■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.104 『ふるさとメール能登穴水』 平成23年1月27日号                         毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  新年あけましておめでとうございます。  新しい年を迎え、初めての「ふるさとメール能登穴水」発行です。今年もご 愛読くださいますよう、よろしくお願いいたします。  1月というと、寒さが一段と厳しく感じられ、つい屋内に引きこもりがちに なりますが、ここ穴水町では1年でもっとも活気あるシーズンを迎えます。穴 水といえば「かき」。すっかりお馴染みとなりました「まいもんまつり“冬の 陣”かきまつり」が、1月10日より始まりました。そして、1月29・30 日に、今年で24回目を迎える野外特別イベント「雪中ジャンボかきまつり2 011」が開催されます。人口1万人足らずの小さな町に、昨年は2日間で3 万2千人もの方にお越しいただきました。  今年も昨年同様、総延長300mのジャンボ炭火コーナーを開設します。穴 水湾で育った新鮮な殻付きかきをはじめ、さまざまな海産物・農産物をその場 で焼いてお召し上がりいただけます。炭火で焼いたアツアツのかきの味は格別 です!ぜひこの機会に穴水町にお越しいただき、豊かな自然で育った穴水町の 特産物をご賞味ください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町企画情報課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ 特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2011  ☆ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり  ☆ 能登ふるさと博  ☆ 和楽器アンサンブル  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり      特別イベント 雪中ジャンボかきまつり2011 ★★★★★★★  野外特別イベント「雪中ジャンボかきまつり2011」の開催がいよいよ今 週末に迫りました!昨年は2日間で約3万2千人の方々がご来場くださり、大 好評をいただいております。今年も穴水港「あすなろ広場」に総延長300m のコンロを並べ、会場内でご購入いただいたかき貝などを炭火で焼いてお召し 上がりいただけます。  また、能登ワインなどの特産品や穴水町で収穫された農産物・海産物を販売 する「まいもん市」も出店しますので、かき貝以外の様々な穴水の食材をご賞 味いただけます。  当日は無料シャトルバスが運行されます。ご家族、ご近所お誘い合わせのう え、ぜひご来場ください。  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp 料  金:入場無料      かき貝11個 1,000円(税込) 期  間:平成23年1月29日(土)午前10時〜午後4時             30日(日)午前 9時〜午後3時 会  場:穴水港「あすなろ広場」 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会                   TEL(0768)52−3790  ★★★ まいもんまつり“冬の陣”かきまつり ★★★★★★★★★★★★★  毎年恒例の「かきまつり」が開催中です。穴水町内の飲食店にて、焼きがき、 カキフライ、かきご飯などの「かきフルコース」をご用意しております。旬を 迎えた穴水の新鮮なかきをこの機会にぜひお召し上がりください。  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/kanko/maimon/kaki.html 日  時:平成23年1月10日(月)〜 3月31日(木) 場  所:穴水町内 穴水まいもんまつり加盟店(前日までに要予約) メニュー:焼きがき、カキフライ、酢の物、かきご飯、お吸物、お新香 料  金:3,990円(税込) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  食して和む「能登ふるさと博」が開催中です。冬の能登半島には、かきやカ ニ、寒ぶりなど、このシーズンならではの美味しい食材がいっぱいです。