■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.170 『ふるさとメール能登穴水』 平成28年7月28日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  夏空が一際まぶしく感じられ、連日暑い日が続いています。体力が奪われて しまいますが、皆様体調を崩さずにお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。  去る7月17日、穴水町では「第54回長谷部まつり」が開催され、多くの 人で賑わいました。  また、7月16日には、長谷部まつり前夜祭が行われました。各団体のステ ージパフォーマンスに観客も盛り上がっていました。  さて、まつりのあとはやはり何とも物悲しいものがありますが、夏はこれか らが本番です。奥能登ならではの勇壮なキリコ祭り、やわらかな光が夜を演出 する灯りイベントなど、さまざまな催しが皆様のお越しをお待ちしています。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 山梨県南アルプス市 直売市 ☆ 能登ふるさと博  ☆ 灯りでつなぐ能登半島(曽良の盆灯・カフェローエル)  ☆ 穴水町の夏祭り・秋祭り  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ 山梨県南アルプス市 直売市 ★★★★★★★★★★★★★★★★★ 姉妹市町である山梨県南アルプス市(八田地区)と穴水町の交流の一環として、 今年も新鮮な果実やワインなどの特産品を紹介・販売します。ブドウの試食、 ワインの試飲コーナーをはじめ、ブドウの無料配布も行います。ぜひご家族揃 ってお越しください。 日  時:平成28年8月27日(土)10:00〜 完売終了 場  所:あすなろ広場 内  容:南アルプス市の特産品(ブドウ、ワインなど)の販売 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 今年も能登半島全体がまるごとパビリオンとなり、各地にてお祭りやコンサー トなど多彩なイベントが開催されます。期間中は、能登半島海釣り大会や、 「のとドンののとキャラ救出大作戦4」クイズラリーなども実施され、能登を 楽しみながら素敵な賞品をGETできるチャンスです! ぜひこの機会に能登半島へお越しいただき、日本で初めて世界農業遺産に認定 された「能登の里山里海」を体感されてはいかがでしょうか。  詳細につきましては、能登ふるさと博ホームページをご覧ください。 http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/index.html 期  間:平成28年7月1日(金)〜 10月15日(土) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会 (石川県観光戦略推進部 観光企画課内) TEL(076)225−1542 ★★★ 灯りでつなぐ能登半島 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  能登ふるさと博の一環として開催される“灯りでつなぐ能登半島”は、キャ ンドルナイトから万燈会まで幻想的な美しさを見せる能登が楽しめます。ゆら めく灯りに誘われる幻想的な夜を訪ねてみませんか?穴水町では、曽良地区と ローエル広場で開催されます。 【曽良の盆灯】  縄文焼や竹を使ったランプシェードが柔らかな光で曽良地内を包み込みます。 午後5時からからは、野菜や漬物、山菜などを販売する盆灯市や、十八番連に よるよさこいソーランや、盆踊りなどもお楽しみいただけます。  開催日:平成28年8月14日(日) 19:00〜22:00  場 所:曽良地区 【カフェ・ローエル2016】  オープンカフェを中心に路上ステージ、カヌー試乗体験、屋台村など多彩な 催しを開催します。夕刻には灯りのオブジェに点灯を行い、会場周辺は幻想的 な雰囲気に包まれます。  