■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.163 『ふるさとメール能登穴水』 平成27年12月24日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  今年も残すところあとわずかとなりました。2015年、皆様にとってはど のような1年だったでしょうか。穴水町では、「北陸新幹線開業」を契機にの と鉄道穴水駅横に「穴水町観光物産館 四季彩々」をオープンするとともに、 この「四季彩々」と「さわやか交流館プルート」を合わせたエリアが「道の駅 あなみず」として認定を受け、新しい奥能登の玄関口が誕生しました。  さて、来月から始まります、穴水の冬のまいもん。お待ちかねの「かき」で す。来年1月10日(日)から「まいもんまつり“冬の陣”かきまつり」が始 まります。かきまつりの特別イベント「雪中ジャンボかきまつり2016」 は、来年1月30日(土)・1月31日(日)に開催されます。前回から延長 した全長400mの炭火焼コーナーにて、殻付きのかきを自分で焼いて味わう ことができます。炭火でじっくり焼かれたかきは、磯の香りがふわりと漂い、 食感はプリプリで、濃厚な旨みが絶品です!  かきまつりを前に、出向キャンペーンも予定しています。1月9日(土)は 高岡大和(富山県高岡市)にて、1月10日(日)は香林坊アトリオ広場(石 川県金沢市)にて、焼きかきの無料配布を行います。(お一人様2個ずつ、先 着500名様)この機会にぜひ穴水町の新鮮なかきをご賞味ください。なお、 無くなり次第終了となりますので、お早めにお越しください。  末筆ながら、今年もふるさとメールをお読みいただき、ありがとうございま した。来年も皆様に明るい話題をお届けできるよう努めて参ります。どうぞ良 いお年をお迎えください。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報 ☆ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり  ☆ 「かきまつり」出向キャンペーン(高岡市・金沢市)  ☆ かきまつり特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2016  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり ★★★★★★★★★★★★★ いよいよ「かき」の美味しい季節到来です。1月10日(日)から毎年恒例の 「かきまつり」が開催されます。穴水町内の飲食店にて、焼きがき、カキフラ イ、かきご飯などの「かきフルコース」をご用意しております。穏やかな穴水 湾で育ったプリプリのかきをぜひお召し上がりください。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/kanko/maimon/kaki.html 日  時:平成28年1月10日(日)〜 3月31日(木) 場  所:穴水町内 まいもんまつり加盟店(前日までに要予約) メニュー:焼きがき、カキフライ、酢の物、かきご飯、お吸物、お新香 料  金:フルコース 3,800円(税抜き)      ミニコース 2,400円(税抜き) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 「かきまつり」出向キャンペーン(高岡市・金沢市) ★★★★★★ 大好評の「かきまつり」出向キャンペーン!今年は高岡市と金沢市で開催しま す。炭火で焼いた新鮮なかきを、お一人様2個ずつ、先着500名様に無料配 布いたします。無くなり次第終了となりますので、お早めにお越しください。 ≪ 高岡市 ≫  期  日:平成28年1月 9日(土)午前11時半頃〜  会  場:高岡大和(富山県高岡市御旅屋町) ≪ 金沢市 ≫  期  日:平成28年1月10日(日)午前10時〜  会  場:香林坊アトリオ広場(石川県金沢市香林坊) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり      特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2016 ★★★★★★★  「かきまつり」の期間中に開催される、大好評の野外特別イベント「雪中ジ ャンボかきまつり2016」。