「雪 中ジャンボかきまつり」をはじめとした「うまいものめぐり」のイベントが各 地で開催され、新鮮な能登の幸をお召し上がりいただけます。  また、能登有料道路で使用できる「みちカード」のプレゼントや、能登丼ス タンプラリーなどのキャンペーンも実施中です。この機会に能登半島を周遊し てみてはいかがでしょうか。  詳細につきましては、能登ふるさと博ウェブサイトをご覧ください。  http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/ 期  間:平成22年1月9日(日)〜 3月6日(日) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会         (石川県観光推進課内)                   TEL(076)225−1542  ★★★ 和楽器アンサンブル ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日本の代表的な伝統楽器(三味線・胡弓・箏)によるアンサンブルコンサー トが開催されます。越中おわら節、能登麦や節など北陸民謡のアレンジ曲から、 朧月夜、故郷などの叙情歌メドレーまで、幅広いジャンルの音楽が演奏されま す。繊細でありながら、力強さと斬新さに溢れる和楽器アンサンブルを、ぜひ この機会にご鑑賞ください。 日  時:平成23年2月20日(日)午後2時〜 場  所:のとふれあい文化センター ラベンダーホール 料  金:入場無料 (お問い合わせ)のとふれあい文化センター                   TEL(0768)52−3401  ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料)  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町を応援くださる方、こよなく愛する方、穴水のまちづくりにご寄附 をお願いいたします。また、3万円以上ご寄附頂いた方には、記念品(穴水町 の特産品 等)をお送りいたします。 「がんばる穴水、穴水町を応援してください!」  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ---------------------------------------------------------------------- 01:卒業記念に能登ワイン 金沢星稜大人間科学部 教授陣「自腹」で祝福 02:熟成1年、能登ワイン 来年出荷 最高級品へ 03:廃棄寸前の下張りに古文書 穴水町・明泉寺のふすま 住民との関わり示   す? 長谷川等伯調査団が確認 町教委が整理へ 04:若者定住へ、穴水町「切り札」 住宅地、無償で分譲 新年度、町営団地   跡で20区画、「経済効果大きい」 05:穴水暮らし、ちょっと体験 神奈川県の夫婦 12日間滞在 06:バレンタインにふんどし 穴水町の江尻屋 古い着物を再利用、商品化    クラブなどに売り込み 07:県内最古の木造仏を修復へ 穴水町・明泉寺の千手観音立像 平安初期の   作、震災で傷む 町新年度予算に事業費 まちおこしに活用 08:穴水産カキ、うま味濃厚 かきまつり 10日開幕へ試食会 09:名物ガイドで集客 のと鉄道列車ツアー 元ホテルマン、山崎さん 77   本を誘致 10:穴水特産カキ、魅力さらに 粉末練り込み餅作り 沖波きび加工組合、江   尻屋と共同開発 29日から「雪中ジャンボかきまつり」で初披露 11:大漁祭りの日程変更 担ぎ手減で8月14、15日に 穴水町沖波 12:サカキの代用、ヒサカキ、金沢市市場へ 新崎志ケ浦里海里山協議会 穴   水町の新産業に 13:地域医療、奥能登に学ぶ 米の医大生2人、穴水町で研修 14:曽良の味、児童漬け込み 穴水町向洋小で「かぶら寿し」作り ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年12月30日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎卒業記念に能登ワイン 金沢星稜大人間科学部 教授陣「自腹」で祝福  金沢星稜大人間科学部の教授ら約30人は、今春に同学部1期生として卒業 する学生約100人に記念品として能登ワインを購入し、贈ることを決めた。 ゼミごとに集合写真などを使った独自のラベルを張り、門出を祝福する。同大 の池田幸應教授のゼミと穴水町、能登ワイン(同町)との交流をきっかけに、 特産品支援の輪が広がった。  