開催日:平成28年8月27日(土)  場 所:ローエル広場(穴水町商工会周辺特設会場)  内 容:ローエル祭、カヌー試乗体験、屋台村、      灯りのオブジェ、路上ステージなど (お問い合わせ)のとシフト  TEL(0768)52−3645 ★★★ 穴水町の夏・秋祭り ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  これからが夏本番!穴水町の各地で夏祭り・秋祭りが次々と開催されます。 能登の伝統的な祭りをお楽しみください。 ≪曽良の盆灯≫ 日  時:平成28年8月14日(日) 開催地区:曽良地区 ≪沖波大漁祭り≫ 日  時:平成28年8月14日(日)〜 8月15日(月) 開催地区:沖波地区 ≪明千寺キリコ祭り≫ 日  時:平成28年8月15日(月)〜 8月16日(火) 開催地区:明千寺 ≪甲曳き舟祭り≫ 日  時:平成28年8月20日(土) 開催地区:甲地区 ≪地蔵祭り≫ 日  時:平成28年8月23日(火) 開催地区:曽良地区 ≪中居キリコ祭り≫ 日  時:平成28年8月27日(土) 開催地区:中居地区 ≪大町祭り・川島祭り≫ 日  時:平成28年9月10日(土) 開催地区:市街地 ≪鹿波秋祭り≫ 日  時:平成28年9月10日(土)〜 9月11日(日) 開催地区:鹿波地区 ≪前波曳山祭り≫ 日  時:平成28年9月17日(土)〜 9月18日(日) 開催地区:前波地区 ≪奈古司神社 秋季大祭≫ 日  時:平成28年9月22日(木) 開催地区:岩車地区 (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとである穴 水町を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRやま ちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録され た方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。 また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ---------------------------------------------------------------------- 01:静岡の茶でボラ茶漬け 穴水町の里海里山推進協議会、菊川市と開発開始    世界農業遺産で連携 櫓漁の振興に弾み 02:認知症介護の実態、寸劇で紹介 穴水町の「あつまらん会ネ」 03:「ホットちゃん」が善意の象徴に 「仮設育ち」のベビー服型タオル 穴   水町から全国の被災者を応援 能登地震の支援に感謝  04:首都圏へ売り込みを強化 能登ワインが10周年 今月、初の営業活動    ブドウ畑拡大、品質に磨き 05:長次郎左衛門家文書を文化財に 穴水町教委 06:穴水町のツバキ油を紹介 元地域おこし隊・齋藤さんが都内で 07:能登の人情を感じる接客 アテンダントに礼状100通 のと鉄道の観光   列車 業務の励みに 08:全校児童「のこった」 穴水小で創立記念相撲大会 09:穴水町で豊作願い「宇留地の虫送り」 10:能登線脱線事故「記憶を風化させない」 穴水町で旧国鉄OBが語り部の   会 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年07月24日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎静岡の茶でボラ茶漬け 穴水町の里海里山推進協議会、菊川市と開発開始  世界農業遺産で連携 櫓漁の振興に弾み  穴水町伝統のボラ待ち櫓(やぐら)漁に取り組む新崎(にんざき)・志ケ浦 地区里海里山推進協議会は、郷土食であるボラ茶漬けに、世界農業遺産「静岡 の茶草場(ちゃぐさば)農法」で生産した茶を使った商品の開発に乗り出す。 静岡県菊川市の生産者と商品化に向けた協議に入った。ともに同遺産に認定さ れた地域と連携することで「能登の里山里海」が育んだふるさとの味を全国に 発信するとともに、衰退する櫓漁の振興につなげる。  茶草場農法は、茶園周辺で刈り取ったススキやササを敷き、肥料として土壌 を豊かにする農法で、2013(平成25)年に菊川市など静岡の4市1町が 世界農業遺産に認定された。  6月24、25日に穴水町職員と協議会員5人が菊川市を訪れ、市茶業振興 課の職員や地元の上倉沢茶農業協同組合員と互いに持ち寄ったボラと茶を味わ い、商品化に向けた協議を行った。  