持ちをプラスに働かせてほしい」という思 いを込めて名付けた。11月1日が「紅茶の日」であることにちなみ、11月 中のオープンに向けて準備を進めてきた。  カフェでは銭谷さんがよりすぐった定番のスリランカティーや若者に人気の フレーバーティーのほか、手作りのシフォンケーキも提供する。3日は午前1 0時〜午後5時に店を開き、今後、フェイスブックなどで開店日時など情報発 信する。銭谷さんは「カフェを通じてまちなかににぎわいが生まれればうれし い。紅茶のファンも増やしたい」と話した。 〈07〉2016年11月01日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎奥能登で名物ガイドが共演 のと鉄道の山崎さん、日本旅行の平田さん ツ アーで軽快トーク  のと鉄道の名物ガイド山崎研一さん(45)と、旅行業界で「浪速のカリス マ添乗員」と知られる日本旅行西日本営業本部の平田進也さん(59)が31 日、奥能登を舞台に共演した。平田さんがガイドを務めるツアーに山崎さんが 参加し、軽快なトークを交わして観光客を楽しませた。  平田さんは軽妙な話術が人気で、会員2万人を超えるファンクラブを持つ。 山崎さんは2009年にのと鉄道に入社後、サービス業をする上での平田さん の姿勢や心構えに憧れていたという。  2人は約5年前からインターネットを通じて交流を続け、山崎さんの誘いで 今回初めて、奥能登でのツアーが企画された。山崎さんがコースを提案し、3 0日から2日間の日程で、輪島市の白米(しろよね)千枚田や能登町柳田植物 公園などを回った。  31日は穴水町旭ケ丘の能登ワインで山崎さんとツアー一行が合流した。七 尾市まで移動するバスの車内では山崎さんがガイドを担当し、「(平田さんに) 監視されているみたいです」などと話して笑いを誘った。  平田さんは「山崎さんが光になって能登を輝かせてほしい」とエールを送り、 山崎さんは「自分の未熟さも知った。常にお客さんを満足させられるパフォー マンスを見せたい」と話した。 〈08〉2016年10月30日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ハロウィーンが能登に活気 穴水町の商店街で初パレード  穴水町大町、川島の中心商店街で29日、「ハッピー・ハロウィーン・パレ ード」(北國新聞社後援)が初めて開催された。100年以上の歴史を持つ秋 恒例の「穴水大市」に合わせて企画され、仮装した子どもたちが通りを華やか に練り歩き、商店街は大勢の住民が集まって活気に沸いた。 ●大市に合わせ   店舗の玄関先にはパレードの1週間前からカボチャのちょうちんが掲げら れ、真名井川を渡る大橋沿いにも児童が装飾したカボチャが並べられた。  パレードでは、地元のダンスチーム「A−Kids」や英語教室の児童、航 空高石川ダンスカンパニーの生徒ら約100人が、魔女やお化け、海賊などに 扮(ふん)し、音楽に合わせて踊りながら通りを歩いた。  パレードの後は子どもたちが店を訪ねて「トリック・オア・トリート(お菓 子をくれないといたずらするよ)」と声を掛け、店主が「ハッピーハロウィー ン」と返して菓子を手渡した。橋本範子さん(67)=川島=は「子どもたち のかわいらしい姿に元気をもらった」と喜んだ。  穴水大市は明治初期に始まったとされ、秋の収穫期を終えた農家が生活用品 を買い求めた。近年は出店数が減り、町中心部の活性化を図る町まちなか再生 協議会が近年のハロウィーンブームに乗って大市に足を運んでもらおうと初め てパレードを企画した。  同協議会活力再生部会長の谷内和雄さん(69)は「若者が商店街に親しみ を持つきっかけにもなったと思う。来年以降も続け、さらに多くの人に参加し てもらえるようにしたい」と話した。穴水大市は31日まで続く。 〈09〉2016年10月28日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登ヒバ香る化粧品 県木の魅力を発信 ハンドクリーム、ボディミスト  かほく市出身の市井さん考案   県産木材の「能登ヒバ(アテ)」の精油を使った化粧品を、かほく市出身で 都内在住のアロマセラピスト市井真太郎さん(36)が考案した。リラックス 効果のある独特の香りを気軽に楽しんでもらおうと、ハンドクリームとボディ ミスト(消臭スプレー)を商品化した。土産品としての需要を狙い、県木の魅 力を広く発信する。  都内でリラクセーションサロン「オーガニックアロマギフト」を経営する市 井さんは昨年、能登ヒバの枝と葉を粉砕したチップから香り成分を抽出した精 油を開発し、首都圏の百貨店のイベントなどで販売してきた。好評を得た一方 で、より使いやすい商品を求める声が上がり、化粧品への活用を考えた。  ハンドクリームはべたつかない塗り心地で、ボディミストは植物由来の消臭 成分をたっぷり配合した。いずれも他の香料や精油を一切使わず、爽やかな能 登ヒバの香りを生かした。ヒアルロン酸などを配合して保湿効果にも優れてい る。11月末からインターネットや店頭で販売を開始する。  能登ヒバ精油を使った商品のシリーズはブランド「NOTO」として展開し、 海外向けにも販売して、能登産木材の知名度向上を狙う。  材料の能登ヒバは能登森林組合(穴水町)や鳳至木材(輪島市)から仕入れ た。能登ヒバは抗菌・防虫効果に優れ住宅建材として人気があるが、国内では 住宅建設自体が減少し木材価格も下落傾向にある。関係者は化粧品の開発で能 登ヒバの付加価値を高め、全国的なPR効果に期待している。  市井さんは今後、全国のご当地化粧品の開発にも着手する計画で、「日本の 香りとして胸を張れる能登ヒバの魅力を発信し、地元石川の活性化につながれ ばうれしい」と話した。 〈10〉2016年10月25日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎きれいな宮川を「守ろう」 穴水町の児童が看板5枚製作  穴水町の児童クラブ「こうようくらぶ」の児童10人は24日、同町向洋小 で、同町比良の住吉神社周辺を流れる宮川の環境保全を訴える看板5枚を製作 した。  宮川にはカワゲラやヘビトンボが豊富に生息し、町の名物イサザの産卵場所 でもある。長年、生き物観察の場に使われ、県地球温暖化防止活動推進員の角 章子さん(63)=同町大町=が、児童や住民が地元の自然に親しみ、環境保 護に努めてほしいとの思いから看板製作を企画した。  児童は町児童館で造形教室を主宰する角さんの助言を受け、縦30センチ、 横40センチの板に、絵の具やペンでトンボやカニの絵を描き、「きれいな川 をまもろう」などとメッセージを記した。  看板は同町中居の住吉公民館で11月3日に開かれる「住吉文化の集い」で 展示し、来年3月に宮川周辺に設置する。向洋小2年の與(よ)坂望未(さか のぞみ)さんは「看板を見て川を大切にしたいと思ってほしい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------