■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.159 『ふるさとメール能登穴水』 平成27年8月27日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  暦の上では間もなく秋を迎え、日毎暑さも和らいでいくはずが、相変わらず 連日の猛暑が続いています。容赦なく体力が奪われ、体調管理が難しい時期で す。こまめな水分補給と十分な栄養補給を心がけ、暑さに打ち勝ちましょう。  さて、前号でもその話題をお伝えした郷土力士・遠藤関は、多忙なスケジュ ール合間を縫い、8月25日に穴水町での夏合宿に合流しました。町内で夏合 宿を張る追手風部屋の稽古など、今や町のスターとなった遠藤関が訪れる場所 には、その姿を一目見ようと多くの人が駆けつけました。しばしの里帰りにも 息抜きもできないようなスケジュールでしたが、終始優しい笑顔で町民らと交 流し、町に明るい話題を届けてくれました。  毎年恒例となった、追手風部屋合宿のレセプションも、盛大に行われました 。  町後援会は今後も全力で遠藤関を応援し続けることを約束し、さらなる期待 を寄せています。 兎にも角にも、まずは怪我なく来場所以降を乗り切ってほ しいですね。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 山梨県南アルプス市 直売市  ☆ あすなろ杯〜芝DEフットサル〜 参加チーム募集中!  ☆ 能登ふるさと博  ☆ 灯りでつなぐ能登半島(カフェ・・ぢローエル)  ☆ 穴水町の秋祭り  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ 山梨県南アルプス市 直売市 ★★★★★★★★★★★★★★★★★ 姉妹市町である山梨県南アルプス市(八田地区)と穴水町の交流の一環として 、今年も新鮮な果実やワインなどの特産品を紹介・販売します。ブドウの試食 、ワインの試飲コーナーをはじめ、先着500名にブドウの無料配布も行いま す。ぜひご家族揃ってお越しください。 日  時:平成27年8月29日(土)10:00〜 完売終了 場  所:あすなろ広場 内  容:南アルプス市の特産品(ブドウ、ワインなど)の販売 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790  ★★★ あすなろ杯〜芝DEフットサル〜 参加チーム募集中! ★★★★★  スポーツによる若者の交流促進を目的に、町では毎年フットサル大会を実 施しています。現在、参加チームを募集中です。ご友人、職場の仲間と一緒 に参加してみませんか?昨年に引き続き今年は、大人の部・子どもの部の2 部開催します!! 日  時:平成27年10月12日(日・祝) 8:30〜受付開始 場  所:穴水港湾 あすなろ広場 参加費用:1チーム  大人の部  3,000円            小学生の部 1,000円 〆  切:平成27年9月25日(金)17:00必着 (お問い合わせ)穴水町政策調整課内穴水町スポーツ振興委員会事務局                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 今年も能登半島全体がまるごとパビリオンとなり、各地にてお祭りやコンサー トなど多彩なイベントが開催されます。期間中は、能登半島海釣り大会、ほっ と湯めぐりラリーなども実施され、能登を楽しみながら素敵な賞品をGETで きるチャンスです! これから夏本番!ぜひこの機会に能登半島へお越しいただき、日本で初めて世 界農業遺産に認定された「能登の里山里海」を体感されてはいかがでしょうか 。  詳細につきましては、能登ふるさと博ホームページをご覧ください。 http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/index.html 期  間:平成27年7月3日(金)〜 10月10日(土) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会 (石川県観光戦略推進部 観光振興課内) TEL(076)225−1542 ★★★ 灯りでつなぐ能登半島 ★★★★★★★★★★  能登ふるさと博の一環として開催される“灯りでつなぐ能登半島”は、キャ ンドルナイトから万燈会まで幻想的な美しさを見せる能登が楽しめます。ゆら めく灯りに誘われる幻想的な夜を訪ねてみませんか? 【カフェ・ローエル2015】  オープンカフェを中心に路上ステージ、カヌー体験試乗、屋台村など多彩な 催しを開催します。夕刻には灯りのオブジェに点灯を行い、会場周辺は幻想的 な雰囲気に包まれます。  