今年も穴水港湾「あすなろ広場」に総延長 400mのコンロを並べ、会場内でご購入いただいたかき貝などを炭火で焼い てお召し上がりいただけます。  また、能登ワインなどの特産品や穴水町で収穫された農産物・海産物を販売 する「まいもん市」も多数出店しますので、かき貝以外の様々な穴水の食材を ご賞味いただけます。 当日は、駐車場と会場を結ぶ無料シャトルバスが運行されます。ご家族、ご近 所お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。 料  金:入場無料 かき貝1袋 1,000円(税込) 期  間:平成27年1月30日(土)午前10時〜午後4時           1月31日(日)午前 9時〜午後3時 会  場:穴水港湾「あすなろ広場」 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたしま す。また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたしま す。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ---------------------------------------------------------------------- 01:「ちゃんこ番」が部屋の味を提供 追手風部屋の力士3人が出店 穴水町   でジャンボかきまつり 1月30、31日、計1500食を提供 02:観光ガイドが継承、発信 「中居まだら」「中居たたら唄」 「穴水町の   新たな売りに」 ふるさと案内人の会が乗り出す 03:穴水町が山梨県南アルプス市と災害支援協定 04:「LEDの桜」が満開 のと鉄道能登鹿島駅 穴水町でライトアップ 05:林家一門の話芸を満喫 穴水町で「三平堂落語塾」に300人 06:いぶし竹に干支の彫刻 穴水町元職員の泉さんが制作 友人らに譲り、好   評 07:のと鉄道穴水駅に「花の出前」 主婦から球根、児童が栽培 来春、チュ   ーリップで彩り 08:手作りの帽子、お手軽に 穴水町の新田さんが考案 風呂敷などが材料    高齢者に広まる 09:55歳が集い第二の成人式 穴水町 81人が旧交温める 10:地域おこし協力隊員、穴水町に根を下ろす 任期後に定住 来春、レスト   ランを開店 東京都出身の齋藤さん、県内第1号に ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年12月20日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「ちゃんこ番」が部屋の味を提供 追手風部屋の力士3人が出店 穴水町で ジャンボかきまつり 1月30、31日、計1500食を提供  穴水町で1月30、31日に開催される「雪中ジャンボかきまつり2016」 (北國新聞社共催)で、大相撲追手風(おいてかぜ)部屋で「ちゃんこ番」を 務める力士3人が出店し、ちゃんこ鍋を振る舞う。町出身の追手風親方(元幕 内大翔山)がまつりの盛り上げに役立ちたいと力士の派遣を提案した。力士の 出店は初めてで、関係者は、これまで以上のにぎわいを期待している。  ちゃんこ鍋の出店は、21日に町役場で開かれる出店者会議で、正式決定と なる見通しだ。  追手風部屋は、2010年から町内で夏合宿し、遠藤(金沢学院東高OB) ら部屋の力士が訪れる。追手風・遠藤穴水後援会事務局によると、親方が同後 援会長でもある石川宣雄町長に力士の派遣を伝えた。  1月28日から部屋のちゃんこ番を務める力士3人が穴水町を訪れ、仕込み に精を出す。イベントでは2日間で計1500食分のちゃんこを振る舞い、売 り上げの一部は町などに寄付する予定となっている。  ジャンボかきまつりは、1月10日〜3月31日に町内の加盟9店舗で開催 する「能登半島穴水まいもんまつり“冬の陣”かきまつり」(本社共催)の特 別イベントとして開催される。町あすなろ広場に総延長400メートルの炭火 焼きコーナーが設置され、特産カキや能登の山海の幸が人気を集めている。  