■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.157 『ふるさとメール能登穴水』 平成27年6月25日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  もうすぐ7月ですね。穴水町をはじめ能登地方では7月から本格的な祭りシ ーズンをむかえます。7月3日からは今年で8年目を迎える「能登ふるさと博 」が開幕し、能登半島各地において、祭りやコンサートなど、さまざまなイベ ントが開催されます。穴水町では、キリコ祭り、曽良の盆灯、沖波大漁祭り、 カフェローエルなど、毎週のようにイベントが続き、普段静かで穏やかな町は 、笛や太鼓の響く音と、人々の活気に包まれます。  そして、これらの先陣を切るのが「第53回長谷部まつり」です。昨年も、 盛大に開催されたこのイベントですが、今年も精一杯盛り上げるべく、着々と 準備を進めています。町内を練り歩く「にぎわいパレード・信連行列」をはじ め、海辺の広大な広場に響く「石川の太鼓」ステージ、花火大会までお楽しみ いただける、熱い1日です。観客の皆様からいただく温かい拍手とご声援もま た、まつりの盛り上がりには欠かせないものです。ご家族、ご近所、お友だち 、皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。               ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町政策調整課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 第53回長谷部まつり  ☆ 能登ふるさと博  ☆ みんなの のと里山空港 開港12周年記念イベント  ☆ 穴水まいもんまつり 夏の陣 さざえまつり  ☆ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ 第53回長谷部まつり ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 平家物語にも名を挙げられる穴水城主長谷部信連を偲ぶ時代まつり。役場か ら商店街通りを抜ける約2.5キロの道のりを練り歩く「にぎわいパレード 」と「信連行列」。各団体の趣向を凝らしたパフォーマンスと、英姿颯爽と した長谷部信連公率いる壮大な時代絵巻をご覧ください。 夕刻からのあすなろ広場におけるステージイベントでは、石川県太鼓連盟に よる太鼓の演奏が行われます。各団体の演奏をはじめ、参加団体総勢で競演 するクライマックス「加能の響き」は、太鼓の音が身体の芯まで響き伝わり 、鳥肌が立つほどの迫力があります。  そして、長谷部まつりの締めは、もちろん花火!熱く盛り上がる穴水町の 夜空に大輪を咲かせます。太鼓演奏の余韻にひたりながら、穴水湾にキラキ ラと輝く夏の風物詩をご家族そろってご覧になりませんか。  また、長谷部まつり前日には前夜祭が開催されますので併せてお越しくだ さい! 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 日  時  平成27年7月18日(土)         ≪前夜祭≫   17:30〜 (あすなろ広場のみ) 平成27年7月19日(日)         ≪パレード≫  13:30〜 穴水町役場出発         ≪石川の太鼓≫ 18:00〜         ≪花火大会≫  21:00〜 会  場  穴水町商店街通り、あすなろ広場 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会 TEL(0768)52−3790 ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 今年も能登半島全体がまるごとパビリオンとなり、各地にてお祭りやコンサー トなど多彩なイベントが開催されます。期間中は、能登半島海釣り大会、ほっ と湯めぐりラリーなども実施され、能登を楽しみながら素敵な賞品をGETで きるチャンスです! 北陸新幹線が開業となり、能登へのアクセスはより一層良くなりました。ぜひ この機会に能登半島へお越しいただき、日本で初めて世界農業遺産に認定され た「能登の里山里海」を体感されてはいかがでしょうか。  詳細につきましては、能登ふるさと博ホームページをご覧ください。 http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/index.html 期  間:平成27年7月3日(金)〜 10月10日(土) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会 (石川県観光戦略推進部 観光振興課内) TEL(076)225−1542 ★★★ みんなの のと里山空港 開港12周年記念イベント★★★★★★★★  のと里山空港は開港12周年を迎えます。皆様へののと里山空港利用に感謝 を込めて、記念イベントを開催します。「飛行機と綱引き」「パイロットとジ ャンケンポン」をはじめ、「ANA夏祭り2015」や「輪投げ大会」など、 子どもたちが喜ぶ楽しいイベントが盛りだくさんです。 