開催日:平成27年8月29日(土)  場 所:ローエル広場(穴水町商工会周辺特設会場)  内 容:ローエル祭、カヌー体験試乗、屋台村、      灯りのオブジェ、路上ステージなど (お問い合わせ)のとシフト  TEL(0768)52−3645 ★★★ 穴水町秋祭り ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町各地ではまだまだ祭りが開催されます。能登の伝統的な祭りをお楽 しみください。 ≪中居キリコ祭り≫ 日  時:平成27年8月・29・30日(土・日) 開催地区:中居地区 ≪大町祭り・川島祭り≫ 日  時:平成27年9月12日(土) 開催地区:市街地 ≪鹿波秋祭り≫ 日  時:平成27年9月12日(土)〜 9月13日(日) 開催地区:鹿波地区 ≪前波曳山祭り≫ 日  時:平成27年9月19日(土)〜 9月20日(日) 開催地区:前波地区 ≪奈古司神社 秋季大祭≫ 日  時:平成27年9月22日(火) 開催地区:岩車地区 (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水のまちづくりにご協力をお願いいたします 。また、1万円以上ご寄附頂いた方には、穴水町の特産品をお届けいたします 。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:全中卓球出場の道端さん健闘誓う 穴水町役場で報告会 02:キリコ勇壮、海上に舞う 穴水町沖波で大漁祭り 03:ろうそく1万個、本堂や境内照らす 穴水町の千手院で盆灯 04:遠藤シャツで応援 穴水町・友の会が製作 追手風部屋の夏合宿に合わせ 05:金糸瓜のパイ名物に 穴水町の地域おこし協力隊員ら開発 9月から4   店舗で販売 06:穴水町で大相撲追手風部屋と交流 07:空の旅で遠藤の応援を 能登空港利用者に助成金 穴水町の促進協議会、   搭乗率向上を目指す  08:力士と園児が交流 追手風部屋が穴水町で合宿開始 09:穴水町のボラを都市圏へ 「神経締め」長く鮮度保つ 櫓漁の団体が技術   習得 10:蓬莱庭園が絵図通りに 「勅使殿」の礎石確認 穴水町の美麻奈比古神社    石原さんが雑草除去  ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年08月19日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎全中卓球出場の道端さん健闘誓う 穴水町役場で報告会  21日に宮城県利府町で始まる全国中学校卓球大会に出場する穴水中3年道 端沙羽さんの出場報告会は18日、穴水町役場で開かれ、道端さんが健闘を誓 った。  石川宣雄町長が「失敗を恐れずにプレーしてほしい」と激励し、道端さんは 「支えてくれた方々への感謝を忘れず、悔いの残らないよう頑張りたい」と決 意を語った。  道端さんは北信越中学校総合競技大会で入賞し、全国大会出場を決めた。 〈02〉2015年08月16日(日)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎キリコ勇壮、海上に舞う 穴水町沖波で大漁祭り  穴水町沖波、諏訪神社の大漁祭りは15日、同地区で行われ、高さ約6・5 メートル、重さ約1・5トンのキリコ5基が立戸(たっと)ノ浜から海に繰り 出し、勇壮に暴れ回った。  14日の夜遅くまで地区を練り歩いた新生組、北組、中組、拾人(じゅうに ん)組、立戸組のキリコは午前9時半ごろ、浜に集結した。青年団員らが大漁 太鼓を打ち鳴らすと、キリコは笛の合図で法被姿の男女に担がれ、次々に海へ 入った。  海上では太鼓やかねの音を響かせ、担ぎ手は「ヤッサイ」と掛け声を発しな がら豪快にキリコを動かし、海の安全と大漁を祈願した。金沢星稜大の池田幸 應教授と学生41人も参加した。 〈03〉2015年08月15日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎ろうそく1万個、本堂や境内照らす 穴水町の千手院で盆灯  穴水町曽良の高野山真言宗千手院(せんじゅいん)で14日、本堂や境内、 地区の沿道にろうそくを並べる「盆灯(ぼんとう)」が行われ、計1万個の明 かりが地区を照らした。  その年の話題をともす「文字明かり」には、地元児童の応募の中から浦信乃 輔(しんのすけ)君(穴水小6年)の「輝け北陸新幹線」が選ばれた。  沿道では町流しも繰り広げられた。 〈04〉2015年08月13日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎遠藤シャツで応援 穴水町・友の会が製作 追手風部屋の夏合宿に合わせ  穴水町岩車の住民らでつくる遠藤関岩車応援友の会は、町出身の遠藤(追手 風【おいてかぜ】部屋、金沢学院東高OB)を応援するポロシャツを製作した。  