まつり会場には昨年、県内外から2日間で過去最多となる約4万5千人が来 場した。今回、会場に用意される特設ステージで力士に相撲甚句を披露しても らうことも検討する後援会事務局の担当者は「昨年以上に大勢の町民や観光客 の方に、熱々のちゃんこと力士の皆さんとの交流を楽しんでもらいたい」と話 した。 〈02〉2015年12月18日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎観光ガイドが継承、発信 「中居まだら」「中居たたら唄」 「穴水町の新 たな売りに」 ふるさと案内人の会が乗り出す  穴水町の観光ボランティアガイド「穴水町ふるさと案内人の会」が、同町中 居地区に伝わる「中居まだら」と「中居たたら唄」の習得に乗り出した。いず れも町無形民俗文化財に指定され、民謡保存会が受け継いできたが、会員は減 り続けている。案内人の会は、自分たちが習得することで継承者を増やし、観 光客の案内の際に披露して伝統文化を発信する計画で、17日、初の研修会が 開かれた。  中居地区は、平安時代から鋳物の生産がさかんで、江戸時代中期の釜師初代 宮・慨・機覆・鵑繊砲虧捷・鯒攴个靴拭・崔羌錣燭燭蕷粥廚話鯊ず邏箸力・・ホ として親しまれ、途中「ソラフメ、ソラフメ」という威勢の良いはやしが入る。 「中居まだら」は能登に伝わる祝い唄「まだら」の一つで、祭りなどで華やぎ を添えてきた。  1975(昭和50)年に「たたら唄」が、76年には「まだら」が、それ ぞれ町の無形民俗文化財に指定された。  77年には中居民謡保存会が発足し、唄を歌い継いできた。会員はピーク時 に約40人を数えたが、高齢化が進み、現在は10人に満たない。  唄の担い手不足に直面している現状に、案内人の会の小泉正敏会長(71) が、継承者を増やして唄を穴水観光の新たな売りにしようと、会員たちによる 習得を企画した。まだらは主に男性が歌い手を務めるが、会では女性にも積極 的な参加を呼び掛ける。  国民保養センターキャッスル真名井で開いた研修会では、保存会員の下出源 一さん(65)から、息継ぎや調子の付け方を学んだ。  今後、会員は唄を録音したCDやカセットテープなどを使って練習に取り組 む。小泉会長は「唄で穴水に興味を持つ人が増えればうれしい。まだらが有名 な七尾、輪島とともに能登の三大まだらと呼ばれるくらい広めたい」と夢を語 った。 〈03〉2015年12月15日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町が山梨県南アルプス市と災害支援協定  穴水町と山梨県南アルプス市は13日、災害時の相互支援協定を結んだ。同 町が他の自治体と災害協定を結ぶのは初めてとなる。被災時に職員や車両の派 遣、生活物資や資機材の提供などで協力する。  同市総合交流ターミナルハッピーパーク内のレストラン「オーチャード」で 調印式が行われ、石川宣雄町長と金丸一元市長が握手を交わした。穴水町と南 アルプス市は2004年から姉妹都市協定を結んでおり、町が今年5月ごろ協 定締結を持ち掛け、協議を進めていた。 〈04〉2015年12月10日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「LEDの桜」が満開 のと鉄道能登鹿島駅 穴水町でライトアップ  穴水町ののと鉄道能登鹿島駅で9日、ホームの桜並木に取り付けられた発光 ダイオード(LED)のライトアップが始まった。約4万6千個の青い光が輝 き、乗客や地元住民を楽しませた。  能登鹿島駅は周辺にソメイヨシノなど約100本が植えられており、「能登 さくら駅」の愛称で親しまれている。ライトアップは観光客数が落ち込む冬場 に人を呼び込もうと、のと鉄道や同駅さくら保存会が初めて企画した。  ライトアップは来年2月下旬まで、日没から最終列車が通過する午後10時 半ごろまで行われる。 〈05〉2015年12月07日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎林家一門の話芸を満喫 穴水町で「三平堂落語塾」に300人  穴水町の「能登穴水三平堂落語塾」(本社後援)は6日、同町の国民保養セ ンターキャッスル真名井で開かれた。町内外から集まった約300人が、林家 三平さんら林家一門4人の巧みな話芸を満喫した。  