■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.168 『ふるさとメール能登穴水』 平成28年5月26日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  北陸新幹線開業1周年を迎えたゴールデンウィークは、天候にも恵まれ奥能 登に沢山の観光客が来られ、とても賑わっていました。 また、空の玄関口、のと里山空港でも「のとキリシマツツジフェスティバル」 を中心としたゴールデンウィークイベントが開催され、こちらも多くの家族連 れで賑わいました。のと里山空港を今後も皆様に愛される空港として守り、陸 ・空共に間口を大きく、皆様のご来訪をお待ちしています。 ますますレジャーに最適なシーズンとなり、奥能登各地ではお祭りなど各種イ ベントが予定されております。年4回行われるまいもんまつりは、6月15日 (水)からいよいよ「まいもんまつり“夏の陣”さざえまつり」が開催されま す。波静かで穏やかな穴水湾は、柔らかで肉質のやさしいさざえを育てます。 この時期しか味わえない穴水町の夏の幸をぜひご賞味ください。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ オートモービル ミーティング2016 in のと里山空港  ☆ 穴水まいもんまつり 夏の陣 さざえまつり  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ オートモビル ミーティング2016 in のと里山空港 ★★★ 〜憧れの名車・スーパーカーが能登空港にやってくる!〜 憧れのスーパーカーや1996年までに生産された懐かしの名車などが勢ぞろ い!全国から選りすぐりの名車を展示します。 詳細につきましては、のと里山空港ホームページをご覧ください。 http://www.noto-airport.jp/notosypher/www/index.jsp 日  時:平成28年6月5日(日) 9:30 〜 10:00 続々集合             10:00 〜 13:00 車両展示 会  場:のと里山空港 道の駅 内  容:車両展示、子供用自動車、カーグッズ販売ほか (お問い合わせ)のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL(0768)26−2303 ★★★ 穴水まいもんまつり 夏の陣 さざえまつり ★★★★★★★★★★  さざえのお造り、さざえのつぼ焼き、さざえご飯などのさざえづくしのフル コースを穴水まいもんまつり加盟店にてご用意させていただきます。穴水湾で 育った新鮮なさざえをぜひご賞味ください。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 期  間:平成28年6月15日(水)〜7月15日(金) 店  舗:穴水町内のまいもんまつり加盟店(要予約) 料  金:3,800円(税抜き) (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室 TEL(0768)52−3790 ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が高く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとである穴 水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRやまち づくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録された 方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水町のまちづくりにご協力をお願いいたしま す。また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたしま す。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:10周年「ありがとう」 能登ワインの限定品完成 穴水町、18日から   5000本を販売 02:幸先良し、初物50匹 穴水町新崎でボラ待ち櫓漁スタート 地元の里海   里山協議会、網設置法に工夫  03:櫓漁のボラを直売市に 穴水町の里海里山推進協議会 港のいけすで販売    22日初開催、きょうから漁 04:水田を大規模な畑地に 石川県内初「オーダーメード式」圃場を整備 穴   水町鹿上で県 スギヨファーム、営農を引き継ぐ  05:新品種のシメジを栽培 ミスズライフ 穴水町で来月から 06:ベビー服型タオル「ホットちゃん」を熊本県に 能登半島地震で広まる    穴水町で準備進む 住民に協力呼び掛け 07:穴水中生が原木シイタケの植菌 08:地域資源でにぎわいを 穴水町で里山里海活性化協議会が発足 09:思い出の園舎をキャンバスに 穴水町の旧真名井幼稚園 児童がアート    7月に取り壊し 10:穴水町沖波に憩いの花畑 緑と花の会・大沼さん 住民と連携し整備 大   漁祭りの浜に隣接 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年05月17日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎10周年「ありがとう」 能登ワインの限定品完成 穴水町、18日から5 000本を販売  能登ワイン(穴水町)は、同町旭ケ丘での醸造開始10周年を記念した特別 限定ワインを完成させた。