ポロシャツは遠藤が好きなピンク色で、背中に手形とサインを入れた。穴水 町での追手風部屋の夏合宿に合わせ、森田俊勝会長がデザインした。  遠藤が合宿の朝稽古に参加する25、26日には会員がポロシャツを着て稽 古を見学する。森田さんは「そろいの服で気持ちも一つにして応援したい」と 話した。 〈05〉2015年08月12日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎金糸瓜のパイ名物に 穴水町の地域おこし協力隊員ら開発 9月から4店 舗で販売  穴水町の地域おこし協力隊員と町の菓子組合が共同で開発していた、能登野 菜の金糸瓜(きんしうり)を使ったパイが完成した。金糸瓜はゆでると果肉が 糸状にほぐれることから「そうめんかぼちゃ」とも呼ばれ、シャキシャキとし た独特の食感を楽しめる。9月には町の菓子店で発売され、地元の野菜を使っ た、町の新たな特産品として定着を目指す。  パイは、北海道旭川市出身で、里山起業支援員として働く近藤克哉さん(2 4)が考案した。国内外のレストランで約3年半、料理をした近藤さんは、能 登の豊かな食材にひかれて穴水に移住し、穴水産の素材を生かした特産品開発 に励んできた。  近藤さんは、中でも見た目と食感に衝撃を受けた金糸瓜を使ったスイーツを 作りたいと考えた。町の菓子組合の関係者とも試作を重ね、「金糸パイ」が完 成した。  パイは金の色合いが美しく、穴水産金糸瓜のシャキシャキした食感と、サク サクの生地を楽しむことができる。9月5日から、1個180円(税抜き)、 5個の箱入りセットは1200円(税抜き)で、町の菓子組合に加盟する4店 舗で発売される。  近藤さんは「地元の野菜を使って今までにないスイーツができた。穴水を代 表する新名物になってほしい」と話した。 〈06〉2015年08月07日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町で大相撲追手風部屋と交流 ●金沢東高生ら朝稽古に参加  穴水町に合宿中の大相撲追手風(おいてかぜ)部屋は6日、町営相撲場で本 格的な朝稽古に入った。町出身の金沢学院東高2年佐藤淳史君と同高OBでア イシン軽金属の黒川宗一郎さん=高岡市=も稽古に加わり、力士と汗を流した。  佐藤君は小学生時代の6年間、町の少年相撲教室に通っており、町民から声 援を受けながら土俵で奮闘した。黒川さんも土にまみれながら、力士とぶつか った。 ●遠藤「皆さんの応援で頑張れた」 歓迎会に150人  追手風部屋の歓迎会は6日、穴水町の国民保養センターキャッスル真名井で 開かれ、追手風・遠藤穴水後援会の約150人が力士と交流を深めた。  町出身の遠藤(金沢学院東高OB)も出席した。遠藤は「けがでつらくても、 皆さんの応援のおかげで頑張れました」とあいさつした。歓迎会では力士によ る相撲甚句が披露され、町商工会女性部が手作りしたストラップを力士に贈呈 した。 〈07〉2015年08月06日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎空の旅で遠藤の応援を 能登空港利用者に助成金 穴水町の促進協議会、搭 乗率向上を目指す   のと里山空港利用促進穴水町協議会は9月から、能登―羽田便に乗って大相 撲を観戦し、同町出身の遠藤(追手風部屋、金沢学院東高OB)を応援する町 民に、現金千円を助成する。遠藤人気にあやかり、羽田便の搭乗率アップを図 るのが狙い。町民は運賃助成も併せて申請でき、団体なら1人当たり総額5千 円の助成を受けられる。  のと里山空港利用促進穴水町協議会は、商工会や老人会など各種団体で構成 し、町政策調整課に事務局を置く。北陸新幹線金沢開業で能登空港の苦戦が予 想される中、新制度を打ち出した。助成は秋場所(9月13日初日、東京・両 国国技館)から来年の5月場所までに大相撲の応援のため、能登―羽田便を往 復利用することが条件となる。助成希望者は大相撲の観戦チケットの半券を添 付して町に申請する。  穴水町では、羽田便の往復利用者に大人3千円を助成する制度を設けており、 5人以上の団体なら1人4千円を交付する。昨年は約1200人の利用があり、 町や協議会が連携して遠藤応援制度を新設した。  能登−羽田便の12年目(昨年7月7日から1年間)の搭乗率は4月末時点 で61・3%(速報値)となり、搭乗率保証制度で目標とする62%を下回っ た。5月はNHK連続テレビ小説「まれ」の効果などで66・4%(同)に回 復したが、新幹線開業後の地元住民の利用促進が課題となっている。  