■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.107 『ふるさとメール能登穴水』 平成23年4月28日号                         毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  4月17日、のと鉄道「能登鹿島駅」にて「第20回 花見だよ!イン能登 さくら駅」が開催されました。のと鉄道「能登鹿島駅」は、プラットホームに 並ぶ数十本の桜が線路上に桜のトンネルを作ることから「能登さくら駅」と呼 ばれ、住民のみならず、毎年多くのアマチュアカメラマンや鉄道ファンが訪れ ています。  今年のイベント当日は、気温が低く肌寒い一日となりましたが、幸いお天気 には恵まれ、ほぼ満開を迎えた桜を観賞しようと3千人もの人々が集まりまし た。歌謡ショーや子供太鼓などのステージイベントをはじめ、いさざの踊り食 い、かきフライ、能登ワインなどが無料で振舞われ、会場内は大いに賑わいま した。  明日からゴールデンウィークがスタートしますが、皆さまの予定はすでにお 決まりでしょうか。豊かな自然に囲まれ、鳥の声を聴きながら散策したり、穏 やかな海辺で釣りを楽しんだり…そんなゆったりのんびりした時間を穴水町で 過ごしてみてはいかがでしょうか。心も体も癒される穴水町、この機会にぜひ ご家族揃ってお越しください。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町企画情報課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 能登空港GWイベント  ☆ 「能登峨山キリシマ」展示即売会  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ 能登空港GWイベント ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  能登空港において、能登空港賑わい創出実行委員会による、さまざまなイベ ントが下記のとおり行われます。皆さまのお越しをお待ちしております。  詳細につきましては、能登空港ホームページをご覧ください。  http://www.noto-airport.jp/notosypher/www/index.jsp <のとキリシマツツジフェスティバル> 日  時:5月3日(火)〜 5日(木) 9:00 〜 17:00                   (最終日は16:00まで) 場  所:能登空港 芝生広場 内  容:のとキリシマツツジ愛好家自慢の盆栽展      (樹齢60〜350年 約30鉢)、苗木即売会 など 主  催:のとキリシマツツジ連絡協議会 <のっぴーフリマ> 日  時:5月3日(月)〜 4日(火)10:00 〜 15:00 場  所:能登空港 芝生広場 <こどもフェスティバル> 日  時:5月5日(木)11:00 〜 14:00 場  所:能登空港 空港前広場 内  容:子供太鼓やダンスのアトラクション、      大道芸人の風船パフォーマンス <鯉のぼり 遊泳展示> 日  時:4月15日(金)〜 5月31日(火) 場  所:能登空港 空港ビル空間全体 内  容:約30匹の鯉のぼりが滝登り <鯉のぼり ぬりえ> 日  時:4月15日(金)〜 5月31日(火) 場  所:能登空港 空港ビル2Fロビー 内  容:ぬりえコーナーと作品展示 (お問い合わせ)能登空港賑わい創出実行委員会                   TEL(0768)26−2303  ★★★ 「能登峨山キリシマ」展示即売会 ★★★★★★★★★★★★★★★  「能登峨山キリシマ」など山野草の即売会を開催します。キリシマツツジの 中でも能登峨山キリシマは花芽が多いと愛好家に人気が高く、毎年多くの方が 来場します。  また、14日(土)15日(日)は、農家レストラン「きりしま」も開設さ れますので、ご近所お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。 <能登峨山キリシマ展示即売会> 日  時:5月13日(金)〜 15日(日) 9:00 〜 16:00 場  所:上中集会所前 (お問い合わせ)上中園芸組合                   TEL(0768)52−1477  <農家レストラン「きりしま」> 日  時:5月14日(土)〜 15日(日)11:00 〜 14:00 場  所:上中集会所 (お問い合わせ)上中ふるさとづくり地域協議会                   TEL(0768)52−1826  ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料)  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町を応援くださる方、こよなく愛する方、穴水のまちづくりにご寄附 をお願いいたします。また、3万円以上ご寄附頂いた方には、記念品(穴水町 の特産品 等)をお送りいたします。 「がんばる穴水、穴水町を応援してください!」  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ---------------------------------------------------------------------- 01:食材発信に期待 能登ワインアイス 穴水町で完成発表会 02:東日本大震災 復旧支える能登の力 宮城県石巻市の倉庫で診療 穴水医   療チーム 03:伝統の漁、観光資源に ボラ待ち櫓、復元 穴水町の新崎・志ケ浦地区    里海里山推進協議会 間伐材で新年度 04:能登石素材に工芸品開発 黒と赤、温かみを生かし 穴水町の加藤石材店    新用途提案、普及へ 05:「釣りの名所」を発信 穴水町ホームページ 06:東日本大震災 被災者励ます踊りの輪 穴水町健康クラブ 大宮さんを招   き 津波に遭い宮城県石巻市から移住 07:穴水町での地域医療に意欲 東大、金沢医科大 研修医が町長に抱負 08:穴水巡り、カヌーで 江尻屋、誘客へ体験3コース 住民団体が2隻寄贈    七尾北湾もゆったりと 09:能登ワインで発泡酒 新たな「祝い酒」に 穴水町で1千本限定販売 華   やかな香り、さわやかな味 10:平均単価、3千円増 穴水町の能登木材センター、20周年市 11:創業5周年、節目祝う 穴水町 能登ワインが感謝の集い  12:イサザやカキ味わう 穴水町の能登鹿島駅で、花見イベント 13:四柳氏の顕彰碑除幕 「あえのこと」研究の礎築く 穴水町 14:東日本大震災 東北の酒、能登で積極的に販売 鳳珠小売酒販組合 酒蔵   の復興支援 第1弾は穴水支部 15:のとキリシマツツジ名所、整備大詰め 穴水町の由比ケ丘公園緑地 70   人が草刈りに汗 来月上旬400本見ごろ ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2011年03月29日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎食材発信に期待 能登ワインアイス 穴水町で完成発表会  「能登ワイン」の醸造過程で生じるブドウの果皮を使ったアイスクリームの 完成発表会は3月28日、石川県穴水町の能登ワインで開かれ、関係者約30 人が能登の食材発信と活性化に期待を込めた。  石川県中小企業団体中央会と能登ワイン、アイスクリーム製造販売のマルガ ー(同県能登町)が共同開発。廃棄される絞りかすを有効活用したほか、能登 産の生乳や卵黄を素材とし、「能登のもったいないジェラート」と銘打った。  能登ワインの村山隆社長があいさつ、石川宣雄穴水町長が式辞を述べ、テー プカットで発売を祝った。一般の女性客も招かれ、能登町柳田の山崎香奈江さ ん(43)は「ブドウの香りが高く、食べたことのない味わい」と話した。  同県内のサークルKとサンクス約180店舗と、百貨店やスーパーなどで計 6千個を販売した。1個262円。 〈02〉2011年03月29日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東日本大震災 復旧支える能登の力 宮城県石巻市の倉庫で診療 穴水医療 チーム  東日本大震災に被災した宮城県石巻市雄勝町に派遣されていた穴水町の医療 チーム5人は3月28日、活動を終えて同町役場に石川宣雄町長を訪ね、現地 の壊滅的な状況を報告した。  