「ありがとう」「能登から感謝をこめて」と書かれ たラベルを貼ったボトルを、通常より割安で提供する。  記念ワインは、同社の主力銘柄マスカットベリーAの赤、ロゼの2種類とな る。720ミリリットル入りのフルボトルで、赤は3千本、ロゼは2千本用意 した。980円(税抜き)で、18日から北陸の酒販店やインターネットで販 売する。  同社では2006年の醸造開始以降、生産量が年々増えており、今年はフル ボトルで15万本を見込む。村山隆社長は「『おいしいね』と喜んでくれるの が一番大切で、これからも高品質なワイン造りを追求していきたい」と話した。 〈02〉2016年05月16日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎幸先良し、初物50匹 穴水町新崎でボラ待ち櫓漁スタート 地元の里海里 山協議会、網設置法に工夫   穴水町新崎(にんざき)で15日、今季のボラ待ち櫓(やぐら)漁が始まっ た。櫓に上り、ボラが網に入るのをじっと待つ町伝統の漁法を守る新崎・志ケ 浦地区里海里山推進協議会は、経験則から網の設置方法を工夫し、初日として は昨年より30匹多い約50匹を水揚げした。メンバーは「予想以上だ」と喜 び、漁獲数5千匹を目指す今季の豊漁へ手応えをつかんだ。  「よし、入った」。15日午前9時ごろ、岩田正樹会長(67)が櫓の上か ら、ボラの群れが網に吸い込まれていくのを確認すると、船に乗った6人が櫓 の手前から網をたぐり寄せ、勢いよく跳ねるボラを次々と船上のいけすへと移 した。ボラは体長50センチほどで、初日の大漁を記念してメンバーや地元住 民で分け合った。  協議会では今年、網の間口をこれまでより5メートル狭い25メートルとし、 群れが入ってから逃げる間を与えず、素早く網を揚げられるようにした。影や 音に敏感なボラに気付かれにくいよう、網の底の位置も従来より深くした。  協議会は1996(平成8)年を最後に途絶えていた櫓漁を2013年に復 活させた。漁期は7月までで、ボラの漁獲数は14年が約800匹、15年が 約3千匹と年々増加している。  釣り客や地元住民にボラを味わう機会を増やしてもらおうと、22日には新 崎漁港で直売市を初めて開催する。協議会は県のいしかわ里山振興ファンド助 成金を活用した加工品開発も進める。  岩田会長は「今後に期待できる結果となりうれしい。町のシンボルである櫓 漁やボラの味を広め、ファンを増やしていきたい」と意気込んだ。 〈03〉2016年05月15日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎櫓漁のボラを直売市に 穴水町の里海里山推進協議会 港のいけすで販売  22日初開催、きょうから漁  穴水町でボラ待ち櫓(やぐら)漁に取り組む「新崎・志ケ浦地区里海里山推 進協議会」は22日から、新崎(にんざき)漁港でボラの直売市を始める。地 元住民や釣り客に、いけすに入れたボラを販売し、200年以上の歴史を持つ 伝統漁法や地元の味を広める。14日は櫓に網を設置し、15日の漁開始へ準 備を整えた。  直売市は、漁のシーズンである5〜7月の毎月第2、4日曜に開催する。  協議会は1996年に途絶えたボラ待ち櫓漁を2013年に復活させ、櫓は 町内6基に増えた。漁獲数は年々増加しており、昨年は約3千匹を水揚げし、 今年は5千匹を目指す。  協議会はこれまで、捕れたボラを町内の鮮魚店やスーパーに卸していた。今 年は泳ぐ姿や櫓漁の様子を見せて、味わう機会を増やしてもらおうと、卸のほ かに直売市の開催を決めた。  14日は協議会員が、櫓の周辺に設置していた長さ約10メートルの竹の支 柱に、網を取り付けた。今年は引き揚げるスピードを速くするため、網の範囲 を絞った。  協議会によると、ボラが網に入るのを気長に待ち、受け身に徹する櫓漁は、 ほかの漁に比べてボラが暴れず、ストレスで品質が落ちるのを防げるという。 新崎で捕れるボラは「シロメ」「アカメ」と呼ばれる2種類のうち、白身魚特 有のうま味を楽しめるシロメが中心で、協議会では「秘匿の銀ボラ」と名付け てブランド化を図っている。  協議会の事業は昨年度、県のいしかわ里山振興ファンドに採択され、今年度 は加工品の開発にも本格的に着手する。ボラをフレーク状にした商品や、能登 と同じく世界農業遺産に認定された静岡県掛川地域特産の茶と組み合わせた 「ボラ茶漬け」などを考えており、穴水町を通じて茶の生産者と協議を進めて いる。  岩田正樹会長(67)は「ボラは町の宝であり、土産物としても認知される ようにしていきたい」と話した。 