市側は「白身の高級魚のようだ」と好評だったという。協議会はボラを長期 間保存できるよう薫製や干物にし、粉末の茶を添えることで手軽に味わえるよ うな商品を計画しており、今後、試作を重ねていく。世界農業遺産の認定地域 と連携することで、菊川市との交流にもつなげる。  穴水町ではボラの切り身を照り焼きにして茶漬けにして味わう「ぼらちゃず」 が郷土食として親しまれてきたが、近年はボラ漁の衰退で地元でもボラを食べ る機会が減っている。  ボラ待ち櫓は最盛期の明治期には町内に約40基が建てられていたが、担い 手不足で1996(平成8)年にいったん途絶えた。協議会は2013年に漁 を再開し、5〜7月にかけて新崎沖で漁を行っている。  協議会の岩田正樹会長(67)は「世界農業遺産のブランドイメージを生か して穴水のボラのおいしさを広め、櫓漁の再興に弾みをつけたい」と話した。 〈02〉2016年07月21日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎認知症介護の実態、寸劇で紹介 穴水町の「あつまらん会ネ」  穴水町の「介護を考える会 あつまらん会ネ」の介護者のつどいは20日、 同町の能登牡蠣(かき)の宿キャッスル真名井で開かれ、会のメンバーが認知 症介護の実態を紹介する寸劇を披露した。  町内外から約80人が参加した。会の発起人である山谷靖昌さん(71)が 台本を手掛け、老老介護問題や民生委員など地域によるサポートの重要性を取 り上げた。交流会も開かれ、参加者が介護の悩みなどを語り合った。 〈03〉2016年07月17日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「ホットちゃん」が善意の象徴に 「仮設育ち」のベビー服型タオル 穴水 町から全国の被災者を応援 能登地震の支援に感謝   能登半島地震後の穴水町の仮設住宅で広まった手芸が、地元女性の間で「善 意の象徴」として定着した。能登の復興を願って主婦らが縫うベビー服型のタ オル「ホットちゃん」は、「仮設住宅からでもできる支援」として大災害に遭 った全国の被災者に届けられている。熊本地震の被災者向けには今年5月から 作り始め、16日時点で目標の100枚の3倍以上となる368枚が集まった。  穴水町社会福祉協議会と町ボランティア連絡協議会が住民に協力を呼び掛け たところ、ホットちゃんをはじめ、舞谷商店(同町川島)が材料のタオル50 枚を寄せたほか、縫いぐるみなど約100点が続々と集まった。  能登半島地震で自宅が全壊し、仮設住宅で生活していた佐々木静江さん(6 5)=同町川島=は「能登半島地震のときに助けてもらったお返しにと、仕事 から帰ってきて作った」と30枚を寄せた。「被災経験者として、現地がいか に大変かよく分かる。かわいらしいホットちゃんが慰めになればうれしい」と 話した。  ホットちゃん作りは2007年、仮設住宅で、主婦やお年寄りらが、県外ボ ランティアからノウハウを教わって被災後の慰めにと作り始めた。  能登半島地震の4カ月後、新潟県中越沖地震が発生した折、「仮設からでき る支援」として町民有志が寄贈したことから、穴水ではホットちゃんが復興の シンボルとなった。以降、東日本大震災や関東・東北豪雨などの被災地へホッ トちゃんを贈っている。  今回は8月、町ボランティア連絡協議会の滝井元之会長(71)らが熊本県 の仮設住宅に出向いて、入居者へ手渡す。滝井会長は「穴水からの応援の思い をじかに届けたい」と話した。 〈04〉2016年07月15日(金)北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎首都圏へ売り込みを強化 能登ワインが10周年 今月、初の営業活動 ブ ドウ畑拡大、品質に磨き  能登ワイン(穴水町)は醸造開始から10周年を迎え、首都圏など石川県外 への売り込みを強化する。能登の観光業者に同行して旅行会社への営業活動を 展開し、新幹線開業で注目が高まった北陸のワイナリーと連携したPRにも取 り組む。今秋には自社管理のブドウ畑を拡大し、ワインの品質に磨きを掛ける。  県内初のワイナリーである能登ワインは、2006(平成18)年から本格 的な醸造を始めた。