公立穴水総合病院の櫻井孝之医師と看護師2人、事務職員2人が3月25日 早朝から派遣され診療に当たった。  櫻井氏は、町が避難所に指定していた集会所が津波で流されたため、約13 00人が倉庫などに密集して生活しており、衛生状態が悪く、風邪がはやって いたと話した。「今後、胃腸炎など感染症がどんどん発生する恐れがある」と 案じた。 〈03〉2011年03月31日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎伝統の漁、観光資源に ボラ待ち櫓、復元 穴水町の新崎・志ケ浦地区 里 海里山推進協議会 間伐材で新年度  穴水町のまちおこし団体「新崎・志ケ浦地区里海里山推進協議会」は、かつ て町内で盛んだったボラ網漁に使われた「ボラ待ち櫓(やぐら)」の復元に乗 り出した。里山整備で生じる間伐材を活用し、実際に漁が行われていた志ケ浦 地区で組み上げる。将来的には地域住民らを交えて漁も再現して新たな観光資 源とし、地域の活性化につなげる。  町教委によると、穴水では古くからボラ網漁が盛んで、かつては櫓が約40 基あったとされる。漁は春から夏の風物詩となっていたものの、次第に櫓の数 は減り、1996年を最後に漁は途絶えた。漁法の発達などに伴って廃れたと みられ、現在は観光用として国道249号沿いの沖合に櫓2基のみが設置され ている。  同協議会は、アサヒビールの寄付金を基にした県の「いしかわの里山魅力ア ップ活動支援事業」の補助金を受け、今年2月から志ケ浦地区で里山約1ヘク タールの間伐に取り組んでいる。この活動の中で会員から間伐材を利用して櫓 の復活を目指すアイデアが持ち上がった。  計画では、4月に櫓の材料作りを始め、間伐材の皮をむいて防腐剤を付ける。 七尾湾北湾に突き出し、かつて実際に櫓が設置されていた地域「カマヤ鼻」の 沖合に、地元の漁経験者の協力を得て新年度中に櫓を組み立てる。  同協議会の岩田正樹会長は新崎・志ケ浦地区はボラの産地だったとし「地域 のシンボルとして櫓を復元し、ぜひ漁の復活も目指したい」と話した。 〈04〉2011年03月31日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登石素材に工芸品開発 黒と赤、温かみを生かし 穴水町の加藤石材店  新用途提案、普及へ  穴水町川島の加藤石材店は、能登産の安山岩類である「能登石」を使った置 物や照明器具などを開発した。住宅資材に使われることが多い同石の魅力を引 き出した工芸品を提案することで普及を図り、能登の新たな魅力として発信す る。  開発した工芸品はフクロウをかたどった「福ろう」やカエルを題材にした 「福かえる」などの置物と太陽光により発光ダイオード(LED)が光る装置 を組み込んだ創作灯(どう)籠(ろう)や間接照明器具。落ち着いた赤または 黒で、御影石よりも温かみを感じさせる能登石の特長を生かした。  加藤宇一代表によると、能登石は輪島市内の和風建築を中心に、たたきや靴 石、住宅の基礎に利用されることが多い。同店は2008(平成20)年度か ら3年間、能登半島地震からの復興や販路開拓を支援する県産業創出支援機構 の補助金を受け、能登石の強度や比重を調べ、新たな用途を探ってきた。  加藤代表は「手軽に楽しめる工芸品を手始めに、色や風合いが能登のイメー ジと重なる能登石に親しんでもらえたら」と期待を寄せている。 ★〔能登石(のといし)〕  能登町柳田地区で産出される「久田(きゅうでん)石」と呼ばれる赤い石と、 同町山田地区産の黒い「真石(まいし)」のこと。20年近く前に高木信治建 築研究所(輪島市)が能登石と名付けた。高木所長の依頼で、加藤代表が探し 出した。 〈05〉2011年04月01日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「釣りの名所」を発信 穴水町ホームページ  穴水町は1日から、同町のホームページ内に、町内の釣りの名所18カ所を 愛好者に発信する「太公望マップ」を新たに掲載した。  クロダイやアオリイカ、メバル、キスなどの名所が紹介されている。町が釣 り桟橋を設置している前波漁港などポイントごとに360度を見渡せる「全方 位画像」で現地の様子を確認できる。  民間提案型雇用創出事業でアイデアを募集し、町内の測量設計業者に制作を 委託した。