〈04〉2016年05月14日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎水田を大規模な畑地に 石川県内初「オーダーメード式」圃場を整備 穴水 町鹿上で県 スギヨファーム、営農を引き継ぐ   県は、穴水町鹿上(しかがみ)で県内初となる「オーダーメード式」の圃 (ほ)場整備を実施し、水田を大規模な畑地として造成した。営農を引き継ぐ 農業法人の「注文」を受け、耕作が困難になった田んぼを集積した。水田を畑 地化するのは異例で、後継者不足が課題となる中、県は大規模農家など担い手 の多様なニーズに対応した農地整備を進め、耕作放棄地の減少につなげる。  農地を活用するのは、スギヨファーム(七尾市)で、県は地権者約50人の 水田を集め、17・8ヘクタールの畑を整備した。  整備前は用水施設が老朽化で破損し、水田としての機能が損なわれ、耕作放 棄地が目立っていた。地権者は「農業を引き継いでくれるなら」と土地の提供 に協力的だったという。  造成工事は2013年度から着手し、あぜをなくして区画を広げ、排水性を 高めるために傾斜が設けられた。一部残っている工事は今年度中に終了する予 定で、畑は全てスギヨファームが活用する。  スギヨファームは整備が済んだ畑を使って昨年度からダイコン、ニンジンを 露地栽培している。収穫されたダイコン37トン、ニンジン7トンは、コープ や親会社のスギヨなどに出荷された。  能登では過疎化や高齢化により、農業の後継者確保が課題となっており、県 は土地の調達から技術的・経営的な支援までを一貫してサポートする「いしか わ農業参入総合支援プログラム」を設けて担い手の育成に取り組んでいる。  農業法人の進出は、地域にとって雇用創出、県外からの移住者につながる可 能性がある。県担当者は「担い手への農地集積を進め、耕作放棄地の解消、未 然防止に向けて戦略的に取り組んでいく」と話した。 〈05〉2016年05月14日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎新品種のシメジを栽培 ミスズライフ 穴水町で来月から  県の誘致企業で、キノコや野菜の栽培を手掛けるミスズライフ(長野県)は 6月、能登工場がある穴水町で新品種のキノコ栽培に乗り出す。ブナシメジの 大型種である「ぶなクイーン」で、ベビーリーフやブナシメジとともに世界農 業遺産「能登の里山里海」のブランドで売り出し、さらなる市場開拓を図る。  13日、能登工場で行われたベビーリーフ初出荷式の席上、小林満社長が明 らかにした。現在はブナシメジと同様に工場内で試験栽培をしており、工場周 辺で近くハウス栽培を始める。  谷本正憲知事は「穴水を中心とした能登が新たな農業の拠点になっていくの ではないか。このような企業の立地は雇用の場の確保、能登へのUターンの原 動力にもつながり、大きな意味がある」と期待を込めた。 ●ベビーリーフを初出荷  ミスズライフ能登工場のベビーリーフ初出荷式には関係者約80人が出席し、 奥能登の新たな特産品誕生を祝った。  同社は青色発光ダイオード(LED)を使ったブナシメジの工場栽培に続き、 昨年末からベビーリーフの栽培を開始した。工場周辺の耕作放棄地に大型ハウ スを建て、肥料には廃棄物とされてきたブナシメジの培地を使うことで、循環 型農業を実践している。  この日は6種類の若葉が入った40グラム入りパック50キロ分を県内のス ーパーに出荷した。小林社長と谷本知事、石川宣雄穴水町長が輸送トラックに ベビーリーフを積み込んだ。同社は1日200キロの出荷を目指し、北陸、西 日本に販路を広げる。  地元の飲食店関係者らも招かれ、ハウス栽培の視察やベビーリーフと能登の 食材を使った料理の試食も行われた。 〈06〉2016年05月12日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ベビー服型タオル「ホットちゃん」を熊本県に 能登半島地震で広まる 穴 水町で準備進む 住民に協力呼び掛け  穴水町ボランティア連絡協議会と町社会福祉協議会は、仮設住宅に入居する 熊本地震の被災者に、ベビー服の形に仕立てたタオル「ホットちゃん」を届け る。9年前の能登半島地震の際、仮設住宅のお年寄りやボランティアの間で広 まったタオルで、被災者を和ませようと、住民に制作の協力を呼び掛けている。  ホットちゃんはタオルをベビー服の形に縫い、襟やポケットを付けて装飾す る。能登半島地震の後、穴水町の仮設住宅に設けられた談話室で、入居者がボ ランティアに作り方を教わり広まった。インテリアにもなり、これまで新潟県 中越地震や東日本大震災の被災者にも贈ってきた。  熊本県では、大きな被害が出た西原村や益城町などで仮設住宅の建設工事が 始まっており、6月中旬に完成する見通しとなっている。協議会などは、入居 までに100枚程度を用意する。  ホットちゃんは、能登半島地震の際に穴水町を支援し、熊本地震の被災地で も復興活動に取り組むNPO法人「レスキューストックヤード」(名古屋市) を通じて、入居者へ届けられる予定だ。  