■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.167 『ふるさとメール能登穴水』 平成28年4月28日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  桜前線も落ち着いた今日この頃。穴水の桜の名所と言えば、のと鉄道「能登 鹿島駅」。能登さくら駅の愛称で親しまれるこの場所は、今年も優しいピンク 色にすっぽりと包まれました。プラットホームに並ぶ桜が描くアーチは、今年 も多くの観光客をあたたかく迎えてくれました。  また、穴水町内の来迎寺に咲く、石川県指定天然記念物として知られる「ラ イコウジキクザクラ」も見頃を迎えています。ぜひ一度ご覧になってください。  さて、季節はこれからさらに色を変え、新緑の候、行楽シーズンが到来しま す。ゴールデンウィークのご予定はお決まりですか?  穴水町では、5月13日から15日の間、上中集会所前において「能登峨山 キリシマ」の展示即売会が開催されます。キリシマツツジの中でも能登峨山キ リシマは花芽が多く、鮮やかな深紅色が緑の中に映えて、とても綺麗です。ま た、14日・15日には、旬の山菜などを使った郷土料理が楽しめる農家レス トラン「きりしま」も開催しています。地元の方が作る絶品料理をぜひご堪能 ください。  飛行機や新幹線、能越自動車道など、交通手段が豊富になり、首都圏や東海 地区からとても近くなった石川県。能登にもたくさんのお客様に訪れてほしい ですね。おもてなしの心で皆様のお越しをお待ちしています。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ のと里山空港GWイベント ☆ 「能登峨山キリシマ」展示即売会&農家レストラン「きりしま」  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ のと里山空港GWイベント ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  のと里山空港において、のと里山空港賑わい創出実行委員会による、さまざ まなイベントが下記のとおり行われます。推定樹齢300年の日本一大きい 「のとキリシマツツジ盆栽」も展示されますので、ぜひこの機会に皆さまお誘 い合わせのうえご来場ください。  詳細につきましては、のと里山空港ホームページをご覧ください。 http://www.noto-airport.jp/notosypher/www/index.jsp <のとキリシマツツジフェスティバル> 日  時:5月3日(火・祝)〜 5日(木・祝)9:00 〜 17:00 (最終日は16:00まで) 場  所:のと里山空港 芝生広場 内  容:のとキリシマツツジ盆栽展(樹齢60〜300年 約30鉢)      苗木即売会 <のと里山空港まいもん市> 日  時:5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)10:00〜16:00 場  所:のと里山空港 芝生広場 <のっぴーフリマ> 日  時:5月3日(火・祝)〜5日(木・祝)10:00〜15:00 場  所:のと里山空港 芝生広場 <のと里山空港 子供アトラクション> 日  時:5月5日(木・祝)10:15〜 13:15〜(2部) 場  所:のと里山空港 空港前広場 出  演:輪島・和太鼓虎之介、輪島祭り太鼓 ほか (お問い合わせ)のと里山空港賑わい創出実行委員会 TEL(0768)26−2303 ★★★「能登峨山キリシマ」展示即売会&農家レストラン「きりしま」★★★  「能登峨山キリシマ」など山野草の即売会を開催します。キリシマツツジの 中でも能登峨山キリシマは花芽が多いと愛好家に人気が高く、毎年多くの方が 来場します。 <能登峨山キリシマ展示即売会> 日  時:5月13日(金)〜 15日(日)9:00 〜 17:00 場  所:上中集会所前 <農家レストラン「きりしま」> 日  時:5月14日(土)〜 15日(日)11:00 〜 14:00 場  所:上中集会所前 (お問い合わせ)上中園芸組合 TEL(0768)52−1492 ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、穴水町      に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします。  