■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■   Vol.100 『ふるさとメール能登穴水』 平成22年9月23日号 毎月第4木曜日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■  今年の夏の平均気温は、統計を取り始めた1898年以降で最も高く、11 3年間の観測史上最高との報道がありました。例年にない猛暑日が続きました が、9月も残すところあと1週間となり、ようやく朝晩は涼しい空気が漂い、 過ごしやすい気候となりました。  少し秋らしくなってきた中、各地では秋祭りが開催されています。大町祭り、 川島祭りも例年どおり開催されました。残念ながら、昨年同様、雨模様の中で の開催となりましたが、美しく飾り付けされたキリコや山車、神輿が市街地を 練り歩き、沿道の観客をわかせました。ドイツやイタリアの日本語研修生もキ リコを担いで祭りを盛り上げ、太鼓や笛の音、威勢の良い掛け声や子どもたち の笑い声が街中に響き渡り、活気ある賑やかな夜となりました。  さて、この『ふるさとメール能登穴水』も無事100通目を迎えました。毎 月ご愛読くださいましてありがとうございます。これからも新鮮な穴水町の情 報を提供してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●              発 行:穴水町企画情報課              TEL:(0768)52−3625              URL:http://town.anamizu.ishikawa.jp/              メール:anamizu@town.anamizu.lg.jp             ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○● ▼目次 ★ 穴水町情報  ☆ まいもんまつり“秋の陣”牛まつり  ☆ 牛&ワインまつり  ☆ 能登空港 空の日フェスタ  ☆ 能登ゆめてらす お月見ウィーク  ☆ 中居なかなか市  ☆ 能登ふるさと博  ☆ ふるさと応援隊 募集中  ☆ ふるさと納税のご紹介 ★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★ まいもんまつり“秋の陣“牛まつり ★★★★★★★★★★★★★★  ステーキ、しゃぶしゃぶ(又はスキヤキ)といった牛のフルコースを、穴水 まいもんまつり加盟店でご用意しております。和牛特有の柔らかい肉を使用し た美味しいお料理をぜひご賞味ください。 日  時:平成22年10月1日(金)〜 31日(日) 場  所:穴水町内 穴水まいもんまつり加盟店(要予約) 料  金:3,990円(税込) (お問い合わせ)穴水町観光物産協会                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 牛&ワインまつり ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今年も穴水まいもんまつり体験農園にて、牛&ワインまつりを開催します。 会場内で販売するステーキやお肉をご購入いただき、炭火焼きコーナーにてお 召し上がりいただけます。また、ワインの試飲コーナーも設けておりますので、 お肉と合わせてぜひご賞味ください。皆様のお越しをお待ちしております。 日  時:平成22年10月11日(祝)10時〜15時 場  所:穴水まいもんまつり体験農園駐車場 (お問い合わせ)穴水町観光物産協会                   TEL(0768)52−3790  ★★★ 能登空港 空の日フェスタ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★  日本航空学園「航空祭」と合同開催します。  能登空港往復利用券が当たる「能登空港ウルトラクイズ」、「東京へ行こう !!紙飛行機的入れゲーム」など、さまざまな楽しいイベントを用意しています。 ぜひご家族揃って能登空港へお越しください。  詳細につきましては、能登空港ホームページをご覧ください。  