開演に先立ち、石川宣雄町長が「大いに笑って元気になってください」とあ いさつした。林家なな子さんが「穴子でからぬけ」、林家うん平さんが「禁酒 番屋」を披露、林家英平さんは手品や話芸で笑いを誘った。トリを飾った三平 さんは江戸時代の腰元彫りの名工を主人公にした「浜野矩(のり)随(ゆき)」 で客席を沸かせた。  落語塾は穴水町名誉町民で、本紙朝刊に「照る日曇る日」を連載中の初代林 家三平師匠夫人、海老名香葉子さんの協力により開催され、今年で5回目とな る。 〈06〉2015年12月04日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎いぶし竹に干支の彫刻 穴水町元職員の泉さんが制作 友人らに譲り、好評  穴水町根木の泉建夫さん(72)が、いぶした竹に干支(えと)の「申(さ る)」の絵を彫り込み、新年を祝うオブジェを手作りしている。子どものころ から好きだった彫刻を、10年前から再び始めた泉さんは「人に喜んでもらえ るのが何よりの活力になる」と知人や友人に作品を贈り、あめ色に光る竹を日々 刻んでいる。  泉さんは2013年から、いぶし竹を使ってボラ待ち櫓(やぐら)などを描 く作品づくりを始めた。昨年初めて干支をテーマとし、未(ひつじ)を描いた オブジェを仕上げると、知人や友人から「これはおめでたい」「ぜひ譲ってほ しい」と好評だった。今年は11月中旬からオブジェづくりを始め、3日まで に親戚や友人らに贈る約20本を仕上げた。  穴水町役場で税務課長などを務めた泉さんは、20代まで版画制作に励んで いた。仕事が忙しく彫刻刀を握らなくなったが、定年退職を機に自宅に飾る門 松作りを始め、2年前からいぶし竹を彫り始めた。  オブジェは長さ30〜40センチで、直径は約15センチ。泉さんが近所で 伐採した竹を輪島市の知人に依頼していぶし、彫刻刀やカッターで表面を彫る。 最初は1本仕上げるのに3日程度かかったが、数をこなすうちに力の入れ具合 などこつをつかみ、現在では1日で1本を完成させる。  オブジェを一目見たいと自宅を訪れる人もおり、泉さんは「いぶし竹の風合 いと、生き生きとした表情を見て楽しんでもらえればうれしい」と話した。 〈07〉2015年11月29日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎のと鉄道穴水駅に「花の出前」 主婦から球根、児童が栽培 来春、チュー リップで彩り  放課後児童クラブ「穴水おひさまくらぶ」に通う児童が、日ごろ活動する穴 水町さわやか交流館プルートで、のと鉄道穴水駅を彩ろうとチューリップの栽 培を始めた。来年春まで放課後に世話を続け、開花後に駅前にプランターを移 し、乗降客の目を楽しませる。児童の「花の出前」は、地元の主婦濱田京子さ ん(63)=同町川尻=が球根を譲ったことがきっかけで、濱田さんは、思い がけない球根の活用に感激している。  濱田さんは、自宅庭で毎年チューリップを育てており、今年春の開花後に球 根を掘り出して保管していた。夫の芳雄さん(65)から「誰かにあげたら」 と勧められ、「穴水おひさまくらぶ」の代表を務める松田栄四郎さん(84) に声を掛けた。  球根のプレゼントを持ち掛けられた松田さんは「子どもたちに育ててもらい たい」とプランター12個を用意し、27日、子どもたちと球根150個を植 えた。  「花の出前」は、松田さんが多くの人の目を楽しませたいと発案し、のと鉄 道に打診した。同社の山下孝明社長は「そういうことならば喜んで受け入れた い」と歓迎し、駅にプランターを並べることが決まった。 ●感動を地鳴り欄に  濱田さんによると、球根のプレゼントを申し出た日、松田さんは「欲しいわ いね。ほんならプランターに土を入れて植えるだけに用意しとくわいね」と話 し、翌日までに準備した。行動力に感じ入った濱田さんは本紙地鳴り欄に「見 習いたいフットワーク」と題した記事を投稿し、25日付朝刊に掲載されてい る。  花で駅を彩る計画を聞いた濱田さんは「花を愛する心の輪が広がればうれし い」と期待した。松田さんは「児童たちと、思いがこもった球根を育て、きれ いな花を咲かせたい」と笑顔で話した。 