池田教授のゼミは、同町の旧兜小校舎を利用した「地域連携・交流センター かぶと」を拠点とし、地域活性化の取り組みや地域連携について研究している。 ゼミ生は、その一環として能登ワインのブドウの手入れや収穫にも携わってき た。  卒業記念品への採用は、池田教授が能登ワインの発信を支援しようと発案し た。これに人間科学部長の宮崎正史教授が賛同し、同学部の教授らが「自腹」 で学生にワインを贈ることとなった。  ワインは、ブドウの品種に「マスカットベリーA」を使用した赤とロゼ、 「セイベル」を使用した白の3種類から選ぶ。既に150本を発注した。2月 には、坂野光俊学長らが能登ワインを訪れ、ゼミ生がラベル張りを手伝う。 〈02〉2010年12月31日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎熟成1年、能登ワイン 来年出荷 最高級品へ  能登ワイン(穴水町)は今年、同社の製品としては最長の1年間にわたって 樽(たる)で熟成させたワインを出荷する。能登産ブドウを地元で醸造して今 季で5年目。同社は1年熟成のワインをこれまで培った醸造技術の集大成と位 置付け、能登ブランドをけん引する最高級品に育てる。  原料には、同社が主力製品の赤ワインに使用しているブドウ品種「ヤマソー ヴィニヨン」の2009年産を採用。ほかの製品用とは別に、樽1年熟成専用 として実を間引いて収穫量を半分に減らし、うまみを凝縮させたブドウを使う など、栽培段階からこだわった。現在は樽による熟成を進めており、1000 〜1200本限定となる。  同社によると、樽による熟成は、味わいをまろやかで複雑にする効果がある。 09年には樽で半年熟成させた赤ワイン「心の雫(しずく)」を発売し、好評 を得た。  吉田穣製造課長は、樽1年熟成のワインについて「重厚な味わいで、最高級 品と呼べるものに仕上がってきた」と手応えを話した。今後、仕上がり具合を みながら、発売時期や価格を検討する。 〈03〉2010年12月31日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎廃棄寸前の下張りに古文書 穴水町・明泉寺のふすま 住民との関わり示す?  長谷川等伯調査団が確認 町教委が整理へ  穴水町明千寺の真言宗明泉寺で、廃棄予定だったふすまの下張りから大量の 古文書が見つかった。長谷川等伯ふるさと調査で、団員が確認した。町教委は、 藩政期以降の寺と地域の結び付きを示す貴重な資料である可能性があるとみて、 古文書の整理や調査を進める。  古文書が発見されたのは、本堂にあったふすま6枚。古く傷みが激しいため に本堂から外され、廃棄を待つばかりとなっていた。昨年11月に同寺を訪れ た調査団に対し、川元祐慶住職がふすまを見せたところ、副団長の東四柳史明 金沢学院大教授が古文書を確認した。  ふすまには、上張りをめくった内側に1枚当たり約200枚、藩政期や明治 のものとみられる古文書が張られている。町教委は東四柳教授から連絡を受け、 町歴史民俗資料館にふすまを運び込んで調査することを決めた。  川元住職は古文書について「永代供養の謝礼として、寺に寄進したものがま とめられているのではないか」と話した。  東四柳教授は、明泉寺が北陸を代表する石像文化財の宝庫である一方、その 関係古文書は知られていないと指摘した上で「寺と地域住民との関わりを示す 資料として、関心深い」と述べた。  長谷川等伯ふるさと調査は北國新聞社が県七尾美術館と七尾市の協力で実施 し、のと共栄信用金庫が特別協賛している。 ★〔明泉寺(みょうせんじ)〕  同寺縁起によると、652(白雉3)年に創設された。境内に、国重要文化 財「明泉寺石造五重の塔」のほか、県、町の指定文化財が八つある。穴水町か ら能登半島を1周して珠洲市に至る「能登国三十三観音巡礼札所」の第一番と して知られる。 〈04〉2011年01月03日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎若者定住へ、穴水町「切り札」 住宅地、無償で分譲 新年度、町営団地跡 で20区画、「経済効果大きい」  穴水町は新年度、同町来迎寺(らいこうじ)地区の町住宅団地の跡地約44 00平方メートルを、若い世代の夫婦を対象に無償で分譲する方針を固めた。 町内の人口減少と高齢化が深刻さを増す中、無償提供してでも税収や町内への 経済効果などによる利点が大きいと判断。定住促進の起爆剤として新年度予算 案に事業費を盛り込む。