http://www.noto-airport.jp/notosypher/www/index.jsp 日  時:平成22年10月3日(日)9時30分〜16時 場  所:能登空港 (お問い合わせ)能登空港「空の日フェスタ」実行委員会         (能登空港管理事務所内)                   TEL(0768)26−2100    ★★★ 能登ゆめてらす お月見ウィーク ★★★★★★★★★★★★★★★  今年4月に完成した別所岳サービスエリアの展望台「能登ゆめてらす」にお いて、中秋の名月にちなんだお月見イベントが開催されます。期間中、展望台 が夜間開放され、高台から七尾湾に浮かぶ美しい月を鑑賞することができます。 また、スカイウォーク・園路はキャンドルライトアップされ、幻想的な光景が 広がります。ぜひご家族揃ってお月見をお楽しみください。 ≪ 能登ゆめてらす 利用時間延長 ≫ 日  時:平成22年9月19日(日)〜 25日(土)21時まで      ※雨天中止 ≪ キャンドルライトアップ ≫ 日  時:平成22年9月23日(祝)〜 25日(土)日没〜21時      ※雨天中止 ≪ 秋の夜空と満月 こども観察会 ≫ 日  時:平成22年9月23日(祝)19時30分〜20時30分      ※雨天の場合、9月25日(土)に順延 (お問い合わせ)石川県道路建設課                   TEL(076)225−1722  ★★★ 中居なかなか市 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  大人気の朝採れたまごをはじめ、地物の野菜や海産物、中居茶などを販売い たします。新鮮でお買い得な商品が盛りだくさんです。ご近所お誘い合わせの 上、ぜひご来場ください。 日  時:平成22年10月9日(土)8時30分〜11時30分 場  所:住吉公民館 (お問い合わせ)中居の里づくり実行委員会                   TEL(0768)56−1231  ★★★ 能登ふるさと博 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  7月2日にオープニングを迎え、現在、能登ふるさと博が好評開催中です。  夏季のキャンペーン期間は残りわずかとなりましたが、能登の秋を満喫でき る各種イベントが予定されておりますので、ぜひこの機会に能登半島へお越し ください。  詳細につきましては、能登ふるさと博ホームページをご覧ください。  http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/index.html 期  間:平成22年7月2日(金)〜 10月2日(土) (お問い合わせ)「ほっと石川」観光キャンペーン実行委員会         (石川県観光推進課内)                   TEL(076)225−1538  ★★★ ふるさと応援隊 募集中 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  今は穴水町外にお住まいの方で、「穴水が好き。穴水ファン。ふるさとであ る穴水を応援したい。・・・」等 穴水町にゆかりのある方々に、町のPRや まちづくりのご意見など、町の振興・発展に協力をお願いしています。登録さ れた方には町のホットな情報をお届けします。(入隊登録は無料)  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ ふるさと納税のご紹介 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★  穴水町では「ふるさと応援寄附金」(ふるさと納税)の募集を行っておりま す。穴水町を応援くださる方、こよなく愛する方、穴水のまちづくりにご寄附 をお願いいたします。また、3万円以上ご寄附頂いた方には、記念品(穴水町 の特産品 等)をお送りいたします。     「がんばる穴水、穴水町を応援してください!」  詳細につきましては、当町ホームページをご覧ください。  