新年度には、観光マップを作成する。 〈06〉2011年04月01日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東日本大震災 被災者励ます踊りの輪 穴水町健康クラブ 大宮さんを招き  津波に遭い宮城県石巻市から移住  東日本大震災の津波で宮城県石巻市の自宅を失った大宮のり子さん(78) が穴水町に移住し、3月31日、地元のお年寄りが集う町健康クラブに参加し た。被災の記憶が生々しく残る大宮さんを少しでも元気付けようと、住民らが 誘った。踊りの練習の輪に加わった大宮さんは「久しぶりに体を動かし、楽し かった」と笑顔をみせた。  大宮さんは、一人で暮らしていた同市湊町で津波に襲われた。小学校に避難 し、けがはなかったものの、自宅も夫の位牌(いはい)も、すべて流された。 3月15日まで過ごした小学校の校庭には、深さ50センチほどのがれきやヘ ドロが残り、校舎裏には乗用車が積み重なっていた。  しばらく弟の家に身を寄せた後、迎えにきた穴水町中居の長男一夫さん(5 1)の家で、3月21日から暮らしている。  「日に三度のご飯が食べられるし、余震がなく安心できる」。大宮さんは気 丈に笑うものの、今も津波の光景はまぶたの裏に焼き付き眠りが浅いため、医 師から睡眠薬の処方を受けた。  3月31日には、中居地区の住民らの誘いに応じて町B&G海洋センター体 育館で開かれた町健康クラブに参加した。約60人のお年寄りを前に被災体験 を語った後、踊りの練習を楽しんだ。  同クラブは、大宮さんにユニホームを贈ることを決めた。松田栄四郎副会長 は「大歓迎している。温かく見守りたい」と話した。  大宮さんは、石巻市について「一度は行ってみたいけど、もう家がない。向 こうで暮らすことはかなわない」と寂しげに語り、穴水を第二の故郷とする考 えだ。 〈07〉2011年04月02日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町での地域医療に意欲 東大、金沢医科大 研修医が町長に抱負  東大医学部附属病院総合研修センターと金沢医科大の臨床研修医2人は1日、 穴水町の公立穴水総合病院で、地域医療を学ぶ1カ月間の研修を開始した。同 日、町役場に石川宣雄町長を訪ね、地域に密着した医療に意欲を示した。  研修医は東大の松宮由利子さんと、金沢医科大の稲垣信吾さん。松宮さんは 「日本らしい町並み」と穴水の印象を語り、稲垣さんは「都会よりも田舎の方 が好き」として、研修に臨む抱負を述べた。  公立穴水総合病院が東大医学部附属病院総合研修センターの臨床研修医を受 け入れるのは初めて。同病院や兜診療所、町老人保健施設「あゆみの里」など で診察に当たるほか、在宅医療も経験する。 〈08〉2011年04月03日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水巡り、カヌーで 江尻屋、誘客へ体験3コース 住民団体が2隻寄贈  七尾北湾もゆったりと  穴水町大町の「まちづくり会社 江尻屋」は、町中心部を流れる真名井川と 小又川、七尾北湾の豊かな自然環境を生かし、カヌー体験による誘客に乗り出 した。能登半島地震からの復興を考える住民団体から寄贈された2人乗りカヌ ー2隻を活用する。まちなかに加えて湾内を巡る3コースを設定し、家族連れ などの利用を見込む。  昨年3月まで約2年半活動した「穴水の未来を考える会」が、日本財団から の補助金で購入した2隻とライフジャケット4着を江尻屋に託した。元座長の 加藤真さん(50)=同町川島=は「運河などが栄えた穴水で新たな川文化を 創出し、交流人口を拡大してほしい」と期待を込める。  これまで江尻屋は、透明なビニール製のボールに入って水上歩行を楽しむ 「ウオーターダッシュ」体験などを通じて、水環境を生かした誘客を図ってき た。今後は、カヌーで体験の幅を広げる。  江尻屋は、町中心部の「商店街運河」と、中居湾の「ぼら待ちやぐら」、青 島を生かした「無人島」の3コースを設定。それぞれ2〜3時間で、ゆったり と巡る。体験料金は大人2千円、中学生以下(6歳以上)は1千円とした。  江尻屋のほか、地元のカヌー愛好者で組織する「ローエルカヌークラブ」の メンバーら15人が指導員資格を取得しており、各コースの歴史や自然につい て解説する。 