人口減少時代にあって各自治体が定住促進策を打ち出 す中、“住民獲得合戦”は激しさを増しそうだ。  住宅団地跡地は、のと鉄道穴水駅から車で5分ほどの町有地で、1960 (昭和35)年と64年に町営住宅が建設された。計20戸が建てられたが、 老朽化のため2009(平成21)年に解体し、更地となっている。  計画では、20区画程度を分譲する予定で、区割りをした後、入居希望者を 募る。入居者は若い夫婦とし、七尾や輪島市などへの通勤者も想定。年齢層な ど対象者の範囲や定住してもらうための条件については今後詰める。  穴水町の人口は1万73人(昨年11月末現在)で、減少傾向が続いている。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2020年には8039人に 減り、さらに30年には6510人となり、現在の3割強に当たる住民がいな くなる。  住宅団地の跡地について町は、払い下げや民間活力を利用した宅地造成を進 め、若者の定住促進を図る方針を町過疎地域自立促進計画案で示していた。  しかし、人口減への危機感や入居者獲得への不安から、若者層定住には思い 切った手段が必要とみて、無償提供する方針を決めた。  町は入居者からの固定資産税や町民税、町内店舗での買い物などによる経済 効果を考慮すれば、町有地を無償提供しても長期的には利益のほうが大きいと みている。同町は「若者定住の呼び水にしたい」としている。 〈05〉2011年01月05日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水暮らし、ちょっと体験 神奈川県の夫婦 12日間滞在  穴水町は4日、県の「第二のふるさと」推進事業の一環として、同町岩車の 能登椿崎別荘地で、同町での生活体験を希望する神奈川県鎌倉市の夫婦の受け 入れを開始した。2人は、同町内での推進事業では最長となる12日間滞在し た。  参加したのは、昨年9月まで都内で勤務していた中川生馬さん(31)と、 妻の結花子さん(28)。都会での仕事漬けの日々に疑問を抱き、新たな生活 環境を探して全国を回っているという。昨年10月に能登半島を訪ねた際の町 職員との交流がきっかけとなり、穴水暮らしを体験することに決めた。  2人は、町が能登椿崎別荘地で「ちょい住体験施設」として活用している別 荘に16日まで滞在し、地元住民との触れ合いなどを楽しんだ。中川さんは 「これまでに四国や長野などを訪れたが、印象に残ったのは穴水だった」と話 した。 〈06〉2011年01月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎バレンタインにふんどし 穴水町の江尻屋 古い着物を再利用、商品化 ク ラブなどに売り込み  穴水町の「まちづくり会社 江尻屋」は7日までに、古い着物を再利用した ふんどしを商品化した。バレンタイン商戦に合わせて金沢市内のクラブやスナ ックに贈答用として売り込む。  ふんどしは着物の色彩や柄を活用してあるため、高級感が漂う。町内の一般 家庭から古い着物を譲り受け、おしゃれ工房ながさわ(同町)の協力を得て製 作した。  江尻屋は既に通販ホームページ「奥能登市場」で注文の受け付けを始めてお り、無地のものも含め、価格は1枚当たり1500〜5千円に設定した。同社 は注文が増えれば町内のお年寄りに製造を委託し、雇用創出につなげたいとし ている。 〈07〉2011年01月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎県内最古の木造仏を修復へ 穴水町・明泉寺の千手観音立像 平安初期の作、 震災で傷む 町新年度予算に事業費 まちおこしに活用  穴水町教委は新年度、同町明千寺の真言宗明泉寺(みょうせんじ)が所蔵す る県内最古の木造仏「明泉寺木造千手観音立像」の修復に乗り出す。能登半島 地震で被災し、手や台座などが破損したことを受けた措置。修復と合わせ、同 寺をまちおこしに生かす方策も検討する。新年度町予算案に事業費を盛り込む。  明泉寺縁起によると、同寺は652(白雉3)年に開設された。千手観音立 像は、観音堂に安置されている本尊で、町指定文化財。高さ153センチ、蓮 (れん)華(げ)座に乗った一本木造りの立像で、平安時代初期の作とされ、 町教委によると木造仏としては県内で最も古い。  像が披露されるのは7年に1度だけで、次回は2013(平成25)年7月 に、ご開帳法要が予定されている。傷みの修復は、1年掛かりとなる見通し。  