http://www.town.anamizu.ishikawa.jp (お問い合わせ)穴水町企画情報課                   TEL(0768)52−3625  ★★★ 北國新聞*穴水ニュース ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ---------------------------------------------------------------------- 01:落語でお年寄り喜ばせる 穴水町の「三平堂塾」 02:海老名文庫に105冊加わる 穴水総合病院 03:穴水町でローエルをしのぶ  04:団塊の夢、運転人気 のと鉄道、全国から希望 定員枠の拡大を検討  05:森口社長に感謝状 穴水町の諸橋公民館増設で 06:「田舎暮らし」割安で 別荘貸し出し、定住促進 穴水町9月補正予算案 07:猛暑でありますが… 能登ひかり、すべて1等 穴水町・JAおおぞら    新米を初検査 08:糖度上々、ブドウ初収穫 能登ワイン醸造開始 穴水町 2万本増産へ 09:修学資金を貸与 医学生、看護学生2人に 穴水町 10:キリコとヤマ、威勢良く 穴水町川島、大町で秋祭り 11:「穴水産くり」発送 諸橋郵便局で第1便 12:被災の仏像 穴水町の来迎寺 修復終え、半年ぶり戻る 13:邪魔者が「食べるラー油」に ムラサキイガイで新土産 穴水町の江尻屋 14:食材発信へ専門職員 穴水町山形出身の長尾さん採用 野菜、山菜集め金   沢へ ---------------------------------------------------------------------- 〈01〉2010年08月25日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎落語でお年寄り喜ばせる 穴水町の「三平堂塾」  穴水町ゆかりの林家一門の落語家らと学習院大落語研究会は8月24日、同 町志ケ浦の養護老人ホーム「朱鷺(とき)の苑(えん)」を慰問に訪れ、落語 と大喜利でお年寄りを喜ばせた。  林家一門の柳家小団治師匠、林家はな平さんが講師を務める合宿「三平堂塾」 の一環で、学生2人の落語に続き、はな平さんが落語「子ほめ」でプロの芸を みせた。柳家師匠が司会した大喜利では学生6人が珍回答で客席を沸かせ、3 日間の合宿を締めくくった。  三平堂塾は、本紙朝刊で「照る日曇る日」を連載する落語家の先代林家三平 師匠夫人、海老名香葉子さんとの縁から開催された。 〈02〉2010年08月27日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎海老名文庫に105冊加わる 穴水総合病院  本紙朝刊で「照る日曇る日」を連載する落語家の初代林家三平師匠夫人、海 老名香葉子さんは8月26日までに、穴水町の公立穴水総合病院の図書コーナ ー「海老名文庫」に、新たに105冊を贈った。  海老名さんは戦時中、穴水町宇留地に疎開した縁で、同病院に本の寄贈を続 けている。同病院1階ロビーの海老名文庫には、サスペンスやSF、文学作品 など幅広い分野の1026冊がある。  新たに寄贈されたのは、太宰治著の「愛に生きる言葉」を始め、切り紙を分 かりやすく解説した本など。CD24枚、DVD3枚も贈られ、同病院で活用 法を検討している。 〈03〉2010年08月29日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎穴水町でローエルをしのぶ 3千の灯 夏の夜彩る  水辺の風情を楽しむ「カフェ・ローエル2010」(北國新聞社後援)は8 月28日、穴水町川島、大町の商店街や真名井川河畔で行われた。約3千のろ うそくの明かりが川べりや店先を彩り、来場者が夏の夜の情緒を満喫した。  イベントの実行委員会のメンバーらや穴水高ボランティア部の生徒8人が、 「灯(あか)りのオブジェ」や園児らの作った行灯(あんどん)に次々と点灯 した。  特産のカキを使ったカレー、おやきなどの露店が並んだ。フラダンスやアレ ンジ民謡、ベリーダンスの路上ステージがにぎやかに繰り広げられた。 ●歌声で業績たたえ  明治時代に能登を旅し穴水を訪れた米国の天文学者パーシバル・ローエルを しのぶ「ローエル祭」は28日、穴水町川島の真名井川べりで行われた。住民 らが遺影に花束をささげ、業績をたたえる歌「プルート☆冥王星」を披露した。  歌は、町少年少女合唱団リトルプラネッツを指導する前尚子さん=川島=が 作詞、作曲した。穴水高生らが献花し、同合唱団とふるさとコーラス隊の計4 5人が歌声を響かせた。  ローエル祭は昨年まで5月に町国民保養センターキャッスル真名井で実施さ れていたが、今回から「カフェ・ローエル」に合わせて行うこととなった。 