また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:テント市でダンス 穴水町 02:穴水総合病院に車いす20台を寄贈 高木さん「妻の遺志」 03:経験を生かし移住をサポート 穴水町で移住定住促進協議会が発足 駅前   に活動拠点 04:団体客が6万7千人超 北陸新幹線や観光列車の効果 のと鉄道、昨年度 05:ローエルガイドいかが 穴水町今町町内会が上陸地に看板設置 坂下さん   が案内  06:齋藤さんが飲食店開店 穴水町の元地域おこし隊 07:穴水町が金沢星稜大と連携協定 産業や文化、幅広く 08:能登カキの2商品、穴水町でお披露目 カキ飯の素、フライ 09:ツバキ油で鹿波を潤せ 食用や化粧品、商品化を目指す 穴水町の保存会、   群生地をPR  10:「ワインだけじゃない」 能登産ブドウの活用広がる 果汁を調味料に ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2016年04月24日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎テント市でダンス 穴水町  穴水町まちなか再生協議会の「ふれあいテント市」(本社後援)は23日、 同町川島のローエル広場で開かれ、山菜や加工品を買い求める地元住民でにぎ わった。  今年最初のテント市となり、ワラビやタケノコの直売、つきたての餅の振る 舞いが人気を集めた。地元の児童ダンスチーム「A−Kids」がパフォーマ ンスを披露した。テント市は11月までの第2、第4土曜、午前9〜11時に 開催する。 〈02〉2016年04月23日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水総合病院に車いす20台を寄贈 高木さん「妻の遺志」  穴水町川島の高木昭作さん(87)は22日、公立穴水総合病院に、車いす 20台を贈った。同病院で贈呈式が行われ、島中公志院長が高木さんに感謝状 を手渡した。  高木さんは、昨年亡くなった妻が約10年間、同病院に通院していたことか ら、その感謝として車いすの寄贈を決めた。高木さんは「妻の遺志でもあり、 多くの方にぜひ使ってほしい」と話した。島中院長は「皆さんの協力のおかげ で病院が支えられている」と述べた。 〈03〉2016年04月22日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎経験を生かし移住をサポート 穴水町で移住定住促進協議会が発足 駅前に 活動拠点  穴水町への移住者が中心となり、地域の情報を発信して人を呼び込む「移住 者による穴水町移住定住促進協議会」が21日、発足した。町が穴水駅前で開 業者を募っている住宅付き飲食店(チャレンジショップ)を活動拠点とする。 行政や民間団体とも連携し、移住者ならではの視点と経験から、移住希望者を サポートする。  協議会のメンバーは、町への移住者5人と二谷康弘町政策調整課長、能登定 住・交流機構(能登町)の事務局長を務める太田殖之(のぶゆき)さんをアド バイザーに迎えた7人で構成する。  月に数回、会合を開いて情報共有や意見交換をする。チャレンジショップを 窓口として、移住希望者の相談を受け付けるほか、居住に関する町の助成制度 や空き家情報を発信する。  移住希望者にとって、関心の高い住宅や就労について、実体験に基づいた 「先輩」からのアドバイスを通じて町での生活に理解を深めてもらう。専用ホ ームページの開設や、チャレンジショップの部屋を貸し出す「暮らし体験」や 漁業・農業体験も計画している。  チャレンジショップは空き店舗だった物件を町が借り受け、Iターン者の開 業を募っている。県内からの問い合わせが数件あるが、開業までは至っておら ず、町は協議会の活動拠点として活用することを決めた。募集は継続し、対象 を県内在住者にも広げるなど条件緩和を検討している。  21日にチャレンジショップで開かれた初会合では、太田さんが同機構の取 り組みなどを紹介し、メンバーが空き家バンクの充実など移住促進に向けた課 題を挙げた。昨年12月に横浜市から移住した小栗伸幸さん(61)=由比ケ 丘=は「希望者がスムーズに移住できるよう手助けできればいい」と話した。 〈04〉2016年04月21日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎団体客が6万7千人超 北陸新幹線や観光列車の効果 のと鉄道、昨年度  のと鉄道(穴水町)を利用した昨年度の団体ツアー客数が6万7819人と なり、前年度から2万6428人増えたことが、同社のまとめで分かった。北 陸新幹線開業2年目の今年度は、ダイヤ改正で観光列車「のと里山里海号」の 利便性の向上や、インバウンド(訪日外国人客)を取り込み、利用客数の維持 を図る。  のと鉄道はこれまで、地元の観光業者と連携し、大手旅行会社の担当者を招 いて能登を巡るモニターツアーや商談会の開催など積極的な営業を展開してき た。