日  時:平成27年7月4日(土)〜5日(日)9:00〜16:30 会  場:のと里山空港 (お問い合わせ)のと里山空港賑わい創出実行委員会                   TEL(0768)26−2303 ★★★ 穴水まいもんまつり 夏の陣 さざえまつり ★★★★★★★★★★  さざえのお造り、さざえのつぼ焼き、さざえご飯などのさざえづくしのフル コースを穴水まいもんまつり加盟店にてご用意させていただきます。穴水湾で 育った新鮮なさざえをぜひご賞味ください。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 期  間:平成27年6月15日(月)〜7月15日(水) 店  舗:穴水町内のまいもんまつり加盟店(要予約) 料  金:3,800円(税別) (お問い合わせ)穴水町観光交流推進室 TEL(0768)52−3790 ★★★ 穴水ニュータウン無償分譲 申込受付中 ★★★★★★★★★★★★  穴水ニュータウンは、奥能登の玄関口に位置し、のと里山海道の越の原イン ター・穴水インターの近くで自然環境・交通面でも利便性が良く、住環境づく りに適しています。  穴水町では、この穴水ニュータウンの土地を、町外からの移住者を対象に、 住宅地として無償で分譲します。定住奨励金交付制度により、最大100万円 の助成も併用することができます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 所 在 地:穴水町字大町ヨ地内(来迎寺住宅跡地) 分譲区画:1区画 約69坪 全8区画 対 象 者:町外からの移住者で、自己が居住するための住宅を建築し、 穴水町に永住しようとする子育て世代の夫婦 (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625 ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとである穴 水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRやまち づくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録された 方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料) 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町で生まれ育ち、今は離れて暮らす方、穴水町を応援くださる方、そ ういった皆様の「穴水町を応援したい」という思いをこの「あなみずふるさと 応援寄附」に託していただき、穴水町のまちづくりにご協力をお願いいたしま す。また、1万円以上ご寄附いただいた方には、穴水町の特産品をお届けいた します。  穴水町にゆかりのあるみなさんの応援を力に、子どもから高齢者まで活き活 きとした活力あるまちづくりを推進していきます。 詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。 http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町政策調整課 TEL(0768)52−3625  ---------------------------------------------------------------------- 01:信連役に齋藤さん 長谷部まつり武者行列 穴水町、7月19日 02:穴水町でプレミアム商品券求め列 03:サザエづくし、磯の香り堪能 穴水町、「まつり」へ試食会 04:テレビ小説「まれ」の曲とドライブ のと里山海道の「おとのみち」完成    北國新聞AR 05:潮騒の道、照明を守る 穴水町 海側に300本、柱に固定 損壊被害受   け対策 06:地震、大津波時の避難手順を確認 穴水小など合同訓練 07:遠藤パネルを大銀杏姿に 穴水町 7月完成目指す 08:生きたサザエ、全国に発送 穴水町でふるさと小包 09:「再び能登へ」青春の宿復活 穴水町のユースホステルが29年ぶり、1   1月にも簡易宿泊所に 世話役慕う常連客に応える 長女の池上さんが準備  10:地域サロンが開所 穴水町社会福祉協議会 ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2015年06月20日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎信連役に齋藤さん 長谷部まつり武者行列 穴水町、7月19日  7月19日に行われる穴水町観光物産協会の第53回長谷部まつり(北國新 聞社後援)で、武者行列の配役が19日に決まった。行列の主役となる長谷部 信連(のぶつら)役は、漁師の齋藤義己さん(34)=同町川島=が演じる。  奥方役は穴水高教諭の岡本夕佳さん(26)=同町大町=、若君役は井上輝 心君(8)=同町穴水小3年=、お姫さま役は小林愛佳さん(7)=同2年= に決まった。信連役の齋藤さんは「勢いのある武者行列になるように、勇まし い信連を演じたい」と抱負を語った。  まつり当日は、町中心部の商店街通りで午後1時半から武者行列などのパレ ード、同6時からあすなろ広場で「石川の太鼓」、同9時から穴水港で北國花 火穴水大会(本社主催)が開催される。 