〈04〉2010年09月01日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎団塊の夢、運転人気 のと鉄道、全国から希望 定員枠の拡大を検討   のと鉄道(穴水町)が廃線となったレールで実施している列車の運転体験の 申し込みが全国から相次ぎ、キャンセル待ちが続いている。定年退職し、「運 転士になるのが子どものころからの夢だった」などと語る「団塊の世代」の男 性の希望が多く、奥能登の豊かな自然に囲まれて列車を動かしたいという人も いる。同社は1カ月あたり10人の受け入れ枠を拡大する方向で検討に入った 。  運転体験は、のと鉄道への関心や地元住民の「マイレール意識」を高めるた め、穴水町の「まちづくり会社 江尻屋」が同社から業務を受託し、昨年6月 に開始。大人1人あたり1万円を支払えば、机上講習を経て、廃線となった軌 道約200メートルで列車を2往復させることができる。終了時に写真入りの 証明書が発行される。  江尻屋によると、申し込みは関西、中京方面からが多く、8月21日の運転 体験から申し込み者数が1カ月あたりの定員である10人を上回り始めた。8 月31日現在、9、10月の予約は埋まっており、新規の希望者が体験できる のは11月21日と約3カ月待ちとなっている。  これを受け、江尻屋がのと鉄道側に受け入れ枠の拡大を提案。のと鉄道側は 「人員的には厳しいが、来年以降に期間限定で増枠できないか」(蜂須賀和行 常務鉄道部長)と検討を進めている。  同鉄道によると、運転体験が小学5年生以上を対象とするのに対し、実際の 利用は30歳以上の男性がほとんど。運転体験の魅力について、能登町清真の 農業大下勝義さん(62)は「小さいころからの夢がかない、感動した」と笑 顔を見せた。千葉県流山市の元公務員田中國男さん(68)は証明書を額に入 れて飾っており、「能登の雰囲気が忘れられない」と話した。   〈05〉2010年09月02日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎森口社長に感謝状 穴水町の諸橋公民館増設で  穴水町は1日、町役場で、同町諸橋公民館を増設したJ・T・P(金沢市) の森口邦光社長に感謝状を贈呈した。  同社は、旧諸橋小の校舎を再利用して6月にオープンした高齢者専用賃貸住 宅「能登 清水の里 穴水」の整備に合わせ、併設されていた諸橋公民館の2 階に調理実習室とトイレ、1階にミニキッチンを新設した。食器棚や収納棚な どを寄付し、屋外の花壇整備、周辺の舗装も行った。  式では、石川宣雄町長が廃校利用への貢献にも謝辞を述べ、森口社長に感謝 状を手渡した。森口社長は「地域の福祉発展に役立ててほしい。公民館利用が さらに活発になればうれしい」と話した。 〈06〉2010年09月04日(土)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「田舎暮らし」割安で 別荘貸し出し、定住促進 穴水町9月補正予算案  穴水町は10月から、町内の別荘と空き家計2棟を、「田舎暮らし」体験を 希望する県内外の人に割安で貸し出す。別荘は海を一望できる浴室を備えてお り、穴水の住環境の魅力をアピールすることで交流人口拡大や定住促進につな げる。町9月補正予算案に事業費を盛り込む。  別荘は、穴水町岩車の北湾に面した能登椿崎別荘地の傾斜地にあり、木造平 屋建てで延べ床面積99平方メートル。静岡県浜松市の個人所有で、名相開発 (同町)が仲介して町に貸し出す。空き家は同町桂谷の木造2階建ての民家で、 中山間地の暮らしを満喫できる。  町は、9月補正予算案に事業費約60万円を計上し、2棟の賃貸料の一部を 負担。所有者らから借り受ける金額よりも安い料金で、「田舎暮らし」の体験 希望者に1週間から1カ月間、貸し出す。  町は9月にも、県宅地建物取引業協会、全日本不動産協会県本部と「交流・ 定住相談等に関する協定」を結び、アピールに努めるほか、町ホームページな どで利用を呼び掛ける。県の補助を受け、2棟の清掃など受け入れ体制を整え る。  能登椿崎別荘地では、レジャーなど通常の別荘利用者のほか、退職後の「第 2の人生」を楽しむ定住者が10世帯あり、町内会を組織している。町側は 「田舎暮らし」体験を通じて、さらなる定住を促したい考えだ。 