同寺には、国重要文化財の「明泉寺石造五重の塔」のほか、県や町指定の文 化財が八つある。能登半島を1周する「能登国三十三観音巡礼札所」の第1番 としても知られる。町は「文化財の宝庫」として、町内の史跡を巡るコースづ くりに同寺を生かすことを検討するなど、地域活性化に活用を図っていく。 〈08〉2011年01月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水産カキ、うま味濃厚 かきまつり 10日開幕へ試食会  「能登半島穴水まいもんまつり“冬の陣”かきまつり」(本社共催)の試食 会は7日、穴水町川島の料理屋「ちゃんこ鍋 力(りき)」で開かれた。関係 者や一般公募のモニターらが、10日の開幕を前に同まつりのかき料理フルコ ースを味わい、まつりの成功を祈った。  同町観光物産協会の新田良孝副会長があいさつし、能登ワインで乾杯した後、 参加者らは穴水産の殻付きカキを炭火で焼き、濃厚なうまみを堪能した。モニ ター8人のうち滋賀県栗東市から昨年、町内に転勤した寺村晃一さん(42) は「殻付きは初めて。抜群にうまい」と話した。  フルコースは計6品で、3990円(税込み)。町内12店舗で3月31日 まで提供される。予約が必要。 〈09〉2011年01月08日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎名物ガイドで集客 のと鉄道列車ツアー 元ホテルマン、山崎さん 77本 を誘致  のと鉄道(穴水町)は7日までに、旅行会社のクラブツーリズム(東京)に よる貸し切り列車のツアーを、1月から11月までで前年比12本増となる計 77本誘致した。同鉄道勤務の元ホテルマン、山崎研一さん(39)=中能登 町川田=による列車内での案内を、名物ガイド「ポッポ屋」の解説付きとして 売り込んだことが実った。  ツアーは、巌門やヤセの断崖、能登食祭市場などの観光に、のと鉄道による 貸し切り列車の旅を組み込んだコース。今年は貸し切り列車を「ポッポ屋の解 説付き」と銘打ち、集客の売り物とする。  山崎さんは、ホテル百万石(加賀市)で海外からの誘客を担当した経歴を持 つ。のと鉄道は、県と穴水町のふるさと雇用再生特別基金事業の委託を受け、 一昨年5月に能登観光を発信したいと転職を希望していた山崎さんを採用。山 崎さんはホテル勤務で培った経験やサービス精神を生かし、ガイド業にいそし んでいる。  クラブツーリズムによるツアーのほか、16日には「のと鉄道名物ガイドや まちゃんと行く」と銘打ち、穴水駅構内でカキの炉端焼きを味わうツアーも実 施した。  山崎さんは「一期一会を大切にして、リピーターを増やしたい」と張り切っ ている。 〈10〉2011年01月12日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水特産カキ、魅力さらに 粉末練り込み餅作り 沖波きび加工組合、江尻 屋と共同開発 29日から「雪中ジャンボかきまつり」で初披露  穴水町沖波の沖波きび加工組合は11日、同町の「まちづくり会社 江尻屋」 と共同で、カキ貝の身を粉末状にして練り込んだ餅を考案した。29、30日 に同町あすなろ広場で開かれる「雪中ジャンボかきまつり」で初披露し、穴水 特産カキの魅力を発信する新たな味覚として売り込む。  カキ入りの餅は岩崎水産(同町岩車)の干しがきをミキサーで粉末状にして 使用しており、豊かな風味がほのかに広がる。同組合は今春、カキ入りのかき 餅も発売する見通しで、江尻屋も通年で利用できるカキの粉末を活用し、今後、 餅以外にも特産品の開発を進めていくという。  沖波きび加工組合は1990(平成2)年、地域の伝統食であるキビの特産 化に向けて設置された。農家の女性らが製粉しているほか、奥能登産のもち米 で餅、かき餅を製造、販売している。江尻屋の提案を受け、これまで扱ってき たキビ入りの餅やかき餅などに加え、カキ入りの餅を扱うことを決めた。  雪中ジャンボかきまつりは、3月31日まで町内でカキ料理のフルコースを 味わえる「能登半島穴水まいもんまつり“冬の陣”かきまつり」(北國新聞社 共催)の特別行事として開かれる。同組合はカキ入り餅を目玉商品に据え、ま つりに出店する予定で、山口英子組合長は「試行錯誤して、おいしく仕上がっ た。焼いて食べると香ばしいうまみが楽しめる」と述べた。 〈11〉2011年01月16日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎大漁祭りの日程変更 担ぎ手減で8月14、15日に 穴水町沖波  穴水町沖波区はこれまで8月17、18日だった諏訪神社の大漁祭りの日程 を、今年から同14、15日に変更することを決めた。