生産量は年々増えており、今年はフルボトル(720ミリ リットル)で15万本を見込んでいる。  能登ワインはさらなる認知度アップのため、今月19日から21日にかけ、 営業担当の社員がのと鉄道(穴水町)や能登の観光業者の関係者とともに都内 で旅行会社への営業活動を行う。  同社によると、これまでは生産に力を注いでおり、県外での大がかりな営業 活動に人手を回す余裕はなく、能登の観光業者と首都圏を回るのは今回が初め てとなる。  4月には能登ワインを含む北陸三県のワイナリー5社で「北陸ワイナリー協 会」を設立しており、今後は5社が共同で全国の試飲会や展示即売会の場で北 陸産ワインを売り込む。  また、全国の各種コンクールで高い評価を得る、原料ブドウの品質をさらに 高めるため、醸造所近くの畑を現在の3万5千平方メートルから5万平方メー トルに拡大する計画だ。苗木が確保でき次第、ブドウの収穫を終える今秋から 着手する。  能登ワインは観光地としての人気も高まっており、北陸新幹線が開業した昨 年は、穴水町旭ケ丘の醸造所に過去最多の4万5千人が訪れた。今年の入り込 みは昨年を上回るペースで推移しており、個人客は1〜6月で1万600人と、 昨年同期比3600人増となっている。  15日は同町の「能登牡蠣(かき)の宿キャッスル真名井」で、石川県や穴 水町の関係者らを招いて感謝のつどいが開かれ、社員が飛躍を誓った。村山隆 社長は「高品質なワイン造りを追求し、ファンを全国に増やしていきたい」と 話した。 〈05〉2016年07月14日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎長次郎左衛門家文書を文化財に 穴水町教委  穴水町教委は、町歴史民俗資料館に所蔵されている「長次郎左衛門家文書 (ちょうじろうざえもんけもんじょ)」を町有形文化財に指定した。鎌倉時代、 能登国大屋荘(おおやのしょう)の地頭を務めた長谷部信連(のぶつら)を始 祖とする長氏の「長家文書」(県指定文化財)を補う資料として重要であると 評価した。  文書は中世から近世にかけて記され、計136点に及ぶ。長氏の流れをくむ 長次郎左衛門家は代々、室町将軍家に仕えた家系で、次郎左衛門は畠山義元に 召し抱えられ、能登に来たとされる。町指定文化財はこれで65件となった。  文化財指定に向けての調査で、幕末から明治時代にかけて活躍した郷土史家 の森田柿園が残した「北徴(ほくちょう)遺文」に示される文書も確認された。 〈06〉2016年07月09日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町のツバキ油を紹介 元地域おこし隊・齋藤さんが都内で  穴水町の元地域おこし協力隊員齋藤雅代さん(40)=東京出身=ら3人は 8日、東京都渋谷区の「代官山キッチンスタジオ」で開かれたイベントで、能 登の海産物や同町鹿波で採れたツバキ油をPRした。  イベントは齋藤さんが同スタジオで勤務した経験があったことが縁で、昨年 12月に続いて開催され、主婦ら約10人が参加した。穴水町の鹿波椿保存会 がツバキ油を提供した。  イベントでは、穴水町曽福(そぶく)の鮮魚店「渚水産」の北川大海(ひろ し)さん(29)が魚のさばき方を教え、ツバキ油を揚げ油やドレッシングと して使用したシバエビのフリットを調理した。  昨年5月に穴水に移住したセラピストの橋本美智子さん(38)=東京出身 =はツバキ油を使ったマッサージオイル作りを紹介し、参加者がエステティッ クを体験した。  イベントは9日も開催する。齋藤さんは「イベントを通じて能登に興味を持 ち、実際に足を運ぶきっかけにしてほしい」と話した。 〈07〉2016年06月29日(水)北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎能登の人情を感じる接客 アテンダントに礼状100通 のと鉄道の観光列 車 業務の励みに  昨年4月に運行を開始したのと鉄道(穴水町)の観光列車「のと里山里海号」 で案内役を務めるアテンダント4人に、乗客から感謝の手紙が次々と寄せられ ている。温かい人柄やこまやかな心遣いなど、能登の人情を感じさせる接客へ の謝意がつづられており、これまでに届いた礼状は100通を超えた。アテン ダントは「手紙を読むと送り主の顔が浮かぶ」と出会いに感謝し、日々の業務 の励みにしている。  