〈07〉2010年09月07日(火)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎猛暑でありますが… 能登ひかり、すべて1等 穴水町・JAおおぞら 新 米を初検査  JAおおぞら(穴水町)の新米初検査は6日、同町旭ケ丘のライスステーシ ョンで行われ、管内で収穫された早生(わせ)種「能登ひかり」55・6トン がすべて1等に格付けされた。  同JAは今年、県内JAで最多となる約1133トンの能登ひかりの出荷を 見込んでいる。初検査の時期は前年並み。同JAによると、8月の猛暑の影響 で粒形がやや劣るうえ、品質が低下した「乳白粒」が多く、総合的に品質は前 年よりもやや劣ると評価された。  新米は8日から順次、県内の店頭に並ぶ。 〈08〉2010年09月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎糖度上々、ブドウ初収穫 能登ワイン醸造開始 穴水町 2万本増産へ  能登ワイン(穴水町)が原料に用いる今年産ブドウの初収穫は7日、同町沖 波の畑で行われ、白ワイン用ブドウ約3トンの醸造が始まった。今年度は約1 00トンの収穫を見込み、昨年度より約2万本多い約10万本のワイン生産を 計画している。  同社は、穴水町を中心に能登町、珠洲市で、契約栽培を含めて計約2万本の ブドウの木から原料を収穫している。同社によると、今年産は猛暑の影響で糖 度が高く、酸味を高めるために気温の寒暖差が生じるのを待ち、収穫時期を予 定よりも1週間ほど遅らせた。  この日は、農業法人能登ワイナリーの12人が、ミュラトルガウ種のブドウ を収穫。ブドウは穴水町旭ケ丘の醸造所に運び込まれ、プレス機で絞られた。  収穫されたブドウは、11月13日発売の「能登ワイン ヌーボー(白)」 の原料となる。今週中に、赤ワイン用のツバイゲルトレーベ種の収穫も始める。 〈09〉2010年09月08日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎修学資金を貸与 医学生、看護学生2人に 穴水町  石川宣雄穴水町長は7日、医師と看護師を目指す学生を対象とした修学資金 の貸与決定通知書を同町と能登町の2人に手渡した。  貸与を受けるのは金大医薬保健学域医学類1年の上野和音さん(19)=能 登町上町=、看護師修学資金は七尾看護専門学校1年の黒崎美紀さん(30) =穴水町川島=。町役場で行われた交付式では、石川町長が激励し、2人が 「一生懸命、勉学に励みます」と決意表明した。  同制度は、医師と看護師の確保を目的に3年前に創設された。医師になる学 生に年額300万円以内、看護師になる学生に年額60万円以内を貸与し、公 立穴水総合病院で6年間勤務すれば返済を免除する。 〈10〉2010年09月12日(日)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎キリコとヤマ、威勢良く 穴水町川島、大町で秋祭り  穴水町川島の美麻奈比古(みまなひこ)神社と大町の穴水大宮の秋祭りは1 1日行われ、キリコ計9基とヤマ(曳山(ひきやま))計9基が町中心部に威 勢良く繰り出した。  キリコは川島5基、大町4基、ヤマは川島8基、大町1基。両神社の境内で 神事が営まれた後、それぞれ神輿を従えて町内を巡行した。  「サカ、ヤッサイ」の掛け声と笛や太鼓の音色が響く中、商店街通りには両 神社のキリコと、人気キャラクターをデザインしたヤマが競うようにずらりと 並び、町に活気がみなぎった。  ドイツのテュービンゲン大とイタリアのトリノ大の日本語研修生計22人が 川島の秋祭りに参加し、18人がキリコを担いで祭り情緒を満喫した。 〈11〉2010年09月15日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎「穴水産くり」発送 諸橋郵便局で第1便  穴水町前波の諸橋郵便局は14日、穴水産「能登二子山くり」のふるさと小 包の発送を始めた。秋の味覚の第1便36箱が、関東や関西などに送られた。  同町前波の諸橋くり生産組合が育てた能登栗(くり)が、2キロ入り230 0円、3キロ入り3300円、4キロ入り4200円(送料・消費税込み)で、 全国に届けられる。栗ご飯、甘煮など調理説明書が同封される。