〈02〉2015年06月16日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町でプレミアム商品券求め列  穴水町商工会は15日、同町商工会館で、プレミアム付き商品券を販売した。 窓口開設の1時間以上前から町民が列をつくり、一般向けの1千円券12枚つ づりと、18歳未満の子ども2人以上が同居する世帯向けの13枚つづりの計 8280セットが4時間半で完売した。12月15日まで町内約100店舗で 使える。 〈03〉2015年06月13日(土)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎サザエづくし、磯の香り堪能 穴水町、「まつり」へ試食会  穴水町観光物産協会の「能登半島穴水まいもんまつり“夏の陣”さざえまつ り」(本社共催)は15日、町内のまつり加盟10店舗で始まる。12日はサ ザエ料理の試食会が町国民保養センターキャッスル真名井で開かれ、一般公募 のモニター4組8人が磯の香り漂うフルコースを堪能した。  試食会に先立ち、町役場で白山市出身の漫才コンビ「ぶんぶんボウル」の 「まいもん穴水応援隊」再任命式が行われ、とよしげさんとまーしさんに任命 書とたすき、法被が手渡された。2人は試食会に参加した。  さざえまつりは7月15日までで、サザエのお造りやつぼ焼きなどのフルコ ースが3800円(税別)で味わえる。前日までに加盟店への事前予約が必要 となる。問い合わせは同協会=0768(52)3790=まで。 〈04〉2015年06月12日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎テレビ小説「まれ」の曲とドライブ のと里山海道の「おとのみち」完成  北國新聞AR  石川県が、のと里山海道に整備している「おとのみち」事業の主要工事は1 1日、七尾市と穴水町にまたがる区間で完了し、車が走行すると、NHK連続 テレビ小説「まれ」のテーマ曲が流れるようになった。音の鳴る道路では全国 最長となる1・2キロの「まれロード」が、ドラマとの相乗効果で能登の誘客 に一役買う。  整備区間は、下り線(輪島方向)の別所岳サービスエリア(SA)付近の七 尾市中島町田岸―穴水町鹿島となる。溝の切削工事は晴天が続いたため、予定 より約3週間早く終了した。  1・2キロの距離は、規制速度の時速70キロで走ると、ドラマのオープニ ングで流れる時間とほぼ同じ約1分になる。  11日は、工事が終わった午後以降、乗用車やトラック、観光バスなどが 「おとのみち」を走り抜けた。車が何台も連なると、メロディーが折り重なり、 静かな里山海道は演奏会のような趣に包まれた。  「おとのみち」は、タイヤが路面の溝を踏むことで音が鳴る仕組みで、不規 則な間隔で刻まれた溝を一定区間走るとメロディーになる。溝は深さ6ミリ、 幅9ミリで、溝と溝の間隔が狭いと高音、広いと低音になる。  県は輪島市で7月4日に開かれる「能登ふるさと博」のオープニングまでに、 案内看板の取り付けを終え、事業を完成させる。総事業費は約4800万円。 同日はPRイベントを計画している。 〈05〉2015年06月11日(木)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎潮騒の道、照明を守る 穴水町 海側に300本、柱に固定 損壊被害受け 対策  穴水町は10日、穴水湾に面した同町川島の散策路「潮騒(しおさい)の道」 に、棒状の発光ダイオード(LED)照明器具約300本を設置した。昨年は 照明器具を散策路の地面に立てていたが、同9月に壊される被害に遭った。今 年は散策路の利用者が触れにくい、転落防止柵の海側にくくりつけることで被 害防止を図るとともに、湾の対岸からの夜景を美しくした。  潮騒の道は、ボラ待ち櫓(やぐら)が望めるウオーキングコースとして人気 がある。照明器具は長さ27センチのプラスチックと金属製で、周囲が暗くな ると自動的に点灯する仕組みとなっている。2013年から夏の観光シーズン に設置されている。  昨年、町は8月に照明器具を設置した。器具は地面に刺されていたため、簡 単に引き抜ける状態となっており、9月に照明部分を割られた器具が相次いで 見つかった。町は輪島署に被害届を提出したが、未解決となっている。  町は今年、転落防止柵の柱の海側に、照明器具を結束バンドで固定すること で、散策路を通行する人が触れにくいようにした。約500メートルにわたっ てLEDが並んだ光を、穴水湾の対岸から見えやすくして景観向上も狙った。  町は今後、取り付けた照明器具を定期的に点検することにしている。 〈06〉2015年06月10日(水)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地震、大津波時の避難手順を確認 穴水小など合同訓練  穴水小と穴水町大町の4町内会、周辺事業所の合同防災訓練は9日、同校周 辺で行われ、児童や住民ら約350人が地震と大津波に備えて避難手順を確認 した。  訓練は能登地方を震源とするマグニチュード7・0、震度6強の地震が発生 し、大津波警報が発令されたとの想定で行われた。児童は同校体育館に集まっ た後、同校前の高台にある弘誓寺(ぐぜいじ)に住民らと移動した。 〈07〉2015年06月09日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎遠藤パネルを大銀杏姿に 穴水町 7月完成目指す  穴水町は、大相撲の地元出身の遠藤(追手風(おいてかぜ)部屋、金沢学院 東高OB)が大銀杏(おおいちょう)を結ったパネルを製作する。