現在は宮下左文(さふみ)さん、牛上智子さん、角間裕子さん、坂本藍さん の女性4人がアテンダントを務め、沿線の紹介や接客に当たる。常に笑顔で自 然な対応を心掛け、人柄がにじみ出ていると好評だ。  手紙は全国各地から寄せられており、アテンダントの優しさや親切な対応に 触れる内容が多い。揺れる車内で立ちっぱなしの業務であることから、アテン ダントの体調を気遣う文面も目立つ。  千葉県の女性はアテンダントの接客ぶりを「誰もまねの出来ない宝物」とた たえた。埼玉県の女性はアテンダントと過ごした旅のひとときが楽しく、列車 を降りた際に涙を浮かべた思い出をつづった。  車内に誕生日を迎えた男性がいると分かると、アテンダントが座席の前に集 まって「ハッピーバースデートゥーユー」を歌い、ほかの乗客と一緒に拍手で 祝ったこともあった。後日、男性から「サプライズプレゼントありがとうござ いました」と記した礼文が届いた。  手紙のほかにも、アテンダントと一緒に撮影した写真や、クラフトテープで 作ったかばんなど、さまざまな品が届く。旅先での感動を伝えたいと、珠洲市 の見附島を描いた絵を贈った男性もいた。  顔なじみになった乗客もおり、今では「おかえり」「ただいま」と声を掛け 合う仲になるなど、リピーターの獲得にも貢献している。宮下さんは「お客さ まに助けられていると感じる瞬間は多い。手紙は何よりのご褒美です」と笑顔 で語った。  のと里山里海号は昨年4月29日、北陸新幹線金沢開業の年のゴールデンウ イークに合わせて運行を開始した。穴水―七尾間を走り、田鶴浜建具の仕切り 板、能登上布の座席ヘッドカバーなど、能登の工芸品がちりばめられている。 昨年度の乗客は約2万5千人で、首都圏からのツアー客が多かった。 〈08〉2016年06月27日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全校児童「のこった」 穴水小で創立記念相撲大会  穴水町穴水小の創立記念相撲大会は26日、同校相撲場で行われ、全校児童 約240人が白熱した取組を繰り広げ、保護者や住民を沸かせた。  男子は学年別の個人戦、女子は東西に分かれて団体戦を行った。6年の部を 制した殿田大和君は、1年時からの6連覇を達成した。熱のこもった応援が会 場を盛り上げた。  各学年の優勝者、団体は次の通り。  ◇男子個人▽1年 前遥琥▽2年 嶋谷琉生▽3年 三輪孝輔▽4年 田邉 太陽▽5年 諸谷龍之介  ◇女子団体 東軍 〈09〉2016年06月26日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町で豊作願い「宇留地の虫送り」  穴水町無形民俗文化財の「宇留地(うるち)の虫送り神事」は25日、同町 宇留地で行われ、約60人が割った竹を束ねたたいまつを手に水田の周囲を練 り、稲の害虫駆除と豊作を願った。  神事は藩政期から続き、「うんか祭り」とも呼ばれる。一行は太鼓を載せた 車を先頭に宇留地神社を出発し、「うんかうんか出て行け、泥虫まいまいせ」 と唱えながら夜道を歩いた。地元の自然や伝統文化を学ぶ町「こども里活まな び事業」の親子連れ12人も加わった。 〈10〉2016年06月24日(金)北國新聞夕刊----------------------------☆ ◎能登線脱線事故「記憶を風化させない」 穴水町で旧国鉄OBが語り部の会  1985(昭和60)年7月11日に旧国鉄能登線で列車が脱線し、7人が 死亡した事故の記憶を風化させぬよう、JR西日本七尾鉄道部は24日、穴水 町古君(ふるきみ)の事故現場で旧国鉄OB3人による語り部の会を開いた。 現役社員ら45人が事故を教訓に安全運行を誓った。  事故当時に穴水駅長だった橋本敏さん(79)、同駅副駅長だった中村光隆 さん(73)、七尾線CTCセンター長だった濱彰さん(72)が慰霊碑に手 を合わせ、当時を振り返った。  橋本さんは「いつ何が起こるか分からない。悲しい事故の経験を生かしてほ しい」と呼び掛けた。  会に先立ち、社員が黙とうし、花を手向けた。毎年恒例の清掃活動も行われ た。同鉄道部では昨年、遺族らが行き来しやすいよう、慰霊碑へ続く山道の舗 装工事を行っている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------