協議会の滝井元之会長(71)は「能登半島地震では全国の皆さんに助けて もらったので、恩返しをしたい。私たちの思いが伝わり、元気を出してもらえ ればうれしい」と話した。 〈07〉2016年05月10日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水中生が原木シイタケの植菌  穴水町穴水中の1年生61人は9日、同校で原木シイタケ「のと115」の 植菌を体験した。  生徒は1人1本ずつ、長さ約90センチ、直径6〜12センチのほだ木に、 4センチ間隔で約50個の穴を開け、おがくずにシイタケの菌を培養して固め た「形成菌」を埋め込んだ。日本きのこセンター技術主幹の平野伸夫さん(6 5)らが指導した。  穴水中でのシイタケ栽培は昨年度から、地元を学ぶ「ふるさと教育」として 始まった。校内敷地の日陰やビニールハウスで育て、12月に収穫する。調理 実習に使い、市場への出荷も目指す。 〈08〉2016年05月09日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地域資源でにぎわいを 穴水町で里山里海活性化協議会が発足  穴水町で8日、地域資源を生かしたにぎわいづくりを目指す「あなみず里山 里海地域活性化協議会」が発足した。同町竹太(たけだ)の農家民宿「春蘭 (しゅんらん)の宿 海の家」で初会合が開かれ、地元住民や移住者約20人 が地域の魅力や課題について意見を交わした。  協議会は、町が今年度から京大大学院との共同研究として進める「あなみず 農村ビジネス創出事業」の推進組織となる。  同大学院の研究成果を活用し、住民の意見交換やワークショップを通じて、 地域の実情に即した戦略計画を策定する。昨年に農家民宿がオープンした竹太、 古君をモデル地区とし、農水産物の販売、自然体験活動などの農村ビジネスの 振興や滞在型観光の推進、都市部へのPRに取り組む。  会議には同大学院地球環境学堂の星野敏教授や研究員5人が参加し、京都府 や兵庫県での農家民宿の事例を紹介した。 〈09〉2016年05月08日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎思い出の園舎をキャンバスに 穴水町の旧真名井幼稚園 児童がアート 7 月に取り壊し  7月に取り壊される穴水町大町の旧真名井幼稚園で7日、児童約40人が園 舎の内壁をキャンバスに見立てたアートに取り組んだ。児童はアクリル絵の具 を使い、自分の似顔絵や自然の風景、生き物を思い思いに描いた。  卒園生で、町児童館で造形教室を主宰する角章子さん(62)が、最後の記 念にと企画した。  1928年に町によって設置された同園は、少子化により2009年に閉園 した。閉園後も、町内の児童クラブが絵画の共同制作をする場所などとして使 われていたが、町が今年度、跡地を広場として整備するため取り壊しが決まっ た。  穴水町向洋小5年の西川蓮君(10)は「思い出がある場所なので、なくな るのは寂しい」と話した。6月5日も児童や卒園生が参加して、壁に絵を描く。 〈10〉2016年04月27日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町沖波に憩いの花畑 緑と花の会・大沼さん 住民と連携し整備 大漁 祭りの浜に隣接  いしかわ緑と花の会(金沢市)の会長を務める大沼春子さん(76)=白山 市=は、地元住民と連携し、穴水町沖波の立戸(たっと)ノ浜に接する耕作放 棄地に花を植える活動に乗り出した。地区や周辺には公園が少なく、花畑を整 え住民の憩いの場とするほか、夏のキリコ祭りに訪れる観光客の目を楽しませ る。24日に住民と色とりどりの花600株を植えた大沼さんは「美しい花を 見て心を癒やしてもらいたい」と意気込んでいる。  大沼さんは昨年7月、知人で穴水町出身の不動産業者の紹介を受け、立戸ノ 浜に隣接する県道沿いの土地約3千平方メートルを購入した。日本海が眼前に 広がるロケーションに引かれ、昨年から雑木を刈り取り整備した。土地の手入 れのため沖波に足を運ぶうちに、大沼さんは地区に公園など人が集まれる場所 がほとんどないことが気に掛かった。  沖波地区では毎年8月、立戸ノ浜から繰り出したキリコが海上を乱舞する 「大漁祭り」が行われ、県内外から多くの観光客が訪れる。昨年の祭りを見物 した大沼さんは、祭りの舞台となる浜ににぎわいを生み出したいと、隣接地に 花畑を作ろうと思い立った。  24日は、大沼さんに賛同した地元住民や緑と花の会の会員ら30人が、シ バザクラやマリーゴールドなど5種類計600株の花を植えた。そばには噴水 も設置し、今後、季節ごとに花を植え替えるなどして、1年を通じて楽しめる ようにする。  緑と花の会として日頃、金沢市の鞍月セントラルパークで花壇づくりに取り 組む大沼さんは、休日を利用して穴水を訪れ、花の手入れに励む。道本巖夫 (いわお)沖波区長(71)は「地区としても協力して美しい花の広場を守っ ていきたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------