東京・両国 国技館で人気を集めている「お姫様抱っこパネル」の町版となり、2013年 に町が製作した、ざんばら髪姿の等身大パネルに加えて町内で展示する。7月 の名古屋場所までに完成を目指す。  くりぬかれた穴に顔を入れると遠藤に抱きかかえられた姿に見えるパネル5 基と、遠藤一人のパネル10基の製作が予定されている。遠藤はパネル用の写 真として、大銀杏姿で、追手風・遠藤穴水後援会が寄贈したボラ待ち櫓(やぐ ら)の絵柄の化粧まわしを着けた姿で、撮影を終えた。  遠藤のざんばら髪姿の等身大パネルは、のと鉄道穴水駅や町役場、能登空港 など7カ所に展示されている。町は今後、新たなパネルの設置場所を検討する。 〈08〉2015年06月09日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎生きたサザエ、全国に発送 穴水町でふるさと小包  能登産の生きたサザエをチルドゆうパックで届ける「ふるさと小包」の発送 は8日、穴水町前波の諸橋郵便局で始まった。お中元や贈呈用として、初日は 東京や大阪など全国各地に21箱が送られた。  商品は5・5キロ(税・送料込み1万円)、2・5キロ(同5千円)、1・ 2キロ(同3千円)の3種類で、申し込みは8月31日まで県内の各郵便局で 受け付ける。サザエを使った料理のレシピも同封される。 〈09〉2015年06月09日(火)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「再び能登へ」青春の宿復活 穴水町のユースホステルが29年ぶり、11 月にも簡易宿泊所に 世話役慕う常連客に応える 長女の池上さんが準備   1986(昭和61)年に閉鎖した穴水町沖波のユースホステル(YH) 「能登かつら崎」が、11月にも簡易宿泊所として復活する。客の減少で閉鎖 した後も、世話役を務めた彦一雄さん(88)を慕うかつての常連客は多く、 再開の願いに応えようと、彦さんの長女池上佳子さん(57)が準備を進めて いる。北陸新幹線開業で能登もにぎわう中、見知らぬ者同士がアットホームに 過ごす宿の灯が再びともる。  日本海のそばに建つ能登かつら崎は、1971年にオープンした。屋上やテ ラスから望む海の景色と田舎の雰囲気が好評で、70年代は能登ブームとYH ブームを追い風に、年間6千人を超す宿泊客が訪れた。  漁師と二足のわらじで世話役を務めた彦さんは、親しみやすい人柄で宿泊客 の人望を集め、今でも当時の常連客と親交が深い。毎年のように東京や大阪、 広島などで食事会が開かれ、200〜300通の年賀状が届く。彦さんは「常 連客との思い出話は何年たっても尽きない」と笑顔を見せる。  大学生が中心だった常連客は、定年退職を迎える世代となった。「青春の思 い出を刻んだ能登かつら崎にもう一度泊まりたい」という声を受け、池上さん は高齢となった父とともに、当時のにぎわいを復活させ、地域活性化にも一役 買いたいとの思いがこみ上げてきた。金沢市内の社会福祉法人を退職したこと を機に、簡易宿泊所として再開を決意した。  簡易宿泊所は池上さんを中心に、彦さんと妻の定子さん(83)で運営する。 二段ベッドなどの備品はできる限り生かし、当時の雰囲気を残す。建物は雨漏 りや壁面の傷みが激しい部分もあり、池上さんらは改修を始めた。  11月には、彦さんの米寿記念を兼ねた「再開を祝う会」を、穴水町の国民 保養センターキャッスル真名井で開き、全国から約150人が駆け付ける予定 だ。  池上さんは「当時の常連客はもちろん、今の若い人も都会を離れてゆっくり 過ごせる宿にしたい」と話した。 ●石川県内は2軒のみ、ユースホステル減少  日本ユースホステル協会(東京)によると、全国で最も軒数が多かった19 74年には、石川県内に17軒あったが、現在は「のと皆月湾」(輪島市)と 「能登漁火(いさりび)」(能登町)の2軒となった。  4〜10月限定で営業する、のと皆月湾の中室善治さん(60)によると、 宿泊客は月10人に満たず、部屋が埋まることはほとんどないという。中室さ んは「宿泊客がいない月もあり、ほそぼそとやっている」と話した。  協会によると、全国のYHは昨年度時点で約220軒となり、70年代のピ ーク時に比べて半数以下に落ち込んだ。若者の旅行形態の多様化や安い宿泊施 設の増加で、利用客の減少が続いている。  協会によると、休業したYHが再び活用される例はあるという。2011年 に休業した卯辰山公園の金沢YHは13年に再開したが、耐震性の問題から継 続を断念した。秋ごろまでに解体される予定という。 〈10〉2015年06月05日(金)北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地域サロンが開所 穴水町社会福祉協議会  穴水町社会福祉協議会が支援する「くつろぎサロン」が、同町曽良集会所で 開所し、約20人が住民同士の交流を深めるサロンの誕生を喜んだ。  くつろぎサロンは地元で運営し、毎月1、2回、同集会所で2時間程度の交 流事業を行う。町社会福祉協議会が運営費を助成する。開所に合わせ、集会所 前のプランターに、サルビアやマリーゴールドなどの苗が植えられた。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------