団体客は2010年度の9407人から増え続けており、14年度には4 万1391人となった。  昨年度は、北陸新幹線金沢開業や観光列車「のと里山里海号」の導入効果を 見込んで6万人の誘客目標を設定した。春先から関東を中心とした団体利用が 順調に推移し、昨年12月末時点で6万人を超えた。  新幹線効果が落ち着くとみられる今年度、団体の誘客目標は昨年度と同じ6 万人とした。のと鉄道は3月26日にダイヤを改正し、のと里山里海号の運行 時間を平日、土日祝日ともに共通化して、ツアープランを組みやすくした。  旅行業者に働き掛けてインバウンドの利用増も狙う。山下孝明社長は「長期 的には海外への営業活動を視野に入れ、国内外の需要を広げていきたい」と話 した。 〈05〉2016年04月20日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ローエルガイドいかが 穴水町今町町内会が上陸地に看板設置 坂下さんが 案内   穴水町の今町町内会は、米国人天文学者パーシバル・ローエルが1889 (明治22)年に上陸した同町川島の真名井川沿いに、ローエルに関するガイ ドを受け付ける看板を設置した。案内人を務める日本ローエル協会(東京)副 会長の坂下〓(王ヘンに幾)(たまき)さん(94)=同町川島=が観光客か らローエルについて質問を受けたのがきっかけとなった。今年はローエル没後 100年の節目であり、能登の魅力を世界に発信したローエルを通じて観光客 と地元住民の交流につなげる。  看板はベニヤ板製で、縦40センチ、横20センチほどの大きさ。2000 年に町と町観光協会が建立した上陸地を示す石碑のそばに取り付けられた。坂 下さんが直筆で、自身が町の観光ボランティアガイドであることや、自宅の場 所などを記している。  看板の設置は今月2日、坂下さんが町内を散歩していたところ、金沢市から 観光で訪れた20代の女性2人組に「ローエルって何ですか」と声を掛けられ たことがきっかけだ。北陸新幹線の開業効果で穴水町内を訪れる観光客が増え ており、ローエルの足跡を紹介することで、町により関心を持ってもらいたい と、坂下さんが地元の今町町内会に看板設置を提案した。  東洋文化に関心のあったローエルは1889(明治22)年、穴水町を訪れ た。船上から見たボラ待ち櫓(やぐら)に感銘を受け、著書「NOTO−人に 知られぬ日本の辺境」につづっている。  坂下さんは「穴水の歴史に触れ、ローエルが得たような感動を持ってもらえ ればうれしい」と話した。 〈06〉2016年04月16日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎齋藤さんが飲食店開店 穴水町の元地域おこし隊  3月末で地域おこし協力隊の任期を終え、穴水町に定住した齋藤雅代さん (39)は15日、同町曽福(そぶく)の国道沿いに、地元の海産物を提供す る飲食店「なぎさガーデン」をオープンした。  店では、地元で捕れた魚の干物や炭火焼きのほか、ピザなどが味わえる。カ フェコーナーも併設し、風光明媚(めいび)な七尾湾を眺めながらくつろいで もらう。  齋藤さんは東京出身で、2014年度から隊員として町の移住定住支援の業 務に携わった。齋藤さんは「食材や風景など穴水の魅力を発信し、地元や県内 外の人が交流できる場所にしたい」と話した。 〈07〉2016年03月29日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町が金沢星稜大と連携協定 産業や文化、幅広く  穴水町と金沢星稜大は28日、連携協定を締結した。地域産業の振興や人材 育成、伝統文化の発展、観光推進など幅広い分野で協力する。町役場で締結式 が行われ、石川宣雄町長と宮・垣技乏慊垢・・蟒颪鮓鬚錣靴拭」  金沢星稜大は、2009年に穴水町曽良の旧兜小に「地域連携・交流センタ ーかぶと」を設け、ボラ待ち櫓(やぐら)の復元や学生のキリコ祭りへの参加 などに協力してきた。  石川町長は「町との交流がさらに深まり、大学の教育活動が推進することを 期待する」とあいさつした。宮・崖慊垢蓮崢・硫歛蠅砲弔い得・・・蠅離譽戰・ まで大学が貢献できるよう取り組みたい」と述べた。  穴水町が大学と連携協定を結ぶのは初めて。金沢星稜大は金沢市に続き2自 治体目となる。 〈08〉2016年03月24日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登カキの2商品、穴水町でお披露目 カキ飯の素、フライ  能登の活性化へ生産者と県内企業などが商品開発で連携する「のとも〜るス マイルプロジェクト」の商品お披露目会が23日、穴水町地域情報センターで 開かれ、穴水や七尾産のカキを使ったカキ飯の素と冷凍カキフライが発表され た。  