〈08〉2015年11月25日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎手作りの帽子、お手軽に 穴水町の新田さんが考案 風呂敷などが材料 高 齢者に広まる  穴水町老人クラブ連合会女性部長の新田真寿美さん(80)が考案した手作 りの帽子が、町のお年寄りの間で人気を集めている。手軽に作れるようにと風 呂敷やタオルを材料にしており、各支部長らを通じて町内の女性部員に広がっ ている。  新田さんは2012年に部長に就任した。部員の交流が深まればと趣味の手 芸を生かして水引細工のアクセサリー作りなどを紹介してきた。昨年、風呂敷 で帽子を作る方法を考案し「リボンのような結び目がかわいい」と評判になっ た。  新田さんは年に2、3回開かれる研修会で各支部長らに帽子の作り方を教え ている。畑仕事で落ちてこないよう、ひもで結べる帽子も考えた新田さんは 「会員それぞれ、お気に入りの帽子を作ってもらえたらうれしい」と話した。 〈09〉2015年11月23日(月)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎55歳が集い第二の成人式 穴水町 81人が旧交温める  穴水町出身や在住の55歳を対象にした「第二の成人式 T・N・G55 (てんごゴーゴー)」は22日、同町国民保養センターキャッスル真名井で行 われた。5回目の今年は町内外から81人が出席し、旧交を温めた。  「T・N・G55」は、定年を5年後に控えた55歳をターニングポイント (転換期)とし、これからの人生を考えてもらう趣旨のほか、奥能登の方言で いたずらを指す「てんご」や、「定年後」にちなんた。  交流人口の拡大やUターンを促すため町と同実行委員会が企画した。石川宣 雄町長は祝辞で、町の就業や定住支援の施策を紹介し、「ふるさとに帰ってく ることを考える機会をつくってほしい」と呼び掛けた。  加藤真実行委員長があいさつ、元穴水中教諭の太田郁雄さんが祝辞を述べた。 参加者は、伊藤繁男町議会議長の発声で乾杯し、昔話に花を咲かせた。 〈10〉2015年11月18日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地域おこし協力隊員、穴水町に根を下ろす 任期後に定住 来春、レストラ ンを開店 東京都出身の齋藤さん、県内第1号に  穴水町で地域おこし協力隊員として移住定住支援の業務に携わる齋藤雅代さ ん(39)=東京出身=は、来春の任期終了に合わせ、七尾湾に面した風光明 媚(めいび)な同町曽福の国道沿いで、レストランを開店する。能登の里山里 海の自然や風土、人情にほれ込んで移住して2年近くを経て「穴水に根を下ろ す」と定住を決めた。石川県によると、国の地域おこし協力隊制度の任期後、 そのまま地元に根付く県内第1号のケースとなる。  齋藤さんは都内で編集者として活動し、海外向け日本文化紹介誌発行や食の PRイベント企画などに携わってきた。「人と地域と食を結ぶ」ことを目標と した取り組みの中で能登に魅了され、昨年4月から穴水町の移住定住支援員と して働き始めた。  業務を通じて痛感したのが、食をはじめとした資源が多い一方で、雇用の受 け皿が少ないことだった。過疎に歯止めをかけるため、IターンやUターン希 望者、地元住民が穴水で起業するモデルに自らなろうと決断した。  レストランは穴水町曽福の鮮魚店渚水産の協力で、渚水産の空き倉庫を活用 する。調理人を雇い、ボラやサザエなど地元海産物を照り焼きや洋風の味付け などで提供する。  観光や地域の交流拠点にも位置付け、町活性化に向けたセミナーも開催して いく。起業希望者にインターネット上で資金を募る「クラウドファンディング」 の活用を提案したり、地元生産者と起業希望者らが定期的に情報交換したりす る場にする。  来春のレストラン開業に向けた環境整備の手始めとして、渚水産倉庫に隣接 する炭火焼き小屋をリニューアルして17日にオープンさせた。約30年前ま で営業していたかつてのドライブインの店名「なぎさガーデン」の看板を掲げ た。  齋藤さんは「移住者も頑張っていけるという姿を見てもらい、IターンやU ターンで人を呼び込めればいい。店を拠点に地元や県内外の人との交流も広げ たい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------