同郵便局は今 年、900箱の発送を見込んでいる。  県内郵便局に専用申込書があり、10月8日まで申し込みを受け付ける。問 い合わせは、同組合=0768(58)1922=まで。 〈12〉2010年09月16日(木)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎被災の仏像 穴水町の来迎寺 修復終え、半年ぶり戻る  能登半島地震で被災した穴水町大町の真言宗来迎(らいこう)寺の不動明王 立像(町指定有形文化財)は15日、約半年の修復を終えて同寺に戻り、集ま った檀(だん)家(か)を喜ばせた。  像は鎌倉後期の作とされ、高さ105センチでヒノキの一木(いちぼく)造 り。地震で倒壊し、右腕や足が胴から離れるなどの被害を受けた。  今年3月に京都の美術院国宝修理所に運ばれ、漆などを使って修復。約半年 ぶりに不動堂に安置された。  加波祐正(かばゆうせい)住職(32)は「修復が始まった3月以降は、不 動明王なしでお勤めしていたので、寂しかった。無事に帰ってきて、ほっとし ている」と話した。 〈13〉2010年09月17日(金)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎邪魔者が「食べるラー油」に ムラサキイガイで新土産 穴水町の江尻屋  穴水町の「まちづくり会社 江尻屋」は16日までに、町特産のカキ養殖の 「邪魔者」として知られるムラサキイガイを素材に生かした「食べるラー油」 を開発した。「カラスガイ」や「黒貝」の通称で軽視されがちなムラサキイガ イを今後、新たな特産品として売り出し、飲食店で普及を図る。  県水産総合センター(能登町)によると、ムラサキイガイはイガイ目イガイ 科の黒い殻を持つ二枚貝で、長さ10センチ程度にまで育つ。  カキ養殖のロープやカキ貝に付き、重さで作業の邪魔になるほか、同じプラ ンクトンを餌とするため、カキの成長を阻害する。能登では、ごく一部の業者 が出荷している。  江尻屋は、穴水町岩車のカキ養殖業者「岩崎水産」と連携し、ムラサキイガ イを食材として有効活用するために内臓を除去、塩ゆでして干す方法を研究。 同町川島の中華料理店「酔八仙」の協力で、ごま油やネギ、ニンニク、ショウ ガなどを加えて「食べるラー油」に仕上げた。  同店の大島康正店主(36)は「臭みがなく貝のうまみがある。店でも、活 用を検討したい」と話した。江尻屋は今後、「食べるラー油」の生産体制を整 え、新たな土産品として販路を探る。 〈14〉2010年09月22日(水)付北國新聞朝刊----------------------------☆ ◎食材発信へ専門職員 穴水町山形出身の長尾さん採用 野菜、山菜集め金沢 へ  穴水町は21日までに、町内農家が収穫する少量の野菜や山菜などを一定量 集荷し、金沢市場に出荷することを支援する専門職員を初めて採用した。地元 JAなどと連携し、量が少なくこれまで市場に出回らなかった農作物を県内全 域に広くアピールする狙い。  専門職員として採用されたのは山形県米沢市出身の長尾弥生さん(26)= 同町曽良=。数年前、同町の男性に嫁いだ。高校時代から能登に興味を持ち、 七尾市和倉温泉の加賀屋に勤務し、接客を担当した経験を持つ。  長尾さんは同町やJAおおぞらなどが昨年4月から実施する奥能登の食材市 場流通モデル事業を支援し、隠れた食材の生産拡大を後押しする。今年度末ま で農家を回り、集荷方法などのアドバイスや新たな販売品目の掘り起こしを手 伝う。  同町は国の緊急雇用創出事業を活用し、専門職員を公募。奥能登の農家と市 場をつなぐ懸け橋として奮闘したいとの熱意があり、活発で気さくな人柄から、 長尾さんの採用を決めた。  同町などは2013(平成25)年度までにモデル事業に参加する農家を年 間500人とし、総売上高を1億円とする目標を掲げている。長尾さんは「も っと奥能登の食材について学び、生産拡大に努めたい」と決意を述べた。 -−−−−−−−−−−−−−−−−−----------------------------------- ・この記事は北國新聞の記事データベース「ホッコクシンブン・ドットコム」  から抽出しました。申し込みはhttp://www.hokkokushimbun.com/まで。 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