カキ飯の素は9月から、カキフライは来年から、マルエー、どんたく、Aコ ープ、コープいしかわの各店などで販売する。売り上げの一部は穴水町の「こ ども里活学び事業」の助成金となる。  お披露目会には、プロジェクトの事務局となるコープいしかわ(白山市)の 長谷川隆史理事長、山岸春雄副町長、県漁協穴水支所の小泉一明運営委員長、 イメージキャラクターをデザインした穴水高生ら約30人が出席した。商品開 発に向け、昨年10月に穴水町のプロジェクトチームが発足し、県の支援を受 けて、意見交換や試食アンケートを重ねてきた。 〈09〉2016年03月23日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ツバキ油で鹿波を潤せ 食用や化粧品、商品化を目指す 穴水町の保存会、 群生地をPR   県内有数のヤブツバキの群生地である穴水町鹿波(かなみ)地区の鹿波椿保 存会は、ツバキの実(種子)から精製するツバキ油の生産に乗り出した。町内 の飲食店と連携して食用油に使ったり、化粧品やアロマオイルとして商品化を 目指す。これまで使われていなかった実を活用して、「ヤブツバキの里」なら ではの特産品を開発し、地域振興に役立てる。  鹿波地区の海岸沿い約4キロには高さ3〜4メートルのヤブツバキが約10 万本、自生する。保存会は1月、県のいしかわ里山創成ファンド事業の助成金 で搾油機を購入した。メンバーは仕事の合間をぬって、昨年9月に採取した約 50キロの実から油を抽出する作業に励んでいる。年間約20リットルの油を 抽出できると見込む。  今後は、鹿波地区と同じくヤブツバキの名所として知られる珠洲市折戸地区 を視察し、地元住民によるツバキ油を使った商品づくりを商品開発の参考にす る。里山創成ファンド事業が終わる2017年度までに、アロマオイルや、整 髪料など化粧品の商品化を計画する。  ヤブツバキは日本原産の常緑樹で、1月下旬から5月ごろまで赤い花を咲か せる。群生地は、薪用に雑木を間伐することがなくなったことから徐々に草木 が生い茂り、ヤブツバキの花が見えにくくなっていた。  住民有志でつくる保存会は、「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定され たのを機に2012年2月から保全活動を始め、雑木の伐採や下草刈りに取り 組んでいる。最近は、花が見頃になる3月下旬から4月に観光客が訪れるよう になった。  楠久雄保存会長は「鹿波の宝であるヤブツバキの実を使い、地区を元気にし たい」と話した。 〈10〉2016年03月22日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「ワインだけじゃない」 能登産ブドウの活用広がる 果汁を調味料に  全国的なコンクールに入賞するなど高い評価を得る能登産ワインの醸造用ブ ドウの果汁が、そのまま家庭の食卓に届けられることになった。子どもや酒を 飲めない人にもジュース、調味料としてワイン用ブドウを楽しんでもらう試み で、考案した地元企業は、素材の良さをPRして産地全体の振興につなげる。  ブドウ栽培を手掛けるオクルスカイ(穴水町)が商品化する。欧州などで酸 味料として使われる若摘みブドウの絞り果汁「ヴェルジュ」にヒントを得た。  果汁は赤ワイン用品種「ヤマソーヴィニヨン」と白ワイン用品種「セイベル 9110」の2種類で、無加糖、無添加とし、ブドウの豊かな風味をそのまま 生かした。赤はほんのり甘く、ストレートや炭酸水で割って飲むのに適してお り、酸味の強い白はサラダのドレッシングや魚料理などのソースに合うという。  穴水町では、同社や農家のブドウを使って能登ワイン(同町)がワインを生 産している。地元産カキの殻を肥料に栽培され、山梨県などが主催する日本ワ インコンクールで昨年まで8年連続で入賞するなど、ワインの品質はもちろん、 原料のブドウも高い評価を得ている。  ワイン用ブドウは昨年、約150トンが収穫され、能登ワインは今年、フル ボトル(720ミリリットル)で15万本と過去最大の生産量を見込む。同社 は工場に最新設備を導入したばかりで、ワインの品質向上、生産拡大が進む中 での果汁の販売となる。地元のワイン関係者らは、能登産ブドウの需要の新規 掘り起こしや農家の収入アップに期待する。  果汁はハーフボトル(360ミリリットル)入り1026円(税込み)で、 4月以降、県内外の百貨店などに並ぶ予定という。オクルスカイの村山智一社 長は「ワインよりシンプルに味が楽しめる。能登で育ったおいしいブドウをよ り多くの人に知ってもらいたい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------