〈09〉2011年04月13日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎能登ワインで発泡酒 新たな「祝い酒」に 穴水町で1千本限定販売 華や かな香り、さわやかな味  能登ワイン(穴水町)は、同社の製品としては初めてとなる発泡酒(スパー クリングワイン)を開発した。25日から同町旭ケ丘の同社ギャラリーで1千 本を限定販売し、観光客や地元客の反応を探った上で、本格的な生産につなげ たい考え。若者層などに一層の浸透を狙うとともに、新たな能登の「祝い酒」 として定着を図る。  新ワインは、能登産ブドウが原料の「微発泡ロゼ甘口」。アルコール分は1 1度で炭酸が弱く、口当たりの良さが特徴となっており、同社は「華やかな香 りと、さわやかな味わいが楽しめる」としている。  同社は現在、限定生産品を除いて赤、白、ロゼの計12種類のワインを扱っ ている。顧客からの要望も受け、製品の幅を広げようと発泡酒の開発を進めて いた。  値段は500ミリリットル入りボトルで1470円(税込み)に設定。同社 は今回の販売で、発泡酒の需要や顧客の好みの味、ラベルのデザインなどを探 り、今後の製品づくりに反映させる。将来的には、発泡酒の生産を約4千本程 度に拡大していきたい考えだ。  村山隆社長は「華やかな味わいで、仕上がりには自信を持っている。ファン の拡大につなげたい」と話した。 〈10〉2011年04月15日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎平均単価、3千円増 穴水町の能登木材センター、20周年市  能登木材総合センターの創立20周年記念市は14日、穴水町麦ケ浦の同セ ンターで開かれ、北陸3県から訪れた製材業者約70人が能登産材5358本 を競り落とした。木材1立方メートル当たりの平均単価は2万4573円で、 昨年の記念市を約3千円上回り、同センターは東日本大震災で国産材が品薄と なった影響ではないかとみている。  ケヤキ、アテ、スギなど1244立方メートルが競りに掛けられた。このう ち1237立方メートルが競り落とされ、売上総額は3005万円となり、昨 年の記念市を約800万円上回った。最高値は、長さ約3・6メートル、末口 の直径0・6メートルの珠洲産ケヤキで、1本16万2千円だった。  競りに先立ち、坂本明理事長があいさつし、県奥能登農林総合事務所の忍久 保健三所長が祝辞を述べた。  同センターは1991(平成3)年4月、県森林組合連合会と穴水町森林組 合、同町木材協同組合による奥能登の3市場が合併して創設された。 〈11〉2011年04月16日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎創業5周年、節目祝う 穴水町 能登ワインが感謝の集い   能登ワイン(穴水町)の「創業5周年感謝の集い」は15日、同町国民保養 センター真名井で関係者約100人が出席して開かれ、同町旭ケ丘で醸造を開 始して5年の節目を祝った。  村山隆社長が「能登の農業、商工、観光、経済、交流の中核となるよう一層 の発展に努めたい」とあいさつ。石川宣雄町長、佐藤勝彦県農林水産部長が祝 辞を述べ、小坂孝純町議会議長の発声で乾杯した。  能登ワインは2004(平成16)年7月に設立され、06年4月に同町旭 ケ丘の醸造所が完成。同5月から試験醸造が開始された。10年度まで3年連 続で、国産ワインコンクール銅賞に輝いた。 〈12〉2011年04月18日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎イサザやカキ味わう 穴水町の能登鹿島駅で、花見イベント  能登鹿島駅さくら保存会(穴水町)の「第20回花見だよ!in能登さくら 駅」(本社後援)は17日、同町ののと鉄道能登鹿島駅で開かれ、行楽客がイ サザやカキを味わいながら満開のソメイヨシノを堪能した。  地元婦人会など14の団体、業者が出店。約3千人(主催者発表)が詰めか け、イサザの躍り食いや能登ワイン、カキフライが振る舞われた。  特設舞台には、地元出身の歌手三輪一雄さんや同町の長谷部太鼓ジュニア龍 組などが出演。東日本大震災の義援金の募金箱や、応援メッセージを送るコー ナーも設けられた。 