人口減少でキリコの担 ぎ手が減ったため実施を盆に合わせ、遠浅の海中にキリコ5基が繰り出す豪快 な祭りの維持を図る。  大漁祭りでは、法被姿の男女が深夜遅くまでキリコを担いだ後、翌朝に立戸 ノ浜からキリコを担いで海に入り、乱舞させる。近年は担ぎ手が減少しており、 昨年8月は金沢星稜大の学生17人が助っ人として加わった。  沖波区は3日に開いた総会「法度始(はっとはじめ)」で、担ぎ手の確保に 加え、観光客誘致のしやすさも考慮して、日程変更を決めた。道本巌夫区長ら によると、前回の日程変更は40年以上前に行われた。 〈12〉2011年01月17日(月)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎サカキの代用、ヒサカキ、金沢市市場へ 新崎志ケ浦里海里山協議会 穴水 町の新産業に  穴水町の新崎志ケ浦里海里山推進協議会は16日までに、町内に自生するヒ サカキの金沢の市場への出荷に取り組むことを決めた。同町の仲介で金沢市の 花き販売業「花座(はなざ)」から指導を受けて、地域の新たな産業とし、活 性化につなげる。  ヒサカキは、ツバキ科の常緑小高木で、枝葉がサカキの代用として神前に用 いられる。花座によると、国内に流通しているヒサカキの大半が中国産で、国 産の需要が高い。  同協議会の岩田正樹会長らは、既に町産業振興課の仲介で、花座の記州秀幸 さん(27)からヒサカキの市場出荷について講習を受けた。出荷では、ヒサ カキを二等辺三角形にそろえ、5本から10本程度を束ねる。葉が巻いている ものや虫食いなど、市場評価の下がる場合についても学んだ。  花座によると、奥能登では農協など5団体がヒサカキの出荷に取り組んでお り、穴水町内では初めてとなる。岩田会長は「高品質にこだわって出荷したい」 と意欲を示した。 〈13〉2011年01月19日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎地域医療、奥能登に学ぶ 米の医大生2人、穴水町で研修  穴水町の公立穴水総合病院の能登北部地域医療研究所に18日、金沢医科大 (内灘町)と姉妹校提携する米国マーサ大の医学生2人が研修に訪れ、診療現 場の見学などを通じて日本の地域医療について学んだ。  2人は、医学部4年生のヴァルン・デュリパラさん(26)とクリス・ガー ナーさん(26)。16日に県入りし、金沢医科大をはじめ、同大が昨年8月 に開設した同研究所、同大が運営する氷見市民病院で28日まで研修を受ける。  同研究所では倉知圓病院長を表敬訪問した後、高齢医学科外来で中橋毅所長 の診療を見学し、地域訪問診療にも同行した。デュリパラさんは「米国で見て きた地域医療との違いを比べたい」、ガーナーさんは「漢方医学なども学びた い」と抱負を述べた。 〈14〉2011年01月22日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎曽良の味、児童漬け込み 穴水町向洋小で「かぶら寿し」作り  穴水町向洋小の5年生13人は21日、同校で地元の曽良かぶら生産組合か ら町特産「曽良かぶら寿(ず)し」の作り方を学び、伝統の味を漬け込んだ。  地元の食文化を知る体験学習の一環として毎年、取り組んでいる。同組合の 瀬戸瑠璃子組合長と室木律子さんが指導し、児童らは17日に下漬けしたカブ にサバを挟み、刻んだユズやニンジン、唐辛子、こうじを加えて、おけに漬け 込んだ。  25日に約180切れが仕上がり、味わう。浜中亨泰君は「切るのが楽しか った。おいしくなればうれしい」と話した。 ---------------------------------------------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 ・北國新聞「穴水ニュース」の記事本文はすべて北國新聞社の著作物です。コ  ピーや加工、再配付はしないでください。 ・ふるさとメール・穴水の申し込みや解除は穴水町や北國新聞のホームページ  から行うことができます。   穴水町のホームページは http://www.town.anamizu.ishikawa.jp/   北國新聞のホームページはhttp://www.hokkoku.co.jp/ ----------------------------------------------------------------------