町担当者は「遠藤を応援する町民は多い。新制度を使って空の便を利用して もらいたい」と話した。 〈08〉2015年08月05日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎力士と園児が交流 追手風部屋が穴水町で合宿開始  大相撲の追手風(おいてかぜ)部屋は4日、穴水町で合宿を開始した。初日 から合宿に参加する所属力士12人は、町内の保育所や高齢者福祉施設計5カ 所を訪問し、園児や利用者らと親交を深めた。町出身の遠藤(金沢学院東高O B)は巡業を終えた後、24日から合流する。  遠藤が2歳から5年間通った同町波志借(はじかし)の光琳寺保育所では力 士5人が園児39人と相撲を取るなどして交流した。力士が自己紹介で体重を 発表すると、園児から「大きい」と驚きの声が上がった。  合宿には、遠藤や大翔丸(金沢学院東高OB)ら所属力士ら約20人が参加 する。朝稽古は5日から町営相撲場で始まる。  町出身の追手風親方(元幕内大翔山)は4日、町役場を訪れ、追手風・遠藤 穴水後援会長でもある石川宣雄町長と懇談した。  追手風親方は「遠藤と自分の出身地の穴水で、一生懸命稽古を頑張っていき たい」と意気込んだ。石川町長は「充実した稽古をしてもらいたい」と話した。 〈09〉2015年07月31日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町のボラを都市圏へ 「神経締め」長く鮮度保つ 櫓漁の団体が技術習 得  穴水町新崎(にんざき)で、町伝統のボラ待ち櫓(やぐら)漁を手掛ける町 おこし団体「新崎・志ケ浦地区里海里山推進協議会」は30日、都市圏へのボ ラの出荷に向け、鮮度を保つ「神経締め」の技術を学んだ。ボラの多くは地元 で消費されており、同協議会は「県外にも出荷し、より多くの人にボラの味を 知ってもらいたい」としている。  協議会は水揚げしたボラを、銀色に輝く魚体から「秘匿(ひとく)の銀ボラ」 と名付け、町内の鮮魚店やスーパーに卸している。シロメ、アカメと呼ばれる 2種類のボラのうち、特にシロメは白身魚特有のうま味を楽しめる。  協議会の岩田正樹会長は、神経締めの技がブリやノドグロでも使われている ことを知り、ボラにも使いたいと県水産総合センター(能登町)に相談した。 30日には協議会メンバー5人が穴水町新崎の活動拠点に集い、センターの池 森貴彦普及指導課長から神経締めの指導を受けた。  メンバーは魚の頭部に針を差し込んで動きを止め、金属製のワイヤを頭から 尾まで通す方法を練習し、通常1時間程度で始まる死後硬直の時間が約20時 間後となることも学んだ。  ボラ漁のシーズンは5〜7月で、8月上旬には網を上げる。来年の漁期に向 けて県外への出荷を探る岩田会長は「穴水のボラの付加価値を高め、多くの人 に味わってもらえるようにしたい」と話した。 〈10〉2015年07月22日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎蓬莱庭園が絵図通りに 「勅使殿」の礎石確認 穴水町の美麻奈比古神社  石原さんが雑草除去   穴水町下唐川の農業石原主税(ちから)さん(61)が、同町川島の美麻奈 比古(みまなひこ)神社の境内で、江戸時代の絵図に描かれていた「蓬莱(ほ うらい)庭園」を浮かび上がらせた。庭園跡に繁茂していた雑草を、2カ月か けて刈り取った石原さんは、庭園の池の跡や「勅使殿」を示すとみられる礎石 も確認し「本当に絵図通りの庭園があったと分かった」と感激している。  歴史学博士でもある四柳嘉章宮司によると、蓬莱庭園は江戸時代終わりから 明治時代に整備された。江戸時代の1781(天明元)年に描かれた神社の絵 図を見ると、庭園や勅使殿の礎石があったことや、池跡が「折井池(おりいの いけ)」と呼ばれていたことが分かる。  庭園跡地付近は約3500平方メートルと広く、近年は草木が生い茂り、庭 園の姿が分からなくなっていた。四柳宮司から、かつての庭の姿について聞い た石原さんが「勅使殿の礎石を見たい」と思い、5月頃から雑草の刈り取りを 始めた。  勅使殿は絵図に描かれた通りの位置で確認され、新たに池跡で亀を模した石 の「霊亀(れいき)」も見つかった。池の周囲には別に石の霊亀があることが 以前から分かっており、霊亀が二つ配置されていたことが判明した。四柳宮司 によると、池の中と周囲に霊亀を一つずつ配置した蓬莱庭園は珍しく、能登に ある神社庭園では他にないという。  四柳宮司は「石原さんの奉仕のおかげで庭園が復活した。地域の貴重な文化 遺産として守り続け、ぜひ多くの人に見てほしい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------