〈13〉2011年04月18日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎四柳氏の顕彰碑除幕 「あえのこと」研究の礎築く 穴水町  穴水町川島の美麻奈比古(みまなひこ)・白山神社の前宮司、四柳嘉孝(よ したか)氏の顕彰碑除幕祭は17日、同神社境内で行われ、氏子ら約30人が 「あえのこと」研究の礎を築いた四柳氏をしのんだ。  四柳氏は戦後、教職のかたわら「あえのこと」の研究を進め、2002(平 成14)年に80歳で死去した。その後、「奥能登のあえのこと」は、国連教 育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。  顕彰碑は、縦130センチ、幅160センチ、厚さ18センチの御影石製で、 四柳氏の業績が記されている。さらに現宮司の四柳嘉章氏の妻で「椿と日本人」 に関する論文を残した英子氏の顕彰碑も設置された。  除幕祭では、嘉章宮司らが神事を営んだ。嘉章宮司は「ふるさとの歴史や文 化を見直し、研究する大切さを伝えたい」と話した。 〈14〉2011年04月22日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎東日本大震災 東北の酒、能登で積極的に販売 鳳珠小売酒販組合 酒蔵の 復興支援 第1弾は穴水支部  奥能登2市2町の酒店で組織する鳳珠小売酒販組合は21日までに、東日本 大震災で被災した東北地方の酒蔵の清酒を加盟店で積極的に販売する方針を決 めた。能登半島地震の被災地域から、東北の酒蔵の復興を少しでも支えたい考 え。同組合穴水支部が先行し、第1弾の発注を終え、入荷を待っている。  東北では津波に流された酒蔵をはじめ、醸造用タンクや瓶詰め用の機械が破 損した酒造メーカーがあるなど、大きな被害が出ている。七海友也支部長は、 福島第1原発事故などによる風評被害も懸念されるとし「販売側が正確な情報 発信をしよう」と東北の清酒を積極販売するよう理事会に提案、承認を得た。  カナカン(金沢市)と連携した第1弾の発注では、出荷体制が整った秋田、 宮城、福島、岩手の4県5社15銘柄を対象とした。22日から順次、穴水町 の加盟店に入荷する見込み。今後、対象とする酒造メーカーや銘柄を拡大する。  鳳珠小売酒販組合の組合員数は213人。5月12日に開く理事会で、積極 販売に取り組む具体的な方法などについて協議する。村元優文理事長は「穴水 の取り組みを見習い、1本でも多く東北の酒の販売に協力したい」と話した。 〈15〉2011年04月24日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎のとキリシマツツジ名所、整備大詰め 穴水町の由比ケ丘公園緑地 70人 が草刈りに汗 来月上旬400本見ごろ  穴水電子工業(穴水町)が、のとキリシマツツジ「能登峨山(がざん)きり しま」の能登有数の名所を造ろうと、同町由比ケ丘公園緑地で進めている「あ なみずの森」活動が大詰めを迎えた。23日には、社員や家族ら約70人が草 刈りなどに汗を流した。一帯に植栽された約400本は、5月上旬に見ごろを 迎える。  同社は町民や行楽客の憩いの場づくりを目指し、一昨年から3年計画で町有 の緑地を借り受けて「きりしま広場」づくりを行っている。昨年からは、緑地 の周辺の森や遊歩道の清掃奉仕にも取り組んでいる。  今年度からは、年1回だった社員総出の整備活動を年3回に拡大し、家族も 参加することとなった。この日の作業では、緑地の草刈りや一帯のごみ拾いに 汗を流したほか、シイタケやナメコの菌打ちも実施した。今後、緑地で開催し ていくイベントで活用する。  緑地周辺には、鎌倉時代の武将で初代穴水城主の長谷部信連(はせべのぶつ ら)が好んだとされる「殿様スイレン」が繁殖した池があり、同社は今後、緑 地からの池への散策路整備も進めたいとしている。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水町ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水町の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------